本日14:46黙祷をささげた。あれから2年・・・東北の復興はまだ遠い・・・

山本太郎の震災瓦礫焼却批判 東大・中川准教授が論拠を一蹴

福島第一原子力発電所事故は大きな爪跡を残した。政府や電力会社による隠蔽は追及されるべきだが、その一方で、科学的根拠なしに放射能の危険性を煽り、いわれなき「福島差別」を生んだことは到底看過できない。
放射能に関する間違った情報やデマは、震災直後よりは減っているが、根強く残る。
2月17日、俳優で反原発活動家の山本太郎はツイッターに、〈大阪の瓦礫焼却が始まり母の体調がおかしい。気分が落ち込む、頭痛、目ヤニが大量に出る、リンパが腫れる、心臓がひっくり返りそうになる〉と瓦礫焼却を理由に母親の体調が崩れたと投稿した。
大阪府と大阪市は昨年8月、2014年3月までに最大3万6000トンの瓦礫を受け入れることを決定し、今年2月1日からゴミ処理場での焼却が始まった。焼却される瓦礫は放射性物質が基準値以下のものに限られるし、大阪で焼却されているのは岩手県の瓦礫だ。そもそも放射線の影響によって〈気分が落ち込む、頭痛、目ヤニが大量に出る、リンパが腫れる、心臓がひっくり返りそうになる〉などの症状が起こるはずはない。
東京大学医学部附属病院放射線科准教授の中川恵一氏はこう指摘する。
「環境省が公表している放射線量の数値を見ると、焼却現場で実際に焼却する作業員が受ける放射線量は年間1ミリシーベルト以下。ちなみに飛行機の国際線乗務員が地上勤務の人より余計に受ける自然放射線は年間2~3ミリシーベルトです。処分場周辺住民が受ける放射線量は年間0.01ミリシーベルト以下で、健康に影響が出るはずはない」
山本太郎のツイッターのフォロワーは20万人。放射線が身体へ及ぼす影響について、誤解を招きかねない情報を流す弊害は計り知れない。
※SAPIO2013年4月号
事故直後の民主党政権/政府、電力会社の対応は現場の吉田所長達を除いたら非難されて当然である。意図的な隠蔽は追及されるべきだが、その一方で、科学的根拠なしに放射能の危険性を煽り、いわれなき「福島差別」を生んだことは到底看過できない。
放射能に関する間違った情報やデマは、震災直後よりは減っているが、根強く残る。
マスコミも、放射能の問題は学会でもずいぶん議論になっていたにもかかわらず一方的に危険を煽る報道を繰り返し、そんな流れの中で民主党が現実離れした厳しすぎる基準値をつくってしまったことも、復興を遅らせたり、混迷させる原因にもなったのではと感じています。
反原発団体による原発いらないと叫ぶ人々が福島の復興を遅らせている。
山本太郎の悪意あるツイッターの書き込みや、実態以上に放射能の恐怖を煽るネット情報は、福島茨城の復興を邪魔しているとしかいえない。



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