防衛装備庁は新たな次期装輪装甲車の研究試作車の再入札を行う。
次期装輪装甲車(試作車両)の提案要求書に関する説明会
【防衛装備庁】平成31年 4月 26日 防衛装備庁長官 深山 延暁
1 提案要求書における対象
次期装輪装甲車(耐爆技術)の研究試作
2 提案書の提出を希望する者の要件
説明会の申込み時点で以下の各号に該当すること。
(1)予算決算及び会計令第70条の規定に該当しない者であること。なお、未成年者、被保佐人又は被補助人であって、契約締結のために必要な同意を得ている者は、同条中、特別の理由がある場合に該当する。
(2)予算決算及び会計令第71条の規定に該当しない者であること。
(3)平成31・32・33年度防衛省競争参加資格(全省庁統一資格)「物品の製造」においてA,B又はC等級に格付けされ、関東・甲信越地域の競争参加資格を有する者であること。または、申請中であること。
(4)大臣官房衛生監、防衛政策局長又は防衛装備庁長官から「装備品等及び役務の調達に係る指名停止等の要領」に基づく指名停止の措置を受けている期間中の者でないこと。
(5)前号により、現に指名停止を受けている者と資本関係又は人的関係のある者であって、当該者と同種の物品の売買又は製造若しくは役務請負について防衛省と契約を行おうとする者でないこと。
(6)本構成品の提案要求に応ずる意志を有していること。
(7)防衛省の要求する情報セキュリティ基準を満たす保全体制が備わっていること。なお、当該保全体制の確認は防衛省が行います。保全体制が備わっていることは提案要求書を手交する際の必須条件となるため、保全体制の確認に関する手続など不明な点がある場合は、速やかに問い合わせ先までご連絡ください。
3 説明会
(1)日 時平成31年5月14日(火)午後2時(日本標準時)
(2)場 所装備開発官(陸開)(統開)資料室(D棟10階)
(3)内 容提案要求書の概要説明、提案書の提出方法並びに質疑応答
(4)説明会参加の条件説明会への参加にあたっては、2項「提案書の提出を希望する者の要件」を満たし、かつ、防衛省により当該保全体制の確認が完了していること。
迷走する陸自の次期装輪装甲車だが、小松の試作車輌が不採用となった責任は開発費が少なかったからだけではない!小松製作所の設計コンセプトの失敗であったと私は思う。
96式装輪装甲車もNBC偵察車も道路交通法に合わせ全幅を2.5メートル以下にしていたが、その為車体がW字となり地雷に対し他諸国のの装甲車に比べ脆弱であった。その為、改良型として対爆強化の為にV字車体とするのはよいが全幅を2.5メートのままとしたのが失敗であった。車内容積を稼ぐためと車高を2.9mを上げた上に、機銃キュウーポラもしくはRWS(遠隔操作式砲塔)を足すと、車高3.8m2階建てバスといい勝負になり、トップヘビーとなってしまい、不整走行では安定性を欠き、高速走行ではカーブで車体が倒れてしまう、そこで車体を軽くするため装甲を削れば・・・装甲不足となるのは当然の帰結、はじめから安い開発費は承知であったはずだから、責任の大部分は小松製作所の開発チームにある。
どうする新装甲車両! コマツ、陸自車両の新規開発中止に思う
2019/2/22(金) 午後 2:15
2019/2/22(金) 午後 2:15
だが、中期防平成30年12月の中期防の別表29pに装甲車29両とあり、陸自には新たな新装輪装甲車両が必要である。
防衛装備庁は次期装輪装甲車の再入札を行う。
条件から考えれば三菱重工の8輪装甲車「MAV」(Mitsubishi Armored Vehicle)となる可能性が高い。
MAVは同社が陸上自衛隊向けに開発した機動戦闘車の技術を流用し、自社資金で開発を進めているもので、既に試作車輛が開発され社内試験が行われている。
APC(装甲兵員輸送)型のサイズは全長8m、全幅2.98m(側面のスラット装甲と反応装甲は含まず)、全高2.2m、空虚重量は18t、戦闘重量は最大28tとなっている。オプションで、側面の後方にかなり厚めの反応装甲、スラット装甲の装着が可能。
全幅2.98m・・・・道路交通法上全幅は2.5以下とされるが、特例措置で3.8m以下であれば日本の国内の道路は通過可能である。
米国のストライカーは全幅2.72m
1両1億5000万円ならストライカー輸入で十分だと思うが、優秀な国産装甲車を開発すべきであろう。三菱重工のMAVをそのまま採用するだけでも十分であると私は思うが、せっかくなので、妄想的な理想論を提案させてもらう。
車体は16式機動戦闘車と共有のMAVで良いだろう。だがエンジンはハイブリット装甲車の研究で培ったハイブリッド型の推進システムを採用すべきではないか!
ハイブリッド動力システムは、複数の動力源を併用することで機動性及びステルス性が両立可能なシステムであり、 次期装輪装甲車に有望と考えられる。
機動性とステルス性の両立に加えて、ハイブリッドシステムによる燃料使用量低減も期待できる。ハイブリッド車に関してトヨタはハイブリット技術をオープンとしている。
【産経BIZ】2019.4.3 21:25
そして、可能であればインホイールモーターを次期装輪装甲車で採用してもらいたい。
インホイールモーターを装着した独立懸架方式となっており、左右を連結した車軸を持たないことを特長としている。車軸を持たないことから、それぞれの車輪で車高を可変させられるため、起伏の激しい場所での運用であるとか、対爆性能を向上させるために地上との空間を確保することを狙いとしている。
三菱MAVの車体にハイブリッドエンジンを採用しインホイールモーターの装輪装甲車であれば、世界に比類の無いステルス超高性能装輪装甲車ができるのではないか?実際陸上装備研究所でインホイールモーター試験EV車両を見てきたが、とにかく音が静かであった。もし、闇夜にEVモードで移動したならば、タイヤが小枝や砂利を踏む音以外は音がせず、それこそ忍者並みのステルス性能を持つであろう。
HV+インホイールモーターで装輪装甲車を開発できたならば、世界的に競争力を持った装輪装甲車ができるであろう。
MAVの車体で、HV+インホイールモーターの装輪装甲車が完成すれば、16式機動戦闘車もHV+インホイールモーターの16式機動戦闘車改が簡単に出来上がり、一石二鳥である。三菱重工さん是非やりませんか!
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