兵庫・淡路島や東京・三宅島などでマグニチュード(M)6級の地震が頻発している日本列島で危険な兆候が現れている。福島県沖で異変がみられ、専門家は「アウターライズ(海溝外縁部)型地震の危険が高まっている」と指摘。「今後、数カ月以内に起きる兆しがみられる」というのだ。実際に発生すれば、東北地方沿岸を最大10メートルの大津波が襲う可能性もある。悪夢が再び訪れるのか。緊張感が漂っている。

「不気味な小康状態が続いている。巨大地震がくる前の『嵐の前の静けさ』のようだ」

東海大学海洋研究所地震予知研究センター長の長尾年恭(ながお・としやす)教授(地震電磁気学)は、不安げにこうつぶやいた。

長尾氏は東大大学院で地震予知研究を深め、予知で実績のあるギリシャ・アテネ大で共同研究に取り組むなどその道の専門家として知られる。

現在、同センターでM7以上の巨大地震などを予測するため、各地のデータを分析。列島地下の地震活動の分布を天気図に見立て、独自に「地下天気図」を作成している。特徴は、地震の直前に共通してみられる兆候をとらえ、「低気圧」に置き換えて予知を試みていることだ。

「簡単に説明すると、巨大地震が起きる前、その地域で日常的に起きている小さな地震が急に減少する。こうした傾向を低気圧にたとえる。つまり、『地下天気図』で低気圧が発達することは、巨大地震発生の確率が高まっているということだ」と長尾氏は解説する。

ここでいう小さな地震には、体には感じないごく微少な地震も含まれる。地下で生じたひずみは、繰り返す小地震で少しずつエネルギーを解放させている。その現象が止んで地震の「静穏期」に入ると、どんどんエネルギーがため込まれ、やがて大地震となって一気に解放されるというわけだ。

長尾氏によると、約6400人の死者・不明者を出した1995年の阪神大震災(M7・3)、2007年の能登半島地震(同6・9)でも同様の動きがみられたという。

そして今、その異常が福島県沖の地下で起きている。
「東日本大震災以降、福島県沖で日常的に発生してきた小さな地震が止んでいる。巨大地震前の静穏期に入った可能性がある。もちろん、100%の発生を予測するものではないが、数カ月から1年以内にM7以上の大きな地震が発生するリスクが高まっている」(長尾氏)

4月に入って、13日に淡路島でM6・3、17日には三宅島近海でM6・2、宮城県沖でM5・8の揺れが襲うなど連日のようにM6級の地震が頻発しているだけに、確かに不気味ではある。

福島県沖を震源として起きる巨大地震で、最も警戒しなければならないのは、大規模な津波だ。

「日本海溝の東側を震源とする『アウターライズ型地震』が起きると海底が大きく動くため、大津波を引き起こす恐れがある。アウターライズとは、海洋プレート(太平洋プレート)が、陸側プレート(北米プレート)に沈み込みを開始する部分を指す。震源が陸地から離れているため、揺れそのものは大きくないのも特徴」(気象庁関係者)

典型的なアウターライズ型地震は、約3000人の死者・不明者を出した1933年の昭和三陸沖地震(M8・1)。震源は岩手県沖の日本海溝外側で、1896年に三陸沖で発生した逆断層型の明治三陸地震(M8・2~8・5)が誘発したものとみられている。

そうなると2011年3月、三陸沖を震源として起きた同じ逆断層型の東日本大震災(M9・0)との関連が見過ごせない。

長尾氏は「『明治三陸』の大地震がアウターライズ型地震の『昭和三陸』を誘発したように、3・11の大震災がM7級のアウターライズを誘発する可能性はある。もし起これば、最悪の場合、10メートルの津波が東北の太平洋沿岸一帯を襲うことになる」と危ぶむ。

沿岸部には爆発の記憶が生々しい福島第1原発のほか、第2原発もある。「不気味な兆候」が兆候に止まり、現実にならなければいいが…。
イメージ 1

http://www.uniqlo.jp/uniqlock/swf/blog_small.swf?user_id=Bo4uxIuSX6BfwXZC最近気持ち悪いほど地震が頻発している。4/13淡路島で震度6弱4/14福島県で震度4の地震4/17には宮城県石巻市などで震度5弱と三宅島で震度5強、4/19千島列島でM7根室で震度4、千葉の銚子で震度4・・・関係ないとは思うが再び中国四川省での地震といい、頻発する地震は大地震の予兆ではないかと誰でも心配となります。

 富士山近郊の異変も重なり、東日本大震災以降、日本近辺の地下は大変動期に入ったのだろう。ひずみは蓄積され、M6程度の地震はどこでも起こり得る不安定な状況で、M7クラスが福島県沖で発生しそうだという・・・

M9地震は20世紀以降、東日本大震災を含め世界で5回発生した。場所はチリやアラスカなど環太平洋に集中しており、いずれも海のプレートが陸のプレートの下に沈み込む海溝付近で起きている。海溝で陸の下に沈み込む。海と陸のプレートがくっついて滑らかに沈み込めない場所(固着域)では、地殻にひずみが蓄積して大地震が起きる。
大震災前の衛星利用測位システム(GPS)のデータからプレートの沈み込み帯に蓄積されるひずみの量を解析することで、巨大地震のすみかが分かってきた。
 ひずみが特に多いのは千島海溝、日本海溝、南海トラフ、カムチャツカ、アラスカ、チリなどと判明。いずれもM9地震の発生地域と一致した。
 懸念されるのは、M9級の南海トラフ巨大地震と首都直下型地震だ。
中央防災会議の作業部会が3/18公表した南海トラフの巨大地震による経済被害想定は、東海沖から九州沖の「南海トラフ」で巨大地震が発生した場合、死者は関東以西の30都府県で最大32万3000人に達するとの被害想定を公表した。M9・1の地震で最大34メートルの津波が太平洋岸を襲い、震度7の強い揺れなどで最大約238万棟が全壊・焼失すると推定。経済的な被害額は最悪で220兆3千億円日本経済や国家財政に甚大な打撃を与える厳しいシナリオだ。
 被災地で最悪のケースを見ると、揺れや津波で238万棟の建物が全壊し、32万人が死亡。被害が集中する静岡、愛知、三重の3県では6~8割が断水し、復旧に2カ月かかる。停電は東海、近畿、四国などの9割に及ぶ。家屋が無事でも断水で生活できない人が避難所に移動するため、避難者は1週間後に最大となり950万人に。約半数の500万人が避難所に詰めかけ、収容しきれなくなる。
あくまでも最新の科学的知見に基づく最大クラスで、最悪のケースの発生確率は1千年に1度か、それよりもっと低いということだ。

最悪のM9ではないにしてもM7クラスの福島県~千葉県沖の地震は直ぐに迫っていると考えるべきであろう。

自分は毎日地下鉄に乗って通勤している。地下鉄に津波が来襲すれば死を覚悟しなくてはならないだろう。古いオフィスビルは倒壊するかもしれない。エレベーターに乗っていて閉じ込められ、火災に巻き込まれて死ぬかもしれない。こうなると葉隠れの精神である。葉隠れでは「朝毎に懈怠なく死して置くべし(聞書第11)」とするなど、常に己の生死にかかわらず、正しい決断をせよと説いている。葉隠は死を美化したり自決を推奨する書物ではない、いかに生きるかの処世術の本である。

葉隠れの精神を地震に供え応用すると、地震に備え毎朝今日こそは地震が起きると覚悟をして、常にここで地震が起きたらどう行動すべきか常に考えるとよい思う。

極力エレベーターには乗らない、建物の出口を確認する、鞄には常に水のペットボトルを入れておくことなどを心がけることが重要だろう。また携帯電話の予備バッテリーや充電器は常に携帯することも重要だと思う。自宅や職場で家具や家電が倒れたり飛んだりして致命傷を負わないよう家具を固定すべきだろう。このGWに我が家も家具の固定を増やそうと思っている。自家用車のガソリンも半分を切ったら常に満タンにする習慣も重要だろう。

避難をする際には3日分の水や食料などを用意し、非常時に持ち出せばいい。三日分の水食料(乾パン、カップめん、レトルト食品etcを人数×9個)をもって逃げようという。食料は震災直後に1週間分を無理して運び出すより家に備蓄し、避難後に戻って入手すればいい。普段使うものを少しだけ多めに買って備蓄するなどできることはしておきたい。巨大地震に備えるのはいつ?「今でしょう!」