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インドネシア・スラバヤの海軍基地に停泊中の潜水艦「ナンガラ402」。インドネシア軍提供(撮影日不明、2021年4月21日公開)。(c)AFP PHOTO / INDONESIA MILITARY

【AFP】2021年4月24日 18:45

【4月24日 AFP】インドネシア当局は24日、バリ(Bali)島沖で消息を絶った同国海軍の潜水艦について、沈没したとの見解を示し、艦内部の部品を回収していると明らかにした。

 インドネシア海軍トップは記者団に対し、53人が乗った潜水艦「KRIナンガラ402(KRI Nanggala 402)」が最後に潜水していた場所でここ数日間、同艦の破片や部品を回収してきたと説明。「外部からの圧力や魚雷の発射装置への損傷がなければ、(そうした物が)潜水艦の外に出ることはなかったはずだ」と述べた。(c)AFP

2021年04月22日

ご存じのように消息不明となったインドネシア海軍の潜水艦は残念なことに沈没したとインドネシア海軍より発表がありました。お亡くなりになった方々のご冥福を祈ります。

沈没原因は①艦齢40年という老朽化②韓国の大宇造船の杜撰な改修③その基となるドイツ潜水艦の設計ミス④魚雷の爆発⑤人為的ミス⑥外国船(中国)の関与説など多くの憶測が出回っていますが、インドネシア海軍当局者は事故の原因について「強力な水中波が潜水艦を沈めた可能性が高い」と発表した。異常な自然現象が原因であれば艦齢40年を超える潜水艦を使い続けた責任、潜水艦の運用や建造改修実績が少ない韓国で潜水艦の改修を行った軍や政府当局者の責任、人為的ミスや外国船の関与の可能性をまとめて否定し、責任が軽くなる為だ。不測な自然災害を事故原因として誰も責任を取らないように片づけようとしているように思える。事故原因がいい加減で政治的配慮臭がする内容では事故で亡くなった53名の犠牲者の方々の貴重な経験が生かされず無駄死にとなってしまう。

【中央日報】2021.04.29 10:41

海底838メートルに沈没したインドネシア海軍潜水艦「ナンガラ」の事故の原因について「内部波」の可能性に言及されている。

インドネシア現地メディアの28日の報道によると、イワン・イスヌルワント海軍少将は前日の記者会見で「潜水艦が上側から内部波を受けたとすれば速い速度で下降したはず」とし「自然と戦うことができる人間はいない」と述べた。

ドイツ製1400トン級潜水艦「ナンガラ」は21日午前3時25分ごろ(ジャカルタ時間基準)、バリ島北部96キロの海上で魚雷訓練のために潜水した後、音信が途絶え、25日に本体が3つに分裂したたまま海底838メートル地点で発見された。49人の乗組員、司令官1人、武器担当者3人の搭乗者53人は全員死亡した。

インドネシア軍当局がいう「内部波」とは海水の密度がそれぞれ異なる境界面で生じる波動をいう。イワン少将は衛星写真を見せながら「200万-300万立方メートルの海水が強打したと考えてほしい。誰もそれに耐えることはできない」とし「ナンガラは13メートル潜水した後、内部波を受けた可能性がある」と主張した。
潜水艦が消息を絶った報道が流れたとほぼ同時に全力で責任回避を行った韓国にとっても非常に都合がいい沈没原因である。





Indonesia says powerful underwater wave likely sunk submarine
Navy dismisses speculation of human error, involvement of foreign vessel
【NIKKEI Asia】ERWIDA MAULIA,April 27, 2021 20:24 JST


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People throw flowers and petals with the names of the sunken KRI Nanggala-402 submarine crew members from a boat in sea near Labuhan Lalang, Bali, Indonesia, on Monday.   © Reuters

インドネシア、強力な水中波が潜水艦を沈めた可能性が高いと発表
海軍は人為的ミスや外国船の関与の可能性を否定

ジャカルタ -- インドネシア海軍は27日、先週起きた潜水艦の致命的な沈没事故は、「内部孤発波」として知られる水中現象が原因である可能性が高いと発表した。

将校によると、バリ島沖と近くのロンボク海峡の水の密度の違いが、数秒で潜水艦を引きずり落とすほどの強い「大規模な動き」を引き起こした可能性があるという。

海軍参謀・指揮官学校のイワン・イスヌルワント校長は、日本の気象衛星「ひまわり8号」が撮影した画像から、事故当時の潜水艦の位置周辺に波があったことを確認したと述べた。

"潜水艦がそのような波によって落とされた場合、彼らにできることは何もなく、何かをする時間もありませんでした...。イスヌルワントは、ジャカルタの海軍本部で行われた記者会見で、「潜水艦は角度をつけて(下向きに)沈み、乗組員全員が(船底に)転がり落ちたのではないか」と語った。"さらなる調査をしなければならないが、おそらくそれが起こったのだろう」と述べました。

振幅が大きく、強力な潮流を引き起こす内部孤発波は、海洋工学や潜水艦の航行にとって大きな危険性があると考えられています。海上の石油掘削装置に予想外の大きなストレスを与えることもあります。

海軍関係者は、今後の潜水艦の運用で同様の事故を避けるためには、インドネシアの海域で潜在的な内部孤発波を検出するためのより多くの調査が必要であると述べている。

海軍関係者は、他の原因についての憶測を否定した。老朽化した潜水艦の整備不良や人的ミスのほか、ソーシャルメディア上では外国船に撃たれたという噂も流れています。

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KRI Nanggala 402は1981年に就役したドイツ製の潜水艦で、2012年に韓国で全面的な改装が完了しています。

海軍参謀長補佐のムハマド・アリ氏によると、この潜水艦は昨年の最後の「ドッキング」を含む定期点検を受け、2022年9月までの耐海性があると判断されたという。

また、同艦に乗船しているすべての乗組員は十分な訓練を受けており、同艦が乗組員の定員を超えているというのは事実ではないと述べた。潜水艦の定員は33名と報道されていましたが、アリ氏によれば、それは利用可能なベッドの数であり、海軍が運用する潜水艦は通常50名以上の人員を乗せているとのことです。

"通過した外国船に撃たれたという噂は、とんでもないことだと思います」とアリは付け加えた。"事件当時、我々は多くの水上船舶を持っていたし、彼らはソナーを持っていて、もし爆発が起きればそれを検知できたはずだ」。

Nanggala号は水曜日の早朝、魚雷発射訓練中に消息を絶った。最後に探知された船からの信号は、潜水限界を超えた水深850メートルからのものだった。

潜水艦との最後の交信は水曜日の午前4時だった。その25分後に訓練タスクフォースの司令官が発射訓練を許可しようとしたところ、潜水艦との通信が確立されませんでした。同艦は水曜日の午前5時15分までに浮上する予定だった。

24日、インドネシア海軍は、シンガポールの潜水艦支援・救助船「MVスウィフト・レスキュー」の支援を受け、水深838メートルの地点で大きな破片を発見しました。この船は、破裂した本体を含む3つの大きな部分に分かれたと考えられており、生存者が発見されるという希望は失われていました。

海軍は、潜水艦と犠牲者の遺体を避難させる試みは継続するが、残骸をどのように引き揚げるかは決定していないと述べています。MV Swiftは小さな部品しか持ち上げることができませんでした。

海軍のアフマディ・ヘリ・プルウォノ副参謀長によると、インドネシアには現在、広大な列島を守るための潜水艦が4隻しかないという。Nanggalaに似た1隻はドイツ製で40年の実績があり、3隻の新しい潜水艦は韓国製である。

海軍は、今回の事件を受けて、潜水艦救難艦の調達を計画しているという。

しかし、より多くの潜水艦の購入を加速させるかどうかを聞かれたプルウォノは、"将来、より多くの潜水艦を持てるように祈りましょう "とだけ答えた。
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

「うそつけ!・・・な わけない!」これが私の率直な感想です。

私は決して潜水艦の専門家ではないが、潜水艦関連の文献雑誌を一般の方よりは読んでいる方だと思います。確かに米国海軍の原子力潜水艦スレッシャーUSS Thresher (SSN-593)が1963年に沈没した原因の一つとして内部波という自然現象であるかもしれないという説の存在は知ってはいたが、都市伝説の域をでない事故原因である。
原潜が沈没するほどそんな恐ろしい巨大で急激な内部波という自然現象(もしあればの話だが)が存在するなどとは思っていなかった。

確かに内部孤立波という自然現象は存在する。1963年に沈没した原子力潜水艦スレッシャーUSS Thresher (SSN-593) 
の沈没の数ある原因の仮説の1つとして内部孤立波が原因とあげられたこともありました。


スレッシャー号の沈没原因は長年原因不明とされてきましたが、2020年内部資料の開示が裁判所で認められ2020年9月公開となった。


Navy Timesによると、海軍は裁判所命令の下で発表された文書は沈没のタイムライン、証拠リスト、報告書、証言、通信が含まれていました。しかし、いくつかの編集があり、50年以上経った今でも、テスト深度などの技術的な詳細は編集されていて沈没の原因に新たな光を当てないとのことです。

沈没原因をいろいろと検索したが、リンクした失敗事例のHP以外は内部波が原因と言う説はほとんどなく、技術的原因がほとんどでした。失敗事例の原因と事故についても内部波による最初の衝撃波で原子炉が停止し、てそのまま内部波によって海底まで押し流されたとの報告ですが、私は説得力を感じませんでした。

原子力潜水艦スレッシャーの建造は世界初の原子力潜水艦ノーチラス号が就役した1954年からわず数年の原子力潜水艦の黎明期1958年であり、1961年に就役してからも原子炉や電気系統が度々ダウンし、電源を失う事故など修理と改修を度々行っており、事故直前の1963年春までドック入りしていた。

客観的に見て、原子力潜水艦の技術が確立していなかったことや度重なる電源喪失を行っているなど、
原子力潜水艦スレッシャー号の沈没事故は技術的原因の可能性が非常に高い。

では、本当にインドネシアの将軍の言うように内部波ではないのか?ろくに調査もしていない現段階で、数ある
原子力潜水艦スレッシャー沈没事故の原因の一つとされるよく確認されていない自然現象である内部波と発表するのはいかにも怪しい。

私は内部波を沈没原因とするならば、ゴジラのような大型動物との接触による巨大生物原因の方がよほど信憑性がありそうな気がします。

そもそも内部波とは何か?内部波について少し調べてみました。

内部孤立波は太陽の当たらない深海で塩分濃度の密度の分布によって波のような水流が起きているとの説である。


内部波とは濃度が違う海水の異動が寄与しているであろうと推測されています。


海洋深層水が非常に長い (数 1000 年) という時間をかけて、海水は海洋全体をゆっくりと循環していることが近年発見されています。

これは極地において淡水の氷が解け塩分濃度が薄い
海洋深層水が、太陽により水分が蒸発し比較的濃度が濃い表面層の水が海洋全体で長い時間をかけゆっくり循環するものです。ごく稀に地形や気象条件によって波のように急激に循環することによって内部波が発生する説があるようです。

比較的早い表層の循環は風によって駆動されていますが、深層の循環は熱と塩によって駆動されています。その循環の様式を模式的に示したのが下の図です。海水は極域で作られ、沈み込み最終的に北太平洋に湧き上っているということが推定されています。

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Figure 6: (Sarmiento and Gruber 2007 より) 

しかしながら、
潜水艦を水面近くから800mの深海まで引き込むよな急激かつ巨大水中波の存在を科学的に立証した論文を検索することはできなかった。

一応 
潮汐流と海底地形との相互作用により励起される内部潮汐波の発生可能性が無くもないという論文を見つけました
しかしながら、現場海域は、内部波が最も起きにくいとされている海域である。

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科学的根拠もなく、調査委員会も立ち上げていない現時点で、インドネシアの将軍が自然現象を沈没原因と記者会見で言うのは違和感がある。政治的発言であることは見え見えである。

深層海流を利用して現場海域を無音脱出する話は潜水艦小説の定番ではあるが、仮に潜水艦を深海に引き込むほどの内部波がもし存在するとしたら、小説や映画、潜水艦の軍記本、架空戦記小説例えば紺碧の艦隊や沈黙の艦隊などでもっと取り上げられていてもおかしくはない。

沈黙の艦隊作者のかわぐちかいじ氏は相当潜水艦戦の文献を読んで漫画を描いているので、内部波が原子力潜水艦を飲み込むほどのもっとポピュラーな自然現象として存在するのであれば、主役の「やまと艦長」海江田四郎が、敵原潜に追い詰められて脱出する秘策として内部波を利用して敵潜水艦を撃破したなんて逸話も載ってもおかしくはないであろう。

常識的に考え、韓国もインドネシア海軍も沈没原因を「自然現象」に押し付け、責任逃れの言い訳として「孤立波」を持ち出したのであろうと思う。

私は沈没原因は次の3つだと思います。に老朽化、に経験不足の大宇造船の稚拙な改装、にドイツ潜水艦の設計と製造能力の低下ではないかと思います。


【産経WEST】2017.11.7 06:00 

【岡田敏彦の軍事ワールド】
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韓国海軍の「孫元一」(ソン・ウォニル)級潜水艦(韓国海軍HPより)

韓国潜水艦隊に忍び寄る影…ドイツ「大西洋の狼」の“開店休業”に見える儚い実力

ドイツ海軍の潜水艦(Uボート)6隻全てが運用不能になっていたことがこのほど明らかになった。背景にあるのは予算不足による予備部品の不足。ほぼ同型の潜水艦を使っている韓国海軍の潜水艦はより大規模に欠陥や故障が多発しており、解決策は見えていない。(岡田敏彦)

最後の1隻が…

 軍事専門サイト「ディフェンス・ニュース」などによると、ドイツ海軍のU-35潜水艦が10月15日、ノルウェー沖を航行中に潜行しようとしたところ、後部のX字型の操舵翼の1枚が故障し、修理のため造船所戻りを余儀なくされた。

 U-35はスウェーデン南東部とデンマークの間にあるスカゲラク海峡での演習に参加する予定だった。

 問題はこのU-35が、ドイツ海軍で唯一まともに動けた潜水艦だったことだ。

 残る5隻の状況は、U-31はドッグで定期検査修理中。U-33とU-36は来春までの予定で修理中で、U-32とU-34は故障し整備が必要なものの、入れるドックがなく、ドックの空き待ちという状態だ。ただ1隻、稼働状態で残っていたU-35が故障したことで、ドイツ潜水艦隊は“沈黙”するはめに。

 ディフェンス・ニュースによると、ドイツ海軍のスポークスマンのヨハネス・ダムレセ氏は「予算削減の圧力でスペアパーツの調達に問題がある」と指摘。「冷戦中はそうした予備部品の確保を重視していたのだが」と述べているという。

冷戦の終わり

 第一次、第二次の両世界大戦で、Uボートはドイツ海軍の主力だった。第二次大戦では連合軍の商船約3千隻、空母2隻、戦艦2隻を沈め、英首相チャーチルは「私が本当に恐れたのはU-ボートだけだ」と言うほど、心胆を寒からしめた。「大西洋の狼」とあだ名されたのも伊達ではない。

第二次大戦終結後、その建造技術は米ソが手中に収め、現在の戦略原潜へと発展していく。

 潜水艦戦のエース(エース・オブ・ディープ=深海のエースと呼ばれる)のオットー・クレッチマーら有能な潜水艦乗りも戦後の西ドイツ海軍に復帰し、後継を養成。北大西洋条約機構(NATO)の一員として冷戦時代に軍務を続けた。

 ところが21世紀のいま、事情は大きく変わった。第二次大戦時には300隻体勢を目指したドイツ潜水艦隊が、いまや6隻。しかも全艦動けず“開店休業”状態とは、誰が予想できただろうか。

 この状況を決して見過ごせないのが、ドイツから遠く離れた韓国海軍だ。

安価版の韓国

 韓国の潜水艦は、ドイツの潜水艦(212級)の低性能安価版の“輸出型”である214型。しかもドイツ側は設計図一式を売却しただけで、大小の部品も船体も韓国製なのだ。

 韓国海軍の潜水艦といえば、製造不良や欠陥による故障続きで韓国マスコミに叩かれてきた。

 1番艦の「孫元一」(ソン・ウォニル)は2006年に進水したが、スクリューなどから異音が発生。敵の聴音探知で位置が暴露されるため潜水艦にとっては致命的な欠陥だが、スクリューだけ修理すればいいというレベルではなく、推進軸を交換する事態となった。また2番艦の「鄭地」(チョン・ジ)と3番艦の「安重根」(アン・ジュングン)を含め、3隻とも艦橋周辺のボルトが緩んだり折れたりする事故が複数回発生。韓国SBSテレビ(電子版)によると、連続潜行期間は、開発時の触れ込みの「数週間」を遙かに下回る「数日」だった。原因は燃料電池の不良だとされている。

武器の本質

 武器には、その国の国力や戦況にあった性能が求められる。第二次大戦時のドイツでは、日本帝国海軍(IJN)にもU-ボートに乗ってインド洋を荒らし回って欲しいとの願いから、日本にU-ボートの製造を打診し、数隻を日本に供与している。

 しかし大型の航洋型潜水艦を運用していた日本帝国海軍にとってU-ボートは小型に過ぎ、運用方法が大きく異なった。またドイツの溶接技術など一部の特殊な製造方法は戦時下で短期間に導入することは難しいことなどから「日本製U-ボート製造」は幻に終わった。

 一方、第二次大戦時のドイツ・四号戦車や、名設計士のクルト・タンクが設計したFw190戦闘機は「軍馬」と称された。メンテナンスの体勢が整えられない過酷な戦場で、荒々しい使い方をしても故障しなかったからだ。

 完璧な整備体制を整え、精密機械を常に最高の状態で作動させ得る組織力とは、国家の力を持ってしても常に得られるわけではない。重要なのは、国力と国の情勢にあった兵器を取得することだ。

 こうした例で最も有名なものの一つは、ドイツとソ連の機関銃の比較だろう。零下数十度の酷寒地での戦いでは、ドイツの機関銃は作動部のオイルが凍って動かなくなったが、ソ連の機関銃は問題なく撃てたとされる。ソ連のものは、悪く言えば最初から公差が大きく「ガタ」があったので、オイル無しでも使えたのだ。自国の機械加工の精度と、使用環境を踏まえたうえでの設計だった。

翻って韓国を見れば、そもそも貧弱な海軍しか持たない北朝鮮相手に潜水艦など必要ない。また“精緻な作り”のドイツ製品をライセンス生産できる工業技術的な素地にも乏しい。一口に機械生産といっても、セルフタッピングねじで樹脂部品を締め上げれば完成する安価な家電とはわけがちがうのだ。

 しかも本家ドイツは交換部品の不足(生産間隔の長期化によるものとされる)がボトルネックだとしているが、韓国海軍では、交換部品も韓国産なのだ。

雨漏りが〝直せない〟

 スマートフォンの爆発などで世間を騒がせた韓国工業製品だが、その基礎的な技術水準は、同じく主要工業製品の乗用車で見て取れる。

 現地紙の中央日報(電子版)や左派紙ハンギョレ(電子版)によると、2013年8月には現代自動車と傘下の起亜自動車が製造するサンタフェとグレンジャー、アバンテで雨漏りが発生。サンタフェではフロントガラスと車体の接合部やトランク、リアランプ接合部など7カ所で雨水が侵入し消費者からクレームが集中した。

 同社では対策を講じたが、2年後の15年12月には再び天井やトランクからの雨漏りが発覚。加えて、新たに発売したばかりの高級車ジェネシスでも雨漏りが見つかった。

 さらに2年後の今年7月には韓国GMの中型セダンでも車両後方上部のブレーキランプ部からの防水不良が発覚。現地紙の毎日経済新聞などが報じたもので、ここから侵入した水が車内の天井やシートを濡らすという。もはや水は「天敵」のようだ。

主要輸出産品の乗用車ですら、水圧のかからない状況で水漏れする-。ドイツの“ホンモノ”さえ故障がちでデリケートな潜水艦が、韓国の技術水準で手に負えなくとも不思議はない。

そして盗まれる

 11月1日には、韓国造船大手の「大宇造船海洋」が北朝鮮のハッキングを受け、最新鋭のイージス艦や潜水艦の設計図などの機密約60件を盗まれていたことが発覚した。朝鮮日報(電子版)によると、盗まれたのは昨年4月のことで、イージス艦「栗谷李珥」(ユルゴク・イ・イ)と、ドイツ設計の214型を韓国が独自に大型化した新潜水艦「張保皐3」(チャン・ボゴ3)の設計図などが奪われた。なかでも「張保皐3」のコールドローンチ技術の流出は韓国で問題視されている。これは潜水艦の垂直発射管からミサイルを発射する場合の技術で、陸上発射型のようにミサイルを点火発射すると発射管や潜水艦本体が熱で損傷するため、圧搾空気で船外へ放出してから点火するというもの。北朝鮮はハッキングと同時期にコールドローンチでのミサイル試射に成功しており、ハッキングで得た資料から何らかのヒントを得た可能性は否定できない。

 韓国は米国製ステルス機F-35の購入と引き替えに、最新レーダーなど数多の軍事技術の譲渡を米国に求めているが、この調子では米国が与える技術は、「既に北朝鮮が持っている」ものだけになりそうだ。

それにしても、Uボートで連合国を苦しめ世界最高の工業輸出国ドイツは今は昔、ドイツ製潜水艦は次々に事故を起こしたり、ドイツ本国で自国の潜水艦すら全部未稼働という醜態をさらしている。

沈没原因は三つではなくもしかすると四つであり四つ目こそインドネシア海軍の潜水艦が沈んだ最大の理由が例のアノマリーであるということに日本のネット民は同意するであろう
。沈没原因その「K国の法則」である。

K国と言う国に関わると途端に法則が発動してしまう。本当に恐ろししきはKの法則。
論理を超えた経験則をアノマリーというが、K国と関わると人間の弱い部分が次々と悪い連鎖を起こし、結果的に関わった人間や組織が堕落してしまうという現象だ。優秀な社会学者であれば行動科学的にKの法則を科学的に証明できるかもしれませんが、今のところ多くの日本のネット民は経験則(アノマリー)から言って、その不思議な法則を知ってしまっている。

そして今回の悲劇はKの法則によっインドネシアが
て呪われたのであろう。

インドネシアはこともあろうにK国に修理を依頼し主力戦闘機の共同開発、決定的なのがドイツ製潜水艦の劣化パクリのK潜水艦を3隻も採用し三番艦は自国でライセンス生産したのであるからKの法則の恐ろしさはまさに始まったばかりだろう。






潜水艦の4~6番艦の発注は見合わせていたので法則は発動しなかったのだが、撤退しかけたKFXへの再参加を決めた途端にこの悲劇である。アノマリーというよりオカルトに近い。

インドネシアといえば例の新幹線キャンセル問題でわかるようにインドネシア政府の腐敗は相当にひどい。インドネシアもK国同様約束を守らぬ国のようで、Kの法則が発動しやすい国柄かもしれません。


日本は、もがみ型FFMをインドネシアへの輸出の話が出ているが、最後に韓国製のフリゲートを採用する裏切りをやりかねない。私はいまのうちに思いとどまった方がいいと思う。

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