【SouthChinaMorningPost】Minnie Chan 2020年5月4日 5:00am 

●北京は地域の緊張が高まった時期に11月の珠海航空ショーで飛行機を発表することを「慎重に検討」している。

H-20 は中国に潜水艦、弾道ミサイルおよび爆撃機の核の三位一体(の、攻撃能力)を与えることになる

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An artist’s impression of what the H-20 may look like. Photo: Weibo

中国の新世代戦略爆撃機は今年中にも納入される可能性が高いが、北京はコロナウイルスのパンデミックのために地域関係が複雑な時期に発表することの影響を秤にかけていると言われている。

軍の情報源は、パンデミックが十分にコントロールされていた場合、Xian H-20超音速ステルス爆撃機(攻撃範囲を2倍にすると予想される)が11月に開催される今年の珠海航空ショーで初の公の場に登場する可能性があると述べた。

"珠海航空ショーは、中国のイメージとパンデミック対策の成功を促進するためのプラットフォームになると期待されており、伝染病が中国の防衛産業企業に大きな影響を与えなかったことを外部に伝えることができる」と関係者は語った。

しかし、今年の航空ショーでの爆撃機の出現は、その攻撃範囲内の国、特にオーストラリア、日本および朝鮮半島を直接脅かすことによって緊張を高めることができる。

別の情報では、"北京の指導者はまだ注意深く、地域の緊張がCovid-19 のパンデミックの影響でエスカレートしているので、その委員会が地域のバランスに影響を与えるかどうかを検討している、" とのことだ。
"大陸間弾道ミサイルのように、すべての戦略爆撃機は核兵器の運搬に使用することができる...中国が純粋に防衛的な国防政策を追求してきたと主張するならば、なぜそのような攻撃的な兵器が必要なのだろうか?

パンデミックを巡って北京とワシントンが言葉を交わし、台湾海峡や南シナ海、東シナ海での海軍哨戒を強化するなど、地域の緊張はこの1カ月で悪化している。

米国国防省は、H-20の航続距離を8,500km(5,300マイル)以上と見積もっている。H-20は、ステルス戦闘機J-20、巨大輸送機Y-20、中量輸送ヘリZ-20を含む中国の20の新世代戦闘機シリーズの最後のものである。

H-20の到着は、中国の「核の三極」と呼ばれる地上ベースの大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射ミサイル、空爆兵器の完成を意味する。

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An H-6K bomber, or China’s B-52, flies over the South China Sea. Photo: AP

中国の国営テレビは、H-20が現在のH-6Kの攻撃範囲を2倍にすることによって、アメリカと中国の間の戦略的な計算を変えることができると言った、国のB-52と呼ばれる。

H-20は中国本土の基地から日本、グアム、フィリピンおよび他の国の米国の基地を含む第2の島のリングを越えて目標を攻撃するように報告された。

第三の島々はハワイとオーストラリア沿岸部にまで及んでいる。
この爆撃機は、最大離陸重量が少なくとも200トン、最大積載量が45トンの核ミサイルと通常ミサイルを搭載しています。この爆撃機は亜音速で飛行し、4つの強力な超音速ステルス巡航ミサイルを発射する可能性がある。

しかし、情報筋によると、中国初のアクティブステルス戦闘機J-20と同様に、H-20爆撃機のエンジン開発は予定より遅れているという。

J-20のために、エンジニアは高推力ターボファンWS-15エンジンを開発していたが、ジェット機は中国製WS-10Bまたはロシア製AL-31FM2/3エンジンのいずれかを使用していると理解されており、それは亜音速での操縦性とステルス能力を損なう。

軍事愛好家は、H-20がNK-321ロシア製エンジンを使用するかもしれないと推測していますが、2つの独立した軍事情報源は、それがアップグレードされたWS-10エンジンを装備しているだろうと言いました。

"WS-10はまだ十分に強力ではないので、H-20のための過渡期のエンジンである。

適格な代替品は開発のために2~3年かかるかもしれない "と、情報筋の1人は言った。

2020年2月17日

もう一つは、H-20の速度は当初の設計よりも遅くなり、当初の戦闘能力の一部が低下するだろうと述べた。

"それがアメリカ空軍がH-20に関心を持たない理由です" "それは彼らのB-2やB-21爆撃機にどんな挑戦も起こせないほど強く強力ではないからです"

もし米国がより多くのF-35超音速戦闘機を配備することを決定した場合、それはすでに日本と韓国に約200機を販売しているが、それは中国に新型爆撃機のお披露目を前倒しするように促す可能性がある、と第二の情報筋は言った。

"例えば、何人かの米国の意思決定者が、日本、韓国、そしてシンガポール、インド、台湾に500機までのF-35戦闘機を配備することに決めたならば-インド太平洋地域の中国のほぼすべての隣国が中国を封じ込めるためにF-35戦闘機を使用することになる-それは北京ができるだけ早くH-20を開発するように促すだろう。"

H-20は2000年代初頭から開発が進められていたとされる。戦略爆撃機の開発プロジェクトは、2016年に人民解放軍が初めて発表した。

日本は、ロシア新ステルス爆撃機と新たな中国ステルス爆撃機の脅威に対処しなければならなくなった。

中国国営TVによれば「H-20」は攻撃半径は6,000km以上に到達し米中間のパワーバランスに変化をもたらすとのプロパガンダだが、米国防総省の推計ではH-20の航続距離を8,500km以上だと見積もっている。ちなみに8500kmは北京ハワイ間の距離だ。
北京グアム間の距離はおよそ4000kmである。


米海軍の原潜部隊と、日本の通常型潜水艦の能力は、日米が圧倒的有利である。

現状、制海能力おいては、日本近海ではそうりゅう型おやしお型潜水艦・P-1とP3Cの存在で、とても中国は日本や台湾に攻め込む能力は無い。



と、なれば、航空機による日米艦船やシーレーン上の商船隊、日本本土への攻撃の選択肢として、中国はこのステルス爆撃機による攻撃オプションを選択する可能性が高くなる。

H-20開発を担当している西安飛機工業公司が公開したプロモーション動画の最後に「THE NEXT・・・」という言葉とともに覆われたH-20らしき機体が登場する。

空対地・空対艦ミサイルによる飽和攻撃や、外洋における商船に対する爆撃機によるシーレーン攻撃に備える必要がある。

特に、「外洋(戦闘機のエアカバー外)で中国爆撃機を迎撃する空母艦載機を投入するしかない」が、いずも型2隻ではとてもこころもとないそこで、「滞空時間の長い対潜哨戒機に長距離空対空ミサイルを積んで艦隊を空中援護すればよい」というアイデアが浮上している。

「空中巡洋艦」構想

1980年代、T-22Mバックファイアー対策として、対潜哨戒機P-3Cオライオンの早期警戒タイプに長距離空対空ミサイルAIM-54フェニックスを8~12発搭載する空中巡洋艦構想が浮上した。1986年(昭和61年)、P-3Cを母体に、E-2Cと同じAN/APS-138レーダーを搭載して早期警戒能力を付与し、さらにAN/AWG-9レーダー・火器管制装置とAIM-54 フェニックス12発を装備した機材で船団の防空を行うという「空中巡洋艦」とも称される大型戦闘機構想が検討されていたが、防空範囲は在空空域周辺に限られ、作戦柔軟性や迅速性に乏しく、護衛艦隊の都合に合わせて一体運用できないといった理由から早々に検討対象から除外された。

今また同じプランがP-1を母機として浮上して研究されている。


 航空開発実験集団司令部の要求により、射程距離100キロメートル以上の長射程空対空ミサイルを搭載、発射する大型航空機(P-1哨戒機以上)の諸外国動向及び日本での実現性検討の調査について川崎重工が受注、報告していることがこのほど、明らかになった。
 航空自衛隊第2補給処で昨年12月12日に入札公示された契約名「長距離ウェポン搭載母機に関する調査研究」がそれで、1月22日付で川崎重工が90万円で落札、納期は3月20日となっている。仕様書が公表されており、それによると長距離ウェポンとは射程100キロ以上の空対空誘導弾、搭載母機は長距離ウェポンを搭載、発射するための装置を装備し、長距離ウェポンを運用できるよう改修された大型航空機としており、大型機の機体規模はP-1哨戒機同等以上としている。

第3299号

空自の入札:長距離ウェポン搭載母機に関する調査研究

http://t.co/moTmwMTHoT (現在はリンクしていません)
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c)長距離ウェポン射程距離100km以上の空対空誘導弾をいう。
d)搭載母機長距離ウェポンを搭載及び発射するための装置を装備し、 
  長距離ウェポンを運用できるように改修された大型機航空機をいう。
e) 大型航空機海上自衛腺のP-1対潜哨戒機同等以上の機体規検を有する
  航空機をいう。

弾道ミサイル・ステルス機対処技術


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遠距離探知センサシステムの運用構想図にDdogが画像のAAMを強調

遠距離探知センサシステムは、先進的なレーダシステムと赤外線センサシステムをデータ融合させることにより、弾道ミサイル、ステルス機及び巡航ミサイルを遠距離で探知するものです。本システムには、電子装備研究所が将来センサシステム(搭載型)等で確立したセンサ技術が応用されます。

この遠距離センサシステムがそのままミサイルプラットホームとなるとは限らないが、その可能性はあるが、私としてはフライバイライトのP-1を母機とすべきと思う。

イメージ画像にはB-767らしき機体にはパイロンが4×2箇所描かれています。おそらくここに射程300-400kmJNAAM8~32発搭載可能だろう。
JNAAMミサイルの重量がミーティアと同じ185kg大型化して200kgであったとしても、ミサイルで重武装してもP-1の積載量は9000kg以上あるので、余裕がある。



この遠距離センサシステムはF-3にも搭載されので、P-1,P-3C、F-35、F-15JSI、F-2と
E-2D AWACSとリンクすることにより、遠距離センサシステム兼専用ミサイルキャリアー機まで必要はないかもしれないが、大型無人機を上空に滞空させることが効率的かもしれない。

長時間滞空AWACS兼ミサイルキャリアは有人機より無人機の方がより長時間滞空できるであろう。中露の対空ミサイルの長射程化は著しく500kmでも安全地帯ではないかもしれません、無人機ととすべき思う。


【航空宇宙ビジネス短信:T-2】2017.11.10 

長距離空対空ミサイルが進歩していますが、センサーやレーダー技術がマッチしているのでしょうか。敵に命中するまで照射し続けるのであればいい標的になりますね。したがって単純に装備が優れていても実戦での効果は別の話だと思うのですが。ともあれ、AAMの長距離化がすすみそうですね。J-20は長槍の名称があるようですが、記事の指摘する作戦構想とともに日本国内の基地攻撃にも投入されるのではないでしょうか。
 
Russia and China Could Crush the U.S. Air Force in a War Using This Trick
ロシア、中国は米空軍をこうして撃破する

The National Interest Dave Majumdar
November 8, 2017

新世代のロシアや中国製の長距離空対空ミサイルは米航空作戦の実施で不可欠な機材への脅威になる。対象はAWACSや各種情報集偵察監視(ISR)機材、給油機、電子戦機材だ。

接近拒否領域拒否(A2/AD)を取るロシアや中国を見るときには対艦ミサイルや地対空ミサイルに関心が集まりがちだが超距離迎撃手段が正しい戦闘機に搭載されるとアジア太平洋、欧州の両方で米空軍力の航空作戦継続が困難となりかねない。ロシアのMiG-31、Su-57や中国の成都J-20が空対空ミサイルで米AWACS、JSTARSや給油機に使われるKC-135や今後登場するKC-46ペガサスを狙う。太平洋は広大だが航空基地はまばらなので給油機がアキレス腱になり、ここを北京は狙ってくる。注意が必要なミサイル開発が三件あり、ロシアのヴィンペルR-37M RVV-BD、ノヴァタKS-172 (別名 K-100)と中国のPL-15だ。

このうちR-37M RVV-BD は新型長距離空対空ミサイルですでに初期作戦能力(IOC)段階にありMiG-31BMフォックスハウンドに搭載されている。最終的にスホイSu-35SフランカーEやSu-57 PAK-FAステルス戦闘機に搭載されるはずだ。RVV-8DはNATOがAA-13と呼び160カイリ以上から標的に命中させたといわれる。

「改良型R-37M(RVV-BD,イズデリ610M)ミサイルは2014年から量産中で、いまやIOC段階にありMiG-31BM迎撃機飛行隊に配備されている」とミハイル・バラバノフMikhail Barabanov,(Moscow Defense Brief主筆)が述べる。「RVV-BDミサイルはSu-57にも搭載の予定がある」

R-37原型はソ連時代にNATOの重要機材のE-3セントリーAWACS、E-8JSTARS、RC-135V/Wリベットジョイント攻撃を想定した。高速戦闘機MiG-31などから発射しNATO機材を掃討する構想だった。MiG-31はマッハ2.35飛行が可能でステルスのSu-57はミサイル発射に理想的な機体で、速度と高度を武器にすれば迎撃を回避できる。

「R-37はこちらのISR機材排除を目的に1990年代からテストされてきた専用ミサイルです」とマイク・コフマンMike Kofman(ロシア装備研究を専門とするCNAコーポレーション研究員)は解説する。「さらにノヴァタのプロジェクトには続きがあり、KS-172とかK-100と呼ばれるものがあります」

1991年のソ連崩壊を受けR-37開発を続けたものの進まず1990年代が特に大変な時期でロシア国防産業は資金不足に悩まされた。ソ連時代のR-37原型は開発中止となりRVV-BDとして復活した。バラバノフはR-37原型の開発取りやめは1997年と述べる。

R-37Mは慣性航法と戦闘機からの飛翔経路修正を併用しアクティブレーダー誘導を最終段階で使う。戦闘状況ではMiG-31が高速ダッシュ飛行で標的に向かいR-37Mを一斉発射するだろう。フォックスハウンドは自機の大型ザスロン-Mフェイズドアレイレーダーを照射しデータをミサイル自身のレーダーがアクティブになるまで持続する。米製AIM-120DAMRAAMのホーム-オン-ジャム機能と同様の機能がついておりボーイングEA-18Gグラウラーのような電子攻撃機に対抗するかもしれない。

ソ連はNATOや米空軍の優位性はAWACSを使った調整型航空作戦の実施能力によるものと見ていた。ソ連はAWACS対抗策としてパッシブホーミング方式長距離空対空ミサイルを開発していた。「知る限りでは空対空ミサイルにパッシブレーダーでホーミングさせるのがソ連の1980年代で主流だったが今では効果がないと見られている」(バラバノフ)

RVV-BDは恐ろしい兵器だがモスクワはもっと高性能のミサイルをノヴァタKS-172別名K-100として開発している可能性がある。RVV-BDは最大射程が200カイリと見られるが、新型は250カイリだとみられる。「200カイリを超える射程はR-37Mでは無理だろう」とコフマンは見る。「ここまで長距離対応の装備を作れるのはノヴァタしかない。KS-172は200マイル超で打ちっぱなしミサイルの想定だったが似たようなものだろう」

ただしKS-172/K-100ミサイルがいつ開発を終了し生産に入るのか不明だ。K-100は結局実用化されないとの見方もある。「K-100ではインド資金がないと開発完了できないようです。ノヴァタ製の優秀なミサイルなのですが、実用化されるか不明です。長さがかなりあり第五世代機に搭載できないのでは」(コフマン)

バラバノフもK-100は開発中止の可能性があると述べる。「K-100ミサイルでは今も生きている事業か疑わしいと見ています。かなり前に中止しているのでは」

世界の反対側では中国がラムジェット動力のPL-15の開発中で、射程は120マイルといわれる。PL-15は米空軍でも警戒しており航空戦闘軍団司令官ハーバート・「ホーク」・カーライル大将が米国も採用後数十年が経過しているAIM-120AMRAAMの後継ミサイル開発に進むべきと提唱していた。

「どうしたら対抗できるか」とカーライル大将は戦略国際研究センター主催の会場で問題提起していた。その後、Flightglobal,の取材でカーライルは新型中国ミサイルへの対抗は「きわめて上位の優先事項」だと米空軍内部の取り組み方を紹介していた。「PL-15の射程距離以上のミサイルがこちらに必要だ」

PL-15がAMRAAMより射程が長いことだけが問題ではない。J-20戦闘機に搭載すれば中国は給油機、ISR機材を掃討し太平洋の戦闘で不可欠な機材が使えなくなる。2008年のRAND研究所のまとめではF-22をグアムから発進させ台湾上空に投入する米空軍は毎時給油機を3ないし4ソーティー発進させ260万ガロンの空中給油が必要と指摘している。この事実に北京が気付かないはずがない。

J-20ではっきりしたデータがないが高速長距離ステルス機で相当の機内搭載量があるようだ。レーダー断面積が減って超音速飛行をし、内部にPL-15ミサイルを搭載すればJ-20は米空軍空中給油機やISR機に脅威となる。同じく2008年RAND研究では中国のSu-27フランカー派生型が米給油機、ISR、海上哨戒機さらに指揮統制機を長距離空対空ミサイルで全滅させるシミュレーション結果だった。

米空軍の対応策は基地分散と補給体制強化で遠隔地の不完全な基地に補給を絶やさず中国A2/ADに対抗するというものだ。ただし空軍は給油機、ISR機、指揮統制機を敵攻撃から防御する手段は開発に着手していないようだ。この課題への解決策はこうした機材を安全圏内に退避させることだけだ。だがそうすれば戦術機の行動半径も短くなり、中国内部への攻撃ができなくなる。

そうなると、ロシアや中国の長距離空対空ミサイルを第五世代戦闘機に搭載させる構想はペンタゴンに頭の痛い問題になりそうだ。今後数年間にわたり注視すべき問題だ。■

Dave Majumdar is the defense editor for the National Interest. You can follow him on Twitter: @davemajumdar.
This first appeared earlier in the year. 
Image: Reuters. 
普通に考えれば、仮にOHTレーダーで、機体を捉えたとしても、超長距離の敵機を中間誘導を指令せずにパッシブで捉えた電波情報だけを頼りに発射した所で命中は全く期待出来ない筈です。例え終末誘導がアクティブレーダーだったとしてもです。

やはり、ここでもリンク化ができての話となるでしょう。

国産早期警戒機 EP-1 AWACS

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E-2Cの後継機として提案されていたが、E-2Cの後継はE-2Dに決まった。
ただ、
遠距離探知センサシステム専用機として、採用される可能性もまったくなくなったわけではない。


陸攻型AP-1

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CHFの部屋


わざわざ陸攻専用機をつくる予算はないと思うが、
仮にP-1改造遠距離センサシステム兼専用ミサイルキャリアー機が予算が付き製作された場合、対艦攻撃任務も対応可能だろう。

ASM-3の重量は900kg射程延長型のXASM-3改は更に大型化して1000kgは越えるだろうとは
思います。P-1の場合8発を搭載する能力はありますが、最大で主翼下のパイロンには2発づつ計4発しか搭載することはできない。

仮に
P-1改造遠距離センサシステム兼専用ミサイルキャリアー機が製作された場合、機体前部下方の弾庫を廃止し、全長38mの機体中央に全長8m程度の大型弾庫を設ければ、XASM-3改4発~6もしくは、JNAAMミサイルを20~30発搭載可能ではないかと思う。

このほかにも中央大型弾庫をふる活用すれば以下のミサイルが搭載可能

〇JSM(Joint Strike Missile)
日本でもF-35用に導入を決定したノルウェー製ASM 亜音速で500kmの射程を有し、ステルスミサイルである。誘導方式は慣性誘導、GPS、地形等高線照合誘導、最終:赤外線カメラ、赤外線ホーミング、標的データベース
重量 407kg 全長 3.7m 弾頭 HE破片効果弾頭(125kg)
ウェポンベイに8~12発翼下パイロンに4発~8発

〇AGM-158 JASSM
AGM-158 JASSM 重量 1,021 kg 全長 4.27 m 弾頭 450 kg 翼幅 2.4 m 射程 JASSM-ER:925+ km 速度 亜音速 誘導方式 (GPS)+慣性航法システム(INS)、最終末赤外線ホーミング+自動ターゲット認識

〇AGM-158C LRASM
AGM-158 JASSMを発展させたのがLRASM GPSや戦術データ・リンクなど外部の情報システムとの連接が絶たれた状態においても、ミサイル搭載の測的システムにより自律的に攻撃を実施できることが求められている。この測的システムは、明確な目標識別、移動目標に対する精密攻撃、敵対的環境における初期目標の確立能力を有するものとされている。
どちらも導入予定の亜音速巡航対艦ミサイルである。

高出力レーザー

空中巡洋艦は当然ドックファイトはできません。敵戦闘機との近接交戦は避けなければなりませんが、現在米軍が航空機搭載レーザー砲を開発しております。

ATLAでも高出力レーザーの研究は行われていますが、航空機用の開発は今のところ構想はあるとは思いますが、寡聞に存じません。将来的に搭載する場合、F-3より先に大型機となる可能性が高いだろう。

搭載された場合の用途は自己防衛用
対空接近戦闘ですが、更に発達すれば弾道ミサイル迎撃用へも・・・

P-1がアナーセルプレーン化し、まさに空中巡洋艦となる可能性もあります。

※長距離ウェポン搭載母機に関する調査研究は行われていますが、この記事の陸攻型AP-1以下は私の妄想願望です。