福島県双葉町が小学館に抗議文「美味しんぼ」で風評被害    【スポニチ】[ 2014年5月7日 20:51 ]

小学館の漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」の28日発売号に掲載された人気漫画「美味しんぼ」の中に、東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出す場面があった件で、福島県双葉町が同社への抗議を発表した。

掲載されたストーリーは、主人公の新聞記者たちが同原発の取材後に鼻血が出たり、ひどい疲労感に襲われたりする描写の後、福島県双葉町の前町長が「福島では同じ症状の人が大勢いますよ」と明かすという設定。主人公を診察した医師は「福島の放射線とこの鼻血とは関連づける医学的知見がありません」と指摘する。

これを受け双葉町は「双葉町は、福島第一原子力発電所の所在町であり、故直後から全町避難を強いられておりますが、現在、原因不明の鼻血等の症状を町役場に訴える町民が大勢いるという事実はありません」と説明。28日に同誌が発売されてから町役場に対し県外から「福島県には住めない、福島方面への旅行は中止したい」などの電話が寄せられているという。

「福島県全体にとって許しがたい風評被害を生じさせているほか、双葉町民のみならず福島県民への差別を助長させることになると強く危惧しております」と怒りをにじませ、「双葉町に事前の取材が全くなく、一方的な見解のみを掲載した、今般の小学館の対応について、町として厳重に抗議します」と締めた。

「美味しんぼ」は何も証明していない             池田信夫】2014年05月13日22:52

「美味しんぼ」が問題になっているが、率直にいって大騒ぎするような話ではない。そもそも単なる漫画であり、フィクションである。作者は「鼻血の原因は放射能だ」と思っているらしいが、この漫画は彼の思い込みを証明していない。

彼は何か誤解しているようだが、mSv程度の低線量被曝で鼻血が出ることはありえない。プロメテウスの罠」のデマについて書いたように、原爆などで一挙に数Sv以上の致死量の放射線を浴びた場合は、幹細胞が死んで血球の減少や下痢、血便などが起こることがあるが、この場合はほぼ即死だ。3年もたってから鼻血が出たとすれば、それは放射線とはまったく無関係である。
かりに放射線で鼻血が出ることがあるとしても、1例の鼻血からいえることは何もない。それは岩上安身氏の「お待たせしました。福島の新生児の中から、先天的な異常を抱えて生まれて来たケースについてスペシャルリポート&インタビューします」という「スクープ」が、何の証拠にもならなかったのと同じだ。原発事故で奇形児が生まれるかどうかは、統計的に有意かどうかで決まるので、1例からは何もいえない。

…といってもわからない人がいるので説明しておくと、たとえば「タバコを吸うと癌が増える」というのは統計的に有意な命題である。武田邦彦氏のような頭のおかしい人物以外には、それを否定する人はいない。次の図のように吸う人の発癌率は、明らかに吸わない人より高いからだ。

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これは国立がん研究センターが9万人を10年追跡して、吸う人と吸わない人を比較した疫学調査である。喫煙者が1人、肺癌で死んでも、その原因がタバコとは断定できないが、無関係だとはいえない。生物学的には因果関係があるからだ。タバコのリスク(確率的な期待値)は大きい。あなたがタバコを吸っている男性だと、癌になる確率は64%も上がる。

このように統計的に考えると、福島で1例の鼻血が見つかっても、因果関係については何もいえない。被災地で統計的に有意に鼻血が増えた場合には関係があるといえるが、そういうデータが出る確率はゼロである。低線量被曝で鼻血が起こる生物学的メカニズムが存在しないからだ。

今回の騒動は「反原発派は確率も統計も理解していない」という反原発派の第1法則の一例である。これは全称命題なので一つでも反証がみつかると否定されるのだが、不幸なことに今のところ、この法則の例外を見たことがない。

美味しんぼ 雁屋哲の鼻血は完全なるデマだった!最新話がひどすぎる!

雁屋哲が書いている漫画「美味しんぼ」の反原発プロパガンダが目に余る。
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この捻くれた顔こそが、彼の性根を表している。大人の顔は人生の履歴を表しているのだ。

言論、表現、報道の自由は相当の対価を払っても守らなければならないが、彼のくだらない信条から発する嘘は規制すべきだ。

この男がやっていることは表現活動ではなく科学的事実に反する風評被害を起こす犯罪行為である。

年間100mSv以下ではどんな反原発学者に聞いても人体に全く影響がない。

漫画のように鼻血が出るような被曝はチェルノブイリ原発事故直後のような、1000mSvを超える放射線を浴びない限りありえない。

問題場面の鼻血の原因で、考えられるのは、白血病になるほど大量被曝し、血小
板が減少した場合だ。福島の安全基準値である年間20mSvでは、体の防御機構が働くので、遺伝子の切断が増えることはない。危険性が出てくるのは、100mSvからです。年間20mSv程度では白血病にはならない。

福島県双葉町の前町長・井戸川克隆が作中に実名で登場、「私も鼻血が出ます。福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」 「私が思うに、福島に鼻血が出たり、ひどい疲労感で苦しむ人が大勢いるのは、被ぱくしたからですよ」「今の福島に住んではいけない」と、地域も限定せず、一括りに福島は人が住めないところと断言しと語る部分は問題である。

DNAは放射線で多少の損失を受けても、修復作用があり、間に合わないほど傷ついた場合は、細胞が癌化しないよう自死することが明らかになっている。それらを
口にせず、古い知識で恐怖を煽るのはいかがなものか。



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放射線医学総合研究所 の早見表を見てもらえばわかるが、日本の1に当たりの自然放射線は2.1mSvで、100mSv以下では医学的に放射線による人体への悪影響はまったく報告されていない。

福島原発事故で福島に住んで一番被曝した人で23~24mSvに過ぎず一回行っただけで人体に影響を及ぼすことなどまったくありえない。500mSvで100人に1人位が血小板が減少し鼻血が出やすくなるが、1000mSvを越えなければ放射線が原因で鼻血などでない。

福島県の調べによると被曝検査をうけた一般市民は大勢いるが、原発事故の放射線によって死亡した人どころか治療を受けた人すらいない。

ところが無理やりの避難で死亡した災害関連死したかたは複数いらっしゃるが、これは原発による問題ではない。

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ネット上で出回っている山本太郎の鼻血写真はコラ(コラージュ合成写真)らしいのだが、これと同じで、元双葉町町長の鼻血は福島原発事故となんら因果関係がない。

「美味しんぼ」は、一見科学的な事実のように見せながら、実は科学的根拠も全く無い個人的意見や体験を事実のように見せかけた「プロパガンダ」で、悪意がある。

明らかに福島の風評被害を助長する犯罪行為「風説の流布」である。


1830年代に世界で最も進んでいた米国の民主主義を学んでくるようにフランス政府から命じられた当時26歳の天才的な思想家アレクシ・ド・トクヴィルは、近代民主主義と切っても切り離せない自由とその質が、「国家の品格」に及ぼす影響について調べて米国民主主義の自由への執着の強さに驚いた彼は、知識の氾濫と行過ぎた報道の自由は、人並み優れた教育と知力に恵まれた人々が二つの道の中から、責任ある知的人物グループ (真の知的エリート)の仲間に入り、社会が直面する困難で重要な諸問題の解決策を捜し求める道か、知力を使って金儲けに走る道のどちらかを選択するようになると警告した。

日本では「知」を金儲けや自己の権威づけに利用する人々を「学商」、政治的権限や利嫌の拡大に使う人を「政商」と呼ぶ造語があるくらいだから、トクヴィルの予見は今の日本にも通ずる。

さしずめ、東京大学で量子力学を専攻した「美味しんぼ」の原作者の雁屋 哲氏は「学商」、東京工業大学理学部応用物理学科を卒業し、専門家より「原発」に精通していると自負する菅直人元首相は「政商」に当たるのであろう。

トクヴィルはまた、最近の日本の世相を当時から予見していたとさえ思える「質の悪い報道の自由の氾濫は、賢人の判断が無知な者の偏見よりも下位に置かれる社会を生み、民主主義の破壊に繋がる」と言う警告も発している。

彼が米国各地を視察した後に、31歳で書いた名著『アメリカの民主主義』の中で「アメリカの民主制度は、識者 (インテリ)とメディアの質が劣化すると(1)世論による専制政治 (2)多数派による暴政 (3)知的自由の欠如 といった形で悪化し、その結果政権の評判は落ち、政治家の資質や学問も最低のレベルに落ち、アメリカの民主制度は崩壊する危険がある」と、今から180年も前から、現在の米国の世相を正確に予知した識見には舌を巻くしかない。
日本において戦後東京裁判史観を忠実に守ってきた大手マスコミ、知を己の権威付けしてきた進歩的文化人、学商の類いが跳梁跋扈 していました。ベルリンの壁が崩壊後左翼言論人が勢いを失い、失職した奴等が活路を求めたのが環境問題であり反原発運動なのである。日本のマスコミは左翼側にある程度加担してきたが、リーマンショック後増長する中国韓国のおかげで、日本の世論は正常に戻りつつある。東京裁判史観が圧倒的に支配していた時代と異なり、最近は以前では考えられなかった嫌韓特集が売れ、日本のマスコミは舵を大きく右に切り日本は正常化しつつある。

そんななかで、小学館とあろうものが反日左翼漫画家雁屋哲の暴走を許したのか?

吉報!美味しんぼ休載!
当然糾弾されてしかるべきだ!

小学館「批判受け止める」美味しんぼ騒動                                    【スポニチ】[ 2014年5月16日20時3分 ]

東京電力福島第1原発事故による健康影響の描写が議論を呼んだ漫画「美味(おい)しんぼ」を連載する小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」の最新号が、「批判を真摯(しんし)に受け止め、表現のあり方について今一度見直す」とする編集部の見解を掲載していることが16日、分かった。福島県の自治体や有識者の賛否両論を載せた特集も組んだ。

19日発売の最新号では「編集部の見解」を表明し、残留放射性物質や低線量被ばくの影響についてあらためて問題提起するために作品を掲載したと説明した。

さらに放射線の専門家や地元自治体などから寄せられた「事実と異なる」との批判や、「事実を大切にし、きちんとした視点の企画」と支持する識者の意見などを、特集記事として10ページにわたって載せた。

「美味しんぼ」は次号からしばらく休載するとしたが、編集部によると休載は以前から決まっていたという。

最新号の漫画は、主人公らが、福島県飯舘村から北海道に移住し畜産を行う男性らを訪ねる内容。主人公が「福島の未来は日本の未来だ。これからの日本を考えるのに、まず福島が前提になる」と語る場面などがある。

「美味しんぼ」をめぐっては、4月28日発売号で、主人公が福島第1原発を訪れた後、鼻血を流す場面について、福島県双葉町や大阪市などが「風評被害を助長する」などと抗議文を提出、閣僚からも批判が上がった。

原作者の雁屋哲さんはブログで「福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない」と反論していた。(共同)
当然の結果である。糾弾されてしかるべきである。雁屋哲は原発を批判したのではなく福島を誹謗しているのである。作品は、福島で頑張っている人たちを冒涜するもので、福島県民への差別を助長する犯罪行為だ。福島は原発で受けたダメージより風評被害の方が大きい。

私の知り合いの知的なご婦人でさえ、私がいかに福島産の食材が科学的に安全なのか説いても小学生の子供がいる彼女は福島産食材を避けている。彼女曰く「主人と私と義母さんだけだったら福島産で構わないんだけど・・・」という。彼女の行動を私は批判するが、母親である彼女の子供を思う心を批判することはできない。彼女に福島産食材を避けさせているのは、反原発派が撒き散らす放射能以上の害毒である風評だ。雁屋哲はじめ反原発派は、幼子を持つ親や、お嫁に行けないのではと怯える福島県の娘さんたちの心を踏みにじっている。

小学館ビッグコミックスピリッツ編集部は1980年の創刊より数々の名作を輩出した、柴門ふみ、「東京ラブストーリー」「あすなろ白書」「同・級・生」高橋留美子「めぞん一刻」、江川達也「東京大学物語」、浦沢直樹「YAWARA!」「20世紀少年」、吉田戦車、松本大洋「鉄コン筋クリート」「ピンポン」、花沢健吾などの豪華作家陣による作品は、次々とテレビドラマ化、テレビアニメ化、映画化され、世の中の注目を集め今年で30周年を迎える。その黎明期からスピリッツを支えた漫画が「美味しんぼ」であったが、最近はコミックの部数が低迷していて、コミックスを出す度に大幅な赤字がスピリッツ編集部に累積していた。そんななかで誰も雁屋哲に文句を言えない状態なかったことが、今回の事件の背景があると言う。
編集部は今回で打ち切りが予定していたというなら、今回の騒動はある程度予想しており、騒動が持ち上がったら「美味しんぼ」を打切ることを予定していたのであろう。連載休止の絶好の口実となったようだ。

犯罪的偏執に凝り固まる雁屋哲と双葉町の前町長・井戸川克隆は風説を流布する犯罪者である。そして、反原発派は福島の復興を妨害する日本の癌である !!!

日本の癌には放射線治療するしかないな!(笑)

5/31追記
漫画「美味しんぼ」による風評被害に、自民党が本格的に取り組み始めた。30日の党環境部会では、福島第1原発に近い福島県相馬地方(相馬市、南相馬市、新地町、飯舘村)で行われた「住民の健康状態に関するアンケート結果」が公表されたが、2011年3月の原発事故の前後で「鼻血の症状」に関する変化はほぼなかったのだ。同部会長の片山さつき参院議員を直撃した。

「部会では、漫画の中で『私も鼻血が出る』と語っていた井戸川克隆元双葉町長に党本部に来ていただき、意見を聞くべきだ、との意見も出ましたが、それよりも、もっと包括的データが大事だと考えました」

片山氏はこう語った。

注目のアンケートは、「相馬地方市町村会」と「相馬郡医師会」に、「事故前と比較して鼻血が出るようになったという症状を訴えた人がいたか」と聞いたもの。

相馬地方市町村会では、11年度に計8695人、12年度に計1万1710人、13年度に計1万1705人の健康診断を行ったが、「鼻血が出るようになった」と回答した人はゼロだった。

相馬郡医師会には医療機関66カ所があるが、「鼻血の症状を訴えた」と回答したのは南相馬市の3カ所(5・8%)。聞き取り調査に、「11年度のみ1人。気になる程度」(内科)、「検診も受けており心配のない患者だった」(内科)、「若干増えているように思う。高齢者の受診者が増えたためと考える」(耳鼻科)と回答した。

市町村会でも、医師会でも、血小板が減少して内出血する「血小板減少性紫斑病」と診断した患者はゼロだった。

片山氏は「申告件数を比較しても、事故後に鼻血が急増したとはいえない。専門家によると、鼻血が出るほどの健康被害が出るには、一度に1000ミリシーベルト以上被ばくしなければならない。相馬郡の線量はそれには届かないし、もっと第1原発に近い双葉町などは(民主党政権下で)全町民が早い時期に避難した」という。

しかし、「鼻血騒動」は風評被害を生みだしている。震災から3年が過ぎ、やっと福島県への観光客数が回復し始めたのに、県内の温泉地などでキャンセルが相次いでいるという。

片山氏は「心ない風評は、復興に頑張っている人の心をくじいてしまう。私たちは与党として正確な情報を入手し、国民のみなさんに真実を知らせる義務がある。安倍晋三首相からも『積極的な情報戦略で反転攻勢してほしい』と電話をいただいた」と語る。

党環境部会では今後も、地元の医療機関や医師から意見を聴き、客観的データを集めて、国内外に発信していくという。 (ジャーナリスト・安積明子)
反原発派というのは日本を貶めることが正義だという人なのだと思う。
そういう人種は雁屋哲のように少しばかり学歴があるが頭が悪い人達に多い。

「美味しんぼ雁屋哲は日本が大嫌い」より 抜粋
「雁屋氏は、八八年からオーストラリアに住んでいます。当時小学生だった双子の長男、長女を含む四人のお子さんの教育のために、オーストラリアに移住されたんです。今はオーストラリアが六割、取材や仕事のために日本で過ごすのが四割くらいでしょうか」

 雁屋氏は自著「シドニー子育て記」(○八年刊)の中で、良い学校を出て良い会社に入ることが良いこととされる〈日本の主流を占める価値観が気に入らない〉とし、〈子供たちを日本の教育体制からひっぺがすことにした〉と綴っている。

 雁屋氏はどのようにしてそうした考えを持つようになったのか。

学生時代から「天皇制反対」

 雁屋氏は一九四一年に北京で生まれ、終戦後、日本に引き揚げてきて東京で育つ。都立小山台高校から二浪して東京大学に進学。教養学部基礎科学科で量子力学を専攻した。卒業後、電通に就職するも四年足らずで退社。以後、漫画原作者として活躍してきた。

 学生時代の知人が言う。 「彼は思い込みの激しい男。全共闘世代だけど、ゲバ棒を持って死を賭して活動するタイプじゃなかったな。卒業後は賢く大手企業の電通に就職し、そこでバイトしていた女性と結婚したんだ。電通の中でゲバ棒持ってデモをやり、四年足らずでクビになったと聞いたことがあるけど、恰好を付ける奴だから、冗談か本当か分からない。昔から、芥川賞を取るんだとよく言っていた。

『天皇制反対』も昔から言っていたけど、当時は体制に反発することが正義だったから」 そんな雁屋氏が原作を書いた作品の一つが、「週刊金曜日」で連載された「日本人と天皇」(○○年刊)だ。帯には「近代天皇制の毒は強烈だ」とある。主人公の大学サッカー部主将が、日の丸、君が代に反対したことから大学サッカー界を追放されそうになり、そこから天皇制について学んでいく体裁を取っている。 雁屋氏の考えは「あとがき」に詳しい。日く、〈どうして日本人と生まれたら、天皇のくびきにつながれなければならないのか〉、〈天皇制がある限り、上下関係の締め付けと組織による抑圧は解消しない。道理も正義も通らない〉、〈若い人たちが天皇制と闘って、日本の社会を正気に戻すのに役立つことを願っている〉。

 五月十七日、小学館の周りには右派系市民団体の幹部ら、五十人ほどが日の丸を持って集まっていた。
 「福島にちょっと行ったら鼻血が出たって、そんなわけあるかい!」
 「雁屋哲は、日本が嫌で嫌でシドニーに逃げた反日極左だ!」 などと過激なシュプレヒコールを一方的に叫び続けていた。

現場にいた公安関係者が語る。 「今回のデモは『鼻血騒動』の一件を利用して、雁屋氏の反日姿勢をとにかく批判したいという連中が集まった印象でした」 

天皇制廃止論者の雁屋氏だが、小学館関係者は、「むしろ雁屋氏こそが”天皇”だ」と自嘲気味に言う。
 「雁屋さんは自分がおかしいと思ったことには絶対に自説を曲げないし、異論を許さない。以前、捕鯨問題の作品を書かれた時も、編集部的にはちょっとどうかという懸念がありましたが、結局、本人に押し切られたそうです。編集部が内容に意見すると、『じゃあ、辞める』『俺は降りるから』などと開き直るんです。こうした振る舞いが通る背景には、小学館の現副社長で、スピリッツ初代編集長の白井勝也氏の存在がある。雁屋さんが新人の頃からの二人の蜜月関係もあって、これまで数々の暴走も許されてきた」(なお、白井氏は、「私が雁屋さんの後ろ盾になるような関係はない」と否定した)

 八三年の連載開始当初から、「美味しんぼ」は様々な問題提起をし、時に物議を醸してきた。大メーカー製造の醤油や日本酒、味噌をこき下ろし、メーカー側から苦情が来たのは有名た話だ。八八年には当時大ヒットしていた「アサヒスーパードライ」は味の抜け
「裸の王様」だと批判。九九年には、日本のウイスキーは酒税法の関係で混ぜものを入れていて本物じゃいなどと糾弾し、サントリーが抗議した。

 批判には常に理路整然と徹底反論するのが雁屋流であり、その反諭に説得力があるケースもある。また、タブーを恐れず様々な業界に切り込むことで、作品が面白くなるのであれば、漫画原作者として非難されるべき筋合いでもないだろう。

ただ、行き過ぎも多い。00年には、乳幼児にハチミツや半熟卵を離乳食として与えることを推奨し、ボツリヌス菌やアレルギーの危険性を指摘された。この時は誤りを認め、単行本への作品収録を見送っている。

福島第一原発事故不運が重なって発生してしまった。
しかし、福島原発事故を大災害にしてしまったのは、この雁屋哲のような中途半端な
反日主義者が、己の正義を振り回し、彼らが撒き散らす風説の方が放射能より福島の人々を苦しめていることだ。

この、美味しんぼの作者雁屋哲の正体は、自己中心的な偏った人物であることを暴いた文春の記事は今回の騒動の本質が見える気がします。

わたしは今のところ原子力発電は日本にとって必要であり原発再稼働すべきだという意見ですが、雁屋哲に限らず私と意見が異なる人々は原発単体でしか見ていない。日本の経済やエネルギー政策、人類がこれから経験するかもしれない気候変動などを総合的に勘案すると、原発は無くてはならないのである。

原発による健康被害や、原発事故後の教訓を生かすには、雁屋哲のように非科学的な風説の類ほど害になるものはない。必要なのは冷静な判断と、最悪を想定したシュミレーションだ。重要な事は国民に知らせるなと言う政府やそれに同調するマスコミは確かに問題であるが、原発災害の最大の元凶は雁屋哲をはじめとする日本を貶めようとする人々=反原発派=反天皇派ではなかろうか?