2011.7.4 09:51
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ハイテク製品に欠かせないレアアース(希土類)を高濃度で含む泥が、太平洋の深海底に大量に存在することを東京大の研究チームが発見した。総埋蔵量は陸上の800倍に達する“夢の泥”という。日本はレアアースの90%を中国から輸入しており、資源として利用できれば中国依存からの脱却につながる可能性もある。4日付の英科学誌「ネイチャージオサイエンス」(電子版)に掲載された。

発見したのは東京大大学院工学系研究科の加藤泰浩准教授ら。国際共同研究などで採取された太平洋海底のボーリング試料を分析し、ネオジムなどのレアアースを400ppm以上の濃度で含む泥が、水深3500~6千メートルの多くの地点に分布しているのを見つけた。

特に高濃度の泥はタヒチ付近の南東太平洋と、ハワイ付近の中央太平洋に集中。泥の厚さはそれぞれ8メートル、23・6メートルで、両海域計約1100平方キロメートルの総レアアース量は、世界の陸上埋蔵量約1億1千万トンの800倍に当たる約880億トンと分かった。

加藤准教授は「中国のレアアース鉱床の濃度は500~1千ppm程度なのに対し、この泥は最高2230ppmと高濃度で質がいい。太平洋全域では陸域の数千倍の埋蔵量になる」と話す。

泥の形成には地下深部からマントルが上昇し、地球を覆うプレート(岩板)が作られる中央海嶺(東太平洋海嶺)が関係している。海嶺から噴出した酸化鉄などが海水中のレアアースを吸着し、西へ向かう海流に乗って堆積したらしい。

この泥は大半が公海にあり、国際海底機構に申請すれば鉱区獲得は可能だが、資源としての採掘例がないため、国際的な合意形成に時間を要するとみられる。

加藤准教授は「中国の市場独占を打破する可能性を秘めた夢の泥は必ず日本の役に立つ。今後は日本の排他的経済水域(EEZ)でも発見を目指す」と話す。

秋山義夫・資源地質学会会長は「将来的には価値の大きい研究だ。ただ、海底資源の経済的な採掘技術は未確立で、陸上採掘と比べたコスト競争力が課題になる」と指摘している。



■レアアース ネオジムやジスプロシウムなどランタノイド系列(希土類)の15元素にスカンジウム、イットリウムを加えた17元素の総称。ハイテク素材に少量添加するだけで性能が飛躍的に向上するため、「産業のビタミン」と呼ばれ、日本は世界生産量の24%を消費している。代表的な利用例は永久磁石として最強の「ネオジム磁石」で、電気自動車のモーターやコンピューターのハードディスクに不可欠。燃料電池や超電導素材、原子炉の制御棒にも使われている。
ecoolプレスリリース 
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研究論文
[考察と今後の展望] 
現在,レアアース資源泥の分布海域は,一部を除いてすべて公海上に位置していますが,公海上の資源でも,国際海底機構(ISBA:International Seabed Authority; の合意が得られ,マイニングコードが採択されることで,鉱区を獲得することが可能です.実際にハワイ沖のマンガンノジュール鉱床については,日本をはじめ,中国,ロシア,フランスなどの多くの国々が鉱区を獲得しています.

またレアアース資源泥は水深 2,500~6,000mの深海に分布していますが,このような深海の堆積物の開発に関しては,1979 年に紅海の水深 2,000m に分布する重金属泥(銅・亜鉛などの硫化鉱物を多く含む深海底堆積物)について開発のプレパイロットテストがドイツの鉱山会社によって行われており,年間 4,000 万トンの重金属泥の採掘・回収が想定されていました.それ以降,深海の泥を採掘するテストは行われていませんが,現在のテクノロジーをもってすれば,2,500~6,000mの深海から年間 4,000 万トンのレアアース資源泥を採掘・回収することは十分に可能と考えられます.さらに,回収したレアアース資源泥からは,薄い硫酸により短時間でレアアースを浸出(抽出)することが可能(図 7)なので,工業的にも極めて有利な条件を兼ね備えている資源だと言えます.今回の膨大な量のレアアース資源泥の発見は,"存在する"ということが判明しただけでも,レアアース市場を独占している中国を強く牽制する効果があるので,非常に大きな意義があるといえます.また実際に開発することができれば,15~20 年で枯渇すると中国が主張する陸上のレアアース資源を完全に代替することができるので,日本のみならず世界にとっても大変に重要な資源になると期待されます。
昨年9月に沖縄県・尖閣諸島沖で発生した中国漁船衝突事件で、日本向けのレアアースの輸出を一時停止した。

また、昨年末から一定価格以下の輸出を認めない制限措置をとり、価格は高騰の一途。中国がレアアースを輸出する制限理由は15~20年で枯渇するという資源保護である。

世界的に進行する地政学の激変は言うまでもない。レアアース戦略は中国が覇権国の地位に上り詰める為の切り札の一つで、鄧小平の頃からの長期戦略であった。低価格攻勢で他国の鉱山を閉鎖に追い込み独占を図り、レアアースを国家戦略の切り札にする深謀遠慮を鄧小平は企てていたのだった。
鄧小平の頃は、そのような意図を片鱗もみせなかったし日本をはじめ米国も中国を脅威と感じていなかった。ところが、近年は中国は自らの強さを隠すべきだという鄧小平の忠告が、今は順守されているより、破られていることの方が多くなってきた。
中国の地には、偉大な古代文明が栄えた。現在の中国人と生物学的繋がりは実は希薄であるが中国人は自民族の歴史として教育を受け、大中華帝国を夢見ている。そしてアヘン戦争(1840年)以来の屈辱の歴史に終焉を打とうとしている。
だが、中国の経済発展が進むにつれ、中国の戦略的利益の布石を打つ為に日本を含む西側諸国の国際秩序を受け入れなくなってきている。明らかに中国は、異なる国際秩序を形成することを望んでいると判断せざるをえない。これは西側諸国にとって一種の宣戦布告に等しい。
中国は自国の軍事領域を膨張させ、尖閣諸島や南シナ海での人民解放軍の活動や現在の軍事費の傾斜は、米軍を押し戻そうとする願望を表している。
パキスタンとの緊密な同盟関係は、中国がインドを抑え石油資源が豊富な湾岸諸国との補給ラインを守ることに戦略的重要性を与えていることをはっきりと示している。
今回のレアアース大鉱脈の発見は中国の世界制覇戦略に誤算をもたらすもので、中国は自国を弱体化させる日米の戦略と認識するであろう。なお日本は南鳥島近海でレアアースの探査を今年4月より実施しているので、もしかするとあと1.2年のうちに日本のEEZ(排他的経済水域)内でレアアースを発見する可能性もある。
中国が今世界で行っているのは、欧米の分断大西洋同盟を弱体化と、日米の分断日米同盟の弱体化戦略を行っている(証拠を握ったわけではないが状況証拠から)。
例えば3.11は米国の地震兵器による結果だななどというトンデモ情報を流し、頭の悪い一部日本人達は驚く事に信じてしまい、まんまと中国による日米分断工作に載せられている。例えば民主党は小沢一郎はじめ多くの議員が中国に籠絡させられたと見ていいだろう。ユダヤの陰謀とか反米的な風説を日本国内に大量に流し、愚かにも中国の工作であると露知らず信じる国会議員が民主党や自民の中にも沢山存在する。そして、日米離反を促し中国が台頭することに協力をしている莫迦たちが沢山存在するのだ。民主党の正三角形外交など中国の世界戦略をアシストするようなものだ。
無責任な中国が「責任あるステークホールダー(利害関係者)」に成長すると考えてはいけない。中国は、国際的責任を何も取らず米国から世界覇権国の地位を奪おうとしているのだ。
忠清北道忠州(チュンチョンプクド・チュンジュ)と江原道洪川(カンウォンド・ホンチョン)で最大50年間、韓国内でまかなうことのできるレアアース(希土類)鉱脈が発見された。 

  29日、日刊紙である東亜日報は韓国地質資源研究院長の言葉を引用して「昨年12月から今月初めにかけて、忠州と洪川でサンプルを採取して分析した結果、レアアースが0.6~0.65%混入した2360万トン規模の鉱脈を見つけた」と明らかにした。鉱脈として使用可能なレアアースは14万7500トン程度だ。地質資源研究院長は「国内では年間3000トン規模のレアアースを輸入している」とし「需要増加をかんがみると、少なくとも30年以上使用可能な量が埋蔵されていると思われる」と話した。 

  レアアースは半導体や2次電池など電子製品の必須材料で、現在、レアアース生産は中国が年間12万トンで、世界の生産量の97%を独占している。このため、2010年、中国と日本の間で尖角列島をめぐる外交紛争が起きた当時、レアアースの日本輸出を全面的に禁じて圧迫したこともあるほど貴重な鉱物だ。 

  また中国の独占生産の結果、最近はレアアース価格が元素別に3~10倍と急激に上昇しているだけに、今回の鉱脈の発見が今後の韓国のレアアース需給および電子産業の発展に大きな影響を及ぼすものと予想されている。 
韓国の大鉱脈発見と今回の太平洋海底でのレアアースの大鉱脈発見のニュースはけして偶然ではないと私は考えています。

立て続けの大規模レアアース鉱床の発見はレアアース高騰をけん制し、米国のQE-2の終了にリンクしていると考えるのは考えすぎであろうか?

南沙諸島・西沙諸島における中国対世界の緊張は中国にこれ以上海洋進出を許さないというメッセージであり、米国の対中封印戦略のが機能してきたと私は感じます。

中国が今後地図に国名を残していきたいのであれば、中国独自の秩序を西側に押し付けるのではなく、我々西側の秩序に従うべきだ。世界中は中国の台頭をもはや歓迎しない。

PS:いよいF-22Jを潰したゲーツ国防長官が辞任したのでF-22生産再開日本供与もサプライズがあるのではと期待しているのだが・・・ちなみにロッキード社関係者は生産再開は技術的に可能だという・・・