3.11で日本は大きな転換点に立たされた。民主党政権による無責任な政権においては、GNPが世界三位に落ちる他にも、日本家電産業の大後退、エルピーダの破綻・・・これでもかと思うほど日本の凋落は目を覆いたくなる。

小沢が復権し、新党を立ち上げようと、再び民主党の代表となろうともと、無責任な民主党政権下では、いっそ日本の将来を託す重要な決定など何一つ決めないでほしい気持ちでいっぱいだ。
 

海の底に目覚めのときが

2012.5.12 07:56
 どうやら海の底が「宝の山」となりそうな気配である。
石油天然ガス・金属鉱物資源機構が沖縄本島沖の海底に人工の熱水噴出口を作り、周囲にできた鉱物だまりからレアメタル(希少金属)を含む鉱物を回収することに成功した。渥美半島沖では次世代天然ガスとされるメタンハイドレートの事前掘削に着手、鹿児島湾海底では半導体に使われるアンチモンの巨大鉱床が発見された。
日本の海洋面積は領海と排他的経済水域を合わせて447万平方キロと世界6位を誇るが、日本が申請した海底の開発権を主張できる大陸棚について国連大陸棚限界委員会は4月、4海域約31万平方キロを認定。太平洋海底に国土の約8割もの開発エリアが広がった。
海底を割ってマグマが噴き出すスポット「熱水鉱床」はマグマに含まれる金属の硫化物が海水で急冷されて固まった成分が積もるため、貴重金属の宝庫とされる。熱水鉱床は火山活動がみられる海底山脈や火山性列島の周辺海域に存在するが、日本近海はこの条件に合う。コストや海洋汚染など課題はあるが、資源大国への可能性を秘めていることは間違いない。
海底の魅力はそれだけにとどまらない。生命の起源や進化といった研究分野での期待も高まる。
 

メタンハイドレート海底掘削へ 愛知県沖で世界初

2012.2.14 18:02
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は14日、次世代エネルギー資源として期待される「メタンハイドレート」の海洋産出試験に向けた掘削作業に着手する最終準備に入った。作業は愛知県の渥美半島沖で3月下旬まで継続。海底に井戸を設置して来年1-3月に世界初となる海洋産出試験を実施する環境を整える。
掘削作業は当初14日午前に始める予定だったが、悪天候などで間に合わず、同日夜の開始に向けて準備を進める。
メタンハイドレートを含む地層は海面から約1260メートル下に存在するとみられる。海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」のやぐらから、先端にドリルをつけたパイプを連結させて海底まで下ろしていき、掘り進める。

「原発依存度低減」を強調 政府の新エネ基本方針

2011.12.21 21:09
政府のエネルギー・環境会議は21日、来夏にまとめる「革新的エネルギー・環境戦略」の基本方針を示し、原発に関して、「依存度を低減させる具体的な姿を示す」と明記した。一方で、再生可能エネルギーの課題も指摘した。政府は戦略策定に向け、来春にも新たなエネルギー源の組み合わせを選択肢で提示し、国民的議論を促したい考え。
基本方針は、福島第1原子力発電所の事故を受けて、「(原発は)依存度低減が大きな方向性として共有されつつある」と指摘した。依存度を下げるため、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの活用に加え、石炭、液化天然ガス(LNG)など化石燃料の温室効果ガス排出量を減らす技術の普及、省エネの促進を求めた。
ただ、再生可能エネルギーは天候で発電量が大きく左右され、電力の安定供給の面で不安があることから、「現状ではどのエネルギー源にも課題がある」とした。「減原発」の実現性や具体的な時間軸には言及しなかった。
エネルギー・環境会議は、エネルギー戦略の転換を雇用や新技術開発、経済成長につなげる「グリーン戦略」も取りまとめる。
私は当ブログにおいて反原発派のいかがわしさや私が抱く違和感について書いてきた。
 
暴論を書くと、福島原発事故による放射能で死者はゼロだが、その後の計画停電など電気が供給されなかったことによる死者、例えば信号が止まったことにより発生した交通事故による死者、電力不足に起因する熱中症の死者の数は数え切れない。
 
全原発停止によって懸念される電力不足は、経済停滞だけでなく、熱中症など生命に関わるリスクや、原発の安全性が脅かされるリスクなどよりはるかに高い。
 
確かに、過剰に放射能に対して恐怖心を持つ方々の新手の新興宗教的信仰を私が否定したところで反原発信者にとっては信仰は揺ぎ無い。
 
昨年は奇跡的な冷夏で事なきを得たが、電力不足がもたらす社会生活の不自由さ、エネルギー問題のリスクをもっと真剣に反原発の人々考えさせたほうがいいかもしれない。そのため、この夏は貴重な体験となるのではないだろうか?

もちろん、熱中症や電力不足起因で死亡するであろう貴重な人命を犠牲とすることになる。そうでもしても度し難い反原発の方々は考えをあらためないであろう。
 
今夏の電力需給について、資源エネルギー庁は全原発が停止し、一昨年並みの暑さを想定した電力需給を試算したところ、原発以外の発電所がすべて動いても関西電力や北海道電力、九州電力の管内で電力不足が生じる見通しとなった。
 
特に、大飯原発の再稼動をNOとした関西電力管内の反原発の皆様には特に「暑~い」夏を体験していただきたい。橋下大阪市長も反原発に日和ったことを後悔だろう。
 
旧ソ連時代に起きたチェルノブイリ原発事故を受け、ウクライナは、1990年に国内の全12原発を停止させた。
 しかしその結果、電力不足が慢性化。計画停電が行われたほか停電も頻発した。経済は低迷し、結局、93年には原発再稼働へと方針転換することになった。
 
確かに原発の安全性は問題はあった、これは私も認めよう。でも現在すべての原発が停止して日本のエネルギーは石油天然ガスに依存している。もし、このタイミングでイランが海上原油輸送の要衝であるホルムズ海峡を封鎖し、備蓄原油が底を尽いた場合、日本の経済活動は麻痺してしまう。そうなれば、反原発と意気込んでいる人達すら原発再稼動やむなしと考えるであろう。

原発再稼動には時間を要することになる、このまま反原発の機運が高まれば、原発関連のエンジニアが不足し、 原発の廃炉すら難しくなってしまうであろう。また、原発関連企業が廃業していき、原発で働く作業員の確保すら難しくなるかもしれない。
 
さて、本題はその先にある。
 
私は原発必要論者であるが、核燃料サイクル確立が難しくなった今、日本のエネルギー政策は大きく転換しなくてはならない。もちろん国家戦略として日本のエネルギー政策は原発中心から変換せざるを得ない。原発に代わりメタンハイドレード資源を日本のエネルギー政策の根幹に据えるよう転換すべきであると思っている。新規の原発も建設は原発の技術を途絶えさせない為に必要である。だが、年限が来たものは廃炉とし、全発電量における原発の比率は徐々に下げていくべきと思う。
 
核燃料リサイクルが難しい現状では、使用済み燃料をどこにどうやって廃棄するのか?また、廃炉とした原発をどう処分するのかという問題がでてきます。アイディアとしては科学忍者隊ガチャマンの南部博士が計画していたマントル計画である。
 
地球の地殻は大陸地域で地表約30km、海洋で約7Kmと推定されている。その下がマントルで、マントルより直接エネルギーを取り出そうとしたのがガチャマンの南部博士のアイデアだった。アニメとはいえすばらしいアイデアだと思うが、現実は実現が難しい。できればマントルに使用済み燃料や原子炉本体を投下することができたなら完全に処分できるであろう。
 
だが、現在人類の技術では、地下12,261mしか掘削したことがない。これはソビエトがコラ半島で1970年から掘削を開始し1989年までに何本も掘られたがその最深度のものですら目標の地下15Kmに達することができなかった
 
しかし、マントルまでとはいかなくとも、進んだ日本の海洋掘削技術をもってすれば小笠原諸島の海洋火山の地下のマグマ溜りに使用済み核燃料を処分することはできないものであろうか?処分こすとのうち、この地下熱エネルギーを取り出すエネルギーを電力として利用し、使用済み核燃料処分のおよび原発の廃炉費用に充当するのだ!原発を処分する莫大なコストを考えると、十分に見合いそうな気がするが、現状の技術では小さな試掘穴を開けるのですら困難でかもしれない。依然妄想であるが、これを日本マントル計画と称したい。(80年代の風俗店の名前っぽいかな・・・)かつてJFKが60年代のうちに人類を月に送ると決意し実行したが、新政権はそのぐらい夢があることを言う政権であってほしい。
 
4/1にエイプリルフールネタとして尖閣諸島地下に処分場を建設するアイディアを書いた。不毛な反原発騒ぎは止め、現実的なことを議論すべきではないだろうか。原発処分の処分先は無人の離島が最適だが、できればマントル計画を実行してもらいたいものです。
 
現在のところは妄想だと非難されても反論しがたい。だが、意外にもっとも現実的な選択肢となるかもしれないとも思っています。日本マントル計画万歳!
 
 
 
ガッチャマン最終回