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[ブエノスアイレス 7日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)総会は7日、2020年夏季五輪の開催都市を東京に決定した。東京での開催は1964年以来56年ぶり。

東京は第一回投票を1位で通過。ともに決選投票に進んだイスタンブール(トルコ)を60対36で制し、念願の五輪開催をつかんだ。

安倍晋三首相も現地入りし、最終プレゼンテーションの場で東京電力福島第1原発の汚染水漏れ問題に対する懸念払しょくに懸命に努めていた。

安倍首相はロイターに対し、招致に携わったすべての関係者にお礼を述べたいとした上で、素晴らしい五輪開催を実現すると喜びを語った。

東京招致委員会の竹田恒和理事長は、東京が選ばれて光栄とし、帰国したらまず日本の国民全員にお礼を言いたいと述べた。

次期IOC会長候補のトーマス・バッハIOC副会長は、東京の五輪開催決定について「伝統的な候補者と新生との戦いだった」とし、「今回は伝統的な候補者(である東京が)が勝利した」と指摘した。

東京、イスタンブールのほか開催候補地に名乗りを上げていたマドリード(スペイン)は、第一回投票でイスタンブールと2位で並んだが、その後の投票で落選。イスタンブールが決選投票に進んでいた。
隣国からの嫌がらせを受け・福島原発の汚染水漏洩問題を抱えた東京は隣国シリアでの内戦の波及が懸念されるトルコ・イスタンブールや財政問題経済危機を抱えたスペイン・マドリードに競り勝つことができた。3.11で未曾有の災害を経験し、円高デフレを戦ってきた日本にとって五輪開催は天佑となろう。

五輪開催決定はアベノミックスの黄金の矢となることだろう。

私もそうだが、外資系証券も皆、東京が選出されるメリットより、落選した時のリスクを考えていた。もし落選していたらマーケットにとってかなりダメージとなり、アベノミクス相場の失速原因となりかねないと思っていた。だが、これで一安心。短期的には五輪招致だけで株価の上昇が期待できる。日経平均 は1万5600円(終値ベースの年初来高値)を超えてくる可能性が高いと思います。シリア空爆による世界経済混乱が軽微であれば、消費税増税3%増税を実施する大義名分もでき、消費税を増税しない場合の株価下落リスクも回避できる。
実体経済でも波及効果が期待される。来年4月に消費税を予定通り3%引き上げる場合に懸念される経済へのネガティブな影響をある程度相殺できるとの声も出ている。東京の2020年オリンピック・パラリンピック招致委員会の試算によると、五輪開催による全国の経済波及効果は、施設建設や地価上昇により20年までの7年間で約3兆円ですが、DIR木野内栄治氏によれば百数十兆円と計算されるという。
木野内栄治氏レポート抜粋
 オリンピック招致成功の経済効果は極めて大きいさて、経済効果を考えたい。五輪開催に伴う最終需要増加分は東京都によると 1.2 兆円だ。これに対して、老朽化した社会インフラの再構築が加速すると、自民党の国土強靭化計画のイメージでラフに計算すると7年間で 55 兆円程度と大きな額になる(来年度は 2.5兆円、その後 10 兆円まで毎年 2.5兆円ずつ増加し、その後 10 兆円が継続すると仮定)。 さらに、現在 23.7 兆円の観光産業GDPが 7 年間で倍増(毎年約3.4 兆円ずつ増加)すると仮定すると、7 年間での経済効果合計は約 95兆円だ。
 この二項目だけを見ても、五輪招致成功による経済効果は、百数十兆円規模であることが理解できる。五輪の大きな経済効果が理解できる。  

観光業のメリットは大きい
筆者は東京への五輪招致成功となれば、メリットが大きいのは実は観光業だと思う。政府は成長戦略で訪日外国人を現在の 2.5 倍に増やそうとしている(2020 年目標)。7年で 2.5 倍というと年率 14%増で一見すると無理な目標に感じる。 
しかし、中国を例にとると、五輪招致成功から開催までで訪中外国人は 2.3 倍(2001 年 1122 万人→2007年 2611 万人、2008 年は 2433 万人)に増えた。日本も五輪招致に成功すれば、目標達成が射程圏内に入ってくるだろう。 
また、2020 年段階での目標は、現在のマレーシアが受け入れている外国人観光客数と同程度だ。そのくらいのポテンシャルを日本は持っていると思う。 
言い換えると、現在の日本の観光産業は規模が小さい。観光産業GDPのGDP全体に占める割合は、日本は5%程度しかない。世界中どこの地域でも 10%程度であるので、訪日外国人数と同様に、観光産業(国内旅行が大きい)の倍増程度はあってもおかしくはない。
 
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日本政府観光局JNTOのグラフにDdogが5月暫定値から計算した見込みと目標を書込み

さて、2020年東京開催で中国は尖閣諸島にあと7年間は手出しはしずらいだろう。
韓国の朴槿恵の反日外交も何の成果もなく逆効果だったことが露わとなった。
韓国が共同開催しようと言い出さないことを願うばかりだ。(笑)

まあ、隣国のことはどうでもいい。
不思議なことにここ数年2020年に活躍しそうな新たなスター選手の卵が次々と日本に出現し始めたようだ。男子水泳瀬戸大也・荻野公介選手中学1年の女子水泳の超新星今井月(るな)選手。男子100m17歳桐生祥秀選手。体操の白井健三選手。などなど・・昨年のロンドン五輪を上回る素晴らしい大会になることを期待したい。

しかし・・・・
問題は地震と富士山の噴火だ・・・・あと7年間平穏でいてくれるのかが心配となる。
南海トラフ地震や首都圏直下型地震が開催直前や開催中に発生するリスクはあるだろう。この点を世界各国の記者達が事前に騒がなかったのは福島原発漏水事故のおかげであったと考えたい。



あの大友克洋の名作アキラでは2020年東京オリンピックが予言されていました(笑)

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