日本の防衛を支える防衛産業の撤退が相次ぎ防衛産業を保護振興する為に武器輸出3原則を撤廃し防衛装備移転や国際共同開発への参加を促し、防衛産業の育成や開発コスト削減、先端技術取得などを通して、日本の防衛力を強化する為に防衛装備移転三原則を制定したのだが輸出促進どころか逆に大きな障害となっている。殺傷力のある装備品を移転(輸出)できないが防衛装備移転三原則を緩和もしくは撤廃し全ての兵器が輸出かのうとなった場合、有望な輸出兵器は何があるだろうか?
日本の有望輸出兵器その1において1中古潜水艦、もしくは新品のそうりゅう型 2.FFMもがみ型
3.P-1対潜哨戒機 4.救難飛行艇US-2(消防飛行艇) 5. 03式中距離地対空誘導弾中SAM 
6.C2輸送機 7. 16式機動戦闘車 8.10式戦車など政府と企業が官民一体となって売り込めば輸出できるポテンシャルが有りそうな兵器を挙げた。

日本の有望輸出兵器その2 においては日本の防衛産業復興の鍵となる三カ国合同戦闘機GCAP(F-2後継機 FX次期戦闘機(F-3))と搭載兵器将来中距離空対空誘導弾(JNAAM)超音速対艦ミサイル「ASM-3A」/ASM-3改とその随伴機無人戦闘機 ウイングマンについて書いた

日本の有望輸出兵器その3では主に開発中の未来兵器についての輸出について考察してみたい

レールガン
レールガンとは火薬を使わずに電磁力の原理で弾を高速で撃つ技術。 電気を通しやすい素材で作ったレールの間に弾を置き、電流と磁界を発生させて発射する。 磁場のなかで電気を流すと力が発生する「フレミングの法則」で弾を発射する兵器である。

元々レールガン開発は、日本が世界に先駆けてで行われていたが、その後アメリカが実用化まであと一歩のところまでこぎつけたが、エロージョン対策の技術的壁が乗り越えられず2021年6月にレールガンの開発中止を発表した。
一方日本は地道に素材開発を行い世界で唯一実用的
レールガン開発に成功しそうである。


皆さんはイージス艦に弾道弾迎撃用のSM-3ミサイルを何発積んでいるかご存じだろうか?
軍事機密に属することだが予算から逆算すると推定たったの2発であり弾道ミサイル一発に対し2発発射するとそこで終わりである。
SM-3ミサイルは1発20億円もする。
弾道ミサイルの飽和攻撃を受けた場合とてもじゃないが防ぎきれない。そこで活躍するのが
レールガンであり高出力レーザ兵器であり高出力マイクロ波兵器である。
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レールガンの最大の特性は1発あたりのコストが安いことだ。
対弾道弾にはhvp砲弾を使用してもSN3よりは遥かに低コストだ。
安価なドローンに対しては通常の弾か近接信管砲弾で十分だ。レールガンはその長射程能力を生かして広範囲の地域をカバーできる。

。ウクライナ侵攻戦争でウクライナにレールガンがあれば、ドローンによる電力インフラの防衛にも十分役に立ったはずだ。
レールガンが実用化したならば間違いなくベストセラーとなる。

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【65億円】日本が開発中の「レールガン」に世界が震えた!


【次世代兵器】「レールガン」とは▽「国家安全保障戦略」改定の行方【深層NEWS
高出力レーザ
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現在世界中で研究開発している次世代兵器は高出力レーザ兵器であり日本もかなり進んでいるが、平成28年まで化学レーザ方式(ヨウ素レーザ)で50kw級の研究開発を行っていたが化学レーザ方式から現在は100kw級のファイバーレーザの研究開発中で小型無人機や迫撃砲弾に対応できる能力だ。
現状高出力レーザ兵器は実用兵器ではないので輸出競争力が有るとか無いとか議論できる次元ではないが、将来的に護衛艦を輸出するようになったらCIWSやRAMといった個艦防御兵器の次世代型として輸出兵器としてのポテンシャルされるにはが有るだろう。
三カ国合同戦闘機GCAP「F-2後継 FX次期戦闘機(F-3)」への搭載だがエンジンは世界的に発電能力が頭抜けて高いXF9を基に日英で開発する新エンジンであるからGCAPには高出力マイクロ波兵器と同時に搭載されると思う。戦闘機よう兵器として輸出されるには世界初の空中レーザー兵器システムLockheed MartinLANCE より高性能であるか否かも問題となるが パワーを供給するエンジンに発電余力があるか否かが大きいので、日英で開発する新エンジンとセットであれば将来輸出兵器となる





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c-2輸送機にYAL-1Aのレーザー砲を搭載画像加工byddog
ドローン対処用レーザシステム

日本が今すぐウクライナに送れば世界に輸出できそうなのが2021年度予算で通過した10kw級の対ドローン用レーザシステムである。戦場には無数のドローンが投入され浮遊していることが常態化している。対空機関砲で排除しているがよりコストをかけずに掃空するのにドローン対処用レーザシステム は有効に思う。





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20~30年後となるであろうが地上から宇宙空間の衛星等を攻撃可能な反射衛星砲の特許を日本は取得している。



高出力マイクロ波兵器(HPM

ドローン対処用レーザシステムと同じくが今すぐウクライナに送れば世界的ベストセラーとなりうるのが高出力マイクロ波兵器である。
現代戦で戦局を左右し戦場を支配するドローンを無力化できる「高出力マイクロ波」(HPM)は第二次世界大戦のレーダーのようにゲームチェンジャーになりえる。

 マイクロ波は電子レンジで食品を加熱する時などに使われる電波だ。これを応用して強力なマイクロ波をビーム状に照射することで、ドローン内部の電子制御システムなどを故障させる。
 将来的には弾道ミサイルの迎撃などに用途が広がる可能性もある。



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http://obiekt.seesaa.net/article/374367706.html




スタンドオフミサイル
西側諸国は圧倒的なシェアと実績を持つトマホークがある為トマホークを越えるスタンドオフミサイルはあまり存在していない。

巡航ミサイル - Wikipedia

日本が開発中のスタンドオフミサイルは世界的にニーズがあるか否かは問題はあるが、完成すれば性能的にはそれなりの競争力を持つと思います。それでもNATO、クワッド諸国+台湾 イスラエル+サウジ+湾岸諸国への輸出は可能かもしれないが安倍首相なき現在の日本の政治力では不可能。高市さんが首相になることがあればもしかしたら・・・・


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ASM-3改 ・・・
速度マッハ3(ASM-3A)マッハ5ASM-3(改)(XASM-3-E )2025年(令和7年)
射程: 推定300キロ以上(ASM-3A)400km以上(XASM-3-E )
12式地対艦誘導弾射程延伸型 ・・・(亜音速)2026年(令和8年)1000km 1500km
島嶼防衛用新対艦誘導弾・・・川崎重工製(亜音速)2500km開発中(開発中止は誤報)
2022年12月に発表された令和5年度の防衛予算案では、「島嶼防衛用新対艦誘導弾の研究」と名を変えて、342億円が計上されている[13]
島嶼防衛用高速滑空弾BLock1・・・(超音速~極超音速グライダー)令和8年(2026年)500km
島嶼防衛用高速滑空弾性能向上型BLock2A 推定射程1500~2000km・マッハ12
島嶼防衛用高速滑空弾性能向上型BLock2B推定射程3000km以上・マッハ17・令和13年(2031年)
極超音速誘導弾・・・研究中(極超音速スクラムジェット)推定射程3000km以上・マッハ6~8
令和14年(2032年)

島嶼防衛用高速滑空弾の現状と 今後の展望

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開発中止は誤報







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高機動パワードスーツ
ウクライナ侵攻戦争やトルコ南部地震において高機動パワードスーツがあればどれだけ被災者が救助できただろうか?装着者の重量を軽減しながら迅速機敏な行動が可能な外骨格のパワードスーツは、13.5km/hでの駆け足、50kgの携行が可能。ウクライナやトルコに今からでも供与すればどれだけ感謝されるだろうか?



陸上自衛隊 双腕作業機
高機動パワードスーツの他にも民生品だが双腕作業機も被災者救助の救世主として世界各国へ輸出できるだろう。たとえ民生品でも日本製の特殊建機を軍に装備すれば軍製品の輸出に繋がるだろう。
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世界ナンバーワンの人型ロボット企業ボストンダイナミクスはソフトバンクが20%出資しており解散してしまったが東大のロボットベンチャー企業SCHAFTの技術をそのベースとしている。







日本にはロボットベンチャー企業が沢山誕生しておりいつの日にか2足歩行型のロボット兵士を輸出しているかもしれません


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