Trump crows over new poll predicting landslide victory in November
【TheNation】Sputnik 9:39 PM | August 30, 2020
image041

これまでの世論調査では、民主党候補のジョー・バイデンがリードしていたが、新しい結果では、ドナルド・トランプが、世論調査員から自分の意思を隠す「シャイな有権者」の間で大きく得点していることを示している。(英国メディアによる)世論調査では、ヒラリーが勝利を熱望していた2016年の選挙の繰り返しで、トランプ氏の大勝利を予測していた。

ドナルド・トランプ米大統領は、11月の選挙で民主党のライバルであるジョー・バイデン氏に明確なリードを与えた新しい世論調査を歓迎している。

イギリスのサンデー・エクスプレス紙のために大西洋横断的なシンクタンクである民主主義研究所が実施した世論調査では、木曜日の夜に閉会した共和党全国大会をきっかけに、トランプ氏は全国的にバイデン氏に48から46パーセントのリードを与えた。

しかし、肝心なことに、この世論調査はまた、フロリダ、アイオワ、ミシガン、ミネソタ、ペンシルバニアの5つの主要なスイング州と、過去7回の選挙のうち6回で民主党候補者を支持したニューハンプシャーでさえも、トランプ氏勝利の予想が出ている。

"バイデンはドナルド・トランプとの競争の中にあり、選挙の日までそうするかもしれないが、彼の支持は伸びていない "と民主主義研究所のパトリック・バシャム所長は述べている。

世論調査では、米国大統領選挙の選挙人会制度の下では、トランプ氏が309人の代議員を獲得し、バイデン氏の229人に地滑り的に勝利するだろうと予測されている。

"有権者にとって最も重要な問題のほとんどすべてがトランプ大統領に有利な傾向を示している」とバシャム氏は述べた。"より多くのアメリカ人は経済や現在の仕事を維持すること、あるいは新しい仕事に就くことに関心を持っている。"

"彼らはロックダウンによる経済収縮を特にトランプ氏を非難しておらず、バイデン氏よりもトランプ氏の方が経済の舵取りに優れていると考えている。"

世論調査はまた、黒人有権者の間での大統領の支持率を20%とし、2016年の出口調査では8%から上昇し、ヒスパニック系の人々では38%とした。この2つの民族グループは、米国の人口の約30%を占めている。

選挙のためのこれまでの世論調査では、バイデンは前に置かれ、11月に簡単な勝利のために向かっている。しかし、民主主義研究所の調査によると、トランプ氏は、投票の意思を世論調査員に伝えるのを好まない「シャイな有権者」の間でますます圧倒的なリードを享受しており、1ヶ月前の66%から71%に上昇している。

土曜日、リベラル映画監督のマイケル・ムーアは、トランプ氏がまだ勝つ可能性があると、満足している民主党員に警告を発した。"「トランプ氏の6千万人の熱狂的な支持者のレベルは、「オフ・ザ・チャート!」と書いています。"ジョーはそうでもない」と書いている。

ムーアは、2016年のヒラリー・クリントンの失敗した選挙結果との類似性を指摘した。

"バイデン陣営はミシガン以外の州を 訪問すると発表すると言ったと"聞いたことはあるか?" とムーアは尋ねた。

トランプ氏は、ムーア氏のコメントと、映画製作者が日曜日の別のツイートで2016年の大統領の勝利を予測したという事実に言及した。

英国の民主主義研究所は2006年に設立され、ワシントンDCとロンドンにオフィスを構えている。バシャムとシンクタンクの諮問委員会の数人は、リバタリアンのケイトー研究所のメンバーでもある。




窮地のトランプは「法と秩序」カードで68年ニクソン勝利の再現を狙う
【Newsweek】CIAが視る世界グレン・カール2020年06月17日(水)19時30分

image044
人種差別抗議デモが全米に広がるなか警察改革の大統領令に署名したトランプ(16日) Leah Millis-REUTERS

<新型コロナ流行、経済の崩壊、人種差別への抗議デモ──。3つの危機はトランプ再選の足かせとなりそうだが、トランプの勝算とは>

新型コロナウイルスによって11万人以上が命を落とし、4000万人が失業し、過去52年間経験したことのない大規模なデモが続くアメリカで、史上最も重要な意味を持つ大統領選が11月に行われる。アメリカは3つの危機──2つの社会的変化と、前回アメリカが(暴動や抗議デモで)大混乱に陥った1968年とは全く異なる社会環境──の中で国家の命運を決めることになる。

選挙情勢はドナルド・トランプ大統領の対抗馬となる民主党候補のジョー・バイデン前副大統領に有利にみえる。だがこの大混乱と社会の分断にもかかわらず、トランプが再選を勝ち取る可能性は十分にある。米国民の投票行動を左右するのは3つの社会的・経済的混乱だ。新型コロナウイルスの世界的大流行と、それによる米経済の崩壊、そしてミネアポリスで非武装の黒人ジョージ・フロイドが白人警官に殺害された事件を機に全米750以上の都市で続いている人種差別抗議デモである。

フロイドの事件は悲しい歴史の最新の一例にすぎない。警察が黒人を殺害する確率は白人の2.5倍。今回は暴行シーンの録画映像があったため、無数のアメリカ人が路上に繰り出して「黒人の命も大事」と叫び、遅まきながら、全ての国民に公平に正義がもたらされるよう要求している。

3つの危機はどれもトランプ再選の足かせとなりそうだ。アメリカが「制御不能」だと感じる国民は80%に達し、トランプ政権のコロナ対策を不十分と考える人は53%。経済が「好調」と答えた人は5%だった。また、圧倒的多数が人種差別への抗議デモを支持し、デモ隊を「暴力的」「テロリスト」とするトランプの主張を否定している。

最新の世論調査では、トランプは42%対49%でバイデンにリードを許している。しかもアリゾナ、コロラド、フロリダ、メーン、ミネソタ、ネバダなど勝敗を分ける「激戦州」でもトランプの支持率はバイデンより低い。あらゆる面で、11月の勝負はトランプに不利に思える。

とはいえ、選挙では感覚が現実を凌駕する。コロナと経済の苦境、社会不安という危機を「法と秩序」を求める恐怖心のレンズを介して眺めるか、救いの手を差し伸べるべきという呼び掛けと見なすかによって有権者の投票先は変わる。

フロイド殺害をめぐり国民の怒りが爆発して以来、トランプは「法と秩序」のカードを切ってきた。共和党の伝統的な手法だ。一方のバイデンは全体主義的でスキャンダラスなトランプへの対立軸として、国民を結束させる道徳的な路線を提示。医療や経済的公正さ、社会正義に関する改革も提言する。これは民主党の伝統的な手法だ。

アメリカの選挙制度では地方の州が優遇され、そうした地域では共和党とトランプが強い。前回の大統領選でヒラリー・クリントンより総得票数の少なかったトランプが勝利できたのは、地方に住む保守派の白人を厚遇する構造的バイアスのおかげだ。

しかし、今のアメリカは1968年とは違う。当時は法と秩序を軸にした保守派の恐怖政治と、リベラルの革新的な希望の政治という構図が明確だった。有権者の9割は白人で、黒人は1割ほど。だが今や白人は67%にすぎず、黒人は約13%となった。過半数がトランプを支持するのは白人男性層のみだが、彼らはもはや圧倒的多数派ではない。

そしてトランプのファシスト的傾向の問題がある。再選を果たすためなら、汚い手を使ったり、選挙日程を遅らせるのではないか。トランプの独裁的な言動と「私が勝てば選挙結果を尊重する」といった発言を考えると、そんな不安が拭えない。

<本誌2020年6月23日号掲載>
反トランプメディアNewsweekに投稿する自称元CIAのグレン・カール氏は無能な元CIA職員である。異国の地の日本人である素人の私の目にもトランプ優勢明らかであり、6月荒れたBLM運動を反トランプキャンペーンに利用した民主党は自滅した。

バイデンはBLM運動に理解を示すことで、リベラル的な米国人の票と黒人やヒスパニックの票を固めたかったが、BLM運動は単なる暴力的暴動に過ぎず、多くの米国人にとっての法と秩序を乱すだけで、BLM運動に対して不快感嫌悪感を感じている。

まあ、この時点で米国の世論調査で拮抗しているならば、11月には圧勝だろう・