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タグ:その他社会学


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【ロンドン=岡部伸】スウェーデン・アカデミーは5日、2017年のノーベル文学賞を長崎県出身でロンドン在住の日系英国人作家、カズオ・イシグロ氏(62)=石黒一雄=に授与すると発表した。日本出身の作家として川端康成、大江健三郎氏に次ぎ3人目。

静謐(せいひつ)で繊細な文体は、もの静かで落ち着いた印象があり、授賞理由では「(イシグロ氏は)偉大な感情の力を持つ小説によって、われわれが持つ、世界とつながっているという幻想的感覚の下に隠れた深淵を明らかにした」と評価された。

長崎市で生まれ、幼少時に英国へ移住。1982年に英国に帰化し、86年には英国人女性と結婚した。

受賞発表直後に英BBC放送から連絡を受け、“ドッキリ”を疑ったというイシグロ氏は、同放送に「仰天するほど喜ばしい。偉大な作家たちの歩みに加わることができたことは、最高の名誉です」と語った。

また、「世界は非常に不確実な時期にある。(今回の受賞によって)何らかのポジティブな雰囲気に貢献できるならば、大きな感動だ」と述べた。

若いころにミュージシャンを目指したが、作家に転身。執筆は英語で行い、人間が意思を通わせることの難しさや記憶の不確かさを浮き彫りにする作品で高い評価を得た。82年に英王立文学協会賞、89年にブッカー賞を受賞し、一気に名声を確立。多くの作品が映画化や舞台化されている。

スウェーデン・アカデミーのダニウス事務局長は「完成度の高い作家だ」と評価した。

授賞式は12月10日にストックホルムで行われ、賞金計900万スウェーデンクローナ(約1億2500万円)が贈られる。

有力候補と目された村上春樹氏は受賞を逃した。


【プロフィル】カズオ・イシグロ氏

1954年11月8日、長崎市生まれ。

60年に両親と渡英。ケント大、イースト・アングリア大大学院で学ぶ。

81年に短編小説で作家デビュー。82年に戦後の長崎を舞台にした小説「遠い山なみの光」を発表し脚光を浴びる。89年の「日の名残り」で英ブッカー賞を受賞、作品は映画化された。

他に、上海租界を舞台にした「わたしたちが孤児だったころ」(00年)など。「わたしを離さないで」(05年)も映画になったほか、日本ではテレビドラマも制作された。(共同)
一昨日2017年ノーベル賞 日本人受賞は適わずと書いてしまいましたが、日系英国人のKazuo Ishiguro(石黒一雄)氏であった。

村上春樹氏が今年も受賞しないであろうと思ったからだ。だが、ノーベル賞は、受賞時の国籍ではなく、誕生地により受賞国を区別しているので、10月3日記事2017年日本人受賞敵わずは誤報となってしまいました。

ノーベル賞受賞者と出身国 
ノーベル賞を受賞したアルフレッド・ノーベル氏は、1895年に次のように記しています。「賞を授与するにあたって候補者の国籍に配慮はしないが、最も価値のある人は賞を受賞することを明示します。さらに、国籍に関する情報はしばしば決定することが困難である。したがって、ノーベル賞受賞者は国籍ではなく、出身国別に記載されています。

このリストでは、生まれた国は、ノーベル賞受賞者が生まれたときの国の名前を指しています。たとえば、インドで生まれたノーベル賞受賞者を探すには、英国のインド、英国のインド(現在はバングラデシュ)、インド(現在のパキスタン)も含める必要があります。オーストリア、ドイツ、ポーランド、ロシアは国境が変わった国の例です。

この国籍ではなく、出生地主義もいかがなものかと思う。
1987年のノーベル化学賞受賞者チャールズ・ジョン・ペダーセン氏は、ノルウェイ人の父と日本人の母を持ちノルウェー国籍(後に米国籍)で、米国で活躍したにもかかわらず、たまたま日本帝国保護国の韓国で生まれ他ばかりに、生物学的に朝鮮人とは全く関係無いにも係わらず、韓国出身者扱いにされるのは、ご本人の本望であろうか?登録国はご本人に選ばせるのが良いと思う。

ノルウェー人の航海技師だった父が一時、釜山税関に勤務していたため、大日本帝国の保護国だった大韓帝国の慶尚南道東莱郡(現在は大韓民国釜山広域市に含まれる)で1904年(光武8年、明治37年)に生まれる。8歳まで朝鮮半島(1910年からは日本統治となる)で過ごした後に長崎に移り、10歳で神奈川県横浜市に転居しインターナショナルスクールのセント・ジョセフ・インターナショナル・カレッジに学んだ。化学を学ぶため、1922年にアメリカ合衆国へ渡り、デイトン大学(英語版)(オハイオ州デイトン)で学位を得た後、マサチューセッツ工科大学(MIT)(マサチューセッツ州ケンブリッジ)で修士課程を修了した。
MITの教授らは大学に残り博士課程を修めるよう薦めたが、父から学資を受け続ける生活を嫌ったペダーセンは実務の世界に移った。この決断から数十年後にペダーセンはノーベル化学賞を受賞することとなるが、こうした経緯から、ノーベル化学賞受賞者の中では珍しい博士号を持たない人物ということになった。



【ロンドン=岡部伸】2017年のノーベル文学賞にカズオ・イシグロ氏が決まったことについて、イシグロ氏の著書を扱う出版社の編集者、ステファン・ペイジ氏は英ガーディアン紙に「実にすばらしい特別なニュースだ」と喜びを述べた。

イシグロ氏受賞の知らせをアイルランドのダブリン空港で聞いたペイジ氏は、「彼は間違いなくまれにみる作家だ」と説明。「彼が持つ知的好奇心とともに力強い感情はいつも多くの読者をひきつける。常に前に向かって挑戦しており、強い感情は多くの読者の共感を得ている。受賞でより広く世界中の人たちに読まれる文学に通じた作家になる」と絶賛した。

また1999年から2009年まで英国王室の桂冠詩人だったアンドリュー・モーションさんは、「イシグロ氏の想像的な世界は偉大な美徳と同時にとても個人的で親密な価値を持っている。それは困惑、孤立、脅威、驚きの世界だ。授賞は彼の作品が注目に値する魅力的で素晴らしいことを示した」とイシグロ氏の神話的なファンタジー世界を称賛した。 



今年のノーベル文学賞に決まった長崎市出身のカズオ・イシグロ氏(62)。代表作「わたしを離さないで」は、日本で舞台やテレビドラマになるなど、国内でも親しまれている。日本人の名前と顔をもつ作家は、5歳まで暮らした日本での記憶を懐かしむかのように、初期の作品の舞台に日本を選び作家人生をスタートさせた。

「今回日本に来てすごく思うのは、物語自体が非常に日本的ではないかということ。命のはかなさとか、そういうことが非常に日本的ではないか」

平成23年1月24日、東京都千代田区の英国大使館。映画「わたしを離さないで」の原作者として来日し記者会見したカズオ・イシグロ氏は、こう英語で書かれた自作を振り返った。

同作は臓器の提供者として長くは生きられない若者たちを描いた物語。そんな悲しくもはかない設定に、日本的な意識が流れていることを気づいたのだという。来日は10年ぶりだった。

会見では、日本に着いてすぐ、東京・両国国技館に相撲を観に行ったエピソードも。「街を歩いていると、昔見た懐かしい(日本の)記憶がよみがえってくる。(他の)外国とは違う何かがあります」と感慨深げに語り、日本人としてのルーツを再確認しているようだった。

1時間にわたり通訳を介して英語で行われた会見の最後では、「最後にみなさんにぜひおわびしたいのは、日本語がもっともっとできたら直接お話してこんなに時間をかけないですんだんですけど。理解力とか発言力が足りないので、みなさんにご迷惑をかけたことを、おわびします。日本語で直接お話できればよかったのですが」と苦笑い。

司会の女性から「だいたい日本語はお分かりになるんですよね? 言っていることは?」とふられると、「5歳まで母の日本語を聞いていたので、おかしいことに女性がしゃべる日本語は分かるんです。男性のはまったく分からないんです」と英語で語り、会場を沸かせた。


毎年、ノーベル文学賞の有力候補に名前が挙がる村上春樹氏とは、互いにファンを“公言”していることでも知られる。イシグロ氏は以前、文芸誌のインタビューで、村上氏について「もっとも興味ある作家の一人」と称賛。その理由について、「(村上氏は)国を超えた作家であり、現代文学の中で非常に関心を引く何かを象徴している。世界中の人は、日本文化に必ずしも関心がなくても、村上春樹に通じるものを感じる」などと語っていた。

一方の村上氏も、平成27年にインターネット上に開設した期間限定サイト「村上さんのところ」で、「本が出たら必ずすぐ読むのはカズオ・イシグロと(米作家の)コーマック・マッカーシー」と語り、イシグロ作品のファンだということを明かしていた。


カズオ・イシグロ氏の小説は映画化された作品も多く、日本にファンも多い。

1993年の「日の名残り」は、米アカデミー賞で作品賞をはじめ8部門にノミネートされ、世界的に評判を呼んだ。「わたしを離さないで」は、2010年東京国際映画祭でも上映された。この作品は14年に蜷川幸雄氏の演出で舞台化されたほか、16年には綾瀬はるかさん主演でテレビドラマになったことでも知られる。


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石黒氏の本で、唯一本棚にあるのが、「わたしを離さないで」ですが、何とか2/3あたりまで読んだのですが、実のところ途中で、臓器提供の話しであるときがついた時点で、気持ちが憂鬱になり読むに堪えられなくなってしまった本でした。この記事を書いたら続きを読もうかと思います。

どことなく、村上春樹氏の世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドにどことなく世界観が似ていたのですが、半分を過ぎても、まったく小説の文体に何故か乗り切れなかった・・・

翻訳本は訳者の力量が問われる本で、正直なところ、カズオ・イシグロ氏の文章は日本語で書く日本人作家の文章と若干異なる海外小説独特の何とも言えないまどっこしい香を感じる。訳者の土屋政雄氏の力量が無いと非難してはいない。むしろある方だと思いますが、英語で書かれた小説を翻訳すると、日本人作家ではない独特の翻訳臭は消し切れない。

村上春樹は、翻訳家でもあり、村上春樹の訳した本も沢山読んだのだが、レイモンドカバーの大聖堂は良かったが、村上春樹の翻訳本と、彼の日本語で書いた小説では、明らかに匂いが違う。

長崎で生まれ両親とも日本人の石黒一雄氏も、5歳で日本を離れ人格形成期はイギリスで育ち、日本語も忘れてしまっているとのことで、私を離さないでも日本人の血を引けど、日本語作品ではなく翻訳本であった。


 ノーベル賞ウィークが始まり、10月5日に発表されるノーベル文学賞では今年こそ村上春樹が受賞するのではないかという期待が高まっている中で、とんでもない情報が飛び込んできた。「今年のノーベル文学賞の最終候補に日本人の名前が入っているが、それは意外な人物だ」というのである。

この情報を理解するためにはノーベル文学賞のかかえる歴史的な問題を振り返る必要がある。ノーベル文学賞はもともと「人類の遺産となるすばらしい思想」に与えられる賞だった。そのため戦前においては哲学者や歴史家など文学者以外の受賞者が何人も存在していた。

ところが1953年にイギリスのウィンストン・チャーチル首相がその伝記に対してノーベル文学賞を受賞したことで受賞資格についての激しい論争が起きた。さらには1964年に哲学者のサルトル氏がノーベル文学賞の受賞を辞退する事件が起きたことで、それ以後、歴史家や哲学者に対してのノーベル文学賞の門戸は閉じられたのである。


■ノーベル文学書の選考基準が完全に変化している!

ところがこのような閉鎖的な文学賞の選考方針に異議を唱える進歩的な選考委員の数が増えていった。実は2015年の選考では古い選考基準を変えようという動きの方が強くなり、これまでの文学賞の歴史で初めて、ジャーナリストの受賞が決定された。さらに昨年は音楽家のボブ・ディランが受賞することで、ノーベル賞の受賞対象を文学者以外に拡大していくという改革の動きが鮮明になってきた。

問題は今年である。選考委員の世代交代の関係で、今年を最後に選考委員の過半数が進歩派からふたたび保守派へと戻るというのである。そこで進歩派は最後のマジョリティの機会をのがさず、新しいジャンルの文学にノーベル賞を与えるプランを推し進めたという。
ジャーナリズム、音楽家…ときて、次の拡大対象はサイエンスフィクションだという噂がまことしやかに囁かれている。

ただし、ハリウッドが好むようなSF作家が候補にあがるわけではない。ノーベル文学賞の受賞基準には厳然たる高みが要求される。それは人類の直面する問題に正面からとりくみ、社会のゆがみや理不尽さに立ち向かう重苦しい内容が必要とされるのである。さらにノーベル賞の前提として、作品が英訳されて広まっているうえに、存命の作家からしか候補者は選ばれない。

では現時点で誰の作品が最終候補に挙がっているのか? それは環境破壊を推し進め、大量殺りく兵器で自らを滅ぼした人類の子孫が、絶望的に荒廃した未来の世界において、自らの存在理由を問いながら生き抜く、人類の未来を問う漫画作品。

最終受賞候補者は『風の谷のナウシカ』の宮崎駿だと言う。
(文=ホラッチェ/フューチャリスト。欧米に独特の人的ネットワークを持つ)
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風の谷のナウシカ [DVD]/ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

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画像は、終わらない人 宮﨑駿/NHKエンタープライズ

一昨日上記TOCANOの記事を読んで、村上春樹ではない日本人作家でノーベル文学賞に値する作家・・・一瞬私も、カズオ・イシグロも私の頭の中で浮かんだが、意外な超大物作家というので・・・私の頭の中に「石原慎太郎」閣下が浮かんでしまい、・・私の脳内は爆笑してしまって、(閣下失礼)他の候補が思いつかなくなってしまった。記事の続きを読むと、昨年ボブディランだったので、今年「宮崎駿」であっても・・・確かにありうると思ってしまいました。

しかし、ボブディランに憧れて、ミュージシャンを目指したカズオ・イシグロ氏とは、意外なボブディラン繋がりである。




















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村上春樹の短編に「象の消滅」という物語があった。
町の郊外にあった動物園が経営難を理由に閉鎖された。そのとき町が動物園から町有財産として無料でひきとった象が飼育員とともに、逃走したのではなく、忽然消滅したというなんともシュールな物語なのだが、現実の日本においても、日本のリベラルは民進党とともに忽然と消滅した・・・
新党「希望の党」代表の小池百合子東京都知事は29日の記者会見で、希望の党からの出馬を望む民進党の立候補予定者の絞り込みについて、「リベラル派を『大量虐殺』するのか」と問われ、「(リベラル派が)排除されないということはない。排除する」と言い切った。その上で、小池氏は「安全保障、憲法観といった根幹部分で一致していることが、政党構成員としての必要最低限」と重ねて強調した。

民進党の前原誠司代表は28日午後の両院議員総会で、希望者が小池百合子都知事が代表を務める国政新党「希望の党」に合流する案を示した。民進党としての公認候補は擁立せず、小池旋風に屈服し、事実上の「解党」となる。ただ、小池氏側は「丸抱え」を拒否しており、「憲法改正」や「現実的な安全保障政策」を“踏み絵”にしそうだ。どうやら、民進党の左派グループ20-30人が「粛清」されそうだ。

「しっかりと公認を取れるように努力する」

前原氏は28日午前、執行役員会でこう語った。

これに先立つ常任幹事会でも、前原氏は「もう一度、政権交代可能な二大政党をつくりたいとの思いだ」と述べ、小池新党との合流について理解を求めた。

前原氏は1日に民進党代表に就任したばかりだが、一度も国政選挙で戦うことなく、小池氏に「民進党を売り渡す」ことを選んだ。

民進党のベテラン議員は27日、小池新党との合流について「行くなら全員で合流だ」と語り、「丸抱え」を求めた。

ところが、この期待は見事に裏切られた。

小池氏は同日夜、BSフジ「LIVE プライムニュース」に生出演し、「党と党で手を組むことは考えていない」「仲間として戦えるか議員一人一人ずつ決めさせてもらう」と断言したのだ。

防衛相を経験し、現実的な安全保障政策を掲げる小池氏は番組のなかで、「リアルな安全保障が必要で、希望の党で戦いたい人は(安全保障関連法の廃止方針を)どこまで真にリセットできるか」とも語った。

小池新党は「しがらみのない政治」「寛容な保守」を掲げ、集団的自衛権の限定的行使を認める「安全保障関連法」を当然のこととして受け入れ、「憲法改正」にも前向きだ。

民進党には、旧社会党や社民党から合流した左派グループも多く、20-30人ぐらいの議員が「宗旨変え」「踏み絵」を迫られることになる。

旧社会党出身で、左派グループのドン、赤松広隆元衆院副議長は28日、「どう対応していいのか、困惑している」と語った。

「史上最悪の宰相」こと菅直人元首相も27日のブログに、「小池氏の掲げる(原発ゼロの)公約に賛成です」と書き込み、すり寄ったが、合流は厳しいとみられる。

また、安保法の衆院採決の際にプラカードを掲げて猛反対した玉木雄一郎前幹事長代理や、辻元清美元役員室長、大串博志元政調会長、宮崎岳志氏、泉健太氏らは、自らの過去の政治的言動を「総括」した上で、小池氏の審判を仰ぐことになりそうだ。

枝野幸男元官房長官も、小池新党から公認を“希望”しても、認められるかどうか微妙だ。
いや~、面白いものを見せてもらっている。
このところ、消費税増税を肯定した安倍首相を批判する記事を書いたが、まさか衆議院解散で、こんなに面白いドタバタ劇が見れるとはおもわなかった。こんなに面白いものを見せてもらって安倍首相に感謝しなくてはならない。

私は民進党が選挙後に消滅するのではないかと予想していたが、まさか選挙前になくなるとは思わなかった。

近来稀なるドタバタ喜劇を見ているようで、笑いが止らない。

蓮舫が、都知事選挙で罵倒しまくった、小池百合子の靴を果たして舐めるのか?

まだ、小池が蓮舫を受け入れるかどうかわからないが、憔悴しきった蓮舫の姿は、溜飲が下がる(笑)
蓮舫が、あの、イライラさせられる金切り声を上げていた頃、私は耐えられなくらい不愉快な気分にさせられたことを思い出すとと、因果応報だと思う。


日本では二大政党政治は無理だと知らしめた民主党改め民進党は消滅し、日本からリベラル政党が消滅する事態となった。パヨク(左翼)にとっては、絶望的な状況だ。 つい数日前、駅前で「安倍政権は追い詰められた!野党が結束して安倍政治を終わらせよう!」と絶叫していた神奈川ネットワークの左翼老人達は今頃心臓まひで、病院に担ぎ込まれているではなかろうか?(爆)

自称リベラルの民進党左派議員らの心境は、韓国のセウォル号の可哀そうな高校生と同じだろう。臨時船長前原が舵をとった民進号に留まったばかりに、船長が義務も果たさず、救助船希望の党号に救助もされずに沈んでしまうのだ・・・・

パニックになって、泣き叫んでいるにちがいない。あまりに哀れで、私はお経を唱えて供養をしてあげるしかできない。

観自在菩薩・行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色・・・・It's been a hard day's night・・・

「改憲阻止!」「安保法制反対!」と絶叫していた老人達や日本のリベラルを支持する人達は、民進党公認候補が擁立されていないため、投票する候補が、無所属で戦うことになる切り捨てられた民進左派議員と共産党か崩壊寸前の社民、自由しかいないのだ。

1人区では民進左派議員や共産党は議席を獲得できるところはまずないだろう。比例区では左翼票を集め共産は伸びるかもしれないが、民進左派議員はリベラル新党でも作らない限り、救われない。仮に新党を結成しても、皆が上位に入りたいから、短期間で巧く調整せきるわけがない、どちらにせよ護憲派議員は更に少数派となる。

前原代表は、無所属出馬との報道、あの代表選はいったい何だったのか?

「改憲阻止!」「安保法制反対!」のプラカードを掲げた議員らは、宗旨替えするのか?小選挙区で勝てそうな人は極一部だが、旧民進議員は希望の党比例の上位に入れないだろう。

どうやら、しばき隊は参議院議員の有田芳生の大混乱で、ブチきれているそうだが、クズ同士勝手に喧嘩でもしていればいい。トロイの木馬作戦だとかぬかす有田芳生が希望の党に入れるわけがない。ば~か

左翼が投票先がないと発狂しているようだが、無所属となる民進左派議員、共産・社民に投票すればいいだろう。だが、民主主義の制度の中で、民意を示そうとしても、ほとんどが死票となるのが確実で、自分達の意見が民主主義によって封殺されるのだから、大笑いだ。

まあ、我々サイレントマジョリティからすれば、日本のリベラル派はまったく寛容ではなく、自分達に都合悪い意見をヘイトだとかネットウヨと一方的に決めつけ、反日反国家的言動が過ぎる発言や行動が目に余る。

北朝鮮のミサイルがボンボン発射され、日本の国土、国民の生命と財産を至誠を持って守ろうと尽力する安倍首相に対し、安倍は独裁主義者でヒトラーだとか、安倍政治を終わりにしようだとか、道理に合わないデモをしていたのだから・・・邪魔をするなと、お天道様から罰せられたのだ。当然の報いである。

苦しい浪人期間を経て「さぁ、解散だ!」と準備をしていた落選し浪人していた民進党の候補たちも、本当に青天の霹靂で、お気の毒様である。おそらく、大半の候補者が護憲反安保法制を辻説法していただろうから、希望の党にいれてくれるかどうかも分からない。 

どうも解せないのは小沢一郎は希望の党に合流するのか?
旧社会党系の民進議員を受け入れないのに、小沢一郎は、小沢率いる2009年の訪中団で時の国家主席胡錦濤に向かって、「わたしは人民解放軍の野戦軍司令官」と発言した売国奴だ!

小沢は、安保関連法を「違憲立法を許すならば戦前の昭和史を繰り返すことになる」と批判し、同法廃止を目指す野党による「国民連合政府」構想の必要性で共産党と共闘してい売国奴だ。「安保法制賛成」「非共産」の希望の党の理念と矛盾している。

前原と小池は、1993年に細川政権が誕生したときの日本新党の同窓生である。そして、小池百合子は、新進党から自由党まで、小沢一郎とともに歩んだ。小池百合子は自民とより右側であるので、保守としては本来歓迎すべき政治家ではあるが、残念ながら中身はない。新党ブームの魁である日本新党出身だけあって、ブームやイメージづくりはうまい。「共通の敵」をつくり、大衆を煽るのは上手いだけで、真の保守は小池百合子を支持しないだろう。

小沢一郎は政治的信条が無く、政治的都合手右へ左に平気で主張を変える政治家として最低な奴だ!その中身のない小沢一郎が、中身のない希望の党(小池が女性初の首相になる以外政治目標がない)に合流するかもしれないって・・・最低だろう!

希望の党は大ブームになるか? 小池氏奇襲で民進党巻き込み、消費増税凍結で政権と差別化 【ZAKZAK】高橋洋一 日本の解き方 2017.9.29

28日解散の衆院選について、筆者は以前のコラムで、小池新党の準備の遅れを指摘した。実は、小池百合子東京都知事が新党にどのように関与するかさえ、最近時点まで煮詰まっていなかった。

そうした中で、25日午後2時半、ついに小池氏が記者会見し、新党の党名を「希望の党」として、党代表に就任すると発表した。安倍晋三首相が同日午後6時に衆院解散を表明する前、ギリギリのタイミングでの新党スタートとなったが、ここにきて民進党と合流する動きもあり、大きな風が吹く可能性が出てきた。

これまでマスコミなどでは「小池新党」といわれながら、小池氏の関与がすっきりしていなかったが、これまでの議論をリセットして新党を立ち上げ、小池氏が代表に就任することとなった。

現状は「希望の党」立ち上げと代表就任にとどまっているが、選挙へのインパクトを最大限にするために、小池氏が衆院選に出馬し、後継候補を都知事にするという、衆院選と都知事選のダブル選の可能性もありそうだ。

その政策をみると、「改革保守」ということで、日本維新の会によく似ている。政治では「しがらみのない政治」「議員定数・議員報酬の縮減」「行政改革:徹底した情報公開」「真の地方分権の確立」など、維新が使っているフレーズもある。

経済では「消費税対応 実感できる景気回復の実現」「ポストアベノミクスにかわる成長戦略 不動産の有効活用 AI 金融」なども維新の政策とダブる。しかも、憲法改正も含まれており、まさに、改革保守で改憲を主張している。

政策はすぐ作れるだろうが、参加者の人選はすぐにはできない。当初のメンバーは一定の知名度はあるが新味はなかった。そこで、小池氏が前面に出てきたのだろう。

それにしても、小池氏は、安倍首相の会見の直前という良いタイミングで、それにかぶせる形で新党誕生をアピールできた。しかも、国民の関心が高い消費税については、記者会見では「対応」とややぼやかしていたものの、景気回復を実感できることが先だと、増税凍結を示唆していたようだ。

その後の安倍首相の会見では、消費増税を前提としてその使いみちを変えるということを解散理由の一つに掲げていたので、小池氏は選挙戦でも消費増税の凍結を訴えてくるのではないか。

外交・安保では、おそらく希望の党と安倍政権とでは大きな論戦にはならないとみられ、消費増税や教育、規制緩和といった経済分野で差別化していくのだろう。

小池氏が先頭に立ち、組織を持つ民進党などが合流すれば、都市部に数多くいる改革保守層に加え、全国的なブームとなることもありえる。

小池氏の奇襲によって、もはや何があってもおかしくない情勢になってきた。
(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

将来日本初の女性首相は小池百合子かと思っていた、自民党の小池百合子であれば、私は望ましいとおもってもいた。だが、もし1年ちょっとで、仮に都知事を辞めたとしたら、日本の首相として相応しくない。

これでは、都民や小池を信じ都民ファーストの会に入った人達を見捨てることになり、人道にあらず、道理にかなわない。自己都合で短期間で都知事を投げ出したのなら、人として、都知事として、社会の秩序を保つため礼節に欠ける。

もしここで都知事を辞めて、国政に転身し、将来仮に、首相となることがあっても、正しい判断を下せる能力がない人物として首相として信頼することは適わない。彼女の優先事項は国民の幸せではなく、己の野望の現実化だと思わせてしまっている。

我々保守側の人間は、五徳 「仁・義・礼・智・信」を欠く人物であると認識したならば、絶対に政治家としては、認めない。おそらく、都知事を辞めると、マイナスイメージになるので、辞めないだろう。だが、もし小沢が希望の党に合流したならば、保守は拒絶反応を示すだろうから、それほそブームにはならないのではないか?

私の住む街は、神奈川8区なのだが、前の選挙では自民党の福田峰之議員に票を投じた。だが、10月22日には希望の党の福田峰之議員に投票することはないであろう。だいいち希望の党は江田憲司と福田峰之どちらを公認するのか見ものである。まあ、常識的に考えれば、福田は比例に転出なのだろうが・・・・自民党の刺客が楽しみである。
民進党は9月28日の両院議員総会で、東京都の小池百合子知事が代表を務める「希望の党」に合流することを決めた。民進党は政党として衆議院選挙に届け出ず、今まで出した公認も取り消し、議員は離党して希望の党に公認申請を行う。公認するかどうかは、希望の党が決めるという。

これは実質的には解党である。今週できたばかりの新党に、かつて政権を担った党が吸収されるというのは、常識では考えられない。私も最初はマスコミの勇み足だと思ったが、結果的には両院議員総会で了承された。何がこの急転回をもたらしたのだろうか?

「身売り」せざるをえなかった民進党

今年の東京都議会選挙では、彼女の「都民ファースト」が、自民党も上回る第一党になった。彼女には政策も行政手腕もないが、「改革」のイメージだけはあるからだ。

「安倍はヒトラーだ」などという人がいるが、安倍首相はヒトラーとは逆のコンセンサスを重視する政治家だ。小池氏のようにイメージだけで売り込むポピュリストは、日本では橋下徹氏ぐらいだが、彼には「大阪都構想」という目的がそれなりにあった。

ところが小池氏は、何をしたいのか分からない。「エコ」のイメージで売り込み、いつも緑のスーツを着ているが、豊洲市場の移転問題では「ゼロリスク」を主張して、都政は迷走を続けた。このとき石原慎太郎元知事を悪役に仕立て上げ、都議会で吊し上げた。

これがいま世界的に流行しているポピュリズムである。ヒトラーからトランプ大統領に至るまで、そのパターンはよく似ている:中身はないが、イメージづくりはうまい。組織は弱いが「共通の敵」をつくる。大衆をバカにして、意味不明のバズワードを振りまく。

こういう「世界標準」のポピュリストは日本にはあまりいなかった。小池氏は東京では成功したが、それだけでは国政政党にはなれない。今回の「身売り」を持ちかけたのがどっちだったのかは不明だが、民進党にはそうするしかない事情があった。

鍵を握る政党交付金150億円

2009年の民主党には今の希望の党以上の勢いがあり、具体的な「マニフェスト」もあったが、民主党政権が崩壊したあと国民の信頼は失われ、「民進党」と名前を変えたが、政党支持率は8%程度という状況が続いてきた。

このまま選挙になると、小選挙区では生き残れない。かといって共産党を含めた「野党4党共闘」では、政権を取る展望はまったくない。したがって政権交代を目指すなら、民進党が保守・中道勢力と連携するしかないことは分かっていた。

前原誠司氏も今年の代表選挙でそういう方針を打ち出したが、党内には異論も多い。地方には共産党を含む野党共闘で勝てる民進党候補もいて、候補者調整も始まっていた。それを否定しても、民進党の「右」のパートナーがいない状況では動けなかった。

そこに現れたのが希望の党である。中身がないことは最初から分かっていたが、マスコミは中身より派手な入れ物に集まる。今年8月の段階で、前原氏は「いま解散したら小池新党は衆議院で40~50議席取る」と読んでいた。90議席そこそこの民進党が生き残るには、これしかないと考えていたようだ。

希望の党の弱点は、カネである。候補者は「希望の塾」に4000人が集まったが、全国の小選挙区にすべて候補を立てて戦うには100億円以上の資金が必要だ。他方、民進党に交付された政党交付金は今年87億円。今まで蓄えた資産も含めて、約150億円あるという。人気はあるがカネのない小池新党と、カネはあるが人気のない民進党がともに生き残る手段が、両者の合併だった。

ここまでは早い時期に、両党が合意したと思われる。企業買収なら、実績も資金もある民進党が存続会社になり、希望の党を吸収合併するのが常識だが、そこに大きな障害があった。民進党の左派である。

小池氏の「レバレッジ」で左派を切り捨てる

前原氏と小池氏は、1993年に細川政権が誕生したときの日本新党の同窓生である。当時は社会党が、連立与党で最大の抵抗勢力だった。特に村山富市委員長になってから小沢一郎氏との対立がひどくなり、細川首相の辞任後の連立離脱騒動で政権は空中分解した。

小池氏はその後も新進党から自由党まで、小沢氏とともに歩んだ。思想的には安倍首相より「右」ともいえるが、前原氏とそう大きな違いはない。特に憲法や安全保障については、安倍首相と小池氏と前原氏の立場はほぼ同じだ。

ところが国会では「安保法制反対」の野党が不毛な論戦を繰り返してきた。ここで左派を切ると、民進党が分裂するおそれが強い。この状況で左派を切る方法は、企業のリストラを考えればいい。

老舗の中堅企業A社が赤字部門を切りたいが、「人員整理する」というと労使問題になってしまう。こういうとき使われるのが企業買収(LBO)である。A社はバブルで株価の上がっている投資ファンドB社と合併するが、このとき存続会社をB社にする。

B社には経営内容は分からないが、どの部門が赤字かはA社の経営者は知っているので、それをB社に教え、B社はA社の赤字部門を売却する。このとき労働組合がA社の経営陣に抗議しても、存続会社はB社なので、どうにもならない。

ここでA社を民進党、B社を希望の党に置き換えてみると、今回の「身売り」の意味が分かる。小池氏は「民進党と丸ごと合併はしない」といい、議員を一人ひとり選別するという。この基準は「憲法と安全保障」なので、左派は希望の党に入れないだろう。

つまり前原氏は、小池氏という「レバレッジ」を使って左派を切ったのだ。民進党の中では「憲法改正」も「安保法制容認」もタブーだが、小池氏はそれを踏み絵にできる。彼女に選別させれば、足手まといだった左派を一挙に「リセット」できる。

民進党は消滅するが、前原氏は「民進党は過渡的な政党だ」と割り切っている。政党はしょせん入れ物であり、政権を取るためには消滅してもかまわない。ただ正式に「解党」すると政党交付金を返還しなければならないので、彼がひとり党に残るという。

これは民進党執行部や両院議員総会で意外にあっさり了承されたので、彼個人の考えではなく、執行部の方針だろう。この奇抜な手法を思いついたのが誰かは分からないが、小池氏と前原氏に共通するのは小沢氏との関係である。

こういうきわどい「一発逆転」は小沢氏がよく使った手法だが、細川内閣以外はすべて失敗した。今回の「吸収合併」も吉と出るか凶と出るかはまだ分からないが、少なくとも日本の歴史には前例のない政治的イノベーションであることは間違いない。

ところで、一体リベラルとは何か?リベラルとはリベラリズムの略で、近代主義の一つの保守主義と相対する思想で、その歴史的起源は、伝統的宗教に凝り固まった保守的考え方を「啓蒙」し、宗教的対立を「寛容」の精神で納めようという思想だった。

近代ヨーロッパにおける啓蒙とは、理性によって因習や迷信を打破、その抑圧から人間を解放する思想運動。寛容は、宗教改革で始まったカトリックとプロテスタントやピューリタンの血なまぐさい戦争を終わらせるための共存の思想として、成立した。秘密結社とされるフリーメーソンの成立と根本は同じである。

;私がリベラルを嫌悪するのは、啓蒙主義が独善的で、常に上から目線である点である。リベラルは、その啓蒙主義がネイティブアメリカンを虐殺排除することにより、アメリカ合衆国を成立させた。リベラル啓蒙主義は社会主義、共産主義へと続いて展開した。啓蒙主義は、社会主義政権下、理性の独断化、絶対化に陥り、ソ連のスターリンによる強制収容所国家や、中国では3000万人とも5000万人とも犠牲者がでたとされる毛沢東の大躍進運動・文化大革命を招いた。

社会主義は立憲民主主義の伝統のない国や社会に理想主義であるリベラリズムを無理矢理押しつけても、かえって圧政と混乱を招くだけだ。

中世も近代も経験したことがないアジア・アフリカの国々は、リベラルの考え方で、民主選挙をするとたちまち腐敗し、独裁が生まれる。アフリカの「民主主義国家」や、アメリカがリベラルデモクラシーの理想を持ち込んだイラクの惨状を見れば、この事実は否定できない。

世界中で失敗を重ねる、リベラルな政治体制では社会が壊れていくだけだと私は思う。それぞれの民族が培った異なる伝統や文化を持つ社会にあった保守的な思想こそが、リベラルな間違った社会を糺せるのではないかと思う。

リベラル主義は、イラク戦争後欧州で蔓延し、米国のイラクへの干渉を非難し、米国内でも他国への内政干渉をよしとしないかんがえ方が、増えだした。世界のあちこちで起きている悲劇の原因になっている。
寛容の精神を説くリベラリズムは口当たりがいいが、それは欺瞞でしかない。なぜなら、正義には絶対的な基準があるからだ。

正義の基準の一つとして、自分が受け入れられないことを相手に課してはならないというルールがある。自分と相手の立場を反転させて、それでも許容できることだけを相手に要求できるのだ。典型的例はヘイトスピーチではないだろうか?日本のリベラルは保守派への反論として、最近バカの一つ覚えのように反ヘイトスピーチを振り回す。保守の側からみれば、リベラルの方こそ非寛容なヘイトスピーチをしているようにしか見えない。

日本のリベラルに対して私がみっともな嫌悪する点は、ダブルスタンダードを使ったご都合主義である。ヘイトスピーチもそうであるが、日本の核武装の議論(因みに私は反対の立場)については、議論すら許さないのに、旧ソ連・中国の核武装は平和な核兵器だと許し、北朝鮮の核武装に対して大きな反対をしていない。戦争反対とデモをするのであれば、国会を囲むのではなく、朝鮮総連や中国大使館にするのが筋である。

従軍慰安婦問題や福島原発事故の誤報で批判されている朝日や毎日新聞は、この典型的なダブルスタンダードなのだ。「リベラルが、言っていることとやっていることが違う」という、ダブルスタンダードは、ネットの発達により、大手メディアが情報を独占し、情報操作が可能であった頃までは、ごまかし通す事ができたが、ネットの発達は、日本のリベラルの主張そのものが矛盾だらけであることを白日のもとに曝すようになった。日本のリベラルは、遂に自壊すべくして自壊しはじめたのだ。そして、烏合の衆、民進党が事実上解党したのだ。

日本のリベラルの中枢でもある大手メディアは、「もりかけ」で安倍政権を追いこんだと言っているが、何を勘違いしてる❗追い込まれたのは、報道しない自由というものが存在し、偏向報道で、国民を欺き続けてきたという事実を曝されたリベラルメディアとリベラル側なのである。

日本の”リベラル”は明らかに「異形の思想」に成り果てている。世界基準で見れば「異形の思想」で、従軍慰安婦問題や憲法改正の議論を通じてその矛盾が明らかになってきた。米国や欧州のリベラルも、ドイツ人の偽善的リベラル理想主義は、欧州を混乱と無秩序な惨状に陥れた。米国のリベラルの基地がい沙汰も酷いのだが、どちらもそれでも愛国主義ではある点が救われる。だが、日本のリベラルだけは、自国政府が最も邪悪な存在だという意識を持ち続けている。戦後教育のなせる業か、日本のリベラルとは、反日思想と共鳴しやすいのだ。世界的には似非リベラルと言えるかもしれません。

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まっとうなリベラリズムの学者がもしいたとするならば、メディアに頻繁に登場してもよさそうだが、ほぼ見たことがない。学者ではないが、先日ワイドショーのスッキリを首になった評論家の宇野常寛を注目している。反日的な発言も多少はあるが、リベラルだが面白い奴だ。もっとも本人は自分がリベラルだとは考えていないかも知れませんがね。

日本に本当にリベラルな学者が存在しているのであれば、現実的な問題に沈黙を守っていることがずっと不思議だったが、やはりほとんど存在しないのであろう。

戦争責任から天皇制まで反日主義に凝り固まる似非リベラルの影に隠れ、もしかしたら、真のリベラルで優秀な学者や、その支持者は生息しているかもしれない。だが、それは最早リベラルと呼ばないかもしれない。我々国民の多くは、日本の似非リベラルのきれいごとに、辟易している。

ある意味で、百合子ママは天才なのかもしれない。彼女の言動は一貫しており、決して騙したわけではないと思う。だが、希望的観測で、動き一人相撲で民進党は勝手に一人で、転けたのである。彼女の流れを見抜く眼力と、政界で磨いた手練手管は超一流、名人の域に達しているのかもしれません。

スナックみどりの百合子ママの営業トークを真に受けて、その気になってしまった、札付きの悪の反日組の新しい組長前原は、実は間抜けな男だった。身ぐるみ剥がされ、ブリーフ一丁と黒靴下の恥ずかしい格好で、路上に放り出されたようなもの、バカな男の無様な格好は滑稽過ぎる

溺れるものは藁をも掴むものなのだ。民進党の解党は日本の似非リベラルの終焉を象徴する画期的な慶事かもしれない。

意図してはないと思うが、結果として、安倍首相と小池百合子の連携で、日本からリベラルという病が消滅することになり、日本の政界もやっと成長することができるかもしれない。

豊洲市場問題に思う  2016/9/13(火) 午前 8:00 

2016/7/30(土) 午後 10:15 

お笑い鳥越劇場 有楽町前演説編  2016/7/24(日) 午後 2:55 



どんぐりコロコロの替え歌で、
政党コロコロ

政党コロコロ総選挙♪
小池に嵌ってさあ大変♪
枝野がでてきてこんにちは♪
パヨちゃんいっしょに
協力しましょう♪

政党コロコロよろこんで♪
しばらく小池とあそんだが♪
やっぱり、憲法が恋しいと♪
みどりのおばさんを
こまらせた♪

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やはり、このオッサンの頭の中は差別思想しかないらしい。作家の百田尚樹が3日、こんなツイートを放った。

〈「日本死ね」という言葉を流行語に選んだ審査員の顔ぶれを見ていると、韓国人がいた。〉
〈日本人ほど、優しく、他者を慮る心を持った民族はいません。
このことは在日韓国人たちも本当は知っています。同時に、日本が素晴らしい国であることも知っています。にもかかわらず彼らは日本人の悪口ばかり言います。〉

本サイトでも報じたとおり、百田は先日、千葉大医学部の学生3名が集団強姦致傷容疑で逮捕された事件で氏名が未公表だったことについて、〈犯人の学生たちは大物政治家の息子か、警察幹部の息子か、などと言われているが、私は在日外国人たちではないかという気がする〉とツイート。当然のように、一般ユーザーから「ヘイトスピーチだ」「人種差別だ」といった批判が殺到した。

また、ジャーナリストの津田大介氏もツイッターで、〈この人この種の発言懲りずに何度も繰り返してるし、単にツイッターの利用規約違反なので、ツイッター社はしかるべき警告を発した上でそれでもやめないようなら、この人のアカウントを停止すればいいんじゃないかな〉と糾弾。ネットニュースで「百田VS津田」などと報じられ、大きな話題になったが、百田は執拗に津田氏への攻撃を繰り返している。

〈以前から私を執拗に攻撃している某氏のアカウントを覗いてみると、何とフォロワーが100万人!有名タレント並!
ところがある人の情報によると、フォロワーを買える裏システムがあるらしい。デビューしたてのアイドルとかが人気あるように見せるために買うという。
某氏が買ってるのかは知らない。〉

〈某氏の本職って何だろう。
本人はジャーナリストと言ってるが、これまで何か取材したものがあるのだろうか…。
でも、自己プロデュースだけで、ここまできたとすれば、凄い努力の賜物と言えなくもない。フォロワーを買うのもその一環だろう。たゆまぬ努力!〉

ちなみに、百田がいう「フォロワーを買っている」というのはデマで、実際にはスパム業者がフォロワー数の多い津田氏を勝手にフォローしているだけなのだが、それは置いておくとしても、「これまで何か取材したものがあるのか」とは笑わせるではないか。なんの取材もせず、妄想だけで差別的な決めつけをし、デマを拡散しているのは完全に百田のほうだろう。

その典型が、まさに千葉大医学生らの集団レイプに関するツイートだ。昨日発売の「フライデー」(講談社)が、「千葉大学医学部レイプ事件『これがエリート医大生の素顔だ』」と題して、容疑者たちの素性をスッパ抜いたのだが、この記事によって、「犯人は在日外国人」という百田のツイートがなんの根拠もないデマだったことがはっきりしてしまったのだ。

記事によれば、3名の容疑者は全員医学部の体育会に参加していたスポーツマンで、AとBはラグビー部、Cはスキー部などで活動していたという。Bの父親にも直撃し「被害者の方には本当に申し訳ないと……、本当に申し訳ないことをしてしまったと思っています」というコメントも取っているが、なかでも注目すべきはAの存在だ。「フライデー」によれば、Aは父親も兄も弁護士という法曹一家。記事ではAの知人がこう証言している。

「A家は日本法曹界でも指折りの名家なんです。曾祖父は東京帝国大学法学部で岸信介元総理の学友であり、最高裁判事などを務めました。身内には、法律関係の財団法人の理事長や各弁護士会の幹部経験者などがゴロゴロいます」

ようするに、千葉県警が容疑者が成年にもかかわらずその氏名を公開しなかったのは、Aが “法曹界の名家”であることに配慮した結果だったのだ。

周知のように、司法・検察・警察組織は身内に甘いうえ、組織同士もお互いにべったりの関係で、不祥事をかばい合う関係にある。当然、今回の事件についても、法曹界のルートを通じて情報公開に圧力がかかったのは想像に難くないし、容疑者の曾祖父が安倍晋三首相の祖父・岸信介と親密な関係にあったことを警察組織が忖度した可能性もあるだろう。

ところが、百田はこの権力による身びいきを逆に「氏名が公表されないのは犯人が在日外国人だから」などと言いふらしたのだ。

そもそも、これまでの新聞報道などを見ても明らかなように、在日外国人が犯罪を犯した場合も実名は発表されるし、報道もされている。容疑者の国籍をうんぬんする前に、百田の「在日外国人だから実名を伏せられた」という主張自体が最初からありえない話なのだ。

ようするに、このオッサンは在日外国人排除と差別の扇動目的でこんなデマを飛ばしたのであり、その心性はほとんどネトウヨと同じなのである。

しかも、このネトウヨ作家のおぞましいのは、「犯人は在日外国人」デマが散々国籍に対する差別扇動だと批判された後も、まったく反省の色をみせず、平気で差別主義をひけらかし続けていることだ。冒頭で挙げた〈「日本死ね」という言葉を流行語に選んだ審査員の顔ぶれを見ていると、韓国人がいた〉〈(在日韓国人は)日本人の悪口ばかり言います〉というのはその典型だろう。

念のため言っておくが、例の「日本死ね」ブログは、日本で暮らす母親による待機児童問題の喫緊の訴えであり、広く社会問題として認知されるきっかけになった言葉だ。「悪口」でもなければヘイトスピーチでもない。一方、百田のこのツイートは、おそらく在日韓国人二世である姜尚中東京大学名誉教授のことを指していると思われるが、2016年の社会状況や選考過程まったく無視し、「韓国人」という属性だけを根拠に“「日本死ね」という「日本人の悪口」を流行語大賞に選んだ”とレッテル張りをしている。これがグロテスクな国籍差別の披瀝でなければ、いったいなんなのか。

少なくとも、百田を見ている限り〈日本人ほど、優しく、他者を慮る心を持った民族はいません〉などというのは、タチの悪い冗談としか思えない。
(編集部)

まあ、百田氏の勇み足だった、百田氏も裏をとらず安易に在日犯罪推定したのはまずかった。しかし、百田氏は在日=在日外国人の可能性を疑ったが、在日朝鮮/韓国人と断定していない。ところが、パヨク側が在日朝鮮/韓国人と勝手に断定してしまったのは、ある意味自爆ヘイトとなってしまったのではないか?お笑いである。

例え在日外国人全般だとしても、裏を取らずに思い付きでツイートしてしまうと、もし違ったら、保守側の敵失となってしまうことぐらい思わなかったのだろうか?この点については百田氏を擁護しようがない。

千葉大医学部は一般に東大の理Ⅲ(医学部)は無理でも東大の他学部には余裕で合格する秀才が行くところである、そう易々在日朝鮮人や韓国人が行けるところではないと知らなかったようだ。百田氏は関西人なので知らなかったのかもしれない。

そもそもツイッターを私は好きではない。テキトーに呟くこと自体あまりロクでもないことだが、そもそも本来心のうちにしまっておくべき本音や思いつきや呟きを全世界に曝してしまうSNSなのだ!ある意味でアイデアを書きとめるプラスの面もあるが、口にしてはいけない本音を曝してしまう構造的欠陥もある。

呟きは心の声で、思いつきや、妄想、思い込みも混ざってしまうもので、それを人様に曝すことは、人間関係を壊しかねないダークサイドを持つ。当然のことながら他人から思わぬ攻撃を受けるべきして受けてしまうのだ!トランプ次期大統領はそんなことは関係ないとばかりに、暴言を連発したが、批判にめげず、想いを貫き通した稀な例だ。継続は力なり、暴言はいつしか「嘘をつかない」=「誠実」に変わってしまった。

ツイッターの特性を熟知した津田大介はその特性を知ったうえで、百田氏やトランプのツイッターのアカウントも閉鎖すべきと言っているのである。民主主義的言論の自由を否定することを自覚して言っているのであろうか?もし無自覚で言っているなら単なる馬鹿だ!確信犯的に言っているのなら、民主主義に仇為す言論テロリストだ!

完璧な人間でもなければ、ツイッターでボロがでるのは必然。パーフェクトヒューマンなどいない!ああ、いたいた、けど、パーフェクトヒューマンはオリラジ中田のネタだけで結構だ。(笑)



うmm・・・本文に関係ないが、2016年1月に公開されたこのパーフェクトヒューマンとは次期米大統領トランプの出現を予言する時代の鏡の歌だったのか?

ツイッターはやめませう!

たとえば、街で魅力的なご婦人を見かけて、「いい女だ!Hをしたいなぁ~」「おっぱいでか!」と思っても、いちいち口に出して呟けば、他人からロクでもない人間だと思われてしまうだろう。本人が不快に思えばセクハラになってしまうので、思っても口には普通出さない。いわんやツイートするなどもっての他である。

ツイッターで安易に呟くのは、人前でパンツを履かずに裸でいるようなものだ!学生時代、思ったことを直ぐ口に出して、女子から散々叩かれたことがあった。サービス精神で言ったつもりが、誤解を招くことは多々ある。社会人になってからは発言する前に一呼吸置くようにするようになった。おしゃべりな私がツイッターをしない理由の一つは、自分がゲスだと自覚しているからかもしれない。

そのツイッターの特性を知っててツイッターを信奉する津田大介のツイートも私から見れば醜い金髪中年の裸を見るようなものだ。見たくもない!

J-WAVEのヘビーリスナーである私は心ならずも津田大介氏のジャムザワールドを聞いている。

東日本大震災の震災復興をする人達を忘れ去らず支援する姿勢は共感するが、その流れで原発批判に持ち込む汚い論法は、聞いていて時々腹立たしく、汚い遣り方に思えた。津田は明らかに公正な立場ではなく、共産党や民進支持の主張をすることが多く、私は時として不愉快になり、ばちっとJ-WAVEを切ってしまうことがある。

しかしながら、今回は津田は正しかった。ネットウヨが犯罪者をなんでもかんでも在日認定することについて、保守派である私も違和感を感じていました。

この点は百田氏も慎んだ方がいいかもしれません。しかし、反対の意見を言うものに対し、ツイッターアカウントを取り上げろとの主張は、全くもって、北朝鮮や中国共産党的な発想であるうに思える。

戦後ながく犯罪者の名前の報道が実名ではなく通名を使われてきた。報道において、在日韓国・朝鮮人タブーが存在しており、拉致事件以降実名報道されるようにはなってはいるが、主に朝日新聞・毎日新聞・テレビ朝日、TBSテレビ、NHK、まれに読売新聞が、依然実名ではなく通名報道をしている。警察が発表しない=記者クラブが隠匿していると思い込んだ百田氏が、愚かにもつい勇み足で、在日の可能性をツイートしてしまったのだろう。

太平洋戦争後、在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)、在日本大韓民国民団、および在日韓国・朝鮮人の犯罪事件に関して積極的に報道することは、朝鮮総連が組織的な示威行為などを起こしたことからタブーとされてきたが、朝鮮総連に関しては北朝鮮による日本人拉致問題が露呈して以降、比較的タブー視されることなく報道されるようになった。

なお、現在でも在日韓国・朝鮮人の犯罪行為に関して、本名ではない通名報道を行う報道機関もある。主に朝日新聞・毎日新聞・テレビ朝日、TBSテレビ、NHK、まれに読売新聞などがあげられる(詳細は聖神中央教会事件を参照)。 

またこれと同様にかつては在日朝鮮人、在日韓国人の著名人の出自を報じる事も1980年代あたりまでは半ばタブーであった(ただし週刊大衆が「活躍するコリアンパワー。」と称して在日朝鮮人の著名人へのインタビュー記事の特集を組むなどいくつかの例外はあった。また金久美子李麗仙等わずかながらではあるが民族名を名乗るタレントも存在した)。 

力道山は日本復興の英雄とされてきたが彼が朝鮮民主主義人民共和国出身である事を伝える事は生涯タブーとされてきた(力道山の息子達も父が亡くなるまでその事実を知らなかった)。この他特定の女優の出自を指摘したために業界から半ば干された文化人もいる(例:安田成美の出自を指摘した塩田丸男)。

ただし近年では、在日の世代交代や時流等で孫正義や李忠成などは日本への帰化後も通名を使わず、またマスコミも在日であった事を大々的に報じるなど出自を伝える事自体のタブーは以前と比較し薄れてきてはいる。
報道(機関)における在日朝鮮人のタブーが存在し、百田氏はじめ我々保守派は報道機関に対し不信感を持っている。

故に千葉大の強姦事件が百田氏が心の中でまた在日による犯罪なのではないかと早合点して、思ったことをツイートしてしまったのだと思う。そう思わせても仕方がない不名誉なことを客観的事実として在日朝鮮人は起こしているのである。

今回はたまたま強姦した千葉大生は在日ではなかった為、パヨクがそれみたことかと大喜びしている。

だが、私から言わせればパヨクこそネットウヨは差別思想で凝り固まったレイシスト、<日本人ほど、優しく、他者を慮る心を持った民族はいません>という幻想をもっているなどという、ネットウヨ、在日外国人排除、レイシストのレッテル貼りに忙しい。

客観的事実として国連の統計では韓国のレイプ発生件数は日本の10倍である。
「犯罪率統計-国連調査-(2000年)」による犯罪率統計 
10万人中犯罪が何件あるかの資料である。 
資料は1999年と2000年のものである。

世界の強姦(レイプ)発生件数

アジア各国 
アジアは性犯罪が少ない。元々、「精力が弱く性欲も弱い」という体質によるものとの見方がある。
日本 1.78件
インド 1.55件
韓国 12.98件
中国 2.84件
中国(香港) 1.53件
タイ 6.62件
トルコ 1.93件


元警視庁通訳捜査官坂東忠信氏が、自民党衆議院議員長尾敬氏の協力で、警察庁より「日本人と在日外国人検挙人員(刑法犯・特別法犯)の国籍別比較」が算出された平成27年データである。

確かに、犯罪者全部が在日だということはなく、犯罪者の大部分は日本人であって、犯罪者=在日という考え方は間違いである。

しかし、在日外国人数トップは中国人であるのに、犯罪者は中国人1506名の倍の3080名日本人犯罪者は30万人であるのに対しその1%、3080名である法務省の2016年6月末の統計では南北朝鮮人の総数約54万人 54万人のうち3080人が犯罪者刑法犯として検挙されているのである。約0.56%に相当する。日本人は0.25% 因みに帰化した元在日だった犯罪者数は加味されていない日本人として統計されている。そのことを差し引いても日本人の倍検挙されている。

しかしながら、ネット検索で在日朝鮮人の連続強姦犯罪者を調べると
在日朝鮮人による性犯罪が多発しているのは事実である。目立つ。
<犯罪者=在日コリアンという思考はなぜ保守論壇に広がったのか>

 千葉大学医学部の学生3名が、集団で女性に暴行した容疑で千葉県警に逮捕された事件をめぐり、作家の百田尚樹氏の以下のツイッター発言が「ヘイトスピーチだ」などとして議論を呼んでいる。

 千葉大医学部の学生の『集団レイプ事件』の犯人たちの名前を、県警が公表せず。犯人の学生たちは大物政治家の息子か、警察幹部の息子か、などと言われているが、私は在日外国人たちではないかという気がする。

イメージ 1


上記をめぐり、ジャーナリストの津田大介氏が「ツイッター社は規約違反により(百田氏の)アカウントを停止するべき」などとして議論が沸騰中だ。私は、ここ数年間、嫌というほどリアル・ネットの空間の別を問わず、耳を疑うような、決して言葉にすることが憚られるような、「異形」ともいうべきヘイトスピーチを見聞してきた。よって、社会的影響力の大たるベストセラー作家の言だとしても、上記発言に特段の感慨はない。

「この程度ならまし」を憂慮する
むしろ、悲しむべきなのは、そういった直接的な「異形」のヘイトスピーチと比較して、「この程度ならまだしも穏健な方だ」と少しばかり得心してしまう自分についてである。少し前なら社会的生命を失いかねない言葉が、平然と大手を振って歩いている。百田氏云々よりも、こちらを憂慮するべきである。

百田氏曰く「特定の民族を指したものではない」云々。確かに、字だけを読むと「(犯人らは)在日外国人ではないか?」という推論に過ぎない。しかし、百田氏の日頃の発言、とくにツイッターでの文脈を読んで、その「在日外国人」を「在日コリアン」へと読み替えることはそう難しいことではない。字だけ読めば百田氏の言う通り、これは推測なのだからヘイトスピーチというよりも、むしろ単なる「思い付き」というべきであろう。

繰り返すように私は、もう何年も、ここでは書けぬようなとんでもない、在日コリアンに向けられた直接的憎悪の言葉を、何ら憚りなく、そして満面の笑みで、酒と共に歓談する人々を沢山知っているから、「それに比べれば全然マシ」と思ってしまう。

しかし、そういった「異形」に比べて「まだマシ」なのだから良い、で済んでしまうお話なのだろうか? 恐らく今回、千葉県警が現段階(11月28日)で犯人らの本名を発表しないのは、国籍ではなくてこの手の犯罪につきものの、犯状特有の因があるからであろう。しかし、県警が将来犯人らの名前を公開し、その氏名が純粋和風のものであったとしても、「(在日コリアンからの)帰化人だ」「通名である」などと、またも「犯罪者=在日コリアン説」がふって沸くことは、火を見るよりも明らかである。

単に「思い付き」を述べた百田氏に非はあるのは否めないとしても、私はなぜ、百田氏のような高名な作家が、2002年ごろから勃興してきたいわゆる「ネット右翼」界隈で定説となった「犯罪者=在日コリアン説」を垂直的にトレースするのか、の方に興味がある。なぜなら重大犯罪の逮捕者が出るたび、その氏名が公表されようとされるまいと、「犯罪者=在日コリアン説」は百田氏以外の「保守系言論人」の中にも根強く存在し、それを支持する無数の「ネット右翼」の中で動かしがたい定説になっているからだ。

(筆者注*例えば、元航空幕僚長の田母神俊雄氏がISISに拉致されたジャーナリストの後藤健二氏[後に殺害]を在日ではないかと発言したことや、「日本には韓国人の売春婦がウヨウヨいる」と発言して当時の日本維新の会から除名された西村真吾衆議院議員など。後藤さんは犯罪者ではないが、世間を悪い意味で騒がせたという文脈の中で、田母神の世界観の中では犯罪者のように語られていた)

なぜ「犯罪者=在日コリアン説」はここまで広がったのだろうか?

繰り返されてきた「犯罪者=在日コリアン説」の遠因
一言でいえばそれは、「日本人なら犯罪など犯さないはずだ」という、「美徳信仰」ともいうべき、まったく科学(統計)的根拠のない「似非神話」に基づいている。「日本人なら犯罪など犯さないはずだ」という思い込みの根本は、「日本人は高潔で、慎み深く、お互いに助け合う精神を持っている」という、根拠なき日本人礼賛の精神が存在する。

ではこの根拠なき日本人礼賛の精神はどこから来たのかというと、これは元来、いわゆる「保守論壇」が特有に持つ内向きの理屈に由来する。インターネットが普及する以前、この国の「保守論壇」は冷戦時代の「反共保守」が中心となり、そしてそれを支える支持者もまた著しく高齢化していた(現在もあまり変わらないが)。

そしてその「保守論壇」は、産経新聞と論壇誌「正論」を中心とした貴族的で、サロン的な、閉ざされた空間であった(産経・正論路線)、(参照*拙記事「温室の中の保守論壇」とヘイトスピーチ)。彼らは良い意味で喜捨の精神に優れ、そして高齢者が主体だから肉体言語から遠く、そしてその動作は緩慢かつ温和であった。当然、そういったある種の高級サロンの中で観測される人々は、思慮深く温順な日本人であり、暴力や犯罪から最も遠い。

よって「保守論壇」とそれを支える支持者たちに、「日本人は高潔で、慎み深く、お互いに助け合う精神を持っている」という、根拠なき日本人礼賛の精神が涵養されていく。私はこれを「凛として美しく路線」と命名しているが、当然そういったサロンの中にいる人は皆温順なのだから、日本人全部が自分たちと同じ風に違いない、と思い込む傾向が、いわゆる「保守」とか「右派」の中に前提的に存在するのである。

その、冷戦時代に形成された「凛として美しく路線」がインターネット時代になり、ネット右翼にそのまま伝播した結果が、現在なのである。そういった、「保守」とか「右派」の中に前提的に存在する気風、つまり「日本人は犯罪など侵さない」という根拠なき信仰が残存するからこそ、「犯罪者=在日コリアン説」が生まれる。百田氏は単にこれをトレースしているに過ぎない。百田氏は、「保守」とか「右派」の中に構造的に存在する背景をトレースしたにすぎず、繰り返すようにそれですらまだ「比較的穏健なほう」なのである。

強者であるが故の想像力の欠如
先にいわゆる「保守論壇」とそれを支える人々が、"貴族的で、サロン的な閉ざされた空間"の中にいると書いた。それはインターネット時代になり、その「保守論壇」にネット右翼が寄生する現在になっても、いささかも変わることはない。「ネット右翼は社会的弱者だ」という人が未だにいるが、「ネット右翼の平均像は中産階級、大卒が多く、40歳前後の男性」というのが、私の調査と経験を元にした実相である。

現在、「保守(論壇)」「右派」「ネット右翼」の三者が混然一体となっているので、上記の平均像はこの三者すべてに特有のものである。「保守系読者層」や「保守系政治集会への参加者」に限ると、その年齢層はもっと高くなる(+20歳以上)かもしれない。

ともあれ、保守も、右派も、ネット右翼も、貧困に無縁な比較的富裕な「社会的強者」だからこそ(参照*拙記事「ネトウヨ」は社会的弱者ではない。だからこそ、根が深い。)、「日本人なら犯罪など犯さないはずだ」という結論に至っていく。自分の周りが同じような社会階層ばかりなので、犯罪傾向とは無縁で、日本国内の重大犯罪はどこか海外で起こっているかのような距離感がある。

だから彼らは、肉体言語を忌避し、「タトゥー見せびらかし」などを「しばき隊」「SEALDs」などに繋げて揶揄し、いわゆる「反社会的傾向」を持つものをことさら禁忌する。すべての因は、彼らがそういった犯罪傾向とは無縁の「善良」な中産階級だからだ。よく言えばそれは「育ちの良い人」で、悪く言えば「だからこそ想像力を欠く」といえる。

私は百田氏とわずかだが面識を有するが、実に"温厚な紳士"という印象を持った。その優しい、飾らない関西弁には非常に親しみを覚えたほどである。しかしだからこそ、もしかすると想像力が足らなかったのかもしれない。百田氏のツイッターアカウントを停止せよ、という声に従えば、「百田氏以上に過激な」おそらく100万とか200万アカウントの停止が必要だろう。そんなことが現実的だろうか?

今回の「ヘイトスピーチ」騒動は百田氏の個人的資質に還元されるのではなく、いわゆる「保守」とか「右派」の、「保守界隈」全般が前提的に有する貴族的で閉鎖的な体質を背景にしたものである、というところまで視座を広げなければ、批難の応酬以上の進歩はないであろう。

参考記事*千葉大生集団乱暴 百田尚樹氏がツイッターで「在日外国人ではないか」とツイート 津田大介氏「この人のアカウントを削除すべき」(11月27日、産経新聞)

百田氏の軽はずみなツイートは我々保守側の敵失となってしまいました。
古谷氏の記事を読むと、私は保守を自認しているので・・・
貧困に無縁な比較的富裕な「社会的強者」
>「保守論壇」とそれを支える支持者は、人は皆温順なのだから、日本人全部が自分たちと同じ風に違いない、と思い込む傾向が、いわゆる「保守」とか「右派」の中に前提的に存在するのである。

確かに私は社会的弱者ではない、かといって、金持ちで権力をもった社会的強者と言うわけではない。ところが、古谷氏は保守側の人間はなに不自由のない権力者を連想させる「社会的強者」という言葉を使っている。保守派に対する悪意ある言葉使いである。

私のように保守論壇を支持する私以外の人は多くの場合、温厚で善良な一般市民だと思う。だが、保守派の私は、日本人全てが善良で温厚な人間ばかりだと一つも思っていない。日本人のなかには、同盟国の兵士に対してヘイトスピーチをする悪人もいれば、沖縄県民でもないのに、沖縄の民意と語り、地元住民に迷惑を掛ける悪人がいる。戦争反対と叫び国会を取り巻き、かえって東アジアに戦乱を招く行為をする無自覚な極悪人達もいる。日本人全てが善人で温厚で賢いなどと決して思っていない。日本民族とは、恵まれてるが故に、リベラル・左翼・プロ市民と言う癌細胞を内包している、非完全で愚かな民族であると自覚している。(笑)

「タトゥー見せびらかし」などを「しばき隊」「SEALDs」などに繋げて揶揄し、いわゆる「反社会的傾向」を持つものをことさら禁忌する。すべての因は、彼らがそういった犯罪傾向とは無縁の「善良」な中産階級だからだ。よく言えばそれは「育ちの良い人」で、悪く言えば「だからこそ想像力を欠く」といえる。
だそうだ・・・

保守である私には「シバキ隊」や「SEALDs」はどう見てもナチス突撃隊(SA)やナチス親衛隊(SS)にしか見えない、いやそのものではないか?
反社会的傾向を持つ暴力集団を排除しようとすることの何が悪いのだ!
犯罪に無縁ということが悪いのか!

保守派の人間は確かに古谷氏の言う社会的には強者側で、温厚な人間が多いのだが、冷静にこの文章を読むと、保守派は育ちのいいお坊ちゃん育ちだから、世間知らずでバカだと非難しレッテルを貼っている。

よく読むと、「多数派の一般市民(社会的強者)はいいから黙っていろ」と言っているのだ! まったくもってして、百田氏を非難する記事を書いた連中は、無自覚に我々保守派を差別し、言論を圧殺しようとしているのである。

トランプ現象をポピュリズムと言うが、先進国の中産階級が崩壊しかかっている今日、中産階級が声をあげることをポピュリズムと非難するリベラル知識人は無能であり、中産階級市民の敵である。民主主義を語る資格など無い。

あえて、言う、百田氏の勇み足を擁護する!







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まずは年金の話を少々…

先週の本コラムで年金改革法案のことを書いたら(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50313)、いろいろな意見があったようだ。あるTV番組に出たときにも話題となったが、そもそもコメンテーターが理解しないようだった。

年金問題を正しく理解するのはかなり困難だ。筆者はもともと数学科出身で、学生時代から年金数理をかじっていた。年金数理は数学科出身が得意とする専門職であり、一般の文系人にはなかなか理解できないようだ。

まず、公的年金を語るなら、現行制度がほぼ「賦課方式」であることを押さえておいたほうがいい。もちろん、今の制度は完全な賦課方式ではなく、修正賦課方式というべきであり、9割位は賦課方式であるが、残り1割位は積立方式と思ったらいい。「積立金運用100兆円」と聞けば巨額だと思うかもしれないが、それは年金財政全体からみれば、1割程度しか寄与していない。

賦課方式というのは、入(=保険料+税)と出(=年金給付)が等しくなる。入は賃金、出は物価でそれぞれ決まるが、これがマクロ経済スライドのキモ。年金制度を維持するためには、入と出を調整して、賃金・物価スライドを見直すのが必要となる。

それなのに、過去の政権は、デフレを放置しながら年金給付をデフレ連動させなかった。このため、大きな不均衡(世代間格差)が生じたので、遅ればせながら今になって直したというわけだ。

過去デフレを放置してきたのは、自民も民進も同じであるが、過去に年金給付をデフレ連動にしなかった過ちを直すのが、今回の年金改革法案だ。それに民進党が反対していることが、まったく解せない。

デフレ連動させなければ、年金給付が過大になるのは当然である。それを直せば、給付が下がるのも当然である。民進党がそれを「年金カット」と大騒ぎするのは、その原因を作った一員として、あまりに無責任である。

カジノ法案。ここでも野党は無責任

さて、今回のコラムはカジノ法案(IR推進法案)について考えてみる。ここにも、野党の無責任がある。

衆院内閣委員会は2日、カジノを含めた統合型リゾートの整備を政府に促す法案 (IR推進法案)を、自民党などの賛成多数で可決した。法案は6日に開かれる衆院本会議でも可決される見通しだ。

この法案は、いわゆる「プログラム法案」である。これは、特定の政策を実現するための今後の手順やスケジュールなどを規定した法律である。つまり、今回の(いわゆる)カジノ法案では、「これから、いろいろな法律改正をします」といっているだけで、カジノに関する実定法は何も決まっていない。

論より証拠として、まず、今回の法案を見たらいい。テレビなどでの多くのコメンテーターが法案を読まずにものを言っているのは片腹痛いが、実際の法案はふつう一般人には読めない。ところが、このプログラム法案は、大雑把な今後のスケジュールなどしか書いていないので、多くの人に理解できるはずだ。

カジノ法案は、衆議院のサイトをみればいい(http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g18901020.htm)。

この法案のポイントは、

第5条「政府は、次章の規定に基づき、特定複合観光施設区域の整備の推進を行うものとし、このために必要な措置を講ずるものとする。この場合において、必要となる法制上の措置については、この法律の施行後一年以内を目途として講じなければならない。」

という点と、

第14条「特定複合観光施設区域の整備の推進を総合的かつ集中的に行うため、内閣に、特定複合観光施設区域整備推進本部(以下「本部」という。)を置く。」

である。

つまり、「政府は1年以内に法律を準備しなさい、推進本部を作りなさい」と言っているのにすぎないのである。

こうしたプログラム法に対して、反対論者は、ギャンブルを正当行為によって解禁するのに、ギャンブル依存症問題、青少年への影響、暴力団対策、マネーロンダリングなどの対応策がないのは問題であるという。

しかし、これはプログラム法への反論になっていない。

役人が反対する理由

法案を具体的に作る際、政府に課せられた責務には、いろいろなものが含まれている。例えば、

第10条「政府は、カジノ施設の設置及び運営に関し、カジノ施設における不正行為の防止並びにカジノ施設の設置及び運営に伴う有害な影響の排除を適切に行う観点から、次に掲げる事項について必要な措置を講ずるものとする。

➀カジノ施設において行われるゲームの公正性の確保のために必要な基準に関する事項

②カジノ施設において用いられるチップその他の金銭の代替物の適正な利用に関する事項

③カジノ施設関係者及びカジノ施設の入場者から暴力団員その他カジノ施設に対する関与が不適当な者を排除するために必要な規制に関する事項

④犯罪の発生の予防及び通報のためのカジノ施設の設置及び運営をする者による監視及び防犯に係る設備、組織その他の体制の整備に関する事項

⑤風俗環境の保持等のために必要な規制に関する事項

⑥広告及び宣伝の規制に関する事項

⑦青少年の保護のために必要な知識の普及その他の青少年の健全育成のために必要な措置に関する事項

⑧カジノ施設の入場者がカジノ施設を利用したことに伴い悪影響を受けることを防止するために必要な措置に関する事項」

とある。まさに、カジノで指摘されている負の影響への対策を講じよ、とされている箇所だ。

反対論者が行うべきは、国会において、これから政府が出す対策への対案である。それは今後1年以内にやることなので、今の段階で審議拒否するということは、国会で仕事を拒否しているも同然だ。

なお、今回のカジノ法案によって、カジノが解禁になったかのような報道もあるが、上の法案を読めば、解禁法案も書かれていないので、事実でないことがわかるだろう。

筆者は、かつて役人時代にプログラム法案を何度か作ったことがある。実定法の改正案を作るには、多くの人員が必要であるが、しばしば役人にサボタージュされ、できなかったことがある。その場合に、プログラム法案は有効な手段だった。

今回のカジノ法案は、珍しく議員立法である。国会はいうまでもなく立法機関であるが、提出法案のほとんどは内閣提出法案であり、そのドラフトはほとんど役人が書いている。法案のドラフトを役人が書くのだが、立法府の国会議員はろくに法案を理解していない。だから、役人優位の社会構造になっている、と筆者は役人時代から感じていた。

このため、本来のローメーカーたる国会議員が自ら提案した議員立法は、なかなか優れていると思っている(ただし、役人は議員立法をよく思ってないが)。

それもあってか、一部の役人は、今回のカジノ法案をよしとしてはいない。特に渋い顔をしているのが、パチンコ利権に関わる警察官僚だ。

パチンコはOKなのに?

犯罪の予防という名目によって、全国管区警察局長ごとに天下りの「縄張り」が決められ、警察官僚の天下り利権にもなっている。パチンコは実質的には「民間賭博」であるが、法的には風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)で規制されており、「警察の所管」という形になっているからだ。

もっとも、このシステムのために、パチンコ店では景品を出し、パチンコ店のすぐそばの景品交換所でその景品をおカネに交換するという、刑法賭博罪的にグレーな運営(形式的には賭博でない!)が採られている。

これに対して、カジノ法案では、パチンコのようなグレーな方法でなく、カジノを真っ正面から健全娯楽と位置づけようとしている。カジノ法案が成立すると、パチンコはどうなのか、といる議論も予想されるが、それが警察官僚には鬱陶しいだろう。

もちろん、パチンコを巡る話題はこれだけでない。パチンコは大きな産業であるが、経営者の出身はその多くが韓国、北朝鮮であり、日本系は少数といわれている。また、パチンコは脱税の多い業種である。毎年国税庁から公表される「法人税等の調査事績の概要」をみると、法人税の不正発見割合では毎年上位になっている。

おそらく、パチンコ業界は、この際カジノに乗ってビジネスチャンスにしようという人と、カジノをつぶしてパチンコを守ろうという人と二分化されているのだろう。それが、カジノ推進派と反対派の背景になっているのだと推察される。

マスコミ報道では、カジノ推進派はカジノ経済効果を主張し、カジノ反対派がカジノの弊害を強調するという構図であるが、根っこには、パチンコ業界内部のカジノ推進とカジノ反対が関係しているのではないか、と筆者は邪推している。

これは、パチンコをどのように理解するかという本質的な問題になってくる。筆者にとっては、パチンコという「実質的なギャンブル」が街中にあることにかなりの違和感を抱いている。

厚労省の調査によれば、日本人の成人の4.8%がギャンブル依存症とされている。これは、米国1.6%、香港1.8%、韓国0.8%と比較して高いという。パチンコなどが身近であることが、海外より数値が高い理由の一つであろう。たしかに、これだけ身近に事実上のギャンブルがある国は珍しい。

また、法的にはパチンコは賭博でない、となし崩し的に扱われているのにも違和感がある。世界中で試みられているのは、ギャンブルを街中から隔離し管理して国民を守るというスタンスだ。ギャンブルがなくなれば、それにこしたことはないが、それができないので、次善の策が必要になる。カジノはその流れだ。

野党がやるべきことはシンプル

もしカジノを作り、そこへの誘導策を同時に実施すれば、街中のパチンコ屋は一気に衰退するだろう。そして、カジノは140ヵ国で認められた世界標準なので、外国人観光客も引き寄せて、大きな経済効果が出るだろう。

つまり、カジノをきっかけにして統一的なギャンブル規制法ができればベストであり、その中で依存症対策などでマイナス面を減少させ、経済効果を最大化するという発想が必要だ。

いずれにしても、今よりマシなギャンブルの規制作りをするためには、今回のカジノのプログラム法案は好都合である。それなのに、カジノ法案を審議拒否したら、今のパチンコの問題を放置することになってしまうだろう。それは、結果として、世界から異様に思われている「街中に事実のギャンブルがある状態」を擁護することになってしまう。

責任ある野党というのは、「カジノ反対!」と口でいうばかりではなく、カジノで指摘される負の影響としてのギャンブル依存症問題、青少年への影響、暴力団対策、マネーロンダリングなどの対応策などで、政府案を凌ぎ、国民に喝采されるものを国民に提示することではないか。
私は、そもそもパチンコも競馬・競輪を嗜まないし、宝くじすら計算すればアホらしくて気迷わない限り買わない。


日本にカジノが出来ても、たぶん行かない。行ったとしても、後学の為にちょっと覗くだけだろう。興味がある人だけ行けばよい。正直なところ騒ぎ過ぎだと思う。日本には実質的ギャンブルは溢れている。競輪競馬、ボートレース、パチンコですら奥が深いのだ。気のおけないメンバーとの麻雀ほど楽しい遊びはないだろう。カジノも裏カジノもあるのだから、今更正論で反対するのも如何かと思う。

青少年がカジノ依存症になるとか、カジノ法案を杞憂する人達がいる。
確かに、その通りだ、生活保護受給者は入場禁止にするべきだろう、もしそうしたらそうしたで、カジノ法案を反対する同じ議員が、人権侵害で生活保護受給者もカジノに行かせろと騒ぐだろう。基本的に物事を判断することが難しいときはリベラル派や左翼の主張することが大切な判断材料になる、その主張の反対が正解のような気がしてならない。

カジノを作ってもカジノに嵌る人は今パチンコに嵌っている人種で、普通の人達は嵌らないと思う。カジノが出来て一番困るのはどう考えてもパチンコ業者だと思う。
カジノ法案に反対の人達はどうせならパチンコも規制すべきだと主張すべきではないだろうか?カジノがダメでパチンコはOKというのは、どうにも筋が通らない(笑)
カジノに反対ならパチンコにも反対せよクソ・パヨクども❗

もし、海外のカジノを全くそのまま日本に持ってきたとしても娯楽の多い日本には相当努力しないと根付かないと思う。
下手をすれば数年で閉鎖になるような気がしてならない。

もし、成功するとしたら、外人受けする和の空間やイベント満載の一大エンターテイメント施設(勿論温泉付き)で、花札やチンチロリン、丁半博打、そこにパチンコもあっても良いだろう。

先日、別府市長がやってしまった温泉湯〜園地にカジノをつければ楽しめる施設になると思う。


  

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18782+18782=37564 嫌なやつ+嫌なやつ=皆殺し

つい先日、昔トリビアの泉で紹介された数字のゴロ合わせを小学校4年生の電卓の授業で教えた女性教師(40歳)が保護者からクレームが来てしまったというニュースがながれていた。なんて暇な親がいるもんだ、それにしてもなんて平和な日本であろうと思っていたら、靖國神社を狙ったテロが発生した。

御霊達が守ってくれたかもしれないが、たまたまトイレに誰も居なかったから犠牲者が出なかっただけであり、一歩間違えば、7.5.3で参拝に来ていた子供達がトイレで犠牲になっていたかもしれない。

まさに、18782+18782=37564嫌なやつと嫌なやつは皆殺しの理論だ。
これは数字のゴロ合わせとは違って大いに問題がある。

靖國神社では新嘗祭と7.5.3で通常の祝日より多くの参拝客がいる昼を狙ったのだから、愉快犯や単なる悪戯ではない、不特定多数を狙った悪質なテロ攻撃が行われたと私は思う。

戦後日本では終戦直後の朝鮮人や共産党によるテロ行為、一般市民が巻き込まれる三菱重工爆破事件や地下鉄サリン事件など数多起きている。今回の事件はまだ
犯人は特定されてはいないが、日頃靖国神社を目の仇にしている在日系キリスト教関連の団体関係者周辺だろう。もし違っていたとしても疑われるのは日頃の行いなので致し方ないだろう!ネットでは犯行はアルカニーダということになっている。ナイスな命名だ。

10月5日にテロ3法がそろい踏みし、またプラスマイナンバーということで在日にとっては地獄がはじまっている。そこに追い討ちがフランスのテロである。テロ対策として指紋押捺問題は放置できないし、難民問題は特別永住許可はもとより生活保護や年金給付の特別優遇措置は次々廃止されはじめ、遂にアルカニーダが動き出した可能性が高い。

今世界はアフリカや中近東において国家が崩壊し無秩序が広がっている。
宗教とは無秩序な世界に精神的秩序を与え、国家が安全と経済的秩序を与える。

難民は国家や秩序を破壊された不幸な人々でもあるが、同時に移民先の国家と秩序を破壊するアンビバレントな存在である。

テロ組織は根絶することが難しい、怒りにまかせてテロ組織に空爆を加えても、一般市民が更に命を落とすだけだ。
国際社会はテロ撲滅も大切だが、国家が崩壊した国々や、崩壊しそうな国々の統治再建を話し合わなければ、世界中難民で溢れ、我々先進国の住民も不利益をこうむることになる。

 
先週、シールズがISISに向かって酒を飲んで話せばわかるとISISに向かってツイートしたところ、日本人をぶち殺すと、ツイートされた。今回の事件とはISISは無関係であろうが、2020年に向かってISIS が関与する国際的テロが起きないようしなくてはなりません。シールズの諸君は余計なことをしないように!

イスラム国にい行くなら自己責任で行って下さい。そこで酒を勧て首を切られても知ったことではありません。



343343(刺身刺身)+343343(刺身刺身)+343343(刺身刺身)=1030029(父さんはお肉)

184(嫌よ)+184(嫌よ)+184(嫌よ)+184(嫌よ)+184(嫌よ)+184(嫌よ)=1104(良いわよ)」


346346+184184+346346+184184= 
サセロサセロイヤヨイヤヨを2回足すと 
1061060入れろ入れろオーになる





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2015年09月16日
新横浜で安保法案反対派が次々と道路に寝転ぶ
1 名前:◯( ´∀` )◯ ★:2015/09/16(水) 17:21:02.31 ID:???*.net
ノーパサラン!奴らを通すな!~ダイインで議員の車を止める
1戦争法案の地方公聴会が開かれている新横浜駅前のプリンスホテル周辺では、9月16日朝から市民が戦争法案・強行採決に抗議の声をあげつづけた。
近隣の横浜市民や神奈川県内の労働組合、国立大9条の会、戦争させないママの会などから500人以上の抗議者が集まった。公聴会が進むにつれ参加者がふくれあがった。

みな手作りのプラカードを掲げて公聴会場に向かい、「戦争しないと70年間決めてきた」「戦争の理由つくるのやめよう」などと声をあげた。

2歳になる娘と、戦争法案反対の抗議デモにはじめて参加した横田織絵さん(36)は、前日、特別委員会で公述人として指名されたSEALDs奥田愛基さんの発言を聞いて、新横浜の抗議に参加した。
(中略)
公聴会が終わったあとプリンスホテル前では、「採決やめろ」の市民の猛抗議が始まった。次々と道路に寝転んで、議員の黒塗りの車を阻止しようとした。警察隊はごぼう抜きで弾圧した。騒然としたなか「ノーパサラン!奴らを通すな!」のコールが続いた。
http://www.labornetjp.org/news/2015/0915yoko

CPAdNVgVAAAf0vS

CPAp8JaVEAAY0AA

CPAp8MYUwAAM9b1

CPAYpjQUkAAVI6g

CPAZ9OZUcAAFp4T





17: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:24:43.21 ID:k2lcmRjf0.net
迷惑かけるなよ

22: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:25:18.22 ID:0QRXOnmU0.net
はた迷惑な話

24: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:25:18.78 ID:YHcrsQWI0.net
なっ、ばかだろ?

27: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:25:30.10 ID:3CNGaWzX0.net
韓国のデモでよくやるやつだね 
国籍ばらすような事して馬鹿だなあ

31: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:25:55.58 ID:3GQhE0020.net
どこの天安門ですか(><;)

39: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:26:25.71 ID:km05w7TF0.net
威力業務妨害で逮捕で。戦車で踏みつぶされない国でよかった。

41: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:26:26.15 ID:oT4epCKx0.net
こんな古いやり方は逆効果だってわからないんだろうな

43: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:26:33.43 ID:5vxNserI0.net
一般人に迷惑かけて、何が平和だ

45: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:26:37.32 ID:oqssMyum0.net
バカッターではシットインとかいって盛り上がってる

53: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:27:23.89 ID:1drWQNB50.net
韓国のデモと同じwww

57: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:27:34.55 ID:whkCJyOu0.net
新喜劇wwwwwwwwww

189: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:33:35.85 ID:P2lmPcTf0.net
路上に寝転ぶのは韓国式のデモなんですね 

1

58: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:27:37.92 ID:DNUcAYcI0.net
これが今時の若者?

59: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:27:38.70 ID:VCCJddt20.net
中指立てる 

環状2号線 大渋滞 



 https://pbs.twimg.com/media/CPAlW_BUAAASo-T.jpg ;
https://pbs.twimg.com/media/CPAlW9PUsAABn_N.jpg

292: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:37:48.53 ID:Cr7R1KwB0.net
>>59 
これ道交法違反じゃね?

504: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:46:11.93 ID:TWm8uCU70.net
>>59 
完全に道路交通法違反

61: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:27:46.05 ID:Yyil9Qsp0.net
>>1 
なんで道交法違反で逮捕しないの?

62: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:27:45.77 ID:rzBZ7MoR0.net
反知性的行動

66: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:28:02.35 ID:CffrU1OG0.net
SEALDsは道交法も守らずに「憲法守れ!」ってか

69: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:28:15.82 ID:dnBqBgor0.net
一目見て普通の人たちじゃないとわかる

11: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:24:07.37 ID:aj/6WplS0.net
安保反対のシールズって日本人ですら無いのか? 
中国語とハングルばかり・・・ 






                                                  47: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:26:55.19 ID:Zq0yGSWZ0.net
>>11 
やっぱ正体あいつらか 
まあこれ通って一番都合が悪いのは誰かって考えたらあいつらだもんな

177: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:33:13.45 ID:lF3+4rGh0.net
>>11 
マスゴミは意図的に日本人に仕立ててるよな

185: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:33:31.50 ID:btPgEtd70.net
>>11 
この画像がすべてを物語ってるわ

70: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:28:16.02 ID:lAEAcsfw0.net
こんなやりかたで支持が集まると思ってるの? 
迷惑行為で自己満足してるだけ

75: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:28:31.01 ID:MTVil3WP0.net
自由でいいなぁ~日本は。

79: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:28:43.99 ID:HLElV2GK0.net
こんなん間違いなく公安にマークされますやん

80: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:28:47.86 ID:GfYzUMEF0.net
(絶句) 
あいつら公序良俗すら棄てたか

83: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:28:49.25 ID:b0S5ffdr0.net
そのまま餓死するまで寝かしときゃいいじゃん

93: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:29:30.17 ID:oHmin3Dh0.net
お里が知れるとはこのこと

97: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:29:33.39 ID:I245kxlV0.net
動画見てたけど交通渋滞でクラクションの嵐だったぞ 
いい迷惑だな

106: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:30:09.30 ID:yyWA89Ml0.net
どんな状態であれ機動隊に突っ込むって尋常じゃねーぞ。

115: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:30:37.21 ID:X6VYcP+A0.net
やってることがカルト宗教だわ

124: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:31:06.74 ID:eK7o+OZY0.net
他人に迷惑がかかるとか全然思わないんだね

134: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:31:29.31 ID:KNlfO0DW0.net
もう一般人を装うとかそんな余裕もないんだろうなw

141: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:31:43.62 ID:rqDmzhS20.net
迷惑な外国人ばかりなのに、テレビ局は、 
まるで日本人みたいに、嘘を報道するんだよな。

143: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:31:51.37 ID:hLY05QSV0.net
なんかもう中国か韓国みたい 
日本人のする行動じゃない

154: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:32:14.50 ID:6AcZ1ljL0.net
中国の軍事パレードでやって欲しかった!

151: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:32:07.06 ID:iCEUeNSr0.net
警告を発して従わない連中は、道交法違反で全員逮捕で宜しい。 
正直迷惑。

160: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:32:31.53 ID:EElc6qfd0.net
ドローンでウンコまき散らせばいいよ

178: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:33:13.73 ID:eF35NELo0.net
すでにテロ活動

190: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:33:36.37 ID:tmgZzdV70.net
デモじゃなくてテロだろ

191: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:33:41.88 ID:eK7o+OZY0.net
憲法守れーって言っときながら 
自分達は迷惑行為

194: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:33:54.18 ID:eAsPL6WN0.net
だだっ子かよww

204: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:34:33.64 ID:c1m3XDpc0.net
反日のためならなんでもしますってかw 
中国なら絶対できないヘタレどもが。

217: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:34:51.86 ID:MYI06lUk0.net
デモじゃなくて交通妨害のテロですけど 
れっきとした犯罪行為

223: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:35:01.87 ID:3iWTmXrdO.net
反対派の行動がいちいちキモすぎね? 
国会議員も一般人も。もっと普通にやれないのかな?

227: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:35:15.47 ID:8QCtX03+0.net
道路占拠とか日本人とは思えない 
まあ大方日本人じゃないんだろうけどw

237: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:35:45.61 ID:DmmeEI3S0.net
反対派の頭が心配になってきた

240: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:35:49.85 ID:12vWMKxq0.net
ただのキチガイじゃねーか……

198: 名無しさん@1周年 2015/09/16(水) 17:34:05.46 ID:oT4epCKx0.net
こんな人たちに憲法守れって言われてもなあ

ネットは自分で観るものによって偏るから、ネットではどうのこうにと一概に言いにくいが、2チャンネルでの反応は以上のようだ。

新横浜界隈は騒然としていたらしい、当社の3年生が渋滞に巻き込まれアポイントの時間に遅れてしまった。迷惑な話だ。

明らかに、デモをやっている人間たちは一般社会から浮いた(いや、社会の底辺を沈んでいる)人間達だ。

村社会である日本から、明らかに浮いている、異物、異教徒の集団でしかない。
SEALDs 奥田演説

普通の学生      <=嘘
民主主義のため    <=嘘
無党派        <=嘘
国会前10万人    <=嘘
全国で100万人   <=嘘
国民の過半数が反対  <=嘘
反対派は増え続けている<=嘘
内閣の支持は落ちている<=嘘
あきらかにSEALDsは少数派であることを自覚していない。だいたい、いまの世界がどの様な政治・経済国際情勢であるかまるで理解できていないから安保法案に反対している輩(やから)であるから、自分達の周り仲間内しか見えていない。だから、彼等は自分達の意見がよもや少数派である事実を理解出来ない。

デモはデモクラシー(民主主義)のデモではなくデモンストレーション(示威行為)のデモである。国会前で馬鹿達が大騒ぎをして、俺たちが民意だ!みたいなことを喚いているが、それは違う。直近の自民党支持率は不動だ。NHKで自民党が34.7%、民主党が9.8%、公明党が3.7%、維新の党が1.3%、共産党が4%である。これは野党がデモ隊と呼応して安全保障関連法案に反対すればするほど、支持率が低迷するという政治現象を巻き起こしているのである。

9月13日の山形市長選でも自民党系候補が勝利している事実にSEALDs 奥田演説で安倍内閣が国民が支持していないと言う風説は成立しない。野党が言い立てる「国民の声」や「民意」とは少数派の野党を支持する少数派の意見にすぎない。

国会前の馬鹿達は今の日本が置かれた状況が平和ボケしすぎて理解できない評定衆にすぎないのだ。国会を小田原評定にするつもりなのか?朝日新聞は社説で「民意無視の採決はやめよ」と主張したが、勝手に「民意」を使うなと言いたい。

かつて60年安保の時に岸信介が安保改正で「私には“声なき声”が聞こえる」と名言を残した。今直ちに解散・総選挙をしても国民に信を問えばいいと思う。おそらく安倍自民が圧勝するだろう。“声なき声”日本のサイレントマジョリティのことを野党やSEALDsら国会前の馬鹿達は理解していない。


そもそも、日本人の多数派は、正月に神社に初詣に行き、葬式はお寺で、結婚式を教会であげる日本教という一種の宗教信者である。
私がSEALDsを筆頭とする彼らに感じる違和感は、「憲法守れ、戦争反対」というお題目を唱える、憲法九条教という異教徒であることからくるのであろう。

日本人(=多数派の日本教徒)の一般的価値観からすると創価学会とかキリスト教その他特定の宗教を狂信的に信じる者は異教徒として、無意識に一般社会から弾き出す。当然、SEALDs/社会主義/共産主義者も日本的価値観=日本教と異なる異教徒である。

日本社会とは未だに大きな村社会なのである。自分達の正義を振りかざして、あのような騒動を起こす者は、村社会では嫌われ相手にされない。反原発や反安保法案で騒ぐ行為は村社会の秩序を乱す者として、村八分にされてしかるべき行為なのだ、村社会は不文律の掟が憲法より優先する。憲法を守っても掟やぶりの行為は共同体から弾き出すのも掟である。

自分が泥をかぶっても日本を正常化しようとする安倍首相には敬服する。SEALDsが野外でどんなに騒いだたとしても、安倍首相の強い意志さえあれば、民主主義のルールに則れば、所詮少数野党には勝ち目がない。そのことは当の野党は知っていながらの茶番劇には怒りを感じる。日本を取りまく安全保障環境が激変するなか、与党は安保法案の成立を目指しているが、野党は「戦争法案」「憲法違反」とレッテル貼りをして、国民の不安を煽っているだけだ。野党からは理に適った主張を聞いたことがない。そして、最後の最後に、肉体的に阻止しようとしている。このままでは、憲法を守って国が滅びることになりかねない。こんな茶番劇を続けていたら、事の本質が見えなくなる。国が危うくなる。

まあ、日本人でこの左翼デモに参加したと聞けば、一切お付き合いはしたくないでしょう。日本とはそういう社会です。

知り合いの元神奈川県警の人に聞いたのだが、警察のデモ掃討排除訓練は半端ではないらしい。

成田闘争で殉職者を出した反省から内乱鎮圧訓練をしているので、これを読んだ新参の左翼君SEALDsちゃんはちゃんと仲間に言っておくように!そしてデモに参加している爺達に機動隊の怖さを聞くが良い。

訓練は機動隊の部隊ごとに暴徒側と警察側に分かれそれぞれの有段者達が本気でぶつかる、本物の火炎瓶も飛び交うなか肉弾戦を繰り返す。過激派側は盾の一番薄い所を狙い集中するのが鉄則で攻める。一方守る側はわざと薄いところを作り、意図的に引き込んで囲みボコボコにするのだと言う。
次第に禍根が積み重なり本気で殴りあうので、かなり過激な訓練をしていると言う。

左翼活動家であったプロの市民達はその事をよく知っているから、迂闊に機動隊に殴りかかれない。あれは平和主義者じゃなく単に歳をとっただけか昔を知る卑怯ものなのだ。迂闊に手を出して奴等がボコボコにされる姿を是非とも見たいものだ。

神奈川県警OB氏曰く、それでもデモを排除したのが一般警官だったのでプロ市民に舐められているという。一個小隊でも盾をもって機動隊を配備しておけば、あのような舐めた迷惑行為すらしなかっただろう盾をもった機動隊を出すべきだっただろうと、指摘していました。

私と同じく、抗議すべきは中国であって安倍首相ではないと、正論がが書いてあったので紹介する。
 安全保障関連法案の国会審議が佳境に入ってきた。自公与党が来週中に参院で成立させる方針を固めたのに対し、野党は法案の成立阻止に向けて内閣不信任決議案の提出などを模索している。こうしたなか、米紙ニューヨーク・タイムズや、英紙フィナンシャル・タイムズの東京支局長を歴任した、英国人ジャーナリスト、ヘンリー・S・ストークス氏が語った。



野党の安保法案反対論を聞いていると、情けなくなる。共産党や社民党が「戦争法案」「徴兵制反対」などと無責任と思える扇動をするのは仕方ないが、3年3カ月でも政権を担当した民主党の幹部までが「法案は憲法違反」「廃案にする」と主張しているからだ。

60年安保闘争に比べれば静かだったが、虚構の扇動に乗って、先月末に国会前で行われた大規模集会には約3万3000人(警察当局の把握)もの人々が集まった。残念というしかない。戦後70年過ぎても「国を守る」「国民を守る」という気概もなく、「安全保障は米国に任せておけばいい」というのか。

すべての国家は自衛権を行使できる。それは集団的自衛権の行使も含まれる(国連憲章51条)。

ただ、日本はGHQ(連合国軍総司令部)が懲罰として押し付けた憲法の第9条で、権利を「保有」するが「行使」しない、と解釈してきた。今回の法案は、その矛盾を少し改善したものだ。

安倍晋三首相が法整備に乗り出したのは、中国の軍事的脅威が現実となっているうえ、同盟国・米国の力にかげりが見えてきたからだ。主権独立国家のリーダーとしては、戦争のリスクを下げ、国民の命と財産を守るためには、当然の判断・対応といえる。

こうしたなか、中国は3日、北京で「抗日戦争勝利70周年記念」の軍事パレードを行った。計50の部隊、約1万2000人の兵士らが参加し、弾道ミサイルをはじめ、40種類計500余りの装備と、20種類計200近くの軍用機が登場した。

かつて、中国海軍の司令官が「太平洋を東西に二分割して、米中で管理しよう」と、米太平洋軍司令官に提案して一蹴されたが、本気だろう。中国は現在、東・南シナ海で軍事的覇権を目指している。台湾も沖縄も狙っている。これに反発する、日本や欧米諸国を牽制しているのだ。

大規模集会に参加した若者について、一部の海外メディアが「日本の若者は目覚めた」と報じていたが、まったく視点がズレている。彼らは現実が見えなくなっているのだ。外国特派員のレベルの低さにはあきれる。中国首脳はきっと記事を読んで、ほくそ笑んでいるのではないか。

現在、軍国主義と帝国主義を実践している大国は、中国である。安倍首相率いる日本ではない。野党や若者、左派メディアが抗議すべきは、人権を無視して軍拡に邁進する中国だ。目覚めよ日本人。大規模集会は国会前ではなく、東京・元麻布の中国大使館前で行うべきではないか。 (取材・構成 藤田裕行)


海外「日本の学生がこんな愚かとは…」 学生団体SEALDsに海外から厳しい声
今回は、学生団体「SEALDs」にスポットを当てた米紙の記事から。

ウォール・ストリート・ジャーナル誌は昨日、安全保障関連法案に対して、
5月の結成以来抗議活動を続けている「SEALDs」を特集した記事を掲載。

要点は以下

・安保法案反対デモにおいて中心的な役割を果たした。

・創設時は6人だったが、現在は約1000人にまで膨れ上がった。

・彼らの登場は、主な反対派である、高齢化するリベラル派を勇気づけた。

・団体名にも英語が用いられているように、西側の影響を受け入れており、
デモに使う看板などは英語のみで書かれていることが多い。
抗議の際には、ヒップホップのリズムに乗せて政治的スローガンを叫ぶ。 

・安倍内閣の支持率は、デモが始まった5月時点の51%から43%に。
抗議デモが内閣不支持の増加に繋がったのかどうかは不透明である。

・上智大学のデービッド・スレーター教授の話
「Sealdsは普通の大学生の集まりだと人々から認識されている。
過激派ではなく、活動家でもない。
普通の学生たちが日本の政治の行方を懸念しているのが現状だ」


以上になります。なお、記事の見出しでは、
「数十年に亘って政治的に沈黙を保ってきた」日本の学生たちが、
「抗議活動で強大な勢力になりつつある」ことに言及されています。

海外では抗議デモが日本よりもはるかに一般的ですが、
今回の日本のデモに関しては、見当違いと考える外国人が少なくないようで、
コメント欄には厳しい声が相次いでいました。



翻訳元


安保法案廃案を、国会前で抗議デモ Japan: protest over controversial security bills




■ 確かに安保法案なんかいらないよな……。
北朝鮮や中国が何か事を起こしたとしても、
アメリカ兵が命を賭けて日本を守ってくれるもんな……。 +3 アメリカ




■ マンガでも読んでろや。中国の脅威から目を逸らしてるのか?
今の自衛隊のままじゃあっという間に一掃されるぞ? +3 タイ




■ 色んな脅威や他国からの侵略から国を守れない。
そんな独立国家は存在しないんだぜ……? +2 国籍不明




■ あの単純な学生たちは、そう遠くない内に中国の被害者になるだろう。
お子ちゃまたち、目を覚ます時間だぞ。 +9 アメリカ




■ そのままデモを続けてくれたまえ。
……彼らには、他国の脅威を心配する必要はないようだ……。 +2 国籍不明




■ 世間知らずなお子様たちねぇ。
あなた達、中国のことはどうするつもりなの? アメリカ




■ 日本人じゃない俺でも、日本の為に戦った男たちに敬意を抱いてる。
日本の学生はぶっちゃけダメダメだな。 フィリピン




■ あの「学生」たちは、自国の領海に滑走路を作られたとしても、
ああやってデモを続けてるんだろうか。 +3 インド




■ 彼らの背後では、当然かの国が糸を引いてるんだろうなぁ。 +1 アメリカ




■ 学生たちの行動は素晴らしいものだと思う。
だけど日本は国際社会の一員なんだ。
平和を破ろうとしている勢力が存在するのだから、
他国と協力していく体制を取る必要があるように思う。
とは言え、そういうのが必要なのは戦争の時だけだからね。
現時点に限ればやっぱりこの学生たちは正しいよ。
平和なときには、平和主義でいるべきだ。 インド  




■ 日本は主権国家だろ?
自分たちを守る権利は持たなきゃいかんだろ。 +8 アメリカ



■ そうだね。
だけど日本とは関係のない戦争に引きずり込まれる可能性がある。
だから彼らは抗議してるんだと思う。 香港



■ 実際のところ、日本の海軍は世界最強クラスなんだ。
アベ首相がしようとしてることは、防衛時以外でも、
軍事行動が出来るように憲法を変えるって事だから。 +1 韓国 



■ これ以上この世界に戦争はいらないよ。 国籍不明




■ 無知な学生たち。そう言わざるをえない。 アメリカ




■ 学生運動じゃなくて、左翼の仕業でしょ。
中国が攻撃性を増してる中、アメリカにやる気がない中、
日本がすべき事は自衛軍を作って核による抑止力を持つことだよ。 +2 インド




■ 中国が日本や他の国への侵攻を始めたとき、
彼らはアベ首相が防衛力を高めたことを感謝するだろうね。 台湾




■ 共産党がデモ隊にお金を渡してるんでしょ。 +10 アメリカ  



■ シュタージやKGBが緑の党を支援してたからね。
それを考慮すると、君の考え通りでも驚かない。 +2 アメリカ



■ 日本の学生は、たぶん地理に明るくないんだろう。 +1 アメリカ




■ 日本の若者たちは戦争についてそろそろ学んでいかないと。
こういうのもアメリカの保護にあまりにも頼りすぎた結果だな。
アベ首相は正しい方向に進もうとしているし、
日本のためになると考えて行動してるんだよ。 イギリス 




■ あまりにも世間知らずだ。
なぜ彼らは中国の領海侵犯には抗議をしないんだ?
彼らは見当違いをしているように思える。
日本の学生がこんな愚かだとは今の今まで知らなかった。 +3 アメリカ




■ 哀れだな……。日本の再軍備は時代の要求だろうに。 ドイツ




■ 彼らはテロから自国を守る手段は必要ないと思ってるの? 国籍不明




■ アメリカにはもう金がない。
日本は自分たちでどうにかしてくれ。 アメリカ




■ 日本はアジアに於ける軍事的大国にならないと。
中国の侵略に対抗できる存在としてアジア諸国が日本に期待をかけている事を、 あの学生たちは認識しないといけない。 アメリカ




■ この学生たちは、自国を守ろうとしてる政府を非難する前に、
まず拡張主義を採ってる中国のことを考えろって! +18 国籍不明 



■ 真の防衛って面では、アジアの人たちは日本を頼りにしてるからね。
アメリカ? 絶対にお断りだ! +1 ベトナム



■ 第二次世界大戦の時に日本がやったみたいに、
中国が日本を侵略して日本人の命を奪うと思う?
中国が日本に対して何か悪さをしたことがある? +6 国籍不明



■ 日本が過去に何か悪さをしたからって、
無防備な状態でいろとでも言うつもりかい?
それは今のアメリカの態度と同じだね。
「俺達は過去に黒人を奴隷化していた。
だから彼らに最大限の権利を与えよう」 +4 アメリカ



□ 米軍が一年中日本の権益を守ってくれてるんだから、
こういうデモ活動も気楽に出来るでしょうねぇ。 +44 アメリカ



■ 日本は日本のことを考えてるんだよ。
アメリカみたいな帝国主義国家のことなんか、
もう気にかけないのであしからず。 +2 香港



□ なら費用をもっとかけてもらって防衛は日本に任せることにしようか?
日本が自分たちの国民を守る能力を上げることで、
アメリカの軍事的影響力が減少することになったとしても、
アメリカ人は誰一人として困らないと思うが? +9 アメリカ



■ それにしても、もし中国と戦争になったとき、
日本の学生たちは誰が自国を守ってくれると考えてるんだろう?
アメリカが守る義務を負っているとでも考えてるんだろうか? +7 国籍不明



■ 今現在、日本はアメリカの同盟国だ。
そんなことがあってはならないが、もし世界大戦が起きれば、
日本を含めた全ての同盟国を守るために俺達は戦うさ。 +1 アメリカ


まあ、世界的にな常識からすれば国会前の馬鹿野郎達は、世間知らずで、非常識。
日本の恥、ほんとうに同じ日本人として情けない。






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本日の一般参賀で陛下はマイクを通じ「新しい年をみなさんとともに祝うことを、誠によろこばしく思います。本年が国民ひとりびとりにとり、少しでもよい年となるよう願っています。年頭に当たり、わが国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」とお言葉を述べられた。昨日の NHKスペシャル 戦後70年 ニッポンの肖像「プロローグ」を視て終戦直後の焼け野原で日本人は明日は今日より良くなる・・・と信じて懸命に這い上がってきたというナレーションがあったが、陛下のお言葉に通じるものを感じた。


大東亜戦争を負けた日本は焼け野原になってしまった。絶望的になるくらいまったく何もないところから日本は復興した。明日は今日より良くなる・・・ そう信じ、普通の日本人達は頑張ってきた。

終戦後焼け野原になった日本を復興させたのは日本人一人一人の頑張りもあったが、その青写真を描いたのは、安倍首相の祖父である岸信介を中心とした旧商工省や旧満州国産業部の官僚達が戦後日本の発展を担ったのである。

経済敗戦であるバブル崩壊後25年が過ぎ2012年安倍政権が誕生し、アベノミクスでようやく一筋の希望が見えてきた。
アベノミクスは失敗であると一部経済学者と反安倍勢力=左翼は盛んに宣伝しているが、元々は財務省に操られ失政に次ぐ失政を繰り返す民主党政権を総選挙に踏み切る為に消費税増税の三党合意を約束をした約束を果たし、消費税を5%から8%に増税したのが原因である。デフレ下で消費税増税をすれば、不況から脱出できないのは当たり前である。10%増税を延期できたのはせめてもの救いである。

確かにグローバル資本主義が新興国に広がった結果、先進国内の利潤機会が失われたので、国内だけで経済政策を考えると行き詰まる。黒田総裁の本当のねらいは円安にあったと思われるが、それによって貿易赤字は増えた。池田信夫氏がJBpress記事原油安の「神風」を止めたアベノミクスに書かれているが、原油安で交易条件が改善したのに、追加緩和によるドル高で止めてしまった。各国の中央銀行が物価を自由にコントロールできる時代は終わった。ゼロ金利(長期停滞)は日本に固有の現象ではなく、リーマン・ショック後の一時的な現象でもないと結論づけている。

だが、池田信夫氏はまだしもアベノミクスに反対する勢力はアベノミクスに代わる対案を出していない。

アベノミクスでは完全雇用を達成してデフレから脱却するも、公的債務を圧縮できるまでゼロ金利、量的・質的緩和を継続し、大幅な円安リスクが生じることだろう。アベノミクスによる資産浮揚策が経済を活性化させ、デフレ脱却と潜在成長率の押上げにも成功する確率は私も高くはないと思う。だが、希望という字はまれなのぞみであって、そう簡単に成功できるものではなく、失敗する確率の方が高いものだ。だが、希望が無ければ日本は生き残ることができないのである。
1日放送の「NHKスペシャル 戦後70年 ニッポンの肖像」(NHK総合)で、タモリが資本主義の行き詰まりを指摘し、新たな社会を日本が生み出すのではないかと展望を語った。

番組では各界のゲストを交えて、日本人の生き様やこれからの日本について、NHKの膨大なアーカイブ映像を紐解きながら、戦後70年を振り返った。

番組の終盤、司会の三宅民夫アナウンサーが、作家の半藤一利氏に、今の我々に1番問われていることとは?と質問すると半藤氏は、今の日本人の大多数が「合意」すべき何かがあるはずで、不用意な拡張や破壊を止めて「自然を美しいものとする優しい日本に戻れば、この国に明日はある」という故人・司馬遼太郎さんの言葉を紹介した。

すると、タモリが「(自分は)経済学者でもなんでもないですから、ドでかいことをぶちかましてよろしいですか?」と前置きすると、日本だけでなく各国とも現在の資本主義の行き詰まりを指摘したうえで「資本主義に何か手を加えて、より良いものにしなきゃいかんと思うんですよね」と、持論を展開した。

また、タモリはボランティアなど、自身も新しい価値観を模索中だと告げつつ「やっぱり、大多数がそれを合意できるような何かに手を加えて、ちょっと違う、新たな資本主義ができるのは、日本の勤勉さと、従順さ、秩序さ、それを持ってる国民の日本じゃないと、できないんじゃないかと思うんですよねぇ」と、日本が先駆けて新たな社会体制を生み出す可能性を語ってみせた。

このタモリの持論には、他の出演者も非常に関心した面持ちで耳を傾け、半藤氏も「凄いですね」と笑みをこぼし、拍手で称えた。

タモリが言うように、資本主義に手を加え、国民の大多数が新しい社会体制を合意できるような何かに手を加えて、ちょっと違う、新たな資本主義が必用ではないか?と言い、資本主義を超えた新社会制度を実現できるのは、日本の勤勉さと、従順さ、秩序さ、それを持ってる国民の日本じゃないと、できないんじゃないかと思うと、日本が先駆けて新たな社会体制を生み出す可能性について言及した。

バブル崩壊後本気でこの国を改革しようとしている政治家は安倍総理だけである。小泉は単なるナルシストにすぎず結局郵政を中途半端に民営化したにすぎなかった。

安倍内閣は第1次第2次を通じた在任期問が1000日を超え、戦後歴代で7番目の長さとなり、第6位の祖父岸信介(1241日)に迫っている。日本を改革できるのは安定した長期政権でしかなく、考えてみれば祖父岸信介は新聞や左翼学生の猛烈な反対の中1960年の日米安全保障条約締結を断行した。

かった安倍晋三は、安保条約が自然成立する前の日、国会と官邸が33万人のデモ隊による騒音に囲まれると、首相だった祖父に「アンポつて、なあに」と尋ねた。「安保条約は日本をアメリカに守ってもらうための条約だ。なんでみんな反対するのか分からないよ」が答えだった。岸信介は「政治の実体は経済」との認識していた。

安倍晋三は祖父岸信介の後継者であると私は思う。戦後日本の経済発展を導いた岸信介の遺伝子を確実に受け継いでいるのである。経済大国とはいえ、少子高齢化などバブル崩壊以降の日本経済の退潮は先行きに閉塞感を伴っている日本が生き残る為には、改憲による社会体制の変革、外交軍事と経済すべて精力的に取り組む安倍首相に私は期待したい。タモリが言う資本主義にに手を加えることが出来るのは今のところ生物学的も精神的にもその遺伝子を受け継いだ安倍首相に期待すべきではないか?

農商務省の官僚であった祖父岸信介は1925年に1年間の外遊のチャンスを得た
1926年まずアメリカの独立150周年記念の世界陣覧会を視察した。アメリカの産業規模の大きさに度肝を抜かれた。とてもかなわない。無駄の大きさにも圧倒された。
 
岸信介は日本の工業力を仮想敵国と認識されはじめた米国の工業力と比べ悲観的になった。一方ドイツヘ行ってみると、日本と同じように資源がないのに、発達した技術と経営の科学的符理によって経済の発展を図ろうとしていた。岸信介は浜口内閣の目に留まり、1930年に再びドイツ訪問のチャンスを得、その過程でソ連で始まっていた第1次5ヵ年計画が、新しい刺激を受けた。

満州国産業部次長となった岸はそれを満州産業開発5ヵ年計画に応用した。
満州国は、農地と平原と森林の広がる農業国である。そこに関東軍、満鉄、満州国政府は、重化学工業を根付かせようとしていた。36年、商工省工務局長だった岸は渡満し満州国産業部次長となった。肩書は次長でも大臣にあたる部長は満州人なので実権は岸が握っていた。官僚のをてた生産計画にのっとって産業を発展させるやり方である。

介は社会主義的な統制経済すなわち「大きな政府」こそが彼の生涯を貫く思想である。 31年に成立した重要産業統制法は、自由主義経済から統制経済、つまり国家社会圭義経済への転換の第一歩だった。起案の中心には少壮官僚の岸がいた。ひとつの産業で複数企業が競合するよりカルテル化させることで、生産量の拡大あるいは削減、投資計両と事業活動を政府が指導する、そのほうが効率的と考
えた。
 やがて岸はフロンティアの満州でこの考えを徹底させようとした。一業一社を産業開発の原則とし、市場競争を排除させ、官僚の立てた生産計画にのっとり産業を発達させる。岸らは「革新官僚」と呼ばれた。

 時代が日米戦争へと傾くに従い社会主義体制は完成していく。戦時下の海上運送の船員保険が厚生年金へ進み、終身雇用・年功序列の賃金体系にし、株式市場からの資金調達ではなく銀行中心の間接金融へ、重要産業団体令をもとに業界団体がっくられ、営団、金庫(公社、公団)なども生まれた。給与の源泉徴収制度の導入、直接税中心の税制の固定化、税財源を中央集権化させ補助金を地方に配る仕組
みが確立する。

日本が戦争に負けた後も、この体制は続いた。むしろ高度経済成長の準備過程といえた。通産省と日本の奇跡』(チャルマーズ・ジョンソン著) は、「日本の産業政策史についてもっとも驚くべき事実のひとつは、戦後の経済的”奇跡”を担当した責任者たちが、1920年代後半に産業政策を始め、30年代および40年代を通じてそれを実行した人びとと同じであった」と愕然とする。

戦後政治家に転身し首相に上り詰めた岸信介はアメリカとの戦いを続けていた。1951年のサンフランシスコ講和のときの日米安保条約を改定を目指した。独立といっても、アメリカの日本防衛義務は明記されていないだけでなく、勝手に基地を造ることができた。片務的条約を対等に近いものにするための安保条約の改定だったが、「アンポ、ハンタイ」のデモが押し寄せ、成立後退陣したのである。

池田勇人首相は所得倍増論をぶちあげ”黄金の60年代”がスタートした。実は「国民所得倍増を目標とする長期経済計画」を経済審議会に諮問したのは岸内閣である。その8年後に池田は「10年で月給2倍」と表現したが、もとは官僚主導による「生産力倍増10ヵ年計画」たった。 「日本列島改造論」に沸いた70年代は、官僚エリートではない田中角栄政権が誕生し官僚機構に君臨するが、行政は肥大化する一方だった。

バブル崩壊後、90年代の失われた10年を経て、ようやく小泉政権が「小さな政府」へと舵を切った。一方、安倍晋三は小泉純一郎内閣が標榜した「小さな政府」から出発している。1年で終わった短命内閣の反省を踏まえて長期政権へ踏み込もうとしている。

 経済政策として打ち出したアベノミクスの中心は今のところ日銀の金融緩和である。高度経済成長期には。労働カボーナス・と呼ばれ生産年齢人口が急増したのだが、団塊の世代がリタイアし、また少子化で頼るのは女性の労働力市場への参入し
かない。”女性が輝く社会”は人権面でも正しいスローガンではあるが、社会全体の高齢化とその負担は少なくない。アペノミクスは株価の上昇という意味では成功しているが、祖父岸信介が大きな政府を目指したていたからかもしれないが小泉内閣が志向した「小さな政府」の取り組みへの意欲は感じられない。

高度成長期は「利益の分配」だったがこれから先は医療費の削減など痛みを伴う「不利益の分配」をどう調整するかが問われるだろう。国債発行残高1000兆円は大きな課題である。

安倍晋三ほどまめに外遊を続ける首相はかつていなかっな資源外交であり、トップセールスであり、安全保障であり、寸暇を厭わない。必要とあれぱどこの国へも行き、その国の政治リーダーや経済界のリーダーと疲れも見せず笑顔で会談する。
汗を流す首相のイメ-ジをつくってきた。しかし、TPPが米国の頑なな態度で規制緩和など国内の既得権益者との対決にまだ踏み込めていない。TPPを利用し国内改革を断行するのが安倍内閣の成長戦略である。

世界最終戦争を唱えた石原莞爾は極東軍事裁判のアメリカ人検事に「平和に対する罪」を問われ、 「ペリーが来航しなければ、日本は鎖国の中で十分に平和だった。裁くならペリーを裁け!」と言った。だが、現代社会は好きと嫌いにかかわらずグローバル経済のなか絡み合っているので、グローバル経済を拒絶できない。  だが、TPP交渉や沖縄基地問題、集団的自衛権問題を見ていると「属国」の義務のハードルをアメリカから無理矢理に上げられている。

アベノミクスを単なる経済政策ではなく、安倍晋三は「米国の属国」でなく「米国と対等」になることを目指している総合戦略である。いかに左翼が騒ぎ経済政策にノイズが入ろうともアベノミクスは断行してほしい。明日は今日より良くなるにはそれしかないであろう!

池田信夫氏の言い分にも理はあるのだが、クルーグマン氏のアベノミクス評価をぶつけておく。

クルーグマン教授・独白「日本経済は、世界の良きモデルになる」【1】 - ノーベル賞経済学者が安倍総理に直訴                  【PRESIDENT Online】2015年01月02日 12:00

ジャーナリスト 大野和基=構成 

その発言に各国の政府関係者から市場関係者までが注目する「世界のオピニオンリーダー」。アベノミクス、金融緩和、消費税再増税……プレジデントの独占取材にクルーグマン氏は自宅で答えた。  
2014年10月31日付の『ニューヨーク・タイムズ』にクルーグマン氏が寄せたコラム「日本への謝罪」

私は昨年10月31日付のニューヨーク・タイムズに“Apologizing To Japan”(日本への謝罪)というコラムを書いた。主旨はこうだ。

日本はバブル崩壊後、1990年代の初頭から20年間スランプを経験した。いわゆる「失われた20年」と呼ばれる時期だ。バブルが崩壊して10年近く経った98年、私は「復活だあっ!」という論文で日本経済の問題を分析した。そこで「流動性の罠」の説明をした。それは中央銀行が金利をゼロまで下げても金融政策としては十分ではないという状態だが、FRB(米連邦準備制度理事会)前議長のベン・バーナンキも日本政府に果敢な決断をするように2000年に論文を発表した。私もバーナンキも日本政府の政策が不十分であると痛烈に批判したが、実は西洋と比較するとまだましであると言いたかった。ある意味では我々には日本を痛烈に批判する資格はなかったかもしれない。ということで、私は「日本に謝罪する」というコラムを書いた。要するに自分の国や欧州のことを棚に上げて日本を批判したことに対する謝罪ということだ。

日本で話題になっているこのコラムは、欧米が日本の失策から学ぶべきことを学ばずに日本よりもひどい失策をしたことに対する反省と皮肉を込めて書いた。日本はかつて「反面教師」であったが、西洋が大失態をしたので、それどころかロール・モデルに見える。アベノミクスが奏功すれば、世界中の国は日本こそがまさにロール・モデルになることを認めざるをえないだろう。

私はアベノミクスを支持してきた。それだけに、安倍晋三首相が2015年10月に予定していた消費税率10%への引き上げを先送りする方針を固めたというニュースを耳にして、ほっと胸をなでおろした。日本は消費税増税の第二弾を実行するかどうか、与党内でも真っ二つに分かれている。私は昨年11月6日、首相官邸で安倍首相に直接進言する機会を与えられ、今はその時期ではないと、延期するように伝えていたからだ。

私は日本経済に期待してやまない。日本の行方を「金融緩和」「円安」「女性活用」の3点から展望しよう。


黒田東彦日銀総裁が、サプライズ追加緩和を発表したが、それにはもろ手を挙げて大歓迎である。称賛すべきことだ。今まで日銀や日本政府が実行してきたことは、消費税増税を除いてはすべて歓迎である。実際日銀が実行してきたことは別に斬新なことではなく、何年も前から私を含め、欧米の専門家たちが実行するように促してきたことである。

まず、なぜ黒田氏の追加緩和の決断が正しいか説明しよう。日本がデフレ状態から完全に脱していないことは明らかだが、その状態から脱するには「脱出速度」に達さないといけない。脱出速度というのは元々重力圏からの脱出速度という意味だが、私は比喩的に使っている。今優先すべきことは、脱デフレのためになんでもやることであるが、消費税増税以外の政策はその点で正しい。

消費税増税第一弾の影響はすでに出ており、予想通り消費に陰りが見えている。どれほど追加緩和を行ったとしても消費税増税はそれに真っ向から反する策で、それは航空母艦から離陸しようとしている戦闘機がブレーキをかけている状態である。戦闘機が空母から落ちないように射出しなければならないときにブレーキをかけたのでは、離陸に失敗するのは目に見えている。今の状態では溝にはまって底から体を押し上げて脱出しようとしているときに、力が足りなくなってまた底にたたきつけられる懸念があるということだ。アクセルを十分に踏んでいない状態である。サプライズ追加緩和でアクセルをまた踏んだが、消費税増税第二弾を実施すれば、その推進力は相殺されてしまう。消費税増税の財政上の理由があったとしても、まず戦闘機が空母から離陸して飛行状態になるまで待つべきである。だから私は安倍首相に増税を延期するようにと自分の意見を述べた。

今の日本は33年、金本位制が崩壊したときのアメリカにもっとも近いだろう。そのときでさえ、4年後に経済はまた景気後退に陥った。日本は30年代に同じようなことをしているが、日中戦争で戦わないといけなかったので、大規模の財政支出で助けられた。だから、今日本がやろうとしていることは誰も試したことがないことである。奏功すれば日本が世界のモデルになると言いたい。

「臆病の罠」に陥っていないか

黒田氏は実現すべきインフレ率を2%にしているが、実際に2%に達するには目標を4%にしなければならない。この4%という数字は以前から私が繰り返し主張してきたが、なかなか受け入れてもらえなくて残念である。ここで「timidity trap」(「臆病の罠」、liquidity trap「流動性の罠」にかけている)について説明したい。

「臆病の罠」というのは原則上正しい考えを持つ政策立案者が実行面で絶えず中途半端な施策に終わり、揚げ句の果ては政治的にも経済的にも期待外れに終わるというものだ。日本の場合過去の政策と断固として決別し、我々のような欧米の経済学者が15年以上にもわたって、強く促してきた政策をやっと採り入れた。とはいえ、実際に実行するときには現状が要求しているよりもインフレ目標を低く設定することが「臆病の罠」である。そうすると離昇達成に失敗するリスクが高くなる。ロケットで言うと発射したものの空中分解してしまう状態になるリスクが高くなるということだ。黒田総裁はインフレが2%になることを予想しているが、その根拠を示していない。私が言いたいのは、2%という目標が好況を生み出すのに十分ではない可能性があることだ。黒田氏の主張する2%という数字は、その基礎となるモデルが何かわからない。

もしそれが正しくなければ何が起こるかと言うと、インフレ率が1%になるとそれ以上上がらずに、日銀が予想しているレベルには達さないということだ。その場合政策の信憑性は崩壊する。今重要なことはインフレ率を上げるということを国民に信用させることで、インフレ率が上がれば、実質金利が下がるのでそれが景気拡大を生み出す。今度はそれがさらにインフレ率を上げるという好循環を生み出す。そうなって初めて期待が正当であることが実証されるのである。しかし、景気拡大が好況を生み出すのに十分でなければならない。インフレを目標レベルまで押し上げるのに十分な潜在産出量(資本や労働が最大限に利用された場合に達成できると考えられる長期間維持可能な実質GDPの最高水準)よりも上のレベルで経済が機能しなければならない。確かに量的・質的金融緩和の効果は出ているが、それでも私は懸念している。需要が弱い状態が続く限り、構造改革をすぐに実行することは難しいからだ。

次に円安について説明しよう。まず大幅に円安になったことは政策の劇的な成功の一つである。日本のメーカーはアベノミクスが実行される直前、過大評価された円について泣きわめいていた。そのあと円安になりかなり競争力がついたように見えた。例えば、建設プロジェクトがあって、ブルドーザーを買うときに円安になる前と比べると今は小松製作所のものを買う可能性が高い。日本のメーカーが特定の商品の製造を日本でやるべきか、あるいは中国でやるべきか考えるときに日本で製造すれば実行計画が立てやすく、プロセスにもアクセスしやすいが、中国では賃金を安く抑えることができる。そういうプラス面とマイナス面を総合的に見ると今は日本がより魅力的な場所である。日本で製造したほうがより利益が得られるだろう。

一般的に通貨安は輸出を推進するという有力な証拠が歴史的にあるとすると、一方ではそういう影響は数回の四半期までは結果が見えにくいという経済データもある。普通10%円安になると10%輸出が伸びるはずだが、円安の影響がもっと出てほしいと私は思っている。賃金が上がる前に物価が上がるという円安のマイナス面が今出ているが、総合的に見ると円安のマイナス面よりもプラス面のほうが大きい。

85年にプラザ合意でかなりドル安になったが、それから2年間ほどなぜアメリカ経済はよくならないのかと専門家たちは言い続けた。2年後にはアメリカの貿易赤字は激減したが、それは通貨の大きな動きがあったときにその影響が出はじめるのに時間がかかるということだ。もう少し時間が経過すると輸出は伸びると思う。プラザ合意は為替相場の貿易に対する影響において、一種の自然実験と言ってもいい。最終的には理屈通りになったが、タイム・ラグがあった。最初の半年は何も起こらず、1年半経ってもあまり変化が見られなかった。2、3年してはじめてその影響が見え始めたのである。

円安のマイナスの影響で物価はすでに上昇しているが、物価だけが上昇するのは当然好ましくない。賃金は年に3、4%上がり、物価は年に2%かそれ以上上がるのがいい。

日本では今急速な円安のマイナス面が表面化し、物価が上昇しているが、それに対して賃金上昇が追いついていないために、スタグフレーションに陥りつつある。


ポール・クルーグマン氏 

私が昨年11月上旬に来日していたときに黒田日銀総裁は「物価安定の目標を早期に実現するために、できることは何でもやる」とデフレ克服に向けて強い決意を表明した。今日本にとってもっとも必要なことはデフレマインドに戻らないことだが、企業が低価格戦略を打ち出さないことも重要である。国民がインフレマインドにならない限り、消費は伸びない。消費が伸びないかぎりデフレから完全に脱却することはない。私が一番恐れているのは、先述した「臆病の罠」状態だが、少なくとも黒田氏はその罠に陥らないように「サプライズ追加緩和」を発表した。

女性活用については、黒田氏が2014年5月24日付のウォールストリート・ジャーナルのインタビューで述べている。「経済成長を高めるにはさらに3つの変革が必要だ」として、「一つは民間セクターが資本投資(設備投資)をもっとする必要がある。2つ目は労働力はもっと高齢者層と女性を参加させる必要がある。3つ目は生産性を上げるために規制緩和と構造改革が必要である」と言っている。女性の活用については安倍首相も強く奨励しているが、考えてみると日本で女性が労働力に参加するのがこれほど遅れていたという事実は、むしろ近い将来女性がもっと参加することで潜在成長率がかなり伸びるチャンスがあるということである。これはある程度移民を受け入れることにも当てはまる。アメリカでは女性はすでに重要な労働力になっているので、もっと女性を労働力に入れると言っても景気はそれによってよくならない。日本が欧米化するのは文化的に難しいと思うが、日本には最善の結果を期待している。

一方で世界経済はこの先いったいどのような未来を描くのだろうか。

米国経済はかなり雇用を復活させて欧州経済と比べるとはるかに強い。おまけにガソリン価格が急速に下落しているので、その分消費者に余裕が出てきている。昨年10月29日にはFRBはその日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、QE3(量的金融緩和策)の終了を発表したが、これは米国経済の回復がはっきりしているということだ。

現在の焦点はFRBがいつ利上げに踏み切るかに集まっている。今年半ばには踏み切るという観測も出ているが、これは明らかに米国経済が回復している証拠である。昨年9月の失業率が金融危機後初めて5%台にまで改善したことも米国経済の復活の証拠である。とはいえ、米国の労働者の賃金が上昇する前にイエレン議長が利上げに動くと米国経済が再び失速する可能性が出てくる。利上げのタイミングは米国経済にとって決定的に重要である。

14年11月4日に行われた米国の中間選挙で、議会のねじれ現象は解消した。しかし、民主党のオバマ大統領に対して、議会の支配権は両院とも共和党が掌握したために、政治的な行き詰まりはさらに悪化するかもしれない。これを切り抜けるにはオバマ大統領が共和党に妥協していくしかない。13年に予算をめぐって連邦政府機能を停止させたことは記憶に新しいが、あのときは名目上の債務不履行に陥りかけた。オバマ大統領は賢明だから、この悲惨な対立から教訓を学ばないことはないだろうが、もしこれからの2年で共和党に妥協しなければ、政治的膠着が見られるかもしれない。それは今調子がよくなっている米国経済にとっては明らかにマイナスになる。

中国経済はグローバル経済において、もっとも重要なワイルドカードのひとつであるが、インフレ率はこの5年でもっとも低く、海外投資も縮小している。中国経済が今までと同じような成長を維持することはできないだろうという予測に反論する人はいないだろう。中国国家統計局の数字はそのまま鵜呑みにできないが、昨年発表された第3四半期のGDPは前年同期比7.3%増であった。

今の中国経済の状況は極端な投資バブル状況にあり、金融危機が生じる可能性が高い。バブル崩壊が始まると日本で起きたときよりももっとひどくなるだろう。日本経済や欧州経済への影響は計り知れない。

この状況をよく把握して、中国はまさに経済構造の転換をしようとしている。このままでいくとバブル崩壊になる可能性が高いので投機的な不動産投資への依存を減らし、内需主導型の経済に転換しようとしている。これを物語っている数字が新規雇用者の数である。14年に入ってからの8カ月で1000万人近く都市部で増えたというのだから、明らかにサービス産業への産業転換が急速に進んでいる。つまり、数字から見るとGDP成長率は目標の7.5%より低いが、それは半ば意図的に生じさせたものである。産業転換をしないで、バブル崩壊の道を行くよりも、雇用を創出して安定した成長を維持したほうが、世界経済の安定にもつながるのだ。

中国経済が悪化すれば、日本経済だけでなく世界経済にも計り知れない打撃を与える。特に不況とデフレ懸念が深刻化する欧州は中国の最大の取引先でもあるので、影響は甚大である。さらにドイツの緊縮政策が悪影響していることもあり、欧州発の危機が醸成されつつある。

メルケル首相は緊縮政策でユーロ安定と唱えているが、ドイツ経済は欧州経済の不況が長引いていることで輸出にブレーキがかかっている。しかも、南欧諸国の不良債権は膨らんでいる。ドイツにそれを救済する気持ちがないことも欧州経済の悪化の一因になっている。

経済の低迷期には何に頼るべきか
【1】の冒頭(http://president.jp/articles/-/14177)で言及した“Apologizing To Japan”にも書いたように、西洋が日本よりもひどい状態になったのは緊縮政策のせいである。日本の不良債権処理が遅れたように南欧の不良債権処理が遅れると、それがユーロ危機第二弾の発端になる可能性がある。第一弾が生じたときに私は声を大にして「緊縮政策は間違っている」と叫んだが、誰も聞く耳を持たなかった。ギリシャは増税と歳出削減を実行し、財政赤字はGDPの15%にも相当する規模まで膨れ上がった。その教訓をドイツが学んでいないのは理解しがたい。緊縮政策がいかに間違っていたかは誰の目にも明らかであるはずなのに、なぜ教訓を得ようとしないのだろうか。

今回来日したときに話した人たちは、「多くのビジネス・リーダーたちは日銀の政策は間違っている」と言っていた。自著『そして日本経済が世界の希望になる』にも書いたように、経済の低迷期には理論と歴史の教訓に頼るべきである。つまり経済学者が言うことに耳を傾けるべきだ。国家は会社とは異なるということを理解しなければならない。FRBもイングランド銀行もベン・バーナンキ、ジャネット・イエレン(現FRB議長)、マーヴィン・キングといった元大学教授の指揮下にあった。ECB(欧州中央銀行)総裁のマリオ・ドラギもほとんどのキャリアを学問の世界と公職で過ごしてきた人だ。ドラギはご存じのようにユーロを崩壊から救った英雄である。

欧州経済について私の懸念が増しているときに、昨年11月6日ドラギ総裁は理事会後の記者会見で「必要な場合にとる追加策の準備を指示した」と述べ、さらなる金融緩和を示唆した。これを知って私はいささかほっとした。金融市場にはECBが国債などの資産を買い、大量のお金を市場に流す量的緩和に踏み切るとの見方が広がった。そのためユーロ安が進み各国の株価が上昇した。

普通会社が経営に行き詰まると賃金を下げ、経費を削減して経営危機を乗り越えようとするが、それを国家に適用すると経済はますます悪化する。需要が減り、悪循環が生じるからだ。経営困難に陥ったときの会社経営者たちの発想と国家の経済が低迷しているときの発想は真逆になる。だから、景気が低迷しているときはビジネス・リーダーたちの言うことに耳を傾けないほうがいい。

こうして世界経済全体を俯瞰すると、正常に機能しているのはアメリカとイギリスの経済だけである。BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国)では中国以外にも景気減速が生じている。

ロシア経済は初期のプーチン政権時代は年平均7%ほどで成長していたが、その勢いはなくなった。プーチン大統領が権力を維持できた背景には、一因としてロシアが急速な経済成長を達成できたことがあるが、ロシア経済が失速すればその権力基盤が揺らぐことになりかねない。クリミアへのロシアの介入は、プーチン大統領が自分の権力基盤を守るためにやったというのが私の見方である。これはロシアに限ったことではなく、国家の指導者が政治的な打算で、戦争という手段に訴えることはよくあることだ。アメリカのブッシュ前大統領が「対テロ戦争」を始めると支持率は急速に上昇し、プーチン大統領の支持率もウクライナ危機以来上昇している。

私が頭に描く理想のシナリオは、アメリカではオバマ大統領が共和党に妥協しながら、政治的膠着を避け、今調子がいい米国経済をさらに成長させることで、それが世界経済を長期停滞から救う助けになる。欧州経済はドラギECB総裁が黒田氏と同じようにさらなる追加緩和を用意しているとほのめかしたので、最悪の状態になることはないだろう。

日本ではまずデフレから完全に脱却することだが、その初期症状である物価は円安の影響もあって上昇している。この現象自体は予想通りのことだが、賃金上昇が伴わないとデフレマインドに逆戻りする可能性がある。こういうときに消費税増税第二弾を実行することは絶対にやってはならないことである。賃金上昇は中小企業を含め、企業全体で起きないと格差がますます広がるので、低迷が続くことになる。空母から戦闘機が離陸して、安定飛行に入るには最初の脱出速度が一定の速度に達していないといけない。やっと脱出できたとしてもそのあと安定飛行に達するには賃金上昇と国民がインフレマインドになることが必要である。そのためには賃金上昇が物価上昇を上回る状態が、できるだけ早くこないといけない。長引くとアベノミクスに対する信用がなくなり、政策そのものが水泡に帰する。世界は日本の状態を見守っているのだ。

私は13年5月24日付のニューヨーク・タイムズに「モデルとしての日本」というコラムを書いた。そこで私は「ある意味では安倍政権によって採用された金融・財政政策刺激策への急転換である『アベノミクス』について本当に重要な点は、他の先進国が同様の政策をまったく試していないということだ。実のところ、西洋世界は経済的な敗北主義に圧倒されてしまったように思われる」と書いた。アベノミクスというどの国も試したことがない政策実験が奏功すれば、それは同じような状況に陥った国に対しても意義ある示唆になるはずだ。私はアベノミクスの成功を日々本当に祈っている学者の一人だが、日本から学ぶものは何もないと思い込んでいた欧米の学者たちもアベノミクスの行方を固唾をのんで見守っている。

ポール・クルーグマン
1974年イェール大学卒業。77年マサチューセッツ工科大学で博士号を取得。2000年よりプリンストン大学教授。大統領経済諮問委員会の上級エコノミスト、世界銀行、EC委員会の経済コンサルタントを歴任。91年にジョン・ベイツ・クラーク賞、08年にノーベル経済学賞を受賞。


ちなみにちょっとオカルトだが、ヨハネの黙示録では救世主は日本から出るかもしれないと予言されている。【参考イエス・キリストの再臨と至福千年王国の実現







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「反差別」という 差別が暴走する    Newsweek.June.24.2014 

日本 在特会のヘイトスピーチを
力で抑え込む反ヘイト団体
彼らが求める法規制は新たな憎悪を生む

 在日韓国・朝鮮人が肩を寄せ合って暮らす日本各地のコリアンタウン。そこで白昼堂々、「朝鮮人を日本海にたたき込め」と叫んで練り歩く日本の排外主義団体「在特会(在日特権を許さない市民の会)」のデモとヘイトスピーチ(差別的表現)が社会問題になって久しい。
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 日本人一人一人の隠れた差別意識が、デモや横断幕という社会運動の形で表に出るようになったのか在特会デモの特徴だ。

差別的な言動は「一部の極端な人々」にとどまらず、一般社会にまで拡大しつつある。Jリーグ浦和レッズの本拠地、埼玉スタジアムで掲げられた「JAPANESE ONLY」の横断幕、四国の仏教巡礼路に貼られた「人切な遍略道を朝鮮人から守りましょう」というビラ――。日本人はあからさまな差別を傍観しているわけではない。その代表が、差別的な言動を糾弾する「反ヘイト」活動だ、差別は悪だから反差別は善。差別を糾弾する活動や団体は無条件に正義の姿を帯びるはず――だが、活助の現場を見れば単純な善悪二元論は揺らぎだす。

コリアンタウンでヘイトスピーチを連呼してきた在特会のデモが様変わりしたのは、昨年初めだった。在特会のデモや集会をつぶすために結成された「レイシストをしばき隊」などの反ヘイト団体が現れ、昨年3月末には在特会デモ参加者の倍以上となる500人を動貝。6月末には2000人以上を集め東京都新宿区のコリアンタウン・新大久保に在特会デモが侵入するのを阻止した。

 今やデモ現場の「主役」は在特会ではない。中指を突き立て、拡声器で歩道から「死ね」と聞くに堪えない罵声を浴びせる「しばき隊」や「男組」といった反ヘイト団体だ。
イメージ 2 先月末、埼玉県川口市の駅前で在特会のデモに参加しようとした42歳の男性が、反ヘイト活動家の38歳の男性に顔を殴られ、右目周辺の骨を折る事件があった(双方が暴行容疑で逮捕)。今月初めには、在特会メンバーを「この世におれんようになるぞ」と脅した反ヘイト団体の元代表が大阪府警に逮捕された。

 人数の多さても激しさでも、今や現場の空気を支配しているのは反ヘイト団体だ。。デモ終了後、少数派となった在特会は反ヘイト団体からの暴力を恐れて、驚察の監視の下で帰路を急ぐ、反ヘイト団体はそのさまを「小学生の集団下校」と嘲り、なお挑み掛かろうとする。追いつ追われつの攻防戦の結果、在特会の勢いは既に失速。デモや集会は中止になり、告知すらままならないことも多い。

イメージ 6「これが果たして善か」                                                         反ヘイト団体は「反差別」という絶対的な大義を盾に、相手の言動に少しでも差別的な響きがあれば容赦なく身元や過去を暴き、徹底的な批判を加え、社会的生命を抹殺しようとする。

時に暴力もいとわない。寛容さや理性を「日和見」と嘲り、あえて憎悪の連鎖を引き起こす。 「これが果たして善であり、正義だろうか」。黒人奴隷という負の。歴史ゆえ、差別に敏感だったアメリカでは既にこうした問い掛けがなされている。差別する側と差別される側か逆転したような反差別の暴走は、「愚かな不寛容」とも批判される。

 日本もかつてのアメリカと同じ道を歩み始めている、いや、むしろ日本のほうが深刻かもしれない。

https://livedoor.blogimg.jp/mediaterrace/imgs/b/f/bf9697da-s.jpg 「しばき隊」を率いるのは、フリー編集者の野間易通だ、イラク戦争の際の反戦デモ、北京五輪のときのチベット人解放運動、福島原発事故後は反原発……と、この10年余りの間に次々と政治運動に参加、12年に首相官邸を20万人で包囲し、反原発活動家らと野田佳彦首相(当時)の面会を実現させた官邸前デモで、運動家としての頭角を現した。

 ただ実際に野田との面会が実現すると、反原発運動はピークを過ぎたかのようにしぼんでいった、ちょうどその頃火が付いたのが、韓国の李明博大統領による竹島(韓国名・独島)上陸をきっかけにした在特会のヘイトスピーチだ。

 12年末には、日本の政権が民主党から原発再稼働に意欲を見せる自民党の安倍晋三に代わった。「反原発運助もリセットしなければ」という焦燥感。さらに「ファシズム政権に対抗する街頭闘争が重要だ」という使命感に燃え、野間は反原発運動の仲間を中心に、組織を「しばき隊」に衣替えした。「反原発運動の基盤が反ヘイト活動に転用された」(在特会を調査する徳島大学の樋口直人准教授)のだ。

怒りのマーケティング

 しかし、野間たちに唐突な方向転換を悪びれる風はない。それどころか、野間は反原発運動を通じて確立した「怒りのマーケティング」の手法を反ヘイト活動に活用していることを半ば得意げに語る。『私たちは決して許しません』と呼び掛けるのではなく、『ふざけるな、ボケ』と叫んだほうが人は集まる」

                                                参加者同士が「頑張ろう」と呼び掛け合う生半かなスタイルではなく、ただひたすら官邸に罵声を浴びせる。野間らの怒りのマーケティングは 「炎上マーケティング」でもある。反原発活動では、当時の民主党政権閣僚の「遺影」を官邸前に掲げた。

不謹慎とネットで炎上したが、その画像はツイッターなどで拡散。後に20万人を動員する官邸前抗議につながった。

 反ヘイト活動でも、野間たちは怒りの感情を大いに利用した。しばき隊の支持者が歩道から中指を立てて拡声器で罵声を浴びせ、「実戦」を担う男組が刺青をちらつかせて在特会デモに肉薄し、にらんで怒鳴りっける。その暴力的な画像をネットで拡散して炎上させ。さらにに動員をかけていく。

 男組「副長」の石野雅之は、自分たちを汚れ役だと自任している。実際、去年から今年にかけて暴行や傷害の罪で「組長」らが検挙されている。

 こうした暴力の嵐の中で、在特会デモは衰退し、かつては数百人規模だったデモも今や固定メンバーしか集まらなくなった。中止になることもりしばしばだヘイトスピーチ排除という初期目的をほぽ達成した今、反へイト団体は権力への働き掛けを強めている。暴力的なイメージが広まったしばき隊は、公的機閲やメディアの受けを良くするため、組織名をC.R.A.C.(対レイレシスト行動集団)」と改称 男組傘下に「差別反対東京アクション)などの新団体を設立し、自治体や議会への働き掛けを続けている。

 在特会を公共施設利用から締め出すことに加え、反ヘイト運動家の多くが目標として収り組んでいるのがヘイトスピーチの法規制だ。ただ彼らの要求は、憲法が保障する基本的人権を侵害する危険性をはらんでいる。

 2000年間にわたるユダヤ人差別とナチスによる迫害の記憶が強いヨーロッパの多くの国では、ヘイトスピーチは法律で処罰の対象になっている。一方で建国以来、自由を国是とするアメリカや、戦前に激しい言論弾圧の歴史がある日本では「表現の自由」「集会・結社の自由」の保障が強く意識されてきた。

 国会議員としてしばき隊や男組と連携し、ヘイトスピーチ規制の立法化を目指す有田芳生参議院議員(民主党)は、彼らを「ぎりぎりまでやってくれる」と称賛する。「既存の運動や政党は合法主義のあまり、闘わなくなった。きれい事と目先だけの人権派ばかりだ」
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 法をないがしろにすると受け止められかねない発言だ。「良識の府」である参議院の議員とは思えない言葉だが、それだけ有田は現在の左派の凋落が我慢ならないのだろうか(有田はかって20年にわたり共産党員だった。有田はしばき隊や男組を、30年代にファシスト台頭の阻止を目指したスペイン内戦の人民戦線外国人義勇軍にすらなぞらえる。

追い求め続ける「運動」

 ただ、怒りを原動力に「正義」を押し通そうとする過激な活動に対して戸惑いと反発も生まれている。実際、反差別運動の参加者の中にも、差別デモに向かって「死ね」と叫ぶことへの違和感は存在する。左翼運動に詳しい金沢大学の仲正昌樹教授に言わせれば、その空虚さは 「メディアと警察に守られながら過激さを競い合うコントそのもの」でしかない。

 「差別する人を差別する」活動――。同性愛差別の不当性を訴えてきたアメリカ人ジャーナリスト、アンドルー・サリバンが批判する「愚かな不寛容」そのものだ。

 反ヘイト活動を炎上マーケティング頼みと笑ってもいられない。ネットの匿名性と炎上に依存した反ヘイト活動には歯止めが在在しないからだ。

http://homepage2.nifty.com/shihai/message/shin.jpg 「ヘイトスピーチのターゲットは在日韓国・朝鮮人、戦時性暴力被害者、沖縄、婚外子、生活保護利用者、反原発を叫ぶ人々……」  、反ヘイト団体「のりこえねっと」共同代衣で在日韓国人3世の辛淑玉はまくし立てた、在特会との闘いを経て、反ヘイト団体の糾弾対象は慰安婦問題の検証作業、「ファシスト」と位置付ける安倍政権、そして表現の自由へと拡大している。

 とりわけ辛は元慰安婦への「侮辱と憎悪」の封殺、さらにヘイトスピーチ規制の法制化を目指している。法規制に慎重な日本政府に対して、辛は「このままではヘイトクライムで大勢が殺されていく」と憤る。

 野間によれば、彼らの活動に最終目標はない。現在の目標は「政権打倒にシフトしている」という。実際、安倍政権への抗議デモには「しばき隊」メンバーが集まり、今年48歳になる野間のツイッターには「安倍死ね」という。言葉が飛び交う。

 「死ね」という反抗期の子供のような言葉を使って相手を罵倒し、法規制なしには「大勢が殺されていく」と一般市民の恐怖をあおる……そこに理性や知性はない。現在の反ヘイト団体は「運動のための運動」を追い求めでいるかのようでもある。

まともな議論もなく正義を振りかざして突き進めば
ヘイトスピーチをめぐる法規制は相手の言論を封じる
ただの武器になる

法規制なき日本は恥か

 国際的な圧力を日本にかけるため、有田や辛の関係者らは8月にスイスのジュネーブを訪れる。人種差別撤廃条約の日本での実施状況が審査される国連で、審査委員らに日本がいかに「レイシスト」な国であるかを訴え、法規制の勧告を求める。
 ただ日本の反ヘイト団体がヘイトスピーチの法規制へ突っ走る一方で、世界ではその見直しの動きが起きている。

 カナダでは今月、70年代以降ヘイトスピーチ規制の根拠となってきた人権法13条が廃止される、英米法に詳しい静岡人学の小谷順子教授によれば、もともと過激な反黒人・反ユダヤ人団体を想定して制定された人権法を盾に、例えば職場での軽口まで人権委員会に 訴えるケースが目立つようになったためだ。

 00年代以降はイスラム団体による訴えが増え、ムスリム社会に対する一般的な批評や開祖ムハンマドの風刺画を載せたメディアまで「ヘイトスピーチ」として訴えられるようになった。やみくもな言論封じが顕著になったため、法規制廃止には目立った反対が起きていない。

 オーストラリアでも先住民への福祉を特権と皮肉ったコラムニストと掲載紙が裁判で敗れたことをきっかけに、反人種差別法改正が審議されている。現行法では、「差別された」と集団が不快感を訴えるだけでヘイトスピーチと見なすことが可能だ。

 オーストラリアの社会政策に詳しい名古屋大学の浅川晃広講師によれば、問題になった記事内容の賛否はともかく、「表現の自由」への萎縮効果を問題視する空気が社余に広がっているという。改正案では一般社会の目から見て名誉毀損や脅迫に当たる表現のみか対象になる。

 「日本でもヘイトスピーチは名誉毀損や威力業務妨害などの現行法で取り締まれる。あえて法規制する必要があるのか」と、在日韓国人3世で今は日本国籍を取得した浅川は言う。「ばかげたヘイトスピーチは公開の場で批判すれば済むことだ」

 日本の反ヘイト活動家の多くは「法規制のない日本は人権後進国」とあおるだけで、アメリカで起きている不寛容さへの反省や、海外の見直しの動きには目を向けない。まともな議論もないまま「正義」を振りかざして突き進めば、日本の法規制は
カナダやオーストラリアのように、相手の言論を封じるただの武器になってしまう恐れがある。

 「韓国人女性=腐れ売春婦」というプラカードを堂々と街頭で掲げる差別活動は到底、容認されるものではない。しかし差別的な言論を暴力や権力といった「力」で抑え込もうとするだけでは、憎しみが消えるどころか、新たな憎悪の連鎖を生むだけだ。

 日本は独り善がりの「正義」と腕っ節ばかりが支配する息苦しい国になるのか。もどかしさを引き受けてでも、議論を重ねる国にとどまるのか。ヘイトスピーチをめぐる議論の行方は、日本の今後を占う1つの分水嶺なのかもしれない。
      
深田政彦(本誌記者)      ※写真はネットより検索拝借
私は、在特会が主張する、過剰に在日朝鮮人を保護しすぎる逆差別を止めるべきという意見に賛成だ。小ずるい在日朝鮮人達の保護という利権を取り上げるべきだ。

しかしながら在特会が行っている新大久保におけるヘイトスピーチには賛成しかねていた。在特会が、汚い言葉で朝鮮人達を罵ることは、日本人の美徳から少々乖離した行動だと感じる。私は反民主党の日の丸デモに参加したことがあるが、新大久保デモについては支持したくない。

新大久保のデモは誇り高き日本人が、朝鮮人と同じレベルになってしまう。案の定、目には目を、在特会にはしばき隊、どちらも五十歩百歩である。

しばき隊の裏には在日本大韓民国民団(民団)が動いているだろうが、直接の証拠はない。そもそも民団は韓国政府が運営資金の6割から7割を負担しており活動の内容は、日本での参政権を要求する、教科書検定問題への抗議を行うなどで韓国の国益にそった動きをしているが、現在は、北朝鮮の影響下にある朝鮮総連と共存している。民団の裏には韓国と北朝鮮の影が見える。

このNewsweekの記事で批判されたしばき隊と関係の深い反日国会議員有田芳生はツイッターで激しく反応している。批判されていることに自分で焦りを感じているのだろう。今後コメンテーターの仕事を失うし、議席も失いかねないと感じたからだろう。

有田芳生@aritayoshifu 
明日発表の「ニューズウィーク」日本版がヘイトスピーチの記事を掲載すると今朝、書きました。読みました。久びさのだまし討ち記事で、呆れています。まだ外にいるので、帰宅して紹介します。ザイトク界隈の別働隊「本誌記者 」深田政彦氏には、徹底して反論していきます。2014.06.16 20:41
有田芳生@aritayoshifu 
@aritayoshifu 久びさに激怒しています。深田政彦記者のようなオウムよりも統一教会よりも悪質な者とは徹底的に闘います。
 2014.06.16 21:31
「ニューズ ウィーク日本版」(深田政彦記者)批判(39)「既存の運動や政党は合法主義のあまり、闘わなくなった。きれい事と口先だけの人権派ばかりだ」。私はそう確信している。「『良識の府』である参議院の議員とは思えない言葉だが」とは論評だから勝手にどうぞ。そこからまた大飛躍が起きる。22:59 - 2014年6月19日
「ニューズ ウィーク日本版」(深田政彦記者)批判(41)私が18歳で共産党に入ったのは1970年5月。母の日だ。それから20年後の90年に共産党から追放される。何があったかは「哀しい日本人と日本共産党」(週刊金曜日)に書いた。深田の貧困な人間観は、他者の人生を単色に染め上げる。              23:17 - 2014年6月19日
「ニューズ ウィーク日本版」(深田政彦記者)批判(43)時間が経過し、意図が明らかになってはじめてわかることがある。深田記者はザイトク界隈の行動に抗議する人たちが気に食わない。そこで最初から批判することを目的に取材者を選択した。騙すのだからひたすら低姿勢で相手に対した。18:10 - 2014年6月20日
そうとう有田先生は焦り怒っているようだが、有田芳生としばき隊は一身一体なのだ。

有田芳生と関係が深い関西のシバキ隊団体(通称・友達守る団)幹部の在日朝鮮人・元代表の林啓一(凛七星)容疑者(52)が生活保護不正受給で逮捕されている。

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しばき隊メンバーは次々に警察に逮捕されている。


背乗り(はいのり)とは、工作員が他国人の身分・戸籍を乗っ取る行為を指す警察用語。
北朝鮮情報機関もよく使う方法であり、日本人拉致にも背乗りを目的としたものが多い。日本で工作活動を行うほか、韓国に入国するためのパスポートを得るためである。周囲に気付かれないよう身寄りのない人が狙われやすいという。

添田充啓(40)と木本拓史(42)の両被告に懲役10か月執行猶予3年の判決
手塚空容疑者(22)が自転車で在特会デモに突入 暴行で逮捕

「しばき隊」は差別主義グループのザイトク界隈がコリアンタウンを脅迫して歩く蛮行を阻止するために生まれた義勇隊。これは基礎知識。「しばく」には「現行犯で捕えること」「しかる」という意味がある(『日本国語大辞典』)。醜悪下劣なレイシストはもっと「しばく」ことが必要です。 2013.07.12 22:38
どう考えても有田芳生は事実を淡々と伝えた深田政彦記者を非難できない。

シバキ隊周辺が次々逮捕されている裏には公安が動いている。シバキ隊は事実上監視団体になったようだ。有田芳生の言動も公安がチェックしているであろう。

シバキ隊の裏には民団、朝鮮総連その裏には韓国、北朝鮮の工作員の姿が見え隠れする。

日本の平和的デモを妨害する目的で生まれたしばき隊。最近ではこのように韓国・中国の国旗を持参するようになった。
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あきらかにこの集団は中韓の工作員の息はかかっているであろう。この団体は明らかに危険団体だ。公安も監視を強化しているであろう。

こうなってくると、ホンチャンの右翼団体が頼もしく見える。

わたしもこのブログで中国や韓国へ辛辣な言葉を使っている。韓国人はサイコパスだとか・・・


だが、わたしの主張はへイトスピーチやレイシズムではなく、基本的には事実を述べ分析したにすぎない。

ヘイトスピーチやレイシズムの規制に関わる議論についてだが「自由」と「規制」のバランスが必要だと思う。日本において未だ在日韓国人に対する言論は自由ではない。ネット社会における嫌韓が言論の主役になりつつある。

私は30年以上前から嫌韓であったが、最近の嫌韓の流れは事実を知ってしまった多くの国民のその素直なリアクションだと思う。

過度のへイトスピーチやレイシズムの規制は反対だが、ある程度バランス感覚のある適度の規制も大人の国として日本には必要かもしれない。

一般的な差別禁止法で、アメリカの1964年公民権法の制定の際にも、またそれから半世紀近くを経た2006年にドイツで一般平等待遇法が制定された際も、「自由の制約」は規制反対論の側の最大の根拠の一つだった。
 
これに対する規制必要論の側からの主要な反論は、規制反対論が言う「自由」には「差別を受ける側」の自由が含まれていない、というものだ。またその上で、差別を受ける側の自由が一般的な意味での自由よりも規制が正当化されるべきだと主張して世界各国で論争となっている。
 
自由の先進国であったフランスをはじめリベラルな欧州ではヘイトスピーチが禁止されている。日米はヘイトスピーチ規制に慎重である。しかしながら、フランスの極右政党「国民戦線」 マリーヌ・ルペン党首は「フランス国民は声高に意思を示した。
EUによって支配されることも、EUの法に服従することも国民は望んでいない。」と大勝した選挙後の会見で述べている。欧州は移民排斥に向かうものと思う。
日本の場合はこれは明らかな差別だが、反日国家からの移民は禁止にすべきと思う。これは当然の差別である。国旗やそれに付随するものを侮辱する外国人を強制送還する規制は国益の観点から必要であろう。

仏でロマ人少年が暴行受け重体、根強い差別に怒りの声

 日本も、リベラルから一転移民や少数民族を撲殺するようになった欧州のようにならないよう、移民は制限すべきであると思う。そうではなければ同じような事件が近未来に日本でも起きかねないと思う。

日本においてヘイトスピーチの規制についてある手度の規制は必要と思うが、野間易通が関与した反核官邸前デモのようなものも当然規制されるということも規制推進派は認識すべきだろう。

また、在特会の場合、自ら暴力を呼び込んでしまったので、多少自業自得な点もあるが、暴力行為を行う男組の存在を許してはならない。

警察側は指定暴力集団として厳しく取り締まるべきであろう。

市民団体である在特会側が今後本物の政治結社、所謂本チャンの右翼、特に暴力団との繋がりが強い侠右翼と連携しだす可能性は否定できない。

その場合将来的に暴力に対し暴力で対抗する仁義無き戦いの連鎖がまた新たに始まることになりかねない。

反へイト団体を隠れ蓑とした暴力集団は、絶対に放置してはならない。断固撲滅させなくてはならない。










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伊勢神宮内宮に掲げられた日の丸

平成24年12月安倍政権が発足して、日本は遂に20年の眠りから覚め再び活力ある経済・社会が復活するのではないかと期待が高まった。

平成25年は伊勢神宮の「式年遷宮」が行われ東の「米座」からと西の「金座」に神様が遷宮された。古来から東の「米座」に神様がおられる時代は平和で心豊かな「精神の時代」、西の「金座」に神様がおられる時代は波乱、激動、物質欲が強い「経済の時代」として言い伝えられているという。

左が「金座」で右が「米座」
◎ 出雲大社遷宮 1809年

●1829年~49年 「米座」 天保年間 洋学の普及と鎖国終焉へ助走の時代

○1849年~69年 「金座」 幕末期 黒船来航から明治維新の激動の時代
 
●1869年~89年 「米座」 近代国家として富国強兵、文明開化の時代

◎ 出雲大社遷宮 1881年

○1889年~1909年 「金座」大日本帝国憲法発布 日清・日露戦争の時代
 
●1909年~29年 「米座」 大正ロマン・デモクラシーなど大衆文化開花期
 
○1929年~49年 「金座」 世界恐慌から第二次世界大戦、敗戦の動乱期
 
※(第二次世界大戦後の混乱で遷宮が4年延期される)

◎ 出雲大社遷宮  1953年

●1953年~73年 「米座」 戦後復興と高度成長期時代
 
○1973年~93年 「金座」 オイルショックからジャパンAsNo.1バブル絶頂と崩壊
 
●1993年~2013年 「米座」 失われた20年(デフレ不況)

 ◎ 出雲大社遷宮  2013年 

○2013年~33年 「金座」  ?

http://cdn.mkimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/010/122/423/52a6398c29.jpg「米座」と「金座」では時代の雰囲気が大きく異なる。更に、出雲大社の大遷宮が重なる。出雲大社の遷宮は、大屋根の葺き替えや修理を行うだけで、御本殿そのものを建て替えるわけではないが、60年前の遷宮が行われた1953年からの時代、つまり「動乱の時代」から「戦後復興」の大きな時代変化へと移り変わる時期と重なっている。それは「戦後の時代」に形成された文化や価値観、習慣、システムなどが一変した時代であり、出雲大社と伊勢神宮の遷宮と安倍政権の発足は歴史の偶然ではなく必然ではないかと思う。安倍政権の誕生は時代の変化を感じさせるものであった。ドル円為替は80円台から100円台へ日経平均は8000円台からおよそ2倍16000円に跳ね上がった。

ところが、年が平成26年に入ってこの1カ月で、突然希望と期待感が消え失せてしまった。1月初めから、日経平均は2000円も下落してしまった。 安倍政権の経済政策が失敗したのではない。下落したのは日本ばかりではない、1月初めから、全世界で株式時価総額が3兆ドル以上も吹き飛んだ。S&P500はほぼ5%、MSCI新興国株価指数は9%近く下落している。昨年1年間に外国人投資家は日本株式を約15兆円買い越ししただけに、反動は大きい。1月外人が売り越したのはまだほんの1兆円にすぎないのだ。アベノミックスが失敗すれば残り14兆円が売り越されば、株価は暴落し日本経済は完全に破壊される。

これは「金座」の宿命なのだろうか?これからの時代は「経済の時代」であるとともに「波乱・激動の時代」でもある。昨年末安倍首相が靖國神社に参拝した時点で拙いと感じた。私も靖国神社へ年に何度も参拝する。日本人とした靖國神社を参拝するのは当然のことまして、まして一国の首相が参拝するのは当たり前のことではあるが、4月には消費税が上がり日本経済の減速は時間の問題で、日本経済が完全に復活するまで安倍総理の靖国参拝は結果次期尚早であったかもしれない。

なぜなら、日米関係を緊密にすべき時期に、米国の意向を無視したことになる。靖國参拝後にすぐに米国は「失望した」と異例の声明を出されてしまった。未だ米国の属国である日本の首相はは宗主国の意向を無視すると失脚したり突然死するリスクが高い。今の米国の大統領は史上もっとも無能なバラク・オバマが務めているのだ。

1月28日、オバマ米大統領は6度目の一般教書演説を行ったが、演説の大半を内政に割き、尖閣諸島をめぐって日中関係が緊迫し、中国が防空識別圏を設定した第三次世界大戦にもなりかねない外交問題のなかでも重要問題についてはほとんど触れずじまいだった。米国は尖閣諸島を日米安全保障条約の適用範囲としているが、領有権については日中どちらの側にも立ってない。日本は日米関係を守るためにおもいやり予算など努力をしてきた。米国は中国に気を使うのではなく、むしろ同盟国の日本に気を使うべきではないか。

米国は台所事情が苦しく、国防費を削減している。外交・安保で二正面作戦を取れず、アジアよりもシリアなど中東問題を優先せざるをえない状況にある。米国は有事の際に本当に守ってくれるのか、日本の中で疑念が生まれている。軍事国家というものは勝つ勝算がない場合戦わないのが常識だ。

安倍政権は今年度、それまで10年間減り続けてきた防衛予算を増額した。来年度も上積みする。さらに集団的自衛権を行使できるよう、年内の憲法解釈見直しを目指している。

http://time-az.com/images/2013/06/20130606Susan%20Rice-0.jpg安倍総理の靖國参拝の背景には無能なオバマの外交の軸がぶれまくっていることがあると思う。日本をアジアの最重要パートナーとするのか、中国をパートナーとするのかブレまくっているのだ。スーザン・ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)の中国への融和的な姿勢は問題だ。 安倍総理は敢えて参拝を行い日本を選ぶのか、中国を選ぶのか・・・米国に踏み絵を踏まそうとして行ったとも考えられる。

安倍総理の靖国神社参拝以来安倍政権を揺るがす由々しきニュースが取り上げら世界を駆け巡ってしまった。最近になって、ようやく南シナ海、東シナ海での中国の横暴ぶりが欧州にも浸透し、世界的に中国警戒論が次第に広がってきたにもかかわらず、日中戦争を否定籾井勝人NHK会長の従軍慰安婦について反日日本人記者に嵌められ正論を言ってしまった事件、百田尚樹NHK経営委員の「南京大虐殺はなかった」正論を言ってしまった。
※南京大虐殺は無かった。偶発的に捕虜を大量に殺害した幕北山事件や、便衣隊と誤認し一般市民を処刑したケースもあったろうが、中国側が言う一般市民を何の理由もなしに虐殺した南京大虐殺は無い:Ddog
ダボス会議の基調講演後の安倍総理はFT誌(伝統的に反日)記者のインタビューで、日中戦争が起きるかとの誘導尋問に、あろうことか第一次世界大戦前の英独関係に言及し、誤解を与えてしまった。これに懲りていない愚かな森元総理は東京オリンピックでの言葉の壁を不用意に第2次大戦に触れ、英語は「敵国語だった」などと不用意に発言、少し前に麻生太郎副首相兼財務相の「ナチス見習え」発言。

中国共産党が泣いて喜びそうな攻撃材料を次から次へと提供しているのはどうしたことだろう。日本と安倍首相を悪役にしようとする中韓と反日日本人を喜ばせるニュースが世界を駆け巡ってしまった。本当は第二次世界大戦の国際秩序を覆しているのは自分達であるのに「日本は大戦後の国際秩序に挑戦している」「日本はアジアを不安定化させる最大の要因」など言わせてはいけない。

我が心の師「小室直樹」先生が山本七平氏との共著「日本教の社会学」まえがきで日本人の長所と短所を鋭く分析しています。

・日本は特殊な国である。
・日本人と外国人とは理解しあえない。(欧米人と中国・朝鮮の人の間では割合容 易に理解可能)
・世界中にあるが、日本には「宗教」と「論理」がないからである。
・日本に「宗教」と「論理」がないのは、日本教という「ネガ宗教」があるからである 。(宗教のかわりにネガ宗教が代わりにある)
・日本人はものを考えるときに、論理ではなくフィーリングで感じる。          (数千年これが持続)
・日本人は日本が変則であることを理解していない。
(裏返せば、世界の普通のシステムを理解していない 理解していないから相互理解できない) 
・そのため日本以外では絶対におきないことが、日本ではおきてしまう。
・日本人はキリスト教を理解できない。
・日本人クリスチャンは、日本教徒キリスト派である。 (クリスチャンではない !)
・日本は仏教国であり儒教国であるが、現在まで仏教や儒教が理解されたことは ない。
・キリスト教・仏教・儒教は日本に入ったとたんに、日本教に変質してしまう。
・日本人はイデオロギーが理解できず、共産主義も日本教に変化させてしまう。
・日本人にはキリスト教徒・仏教徒・儒教徒・共産主義者がたくさんいるが、すべて 日本教徒である。

http://www.ne.jp/asahi/ts/hp/file1_structure/picture01/000_hyousi.jpg日本人は誠意を尽くし誠心誠意尽くしても、非きりスト教徒である日本人には契約の概念が理解できず、日本人がよかれと思ってしたことでも日本人は契約を守らない民族だと誤解されている。

いま、日本は日本の短所が露呈しかかっている。
欧米人は日本人が構造改革をして、グローバルスタンダードになることを期待しているのだが、日本人は期待を裏切ってばかりいると思っている。

安倍政権が期待を裏切ったと感じれば外国人が買い越した15兆円の日本の株式は一気に逆流してしまうのだ。日本人が民主主義を理解することができない「存在」なので、現代世界の「敵」にさせられかねません。



・日本のデモクラシーはうまくいっていない?
→「デモクラシーのはきちがえ」という言葉がある。 つまり「間違った使い方」「はきまちがえ」
→→デモクラシーを、服か薬の一種のような道具として、使用方法を間違えたととらえる発想法。

・日本で伝統的に行なわれる集団の意思決定と参加の仕方。
「(足利時代に)みんなで何かを決める、そして最後にサインするときに大きく丸を書いてその周辺に各人がサインしていく。
これは和傘を上から見たような形になりますから「傘(からかさ)連判」というんですが、筆頭人がいないんですから、誰がリーダーかわからない。
その点、全員平等です。同時に何かあったとき、この連判した者が集まりいろいろなことを決める」(山本七平)

・傘連判に参加したものは、そのうちの一人が直接将軍から命令を受けても、個人がただちに実行してはならない。
サインをした人間が全部集まって、どうするかは多勢によって決める。受ける場合もあるし、返上する場合もある。
決定に原理、原則はほとんどない。違う意見が二つながらでバランスをとる。

・西洋の場合
→責任者を明確にして、決断の主体を特定する。
→→無限に多くの主張を、多数決という形で一つの主張にしてしまおうとする意思(権限と責任の明確化が出発点。デシジョン・メイキング=作為の契機がある)

・日本の場合
→決断の主体が誰だかわからなくして、決断の内容を分散。
→→対立する二つの主張の間のバランス、平衡をめざす。
(最終責任者がいない。各参加者の感情を優先。密室談合玉虫色をデモクラシーという名前で呼んでいる?)

・現代でも室町時代と同じ意思決定方法。
「この前ある役人に聞いたんです、官僚制とは将軍と一揆契状との相関関係と同じ状態にあるのじゃないかと。大臣が何かを誰かに命じた。
命じられた者は他と関係なくすぐ実行するか、そうでなくまずみんな丸く集まって、これを受け入れるべきか、返上すべきかと、相談するんじゃないのかと。
そうしたら、そうだといっていました。」(山本七平)

・日本では、原理原則を持ってくれば、たいへん権力的に感じる。
(多数決は多くの意見を一つにまとめる原理原則なのだが、 厳密に多数決をやって少数意見を消すと、非民主的であると感じて反発する)

・日本人の考えるところの、好ましい「民主主義」であるかないかの識別条件
→相手の気持ちを察して、相手が怒らないようにする。
→→というのが民主主義であると思ってる。(それ以外の民主主義はイヤ)
しかしこれは非民主的態度。
日本人は、非民主的態度を民主的だと思っている。(感じている) 
そして、話し合い・談合に参加していない人間は実質的に排除していて「日本  的民主」の外に置かれる。

・本当の民主主義は
→「社長その他の経営者(イグゼクティブ)は、部下のいうことをなんにもきかず、また気持ちも察せずに、なんでも独断的に決める。
それに対して社員というのはまさに奴隷である。
アメリカというのは専制君主と奴隷のシステムだと、(中略)これこそがまさにデモクラシー」(小室直樹)
→→一人のみが責任を背負って意思決定して、巨大な組織を自分で動かす。

・日本では、
「全員で決める。私が決めたことじゃないという。いろいろ議論して上がったり下がったり、下がったり上がったり、なんとなく決まっちゃったんだ。だから、決断した人間がいない」→決断した人間がいないということは、すなわち、誰も責任をとらない。

(注・これ以降「日本的民主主義」を「カラカサ談合」という言葉に置き換えます)
余りに意味が違いすぎる二つの行動原理を、同じ言葉で表現するのは困難です

・民主主義の基礎は多数決
・カラカサ談合は多数意見無決

・日本的組織には外部からどんな働きかけもできる。(特徴)
→いろんな方法で何人かにそういう空気をつくらす。
→→なんとなくそれが誰の決定でもないかのごとくに決定になってしまう。
→→黒幕というのはちゃんといる。
→→黒幕の権限とは何だ? 元来権限がないはずだから黒幕。

・欧米の黒幕→決定を陰からあやつる
・日本の黒幕→決定そのものをあやつらずに、決定に至る「空気」を操作する

・欧米→黒幕の責任を後から追及できる。
・日本→黒幕のやることは教唆でも、共同謀議でもない。空気の操作は後から証明できない。

・戦争裁判での問題
→なぜ戦争したか。誰かが計画をたてて、それに誰と誰が協力して実行したのか?
共同謀議があったのか、なかったのか?。
→追求していくと、みんな「おれは戦争に反対だった」
→→みんなが反対していて、気がついてみたら戦争が起きていた。
(意思決定者不在。責任者追求不可能。追求すれば不当に感じられ、欧米的に断罪すれば不満の温床になる)
(以下略)

日本が正しく理解されるのは至難の業である。また日本人で小室直樹先生の指摘を理解できる政治家や官僚など人材も多くはない。

だからといって、中国と韓国と獅子身中の虫である反日日本人に言われっぱなしではいけない。中韓以外の諸国民に誤解を誘わないよう正しい歴史的事実を愚直に主張し続けなくてはいけない。 ただ、日本と中韓との相互理解はほぼ不可能であろう。まだ、まともな人間が少しはいる中国との和解は多少希望があるが、既知外ばかりの朝鮮人との相互理解はまったく無駄な努力だと思う。

対米工作には、 谷内国家安全保障局長(日本版NSC)の役割は重要だ。
日本にとって中国の脅威に対抗するには日米同盟は生命線、もはや国体にちかい。悔しいのだが属国日本は宗主国の裏切りがもっとも怖い。

反日日本人が日本に存在する限り対米独立をするのは困難である。また、対米独立とは米国も仮想敵国にすることを意味する。日本が核兵器を持つ決意など原子力発電所の再稼動も容易に決断できない日本人にできるわけがない。

中国はその国家戦略においてパワーポリティックス超限戦という考え方が取り入れられている。「戦争とは、単にミサイルを撃ち合うことだけではなく、スパイ行為やテロを弄したり、貿易制限や資産没収など、多面にわたって展開するものだ」と明言し、現にそれを実行しているのが中国。
 政治外交的にも軍事的にも、怯えるだけで、正面から堂々とこれに立ち向かうことができない日本に残された道は、多くの諸国との平和的、経済的、技術文化的「資源外交」によって、世界的な中国包囲網を築くことで対処するほかないように考えます。幸いにも、最近国家安全保障会議と秘密保護法が法制化され、わが国の資源を守るインテリジェンスも今後強化されやすくなったのは、喜ばしい。だが正しく運用ができるか否か・・・。
「豊かな海洋資源や都市鉱山」に加え、わが国には多額の外貨準備金もあります。クールジャパンに代表される日本文化が世界中から尊敬され求められている21世紀初頭の今ほど日本が復活するチャンスはない。日本のアニメで育った子供はもはや40代となり社会の中枢となってきた。また今の世界中の10代20代の世代は日本文化および日本を普通に受け入れている。世界中で今の日本のような国はなかった。しいていえば、70~40年前のアメリカ文化がそれに近かったかもしれない。   
これを利用しない手はない。ただ、クールジャパン戦略も早くしないとオーストラリアが豪州産和牛を世界的認証システムを既に構築しているなど、有効に活用できないままでいるのはあまりに残念だ。
公的年金積立金を低利の国債から資源保有国の開発投資目的に特化した戦略的ファンドに組み替えるなど、国民財産を最大限活用することで、現下の戦いに勝利することが可能なのです。これこそ、わが国が取り得る唯一かつまっとうな国家戦略だと思います。
その点安倍総理の外交は頑張っていると思う。安倍総理は就任後わずか1年で25カ国を訪問している。オバマを見切った安倍総理は日露関係に劇的な進展を考えているかもしれない。

明らかに日露双方とも日露関係を良好にすることが対中国戦略上有利に働くことを理解している。もはやレームダック化してしまった無能なオバマに妥協してすり寄るより、いまは日露関係を構築する安倍政権は戦後日本の・・いや歴代内閣でもこれほどの戦略を持った政権はなかったであろう。

安倍総理のことを批判し貶めることが正義と勘違いしている 獅子身中の虫である反日日本人は小泉純一郎と同じく代案もなくアベノミックス、黒田日銀総裁の異次元金融緩和を批判している。

昨年は日本だけではなく米国のS&P500株価指数も金融刺激策と世界の経済成長への楽観論の広がりに支えられ、1年間で30%急騰した。シェールガス革命による米国経済の復活である。米国の経済指標について予想外に悪い報告が1つ報告されただけで日経平均が1日で4%以上も下がる理由について、経済学的に説得力のある説明をするのは難しい。

日経平均と世界の株価の下落については、米国の金融政策の変化と一般に言われるが、QE3の縮小は米国経済の正常化であり、テーパリング(量的金融緩和の縮小)による新興国からの資金の流失が新興国混乱が、日米の株式下落として説明されているが不十分である。

当初イエレン新FRB議長は、マーケットに優しいとの期待感があったが、新興国問題が発生していながら、1月28─29日に開催されたFOMCでは、100億ドルのテーパリングを粛々と実施し、声明でも新興国について一言も触れなかった。市場に優しいというイメージがぐらついたうえ、米経済への不信も重なって年初からのリスクオフが加速したとみられている。2月11日と13日のイエレン議長の議会証言で、新興国にも配慮した金融緩和環境の長期化を示唆するような発言が出ることを期待したい。ただ、現在のFRBは一般に認識されるよりも、金融政策の正常化により傾斜していると思われ、米国が粛々とテーパリングを遂行する可能性もあり、市場ではリスクオフの素地が形成されやすく、円高株安方向のリスクに注意を要する。 

日本の株価の反転攻勢に打って出るには、以下の「3点セット」以外に策はない。 (1)日銀の追加緩和(2)年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の日本株運用比率引き上げ(3)法人実効税率の引き下げ。本当は消費税引き上げ延期としたいところだが・・・せめて10%は凍結にすべきだ。



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昨日の記事 軍隊と性欲の歴史は5000字の文字数制限を超えてしまい私の考えをほとんど書くことができなかった。
進化論のラマルク説を通して軍隊と性欲とについて考察してみました。

p75-78
進化した人類は、なぜ殺しあうのか

本章の終わりに、自然界の摂理の外に出た人類に対する罰であるかのような、人類の動物としての本能の消失について考えることにする。

発情期の消失により、人類は他の動物なら本能で容易に行う性行為がうまくできなくなってしまった。このため正常な性行為を支障なく行うため性教育が必要となった。つまり、類人猿のゴリラでも、動物園で飼育され成獣の性行為を見ない雄は、雌と一緒にしても性行為ができないという。すでに述べたように、ゴリラは近親交配を行わないよう精神的抑制かかかっている。このような動物では性行為の本能も失われているのであろう。

人類は大自然の摂理から自由になったばかりか、大自然に挑戦してこれを征服した。この結果、人口はどんどん増えてゆく。ところがやはり大自然の人類に対する罰として、人類は増えすぎた人口を自動的に調節できなくなってしまった。自然界の動物は、植物を含む食物連鎖に組み込まれており、たとえば草食動物が増えすぎれば肉食獣によって間引かれる数示増大し、ある安定した状態をたもっている。

この安定した食物連鎖を破壊するのが人類である。 マンモスなどの大型哺乳類の絶滅が人類の狩りによると考える学者は多い。

また現代に話を移せば、アメリカの緑豊かな大平原は、人類がバイソンと地ネズミを大量に殺したため、生態系のバランスが崩れ不毛の平原になってしまった。またオオカミを狩りで絶滅させたため、草食動物が増えすぎ森林の食害を起こしている。アメリカの国立公園では草食動物が増えすぎて生態系が乱れたので、オオカミを導入している。

このように生態系を乱す行為よりはるかに人類にとって悪質なのは、人類が互いに殺しあう習性である。たとえば猿人アウストラロピテクスの化石には、大型草食動物の大腿骨で頭骨を潰されたもの、顔面が陥没したものなどが発見されている。明らかに仲間同士で争い、撲殺されたのであろう。またぺキン原人でも、頭骨が叩き割られ、頭骨から脳髄が取り出された遺体がいくつか発見されている。食人の目的で同属を殺しているのであろう。

元来、ライオンのように鋭い歯や爪をもつ肉食動物は、縄張り争いのため戦うことがあるが、相手を殺すことはまずない。ただし雄ライオン小子ライオンを意図的に殺すことがある。これは、子を失った雌ライオンと交尾するためであるという。

ゾウ、サイ、野牛のように大きな体をもつ強力な草食動物も、仲間同士殺しあうことはない。これに対し人類は、棍棒のような道具を手にすると、これを仲間に向かって振り下ろし殺人を行うのである。

この殺人は人類が原人からホモ属に進化するとますます頻繁に、しかも大量になってくる。人類学者バイネルトは、「霊長類の化石に殺された痕跡があれば、それはサルではなく、人類と断定してよい」とまでいい切っている。

大きな牙や角をもつ動物は、たとえ争っても相手を死にいたらせないよう行動の歯止めをもっている。たとえばオオカミなどは、争いをして相手に降伏の意思を示すため、仰向けに転がって相手に無防備な腹部をさらけ出す。ここで相手も攻撃を停止する。元来相手を殺す力のない人類は、なぜ道具をもつと殺人を行い、しかもオオカミのような暗黙の歯止めをもたないのであろうか。

社会心理学者、フロムによれば、人類が殺人をするのはもって生まれた本能によるものではなく、進化した知能による「動機づけ」によるものたという。この動機は、個人的な恨みや妬みから、社会的な思想や信仰など実にさまざまなものがある。

この動機づけのうちでももっとも深刻なものは報復であろう。たとえば古代中国の呉と越の抗争で、呉・越それぞれの王は報復するため多年にわたって臥薪嘗胆したのである。

人類は予見性に富むので、将来の報復の根を絶つため闘争相手を皆殺しにしようとする。
幼い予を殺すのは、将来「親のかたき」としてつけ狙われる可能性をなくすためである。
以前、チンパンジーが互いに殺しあう場面が報告された、か、この原因は不明で、あくまでも例外的な出来事であろう。彼らが人類のような予見性をもつとは考えられない。
結局、人類が互いに殺しあう傾向は、人類が大自然の掟の外に出たことによる罰だとも考えられよう。(略)

人類が殺しあう=軍隊を持つという現実は、神から与えられた罰であれり一種の原罪ではないでしょうか?人類が人類である限り人間社会から争いや戦争は無くなりません。

人類は猿から進化して知識を蓄積し、安定的に食料を調達し備蓄したことにより、人類は大自然の摂理から自由になり、発情期を失い、無限に増殖して生態系を乱しながら人口はどんどん増えていった。

大自然の摂理は増えすぎた人類を調節するために憎悪という感情を作りだした。憎悪によって、虐殺や戦争を人類自ら起こさせ人口調節を行うのではないだろうか?北極圏に生息する野ネズミの一種レミングが周期的に大増殖すると、集団自殺をするという現象が有名です。

近年の研究によれば、レミングは集団自殺したくて死ぬのではなく、交尾の相手と繁殖地を求め集団移動するもので、結果として、海岸や河に飛び込み溺れて、さも集団自殺をしているように見えるだけとの説です。 集団移動を決意するレミングは、明らかに平和に生きたいが故に行動するが、結果として、大自然の側からすれば淘汰させたのである。

この基本的な自然の摂理を理解できないのが 、平和主義者達です。平和平和と念仏を唱えることが平和を実現させる唯一の手段ではないのです。

平和とは利害調整と軍事力の均衡によって保たれるのです。そのための軍隊なのです。軍隊や軍事力は威嚇の道具ですが、悲しいかな兵隊は人間なのです。
人間である以上、衣食住そして性欲を消し去ることはできないのです。

下世話な話で申し訳ございませんが、たとえ話として適当なので書きます。私が昔よく徹夜で麻雀をして疲れ果ててくる明け方になると私のペニスは毎度勃起してくるのです。他の面子(メンツ:麻雀プレーヤー)に欲情するホモや麻雀パイに欲情する特殊なフェチだからではありません。俗にいう「疲れマラ」というやつです。昔読んだ本にも書いてありました。ユダヤ人が収容所に送られる列車の中で老人達は祈り、男女は皆SEXをしたというのです。人間、死を意識すると本能的に自分の子孫を残そうとするのは自然な行為なのです。

ですから、兵隊がレイプをするのはけしからんとか、慰安婦は女性を蔑視していると思うのは平和なリビングで過ごしているからこそ思うだけだと思うのです。
常に死を意識する人間は本能的に性欲が昂揚してしまうのは生理学的な人間の本能です。慰安婦や慰安所を女性蔑視と非難するのは容易なことです。

戦争とは神が人間に与えた罰と考えた時、軍隊がレイプしまくるのを防ぐ為にどうするかを考えたのは軍隊自らだと思います。兵士が次々性病に罹ってしまっては戦争に勝てません。慰安婦/慰安所という管理売春という知恵は多くの一般女性を護る知恵だったのです。自然の摂理を理解し、悲劇を回避するの が人類の知恵です。慰安婦制度は、軍隊と性欲について考えた結果もっとも合理的な解決手段と私は思います。

橋下があまりにひどい韓国側の嘘を冷静に批判すれば良かったのに、米国を巻き込んでしまい自爆したと思います。橋下の言うことは正論なのですが、リビングで平和にテレビを見ている女性からすれば、女性蔑視に感じてしまうのです。昔、栗本慎一郎が言っておりました、人間はパンツをはいた猿だと・・・人間はパンツを履く生き物です、パンツの中身は人前で曝したり、話してはいけないのです。だから人間はパンツを履くと思っています。

パンツの中身のことを記者会見やツイッターをする行為は理性的と言えません。
憎悪の種を巻く愚者に利用され結果自分自身の身に降りかかってしまいました。
 橋下は未熟な政治家でした、ある意味で自業自得です。

しかし、朝鮮人たちは嘘をつく不誠実な民族である。朝鮮人がベトナム戦争の時にどれだけベトナム女性をレイプし、しかもレイプした後多くを虐殺をした。慰安婦がなければ現地調達になってしまうことは明らか。ベトナム戦争の韓国兵がベトナム女性に強姦などを繰り返し、残された子供「ライダイハン」は数千から数万人。韓国は慰安婦の被害を言うのなら、ベトナム戦争時の自らの加害にも言及すべきである。

嘘をつく人間とは一切付き合いたくない、不誠実な人間とは付き合いたくありません。これは国ベースでも同じです。韓国とは関わりたくない、鎖国したいというのが私の希望です。歴史を曲げるくらいなら韓国と問題解決などしなくて良いと思います。


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「努力できる人」は脳が違う
退屈な作業をやりとげようとする意欲の強い人と、途中であきらめてしまう人がいる。彼らの「脳の違い」を明らかにする研究が行われた。

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Image: Ramunas Geciauskas/Flickr
この文章を書いているわたしは、そのうち退屈し始めるだろう。文字を見続けることに飽きて、気晴らしを求め始めるのだ。この画面から去って、どこか別のページへ行き、まったく関係ないサイトで楽しむ。そうした無駄な時間をしばらく費やしたあと、罪悪感が大きくなってきて、再びこの文章に戻ってくるはずだ。

それは、われわれの内にある「動機」と、外から来る「退屈」との果てしない闘い、意志と快楽のせめぎあいだ。何をしなければならないかは知っているが、したいことをするほうがずっと簡単なのだ。

わたしはこうした「綱引き」が、頭のなかでどう行われているかにずっと関心があった。ヴァンダービルト大学のマイケル・トレッドウェイが率いる研究チームが『Journal of Neuroscience』に新しく発表した研究論文は、この謎を解明しようとしている。努力と怠慢、仕事と気晴らしの間で、脳において何が起こっているかを表す初めての試みだ。

この研究では、被験者25人に、ボタンを押す簡単な課題、難しい課題のいずれかを選んでもらった。簡単な課題では1ドルの報酬が得られ、難しい課題では1~4.30ドルの報酬が得られる。課題の難度を選択した後で被験者には、報酬は確実に得られるとは限らず、報酬が得られる確率は、低い(12%)、中くらい(50%)、高い(88%)のいずれかであることが告げられた。

課題は30秒ほどのもので、内容は死ぬほど退屈だ。自分の利き手で7秒間に30回ボタンを押すか(こちらが簡単な課題)、あるいは、利き手でないほうの小指で21秒間に100回ボタンを押す(これは難しい課題で、これに比べたら、原稿を書くことなど、海岸で1日過ごすようなものだ)。

被験者が退屈しつつも大急ぎでボタンを押す間、研究チームは、PETスキャン を使って被験者の脳の変化をモニタリングした。このPETスキャンは、大脳皮質全体のドーパミン・ニューロンの活性を追跡できるように修正をほどこしたものだ。それによって、ドーパミン作動性活性と、ひどく退屈な作業を続けようとする被験者の意志との間に、相関関係があるのかどうかを調べることができる。

研究の結果、ボタンを押すのを途中でやめてしまう人と、たとえ小指が痛くなってもボタンを押し続ける人の違いが明らかになった。

チームが最初に発見したことは、左線条体と前頭前皮質腹内側部(ventromedial prefrontal cortex)におけるドーパミン作動性活性が高い被験者のほうが、多くの報酬を得るために努力する意欲が高かったことだ。

この違いは、報酬を得られる確率が低い場合に、特に顕著に現われた。実際に金銭が得られるチャンスはごくわずかでも、このタイプの被験者はどうにかモチベーションを保つことができたのだ。

この結果はさほど意外ではない。脳スキャンを使ったほかの複数の研究においても、これらの領域は損得勘定と関連付けられているからだ。特定の選択肢(例えば、現金のためにボタンを100回押すこと)が犠牲(この研究ではボタンを押す「努力」)に見合うものであるかどうかを、脳は自動的に計算している。無意識に行われるこの計算によって、いま書いている文章を仕上げるか、それとも『Angry Birds』で遊ぶかが決定されているのだ。

さらに、今回の研究では、島(とう)皮質のドーパミン活性と、努力しようとする意欲との間には、逆の相関関係が存在するという驚くべき結果も明らかになった。どうやら、島皮質の活性化は、われわれを怠惰にするらしい。

島皮質は、fMRI(機能的磁気共鳴画像)を用いたありとあらゆる研究において活性化するため、島皮質の正確な機能はよく分かっていない。しかし、少なくとも今回の研究においては、島皮質は「反応コスト」、すなわち、「楽しくない課題をやらなければならない苦痛」を表わしているのではないかと研究チームは見ている。

島皮質はひょっとすると、退屈のむなしさや、疲れた指のうずきや、したくないことをしなければならない「存在の痛み」を感じとっているのかもしれない。言えそうなことは、島皮質のドーパミン作動性活性が高いほど、努力の苦しみはより顕著になり、そのせいで、われわれは努力をやめてしまうということだ。

人にとって最も必要なタスクは、しばしば最も楽しくないことでもある。さらに、成功を得るためには人は長い時間努力し続けることを学ばなければならない。

10,000時間の練習(少なくとも5,000時間、多くて15,000時間)を費やし[マルコム・グラッドウェルは、どんな才能や技量も、10,000時間の練習を続ければ「本物」になるという「法則」を提唱している]、12年間の学校生活に耐え、下書きに次ぐ下書きを繰り返さねばならない。近道は存在せず、才能に恵まれた者も、努力を続けなければならない。練習は「選択できるオプション」というものではないのだ。

19世紀イギリスの学者フランシス・ゴルトンは、数十年の歳月を費やして、高名な判事、政治家、詩人、音楽家、格闘家の生涯に関する伝記的な情報を集めた。(ゴルトンのいとこであるチャールズ・ダーウィンの新しい進化論を擁護するために、)天才の遺伝的根源を明らかにしようとしたのだ。

しかし、やがてゴルトンは、生得的な知能だけでは大きな功績を成し遂げることはできないとの結論に至った。成功を収めたこれらの人物は、「熱意と、多大な努力を行う能力」にも恵まれていることがわかったのだ。

今回の研究成果は、ゴルトンの記した成功に欠かせないこれらの資質に関する新たな知見であり、多大な努力をそれほど苦労と思わずにできる人と、そうでない人との違いを理解するヒントを与えてくれる。

この種の勤勉な人々は、「報酬が得られる可能性」から、ほかの人よりも少しだけ多くの快楽を得ていると思われる。そしてその一方で、自分の内なる「不平家」の声には鈍感なようだ。秩序を乱すその声は、『マインスイーパ』で遊ぶほうが編集作業より楽しい、あるいは、テレビで野球中継を見るほうが宿題をするよりずっと面白いということを、われわれに思い出させる声なのだが。

どんな瞬間にも、われわれの頭の中では、努力をするかしないかをめぐっての「綱引き」が繰り広げられている。この文章が完成したのは、少なくともほんの数分間のあいだ、わたしがこの闘いに勝つことができたからなのだ。

TEXT BY JONAH LEHRER
TRANSLATION BY ガリレオ-高橋朋子/合原弘子

WIRED NEWS 原文(English)

山中教授のips細胞研究のノーベル賞受賞は我々日本人に「夢」と「希望」を与えてもらった。インタビューを見るたび山中教授の努力する直向な姿勢に感銘を受ける。山中教授は天才であるにもかかわらず、努力を惜しまず続けることができる才能を有した稀有の人物であると思う。

天才で努力できる稀有な人物であるからノーベル賞を受賞できたのであろう。
でも、脳の構造がそもそも違うと説明をうけると、同学年の私はほんの少しだけほっとする。

私は努力は好きではない。おそらく島皮質がちょっと活性化している体質なのだろう。(笑) でも、好きなことに対しては努力を惜しまない。事実この長文のブログを懲りずに執筆している。

私は某大手金融証券会社の本部スタッフであったが4月より支店営業職に復職した。継続的な新規開拓や損をしているお客様へ「夢」や「希望」ではなく善後策を語る日々は正直なところ辛いお仕事です。新規開拓は「夢」や「希望」を語ることが重要なファクターとなるが、「継続は力なり」だけでは困難な仕事でもある。

正直なところこの円高と株価の低迷は先行きの不透明感は私の先を読む力をもってしても、払拭することはできない。もっと明るい日本の未来の「夢」と「希望」を語りたい!

前の記事でも、なぜ今年のNHK大河ドラマ平清盛の視聴率が低迷するのか、理由を述べた。先行きが不安な日本において滅びゆく一族のストリー”は見たくないのだ。

今の日本において最も足らないのは「夢」と「希望」である!

努力した先に「夢」と「希望」がなければ努力をしようとするモチベーションがあがらないのである。

いま、私を突き動かしているのは「義務」と「不安」である。

義務とは、住宅ローンを払い娘の学資を払い続けることだ。住宅ローンを払うのを止め、会社を辞め、家族を捨て出家できるのならなんと楽であろうか。

不安とは、自分の老後や老いた両親の面倒である・・・・

けっして私は特別な人間ではなくごく一般的な日本人である。

「夢」と「希望」ではなく「義務」と「不安」だけの社会・・・・・なんと息苦しく閉塞感があるのだろう。

数年前に読んだマクドナルドVSラーメン屋で希望を語る大統領vs危機を語る総理大臣で、アメリカ人は、相手のパフォーマンスを評価する場合、ポジティブな表現に気前がよく、ネガティブな表現は使わない。反対に日本は褒めないし、ネガティブな表現を気軽に使う。

日本の明治維新は典型的な危機感駆動型のアプローチであった。米国の建国は新大陸の希望に託した移民達が作り上げた国である。それぞれの成功体験が文化の根底に流れている。

だが、今の日本はあまりにも多くの危機を語りすぎ「夢」と「希望」を絶滅危惧種にまで追いやってしまったのではないだろうか?

「夢」と「希望」がまったく見えなくなってしまっては努力する動機が得れない。
橋下さんにしても安倍さんも「夢」と「希望」を語っていない。

民主党政権の野田首相の消費税増税の国会演説は、財務省の屁理屈を鸚鵡返ししただけで「夢」と「希望」の対極であったことは記憶に新しい。

今の日本では危機駆動型のアプローチが空回りしているのだ。日本の組織は「危機管理が甘い」、危機に対する次善策や軌道修正、代替案を用意しながら軌道修正していくことがひどく苦手。失敗から学ぶことを難しくしている。復興予算の流用など日本人の典型的な弱点である。

私の会社でミスを起こし経緯書を提出する時に「今後二度とこのようなことが起きないよう努力いたしますので、何卒宜しくお願いします」で結ぶ。これでは何等解決になっていないことが多い。過ちは確率的に起きるものであり、「危機を乗り越えるために総員必死になって頑張れ!」では駄目なのである。小さな失敗を許容しながら大きな失敗を起こさない工夫が必要なのだ。

今の日本には坂本竜馬のように希望と夢を語るリーダーが欲しいのである・・・
出でよ!21世紀の坂本竜馬!









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8月15日終戦記念日であります。水戸の実家におりますので靖国神社へは明日の16日参拝予定であります。12時の黙祷は3.11の犠牲者の方も含め死者の方々すべてに対する気持ちでいたしました。

そういう日に、チョンコロの分際で李明博が、畏こくも天皇陛下に向かって、反省したなら来いと、ありえないほど失礼な暴言を吐いた。

常軌を逸する李明博の頭のなかは「日王を呼んで謝罪させるニダ!」だったのだろう。だから突然訪韓の予定もない天皇陛下に謝罪発言になったのだ。

反省するのは李明博であり陛下ではない。いままでチョッンコロの酋長は日本に対して文句は言ったが感謝の一言も言ったことが無い。感謝を言わない限りチョンコロの酋長は日本に来ては駄目だ!これが李明博に対するDdogの回答だ!

日本は近代化を拒む
朝賎 を開国させ、南下するロシアの脅威から心ならず半島を併合せざるを得なかった。お陰で日本は半島に多大な国費を注ぎ、インフラを整備し教育を施した。

歴史を正しく見つめ認識するのはチョンコロだ!陛下は朝賎人が人間としての礼儀をわきまえるまで半島を訪問する必要はない。

日本は南の
朝賎 とも断交すべきだと思う。北朝賎は自滅するのを待てばよい。
通貨スワップも廃止だ!韓国製品の輸入はストップすればよい。日本製品も半島に禁輸だ!

そして今日尖閣諸島に香港人活動家が上陸した。日本の民主党政権も残り少ない今のうちに既成事実を作ろうとしたのだろう

領土問題に関する限り、民主党政権になってからのの日本はやられっぱなしでした。少なくとも北方領土について、かつての中国は中ソ対立の頃日本の立場を支持していたのであったが今ではロシアと連携しようとしている。

近年は、中・ロ・韓の日本イジメ連合ができてしまい、北方領土でも竹島でも尖閣諸島でも、ずいぶん既成事実を作られてしまった感があります。

わが国が舐められっぱなしなのです。そろそろ反撃に転じなければなりません。 

もう、堪忍袋の緒が切れそうだ。

民主党の甘い外交姿勢がもたらした災いだ。人災だ!民主党政権を選んだ日本人全てがいけないのだ!

自民党が政権をとっても谷垣じゃあ駄目だ!野田ごとにき騙されるのだから余計に舐められる!

日本人はいい加減目覚めなくてはならない。平和とは日本人が戦争を起こさなければ済むと思っている時代は終わったのである。

平和は尊い、戦争は起こしてはならない!Ddogは左翼の平和主義者より強くそう思っている。だから近代現代史について本を読み勉強しているのだ!

民主党やマスコミなど護憲勢力が平和、平和と叫べば叫ぶほど平和が遠くなることに未だに気がつかない人が多すぎる。かつての非武装中立論ではないが日本人が武力を持たず丸腰になれば平和が保てると考えている脳天気な人達は平和を語る資格はない。

平和を希求するならば、政治・経済歴史をすべて理解してどうすれば平和が保たれるか近代現代史を勉強すればわかる。

第二次世界大戦は、第一次世界大戦の惨禍を二度と繰り返してはならないと主張する平和主義者達が、ヒトラーのエスカレートする領土要求に迎合し、平和!平和!と叫んだ結果だった。

だから今韓国や中国・北朝鮮のエスカレートする要求に迎合してはならないのだ!譲歩は更なる要求をされるだけだ。

靖国神社に参拝しない閣僚は日本人として信用出来ない!

戦後自民党のリベラル派という護憲派のお陰で、中国や韓国に譲歩しっぱなしだ。民主党になって更にリベラルになった為更に奴等は増長したのだ!

平和主義者が戦争の種を撒いているのだ。

靖国神社問題も中国や韓国が言い出したのではなく、平和主義者を語る朝日新聞が火を着けたことなのだ。

だから、戦争を引き起こさせないためには、これ以上手を出したら許さないと、強い態度に出なくてはならないのだ!

イジメと一緒になのだ!

未だ日教組のような考え方が蔓延しているから教育現場でイジメめが減らないのだ!

 戦後のアジア諸国の発展は日本の繁栄なくしてあり得ないことを理解せず感謝もしない中国と韓国とはこれ以上の交流は不要だ!日本の繁栄は
靖国に眠る英霊達のお陰であるのだ。中国や韓国も英霊達に感謝しろとまでは言わないが、日本人が英霊達に感謝することを文句を言う筋合いではない。

日本は中国と韓国と決別して良いと思う。それ以外の国々とだけ友好にすればいいのだ。日本の友人にチンピラは不要だ!

※米国はチンピラじゃなく任侠系のヤクザの親分さんだ。
少しばかりのメカジメ料を払っているうちはチンピラと違いある程度の道理は通じるし義理人情は厚い。親分の力があるうちは街(地球)の平和は保てる。
ちょっとくらい親分の力が弱まったからといって甘く見てはいけない。日本は憲法を改正し核の傘を外れても十分な軍事力を持つまでは親分を敵にしてはいけないのである。

チョンコロを非難するとともに、もう一つ日本国内に居る反日日本人を徹底的に糾弾し、朝日新聞を廃刊に追い込むべきである。

慰安婦問題の「主犯」は福島瑞穂弁護士



竹島問題が慰安婦問題を再燃させ、なぜか尖閣諸島まで飛び火しているが、愛国心に燃える前にまず基本的な事実関係を理解しておいたほうがいい。本書は先週のニコ生にも出演してもらった西岡力氏の解説である。

慰安婦問題の特異性は、日本人が創作した話だということだ。ふつう「私が犯罪者だ」と嘘をつく人はいないが、奇妙なことに戦争についてはそういう「詐話師」がいる。この問題の発端となった吉田清治がその最たるもので、彼の『私の戦争犯罪』には、済州島で「慰安婦狩り」をした様子が詳細に書かれているが、なんとすべて嘘なのだ。本人ものちに「フィクションだ」と認めた。

ところが吉田の話に目をつけて日本政府を相手に訴訟を起こそうとしたのが、福島瑞穂氏や高木健一氏などの弁護士で、彼らは韓国に渡って原告になる元慰安婦を募集した。そこで見つけたのが金学順で、彼女はNHKにも出演して「親に売られてキーセンになり、義父に連れられて日本軍の慰安所に行った」と証言した。この話をNHKに売り込んできたのが福島氏で、彼女はスタジオに立ち会って金にせりふを教えていた。目的は、軍票(敗戦で無効になった)で支払われた給与の賠償だった。

しかし朝日新聞の植村記者がこれを(吉田のストーリーにそって)「女子挺身隊として強制連行された」と誤って報じたため、福島氏らは訴状を「軍に連行された」と書き換えた(だから彼女は「強制連行」が嘘であることを知っているはずだ)。その原告団長は植村記者の義母だったが、のちに裁判費用を詐取したとして逮捕され、行方をくらました。

要するに戦争をネタにもうけようとたくらんだ旧軍人が「軍の性奴隷」という猟奇的な話をでっち上げ、それを政治的に利用しようとした日本の弁護士が韓国人をけしかけ、朝日新聞がそれに乗せられたという構図だ。したがって主犯は福島氏で、朝日は問題を拡大した共犯である。

この騒動で福島氏は「人権派弁護士」としてマスコミにデビューし、国会議員にもなったが、彼女のおかげで日韓関係はめちゃくちゃになった。今回の慰安婦騒動に彼女が沈黙を守っているのは、ここまで嘘がばれてしまうと取り繕いようがないからだろう。朝日新聞とともに彼女にも説明責任がある。国会で説明すべきだ。
靖国問題は・・・朝日新聞記者加藤千洋の捏造記事が発端 
南京問題は朝日新聞本多勝一の捏造記事
教科書問題は日本テレビ記者の誤報をマスコミ各社が調べず報道し自民党鈴木内閣の宮澤喜一官房長官談話が発表されたのが原因。

中韓に譲歩すればするほど、日中韓関係は悪化するのである!

竹島問題の原点である江戸時代の幕府と李氏朝鮮間の鬱陵島帰属問題の解決方法が平和主義的に朝鮮に譲歩したのが問題であったろう。

江戸初期80年間日本が鬱陵島を実効支配していたにもかかわらず、江戸幕府・対馬藩・鳥取藩の問題意識の差と李氏朝鮮の南人派・西人派・少論派による党争で外交問題が今日のように泥沼となった。 

江戸幕府は武力をもって争う事はできなくはないが、距離的にも朝鮮半島に近い小さな島で友好関係を損なう事は無いだろうと、江戸幕府は平和主義的に譲歩した。この時 鬱陵島(当時の日本名竹島)と隣接する干山島(朝鮮名竹嶋)を朝鮮領として譲歩したが、1952年李承晩が竹島(当時の日本名松島)まで韓国領だと拡大解釈したのが竹島問題の原点だ。

歴史的に日本は中国・韓国に対して玉虫色の平和主義的譲歩をすると問題が拗れ後世に禍根を残す。道理が通じない朝鮮や中国・ロシアには強く日本の主張を貫く姿勢をとることが平和に通じるのである!

投稿した異邦人君 少々古いがこの動画を観たまえ!世界中で朝賎人韓国人が嫌われているようだぞ!

朝賎人に生まれた異邦人君を哀れに思うよ。

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また、痛ましい通り魔事件が起きた。本当に痛ましいです。亡くなったお二人の方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。特に亡くなった音楽プロジューサー南野さんには妻と6歳、5歳、2歳の3人の娘がいるという。幸せな家族が一転本当に痛ましい。ご遺族の方々にかける言葉もみつかりません。謹んで哀悼の意を表します。
このような悲惨な事件が起きたとき、我々はいったい何に怒り、怒りはどこにぶつけたらいいのか?日本の社会は、おかしむなってしまったのか?いったい日本はどうすべきか。社会はどうあるべきか?つい自問自答したくなる。

それにしてもおかしな話ではないか!刑務所に入っていたときは住む所と三食ご飯がついているのに、娑婆(社会)に出たら不安で不安でしかたがない。死にたくなるくらい厳しい社会で絶望し死にたいという。犯人は再び刑務所に戻りたかったのだろう、人を殺して死刑になろうというという考えは短絡的すぎる。

何故、自分が死ぬ手段として、他の方法ではなく、他人を巻き添えにした無差別殺人をおこすという方法を選ぼうとおもう者がこうも沢山現れるのか。

池袋通り魔殺人事件秋葉原通り魔事件下関通り魔殺人事件土浦連続殺傷事件附属池田小事件・・・・京都祗園の暴走事件ももしかしたら一種の通り魔だったかもしれない。

か弱い子供を殺傷した 池田小学校事件の宅間守も、喜んで死刑になったという。

精神異常なのか?他人を道連れに殺人事件を引き起こすほどの絶望はいかなるものか?他人を巻き添えにした無差別殺人をおこすという方法を選ぼうとおもう者が現れるのか?

4月のはじめ、私は東急田園都市線の某駅で飛び込み自殺を目撃している。 お年よりだったらしいのだが、一瞬子供がホームから線路に堕ちたように見え、そこへ電車が侵入した。ホームに居た人々は一斉に背を向けたり身を縮め呆然としてしまった。電車が止まって時間も止まった。駅員が駆けつけ様子を見る。落ちたのは子供ではなかった、子供だったら親が半狂乱になっているはずだが、親らしきひとは居ず、他の目撃者の方は皆お年寄りだったとささやいていた。

一瞬でおきたことは何も対処ができない・・・この無差別殺人も周囲の人間も何も出来なかったのであろう・・・

一家心中も通り魔事件も鉄道自殺も全ては深い絶望がそうさせるのだと思う。絆、絆と叫ぶほど、日本には絆がなさ過ぎる事を悟ってしまう。このような事件は再び起こるであろう。

結局は社会が不景気だからなのかもしれないが、怒りと憎しみを共有するだけでは事件から何の教訓も得ることはできないのです。

私も営業職をしていて死にたくなるくらい逃げ出したいことが多々ある。でも必死に死なないことを選んでいます。

今の社会は、誰もが簡単に社会から落ちこぼれ、簡単に阻害される可能性があります。そして一度落ちたら簡単に這い上がれないようにな構造になっています。絶望は破壊的な衝動を生みます。

負の破壊的な衝動が、内へ向かえば自殺となり、外へ向かえば殺人となります。 

21世紀に入ってから、国民総被害者意識みたいな時代になってきているように思います。このブログでも民主党や護憲主義者が悪いとか、官僚が悪いとか中国が悪いとか・・・・確かに誰かを悪者にして心の平穏を保っているのかもしれない。

今日日本中各地で一億相被害者意識みたいな怒りがすごく多い気がします。 やはり日本の経済が失速したこととか、思うように人生を生きられないとか、将来への不安など、今の空気・時代背景があると思います。

小泉ポピュリスト内閣も、民主党政権になって以降も、小沢一郎や小粒な政治屋達は 世の中に媚びる政治家たちがそういう風潮を助長している。彼らはまるで政治がなんでも解決できるかのような言い方で、怒ったり謝ったりする。

怒りに媚びて、政治的に利用する。タチの悪い嘘です。怒れば怒るほど無力な存在になっていく。世の中を怒りが覆っている背景には、社会の激変があるでしょう。年功序列、終身雇用が崩れた。仕組みが壊れ割を食った人たちにしてみれば、すごく不愉快で、怒りが爆発するわけです。

負け組勝ち組もそうですが、そういう怒りが日本を分断し、人と人を分断させるんだと思います。分断すると協力し合うということがなくなる。被害者意識が生まれて足の引っ張り合いが始まったりする。 

大阪の事件の犯人は、出所してきたばかりで職も家も無かったそうです。
もし、私たちの社会が一旦社会からドロップアウトした人間をしっかりサポートする体制が必要です。なぜなら日本は共同体を消失したアノミー社会だからなのです

かつて、農村は村社会という共同体があって人々は不自由であったが帰属する安心感があった。武士は奉公する藩(家)が共同体であった。

日本には宗教が無く、規範が存在しなかった。宗教への帰属意識は無く日本は宗教的共同体がありません。明治維新で藩がなくなり知識層であった武士は共同体を失ってしまった。そこで新政府は天皇を一神教の神に仕立てることにより日本を擬似家族として共同体を保った。

第二次世界大戦を敗戦で迎え、天皇の人間宣言により人々は規範を失ってしまった。三島由紀夫の英霊の声では英霊が人間宣言した天皇陛下へ文句を述べている。

天皇陛下の人間宣言により規範を失ったが、農村では村社会という共同体が宗教に代わる善悪の規範を与え、都市部でもお天道様や世間様という共同体意識が残り善悪の規範が保たれていた。そして企業が擬似共同体として残っていた。

ところが経済成長により農村共同体が破壊され、都市部には農村より雑多な人が集まり都市共同体も消え去った。そしてバブル崩壊後の不況は年功序列や終身雇用といった日本的経営が保てなくなり企業の擬似共同体も破壊してしまいました。これで日本には規範を与える共同体は官僚や公務員ぐらいしかなくなり、日本には急性アノミー状態(無法律状態=アノミアー)になってしまった。

今の日本には規範を回復し、道徳を復活させるには共同体を再生する必要がある。ネットによるソーシャルネットワークもその答えのひとつかもしれないし、3.11以降の絆ブームも人々が共同体を再生したいと願う表れではないかと思うのであります。

私は、常々このブログで書いていますが、戦前のように天皇を家長とする擬似家族を再生するのも一つの答えかもしれないと思っています。



ゲマインシヤフト(共同体)が崩壊すると、人は「アノミー」=無規範(状態)あるいは無連帯(状態)に陥ることが多い。アノミーとは社会的状態だけでなく、それによって生ずる心理的危機をもあわせ意味するのが従来の用語法における慣用である。
 
社会学者のデュルケムは自殺について研究し、社会がアノミー状態のときに自殺率が上昇することを確認した。毎年3万人の自殺者を出す日本をアノミー状態であるで説明することは容易であろう。
 
現代目本における急性アノミーp162~165
\?\᡼\? 1現代日本における急性アノミーは、社会を根底からくつがえす契機を内包しているが、 その源泉は、①天皇の人問宣言、②デモクラシー神話の崩壊、③共産主義神話の崩壊の三者である。もとより、最も致命的であるのは①であり、②も③も、①の原形をたどりつつ急性アノミーに導かれたことに注目されるべきである。
 
つまり、戦後デモクラシーも共産主義も、天皇の人間宣言によって「失われた秩序の再確立」を目指したものではあったが、そのために必要た条件が満たされず、同様た過程をたどりつつ(逆コース。スターリソ批判および中ソ論争)崩壊したと思われる(本稿では、この点に関する分析省略)。ゆえに、以下では①に焦点を合わせて分析を進める。
 
戦前の日本において、「象徴としての、『天皇』は、或は、『神』として宗教的倫理の領域に高昇して価値の絶対的実体として超出し、或は又、温情に溢れた最大最高の『家父』として人問生活の情緒(ゲミユート)の世界に内在して、日常的親密をもって君臨する。しかし又その間にあって、『天皇』は政治的主権者として万能の『君権』を意味していた」のである。ゆえに、天皇の人間宣言は、根本規範(グルントノルム)の否定であり、全宇宙の秩序の崩壊である。このことによって生じた急性アノミーは致命的なものとならざるをえない。そこで、頂点における天皇シソボルの崩壊によって、「国民の国家意識は、・・・・その古巣へ、つまり社会構造の底辺をなす家族・村落・地方的小集団のなかに還流」することにたる。

このことによってのみ、致命的な急性アノミーによって生じた「孤立感と無力感を癒し」、「大衆の心理空白を充たす」ことが可能であるからである。いかにも、村落共同体(およびそれを原形としてつくられた集団)こそ、底辺から天皇制を支えた日本の基底であった。

ところが、村落共同体もまた安住の地ではありえない。すでに村落共同体は、身分秩序と共同体的生産様式に内在する矛盾の展開により解体の危機に直面していたが、終戦とともに、確実に解体を開始する。そして、この解体過程を全面的なものとし決定的に加速化したものこそ、高度経済成長のスタートである。 
 
共同体的機能集団への再編解体した村落共同体にかわって、組織とくに機能集団が運命共同体的性格を帯びることにたる。これを、共同体的機能集団と浮ぶ。このことこそ、現代日本の最大の組織的特徴であり、現代の危機の構造も、かかる杜会学的特徴をもった共同体的機能集団の独特な運動法則によって規定される。

この、共同体的機能集団こそ、大日本帝国の組織的特徴たる頂点における天皇制的官僚機構と、底辺における(村落)共同体的構造とを再編し、一つに統合するものである。

丸山真男教授は、「日本の近代国家発展のダイナミズムは、一方、中央を起動とする近代化が地方と下層に波及・下降して行くプロセスと、他方、右のような『むら』あるいは『郷党杜会』をモデルとする人問関係と制裁様式…が底辺から立ちのぽってあらゆる国家機構や杜会組織の内部に転位して行くプロセスと、この両方向の無限の往復から成っている」とし、大日本帝国の特徴を、頂点における天皇制官僚機構と、底辺における共同体的構造とその社会的媒介としての共同体を基礎とする地主=名望家支配としてモデル化し、意識的にその結合をイデオロギー化したのが、いわゆる家族国家観であるとする。たお、このような大日本帝国は、「官憲国家としての身分秩序と資本主義経済という相互に矛盾した契機の微妙な均衡を基礎」としつつ存立しえたともいえよう。
 
現在においては、共同体的身分秩序と資本主義的機能集団(としての要請)という相互に矛盾した契機の微妙な均衡は、この共同体的機能集団という同一の集団に基礎をおくこととなる。


今日の日本社会では会社ですらゲマインシヤフト(共同体)ではなくなってしまい、宗教も無い日本は、真性のアノミー状態にあるといえよう。
  
相互扶助は、ある程度政府主導、地方自治体が担わなくてはならない状態にある。従来の共同体への参加は自由意志で行うものではなく、生まれ育ったか、企業による共同体のように、一生忠誠を誓う組織に参加したか否かであった。
 
今後日本が再構築すべき共同体は、町内会的なものなのか、NPO、市民ボランティアなのか未だ見えない。可能性としてはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)によるゲマインシヤフト(共同体)の再構築もありえるが、少々非現実だ。まさにバーチャル!
 
政治レベルで、ゲマインシャフルト(共同体)の再構築を提案を行い、日本社会のグランドデザインを書き換えようという時期にきているのではないだろうか?
 
私、個人的意見としては、憲法を改正し、自主憲法を制定することだろう。天皇陛下を中心とした擬似家族的社会の復活、教育勅語を現代語にて復活させ規範を与える事こそ、日本社会復活の最も近道かもしれないと思うのであります。



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私の個人的な生業を暴露するわけではないが、今週はエルピーダメモリーのおかげで大変忙しい一週間でした。おかげで疲れてブログの更新も儘なりませんでした。

本日は追証未入口座の強制決済やナンキン割れ口座のチェックなど、あまり愉快ではない仕事に追われました。不運な投資家の皆さんの心中を慮(おもんばか)ると胸が痛みます。

昔日本は「経済一流、政治三流、外交五流」と言われていましたが、いまや「経済三流、政治五流、外交不能」ではないでしょうか?

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「中国は21世紀の覇者となるのか?」ヘンリー・キッシンジャーファリード・ザカリアvsニアール・ファーガソン、デビッド・リー(李稲葵)/著を読んだ。ディベート形式で中国が21世紀の覇権国であることについて中国肯定派と否定派に分かれて中国の未来を論じている本であった。
ところがこの四人の議論で、肯定派も否定派も中国の未来を占うのに必ず日本を引き合いに出す。

副題が世界最高の4頭脳による大激論であったが、あまりに酷い中国と日本の認識であった。 なにが世界最高の4頭脳だ!
p39-40
日本をどう見るか
グリフィス:本ディベートにおいて、一連の魅力的な主張が結晶しつつあります。そしてそれを促していくために、両陣営に、相手方の開幕の主張に対する意見を手短に述べていただきたいと思います。具体的には、相手方の主張のうち、最も同意できない点を述べていただきたいのです。ニーアル、まずはあなたから反論をどうぞ。

ファーガソン:フアリードに質問したいのですが、もし中国も日本の二の舞になるというあなたの説が正しいとしたら、日本がけるかに小さな国であること、そして中国が相対的にずっと開発程度が低い国であること、というあなた方お二人ともが指摘した点を加味して、どう思われますか? もしあなたの言う通り中国が日本のたどった道を経済的にたどるとすれば、間違いなく21世紀は中国のものになるでしょう。なぜなら、日本が一九八〇年代後半から陥ったような停滞に突入する前に、中国は世界のGDPシェアの大きな割合ばかりか、グローバルなパワー・バランスにおいても巨大な力を占めることになるからです。なぜなら、日本と違い、中国は日本が一九四五年に被ったような軍事的敗北によって主権を失ったことは1度もないからです。したがって経済的にも地政学的にも、中国が日本のだとっだ歴史をなぞるというなら、あなた方陣営にとって、それは非常に恐ろしいものになるはずです。
グリフィス ファリード、反論は?

ザカリア 日本を例に出しだのは、単に何事も一直線には進まないということの実例にすぎません゜どんな国も、とりわけ経済的な現代化の程度を進めていく上では、自らが抱えている問題に直面するものです・過去一〇〇年を通じてヽ国民一人当たりのGDPで一万二〇〇〇ドルを超える国を探してみると、非常に限られたことであるとわかります。ざっと五力国だけです。
(略)
以上はほんの一部だが日本を完全に過去の国、終わってしまった国として捉えている。

ふざけるなと憤ってみても現状の日本は政府は無能であるのはわかっていたが、政府がダメでも民間は・・・ところがMade in Japan ブランド半導体、家電、太陽電池、携帯電話と次々に競争に敗北している。これはある程度認めざるをえない。

リンクのエルピーダよ、2度目の敗戦を無駄にするな社長とアナリストが語る「負けた原因」は大間違い を読むとエルピーダの経営破綻の原因を、「DRAM価格の下落、歴史的円高、震災、タイの洪水」ではなく「DRAMを安く作る技術でサムスンに負けた」高品質すぎて低収益体質であるという。

歴史的な円高、3.11、タイの洪水が日本の製造業の息の根を止めたかもしれない。半導体や家電で稼ぎまくった電子立国日本は完全に「電子立国日本の黄昏」となってしまったのだ。

通貨の番人として日銀の機能は有能に働いているのは事実だ。デフレ政策により物価が安定し、名目金利が上がらないために、膨大な赤字を続ける日本政府が高金利の負担による破綻から延命できるのも事実ではある。

だが、円高はリーマンショック以降米国、欧州など世界中が通貨安政策を取る中、国際的ホットマネーが円を逃避先と評価したのも半分だが、日銀の怠慢な政策によるのも半分である。

日本の金融機関にしてみれば実質金利が高いために、国民から預かった資金を国債で運用すれば何も努力せずに巨額の利益が転がり込んでくる。

そのおかげで低金利は年金の運用を困難にしてしまった。AIJという公的詐欺師が跋扈する社会が出現してしまったのである。

AIJの事件はオリンパス損失隠蔽事件、大王製紙創業家御曹司の放蕩事件、原発事故で顕わになった東京電力の体質と根本的に共通な原因なのである。現在の日本人が劣化してしまったのではないかという根本的な疑問を持ってしまう。

◎ちなみに2004年と2006年女子高生のスカートの中を手鏡で覗き現行犯逮捕された、ミラーマンこと植草一秀がAIJ投資顧問の顧問であったことには大笑いしてしまった! 植草一秀は性癖を暴露され大恥をかいた。国策逮捕だと国家への憎悪に凝り固まった生きた怨霊である。植草一秀は所詮胡散臭い人物なのである。それでも昔は経済学者として尊敬していたのだが・・・人間として弱かったのであろう◎

AIJ投資顧問が受託していた約2000億円の年金資金の約9割が消失した事件も事件が起きてから、AIJが標榜していたような運用実績、特にリーマン・ショックの前も後もプラスというのは神様以外にはあり得ない運用成績だと今更騒いでも遅いのである。

AIJ事件は孤独な老人が騙された豊田商事事件と同類ではない、日本の屋台骨を支えるようなエリートであるべき年金基金運用担当者がありえない運用成績に疑問を持たなかったことが重大なのだ。

膨大な資金を運用する年金基金の運用担当者が投資について素人で、「ヘッジファンド」という言葉に幻想を抱きヘッジファンドの運用の仕組みやリスクを正しく理解せず、漠然とリターンの良さに期待してしまったのである。

これは、皆さんがお勤めの会社でもよくあることだと思うが、無能な企業経営者が、年金基金の運用担当者に、現在の経済金融情勢ではあり得ないリターンを求めたからだ。担当者は「一発逆転」を狙い、AIJの虚偽の運用成績に騙されてしまったのだ。

現在多くの年金基金の試算では、将来の年金給付が賄えない状況になっている。ある種の破綻状態にある。 金融庁はAIJの問題を重く見て、投資顧問会社の一斉調査に乗り出した。だが、杜撰な投資顧問会社を今まで野放しにしていたのは金融庁の責任だ!

政治家も企業経営者も年金の運用担当者も無責任すぎるのだ。これは共同体を失い規範を失った日本においては当然の帰結だと思う。みな国家とか日本の将来といったことを意識していない。現憲法下愛国教育を受けていない日本人は皆半径10メートルほどのことにしか興味がなく、日本人としての責任を果たしていない。

しかし、21世紀にはいり世界中に日本文化が伝わりCoolJapanカワイイが世界を席捲している。そして3.11における日本人の行動は世界中で賞賛されている。日本人が劣化しているのではなく日本社会の根本の何かがオカシイのである。

上記の「中国は21世紀の覇者となるのか?」にそのヒントが書いてある。
なぜなら、日本と違い、中国は日本が一九四五年に被ったような軍事的敗北によって主権を失ったことは1度もないからです。

日本は第二次世界大戦で敗北し主権を失った。この主権を失った期間に、米国はこの恐ろしい日本を二度と対米制裁戦争をさせない仕組みとして、現日本国憲法を制定し、東京裁判史観を日本人に殖え込んでしまったのだ。

現状の日本はサムライの気質が消え、お公家的な気質が強い国家となってしまっている。TPP問題にしても鎖国して内向きになりたい情けない日本人があまりにも多い。
しかも、この日本から主権を失わせた根本原因である日本国憲法を未だに後生大事に改憲しようとしないのだ。

いまでは、護憲派の最右翼である日本共産党は 昭和22年(1947年)まで、日本共産党は「憲法九条は認めない」と立派な見識をいっていました。

「軍隊を持たない主権国家などあり得ない」という論拠からで、当時の日本共産党の最高指導部は全員声をそろえて現日本国憲法、特に憲法九条を問題としていました。
昭和21年に憲法九条論争が行われましたが、そのとき日本共産党は大変立派な態度を取っています。昭和21年の衆議院と22年の参議院で、当時の吉田首相に「主権国家は必ず独自の軍隊を持つはずだ。そうでなければ独立した国家とはいえない」と質問した。

れは正しい国家観であるとともに、当時の常識であり、世界のどの国の国際法の教科書にも、主権国家には自国の軍を持つことが学問の大前提として書かれています。

「軍隊がなければ、誰が日本の国家の安全を保障するのか。いまは占領されているから占領軍が保障するが、いずれ彼らは帰っていく」という、日本の将来まで見通した立派な見識を、当時の日本共産党は示しました。

ところが、いつの間にか日本共産党は憲法九条の否認を口にしなくなりだしたのだ。

そもそも共産主義者のバイブルであるレーニンの「国家と革命」には「共産主義革命を起こせば国家はなくなる」と書いてあるので当事の日本共産党の見識が共産主義と離れていたのかもしれない。

共産主義は人間の不幸はすべて国家から来るものであり、国家は労働者階級を抑圧するための道具、階級搾取をする道具であると認識しているのだから、国家を存続させないという考え方なのだ。

共産主義者達の考えでは、大昔の国家は農奴、もっと古代の国家は奴隷を捕らえ、彼らから搾取して特権階級が豊かになった。封建時代の地主は、農奴を搾取してぬくぬくと暮らしている。資本主義社会も、労働者から搾取する社会にすぎない。

だからこそ、最下層にいる虐げられた労働者が立ち上がり共産主義革命を実現させたら、もはや搾取する階級はなくなり、国家もなくなるという話です。なぜなら国家は人々を抑圧することを目的とするものだから、というのだ!

共産主義の世の中では国家はいっさい必要く、人々が国境を越えて横につながり、全世界の労働者が団結すれば世界は一つになる。世界中の労働者が連帯して立ち上がれば、世界革命に発展して世界から国家がなくなり、戦争は起こらなくなる。今共産党が反対するTPPグローバリズムと相反する考え方です。

これからの経済社会を考えるときに重要なことは、「国家」という枠組みをどう考える
かです。日本は国家であるとか社会生活を行うために最低限の国益とか愛国教育を怠ってきた。

AIJ事件にしても「自分に賃金が入ってくればいい」「自分が高給をもらえるなら、どこの国の企業でもいい」「どの国に税金を納めているかなど関係ない」といった国家国民を育てなかった日本教育の失敗である。

官僚や公務員・エルピーダ・オリンパス・東電の社員に限らず日本国民の意識は国家国民としての意識が欠乏しているから考えていない。原発に反対している人達は利他的な意識に欠け、国家や国民であるという意識がないのである。自分と半径10mの平和を求める近視眼な発想がそこにはある。

自分のアイデンティティと相反する経済活動を是認するのは、人間にとって必ずしも自然な行動とは言い切れない。

 われわれ普通の日本人から見て、日本に税金を払い、日本に帰属意識を持っている企業とそうでない企業は、やはり天と地ほど違います。

確かに我々国民が政府の官僚の言うことに疑念なく従うのではなく、国民一人ひとりが考えて行動すべきです。国民一人ひとりが天下国家を語れるようになるべきであると感じるのですが、それが無理でもせめて国家を支ええるエリート層、読書をする層は、国益を考え、国家として日本人としての矜持を持たなくてはならない。

残念ながら今の日本は政治家政府官僚は言うに及ばず、無能な国民だらけであることを認識しなくてはならないのかもしれません。

日本の再生は憲法改正と教育改革からしかはじめるしかありません。



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島田裕巳氏はオウム真理教を擁護して、私も島田氏を真理が読めない宗教学者として白眼視した。オウムと関わる前は村上春樹氏の1Q84のモデルとなったヤマギシ会にも参加し筋金入りの愚か者と思っていた。

だが、島田裕巳氏は批判を甘受し逃げ隠れせず執筆を続けた。私は彼の宗教論については山折哲雄氏と同じように評価したい。新進気鋭では釈徹宗氏もいい。

本日(2011年10月10日)欧州銀デクシアがギリシャ国債の影響で初の破綻となった。
世界経済はこの現実からもはや逃げることができない。

P20-21
日本の文化、とくに仏教を中心とした日本の宗教的な文化のなかでは、死という事柄が重視され、いかに死ぬかということがもっとも重要な課題と目されてきた。
そのあたりのことについて、西欧社会に禅を紹介した鈴木人拙は、『禅と日本文化』(岩波新書)のなかで、「日本人は別段、生の哲学は持たないかもしれぬが、たしかに死の哲学は持っている」と指摘している。
日本人の死の哲学と言ったとき、よく引用されるのが江戸時代の中期に、肥前国(現在の佐賀県・長崎県)鍋島藩の藩士であった山本常朝が記した『葉隠』という書物のなかにある「武士道といふ、死ぬ事と見付けたり」ということばである。

この考え方は、『葉隠』だけに見られるものではなく、同時代に武士の生き方について説かれた他の書物のなかにも見出すことができる。たとえば、兵学者で広島藩、会津藩、福井藩などで軍学を講じた大道寺友山は、その著書『武道初心集』のなかで、武士にとって最も肝要な考えは、元旦の暁より大晦日の終わりの一刻まで日夜念頭にもたなければならぬは死という観念である、と述べている。

人はいつか必ず死ぬ。死なない人間はいない。それは人間が生物の一員である限り、免れることのできない運命であり、人間の生命は無限ではない。しかも、人はいつ死ぬか分からない。震災という事態は改めて私たちにその事実を突きつけた。
だが島田氏は平時と戦時によってその生死感が異なるという。
p30-33
新渡戸は、若い武士たちの覚悟の切腹や、忠義のために子どもを犠牲にすることを手放しで礼賛しているわけではない。ただ少なくとも、そうした行為に及んでしまう武士の精神、武士道のあり方を高く評価し、そこに日本人としての誇りを見出そうとしている。新渡戸は、ベルギーの法学の大家に対して、『武士道』という著作を通して、キリスト教の倫理道徳に勝るとも劣らない日本人の精神性の気高さを誇示しようとしたのである。

けれども、『葉隠』や『武道初心集』が死ぬ覚悟をめぐって観念的な方向にむかってしまったのと同じように、新渡戸の描く武士道も、現実には存在しなかった虚構の世界である。だからこそ彼は、歌舞伎(浄瑠璃)の世界に根拠を見出すしかなかった。死ぬ覚悟を強調し、死の美学を追求しようとする武士道は、あくまで虚構の上に築かれたフィクションであるとも言えるのだ。

それでも、『葉隠』にある「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」ということばは、明治以降近代化を進めた日本が、欧米列強と軍事的にも対抗し、戦争の時代に入っていくと、戦場に赴く人間を死へと駆り立てていくスローガンとしての役割を果たすようになっていく。

軍人に引き継がれた思想
戦場に赴いた軍人たちは、自分を武士になぞらえ、死ぬ覚悟をもつことを理想とするようになっていった。それは、実際の戦場で敵に追い詰められた際の自決や玉砕という行為に結びついた。降伏して捕虜になるよりも、死を選ぶということが軍人のあり方として称揚されたのである。

さらにそれは戦争末期における特別攻撃隊に発展していく。特攻は、戦闘機や魚雷艇に乗り込んだ人間が、敵の空けや戦艦に体当たりをするもので、自分の命を犠牲にすることが前提になっていた。特攻隊に加わった人間たちは、すでに車隊に召集された時点で死ぬ覚悟を囚めており、その点では、特攻に加わることは特別なことではなかったのかもしれない。だが、死ぬ覚悟を固めることが武士道と結びつけられ、死ぬことに価値がりえられることで、特攻は美化されていったのである。

戦争が終わると、価値観は一八〇度転換した。戦時中の軍国主義に対する反省が起こり、『葉隠』が説く死ぬ覚悟や死の美学は、戦争を肯定し、それを美化する試みとして、まっこうからその価値を否定されるようになっていく。

しかし、『葉隠』が書かれたのは、武士が戦場に赴くことがなくなった時代であり、それはむしろ戦後の状況に近かった。その点では、差し迫った危機が遠ざかった時代にこそ、『葉隠』や『武士道』に示された観念的な思想、死の哲学は意味をもち、広く受け入れられる可能性をもっていた。

実際にその可能性を追求したのが作家の三島由紀夫である。三島は、一九六七(昭和四二)年九月に『葉隠入門』(新潮文庫)という本を刊行している。この本で三島が執筆した部分は短く、後半は『葉隠』からの抜粋になっている。この本が刊行されたのは、三島が、彼が組織した「楯の会」の会員たちとともに市谷の自衛隊に乱入し、自決する三年ほど前のことだった。『葉隠入門』に書かれた三島の死についての考え方をたどっていくと、なぜ彼が自決という行為に走ったのか、その背景が理解されてくる。

葉隠れや武士道の精神は平時の精神に過ぎないのである。

五輪の書を書いた宮本武蔵は葉隠れの精神とは一線を引いている。
p44-47
武蔵が生きていた時代には、まだ戦乱が続いており、自分の身を守るために、あるいは仕えている主君に報いるためには、剣の腕を鍛え上げ、その力で生き抜いていかなければならなかった。自分が剣で敗れるということは、個人としての敗北にとどまらず、多くの人間を危険にさらすことを意味した。もし武蔵が死の美学を強調し、美しく死ぬことに意義を見出したとすれば、それは他者の命を犠牲にすることに直結した。

それは武蔵のような剣士にだけ言えることではない。戦いが日常化した世の中においては、誰もが戦うことによって生き抜いていかなければならなかった。それは、武蔵が『五輪書』で語っているように、出家にも、女や百姓にも共通して言えることだった。

その意味で重要なのは、死ぬ覚悟ではなく、「生きる覚悟」であった。平和で穏やかな日常が続くなかでは、死ぬ覚悟を説くことが美しく思える。だが、戦乱が続き、平穏な日々が存在しないときにおいては、何としてでも生き抜いていくということが求められる。死の美学など少しも必要とはされないのである。

自分のために、他者のために

死ぬ覚悟という言い方はよく聞く。だが、生きる覚悟という言い方は、当たり前過ぎるのか、それほど聞くことはない。その上、生きる覚悟の方が、死ぬ覚悟をするよりもはるかに容易に思えるかもしれない。
けれども、本当に重要なのは、そして、より難しいのは、死ぬ覚悟ではなく、生きる覚悟の方である。

武蔵のような剣士が戦場に赴いたとする。戦場にあれば、死の危険性は身近に追っている。大坂夏の陣でも、島原の乱でも、相手にする敵は違うが、相対する二つの陣営は死に物狂いで戦った。そうした場に自分の身をおけば、そこから逃げるわけにはいかない。その際には、実際に死の可能性があるため、自分の死を覚悟するしかなく、それ以外の選択肢はない。戦場にある者は、自動的に死ぬ覚悟をしている。

では、戦場において生きる覚悟をするとしたら、どうなるのだろうか。戦闘が激しいものであればあるほど、命の危険は大きくなり、その場面を生き抜くことは難しくなる。

あるいは、自分の命を守ろうとして逃げ腰になれば、同じ陣営に属する仲間を犠牲にしなければならない。

それでも生きる覚悟を決めたとしたら、死に物狂いで戦いつつ、自らの命を守り続け、しかも、仲間の命を救っていかなければならない。たんに自分の命を守るだけでは、それは本当の戦いにはならない。戦いは二つの集団同士のぶつかり合いであり、集団が勝利を収めなければ意味をなさないからだ。そして、自分の属する集団が負ければ、自分の命も危うくなる。敵は、生き残った相手方を皆殺しにしようとするかもしれないからである。

武蔵は、『兵法三十五箇条』や『五輪書』に書かれているように、いかなる戦場に赴いても、あるいはいかなる戦闘の場面に遭遇しても、それを生き抜いていく覚悟を決め、そのためにはどういった工夫と鍛錬が必要であるかを見出そうと試みた。実際、生涯において一度も負けを経験することなく、六〇年あまりの生涯をまっとうした。その点で、武蔵は生きる覚悟をもって、それを貫き通したのである。

死ぬ覚悟をしたとしても、それで死ぬわけではない。逆に、覚悟を決めていてもいなくても、突然死に襲われることはある。その点で、死ぬ覚悟と死とは直結しない。その意味で、死ぬ覚悟はやはり観念に過ぎない面がある。

死をつねに意識することで、今の行為にすべてを集中できるという効用はあるかもしれない。だが、その思いを継続させることは難しい。念頭に死があるなら、あくびなど出ないはずで、『葉隠』にあるように、あくびを止める方法など説く必要もない。また、酒席につらなること自体、死ぬ覚悟の対極にあるはずである。

死を覚悟したときにいかに振るまうか

問題は、実際に死が身近に追っている場面に遭遇したときに、どう振る舞うかである。
その際に、すでに死ぬ覚悟を決めているとして死を受け入れるなら、それですべては終わってしまう。いさぎよく見える死に方はできるかもしれないが、それでは自己満足に過ぎない。三島由紀夫の自決には、まさにその面があった。
なるほど、この箇所だけでも本書を読んだ価値がある。生きる覚悟の方が死ぬ覚悟よりもより強い意思が必要だ・・・

三島も1970年に死に急ぐのではなく、冷戦が崩壊した1990年代まで生きてくれてくれれば今日の日本も憲法を改正し、今日の日本のようなテイタラクな状態は避けられたかもしれません。もしかしたら三島都知事なども見られたかもしれません。三島首相にでもなっていれば・・・今頃北方領土や竹島問題は解決していたかもしれない。


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