笑止千万!滋賀県の嘉田由紀子知事が結成した日本未来の党は日本版みどりの党をめざしているのだろうか?いやちがう!また新たな小沢が実権を握る構造の新民主党が出来るだけだ!
党の顔は滋賀県の嘉田由紀子知事かもしれないが小沢が党の実権を握るだろう。その構造は、新進党や民主党同様に必ず破綻するだろう。党内が二重権力構造となると民主党同様党運営に支障を来す。そしていつものごとく小沢がかき回し離党・分裂・・・もう先が読めている!
前選挙で小沢はとりあえず自民党政権を終わらせようという有権者意識を利用し、烏合の衆である民主党を率い己の権力奪取を図った。今回も反原発の単細胞有権者を利用して己の政治基盤の維持させしようとしている!
「脱原発」を卒業しよう 【池田信夫】2012年11月28日
「卒原発」を旗印として滋賀県の嘉田知事を代表とする「日本未来の党」が結成され、そこに「国民の生活が第一」や「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」などが合流し、民主・自民に次ぐ「第3極」が一夜にしてできた。しかし今週のシンポジウム「エネルギー政策・新政権への提言」でも議論したように、原発というsingle issueで政治を論じるのはナンセンスだ。それは経済政策の中のエネルギー政策の中の1割ぐらいの問題にすぎない。
きのうの第2部でも出演者全員が同意したように、日本でこれから原発を新設することは不可能だし、経済的でもない。「卒原発」を政治が論じるまでもなく、原発は減ってゆくのだ。問題はそれでいいのかということである。
原発の減った分は、化石燃料で補うしかない。シェールガスなどのおかげで、火力の直接コストは原子力より安くなると見込まれるが、「CO2を2020年までに1990年比-25%に削減する」という国際公約は、絶対に達成できない(これは政府も認めた)。火力による大気汚染や採掘事故で、毎年数万人が死亡している。もちろん原発にもリスクはあるが、それと火力のリスクのどっちが大きいかは自明ではない。
つまり直接コストでみると原発の時代は終わったのだが、環境への影響を含めた社会的コストでみると、火力に依存するリスクも大きいのだ。新政権では「脱原発」という問題を卒業し、エネルギーの社会的コストを最小化するにはどういうポートフォリオがいいのか、という経済問題として冷静に考えてはどうだろうか。
今年は過去9番目の暑さ 温暖化影響で異常気象多発
【ドーハ共同】2012年の世界の気候は、平均気温を引き下げるラニーニャ現象があったにもかかわらず過去9番目の暑さで、各地で極端な異常気象による災害が多発したと、世界気象機関(WMO)がカタール・ドーハの気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)の会場で28日、発表した。
WMOはこれらを温室効果ガスによる地球温暖化の影響とみており、COP18で交渉の加速を促したい考え。
今年1~10月の世界のデータを分析した暫定報告。南米ペルー沖の海面水温が下がるラニーニャ現象に伴い3月までは低温傾向だったが、4月に終息した後は上昇。
2012/11/28 12:20
カタールで2012年11月26日から開かれている国連気候変動枠組み条約第18回締約国会議(COP18)で、各国の環境NGOで作る「気候行動ネットワーク」は26日、地球温暖化対策に後ろ向きな国に皮肉を込めて贈られる「化石賞」に、日本など5か国を選んだと発表した。日本の受賞は今回で3度目となる。
温室効果ガスの削減を義務付ける京都議定書に来年以降参加しないことなどが理由で、「参加するチャンスはまだある」というメッセージを送った。これに対し日本政府は、「不参加は2年前にすでに表明している。今後も態度は変えない」と話した。
国会周辺に集まる脱原発の単細胞生物達は日本経済・エネルギー政策や世界政治経済に関心ないどころか、今では地球温暖化をまるで無視している!
脱原発=明るい未来だと思っているようだ。おめでたいと言うより、困った人達だ。
確かに地球温暖化の原因は単純に二酸化炭素が増加するだけが問題ではない。だが、二酸化炭素が環境に及ぼす影響は原発が地球環境に及ぼすリスクとでは比較にならないほど二酸化炭素の方が大きいと私は思う。放射能は少なくとも人類全体の生存にかかわるような気候変動には関係がない。
反原発を叫んでいる人々の多くのは、3.11前までCO2削減を唱えていた人であったと思います。例えば私はFMJ-waveのヘビーリスナーですが、3.11前にはCO2削減エコを局のイメージ戦略に使っておりました。ところが、今は反原発を前面に出しております。流行の音楽をオンエアするJ-waveは流行に敏感なだけですから・・・
反原発派は広い見識をもたず、深く物事を考えない流されやすいタイプの人達が多いのだと思うのです。
そういった人達は3.11原発事故後は、CO2による温暖化は出鱈目だと言い出しています。無節操にもほどがある。最近反原発論者は「実は原発は地球温暖化に優しくない」という論理を振り回しています。この論理は反原発派は国民を少しでも反原発派に巻き込もうとする嘘言である! 私は3.11前にはCO2による温暖化は大げさだと主張していましたが、CO2増加が環境変化に無関係なわけがない、その根本的なことを反原発派は無視している。そして何も考えず小沢一郎の復権に一役買おうとしている。
反原発派が垂れ流す「実は原発は地球温暖化に優しくない」という論理を木っ端微塵に論破しているブログをみつけました。
「原発は発電時以外には大量のCO2を排出している。政府や電力会社はこれを故意に隠してきた」の嘘
確かに原発は、発電所の建設や維持、ウランの精錬の過程でCO2を排出します。それが「大量」なのかは、基本的に論じる人の視座に依存する話ですが、単位電力量あたりの発電に伴って排出されるCO2の量を、他の発電方法と比較するのがフェアな方法でしょう。
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/n/nyango10/20100507/20100507085650.png 図は、(財)電力中央研究所による試算結果です*1。発電燃料の燃焼によるCO2だけでなく、原料の採掘・精錬・輸送、発電施設の建設・運用・保守に伴って排出されるCO2の量を、発電方法毎に比較しています。オレンジ色が発電燃料の燃焼によるCO2排出量、水色がその他の活動によるCO2排出量です。
原子力発電の場合は、発電過程におけるCO2排出量はゼロ。その他の活動によるCO2排出量が22g/kwhです。特に火力発電と比較して、圧倒的にCO2排出量が小さいことが分かります。全然「大量」ではありませんね。
勿論、「原発が発電時以外にCO2を排出」することを、政府や電力会社が隠しているわけではありません。Nyangoが引用したデータも5年前に既に公表されたものです。大体、燃料輸送や精錬、発電所の建設にエネルギーを使うことは自明です。政府や電力会社が、わざわざ注釈をつけなかっただけの話です。
「原発は放射能を出し、海を、空を、日常的に汚染している。原子力発電所近傍における白血病による死亡者は顕著に多い」の嘘
耐震偽装問題のときに話題になった「きっこのブログ」*2は、玄海原発の周辺だけ白血病の発症者数が全国平均の10倍になっていることをもって、原発は放射能を出し、健康に深刻な影響を及ぼす、としています。併せて、「確かに白血病患者が多いですね」との現地住民の声なるものも掲載しています。
目に見えないだけに「放射線が漏れている」と聞くと、我々は思わず身構えてしまいますが、実際、放射線は身近の至るところに存在する。宇宙からの宇宙線、食物摂取、大地からの放射などです。カリウムが豊富なバナナからも、K-40による放射線が豊富に出されます。自然由来の放射線量は、国内平均で1.1ミリシーベルト程度。シーベルトとは被爆による人体への影響を議論する際に用いられる指標で、放射線量を放射線の種類によって重み付けしたものです。健康被害がより深刻とされる中性子線、アルファ線、重粒子線などでは、5~20の重みをつけます。
一方、原子力発電所における放射線値は0.001シーベルト以下。(略)
では、きっこ氏が持ち出した、玄海町の白血病死亡者の件は、どのように受け止めればよいのでしょうか?
仮に、原発の立地と白血病死亡の間に明確な因果関係が存在するのであれば、敦賀や女川、福島など、他の原発立地地域でも白血病による死亡者が増大するでしょう。死因別死亡者数を市町村レベルで把握するには、人口動態調査を収めたCD-ROMを8万円程度で購入しなければならず、Nyangoは検証を断念しましたが、おそらく、敦賀など他の原発立地地域の白血病死亡率は全国平均と変わらない程度でしょう。変わるのであれば、既にアンチ原発論者が「それ見たことか」騒いでいるはずだからです。
更に、「きっこのブログ」の住人の声はインチキだと思います。急性骨髄性白血病 (AML) 、急性リンパ性白血病 (ALL) 、慢性骨髄性白血病 (CML) 、慢性リンパ性白血病 (CLL)をあわせた発症率は、10万人に10人程度です。玄海町の発症率が全国平均の10倍であったとすると、10万人に100人、人口割合で僅か 0.1%に過ぎません。発症者がこれだけ少ないなか、どうやって、一般市民が「白血病といえば、確かに周りに多いですね。身近によく聞く病気です。」と認知することができるのでしょうか。
(略)
「原発は7度も高い温水を大量に海に捨てて地球温暖化に大貢献している。」の嘘
確かに、原子力発電に伴い、大量の温水を海に排出します。「7度」も間違った数字ではありません。
しかしながら、「7度の大量の温水の排出」の事実をもって、「地球温暖化に大貢献する」と断じるのは、大いなる論理の飛躍です。
数値でもって反証してみましょう。温排水の量としては、反原発論者が持ち出す「年間1000億トン」を採用します。1000億トンが7度分上昇したときのエネルギーが総て大気に放出されたと仮定し、これを太陽放射と比較します。実際は温排水は莫大な量の海水中で拡散したり、底層の温度の低い水と拡散したり、あるいは、水蒸気になるときに大気から潜熱を奪うことにより、温排水の総てのエネルギーが大気に放出するのは、凡そあり得ない話なのですが、反原発論者の嘘を暴くため、もっとも厳しい仮定を敢えて採用するのです。
原発による大気中への熱放出(1日当たり) 1000億トン × 7度 × 4.2(J/cal)÷ 365 日 =8.05 ×(J/Day)
太陽放射(1日あたり)(J/Day)
両者の比は、。
要するに、原子力発電による地球温暖化の影響なんて、あり得ないくらい厳しく見積もったとしても、1日の太陽放射量の200万分の1にしかなりません。
まとめ
反原発論者のペテンを暴露することを目標に執筆してきましたが、如何だったでしょうか。
サヨクや反原発論者の胡散臭い言説の特徴は、以下の3つ要約できると思います。
「大量」等、大げさな修辞語を駆使するわりには、具体的な数値を出さない。科学と事実に基づく理性的な議論でなく、読者の印象に訴えかけるような感傷的な言説を展開する。
自己の主張に都合の良い部分だけをイイトコドリ。自己の言説の根拠となるソースをまったく示さない。
自己の主張に綻びが発生すると、自己の瑕疵があたかもなかったごとく振舞うとともに、議論の論点をシフトする。
反原発を前面に押し出す政党が日本の原子力産業を圧迫する政策をとれば日本製の安全な原発が作られなくなてしまう。そうなれば、新興国に中国や韓国の危険な原発が増えるだけだ。
日本は地球の未来を守るために安全な原発を世界に供給し少しでもCO2の排出を止める責任がある。そして廃炉技術や、3.11の経験を踏まえたより安全な原発を作り原子力技術を廃れさせてはいけないのである。
もし、反原発政党が政権を担うことになれば、日本の未来どころか地球の未来を奪うことになりかねないと私は危惧するのであります。