共同通信が入手した、中国が遼寧省大連で建造中の国産空母の写真=12月上旬撮影(共同)
中国の国産空母名は「山東」か 大連で建造と台湾紙
【産経ニュース】2017.2.2 19:30
2日付の台湾紙、聯合報は中国遼寧省大連の造船所で建造中の中国初の国産空母は名称が「山東」になると報じた。山東省のテレビ局が明らかにしたという。国産空母の完成予想図。
軍事専門家は、「山東」は今年前半にも進水し、試験航行を経て2020年ごろに就役すると予測。同空母は、ウクライナから購入して改修し12年に就役した空母「遼寧」と基本構造は同じだが、艦橋やレーダー装備などに改良が加えられているという。
「遼寧」が母港としている山東省青島の軍港に新しい埠頭ができており、「山東」の母港となる可能性があるとの分析も紹介した。
青島の軍港は北部戦区に属し、艦船の活動範囲には日本海が含まれる。(共同)
米軍事費大幅増と中国のインスタント空母
【世界のニュース トトメス5世】2017年02月28日18:00
(略)
世界の国は軍事大国に服従する
オバマ大統領の平和主義によって米軍は戦う能力を喪失し、戦闘機は置物になり、カリフォルニアの指令室で無人機を操作するだけの軍隊になった。
この8年間で「軍事大国」の座はロシアと中国に移動し、各国はアメリカ軍を弱い軍隊と見下すようになった。
ここで気づくのは「大国」とは軍事力の事で、世界の国々は軍事力が強そうだというだけで、ロシアや中国に従い始めたのです。
中国の軍事力などアメリカ軍が総力を挙げれば一瞬で吹き飛ぶが、アジアの国々はアメリカより中国に従う姿勢を示している。
フィリピン、台湾、韓国、北朝鮮、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、ラオスなど「アジアの盟主」を自称した国も中国に服従の態度を見せた。
ベトナムは南シナ海で中国と争っているが、貿易額で中国が首位なので、経済では依存しています。
中国のGDPは(発表が本当だとして)アメリカの7割であり、1990年代の日本も対米7割だったが、日本に服従した国は一カ国もありませんでした。
各国が従うのは軍事力が強いからで、正しい国とか金持ちの国には、決して服従姿勢は見せません。
ロシアと中国にはこの事が良く分かっていたが、日本とアメリカの指導者にはまったく分かっていませんでした。
その中国は最近遼寧につぐ2番目の空母を建造中で、世界の専門家を驚かせています。
専門家が驚いているのは性能ではなく建造速度の速さで、到底考えられないほどの高速で完成に近づいています。
コードネーム001A空母は2015年に骨組みが衛星写真で確認され、2016年には空母の形になり、2017年には進水し、2020年に就役する。
中国のインスタント空母
進水までたった2年、完成まで5年だが、他の国の空母と比べてこれは際立って異常だと言える。
遼寧は旧ソ連が1985年12月に建造開始して完成は2012年9月、フランス空母シャルル・ド・ゴールは1989年4月開始で2001年5月就役で12年間でした。
米最新空母ジェラルド・R・フォード級は2009年建造2017年に就役予定、イギリスのクイーン・エリザベス級は2009年建造2017年就役予定です。
ロシア空母アドミラル・クズネツォフは1982年9月建造1990年12月就役、実際に運用されるようになったのは2015年以降でした。
これらの空母は建造期間が8年以上で、建造に至るまでにどれも長い議論があり、計画段階からは15年か20年はかかっています。
それが中国空母は議論は一切無しでいきなり建造を始めて2年後にはもう進水するのです。
米空母1隻の建造費は約50億ドルで艦載機も同じくらい、さらに50年間で同じくらいのメンテナンス費用などがかかるので2兆円になります。
もっと小型の空母でも1兆円は掛かし、空母艦載機の議論で大抵は揉めに揉めて、計画は二転三転するものです。
イギリス空母はもうすぐ完成なのに艦載機をどうするか決まっておらず、「不要になったら転売しようか」などと議論しています。
空母はあらゆる兵器の中でも飛びぬけて高額なので、こうした議論が起こるのが正常で、何も無い事がおかしいのです。
中国の新空母が完成したとしておそらく性能は遼寧とほぼ同じ、艦載機も遼寧の改良型を運用するでしょう。
アメリカの空母艦載機は数百機製造するが、中国の空母艦載機は10機か20機しか製造しないので、試作機でしかありません。
空母の性能は艦載機で決まるが、少なくとも100機は製造して運用しないと信頼性を確保できないので「空母を6隻作ろう」と言っています。
泥縄式に空母部隊を拡張するようだが、果たして現実に使い物になるのか、既に破綻寸前の中国政府の財政は耐えられるのか疑問です。
中国が大連にある中国最大の造船会社、大連船舶重工集団で現在、建造を進めている「Type 001A」と呼ばれている初の国産航空母艦のニュースが流れてきた。
まもなく2017年中には進水、就役は2020年を見込まれている。
アドミラル・クズネツォフには飛行甲板前部にP-700グラニートSSMのVLS発射装置が存在していた。
しかし、遼寧では撤去され、SSMのVLS発射装置のあった空間は強度の問題から格納庫として使用できなかった。「山東」ではSSM用の発射装置があった空間が航空機用の格納庫として使用できるようになっている可能性があり、搭載機が増えている以外、ほぼ外観は「遼寧級」空母に見える。
現時点では「遼寧」の最大の欠陥であるエンジン問題がType 001A CV-17「山東」ではどうなっているかいまのところ一切情報がない。
遼寧の改良前の「ワリヤーグ」はウクライナから中国に引き渡された時点で、エンジンは積載されていなかった。中国には大型艦船に搭載する蒸気タービンエンジンや高性能ディーゼルエンジンやさらに進んだガスタービンエンジンを製造する技術や、開発能力がないことから、仕方なく遼寧に、駆逐艦用のディーゼルエンジンを複数搭載しているとの説が有力である。
「ワリヤーグ」は、蒸気タービンエンジン2基を積載し、速力29ノットの最高速度が出せたはずだったのだが、「遼寧」の最高速度は19ノット(35.2キロメートル)しか出せないのだ。米空母は30ノット(時速55.6キロメートル)以上のスピードを出せるため、それで向かい風を作り、艦載機が発進するための揚力を与えることができる。
これでは艦載機運用の面でかなり劣る性能であるため、中国もやむを得ず遼寧を「練習空母」と大見栄を切ったのだ。
現時点で煙突の大きさ、吸気口の大きさも「遼寧」に準じているように観察できるので、ガスタービンを搭載したようには見えない。もっとも、ディーゼルエンジンも、コンテナ船などの高速用ディーゼルエンジンも国産できていない。最新鋭の駆逐艦に搭載されているエンジンも、ディーゼルとガスタービンを組み合わせたCODOG方式であるが、ディーゼルエンジンは主にドイツ製、ガスタービンエンジンはウクライナ製のを組み合わせている。
現時点で、空母用の大型ディーゼルも開発に成功したと聞いてはいないが、さすがに何かしらのブレークスルーがあり、30ノットが出る見込みができた為国産空母を建造を始めたと考えるべきだと思う。まさか同じエンジン出力であれば、単なる見世物空母が二隻となる。
また、搭載戦闘機はどうするのか深刻な問題である。
”艦載機 飛べない空母は ただの的” パクリ戦闘機J-15無残 2016/6/7(火) 午後 9:06
近年の対艦ミサイルの精度向上により、空母は真っ先に海上での標的とされる。
実戦上の価値は帝国海軍が真珠湾を急襲した時から比べると価値が無くなった。
前世代の遺物とまではいかないが、開発中の我が国のASM-3超音速対艦ミサイルが配備されたら、日本近海には進出することは不可能だろう。その前にそうりゅう級の魚雷の餌食になっているかもしれない。
中国の国産空母は所詮「張子の虎」か? 米国では酷評されている=中国メディア【サーチナ】2016-03-08 14:39
中国メディアの新浪網は7日、中国が建造中の航空母艦について、米国軍では中国がウクライナから購入した「遼寧」と同様にアドミラル・クズネツォフを基礎にしたものであり、米国のニミッツ級やフォード級と同程度の航空作戦能力とは無縁との見方が出ていると紹介した。
米海兵隊のヴィンセント・スチュワート中将が2日、米連邦議会下院で述べたという。スチュワート中将は、中国の空母艦隊は少なくとも現在、中国周辺海域、あるいは南シナ海の9段線内の安全を確保するのが主要な目的と主張。中国が現在保有する唯一の空母「遼寧」は5万5000トンで、米国のニミッツの半分程度の大きさとしてきした。
さらに、航空機を射出するカタパルトがないので、航空機の離陸重量には大きな制限があると指摘。中国は2隻目の空母を建造しているが、遼寧と同様にソ連のアドミラル・クズネツォフを基礎にしたもので、「中国は蒸気式にせよ電磁式にせよ、カタパルトのない中国の空母はスキージャンプ方式であり、ニミッツやフォードのような、平らな甲板の空母を保有することはできない」と論じた。
米国の軍事・外交専門誌の「ザ・ナショナル・インタレスト」はスチュワート中将の発言を引用した上で、中国の海軍の発展は、時間と共に進行しつつあると指摘した上で「中国経済の成長は鈍化しつつある。中国当局が軍事力強化の歩みを止めることはありえないが、軍事力の増強はある程度、鈍化するだろう」との見方を示した。
新浪網は、「遼寧」は研究・訓練用の空母であり、ニミッツやフォードと比較するのは「明らかに不公平」と主張。米国は空母運用で最も経験のある国で、「過去100年ほど独走状態」にあったと論じ、中国は「本格的に空母を研究・製造しはじめてから10年に過ぎない」と主張。
新浪網は、中国は空母分野で「小走り」という安定した戦略を取っており、「遼寧を消化・改良してスキージャンプ式甲板の空母を作り、次に通常動力の平らな全通甲板を持つ空母、最終的には大型原子力空母に発展させる」と主張した。
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◆解説◆
上記記事は触れていないが、世界で初めて空母の集中運用を行ったのは日本海軍だ。第二次世界大戦ではそれまでにも1940年11月に、英空母から発進した雷撃機21がイタリアの軍港で、停泊中のイタリア戦艦1隻を撃沈したことがあるが、それほど注目されなかった。
日本は1941年12月8日未明、「赤城」、「加賀」、「蒼龍」、「飛龍」、「瑞鶴」、「翔鶴」の空母6隻、さらに戦艦2隻などからなる大艦隊をハワイに接近させ、空母から発進させた航空機で真珠湾軍港に停泊していた米戦艦4隻を沈没させるなどの戦果を得た。
真珠湾攻撃後も、「戦艦は停泊中だった」として航空母艦の戦力にまだ懐疑的な声があったが、日本海軍は2日後の12月10日のマレー沖海戦で、空母から発進した攻撃隊が英海軍の巡洋戦艦「レパルス」と戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」を撃沈した。このことで、戦艦に対する航空母艦の優位性が最終的に認められることになった。
ただしその後、空母は攻撃に対して防御が弱いことも判明し、当時の日本海軍のような「空母の集中運用」は、リスク分散のために避けられるようになった。
中国が日本の防衛力増強に極めて神経質になるのは、「かつての日本軍の恐ろしさ」が骨身に染みているからとも言える。(編集担当:如月隼人) (イメージ写真提供:(C) Alexander Ogurtsov/123RF.COM。バレンツ海のコラ湾に停泊するアドミラル・クズネツォフ)
空母保有の戦略的な重要性はあるが、巨額な費用に見合った合理的な投資効果があるのか?積む戦闘機が無ければ、どうするのだろう?
これじゃ大東亜戦争末期の日本海軍と同じではないか!空母に積む艦載機が無ければ、ただの的にしかならない。
投資効果が不透明なまま空母を増やすのであれば、中国が規律なき軍拡を突き進ンだ挙句に中国経済が崩壊する懸念が高まる。
「WS-10」国産エンジンは「病気持ち」・・・「J-15」戦闘機に搭載したら「空母上でまともに使えぬ」=中国メディア
【サーチナ】2015-09-10 06:17
中国の大手ポータルサイト「新浪網」は8日、中国が開発したターボファンエンジンの「WS-10(渦扇-10)」には“心臓病”とも言える問題があり、艦上戦闘機の「J-15」も同エンジンを使ったのでは、空母搭載機としてまともに使えないとの見方を示した。
艦載機の場合、離着艦をはじめとして機体やエンジンは「過酷な使われ方」をする。塩分による腐食にも対応せねばならない。「J-15」に搭載可能な中国国産エンジンにはWS-10があるが、空母艦載機用として「任に堪える」エンジンは、ロシア製の「Al31F」しかないという。
最近では中国の軍備増強や武器開発のテンポアップが注目されているが、少なくとも戦闘機分野では「背伸び」が目立つ。代表例が「J-11」シリーズだ。最初はロシアから「Su-27」を輸入。次に同機の国内ライセンス生産を始め、「J-11(J-11A)」とした。
中国は続けて、ロシアの同意を得ずにJ-11を改良して「J-11B」を開発した。その後もJ-15を含め、さまざまな派生型を登場させた。しかし、エンジン開発が大難航。なんとかWS-10の実用化にこぎつけたが、性能や信頼性での問題が大きいとされる。
新浪網は「J-11」シリーズの開発について「ロシア側と契約履行上のトラブルが発生」と紹介。ロシアは、自国内で生産して中国に輸出したSu-27、Su-30など、さらに契約にもとづいて中国国内でライセンス生産されたJ-11Aに搭載するエンジンは供給するが、中国が開発したJ-11Bなどに用いるエンジンの輸出は拒絶。
そのため、J-15に搭載されるAl31Fは、中国国内で「やりくり」して調達されたものという。
新浪網は、現在のJ-15用のエンジン確保について「持続可能な方法ではない」と指摘。逆に、「もしも近い将来、WS-10を使用したJ-15が大量に遼寧艦上で使用されることになれば、WS-10の“心臓病は基本的に治癒”したことを意味する」、「そうすれば、WS-10を使う他の戦闘機、例えばJ-11B、J-16の実戦能力も、本質的に向上したことになる」と主張した。
記事は自国によるエンジン開発について希望的観測を論じたが、実際には「現在のWS-10には“心臓病”がある」と認めたことになる。(編集担当:如月隼人)(写真は動画とともに掲載された上記記事頁キャプチャー)
まともなエンジンが無く、開発も出来ない中国、唯一の友好国パキスタンですら輸出したJF-7戦闘攻撃機のエンジンすら中国製エンジン搭載を拒否されたほど酷い品物のようだ。
航空エンジン「開発失敗史」・・・中国社会の縮図、目標高すぎ虚偽報告横行=中国メディア【サーチナ】2015-08-29 08:31
中国のポータルサイト「新浪網」はこのほど、中国の航空ジェットエンジンの開発を批判する記事を発表した。外国の技術を安易に模倣すること、目標が高すぎて、達成できない技術者らが虚偽の報告をすることなどと、問題点を指摘した。結局中国製エンジンは紛いものでしかない。
記事は冒頭で、開発で最初は外国の技術の導入が必要としても、「まず、レベルの比較的低いものを導入し、技術の持つ意味をひとつひとつ完全に理解した上で、次には自らの力で上を目指す」との考え方と「とにかく模倣する。だめだったら別のエンジンを模倣する。うまくいかなければ外国製を買えばよい」との方針があると指摘。中国は後者だったと論じた。
典型的な失敗例として新型戦闘機「J-13(殲-13)」に搭載される予定だった「WS-6(渦扇-6)」を紹介。1960年代の開発着手だったが、結局は放棄された。記事は、「最大の害毒。その厄災は現在にまで及んでいる」と非難した。
同エンジンには、12.6トンの推力が求められた。2010年ごろに一応の実用化に成功し、「J-16」など一部戦闘機に搭載されたとされる「WS-10」と同レベルの性能だ。
WS-6の開発で、「紙の上の設計」は「神速」で進んだが、実際に組み立ててみると、設計上の問題点や部品の精度不足などの問題が次々に露呈した。
しかし「WS-6は必ず完成させねばならない」という要求があったため、何度も作り直しては試運転をした。そのたびに故障が出た。技術者らは、故障をごまかして報告したので、長期間にわたって「WS-6には希望がある」と見なされた。最後には、開発スタッフも報告のどの部分が正しく、どの部分が欺瞞(ぎまん)であるか、分からなくなってしまったという。
WS-6は1980年代に放棄された。中国はその後、新たに「WS-14」の開発に着手した。ところが「WS-6の経験を生かす」との方針となり、WS-14にはWS-6の技術が取り入れられた。
その結果、WS-14は完成したものの信頼性が極めて低く、燃料漏れや出火などを繰り返した。記事は、最新のWS-10の開発も、どのように取り組まれてきたかは「天のみぞ知る」と主張した。
記事は最後の部分で、中国はこれまで、航空エンジンの開発に大量の資金を投入してきたが、結局は「数十年に渡る歴史的錯誤のツケを残す」結果になったと批判した。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C)qumrran/123RF.COM)
焦点:中国が航空機エンジン開発に大規模投資計画、技術流用困難で 【ロイター】 2012年 10月 31日 15:11 JST
[香港 30日 ロイター] 中国は核ミサイルを設計し、有人宇宙飛行を実現させたが、1つの重要な技術にはまだ手が届いていない。何十年という研究開発期間にもかかわらず、まだ信頼に足る高性能のジェットエンジンの製造に成功していないのだ。結局のところ16機しか艦載戦闘機が無く、遼寧だけでも定数不足、しかもエンジンが紛いものなので直ぐに壊れる。 着艦時の衝撃がパクリの機体では吸収しきれず、
もしかしたら、この状況が変わるかもしれない。中国政府は、一体性に欠け、資金不足に陥っているエンジン開発事業を活性化させるべく、1000億元(160億ドル)規模の投資を検討している。
関係筋によると、国営企業で軍用機や民間機の製造分野で支配的な地位を築いている中国航空工業集団(AVIC)が、政府の資金支援を熱心に働き掛けてきた。既に自前でも約100億元を向こう3年でジェットエンジン開発に投じるために用立てている。AVICは、40万人を超える従業員と上場20社を含めた200の子会社を抱える巨大企業だ。
AVIC傘下の主要軍用機エンジンメーカーの西安航空動力(600893.SS)幹部のZhao Yuxing氏は電話取材に対して、政府の上層部でエンジン開発の資金提供問題が議論されていると表明。「われわれが承知しているのは、当社がエンジン製造事業の支援と大いなる発展を目指すこの戦略的プログラムに組み込まれているということだ」と語った。
中国の軍需産業は総じて、天安門事件を受けた欧米による武器輸出禁止措置に苦しめられてきた。さらに外国エンジンメーカーは中国への技術移転を極度に嫌っており、技術の差を埋めるいつもの手であるコピーも阻まれている。
こうした中で一部の中国航空業界の専門家は、政府は最終的に今後20年でジェットエンジン開発に3000億元(490億ドル)を支出するだろうと予想する。
上海の東方証券の防衛セクターアナリスト、Wang Tianyi氏は「中国の航空エンジン部門は明らかに投資が足りない。1000億元というのはエンジン業界ではそれほど大きな金額ではない」と指摘した。
<企業秘密流出を強く警戒>
独立系の軍事航空シンクタンク、エアパワー・オーストラリアの創設者であるカーロ・コップ氏は「歴史的に航空業界の主要企業はすべて、機体とエンジンの双方の設計能力を備えている。競争力のあるエンジンの設計と生産ができるようになるまでは、中国の航空機設計の能力と実績は、彼らが輸入を認められた技術によって重大な制約を受けるだろう」とみている。
中国の設計技術者にとって、手っ取り早いのは合弁相手の外国企業から知的財産を抜き出したり、単純に外国の技術をコピーすることだったが、これまでのところ成果はほとんど上がっていない。
米ゼネラル・エレクトリック(GE.N)やフランスの防衛大手サフラン・グループ(SAF.PA)傘下のスネクマ、ロールスロイス(RR.L)、米ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX.N)傘下のプラット・アンド・ホイットニーといった外国エンジンメーカーは、企業秘密の流出を防止すべく目を光らせている。このため中国側がノウハウを移転させたり、知的財産を盗用する機会は限られる。
<エンジン問題がボトルネック>
AVICの計画では、ばらばらに存在するエンジン開発・研究機関は統合されて競争や作業の重複が最小限にとどめられる。
毛沢東時代の名残で中国のエンジン研究機関、航空機メーカーなどは瀋陽や西安、上海などの都市に散在している。
西安航空動力が発表した昨年の年次報告書によると、同社はAVICの計画の下で主要エンジン関連事業に編入される。報告書は「中国の航空業界において、エンジン問題が発展を制約する要因、すなわちボトルネックになっているという広範な合意が存在する」としている。
ただ、中国が向き合っているのは気の遠くなるような課題だ。エンジン製造の専門技術を習得できたのは、米国と欧州、ロシアの一握りの企業にすぎない。香港を拠点に中国軍事問題を分析し、「カンワ・エイシャン・ディフェンス・マガジン」を編集しているアンドレイ・チャン氏は「現代のジェットエンジン技術は、動力における産業革命のようなもの。欧州と米国、ロシアには長年蓄積した経験があるが、中国はわずか30年足らずの取り組みにとどまる」と話す。
かつてロールスロイスの北東アジア地域ディレクターを務めたリチャード・マーゴリス氏は「なぜエンジン製造の成功者が非常に少ないのかといえば、それが極めて難しいからだ」と断言した。
それでも高性能の軍用機エンジンは、海空軍部隊において第一線級の戦闘機と攻撃機を増やそうという中国政府の長期計画にとって欠かすことはできない。こうした軍用機は、台湾や東シナ海、南シナ海などでの航空優勢をいずれは確立しようとする上で重要なのだ。
中国は西側諸国の武器禁輸措置のためにこれまで、ロシアから輸入した戦闘機のリバースエンジニアリング(分解による構造分析作業)を通じてデッドコピーや一部独自設計を取り入れた軍用機を生産する方法に頼ってきた。これによって2000年以降、米国の新鋭機にほぼ見劣りしない性能があると思われる戦闘機と攻撃機を500機以上も増やし、旧ソ連時代に設計された古い機種の多くを退役させた、と軍事専門家は説明している。
<ロシア模倣品の性能は不十分>
中国の軍用機の近代化が進んでいることを示す明らかな例の1つは、最近になって国産の「J─15」戦闘機が就役したばかりの空母「遼寧」から離発着訓練をしている画像が公開されたことだ。
この最新鋭機の1つである「J─15」のエンジンは、ロシア製の「AL─31」ターボファンであることは内外の軍事専門家には自明で、中国の第一線機のほぼすべてに搭載されている。中国国内では、瀋陽黎明発動機製造集団が「AL─31」を模倣した国産エンジンの「WS─10」を開発したものの、「J─15」などに搭載した飛行試験ではまだ目標性能に達していない。
中国の防衛セクターアナリストによると、向こう20年でさらに1000機の新鋭機が配備される見込みだが、ロシアは中国側の無断コピーに対する怒りや中国の軍事力増大への警戒感から、「AL─31」よりも新型のエンジンを供給することには消極的になっている。専門家は、もしこうしたエンジンの輸入もしくは国内製の模倣品がなければ、中国は米国やロシアの最新鋭のステルス機に太刀打ちできる機種を製造できないとみている。
これらの軍用機が中国にとって戦略的に重要な分野である一方、同国の商用機の市場はより大きくなる可能性を秘めている。
米ボーイング(BA.N)は、中国は2031年までに大型旅客機があと5260機は必要になると予想。カナダのボンバルディア(BBDb.TO)は、同じ期間に中国のビジネスジェット機需要が2400機に達するとの見通しを示している。どちらの航空機もエンジンが最低2基とそのスペアが必要になるため、エンジンの総需要は1万6000基に上る可能性があり、現在の価格でみて1基当たりは平均1000万ドルと見積もられている。
中国は商用機市場でも国産機で外国勢に競争を挑むことを計画している。ただ、いくら研究開発を強化し、外国企業との合弁から技術移転ができたとしても、中国の航空機エンジン市場を支配するのは外国製である状況は続く、というのが一部の専門家の見方だ。カンワ・エイシャン・ディフェンス・マガジンのチャン氏は「こうした構図は10年や15年では変わらない」と述べた。
(David Lague、Charlie Zhu記者)
J-15の場合、エンジンがマウンターから外れてしまう事故が多発しているらしい。
これ以上製造するわけにもいかず、Su-33かMig29MかMig-35をロシアに泣き付いて正規輸入させてもらうかしかないだろう。
瀋陽飛機工業集団が自己資金で開発中の「J-31」もステルス艦上戦闘機と見られている。こちらも、エンジンに問題を抱え、J-15と同じく使い物にならないと中国の軍事情報メディア「太行軍事網」は報じている。
また、中国製の軍艦内部を視察した武官の方々の証言によると、信じれれないような、可燃物が無造作に通路においてあったりしており、まるでダメージコントロールのことを考えていないのではないかと言われている。
航空母艦大鳳は1941年(昭和16年)7月、川崎重工(神戸)で起工した。建造中に緒戦以来の諸戦訓の対策が実施され、工事を極力急いで1944年(昭和19年)3月に完成した。したがって、あらゆる点で最も実戦的な不沈航空母艦と期待されていた。重防御航空母艦なので、他の航空母艦よりもより長く戦場に留まって作戦を継続する任務を負い、爆弾とガソリンは他艦の艦上機へも供給し得るように搭載量が多い。この代償として飛行機搭載数は減少した。
1944年(昭和19年)6月19日、大鳳は日本海軍の信望を一艦に集め、第一機動艦隊の総旗艦として、初陣のマリアナ海戦(あ号作戦)に参加し、第一次攻撃隊を発進させた。その直後の午前8時10分、大鳳に米海軍潜水艦アルバコーアの放った魚雷一本が命中した。魚雷は大鳳の前部ガソリンタンク部の外板に命中し、その炸裂によってタンク上部甲板継手が緩み、揮発油ガスが漏洩して格納庫に充満した。しかし、これは致命傷にはならず、速力も低下しなかった。
不運はこの被害のショックで前部エレベータが故障し、第二次攻撃隊の飛行機を乗せたまま途中で停止したことにあった。飛行甲板前部のエレベータが開口したままなので、これを塞がなければ第二次攻撃隊の発進も、また第一次攻撃隊の帰投機の収容もできない。急きょ、艦の応急作業の全力を挙げてこの開口を塞止したため、換気を阻害し、揮発油ガスは格納庫内に充満し、数時間後、何かの原因でこのガスに引火し、轟然と大爆発を生じ、瞬時にして艦が破壊して、火炎は艦を覆うに至った。一切の消防装置も同時に破壊し、次第に傾斜して沈没した。
大鳳は不沈を目標に建造したが、折角設けた飛行甲板の防御も、何の役にも立たなかった。しかし、これは天災ではない。ガソリンタンクの防御法と漏洩する揮発油ガスに対する対策が不十分であったのである。早速その直後、日本海軍連合艦隊の全艦に、造船技術者がかつて夢想もしなかった非常手段が採られた。これは防沈対策または浮力保持対策と称し、造船技術者の頭の切替えが行われたのである。
信濃は米潜水艦の魚雷4本を喰らったが、大和型戦艦の三番艦改造の「信濃」は本来であれば、その程度ではけっして沈むことはなかった。武蔵は魚雷12本を喰らってもまだ浮いていた。しかし、「信濃」軍艦籍に入って完成艦として扱われているが、実際は建造中の未完成艦だった為、完全に防水ハッチを閉められなかった。かろうじて閉めることが出来た防水ハッチも、隙間から空気が漏れているなど欠陥があった為、沈没してしまったのである。
さすがに空母「山東」は「戦時急造空母」ではないが、なにせmade in Chinaの空母である。ほぼ第二次世界大戦の日本の戦時急造空母と同程度のクオリティすらないであろう。
お笑いMade-in-China海軍 2015/11/9(月) 午前 1:58
アイヤー嵐が来たあるよ~
ちょっと締まりが悪いある~
あいや~!!!
ドアがふっとんだある~!!!
アイヤ~!水が入ってきたある!
と、とりあえず閉めることができたある!!
でも、レバーが吹っ飛んでしまったある!!
棒!・・・棒をいそいで持ってくるある!!
みんなで水をかきだすある!
よし!溶接しておくある!うむ完璧ある!
日本鬼子には内緒ある!
注目していただきたいのは、水を掻き出していたバケツが100円ショップで売っているような安物のプラッチク製のバケツやボールなのだ!・・・・
これじゃ~被弾した場合どうするんだろうか?おそらく一事が万事であると思う。粗製濫造の軍艦であり、たとえ外面が日米のレベルに追いついても、運用や実戦経験がない中国海軍の実力がいかがなものか想像がつく。
また、次に紹介するのは、中国潜水艦内での食事風景である。
詳細は不明だが、中国の潜水艦には乗員用の食堂というものが無いらしく、料理は手渡しで、運ばれそこで食事を摂っている。
いかにも中国的な光景だ。日清戦争前、明治19年砲艦外交の一環で日本にやってきた当時最新鋭の中国戦艦の「定遠」「鎮遠」に若き日の東郷平八郎が乗船したところ、洗濯物が無造作に干してある艦内を見て恐れるに足らずと思ったと、有名な逸話がある。
まあ、戦略ミサイル潜水艦のミサイルの脇で、食事をとったからと言って問題はないが、道端で食事をとるように飯を喰う軍隊が強いとは思えないのは私だけだろうか?
まあ、中国の国産空母はいかなるものか・・・想像がつく。