20日、米華字メディアの多維新聞は、米国とカナダが19日、来年1月16日にカナダ・バンクーバーで北朝鮮問題を協議する国際会議を開くと明らかにしたことに関連し、日本は意外にも参加に消極的なようだと伝えている。資料写真
2017年12月20日、米華字メディアの多維新聞は、米国とカナダが19日、来年1月16日にカナダ・バンクーバーで北朝鮮問題を協議する国際会議を開くと明らかにしたことに関連し、「日本は意外にも参加に消極的なようだ」と伝えている。 

英BBCによると、カナダのフリーランド外相と同国を訪問したティラーソン米国務長官は19日の会談後、来年1月16日にバンクーバーで北朝鮮の核・ミサイル開発問題に関する外相会合を開くことを発表した。 

ティラーソン長官は「北朝鮮に用意がなければ対話はできない」とし、「北朝鮮が核開発を放棄しない限り圧力を弱めることはない」と述べた。 

米ボイス・オブ・アメリカによると、会合に参加を呼び掛けているのは、朝鮮戦争の国連軍に参加した米加英など16カ国に加え、日本、韓国、インドなどだという。 

一方、カナダ紙ナショナル・ポスト(電子版)は、「主要な同盟国である日本は会合に消極的だ」と伝えている。日本政府の関係者は同紙の取材に対し、「現段階では、どのような会合が成立するか分からない」と語り、この会合が過去の外交努力とまったく異なるものになるかどうかに疑問を示したという。         (翻訳・編集/柳川)

米国とカナダは共催で、1月16日カナダのバンクーバーで、朝鮮戦争参加の国連軍各国等最大16か国による外相会議を開催とのことだ。

明日は私事ですが、母の葬儀です。ところが、新年早々物騒な情報を発見してしまった。平昌オリンピックに北朝鮮が参加するらしいから、南北の対話の機運が高まってきたので、戦争は無いと思っているお花畑たちに警告である。

1月16日に朝鮮戦争での国連軍参加国に加え、日本、韓国、中国が招待される
とカナダ外相は明らかにした。「北朝鮮に圧力をかける上で国際社会の結束を示す
重要なステップになる」とし、北朝鮮は招かないという。

国連軍参加国とは、投入兵力順に、米、英、タイ、加、トルコ、豪、フィリピン、ニュージーランド、エチオピア、ギリシヤ、フランス、コロンビア、ベルギー、南ア、オランダ、ルクセンブルグである。

強い危機感によって南北協議に北朝鮮とロシアを除いた朝鮮戦争関係国の外相が一堂に集まり、何か「圧力」として打ち出されるかは定かではない。ただ、集まるメンバーで考えると、国連軍と中国人民志願軍と北朝鮮軍との三者で結ばれている朝鮮戦争の休戦協定の見直しが行われる可能性があるとの観測だ。

既に、北朝鮮は休戦協定からの脱退を複数回表明をしている。しかしながら、中露も含め、朝鮮戦争は終戦となってはおらず、停戦中なのである。

休戦協定では「最終的な平和解決が成立するまで朝鮮における武力行使の完全な
停止を保証する」とされている。

今回、例えば国連軍側か休戦協定の破棄を検討するならば相当な圧力となる。
こうした厳しい国際情勢を前に、北朝鮮は南北協議を呼びかけたと見る。それに呼応する文在寅は、日米中ロから見れば、もはや金正恩の同類である。

これは、北朝鮮攻撃が寸止めとなった 1994年3月と同じパターンだ。ただ、今回は食糧不足で、石油も制限され、厳冬の経済制裁は北朝鮮に大きくダメージを与えている。今年の北朝鮮の冬は厳しく作物も十分収穫できないことで経済制裁の効果
が相対的に大きいからだ。

一方、ロシアでは3月18日に大統領選が行われる。国際社会がプーチン大統領の協力を得たければ、再選を待つ必要があろう。選挙前では米国に対抗する大国然とした振る舞いにプーチン氏を押しやりかねない。逆に選挙後はプーチン氏は国内の評判を気にする必要が小さくなるので、国際社会との妥協もあり得る。

すでに、中国は中朝国境地帯で難民キャンプの設営している。
米の攻撃容認?中朝国境に難民キャンプか(17/12/26)
今年、2017年は北朝鮮を巡る問題が多い年だったと言えます。年の瀬が迫った26日もまた新しいニュースが入ってきました。中国が中国と北朝鮮の国境地帯に難民キャンプの設営を指示したといいます。果たして、その背景にはいったい何があるのでしょうか。

 菅官房長官:「弾道ミサイルの開発の活動を継続する姿勢を北朝鮮は崩していない。今後も“人工衛星打ち上げ”と称する弾道ミサイルの発射など、さらなる挑発行動に出てくる可能性はある」

 北朝鮮の人工衛星打ち上げを「弾道ミサイルの発射」として警戒する日本政府。韓国の中央日報は26日、政府当局者の話として、韓国軍などが人工衛星打ち上げ計画の情報を入手したと伝えました。

この人工衛星はカメラと通信設備など偵察衛星としても使用できる装備が搭載された新型で、移動式発射台の使用も検討中ということです。

北朝鮮では去年2月、人工衛星と称するミサイルを発射しています。韓国国防省は「長距離弾道ミサイルで射程は1万2000キロから1万3000キロと推定」としました。

26日に韓国メディアが明らかにした人工衛星打ち上げ計画も事実上の弾道ミサイル発射とみられています。また、先月に訪朝したロシアの国会議員団は、北朝鮮から「地球観測衛星と通信衛星の開発をほぼ完了した」と伝えられたと話しています。

先月29日に大陸間弾道ミサイルを発射した北朝鮮に対しては、経済制裁という国際的な包囲網が進んでいます。先週22日には、国連の安全保障理事会が追加の制裁決議を採択しました。

 ヘイリー米国連大使:「この決議は平壌にさらなる挑発がさらなる罰と孤立をもたらすという明白なメッセージとなる」

 新たな決議では、北朝鮮への石油製品の輸出制限を強化して「北朝鮮の行動次第では供給をさらに削減する」と今後の追加措置に含みを持たせました。

これまで北朝鮮への制裁決議に難色を示したことがあった中国・ロシアも賛成に回り、全会一致の採択となりました。この採択に北朝鮮は強く反発。

北朝鮮メディアによりますと、制裁決議について「朝鮮半島の平和と安定を破壊する戦争行為で全面的に排撃する」との外務省スポークスマンの談話を発表しました。

一方、北朝鮮の後ろ盾とされてきた中国では気になる動きが。北朝鮮との国境に接する2つの都市が難民キャンプの場所に指定されたとニューヨーク・タイムズが報じたのです。建設の理由については「北朝鮮の不安定さが増す可能性が高い。

両国の国境を流れる豆満江に避難民たちが、どっと押し寄せてくる可能性がある」としています。

また、「最近、北朝鮮は核・ミサイル実験を強化していて、国内が不安定になる可能性が増し、アメリカによる攻撃の可能性も高まっている」とも報じています。

難民キャンプの収容人数については、日本経済新聞が中国共産党関係者の話として、最大50万人を想定していると報じています。ひそかに進む中国での大規模難民キャンプの建設計画。朝鮮半島有事の「エックスデー」はすぐそこに迫っているのでしょうか。
中国の習近平指導部が朝鮮半島有事に備えた準備に着手したもようだ。
中国共産党関係者によると、習指導部は今夏、北朝鮮と国境を接する吉林省や遼寧省などの地方政府に対し、有事の際に難民キャンプを設営できる体制を整えるよう指示した。北朝鮮側から難民が流人しやすい地域を中心に複数の施設を設ける計画で、合計収容人数は最大で50万人を想定しているという。すでに食糧やテントなどの備蓄が始まっているもようだ。北朝鮮との国境地帯で数十万人を収容できる難民キャンプを設営するよう指示したほか、軍駐留施設を増設している。

中国は北朝鮮の核問題を対話で解決する方針を崩していないが、トランプ米政権と北朝鮮が衝突する事態に身構え、影響を最小限に抑えたい思惑がにじむ。

 一連の動きには、北朝鮮に対して中国が抱く危機感を明確に示し、新たな挑発行為を食い止めることが狙いとも指摘される。中国軍で旧南京軍区副司令官を務めた王供光・元中将は16日、北朝鮮問題に関する討論会で「戦争はいつ起きてもおかしくない。来年3月までがヤマ揚が」と語った。

北朝鮮側から見ると、経済制裁の影響が大きい冬の間は、北朝鮮国民の不
満を逸らすためにも、ミサイル発射などの暴走のリスクが春以降よりも高い

1993-94年の北朝鮮危機では、当時一般国民には知らされていなかったが、米国
は北朝鮮の核関連施設を爆撃する作戦を立てており、日本政府は集団的自衛権の
行使を覚悟したとされる。しかし、それが1994年4月頃に取りやめになった

 時期的には、1994年3月19日の南北実務者協議に応じ、北朝鮮の代表が「対話
には対話で、戦争には戦争で応じる。ここからソウルまではそう遠くない。戦争が起きれば、ソウルは火の海になってしまうぞ」と板門店で発言した時期だ。

 実際、これ以降ソウルや在韓米軍・軍属やその家族が人質とされ、軍事オプショ
ンは事実上封印されてきた。今回の南北協議の提案も同じパターンを狙っている
と思う。ただ、米国側が軟化するかは定かではない。

当時知られていなかったが、1994年4月に北朝鮮核関連施設爆撃の軍事作戦が取りやめになった。

細川内閣時代に「米国は北朝鮮の核関連施設を爆撃する計画を立案した。米国は日本政府も危機感を共有すべきだと事あるごとに対応を促してきた」という。しかし、その後「94年4月ころ、米国のプレッシャーがふと緩んだ」「外務省には『米国が直ちに作戦を実行する状況ではなくなった』という情報が入ってきた」細川内閣での通商産業大臣、羽田内閣での官房長官でもあった。

安倍首相動静を確認しよう。昨夏に国会で取り上げられたように、首相はミサイ
ル発射前日には私邸ではなく公邸に泊まっていた。通信社やSNSで、首相が公
邸に泊まったか私邸に帰ったかは概ね当日に確認できるのでチェックされたい。

1月1日  正月
1月8日  金正恩氏誕生日
1月16日  朝鮮戦争国連軍参加国等による外相会議中国、韓国、 
       日本も参加。バンンクーバーにて  
2月9日~25日平昌オリンピック  一部競技は2月8日から
2月16日  光明星節  金正日誕生日
3月8日   国際女性デー
3月9日~18日平昌パラリンピック
この頃米韓軍事演習 例年3月初から2ヵ月間実施も、韓国側が五輪後を要請
3月18日   ロシア大統領選挙
4月15日   太陽節   金日成誕生日
4月25日   健軍節朝鮮 人民軍創建記念日。当初は1948年2月8日とされていたが、1978年以降は金日成が満州で抗日遊撃隊を組織したとされる1932年4月25日に変更されている。
5月1日    メーデー