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中国メディアによると、現地時間18日防衛省の松川防衛大臣政務官らが陸上装備研究所を視察し、応急装甲化技術を施した16式機動戦闘車や開発中の電磁レールガンの説明を受けたと報じています。

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こちらの写真は今月18日防衛省の公式Twitterで公開されたもので、松川防衛大臣政務官は相模原地区の陸上装備研究所を視察したというものです。背後に映っているのは16式機動戦闘車なのですが、かなり珍しい応急装甲化技術を施したものになっています。


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こちらが以前の16式機動戦闘車になるのですが車体前方部の構造が異なります。いわゆる応急装甲化技術とはいわゆる追加装甲の類と考えられるのですが、詳細は不明です。

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そしてTwitterで公開された電磁レールガン。荷台に載せられおり、屋外で実験できるようなものになっているのでしょうか。 



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松川瑠偉防衛大臣政務官

松川防衛大臣政務官が防衛庁のTwitterで応急装甲を施した16式機動戦闘車に乗った話題である。

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個人的には16式機動戦闘車より才色兼備、才貌両全、秀外恵中、良妻賢母、完全無欠の松川瑠偉先生に本当は興味がわくとろろですが、当ブログの読者の皆様は私が松川瑠偉先生の写真を沢山アップするより応急装甲を施した16式機動戦闘車の方が興味があると思いますので不本意ながらそちらの話題を・・・(笑)

防衛省のTwitterはフォローしているので松川先生だ・・・と納得したが、16式機動戦闘車はただの陸上装備研究所の無塗装の16式機動戦闘車にしか見えなかった。

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ところが、ZAPZAPの記事では「かなり珍しい応急装甲化技術を施したもの」と書いてある。

改めて見比べてみると、あまり相違があるようには見えないが、記事が正確であれば、
応急装甲板の厚さはかなり薄い。数センチ単位に見える。

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救急車の応急装甲化の実証(3億円)非装甲車両の防護性能を迅速かつ容易に付与するための応急装着付加装甲を実証

2021年度予算案
救急車の応急装甲化(イメージ)の確かに薄そうだ。イメージ画は下手をすると幼稚園のお祭りで、父兄達が車に段ボールで作った亀の甲羅をトラックに張り付けて竜宮城へ行くカメでも作った作品にも見える。

6角形ヘキサゴンはボードゲームでよく見かけるが、平面に敷いた際に最も安定する形であり、蜂の巣のように、最小の周囲で最大の面積を得れる形である。



もう一つこのヘキサゴンを張り付けた最新テクノロジーとして以前当ブログでも取り上げたBAE Systemsが開発している 光学迷彩ADAPTIVがあるが、いずれ実用化するとは思うが、光学迷彩も装甲がなければ脆弱なものになってしまうので、応急装甲板と光学迷彩セットのヘキサゴンとして実用化するのではないかと私は思う。


2015年05月17日

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"敵に見えなければ、撃てない!"

ADAPTIV - 独自の迷彩システム

戦車の赤外線信号を敵の目から隠すことができる遮蔽装置を使って、戦車を見えなくすることができたら、戦場での大きなメリットになると想像してみてください。

しかしBAE Systems社は、ADAPTIVと呼ばれる独自のカモフラージュシステムを開発することで、このような現実を可能にしています。ADAPTIVは、車両が周囲の環境に溶け込み、敵の赤外線画像システムから効果的に見えなくなることを可能にします。

ADAPTIVは、砂漠、森林、町など、さまざまな場所で平和維持活動が行われている現在、車両がさまざまな地形に合わせて周囲の温度を模倣することで、大型の軍用機器を探知から守ることができます。また、戦車を牛や車、茂みや岩など、他の物体に見せることもできます。
 
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Innovation Adaptiv Car Signature
 
ADAPTIVを開発したのは誰ですか?

ADAPTIVは、FMVとスウェーデン国防材料局がÖrnsköldsvikにあるBAE Systems社に、陸上車両が熱センサーシステムからの検出を回避するための本格的な技術の製作を依頼した後、スウェーデンで開発され、特許を取得しました。

3年に及ぶ困難な研究を経て、問題解決、ソフトウェア、センサー、エレクトロニクス、デザインの各分野に精通した7人のプロジェクトチームがこのユニークなソリューションを開発しました。
 
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Adaptiv - Peter Sjolund
 
テクノロジーの仕組み

ハイテク迷彩システムは、ハニカム(蜂の巣)のセルのようなモジュールを使用して装甲車の側面を覆います。モジュールは、急速に冷やしたり温めたりすることができる要素で構成されており、個別に制御することで、さまざまなパターンを作り出すことができます。

この車両は基本的にカメレオンのように機能し、周囲の環境を模倣したり、詳細な画像バンクからパネルに投影されたトラックや車などの他の物体をコピーしたりすることができます。また、車両の側面にテキストメッセージを点滅させたり、友軍に認識されやすいパターンを作成することで、平和的な意思を伝えることができます。
 
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Adaptiv - クローズアップ
 
ADAPTIVの未来。

この技術は2年後には主にCV90ファミリーの車両に搭載され、将来的には海上車両や航空車両にも使用され、ヘリコプターを雲に変えたり、軍艦を波に変えたりするのに役立つかもしれません。
 
また、ピクセルのサイズを変更することで、異なる距離でのステルス性を実現することができます。例えば、建物や軍艦のような大きな物体には、近接したステルス性は必要ないので、より大きなパネルを取り付けて、低解像度の画像を表示することができます。
 
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Adaptiv - HPK15B Helicopter
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Adaptiv - Kopia
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。


2019年01月19日

2018年06月14日

陸自の応急装甲はまだ光学迷彩まで発展していないと思いますが・・・・
光学迷彩の技術、新素材による衝撃緩衝技術は急速に進んでいる。



応急装甲と言えばアフガンやイラクでストライカーの周囲にRPG対策で現場で鉄柵のような応急装甲を行ったことが記憶に新しい。


救急車の応急装甲ではせいぜいカラシニコフ小銃を防ぐ程度だが・・・・窓ガラスも防弾でなければ折角の応急装甲は漆と紙でできた足軽甲冑でしかない。

16式機動戦闘車に取り付けられた応急装甲は、救急車に取り付けられたヘキサゴンとは別物だと思うが、素材は同じである可能性もある。それがどの程度の能力があるかは一切不明であり、続報が待たれる。

実は防衛省安全保障技術研究推進制度令和元年2次募集研究課題の中に、画期的な研究がある。

高強度CNTを母材とした耐衝撃緩和機構の解明と超耐衝撃材の創出

ナノレベルで衝撃を吸収する素材が使用され、かなり軽量かつ画期的な防護力を有する可能性もある。
本研究では、ダイラタント現象を支配するナノレベルでの分子間相互作用について、分子動力学に基づく計算機シミュレーションと超高速破断現象の可視化技術とを組み合わせながら現象の学術的解明を目指す。OCTAシミュレータを用いながら、異方的な分子間力を考慮した計算機シミュレーションを実施する。さらに実験的に、ナノ領域での衝撃力に対するCNTやグラフェン面の機械的応答特性について、実際に原子レベルでの粘弾性応答現象と撃力に対する高速破断現象の可視化技術を用いながら実験的現象解析を進める。これらの理論と実験とを相互に補完し合いながら超高耐衝撃・衝撃緩和特性に関するナノレオロジー学理構築が本研究の大きな研究目的である。さらに、本研究では、最終目標とする炭素系超高耐衝撃材料の実証にむけて、高品位高配向CNT線維の連続大量合成法とそれらの集合化技術、複合化技術開発についても同時進行で研 究を推進し、実用的な実施試験に耐え得
原子というのは、正の電荷を帯びた原子核と、負の電荷を帯びた電子から構成されると考えられている。 原子核はさらに陽子と電気的に中性な中性子から構成されており、実はスカスカした空間に電子と陽子と中性子が存在する確率がある波動にすぎない。

筑波大の藤田淳一教授の研究は
炭素系超高耐衝撃材料であるが、16式機動戦闘車の装甲が炭素系なのかそれとも内部がゲル系・樹脂系・フィルム系なのかはいまのところ詳細分かりませんが、ナノレベルまで衝撃緩衝が下りてくれば、我々の常識が根本的に崩されるような超高耐衝撃材料が出現する可能性がある。16式機動戦闘車の増加装甲(応急装甲)板は、画期的な超高耐衝撃材料の延長線上いや始点なるもののような気がします。