私は、このブログで消極的親米保守と自分の思想を書いています。

21世紀中国が台頭するなか、日本の独立と伝統を守るには日米同盟こそ日本の重要な国策であると考えているからです。日本が依然現憲法を改正しない限りこの考えは変わりません。憲法第九条を改正しても日米同盟は堅持すべきとは考えています。

憲法第九条を立法したその意図と立法させたのはGHQであり日本が対米報復戦争をしないための安全装置であった。今の日本で、大東亜戦争の敵討ちを本気で行なうべきだと考えている人がどれだけいるか。いるわけがない。憲法九条は空文化、死文化したと見るべきであろう。密接した両国経済関係は日本がアメリカに戦争を売れば、戦争をする前に両国経済はたちまちにして崩壊してしまうのがオチというものである。

日本がアメリカヘの依存ということから離れ、真の独立した国家となるには、とにかく何においても憲法九条の改正をしなければなりません。憲法九条について、「これが
あったから戦後の日本は一度も戦争などすることなく、平和を維持できた」という議論があります。しかし、この議論は少なく見て完全な誤り、あるいは「巧妙なウソ」というべきです。日本が戦争をしてこなかったのは東西冷戦による核のバランスと日米同盟によるもので憲法第九条があったからではない。

戦後六十六年、 憲法第九条は東京裁判史観そのものであり政府外務省は国益を追求せず、国家観、国際的な矜持を消し去ってしまった。国民は愛国心を忘れ、国益や軍事のことを語ると右翼だのネットウヨだと茶化す醜い日本人が増えてしまった。国民の気概、覚悟、「この国とともに自分の運命がある」ということが、国民の意識のなかで全く薄くなってしまっていた。もちろん私も民主党率いる現政権や政府は擁護する気はない。

しかし、東日本大震災と福島第一原発の事故という危機が、そういう意識を生み出す非常に「いいきっかけ」になりそうな気配もします。大震災は無能な首相と政府が人災にしてしまい、戦後六十六年現政府と現憲法が歪み構造欠陥であるであることが露呈したと思う。

さすがに、多くの日本人が現民主党政権や自民党公明党など既存の政党では限界があると考えるようになった。

民主党の小沢に近い9人が離党して新党を結党した・・・「新党きずな」?興味が無い・・・高校の文化祭のポスター程度の発想で問題外だ・・・新党を結党したからと言って誰でも支持できるものではない。

いかに新党を結党しようが、構造改革・教育改革・金融改革・年金改革・××改革・・・何度改革改革をやっても失敗の連続で「会保障と税の一体改革」も改悪となってしまうだろう。改革を断行するのであれば自主憲法の制定こそ焦眉の急である。
 
今から憲法を改正していては時間がかかる可能性があるかもしれない。しかし、政治不信も危機管理についても国家戦略においても憲法を改正する必要がある。