Ddogのプログレッシブな日々@ライブドアブログ(仮)

政治経済軍事外交、書評に自然科学・哲学・聖地巡礼・田園都市ライフ、脳の外部記憶媒体としてこのブログを利用しています。2020/11/30以前はGoogle検索でキーワードを入れると常に上位にありましたが、日本のトランプ大統領デモを紹介した記事が米国でバズって以降検索アルゴリズムから排除され検索ヒットされにくい状態です。是非ブックマークをお願いします。このブログをご訪問していただいた方の知識や感性として共有できれば幸せに思います。

タグ:その他自然科学


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1 コンピュータの未来
近未来(現在から二〇三〇年まで)……
インターネット眼鏡とインターネットコンタクトレンズ
本書は米国で2011年に出版されたのだが、インターネット眼鏡のアイデアは古くからあった。グーグル社は2012年6月に早くもGoogle Glassとして実用化しようとしている。
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更にワシントン大学パルヴィーズ教授のグループは10ミクロンLEDをコンタクトレンズに埋め込みの3600画素のインターネットコンタクトレンズを開発しようとしているそうだ・・・・

私はメガネもかけないしましてやコンタクトレンズなど装着したこともなく、どうもコンタクトレンズには違和感がある。ミチオ・カク氏に反論するわけではないが、インターネットコンタクトレンズは医療用とか軍事用に開発されても、インターネット眼鏡ほどあまり普及しないような気がします。

インターネット眼鏡にしても、インターネットと人間が一体化することによる精神への悪影響が懸念されます。NHKで放映していたアニメ電脳コイルはその警告のような気がします。
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そういえばDBZの有名な英語のセリフ
It's over 9000!!!に出てくるスカウターも一種のインターネット眼鏡ですね。

無人運転車両
   


四方の壁がスクリーンに/フレキシブルな電子ペーパー/


仮想世界

近未来の医療

おとぎ話の世界に生きる
p51
 コンピュータの知能はいずれ安価に環境へ広まっていくだろうから、未来はおとぎ話の世界のようになると言う未来学者もいた。人が神々の力をもてば、われわれの住むその天国はおとぎの国のようになる。たとえばインターネットは将来、『白雪姫』の魔法の鏡となる。「鏡よ、鏡」と言うとにこやかな顔が現れ、地球の叡知にアクセスできるようになるのだ。おもちゃにチップを入れれば、本物の男の子になりたがった人形のピノキオのように知能をもたせられる。またポカホンタスみたいに、風や本に話しかけ、答えを返される。
人は、物体に知能があり、それに話しかけることができると考えるようになるのだ。
コンピュータは、そのうちに加齢のプロセスを制御する遺伝子の多くを突き止められるだろうから、人はピーター・パンのように永遠に若いままでいられるかもしれない。われわれは、人人になりたくないネヴァーランドの子どもたちのように、加齢のプロセスを減速させ、場合によっては逆転させることもできるようになるのだ。拡張現実(AR)は、シンデレラのように工の馬車に乗って架空の舞踏会へ行き、ハンサムな王千と優雅に踊る幻覚を与えてくれる(だが真夜中に、AR眼鏡のスイッチが切れて、われわれは現実世界に戻されてしまう)。コンピサ・Iタは大の体を制御する遺伝子を明かしつつあるので、われわれは臓器を取り替え、『美女と野獣』の野獣のように、遺伝子レペルですら外見を変えて、身体を作りかえることができるようになるだろう。
一部の未来学者は、これにより、中世の神秘思想への回帰が生じる可能性があると心配さえしている。中世にはたいていの人が、身のまわりのあらゆるものに、見えない精霊が宿っていると信じていた。


世紀の半ば
ムーアの法則の終焉


カク博士は、ムーアの法則が熱と量子力学的な微細化の限界に近づきつつあると説明します。現在のプロセッサの回路は原子20個分の幅しかなく、これが5個になると、熱によってチップが溶ける、あるいは量子論に支配されて電子の位置が決定できなくなり、電子が回路の中にあるのか、外にあるのか分からなくなるため、シリコンによる回路の微細化に限界がくると。
その限界に達するまで10年程度。それまで回路の3次元化やパラレル処理などでなんとかやりくりしつつ、シリコンの次を考えなければならないとカク博士は指摘します。
ではシリコンの先には何があるのでしょう。タンパク質コンピュータ、DNAコンピュータ、光コンピュータ、量子コンピュータ、分子コンピュータなどの名前が挙がります。
有力な候補は分子コンピュータ。ただ、分子トランジスタの大量生産と、これほど小さいものをどうやって回路にするかが課題だとカク博士。
量子コンピュータは、たくさんの課題を抱えているが、最大の課題はデコヒーレンス。外部からの振動や熱で簡単に状態がもつれて計算できなくなってしまうため、これまででもっともしっかり計算できたのは、わずか「3×5=15」。つまり量子コンピュータに計算させるのはとてつもなく難しいとのことです。
カク博士の結論は次のようなものです。まず、今後の10年はムーアの法則をなんとか持ちこたえさせつつ、その次に来るのは分子コンピュータで、21世紀の終わり頃になれば量子コンピュータが登場するのではないかと。

現実とバーチャルが混ざる/
拡張現実――観光、芸術、買い物、戦争が一変する
宇宙人と遭遇し無い限り・・・・万能翻訳機はSFの機械にしかすぎません。
ホログラムと3D
http://www.uniqlo.jp/uniqlock/swf/blog_small.swf?user_id=Bo4uxIuSX6BfwXZC
「2100年の科学ライフ ミチオ・カク/著(NHK出版)」を読む
                その6 





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2100年の科学ライフ ミチオ・カク著 技術の進展を軸に未来を予想 


[日本経済新聞朝刊2012年11月11日付]

幾分、話半分。だが、未来予想などというものは本来そういうもので、それを承知で読み進めてみると、なかなか楽しめる。著者は高名な物理学者なので、未来学も科学技術の進展に軸足を置いたものになるのは当然だが、一つの特徴は、近未来から遠未来にかけてというように、未来予想にも時間差を与えているということだ。当然ながら遠未来の方が確実性が減り、その分奔放さが増す。その奔放さに夢中になれれば、あなたはきっと想像力が豊かな人なのだ。

 例えばユビキタスなら既に聞いたことがあるが、現実と仮想を混ぜながら体験できるインターネットコンタクトレンズなら話は別だろう。眼(め)に装着したそれは小型のコンピュータで、リアルタイムで出会う人や物のプロフィールの解説が読めるという次第。介護ロボットなら既に開発途中だが、感情をもつロボットとなると、SF世界を除けばまだ当分先の話だろう。いつしか、そのロボットに追い越されて、ロボットの邪魔をしないように隅で密(ひそ)かに生き続ける人間たちなどという未来像は、あたらないで欲しい話。ただ、その流れの中で出てくる脳の分析の話は、やはり面白い。個々のニューロン(神経細胞)のシミュレーションを大型コンピュータで行うのだ。

誰の脳を選ぶかにもよるだろうが、とにかくそんなことが可能なら、人間の喜怒哀楽、空想と創造、記憶と企図のようないろいろな能力が外化され、データ化されるということになるのだろうか。悪用もいろいろ想像できるが、とにかくそうなれば従来の人間観には激震が走ることは間違いない。そこまでするかどうか、それは未来の人間たちが決めることで、私がいろいろ心配しても仕方がない。他にも抗癌(がん)ナノミサイルから宇宙エレベーターまで、いろいろな夢は尽きない。

ただ、或(あ)る意味でこれら楽観主義一色の未来像は、今後の人口爆発と環境劣化という悲観的未来像とどう向き合うかで、その実現度も違ってくるはず。華やかな未来か、暗い未来か。実は、神ではないので完全にというわけにはいかないが、そのどちらに傾くのかは、われわれ自身の気構えにもかかっているのだ。

(哲学者 金森修)
http://www.uniqlo.jp/uniqlock/swf/blog_small.swf?user_id=Bo4uxIuSX6BfwXZC
ミチオ・カク氏は21世紀の米国において最新科学を一般視聴者にわかりやすく解説するいわば20世紀末の  カール・セーガン博士の役割を演じている。
前回読んだサイエンスインポシブルで私はDr. Michio Kakuのファンになってしまった。今回も500ページ近くの厚い本でとっても読み応えがありました。
目次
はじめに――来る一〇〇年を予言する 9

来世紀を予言する/自然法則を理解する/二一○○年――神話の神々になる/時として~言どおりにならないのはなぜか?/穴居人の原理/科学という剣                                                 
1 コンピュータの未来――心が物を支配する 29

近未来(現在から二〇三〇年まで)……インターネット眼鏡と
インターネットコンタクトレンズ/無人運転車両/四方の壁がスクリーンに/フレキシブルな電子ペーパー/仮想世界/近未来の医療/おとぎ話の世界に生きる

世紀の半ば(二〇三〇年から二〇七〇年まで)……ムーアの法則の終焉/現実とバーチャルが混ざる/拡張現実――観光、芸術、買い物、戦争が一変する/万能翻訳機/ホログラムと3D

遠い未来(二〇七〇年から二一○○年まで)………心が物を支配する/心を読む/夢を録画する/心を読むことの倫理的問題/私の脳をスキャンする……トリコーダーとポータブル脳スキャン装置/念力と神々の力

2 人工知能の未来――機械の進歩 85 

人類の終わり? ASIMO 人工知能(AI)の歩み 脳はデジタルコンピュータなのか?/ロボットが抱えるふたつの課題 人間対機械

近未来(現在から二〇三〇年まで)……エキスパート・システム

世紀の半ば(二〇三〇年から二〇七〇年まで)……モジュール型ロボット/ロボットの外科医と料理人/感情をもつロボット/脳のリバース・エンジニアリング/脳のモデルを作る/脳を解体する

遠い未来(二〇七〇年から二一○○年まで)……機械に意識が芽生えるとき/ロボットが人間を超えるとき/
最も有望なシナリオ――フレンドリーな人工知能/ロボットとの融合/『スター・ウォーズ』のロボットハンド/サロゲート(身代わり)とアバター(化身)/ロボットとの融合はどこまで進むか?/特異点の前にある障害

3 医療の未来――完璧以上 153

医療の三段階

近未来(現在から二〇三〇年まで)……ゲノム医療/医者にかかる/幹細胞/クローン作製/遺伝子治療/ガンとの共存

世紀の半ば(二〇三〇年から二〇七〇年まで)……‘遺伝子治療/デザイナー・チャイルド/マイティマウス遺伝子/バイオテクノロジー革命の副作用

遠い未来(二〇七〇年から二一○○年まで)……老化を逆戻りさせる/カロリー制限/若さの泉?/われわれは死なざるをえないのか? 生体時計/不死プラス若さ/人口、食料、環境汚染/多少の希望も/絶滅生物を甦らせる/ネアンデルタール人の復活?/マンモスの復活?/ジュラシックーパーク?/新しい生命の創造/万病をなくす? すばらしい新世界/細菌戦

4 ナノテクノロジー――無から万物? 221

量子の世界/壁を通り抜ける/個々の原子を動かす/MEMSとナノ粒子

近未来(現在から二〇三〇年まで)……体内のナノマシン/ガン細胞をやっつける/血管を走るナノカー/DNAチップ/カーボンナノチューブ/ポストシリコン時代/原子のトランジスタ/量子コンピュータ

世紀の半ば(二〇三〇年から二〇七〇年まで)……変形技術

遠い未来(二〇七〇年から二一○○年まで)……レプリケーターという聖杯/レプリケーターを作る/グレイ・グー?/レプリケーターの社会的な影響

5 エネルギーの未来―― 恒星からのエネルギー 268

石油の終焉?

近未来(現在から二〇三〇年まで ……太陽光/水素エコノミー/風力発電/太陽がやってくる 電気自動車 核分裂/核の拡散

世紀の半ば(二〇三〇年から二〇七〇年まで)……地球温暖化/二酸化炭素――温室効果ガス/アイスランドを訪ねて バングラデシュとヴェトナムの洪水/技術的な解決策/核融合発電/高温核融合/NIF――レーザー核融合 ITKR――磁場のなかでの核融合/卓上核融合

遠い未来(二七〇年から二一○○年まで)……磁気の時代/磁力で走る車と列車/リニアモーターカーと磁気浮上式自動車/天からのエネルギー

6 宇宙旅行の未来――星々へ向かって 323  

近未来(現在から二〇三〇年まで)……系外惑星/エウロパ――ゴルディロックス・ゾーンの外/LISA――ビッグバン以前 有人宇宙ミッション/月着陸計画の中止/小惑星に着陸する/火星の衛星に着陸する 再び月へ 恒久的な月基地/月の水

世紀の半ば(二〇三〇年から二〇七〇年まで)……火星ミッション/火星のテラフォーミング(地球化)?/経済的メリット?/宇宙観光/ワイルドカード

遠い未来(二〇七〇年から二一○○年まで) ……宇宙エレベーター スターシップ/原子カロケット/核融合ラムジェット/反物質ロケット/ナノシッブ/地球を脱出?

7 富の未来 勝者と敗者 373

四つの力の習得

近未来(現在から二〇三〇年まで)………テクノロジーの四段階 なぜバブルが生まれ、はじけるのか

世紀の半ば(二〇三〇年から二〇七〇年まで)……勝者と敗者――仕事/エンターテインメントの未来/マトリックス

遠い未来(二〇七〇年から二一○○年まで)……資本主義への影響/商品資本主義から知能資本主義ヘ/デジタル格差?/初歩的な仕事/勝者と敗者――国家/科学を利用する/未来はだれの手にも/シンガポールの教訓/未来に向けた課題

8人類の未来 惑星文明 411

文明のランクづけ/タイプⅠ・Ⅱ・Ⅲの文明/タイプ0からタイプIヘ/テロと独裁政権/タイプⅡ文明/タイプⅢ文明/地球外知的生命探査(SETI)/新しい分類/エントロピーで文明をランクづけする/自然の支配者から自然の保護者ヘ/辰も危険な移行/知恵を求めて/未来への鍵――知恵/未来は貨物列車


9 二一○○年のある日 441

二一〇〇年一月一目、午前六時一五分 会社/帰宅/週末/デート/その後の数か月/ー年後


謝辞462
訳者あとがき168
巻末 原注
来世紀を予言する
1863年ジュール・ベルヌは100年後のパリと言う本を書いた。ガラス張りの摩天楼、エアコン、テレビ、エレベーター、高速鉄道、ガソリン自動車、ファックス、インターネットのようなもの・・・そして1865年に出版した月世界旅行、ジュール・ベルヌは驚くほど正確に未来を予測していた。彼は科学者ではないが、科学者を見つけては常に質問を浴びせ、その話をまとめ深い洞察力で未来を予測したのだという。

レオナルドダビンチも飛行機・ヘリコプター・パラシュートに機械式計算機・・・さまざまなアイデアをスケッチを残している。ダビンチも進歩的な科学者のグループから様々な助言を得ている。

ジュールーヴェルヌとレオナルドーダーヴィンチのやり方にならって、本書では、人
類の未来を変えるテクノロジーのプロトタイプ(原型)を形作っている一流の科学者たちの成果、今日、世界しゅうの主要な研究施設で実践されているれっきとした科学にを検証し100年後を予測している。100年後のテクノロジーのプロトタイプはすでに存在する。

今は科学が大きな変革を進めている時代で、発見のペースはつねに加速している。ここ数十年だけで、それまでの人類の歴史以上に多くの科学知識が蓄積されてい
るのだ。そして二一○○年までには、この科学知識はさらに何度となく倍加している。二一○○年の世界を予言するのは大変なことだ。
 p19-20
1 本書は、新発見の最前線にいるトップクラスの科学者三〇〇人以上へのインタビューにもとづいている。
2 本書で触れる科学的発展の内容はどれも、これまで知られている物理法則と矛盾しない。
3 自然界の四つの力と基本法則はおおかた明らかにされており、この法則に何か大きな変化は新たに見込めない。
4 本書で触れたすべてのテクノロジーのプロトタイプはすでに存在する。
5 本書は、最先端の研究と言えるテクノロジーをじかに目にしている「インサイダー」によって著されている
本書が100年後のパリのように予測が当たっているか、結果がわかるのは100年後ということになる。もちろん私はその結果を確認することは残念ながらできないのである。
しかし、本書を読むとあと60-70年もすると不死に近くなってくるかもしれない。
でも、そうすると世界中老人で溢れかえる惑星になってしまうかもしれない。(笑)

「2100年の科学ライフ ミチオ・カク/著(NHK出版)」を読む
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約50年前科学は光り輝いていた、科学は人類の進歩には不可欠であると・・
鉄腕アトムはそんな時代に生まれ、私(Ddog)もアトムのTVアニメ放映と時を同じくしてこの世に生を受けた。
「科学の子=原子の子」アトムはロボットでありながら意志を持ちそして無垢な心の持ち主である。そして悩み怒りながら正義を貫こうとする。「鉄腕アトム」で育った私は鉄腕アトムの生みの親である手塚治を信仰している。宇宙の真理は科学で説明されているものだと科学を信仰する科学教の教徒である。

1970年大阪万国博覧会は科学(=明るい未来=希望=正義)を揺るがない絶対的信仰に昇華させた。しかしながら、私は科学至上主義者ではない。大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」であり、科学の進歩と人類の共生がテーマの中に盛り込まれていた。

地球は約27億年前に、原始バクテリアが進化し、葉緑素を持つようになったラン藻類が生まれた葉緑素を持ったラン藻類は光合成を行い、CO2が消費されるようになった。この光合成により、海水中に多くの酸素が供給されるようになった。そして、大気中の酸素濃度が増えたことで、大気中にオゾン層ができた。オゾン層のお陰で、それまで紫外線の届かない海中でしか生きられなかった生物が陸上に進出できるようになった。そして二酸化炭素は27億年をかけ植物や生物の死骸となって地中に封じ込められていったのである。

人類は道具を発明しやがて科学文明を生み出して繁栄するようになった。それは同時にCO2を大量に空気中に放出する文明を生んでしまったのである。このままCO2を排出し続けたのであれば、気候が大変動し、地球環境自体いずれ人類の生存に適さない星となってしまうかもしれない。一方放射能は地球の気候変動にまったく影響を与えない。地層深く封じ込めるか宇宙エレベーターで宇宙空間に放出できれば将来的に原子力と人類は共存可能である。反原発派は地球の気候変動に無関心を装っている。


人類の未来を守る為に今すぐCO2を排出する科学文明を捨てればいいではないかと短絡的な考えをしてはいけない。 もしそのようなことをしたら今を生きる70億人を超える人類のうち、生き残れるのは1億人にも満たないであろう。

原子力発電は現在の科学技術水準においてCO2の排出を最も抑制できる科学技術の一つである。それにかわる再生可能エネルギーが安定的に供給されるにはもう少し時間と科学技術の進歩が必要だろう。70億人の人類が地球上で生存するには原子力は止むを得ないエネルギー選択なのである。もし原発を止め二酸化炭素も排出しないとするなら「人類を減らせばいい」という発想に繋がりかねない。短絡的に反原発を叫ぶ者達は人類にとって危険極まりないのである。

手塚治は科学技術を妄信していたのではない。科学技術の弊害と暴走を見据え、また、科学の進歩に伴い科学に背を向けてしまうような人達の発生をも予見していたと思う。手塚作品の多くには自然と科学の共生がテーマとして多く描かれている。手塚治は科学に背を向ける人達と科学文明のパイプ役として鉄腕アトムを誕生させたのではないかと私は思うのです。

私が反原発派の人間を嫌悪しこのブログで徹底的に叩いている理由は、手塚治の科学と自然との共生を信じているからかもしれません。反原発派の中には手塚治を原発推進の先導者として福島原発事故の戦犯扱いする白痴が多数存在する。主役がアトム=原子力でアトムの妹がウランで兄がコバルトで、日本人は原発を拒絶することをしなかったというとんでもない暴論を言う輩がいる。日本人はそんな短絡的にできてはいないと思う。

震源地に近かった女川原発は無事であったのだから原子炉を正しく管理できれば人類と科学と地球は共生できるのだと私は信じています。
3.11で福島原発事故が起き、私を含め原発は危険ではないと思わなかった人はいないと思う。しかし、事故から20ヶ月たって有権者は成熟し、原発を認めて現実的なエネルギー政策で景気回復を求めるようになった。原発事故後最初の衆議院選挙で、反原発だけを主張する会派「未来の党」の議員はほとんど落選した。

反原発派のすべての人が科学否定派であるとは思いません。しかし、反原発派の意見を読んでいると、その多くの人が科学の進歩を否定するような危険な思想に陥っていると私は危惧しています。いま、当たり前のように豊かな生活を送っているのはすべて科学の進歩によるということを忘れているのです。

なぜ、科学の進歩は「絶対的正義」で「善」あるか・・・理由は明白である。
我々人類のDNAを繋げる為にははるかなる未来だがいずれ地球から脱出する必要があるからだ!

私は小学生の頃五島勉の「ノストラダムスの大予言」がベストセラーとなり1999年のノストラダムスの人類滅亡説を真剣に恐れていた。しかしあれだけ1970年代大騒ぎしたにもかかわらず1999年7月何事も起きなかった。2012年12月21日より先のマヤ暦のカレンダーがないと、人類が滅亡するデマなどとまったく心配していなかった。そのようなデマを流す中丸薫のような人達を社会的に抹殺したいくらいだ。

2012年12月21日世界は終わるという話しは当然デマだったが、いつか世界が実際に終わる科学的可能性はある。

「世界の終焉」8つのシナリオ WIRED NEWS








太陽の暴走などだ。

太陽は10億年以内に、現在よりも約10%強く輝くようになるだろうと科学者らは予測している。そのさらなるエネルギーで、地球の気温は摂氏93度をはるかに上回る温度にまで上昇するという。 そして70億年もすれば、太陽は赤色巨星になり、地球を飲み込んでしまうだろうから。 

我々が生きているうちには関係なくとも、人類はやがて宇宙へ飛び立っていかなくてはならない宿命をかかえている。

ちなみに弥勒菩薩が人類を救ってくれるのは56億7千万年後である・・・・
その時は間違いなく人類は今と同じ形状をしていない・・・

科学は遠い将来人類が移住できる移住先候補の惑星を次々に発見している。12光年といえば近そうだが気が遠くなるような遠さだ!だが科学技術の進歩は人類を宇宙の彼方へ送り出す可能性を持っているのだ。

それゆえ、科学的進歩を妨害するような反原発を叫ぶ単細胞な人達を軽蔑しています。
【2012年12月20日 ケック天文台

12光年かなたにあるくじら座の3等星に、5個の惑星候補が新たに見つかった。そのうち1つは地球の5倍の質量を持ち、中心星からの距離は水が液体として存在できる範囲にあるという。

ハワイのケック天文台などによる観測で惑星候補が見つかったのは、12光年かなたにある太陽と同タイプの恒星、くじら座τ(タウ)だ。5つの惑星は地球の2~5倍の質量を持つ「スーパーアース」で、そのうち1つは液体の水が安定的に存在できる範囲(ハビタブルゾーン)にある。地球の約5倍の質量は、これまでハビタブルゾーンで見つかったものとしてはもっとも軽い。

発表者のMikko Tuomiさん(英ハートフォードシャー大学)らの国際研究チームでは、小型の系外惑星に由来する弱いシグナルを検出するための技術を開発しており、そのテスト観測中にもたらされた予想外の発見となった。

メンバーの一人、James Jenkinsさんは「恒星としてはひじょうに近くにあり、しかも明るいので、遠くない将来にこれらの惑星の大気を調べることができるかもしれません」と期待する。「こんなに近くに見つかったということは、この天の川銀河にはこうした惑星系がありふれているということを示しています」。

またSteve Vogtさんによれば、今回の発見は、ほとんどの恒星に惑星系が存在するのではという考えに沿ったものだという。「現在わかり始めているのは、複数の惑星がそれぞれ100日以下の周期で1つの恒星を回るような惑星系が多数派なのではということです。公転周期88日の水星が一番内側という太陽系は少数派なのかもしれません」。

夢がある話じゃないですか!

スタートレックやワープは人類が存続し科学技術を進歩させ続ければやがて実現するかもしれない。



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日本人のノーベル賞受賞は2年ぶり。山中教授と村上春樹さんは、去年も名前は挙がっていたような気がします。日本人の受賞は米国籍の南部陽一郎氏を含め計19人目、そろそろ暗記しきれなくなった(嬉)
医学・生理学賞は1987年の利根川進氏以来、2人目の快挙だ。iPS細胞は、あらゆる細胞に分化する能力を持つ万能細胞で、これを基に神経や肝臓、心臓などの細胞を作製し、病気や事故で機能を失った患者の臓器などに移植することで、難治疾患を治療する再生医療の実現が期待されている。
TVで会見を聞いていましたが、早ければ5年後に実用化できるかもしれないという。
ほぼ同い年の山中教授のような人格者がノーベル賞受賞を受賞したことは日本人として非常にうれしい。閉塞感のある今の日本にとっては非常に明るい話題で喜ばしい。
iPS細胞の研究は国からの支援が手厚いようだが、それでも資金不足で山中教授自らチャリティマラソンを走り資金を集める日本の研究開発の現状は悲しい。
企業など日本社会が当たり前に無駄かもしれない基礎研究に資金を出せる意識改革や仕組み作りが、技術立国再興を目指す日本に不可欠だと思う。
山中教授は間違いなく天才であろう。
山中教授が人類の進歩に果たした役割は非常に大きなものであろう。

天才達の伝記を読むと、天才とはどんな時代でも、現状に安住する大多数の人々に背を向けて自分のやりたいことを見出してこれを成し遂げ、天才達の成し遂げた仕事が後の文明の発展に大きく貢献している。

人類の本性は、伝統的な生活を維持することであり、この本性に逆らう創造的な人々は一般に抑圧され歴史には残らなかったのが常である。大多数の保守的な凡人はその文明を維持することができても、一握りの天才たちによってその文明が生まれていると思う。

 この人類の保守的な、伝統にしがみつく本性を、ごく少数の天才が現れて別な方向に向けることがなければ、1000年、2000年などの歳月はあっという間に過ぎ去ってしまう。

実際に、アフリカ大陸の大部分の地域では、このようにして時が推移した。また極端な例では、オーストラリアの人々は太古の時代同然の生活のまま現代を迎えた。このような結果は、これらの地域の人々の知能の問題ではなく、少数の優れた人々の創意を生かせなかった自然環境と社会環境が原因に違いない。

世界で文明を興した地域には、大多数の平凡人のなかに、歴史に残らない無名の
天才たちがいたに違いない。

ベストセラー作家の藤原正彦氏が天才を輩出する条件についてインドが生んだ天才数学者のラマヌジャンという人を例にとって書いておりました。

ラマヌジャンは大学中退の大天才で、独学で勉強して、数学の公式や定理を、ひとりで三千何百と発見した人物です。インドといえば、ほかにも天才が何人か出ているのですが、不思議なことに、ラマヌジャンばかりでなく、20世紀を代表する天体物理学者のチャンドラセカールほかにも天才もラマヌジャンの生まれたクンバコナムあたりから輩出しているんです。

12世紀から13世紀にかけて、クンバコナムにはチョーラ王朝時代があった。そこの王様は大変な変人で、金にものを言わせて、美しいお寺を造りまくったようです。小さな寒村に、ものすごい豪壮で芸術的なお寺があります。それはどれもヒンズーのお寺で、ラマヌジャンの数学の公式のような美しさを湛えていました。

藤原氏はインドの他にもあちこちヨーロッパを見て、天才の生まれる所、土壌というのを考えてみたそうです。数学的天才というのは、人口に比例して出るわけではないそうです。

天才を輩出する条件。一つは美の存在です。二つ目は、何かにひざまずく心。三つ目は、精神性を尊ぶということです。要するに、金だとか、物だけではなくて、役に立たないものを尊ぶという精神があるんです。

ラマヌジャンは16歳から22歳まで、主にクンバコナムで、何もしないで数学だけをやっていた。ぼくは彼の家に行きましたが、本当にボロ家です。赤貧洗うがごとき生活をしていたわけです。もちろん紙も買えないわけですから、石版の板に数字を書いて、計算して、何か結果が出ると紙に写す。それを6年間もする。家は貧乏すぎて食い物がない。お母さんが隣近所にコメを恵んでもらったり、昼飯を抜かしたり、そんな生活をしていたんです。息子のラマヌジャンは、いい年をして働かないで、明けても暮れても、美しいサーランガーパニ寺院の縁側で一生懸命数学をしている。親もなにか精神性の高いものであろうと考えて、「この穀つぶし、働け!」なんて決して言わない。そういう役に立たないものを尊ぶ心があったから、彼は生き延びたんです。

民主党のような場当たり的な予算の仕分けなどやっていたら日本から天才を輩出できなくなってしまうだろう。


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p189-195

終章 人類の進化から見た天才――物質的報酬と精神的報酬

本書は、人類の進化の歴史をラマルクの進化論の立場から考察し、進化の結果大自然の摂理の外に出た人類が文明社会を築き、ギリシャ人の奇跡的出現の恩恵により文明のトップの座を占めてきたヨーロッパの社会の進化を俯瞰してきた。本書を終えるにあたり、地球上の生物の一つとして進化してきた人類の到達した現代の文明社会を、生物学の立場から考察してみたい。

アメーバやゾウリムシのような単細胞動物が、複数の細胞からなる多細胞動物に進化したとき、動物の体に神経系が出現した。この神経系は、感覚細胞と筋肉細胞の中間に存在し、感覚細胞が感知した外界の変化を電気信号として筋肉細胞に伝える機能をもつ。この結果、原始的な多細胞動物(クラゲ、イソギンチャクなど)は、感覚器→神経系→筋肉という方向に電気信号が伝わる反射運動により環境に適応し生活している。

このクラゲの仲間から、より高等な多細胞動物が進化を繰り返し、ついには人類の出現にいたるのであるが、クラゲの仲間は依然として現代にも生存している。彼らにとって進化の時計は何億年も止まったままなのである。

これらは高等な霊長類にもあてはまる。ゴリラ、チンパンジーから分かれた猿人は、原人を経て現生人類に進化していったか、ゴリラ、チンパンジーの進化の時計は何百万年も止まったままである。

動物に「こころ」はあるか

われわれは、「動物にもわれわれと同じような『こころ』があるだろうか」という素朴な疑問をもつことかある。この場合「こころ」とは、フランスの哲学者デカルトか「われ思う、故にわれあり」といったような、自己としての自分の存在を意識することを指すと考えることにしよう。

昆虫は、全動物の四分の三を占めるほど種類が非常に多く、環境によく適応し世界中に広く分布している。しかし昆虫の神経系は未発達で、その行動は「紋切型」である。昆虫は両眼に入る光の量が等しくなる方向に向かって飛ぶ反射反応かあるため、蛾などは誘蛾灯にどんどん飛んできて、その下に設けられている水槽は死屍累々となる。たき火にもどんどん虫か飛び込むので、「飛んで火に入る夏の虫」などといわれる。

またある種のハチは、自分の体に比べて巨大な特定の昆虫の幼虫に毒を注入して動けなくし、そこに卵を産みつける。孵化したハチの幼虫は、動けない巨大な幼虫を餌にして成長する。このような一見頭脳的な行動は、実際にはあらかじめハチの神経系の回路に組み込まれた固定プログラムによる反射(本能)行動である。このような昆虫に、デカルトがいうような「こころ」があるとは思われない。

昆虫と同じ無脊椎動物のタコやイカは、よく発達した眼と中枢神経系をもち、過去の経験を記憶し行動のパターンを変える学習能力をもつ。タコの学習実験や、迷路をくぐり抜げて餌に到達させる実験はさかんに行われており、その知能はネコに匹敵するという。タコには、あるいぱ自己を認識する「こころ」があるかもしれない。
脊椎動物で分類学上もっとも原始的とされる魚類では、手を叩くと池の鯉が餌にありつけると期待して集まってくることから、ある出来事を他の出来事に結びつげる条件反射(条件づげ)を起こし得ることがよく知られている。しかし生理学的には単なるユーロン回路の変化にすぎない条件反射が、動物に「こころ」がある証拠とはならないであろう。

分類学的には魚類より上位のカエルなどの両生類やヘビ、トカゲなどの爬虫類では、学習や条件づけに成功したという報告がない。

少々脱線させていただくと、ある大学に勤める私の友人は、カエルのオタマジャクシが魚類と同じく水中生活をしていることに注目し、これに条件反射を起こさせてやろうと企てた。

彼はウシガエルの巨大なオタマジャクシの頭部に電極を取りつけ、電気刺激によりオタマジャクシか全身を激しく痙攣(けいれん) させるようにし、電気刺激の前にベルの音を聞かせて、オタマジャクシかベル音だけで電気刺激されることを予想し、いらだって身体を動かすのではないかと期待した。しかしこの実験は失敗であった。

より進化した鳥類では、親鳥、か懸命に雛に餌を与えたり、雛が懸命に親鳥の後について歩くことから、彼らの間に親子の情愛があり、した、かって「こころ」があると筆者は思っていた。しかし動物行勤学の実験により、親鳥の雛鳥への給餌は、単に雛鳥、か開けた口の形令色に対する反射反応とみなされ、また雛鳥の親鳥への追従も、生まれてはじめて見た物体のあとを追従する、あらかじめ神経系に組み込まれたプログラムであることが示された。これで鳥類に「こころ」があるという筆者の考えは粉砕されてしまった。

脊椎動物でもっとも進化した各種の大型温血動物では、条件づけにより芸を仕込むことができる。ただしこのためには、絶えず物質的な報酬、つまり彼らの好む餌を与える必要がある。

たとえば水族館でのアシカやオットセイのショウで、彼らが芸をうまくやると、飼育係、かすかさず餌を与える。この報酬としての給餌は素早くやらないと、動物は芸をやったことと餌をもらったこことの因果関係がわからなくなり、訓練の成果があがらないという。

筆者は学生時代に馬術部で乗馬を楽しんでおり、若い馬を購入してこれに障害飛越を仕込んだ。まず乗り手が乗馬せず、ウマの手綱を引いて一緒に走って先導し、三〇センチメートルくらいの低い障害を自分で飛んでみせる。ウマははじめ障害を踏み倒してしまうが、たまたまジャップして障害を飛び越えると、待ち構えていた者がすかさず人参を与えて褒めてやる。このときウマが障害を飛んでから10秒以内に人参を与えないと訓練の効果がないといわれていた。このような簡単な方法で容易に(数か月で)ウマに障害飛越を仕込むことができた。

さて人間に身近な動物で、訓練に餌のような物質的報酬を全く必要としないのはイヌだげである。イヌはあとで説明するように知能がすぐれており、イヌにとってもっとも嬉しいのは人間に褒めてもらうことなのである。このため先史時代から、イヌは人類の友であり続けてきた。筆者は、物質的報酬よりも精神的報酬を優先するイヌには明らかに「こころ」があると考えている。

他者を思いやる「こころ」の進化

イヌは飼い主との間には精神的な交流があり、したがって愛犬家の数はどこの国でも多い。しかし、イヌは飼い主の顔色をうかがうので嫌いだという者もいる。この飼い主の精神状態を忖度(そんたく)する能力はきわめて高度な脳の能力なのである。

英国の著名な随筆家オールダスーハクスレー(ダーウィンの番犬といわれたヘンリー・ハクスレーの息子)は、その著作で人間の幼児の「想像力の欠如」について論じている。幼児は一般に昆虫や小動物に対し(無意識の)残酷さを示す。たとえば昆虫を捕まえると脚や羽をもいでばらばらにしてしまい、小動物を愛玩用に与えられると、手荒に扱って殺してしまったりする。 ハクスレーはこのような残酷さを「想像力の欠如」(lack of imajgination)によるものと考える。

ある幼児の母親は「この子に想像力が不足しているなどと、とんでもない。この子はよく自分か人跡未踏の無人島に一人で漂着したと想像し、興奮して楽しんでいるのですよ」と反論した。

ハクスレーはこれに対していう。「それこそが想像力の欠如なのです。もしこの子が無人島に一人で漂着するという悲惨な状況を正しく認識していれば、興奮して楽しむどころではないでしょう」。

さらに彼は続ける。「幼児のこころが発達(進化)して、想像力の欠如から逃れる条件は、”他人の立場を自分の立場に置き換えて考える″能力をもつことなのです。

たとえば幼児か、父親が上機嫌で帰宅するのを見て、”今日はお父さんに何か良いことがあったのだな、何かおねだりをするよいチャンスだな″と思うなら、これが他者の状況をその表情から推し量るこころを獲得したことになるのです」。読者はこの幼児の態度が、イヌが飼い主にやっていることと同じなのに気づかれるであろう。

さて人類は進化の途上のいかなる時期に、この他者を思いやる「こころ」を身につけたのであろうか。第一部で説明したように、原人の住居跡からは、怪我や病気で身体が不自由になった老人が家族に保護され、天寿を全うしていたことがうかがわれる。彼らは疑いもなく、他者を思いやる「こころ」をもっていたに違いない。

さらに人類が進化すると、洞穴に描かれた絵画や彫刻など、明らかに実用性から離れた芸術作品が製作されるようになり、またネアンデルタール人が死者の埋葬にあたり花束を捧げたことが知られている。これらの事実は、人類が進化するとともに、彼らの精神世界も進化し広大になっていったことがわかる。この精神世界にはおそらく神や来世も含まれていたであろう。こうして人類は、物質的報酬よりもむしろ精神的報酬を望むようになってゆくのである。
オールダスーハクスレーの部分はなんか変?

「それこそが想像力の欠如なのです。もしこの子が無人島に一人で漂着するという悲惨な状況を正しく認識していれば、興奮して楽しむどころではないでしょう」。
著者の杉浦帝京大学医学部教授さん!これは、イギリス人のジョークだと思うのですが・・・・

もし、ハクスレーが本気でいっているのなら、ハクスレーが子供を思いやる想像力の欠如か自分が子供の頃を忘れた記憶障害じゃあないでしょうか?

確かに蟻や蜂はロボット的な部分で動いているとは思いますが「こころ」はあると思います。働き蟻のうち本当に働いているのは3割で残りはサボっていたりする。
働かない蟻だけを選んで隔離するとその中の3割程度が働きだすそうです。

蟻にも一種のこころはあるような気がします。

人類は、物質的報酬よりもむしろ精神的報酬を望むようになってゆくのである。そうかもしれません。でも衣食足りて礼節を知ると私は思っています。

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駅で無料配布されているR25

「次世代を創る脅威の挑戦25連発」はなかなかいい記事だった。
でもちょっと物足りないのでもう少し私が記事を書き加えたい。

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Jetman over Rio


鳥のように自由に空へ!
空飛ぶジェット機男
JETMAN/イブ・ロッシー
2012年5月2日。ブラジル・リオデジャネイロの人々は、はるか頭上を舞う不思議な影をじっと見つめていた。その影はコルコバードの丘のキリスト像をかすめ、時速290 kmものスピードで大空を旋回する。鳥か?飛行機か?いや、彼こそが「JETMAN」だ!
11分間の飛行を終え、パラシュートでコパカバーナビーチに舞い降りたのは、「JETMAN」ことイブ・ロッシー氏(52)。元戦闘機パイロットという経歴を持つスイス人冒険家だ。
幼いころから大空に憧れていた同氏は、ジェットエンジン4基を搭載した幅約2.5mのカーボン製の“翼"を開発。 2006年にこの“翼"を背負って約5分40秒の飛行に成功し、人類で初めでジェットエンジンを背負って飛んだ男”になった。さらに「JETMAN」は私財を注ぎ込んで翼の研究開発と自身のトレーニングを重ね、2008年にはドーバー海峡横断飛行を成功。2011年には、グランドキャニオン上空で8分間のフライトもキメている。『鳥のように、自由に空を飛びたい』。有史以来無数の人々が思い描いたであろう人類の夢に、誰よりも果敢に挑戦する男。それが『JETMAN』なのだ。

ジェットマン、時速305キロでグランド・キャニオン上空をブッ飛ぶ

このジェットマンはウルトラマンなどのヒーローが空を飛び回る人間の夢の実現だ。人間がイメージしたものは実現する端的な例だろう。

宇宙エレベーターについては先日も書いたばかりです。

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宇宙エレベーターは1kg2.5万円で年間1500tを宇宙に運ぶ。
そうなると、宇宙太陽光発電も可能となる。原発の使用済み核燃料も宇宙処分も可能となる。




「宇宙ごみ除去システム」。 

まず、金属で編んだ長さ数キロの「導電性テザー」と呼ばれる細長い網を「捕獲衛星」に積み、 
ロケットで打ち上げる。軌道に乗った後、衛星のロボットアームを使って宇宙ごみに網を取りつけ、 
アームの先端を切り離す。 

網は地球のまわりを周回することによって電気を帯びる。 
これが地球の磁場と影響し合って、徐々に高度を下げさせる力となり、大気圏にごみごと再突入して、 
最終的に燃え尽きるという仕組み。ごみを移動させるのに、燃料が不要というメリットもある。 


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それぞれについてもう少し今晩l詳しく調べたいと思います。
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われわれは世界を「物語」として認識するが、それは「事実」を歪めてしまうことも多い。同時テロのような社会的大事件についての記憶も含め、個人の記憶は、社会に同調する形で容易に変化しうることが実験で示されている。


Image: wolfgangfoto/Flickr

人は物語を作る。われわれは世界を受動的に認識するのではない。われわれは世界についての物語を語り、ランダムに起こるイベントを整理して、ひとつの筋の通った物語にする。

この習慣は役に立つことも多い。しかし、深刻な副作用もある。筋が通っていない事実については、それを歪めたり無視したりする傾向があるからだ。エピソードのほうを重視するあまり、真実が遠ざけられ、何度も語っているうちに純粋な創作になることもある。例えば筆者は先日、自分の子どものころの大事な思い出(トイレに行っている間に、食べていた中華料理に兄が芥子を入れたという思い出)は、実際には妹に起こったことだったということを知った。私は妹のトラウマを自分のものだと思っていたのだ。

われわれは自分の物語を調整して、よりよい物語に変える。われわれは事実を曲げて、もっと集団にアピールするようにする。われわれは社会的動物であるから、過去の記憶も、社会的圧力に即する形で絶え間なく修正されているのだ。

この現象について研究した論文が『Science』誌に掲載されている。神経科学者チームは、個人の記憶が、さほど時間が経たないうちから、他者の意見によって変化しうることに着目した。

実験では、数十人の被験者が、5人ずつのグループに分けられ、警察の逮捕の様子を追った現場レポート風の短いドキュメンタリー映像を見せられた。3日後、被験者たちは、ドキュメンタリー映像についての記憶テストを受けた。さらにその4日後、被験者たちはもう一度呼び出され、今度は脳スキャナーにかけられた状態で、映像についてのさまざまな質問を受けた。

被験者たちは、同じグループで映像を視聴した他の人々の回答を見せられた。ところが、「ライフライン」として提示された回答は、実はどれも間違いであり、しかもその質問は、前回、彼らが自信を持って正しく回答したものだった。驚くべきことに、この偽のフィードバックは被験者の回答を変化させた。ほかの人の意見に従って、事実と異なる回答を行った確率は70%近くにものぼった。

問題は、彼らの記憶が実際に変化していたかどうかだ(過去の研究において、人は社会に同調するために、間違っているとわかっている回答も行うことが確認されている)。このことを調べるために、研究チームは、被験者をさらにもう一度呼び出し、再び記憶テストを受けさせた。その際に被験者には、前回見せた回答は、実は同じグループで映像を見た人のものではなく、コンピューターでランダムに生成したものだったと告げた。すると、最初のテストと同じ回答に戻るケースも見られた一方、40%あまりの回答は依然として間違ったままだった。これは、前回植えつけられた虚偽の記憶が、被験者の中ではすでに事実となっていたことを示している。

虚偽の記憶が永続したケースと、「社会への同調」によって一時的に誤った回答をしたケースとで、脳の活動を比較した結果、研究チームは、記憶間違いの神経的要因を突き止めることに成功した。主要な引き金になっているとみられるのは、2つの脳の領域、海馬と扁桃体が同時に激しく活性化することだ。

海馬は長期記憶の形成に関わっていることで知られる領域、扁桃体は脳の感情中枢だ。この2つの領域が同時に活性化すると、正しい記憶と虚偽の記憶は、虚偽の記憶のほうが社会的要素を帯びていた場合、入れ替わってしまうことがある、と研究チームは述べている。このことは、他者によるフィードバックは、われわれの記憶する体験を形づくる強い影響力を持っていることを示している。

なぜこの現象が起こるかについて、研究者たちは次のように述べている。

偽りのプロパガンダなどがもたらす社会的影響は、政治キャンペーンや商業広告における個人の記憶に有害な影響を及ぼしたり、目撃者の証言を変化させて裁判の妨げになったりするおそれがある。しかし一方で、記憶の同調は、適応的役割を果たす可能性も考えられる。社会的学習は、個人的学習よりも効率的で正確であることが多いためだ。このような理由から、人間は、本来の個人的意見と食い違っているときでさえ、集団の判断を信頼する傾向をもっているのかもしれない。


この研究は、社会的に共有された物語が、個人の記憶をまったく信頼できないものにしうることも説明している。例えば、2001年9月11日の「鮮明な」記憶に関して調査が行われている。悲劇的なテロ事件があってから数日後に、ウイリアム・ハーストらによって率いられた心理学者たちが、人々の体験についてインタヴューを行い、その後も個々の記憶について追跡調査を行ったのだ。その結果、1年後には、事件の詳細の37%が、最初の叙述から変化していた。2004年には、その数字が50%近くに達した。研究者たちは現在、10年目の調査結果をまとめているが、おそらく記憶のほとんどがフィクションに近いものになっているだろう。

われわれの物語は、よりよいものになる。よりエンターテインメント的で、ドラマチックで、恐ろしさをより強調したものになったりする。しかし、その「改良」は事実を犠牲にすることで行われている。物語は意味を生じさせるが、人生はふつう、そうではないからだ。

TEXT BY Jonah Lehrer
TRANSLATION BY ガリレオ -高橋朋子/合原弘子
最近社会が混沌とした無秩序へ向かっているような気がしてならない。
私が認識するこの4次元世界は、 常に、エントロピーが時間の経過とともに小さい方から大きいという方向に進む。 すわなち、世界は秩序から無秩序へ進んでいくものである。宇宙にあるすべての物質は、時間とともに、だんだんと無秩序な状態になっていき、それがもとの秩序に戻るということはない。

物理学的には「宇宙は、時間とともに、エントロピーが増大する」(ここで量子論は持ち出さないで下さい)これを、エントロピー増大の法則という。

エントロピー増大の法則が成り立つのは、「閉じた系」であるという前提があり、生命活動は、エントロピー増大の法則に逆らう唯一の現象であるという反論もあるが、人間の行為(使用エネルギーや排泄等々すべて)を閉じたシステムの中で考えれば、生命活動もエントロピー増大の法則に必ずしも逆らう現象でもないと考ええている。

ただ、生命活動は時間軸を緩慢にしたり早めたりすることはできることも私は信じています。

エントロピーの増大といった世界観は東洋思想にも日本人の生死観にも含まれている。色即是空・空即是色。祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ・・・

近年のグローバリズムは地球が閉じた一つの社会となったことを象徴しTPPへの参加はエントロピー増大の法則に適った現象であり、これを米国の陰謀と考えるのは非合理的な考えである。

最近の無秩序な方向へ向かうのはネット社会がもたらしたと考えても差し支えない。70億に膨れ上がった人類、没落する先進国社会と良心を持たない中国の勃興・・・原発事故によるエネルギー環境問題・・・混沌とする経済・・・

不確かな未来、獏然とした不安・・・人間は情報を丹念に評価したり、関連のある統計データを調べたりもせずヒステリックな反応をしてしまうのはいたし方が無いかもしれません。

原発に反対する人やTPPに参加に反対する人達は、他人が考えた幾つかの意見に自分でさほど情報や統計などでさほど情報を精査せずに、その意見をショートカットして判断を他人の意見にゆだねている傾向にあると私は思っています。

この思考のショートカットは、検討を速く行うというわけではなく、検討をまったくやめてしまうというものだ。これは最近の傾向ではない。知識そのものが過去からの知識の集積であり、知識をショートカットすることにより更に知識を積み重ねてきたのである。知識のショートカットは人間性の本質的な要素であり、長い進化を遂げてきた脳が持つ、特性かもしれません。

だが情報のショートカットは、その特性を知るものにとっては容易に操作が可能な危険性ももっている側面もある。所謂情報操作というものだ。

以前は新聞やTVなど大手メディアを操作すれば事足りた。ネットはそういった情報操作に対して操作されないメディアだと信じられている。

はたしてそうであろうか?ネットの情報はメディアのように押し付けられたものではないが日々ネットに溢れかえる情報の洪水は逆に思考を停止させてしまう。

簡単なわかりやすいプロパガンダに思考を停止した人間は飛びつきやすい。
それが集団ヒステリーを引き起こしていると私は思う。

ネット情報は必ずしも真実ではないのだ!個人の発信する情報の中に特定の方向へ導こうとする先導者を仕組み、誤った情報がコピーされ続ければ、朝鮮の諺にある「嘘も百回言えば真実となる」ことが現実となってしまう。ネット情報を真実と考えるのは基本的には、危険な(そして高くつく)幻想でしかないのだ!

ネット情報を無謬的に真実だと選択している場合、情報に対して疑いを持たない。疑わない人間に限って自分を、理性には特別な力を授かっていると思いたがる傾向があると思う。しかし、人間の思考は理性的というにはほど遠く、思考のショートカットに頼ってばかりである。

さらに厄介なのは、一度脳ミソにプログラミングしてしまうと事実上、修正不可能ということだ。戦後日本人には東京裁判史観を刷り込まれてしまい、私のように東京裁判史観の呪縛を解脱するにはそれなりの勉強と手間がかかった。

ネットに蔓延する集団ヒステリーは、われわれを誤った方向へと導いている。
最近ネットで目に付くのは反米的意見を愛国的だと評価する情報操作だ。
TPP反対論もその結果もたらす最大の受益者は誰かを見誤っている。

自分は頭がよいと思いネット情報を信奉し続ける知的障害者が多数派を占める阿修羅掲示板とは私は距離を置いているが、未だに阿修羅BBSの情報解析と事象解析への心構えだけはリスペクトしている。

情報解析
その情報が 誰によって 流されているか?
なぜ今 流されているか?

事象解析
その事象・情報で だれが利益を得るか?
歴史上、その事象の時何があったか?


だが、その阿修羅BBS自体は逆に「ネット=真実の呪縛」の原理主義に堕ちいってしまい、中国の国家安全企画部に影響を受けた扇動者、陰謀論信者達の本尊に堕落しているのはなんとも皮肉だ。

ウォール街を占拠しようという運動について裏にジョージソロスの存在が噂されているがさらにその裏にも中国の影を感じてしまう。

TPPについても、膨大な情報操作の人員を抱える中国の影響を精査すべきだ。ネット攻撃はハードなウイルスだけでないとわたしは睨んでいます。

ネットに溢れる情報は皆疑う姿勢を取るべきである。

我思う故にわれあり ego cogito, ergo sum この言葉を皆さん胸に刻み付けましょう。
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『人類を幸せにする日本 井沢元彦/著(祥伝社)』を読む 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
第五章 日本が切り拓く技術と未来
 
iPS細胞が、世界の重病患者を救う――158
 
イメージ 2 iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、再生医療の切り札として期待されている。再生医療は、薬などで病気を治療する現在の医療と異なり、病気などで失った組織や細胞を丸ごと新しいものに変えてしまおうという新しい治療法。今後の医療を大きく変える可能性があると期待されている。iPS細胞は、病気を発症する仕組みの解明や、新薬の効き具合や副作用などを調べる用途としても有望視されている。

体のあらゆる臓器になるとされるiPS細胞 ヒトのiPS細胞を作製

イメージ 3京都大学の山中伸弥教授らの研究グループは2007年、ヒトの皮膚細胞から神経、心筋、肝臓、膵臓など、体内にある細胞・組織に分化する能力をもつ「iPS細胞(人工多能性幹細胞)」の作製に成功したと発表した。ヒトにおける初めてのiPS細胞作製は、日本発の研究成果として大きな注目を集めた。
 iPS細胞は、人の皮膚や血液など簡単に採取できる細胞にいくつかの遺伝子を導入するだけで、多能性幹細胞をつくりだすことのできる画期的な医療技術だ。
 ヒトの体は、1個の受精卵が神経、心筋、膵臓などのさまざまな組織の細胞に変化(分化)してできている。ひとつの細胞が人体を構成するさまざまな細胞へと分化できる能力を多能性と呼ぶが、一度、皮膚などの組織に分化した体細胞は多能性を失い、その組織以外の細胞にはなれない。そのため、体の一部を損傷したときにその部分を再生することができない。
 しかし、山中教授らは多能性を失ったヒトの皮膚細胞に、4つの遺伝子(後に3つの遺伝子でも可能とする方法を開発した)を導入して多能性を回復させることに成功した。米科学振興協会が発行する科学誌「サイエンス」は12月に、過去10年間の10大成果を特集し、iPS細胞などによる再生医療の研究をその1つに挙げた。特に山中伸弥教授らの研究成果について「世界を仰天させた」と高く評価した。
 iPS細胞から神経、心筋、血液、膵臓などさまざまな組織や臓器の細胞に分化することが、現在の国内外の研究により報告されている。再生した組織を1型糖尿病・心筋梗塞・骨粗鬆症などの病気を治療する再生医療(細胞移植療法)に用いることが期待されている。また、分化した細胞は、医薬品の有効性などの判定や、疾病の原因解明の研究に活用されることも考えらている。
 あらゆる組織の細胞に分化することができる多能性幹細胞として代表的なのはES細胞(胚性幹細胞)だが、子になるはずの受精卵を壊して作るので、倫理的な問題がある。iPS細胞であれば、体細胞を使って作ることができるので受精卵を破壊する必要がなく、倫理的な問題を回避できる。また、患者自身の細胞から作製するので、分化した組織や臓器の細胞を移植したときに拒絶反応が起こらない。
 京都大iPS細胞研究所(CiRA)は12月、治療を目的とした「iPS細胞バンク」を来年度に設立する計画をあきらかにした。iPS細胞による糖尿病、パーキンソン病、心筋梗塞、網膜疾患を対象とした前臨床研究を計画している。
 iPS細胞を使った再生医療を実現するために、各患者からiPS細胞をつくるのでは時間や費用がかかるため、バンクの創設が重要となる。iPS細胞を用いた再生医療を1日も早く実用化することを目指している。

iPS細胞で膵臓を再生 インスリンを産生

日本のiPS細胞の研究の拠点事業のもうひとつは、東京大学の中内啓光教授らが推進している「次世代遺伝子・細胞治療法の開発」。iPS細胞を利用してブタの体内でヒトの膵臓をつくりだす研究が、来年に本格的に開始される。将来的には、膵臓でインスリンを産生できない糖尿病患者に移植する再生医療への応用などが考えられている。
 研究チームは、iPS細胞を使ってマウスの体内でネズミやラットの膵臓を作る実験にすでに成功しており、9月に米科学誌に発表した。「ヒトの臓器を作れるかを試し安全性を確かめたい」と文部科学省の生命倫理・安全に関する専門委員会で明らかにした。
 糖尿病などの臓器不全症の治療として移植療法が行われているが、臓器のドナー不足や生体適合性などの課題がある。今後、再生医療の研究が進歩すれば、移植可能な臓器を患者自身の細胞からつくる治療法を実用化できる可能性がある。
 研究では、遺伝子を操作して膵臓ができないようにしたブタの胎児に、ヒトのiPS細胞から作った膵臓になる手前の段階の細胞を入れる。膵臓になる部分では、ブタの細胞は増殖せず、代わりにヒトの細胞によって膵臓ができる。ブタが生まれたあと、体内でヒトの細胞でできた膵臓が正常に成長するかや、この膵臓にブタの細胞が混じっているかなどについて詳しく調べるという。
 日本で生まれた新しい医療技術を社会にいかそうと、iPS細胞の実用化に向けた研究開発は、これまでになく国の支援がしっかりしている。研究で高い安全性や効果が認められれば、実際に患者を治療する臨床研究も期待できる。
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次世代型ロボットが、生活や福祉をサポートする――163
 
 
 

海水の淡水化で水問題が解決する――167
 
 
終章 
まとめとしての日本人論――175
 
 
 

あとがき――181
日本人がいかに人類全体を幸せにすることに、これまで貢献してきたか。そして、これからも貢献できるか、ということについて、十分わかっていただけたのではないかと思います。

もっとも、こうした日本人にも弱点や欠点がないわけではありません。たとえば、典型的なのが、先にも述べましたが原子力発電所、いわゆる原発にどうかかわるかという問題です。

日本人のなかには、「原発絶対反対。ダメなものはダメ」という人たちがいます。どうして、そういうことを言うのかというと、彼らは日本しか見ていないからです。
たしかに、彼らの言うとおり、日本はこれから、人口が約3分の1に減ると言われています。エネルギーの消費量も当然、減るでしょう。一方、省エネ対策は進み、自然エネルギーの利用も、かつてないほど進んでいます。だから、日本だけに限れば、たしかに、原発はこれから必要ないかもしれません。

しかし、日本だけでなく、世界を見てほしいのです。
たとえば、お隣りの中国です。今ですら、日本の10倍の人口を擁しながら、先進国の5分の1ほどしかエネルギーを使っていない国ですが、この国の人たちも当然、幸せになる権利があります。具体的に言えば、夏はクーラーを使いたいだろうし、アイスコーヒーだって飲みたいでしょう。

しかし、その願望を叶えるためには、膨大なエネルギーが要ります。いかに省エネを推進まし、自然エネルギーを利用・活用したところで、とうてい、間に合うものではありません。

化石燃料もいずれは枯渇します。となれば、今からわかっていることは、中国がこれからも原発をどんどん推進していくということでしょう。

ところが、残念ながら、中国というのはまだ完成された国家ではなく、毒入りギョーザ事件などを見てもわかるように、利益追求型の企業が暴走する場合があります。そうした国が自分たちの利益を中心に、原発を造ったらいったいどうなるでしょう。

恐るべきことは、中国という国は日本の風上にあり、上流にあるということです。おそらまかなく今後、数年の間に、爆発的に拡大するエネルギー需要を賄うために、上海など中国各地に原発が造られることになるでしょう。もし、そのなかで粗悪な原発が造られ、それがチェルノブイリのようになったら、いったいどういうことになるのか。

最終章でも述べたように、日本が水というものの淡水化に今ひとつ不熱心なのは、国内に水が溢れているからです。水と安全はタダだと思っているからです。しかし、もし上海あたりで原発がチェルノブイリ級の事故を起こしたら、明日から日本人は水が飲めなくなるかもしれないのです。

日本の水というのは、中国大陸から来る水蒸気が雲となって主に日本海側にもたらした、いわゆる天然の伏流水です。そのサイクルの一環が侵されれば、本当に日本で水が飲めないなどということも起こりえます。水はそのあたりに溢れているが、放射能で汚染されていてまったく飲めない、などということもありうる事態なのです。

それを防ぐには、どうしたらいいでしょうか。日本人が、地震国で培われたきめの細かい披術で、安全で衝撃にも耐えうる耐久性の高い原発を造り、それを中国に対して輸出なり、供与していくということでしょう。

ダメなものはダメと言って、日本だけが原発を廃止したって、中国が使うのは止められません。だとしたら、そのように柔軟に考えるのが、日本人にとっても、中国にとっても、世界の人類にとっても正しい方向ではないでしょうか。

そして、もうひとつ大切なのは、前向きに捉えることです。
日本はこれから、老齢化社会に突入します。それも、世界に類を見ないほどの老齢化が進みます。これを「ああ、もう日本はダメなんだ」と後ろ向きに捉えるか、「いや、そんなことはない」と前向きに捉えるか、ということです。

たとえばヨーロッパの国などでは、人口が1000万人未満でも元気な国がいっぱいあります。そういう国をどんどん見習えばいいのです。

私がもうひとつ考えているのは、日本の運命を前向きに利用しようということです。これから超高齢化社会に突入するならば、それこそ医療ロボットの活用や、その他の医学研究に国家としてお金を注ぎ、人間にとって最も楽しい、心地よい老後が過ごせる方法を人類に先駆けて発見すればいいではないでしょうか。そういうことに、国家予算をつぎ込んで、そして国を造っていけばいいではないか、ということです。

人類に先駆けて、われわれ日本人が「老齢化社会とはこうあるべきだ」という模範を示すべく努力する。
それは、日本人自身のためにもなり、地球人類の幸福につながる道です。
そして、これは申し上げるまでもなく、これまで日本が辿ってきた道なのです。自信を持って、この道を前に進めばいいのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
 
※本書を補足する動画を探したところ、某教祖元婦人が教団と教祖を訴えている某K教団提供の番組が多数を占めてしまいました。某K教団とDdogはなんら関係ありません。
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効率よく「石油」作る藻 筑波大発見 2010.12.15日経新聞42面

代替燃料に期待 生産コスト1㍑50円程度

イメージ 1これまで見つかっているものより10倍以上も高い効率で石油とほぼ同じ成分の油を作り出せる藻類を、筑波大の渡辺信教授らが発見した。大規模に育てて油をとれば、1㍑あたり50円程度で安価に石油の代替燃料を生産できる見通しという。量産法や最適な抽出法などの開発が必要なため、本格的な商業生産には10年程度かかるとみている、新しい藻類は「オーランチオキトリウム」。沖縄地方の海で発見した。従来から研究している藻類と比べ、一定の個体数から得られる油の量は少ない。しかし繁殖速度が極めて速いため、同じ広さの空問で同期間育てた時の油の生産量は12倍に達することを確認した。
海などにすみ石油と似た成分を作り出す藻類はこれまでも知られ、トウモロコシからバイオエタノールなどを作るよりも生産効率が10倍以上高い。油の回収や処理を含む生産コストは1㍑あたり800円程度かかるのが難点だったが、今回の藻類なら10分の1以下に下げられるという。
渡辺教授は「これほど効率よく石油と似た油を作る藻類は世界でも例がない」としている
 小沢を衆院政治倫理審査会に招致するのしないの、民主党の連中はくだらない政争で内紛している場合ではない!!。この画期的な発見を天与の好機として利用する発想がうかばないのであろうか? デフレが今後20~30年以上続く日本の人口減少社会を救う神風になる可能性を感じないのであろうか?民主党の非国民達には天佑神助という発想ができないのかもしれない。
 
私がもし国会議員であれば直ちに「オーランチオキトリウム藻」を特別生物と指定し、国外への持ち出し禁止とする特別立法を議員立法として国会で成立させるのだが・・・。
 
民間では既に新日石が東京大学・日立プラントテクノロジーとともに、バイオベンチャーのユーグレナ(東京・文京)に資本参加し、ミドリムシを航空機燃料とする事業を始めている。そこで民間の出資を募り政府が過半数の資本を持つ国策会社を設立し、培養した藻によるバイオエタノールの専売事業も考えるべきであろう。
 
資源飢餓国中国へバイオエタノールを売りつけ、利益は国庫に入れ社会保障費に充当する事業計画を示したならば、たちまち日本中に立ち込めた重苦しい閉塞感は霧散するはずである。私はオポチュニストであろうか?
 
10年で実用化するのであれば、実用化を見越して、事前に培養インフラの建設を国債を大量発行して公共事業に投資することも検討してみてはどうだろうか?需要を喚起し景気浮揚に直結できるはずである。財源は将来藻の培養で得られる利益を充当すればいい。実際は成功するか失敗するかは関係ない。ここは攻めるべき時ではないか?
 
今回のニュースは暗雲が立ち込める日本国の将来に射した一筋の光明だと思うのだが、予想以上に世論は反応していない。「どうせ韓国がすぐ真似しちゃう」「どうせ中国の工場で作られてしまうよ」「石油メジャーによって潰される」「米国が邪魔をする」などと言う書き込みがこのニュース関連で2chの書き込みにあるようだ。日本人は負け犬に成り果ててしまったのだろうか?
 
20年前常温核融合の発見のニュースが駆け巡った。その時には薔薇色の未来を思い描いたのだが、皆そのことを覚えているのであろうか?今回の発見は実現性からすれば月とすっぽんほどに違う。政府は乾坤一擲の国家戦略として失敗を怖れず攻めるべきだ。不安いっぱいの税制改革大綱に暗示されるよう、何も無策のままでは日本が衰退を続けてしまう可能性が高い。
 
民主党政権で、折角の画期的な発見を有効利用することができないだろう。今件に関し今のところ政府が動く気配がまったく見えない。仮に民主党政権が大ニュースと認識したとしても、世界共有の資源だとか友愛とか、中国あたりに大盤振る舞いしてしまいそうで不安で信用できない。
 
国民が地獄の釜の中で困窮しているときに、一筋の蜘蛛の糸が降りてきたようなものではあるが、今件に関しては蜘蛛の糸の寓話があるのだけれど、今件ばかりは人類共通の資源とか、技術供与などすべきではないと私は思う。
 
これまで日本は散々中国・ロシア・アメリカ・朝鮮に国益を与えすぎてきた。今回だけは世界中で研究しているとはいえ、あまりに画期的な発見ゆえ、日本人の将来を掛けた国益戦略が必要ではないのだろうか?
 
一刻も早い政権交代を願うばかりである。
 
そうだ!上告を断念したという諫早湾問題のいい解決策になる、諫早湾で最初に”オーランチオキトリウム藻”の培養施設を建設するのはどうだろうか?湾開放派も干拓地推進派も納得するような気がします。
 
ついでに八ツ場ダムも培養施設にすれば無駄な公共事業じゃなくなるぞ!
 
菅直人にはそんな発想できるわけないよね・・・
 
【ミドリムシをバイオ燃料に(日経新聞2010.03.08)

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田家 康 (たんげ・やすし)

農林中央金庫
農林水産金融部部長
(森林部門担当部長)
1959年神奈川県生まれ
1981年横浜国立大学経済学部卒
2001年気象予報土試験合格
現在、日本気象学会会員
日本気象予報士会東京支部長
 
 
 
 
 
 
第1部 黎明編:気候変動が人類を育てた
第1章 気候変動との闘いの始まり 
第2章 寒冷な気候の中で
第3章 最終氷期の終わりとヤンガードリアス・イベント
第4章 「長い夏」の到来

第2部 古代編:気候変動が文明を生んだ
第1章 長い夏の終わりと古代文明の勃興
第2章 繰り返される寒冷化、突然の干ばつ
第3章 ローマの盛衰とその時代

第3部 中世・近世編:気候変動が歴史を動かした
第1章 中世温暖期の繁栄
第2章 寒冷な時代の到来
第3章 小氷期の気候と歴史

エピローグ:気候変動との闘いは続く

巻末解説一:過去の気候をどう調べるか
巻末解説二:気候変動はなぜ起きるか
 
近年地球の温暖化がIPCCの捏造ではないだろうか?といった議論が起こっています。地球温暖化防止の為に、打ち水をしよう!CO2の25%削減目標、二酸化炭素取引市場などと、環境問題=温暖化防止といったキャンペーンが繰り広げられています。もし、貴方が、そういった運動を真面目に取り組んでいるのなら、一度本書を読んでみるべきです。
 
人為的な二酸化炭素の排出量の増加は、数多ある気候変動要因の、ささやかな一つにすぎません。なぜなら、人類が文明を持つはるか以前から、地球は温暖化と寒冷化を繰り返しており、21世紀の今よりずっと温暖化していた時期が何度と無く過去にあったのです。
 
そして、今は、温暖化より、寒冷化の心配をするべきではないだろうか?そう思わせるファクターが多い。まず、何よりも太陽黒点の減少は小氷期の前兆である。
 
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ミランコビッチサイクルによる地軸の傾きの変化、そして巨大火山爆発や、彗星の衝突などによって、人類は何度もほぼ絶滅状態に追い込まれた。有史以来でも、文明や文化が崩壊し、民族が移動し、大きな歴史の裏には、地球規模の気候変動要因が存在していたのである。
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本書は、人類の気候変動との戦いの歴史を体系的にまとめ、「気候文明史」という新たな知的興奮を私にもたらしました。
 
近年温暖化問題が議論されておりますが、人類のCO2排出文明に関係なく地球は温暖化と寒冷化を繰り返してきた。寒冷化した時代に人類はその都度絶滅の淵に追いやられた。知能を発達させた者だけが厳しい環境を生き残り、次の温暖化の際に文明を生み出していった。そういった地球規模の長い歴史を人類の文明史として俯瞰した場合、地球温暖化寒冷化は太陽の活動や地球の公転軌道の影響が大きく作用していると思う。現在地球は寒冷化に向かっており、むしろCO2など温暖化ガスは逆に歓迎なのかもしれません。しかしながら、二十億年かけて固定化してきたCO2は一度排出してしまったら容易に再固定することはできない。

< 7月6日追記>
第1部第1章
およそ700万年前、人類と類人猿は分化し人類の起源は240万年前とも180万年前ともいわれていますが、なぜ本書が8万年の攻防としているか要約説明します。
 
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人類の祖先は長くアフリカ大陸の大地溝帯に暮らしていた。地球は何度も寒冷化と温暖化を繰り返していました、寒冷化して海面の水位が低下し、紅海とアラビア半島が陸続きになるたびに、人類は出アフリカを繰り返し、150万年前には、出アフリカに成功したグループが北京原人やジャワ原人となり世界に広まった。だが、定期的に地球が寒冷化するたびに、原人たちはアフリカ以外では絶滅を繰り返し、人類はアフリカ大地溝帯付近でのみ生存していた。(どうやらメタファーとしてのエデンの園は実在していたのかもしれません。)
 
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温暖なエーミアン間氷期12万年前出アフリカを果たした一群はレバント(南西アジア)に到達していたが、9万年前に急激に襲った寒冷化と乾燥化により絶滅。そして現在アフリカ意外に住むわれわれの人類の祖先は8万5000年前に急激な寒冷化で紅海が一時的に80mも水位が低下し、人類は出アフリカを成功させたのであった。この小さな一団は西アジア、マレー半島、インドネシアへと1万年の間に広がった。
 
ところが、75000年前この一団も大きな試練を迎えたのである、過去2500万年のうち最大の火山噴火、トバ火山の噴火と噴火による急激な寒冷化が訪れたのである。
下記写真は南北100キロ東西60キロの巨大カルデラ跡のトバ湖
 
噴火で放出されたエネルギーは1980年セントヘレンズ火山の噴火のおよそ4000倍1991年のピナツボ火山700倍の規模に相当する。この噴火の規模は過去200万年の間で最大級であった。噴出物の容量は3,000 km3を超えたという(参考までに、8万年前の阿蘇山火砕流堆積物の堆積は600km3)。
 
トバ・カタストロフ理論によれば、大気中に巻き上げられた大量の火山灰が日光を遮断し、地球の気温は平均5℃も減少したという。劇的な寒冷化はおよそ6000年間続いたとされる。その後も気候は断続的に寒冷化するようになり、地球はヴュルム氷期へと突入する。この時期まで生存していたホモ属の傍系の種(ホモ・エルガステルホモ・エレクトゥスなど)は絶滅した。トバ事変の後まで生き残ったホモ属はネアンデルタール人現世人類のみである(デニソワ人は例外。)。現世人類も、トバ事変の気候変動によって総人口が1万人までに激減したという。
 
もうひとつ、トバ火山の噴火による急激な寒冷化により、人類(ホモサピエンス)は衣服を着るようになった。これは毛虱などの人に寄生する寄生虫のDNAの分化から研究発表された仮説である。衣服の着用により出アフリカを果たした人類は初めて寒冷化する環境で生存することができた。
 
衣服の着用により5万年前に始まる本格的な氷期にあっても生き残ることができるようになった。
 
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日本近海に大鉱床が眠る
海底熱水鉱床をめぐる資源争奪戦
 
飯笹幸吉 教授
1953年千葉県生まれ。現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。工学博士.東京教育大学理学部地学科卒。東京大学大学院工学系研究科修士・博士課程修了。
専門は海底鉱床学・海洋地質学。独立行政法人産業技術総合研究所(旧通商産業省工業技術院地質調査所)を経て、2009年9月から現職。
 
 
 
 
 
 
p143~150
海底勲水鉱床は商業べースに乗るのか?
今日、海底熱水鉱床が熱い注目を浴びているのは、膨大な量の高価値の金、銀を始め、卑金属(ひきんぞく:べースメタル)の銅、鉛、亜鉛の他、希少金属(レアメタル)のガリウムなどが含まれていると推定されているからである。

特にレアメタルは、私たちの生活を豊かにする通信、自動車、医療、太陽電池などの最先端技術に欠かせない元素である。レアメタルを含めた金属資源の消費は、日本だけでなく、中国などの目覚ましい発展をしている国に集中している。そのため、新聞紙上で報じられているように、中国で採掘される希土類元素のみならず、その他産出国によるレアメタル資源の囲い込みの顕在化が懸念されている。

 
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もし、これらのレアメタルを、またべースメタルを、日本のEEZ内や大陸棚延長海域から取り出すことができれば、将来的に金属資源を海外に依存しなくても済むようになる。しかも近年、そうした資源の開発は、夢物語りでなくなりつつあるのだ。

2009年度、日本政府は海洋資源調査船(6100t)を建造することにした。この調査船には、水深2千mの海底下400mまで掘削できるボーリング装置を始め、海底熱水鉱床を試験的に採鉱する機器や、掘削能力を50mまで延ばした改良型BMSも備える予定だ。

 
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この新船は2012年2月頃には就航するという。海底熱水鉱床の資源量把握や鉱床の形成機構の解明が、一気に加速されることだろう。
本章では、海底熱水鉱床の資源的な潜在性、ビジネス界の動き、そして資源開発に際しての環境面の課題などについてみていきたい。

海底熟水鉱床の商業的価値
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レアメタルには、希土類元素(17元素をー種類と数える)を含めた31種類の元素が指定されている。このレアメタルは、海底鉱物資源の中では、特に海山上に分布しているコバルトリッチ・マンガンクラストや深海底のマンガン団塊に豊富に含まれている。

一方、海底熟水鉱味にはそのうちバリウム、アンチモン、ガリウムなどが存在している。レアメタルではないが、毒性のあるヒ素、カドミウムも結構多く含まれている。

このヒ素を使用した太陽電池(GaAs:ガリウムヒ素)があり、これは宇宙で使用するという。ガリウムは、私が調査したある海底熱水鉱床では多く見出されている、また、カドミウムを使用した太陽電池(CbTe:カドミウムテルル)もあり、欧米では実用化が始まっているそうだ。

このように見てくると、海底熱水鉱床に含まれている元素は、最先端技術に十分役立ち得るのだ。私にとって心強い味方と思っているのが、長岡工業高等専門学校で試作している銅・亜鉛・スズ化合物の太陽電池である。
この種の化合物の変換効率ではトップクラスであるそうだ。銅と亜鉛が海底熱水鉱床の主要な金属元素であることを考えると、鉱床は今後の日本の産業を支えるためにはなくてはならないものといえるだろう。

ますますこの海底のどこに、どんな金属が、どれくらい眠っているのか?

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日本周辺EEZ内において発見された海底熱水活動域や海底熱水鉱床は、201O年時点で10を超えている。これらの鉱床は、すでに紹介したように、西太平洋に数多く分布している島弧-海溝系の、海洋プレートがマントルに沈み込む場の上側のプレートに分布している。そこには海溝にほぽ並行に海底火山、海底カルデラ、そして海底が新しくできつつあるリフト帯が存在している。

そのような場所の鉱床形成には、マグマなどのような熱源に加えて、海水の供給と熱水の放出ができる割れ目や断層の存在が必要であることは、中央海嶺と同様である。

鉱床の基盤を構成する岩石を見ると、島弧では流紋岩や石英安山岩などの酸性岩が多く、中央海嶺では玄武岩や超塩基性岩が多い。このような基盤の中を熱水が通ってくることにより、熱水中に含まれる重金属の組成が異なってくる。その緒果、島弧の海底熱水鉱床は、中央海嶺より金、銀、鉛、亜鉛が多い傾向を示すようになる。一方、中央海嶺の超塩基性岩を基盤としている海底熱水鉱床では、ニッケルやコバルトがその他の中央海嶺や島弧より富む傾向にある。

では、海底熱水鉱床の資源量は一体どのくらいあるのであろうか。全海洋では、これまで海底熱水活動域や海底熱水鉱床は350カ所以上報告されており、中央海嶺上では平均100㎞に1個の割合で熱水鉱床があるという。地球を取り巻く中央海嶺は7万5千㎞を超えるので、750ヵ所はある計算になる。また、西太平洋に数多く分布している島弧の長さの総和は2万㎞を超えるそうだ。ここにも数多くの海底熱水鉱床が見つかっている。

全海洋ではその数はさらに増えることは確実だ。現時点で最大の資源量を誇るのは、紅海のアトランティスⅡ世凹地の9400万tである。一方、ベンチャー企業のノーチラスが精力的に探鉱を実施したパプアニューギニアのソルワラ1では、200万tという数字が出ている。この海域では、同様の海底熱水鉱床がさらに多く発見されていることから、全体の資源量はかなり増えていくことが予想される。

日本周辺の沖縄トラフや伊豆・小笠原弧では、BMSによって資源量調査が実施されているが、その全容は未だつかめていない状態である。第4章でも少し述べたように、海底熱水鉱床域は起伏が激しいこともあって、海底に着底させて掘削する現有のBMSでは肝心の鉱床の中央部のデータを得ることが困難な状況である。

ちなみに、有人潜水艇を使用して得られた鉱床の地形的なデータを基に概算した値として、サンライズ鉱床の900万tという推定値がある。

他方、クラストにはレアメタルが豊富であるが、実は海底熱水鉱床に含まれている銅、鉛、亜鉛などの主要元素は極端に少ない。したがって、どちらか一方だけの開発だけでは片手落ちである。
日本の銅、鉛、亜鉛などのべースメタルはほとんど輸入に頼っていることなどからも、海底熟水鉱床とクラストの開発を車の両輪のごとく進めていく必要があるだろう。
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海底熱水鉱床はビジネスになり得るのか?

ここ数年、日本の民問企業の海底熱水鉱床に対する前向きなスタンスは、日本政府が2007年7月施行した海洋基本法に基づいて、2008年3月に海洋基本計画を閣議決定したことに大きな影響を受けている。この計画は、海洋に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るために策定されたものである。さらに2009年3月には、総合海洋政策本部で「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」が了承され、海底熱水鉱床については、目標達成に至るまでの探査・開発の道筋と、そのために必要な技術開発などの具体的な取り決めがなされている。

こうした海底熱水鉱床の商業生産を最終目標とした政官の前向きな姿勢が、海外ベンチャー企業の日本参入に刺激されていることは明らかである。白国のEEZ内にこれほどの数の海底熱水鉱床が存在する先進国は、日本をおいて他にないであろう。政官、そして官民が一丸となり、近未来を見据えて、これほど積極的に海底熱水鉱床の商業開発に向けて動き出したことは、これまではなかった。他方、海外ベンチャー企業は、投資額、機器開発などのどれをとっても日本より遙かに先を行っているのも事実だ。
 
昨今のように経済情勢の低迷がそれほど取り沙汰されていなかった2007年夏頃は、海外べンチャー企業が海底熱水鉱床とあれば所構わず鉱区の申請に躍起になっていた時期であった。そして日本に目をつけたのが、英国のネプチューン社である。一方、カナダのノーチラス社は、日本に触手を伸ばそうとせずに南太平洋に焦点を絞っていた。
p183~187
世界に先駆ける”海洋国家”としての選択肢

http://www.desc.okayama-u.ac.jp/Geo/Staff/Chiba/chimney.jpg中央海嶺の海底熱水鉱床の発見史を紐解けば、米国ではNSFやONRが国内の調査・研究活動を支える強力なバックボーンとして、1950年代から大学における機器開発を始め、人材育成を積極的に支援してきたことがわかる。研究者とそれを支える予算当局との緊密な関係が存在しているのである。米国だけでなく欧州でも、海の表層、中層、深層を長い年月をかけて積極的に調査してきた。日本も新たな、海洋国家への道を歩みたいのであれば、手薄な深海底鉱物資源の積極的利用に向けた調査とそれに伴う技術開発に、よりいっそう本腰を入れる必要がある。

前章でも述べたように、現在、深海にある海底熱水鉱床の探査に使用するROVや資源量評価に必要なBMSは外国製である。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
唯一、AUVのみが国産である。国家として深海底の積極的利用の方針を着実に実行しなければ、海底熱水鉱床の商業開発に向けた日本独自の技術開発のブレイクスルーは、そうそうあり得ないだろう。日本の機関が外国製の最新のROV,AUV、ソーナー、掘削機類を使用することは、外国の技術の育成に貢献することになり、逆に日本のベンチャー企業の意欲を削ぐのに一役買ってしまうことになりかねない。果たして、それでよいのだろうか。
http://zam.oh.land.to/xoops/uploads/photos/902.jpg←AUV

日本の沿岸域については、海洋表層や海面下の利用がそれなりに盛んである。一方で、日本の主権の及ぶ範囲は、沿岸のみならず、200海里に及ぶEEZの遠洋まで含まれていることを忘れてはならない。日本に鉱物資源が少ないといわれて久しい。国際収支が黒字であった時代には、海外から買えばいいという政策であった。

しかし、今日では周知のように、レアメタルを含む鉱物資源の争奪戦が激しさを増しており、日本の屋台骨を支える先端産業の原材料獲得が困難な状況になりつつある。そうした中で、大陸棚延長も可能になろうとしていることからも、日本が遠洋の海底資源を経済的にも、また資源外交的にも利用できる状況を作り出しおくことは、極めて重要である。

海外諸国はすでに先を行っている。先に述べたように、ドイツでは数年前に、マンガン団塊に含まれるレアメタル利用に向けて、一度は中断した研究開発を再開した。また、ロシア、米国、カナダなども、大陸棚延長に絡めて北極海の海底調査を積極的に行っている。

日本もこれまで海底鉱物資源の調査を行ってきたことは本書でも触れたが、現状では海底熱水鉱床の経済性を評価するために十分な資源探査能力、資源量把握の調査技術を持っているわけではない。韓国や中国、インドは、今や猛烈な勢いで海洋資源調査に研究資金を投入している。日本も少なカらす資金の投入をしてはいるものの、諸外国に先んじて技術・手法の開発を行い、それらを輸出しようというような気概はあまり感じられない。他方で、日本の海洋産業を牽引してきた造船業は、今や外国に席巻されて見る影もない。まさに今、日本は、この深海の分野で海外に輸出できる技術を持つことを手始めに、海底熱水鉱床を基軸とした新産業の育成という新たな領域に挑むべきではないだろうか。少なくとも、”海洋国家"としての日本の新たな時代に向けた選択肢の一つとして、真剣に議論すべきである。
中国が世界のレアメタルを押さえようとしているなか、この日本の権益は国家としてきちんと対処すべき課題である。 鳩山のように、友愛だとか、東アジア共同体構想なんぞ寝ぼけたことを言っていると、中国に日本近海の資源を根こそぎ持って行かれてしまう恐れがある。
 
未だに全容が解明されてはいない中、マンガン団塊やマンガンクラスト、チムニー(海底熱水鉱床)は有望な資源としておおいに期待ができそうだ。日本近海に眠るメタンハイドレードを併せると、日本は一気に資源大国になる可能性がある。
 
かつて欧米人が夢見た黄金の島ジパングは、21世紀海底資源大国日本として甦ろうとしている。
 
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一方、最もポピュラーな太陽黒点周期であるシュワーべ・サイクルは、20世紀以降は10年周期が多く、基本的にディケードの5年間の前半は下降し後半は上昇してきた(ただし、谷は後半5年間の前の方に付けている)が、今回の周期では谷がおそらく2009年と、ディケードの後半5年間の後ろの方に記録されたため、次の山は、前半の5年間の12年くらいとなってしまう(102ページ参照)。この動きと連動するとすれば、設備投資循環もしくは景気拡大期間循環として知られるジュグラー・サイクルは、不振に終わった2000年代後半の5年間に比べ、2010年代前半の5年間には期待ができそうである。設備投資の加速や景気拡大期間の伸長は2010年代前半にみられるのではないだろうか。

最後に太陽輻射熱サイクルとも考えられるエルニーニョ・サイクルは、気象庁の最新予測通りだとすると、2009年央頃から発生したエルニーニョ現象が、今後は10年の春まで続き、その後終了する(35ぺージ参照)。ただ、指標となる東太平洋海面水温偏差のピークは、09年7月であった可能性もあり、既に不順な気象を醸成して日本の景気に与えるダメージのピークは越えたと判断できると著者は考えている。すなわち、三年半周期のキッチン・サイクル(在庫循環)は上向きに転じていておかしくない。

現に著者は、別にエルニーニョ・サイクルから導き出したわけではないが、本業の景気予測の仕事で09年1-3月期が景気の谷で、その後回復過程に入っていくとの予測を08年末頃から一貫して述べてきているのだ。なお、次のエルニーニョ現象、ないしその指標となる東太平洋海面水温偏差の曲線がまた上昇(景気にマイナス)を始めるまでには、少なくとも一年間以上の時間がかかり、その点だけから景気の行方を論じるとすれば、2010年内は基本的に景気が大丈夫だということになる。
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さて、ここで、冒頭の太陽活動と経済との間の「100年に1度」の関係に戻ろう。まず、注意しなければいけないのは、厳密にいうと、1929~33年の大恐慌が起きたのは81年前であって、97年前であったわけではないことだ。私たちは、マスコミの風潮に流されて、単に「100年に1度」だから、太陽活動と世界経済に全く同じことが起こっていると短絡してはならない。 また、大恐慌の底となった1933年と、今回の景気の谷が形成された2009年の共通点の一つは、確かに、両年とも黒点の極小年であった点だといえる。だが表にみるように、1913年以降、10.7年周期で繰り返された黒点極小年のうち、特に1933年が大きな減少年であったわけではない。つまり、「100年に1度」というのは、太陽の方にはほぼ成り立つといえても、経済については徴妙であり、むしろ、「100年に1度か、50年に1度の事態」と、年数の範囲を広くしたグリーンスパン発言を、額面通りにおおらかに解釈する方が、より正確といえるのである。 とはいえ、今回の世界金融危機がほぽコンドラチェフ・サイクルと呼ばれる平均50~60年周期の世界経済の長期波動の下降局面現象であると理解することはできる。歴史に刻まれた「大恐慌」に過度にこだわることさえなければ、例えば、アメリカの経済学者B・ベリーが唱えたアメリカのコンドラチェフ・サイクルの基準日付と、前述の東大・吉村宏和准教授発見の太陽活動のグランド・サイクル(五五年大周期)とが、山・谷の逆相関でほぽ対応しているという事実は重要な知見だ。
吉村サイクルと地球温暖化の行方
すなわち、本書第9章で詳述するように、私はコンドラチェフ・サイクルが気候変動等を介して太陽活動の吉村サイクルと逆相関で結びついているのではないかとの見方を提示している。地球温暖化の脅威が叫ばれ、人為的な温暖化ファクターであるCO(二酸化炭素)排出規制が世界的に強まり、これに伴うイノベーションともいえるエコカー(ハイブリッド・カー、電気自動車)や太陽光・風力発電などの新産業・エネルギーも登場し、排出権取引も本格化しようとしている昨今であり、それらの進展には大きな期待がもてよう。特に日本の鳩山由紀夫首相は、CO排出量を2020年までに1990年比で25%削減するとの目標を、09年9月の国連の気候変動サミットで、国際公約として表明した。

ただ、太陽に着目すると、今後の地球気温が温暖化一辺倒になるとも断言できないことがわかる。逆に、現状のような、ほぼ無黒点の時代がずっと続いて、17世紀半ばから18世紀初めの「マウンダー極小期」の約70年間に、テムズ川が結氷するなど、小氷河期(Little Ice Age 正確には1300年頃から1850年頃までの約550年間の寒冷期全体を指す)といわれるほど地球の寒冷化が進んで行ったことに注意を喚起する有カな科学者も多数いる。太陽活動の、ここへきての静けさは、C02温暖化説をも揺るがすほどの破壊力をもっているともいえる。ただし、やはり黒点数が非常に少なかった1954年の極小期の3年後の1957年には、観測史上最大の190台に達する極大期が到来していることを考慮すると、先行きの予測は非常に困難であり、話は一筋縄には行かないのである。

結局、行き着く一つのシナリオは、今後20~30年間に太陽活動は、五五年周期の吉村サイクルが下降局面を辿る中で、COによる温暖化圧力を相殺する方向で作用するというものである。つまり太陽自体は寒冷化圧力を地球に及ぼしながら、世界経済の長期波動であるコンドラチェフ.サイクルを浮上させて行くというシナリオだ。これだと、温室効果ガスであるCOの作用と相殺し合って、小氷河期のような極端な状況ではなく、緩やかな寒冷化、もしくは温暖化テンポの緩慢化という流れの中で、資源需給が徐々に引き締ま
って行くことも十分に想定され得る。

もっとも、C02は基本的に、主体は自然の産物であって、人為的なものは全体の中では僅かであり、海中に溶けていたものが湿暖化により蒸発して大気中で増加しているのだとの解釈もある。

一方、デンマークの宇宙線物理学者スヴェンスマルクにより1997年に提唱されたように、太陽活動の不活発化により、宇宙線粒子の地球大気中への侵入量が増加して雲が大量に発生し、日光の流入を遮断することにより起こると推測されている地球の寒冷化に対して、C02が果たしてどの程度の対抗力をもつのかは、現在の科学の水準でもよくわかっていないようだ。もちろん、一般の常識的な理解では、CO増加による温暖化圧力の方がはるかに大きいはずであるが、それについては実証的な成果にまつしかない。

このように、気象との関係でさえ、確定的なことをいうのが難しい太陽活動に関連して、生物としての人間という観点も含め、人問が営む経済活動の状態、つまり景気との対応について、1987年という比較的早い時期に、一介のエコノミストが大胆に研究したのが本書なのである。そうしたドン・キホーテ的な取り組みに、読考が何らかの興味と意義を感じていただければ、著者として、これに過ぎる喜びはない。

本書が刊行されてから、二三年つまり、二二年プラス一年経過した。二二年という年数は太陽活動のへール・サイクルの一周期であるので、昨今の太陽活動に対する学界や世間の関心の高まりも、サイクルの同じ位相で生じたことになる。何やら本書の再登板への期待のようなにおいを嗅ぎとることができよう。

略


2012年に太陽黒点の増加と過去最大の太陽風が来るとか来ないとか、2012年でマヤ歴が終っているなど2012年に関し様々な予言をする人達がいる。通常のサイクルなら太陽黒点が増え、経済が活発化するが・・・小氷期へ突入するのであれば2012年には太陽風による被害も起きないかもしれない。
現時点では太陽活動は低調である。

下記URLで太陽黒点の情報は開示されています。


<ご参考>

【太陽活動の低下は温暖化ではなく寒冷化の前兆か?CO2削減反対!】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/29811295.html

【景気循環と干支、太陽黒点の関係 】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/22198199.html

【太陽黒点:「復活」の兆し+スパコンで再現】
http://wiredvision.jp/news/200906/2009062323.html

【巨大磁気嵐と人間の文明:1859年の太陽嵐が示すもの】
http://wiredvision.jp/news/200909/2009090923.html

【強力な太陽嵐で2012年に大停電? 対抗策は】
http://wiredvision.jp/news/200904/2009042823.html

【流動する太陽表面:高解像度の最新動画】
http://wiredvision.jp/news/200911/2009111922.html
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二十数年前先輩に借り読んだ本を二十数年ぶりに文庫本で復刻され読むことができた。いや懐かしい・・・内容は今読んでも遜色が無い。それどころか、ちょうど2サイクルが終了した今読むべき本である。

プロローグ
本書『太陽活動と景気』が誕生した1987年は、10月にアメリカ発の株価大暴落(ブラックマンデー)が起こり、「すわ、世界大恐慌の再来か」と騒がれた年であった。そして、2009年もまた、08年9月のリーマン・ショックを契機に深刻化したアメリカの金融危機の波及により、「100年に一度か、50年に一度の事態」(グリーンスパン・前FRB議長)といわれるほど、世界的に厳しい経済状況の下で年が明けた。

同じ頃、地球のあらゆる生命力の源泉ともいえる太陽活動にも、100年に一度と称される異変が起こっていた。約11年周期で増減を繰り返す太陽活動の指標となる太陽黒点数が、前回の極小期から12年以上経つのに、なかなか立ち上がらず、08年9月の段階で、黒点が全く観測されない日が50日余りに達し、NASA(米航空宇宙局)は、まず「約50年ぶりの静かさ」と発表した。ところが、その後、ほぼ無黒点の状況は08年いっぱい続いた。さらに、09年に入っても、黒点活動の停滞は続き、国立天文台の観測によると、黒点が観測された日は、1月が4日、2月も1日という低調さだった。

最終的に、08年に黒点が出現しなかった日数は、ベルギー王立天文台の観測によるど、年間で266日となり、これは観測史上最も日数が多い311日を記録した1913年以来、95年ぶりのことで、1901年の287日や1878年の280日に次ぐ史上第四位の記録となった。黒点数も、08年は年間平均で2.9と、1913年の1.4以来、95年ぶりの少なさとなった。さらに09年8月には、月平均黒点数がゼロと、1913年6月以来、96年ぶりの最低を記録し、最終的に09年(1月~11月)の年間平均でも2.4と、やはり96年ぶりの低さとなった。「50年に1度」どころではない。

こうして、「100年に1度」という経済の厳しさを形容するフレーズが、NASAも「約100年ぶり」と修正したこともあり、太陽黒点についても当てはまることになった。
いよいよ太陽と経済との相似形が注目されてきたのだ。

このように、太陽活動とその指標である太陽黒点の動向は、いまホットな話題となっているわけだが、太陽がいかに重要であるかについては、今さらいうまでもない。太陽は"万物の母”と呼ばれ、地球が外部から吸収する光と熱の大部分を供給している。太陽と地球との距離は1億5000万キロもあるが、地表面1平方センチメートル当たりでわずか20分間だけの太陽からの放射エネルギーで、地球上で人間が営んでいる活動の一年分を賄える。つまり、人間の全エネルギー消費量の2万~3万倍のエネルギーが太陽から運ばれているのだから、「太陽光発電」に人類が着目するのも遅すぎたくらいだ。

09年7月22日に、奄美大島など日本列島でも観測された、僅か数分間の皆既日食でさえ、太陽の存在の重みと恵みとを再認識させるのに十分だった。もしも、太陽がその活動を停止したとしたら、水も空気も青空も、食料となる動植物も、そしてもちろん人類自身も、すべてこの地球上から消えてなくなることが明白だ。

その意味で、人類にとって、太陽ほど絶大な存在は他にない。現に、日常生活においても、人々は毎日、太陽の日周運動に伴う昼夜のリズムに合わせて昼に活動し、夜に眠っている。さらには、太陽の光度変化によって起こる四季ごとの寒暖の差に順応して、生活パターンを変化させている。にもかかわらず、人々はしばしば太陽の存在を忘れて物事を論ずる傾向がある。例えば、今日、経済学者やエコノミストが経済を論ずる場合、太陽やそれに伴う気象の変動について考慮することがほとんどないのは不思議というほかない。



太陽黒点説の展開
ところが、太陽活動と経済活動とを結びつける考え方は、19世紀からあった。本書第2章で紹介するように、イギリスの独創的な経済学者で、隈界効用価値説を提唱して近代経済学を開拓したウィリアム・S・ジェヴォンズは、科学誌『ネイチャー』に発表した論文、「商業恐慌と太陽黒点」(1878年)の中で、当時の平均が10.45年と推定されていた太陽黒点周期が、彼の計測による1721年から1857年までのヨーロッパの恐慌の周期である10.466年と、ほぽ一致することを見いだした。そこで彼は、インドや中国の穀倉地帯の降雨量の増減がこれらの地域に飢饅と不況を周期的に生じさせ、当時、東インド会社を通じ、多くの企業が銀行借入れを利用して対印・対中貿易を行っていたヨーロッパ諸国の経済にも、周期的な商業恐慌や信用危機をもたらす、と結論した。

また、彼の死後の1909年、長男のハーバート・S・ジェヴォンズは、アメリカの穀物生産の周期が、インドやアルゼンチン地域の気圧変化と合致する、三年半の短周期であることを見いだしている。彼は、これが企業心理を介して2、3個累積し、7年や10年半周期というバリエーションができると説き、父の説を修正した。また、アメリカのヘンリー・L・ムーアも1914年、ミシシッピー川流域の降雨量と収穫量が8年周期で連動し、物価と景気循環も共変することを見いだした。

ところが1934年、権威ある『季刊経済学雑誌』(Q・J・E)の巻頭に掲載された、アルゼンチン大使館のC・ガルシア・マタとハーバード大学のフェリックス・I・シャフナーの論文「太陽と経済の関係」は、同じ太陽黒点説を標榜しつつ、穀物収穫説を否定して注目された。彼らによると、1876年から大恐慌の1932年までの56年間、アメリカの農業生産は太陽黒点数と無相関だったが、鉱工業生産は著しい相関を示した。

そこでマタらは、太陽からの紫外線放射の周期的増減で人間心理が生物学的経路で影響されている可能性に言及した。この意味で彼らの黒点説は、優れて自然科学的な景気循環論であったといえる。

私自身は、このマタ&シャフナーの論文の発表から半世紀が経過した1985年頃より、W・S・ジエヴォンズが1870年代に唱え、1930年代にマタ&シャフナーがもう一つの方向性を示唆した、景気循環の太陽黒点説の再構築という作業に着手(以前から太陽黒点と経済社会との関わりを指摘してきた加藤宏氏や西宮史朗氏といった民間の株式研究家を除くと、東亜大学の住田紘元教授も、独自に、嶋中とほぼ同時期に、同様の方向を目指した研究を展開し始めていたことが、後になってわかった。住田氏の『経済変動と太陽黒点』、ナカニシヤ出版、一九九〇年を参照)し、1987年に書いた本書をはじめ、本業ではないが、余暇を中心に楽しんで研究するような自分自身のライフワークとして、今日までに、多くの研究成果を発表してきた。

W・S・ジェヴォンズは10~11年周期のシュワーべ・サイクルと呼ぼれる太陽黒点サイクルと景気循環との対応にのみ着目したが、同時に、イギリスの経済統計学者ハイド・クラークが1847年に、ヨーロッパの飢饉と恐慌に関する54年周期の長期波動を発見していることも紹介している。このサイクルは、後に1979年に太陽物理学者の吉村宏和・東大准教授によって太陽活動の55年大周期(グランドサイクル。私の命名により、吉村サイクルとも呼ぶ)の存在が発見されたことで再び注目されることになった。また、前述したW.Sの息子のH.S・ジェヴォンズが1909年に、3.5年周期の気象変動(後のエルニーニヨ現象。H・Sは太陽輻射熱現象とした)を発見している。さらに、アメリカの気象学者W.O.ロバーツらが、アメリカ中西部での干ばつの周期的発生と太陽黒点の磁極周期であるへール・サイクルの22年周期との一致を実証した。
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四つの周期性と景気循環との対応
私は、本書やその後の研究の中で、こうした四つの異なる太陽活動の周期性が、各々、景気循環の四つの代表的なサイクルと対応することを見いだし、表のように体系化した。

また、太陽活動が景気循環に影響を及ぽす経路についても、私は次の三つの説の複合型とした。

①「農林水産物収穫説」。需要一定の下、太陽・気象サイクルにより、ある地域での農林水産物の供給が周期的に減少(増加)すれば、原材料価格の上昇(低下)により工業部門の企業利潤を低下(上昇)させるとともに、当該地域の輸入余力が弱(強)まって、工業地域からの輸出も減退(増加)する。ただ、本書第5章で論じているように、こうしたことが成り立つためには、太陽活動と気象、また気象と農林水産物の収穫との間に明瞭な相関関係がなければならないし、一般的には、商晶市況の上昇(低下)が景気の拡大(収縮)に対応しているという事実の説明も課題となる。

②「人間心理説」。太陽黒点数の変化は、生理的な意味での人問の電磁的平衡状態を狂わせ、企業家を含む大衆が抱く先行きに対する楽観と悲観の心理に周期的な変動を引き起こし、投資、消費、株価形成をも左右する。この背景には、太陽活動と人間の生理との間に何らかの関係がなければならないが、これについては第6章で論じた。

③「エネルギー需要説」。第10章で詳述するように、太陽活動に伴う周期的な寒暖の変化は、人間の体温維持に要するカロリー摂取量の変動を引き起こし、これが化石燃料消費や農林水産物需要を根底から揺り動かす。当然、一次産品全体の価格変動にも影響が及び、経済全体に波及していく。

私の新太陽黒点説は、このように四つの景気循環を、別々の太陽・気象サイクルと対応させ、各々の原因も三つに集約して、体系化したものといえる。ちなみに、各太陽活動サイクルの現局面について、ごく大雑把な位置の推定を行うと、以下の通りになる。

まず、約五五年周期の吉村サイクルは、吉村宏和准教授流の用語を用いれば、第Ⅵ大周期にある(203ぺージ参照)。つまり1976年を谷にして、おそらく2000年にピークアウトし、2033年頃に再び谷に向かうとみられる新たな五五年間の中にあるといえる。一方、アメリカの長期金利でみた世界景気(物価・イノベーション)の長期波動であるコンドラチェフ・サイクルは、吉村サイクルと逆相関を示しながら、1981年を山にして、2008年の谷まで下降し、2030年代前半くらいに新たなピークに達すると考えられる。したがって、これから長期的には、デフレよりもインフレの流れが強まることになるのかも知れない。

約22年周期のへール・サイクルは、1947年、1968年、1989年、2000年と続いた太陽磁極サイクルの谷からみて、次の谷は2012年、その次は2033年頃に迎えるとみられる(111ぺージ参照)。これを経済に引き直せば、磁極サイクルと循環の日本のクズネッツ・サイクル(建設投資循環)は、2012年に向けて上昇した後、2022年頃までは下降を続け、その後2033年頃に向けて上昇することになる。

ただし、これをもう少しラフに言えば、偶数年代の1960年代、80年代、2000年代に上向き、奇数年代の50年代、70年代、90年代に下向いたクズネッツ・サイクルが、再び2010年代に下向き、20年代に上向き始める転換点が、2012年頃と2022年頃ということになる。

続く
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今日は人類が月面に立った1969年7月20日(日本時間同21日)、月の「静かの海」に着陸してから40週年の記念日にあたります。
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月面に降り立ったアームストロング船長の月面に降り立った第一声「一人の人間にとって小さな一歩だが、人類には偉大な飛躍」は、名言として人類の記憶に刻み込まれた。

子供の頃、アポロの月面着陸、大阪万博、人類の未来は薔薇色でした。
大人になった頃には自分も月にいけると信じていました。が、ちょっと無理かもしれませんね。

最近は40年前の快挙を愚弄する「アポロ捏造説」が流布されています。人類の進歩を望まない科学を愚弄するものとして私は強い憤りを感じます。

そこで、NASAは40周年にあわせて、「アポロ捏造説」に止めを刺す証拠を提示した。

月観測衛星「LRO」、遂にアポロ11号の月着陸船の映像撮影に成功【technobahn】
http://www.technobahn.com/news/200907180146
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2009/7/18 01:46 UTC − NASAは17日、先月19日にフロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げた月観測衛星「Lunar Reconnaissance Orbiter(ルナー・リコネッサンス・オービター)」によって撮影されたアポロ月着陸船の映像を公開した。

  今回、公開された映像は、アポロ11号、15号、16号、17号のもので、11日から15日にかけて撮影されたもの。映像は最終観測高度に投入される前段階のものであるため、解像度は1メートル強と荒い出来となっているが、太陽が真横に射す時間帯を狙って撮影されたものとなるため、どの映像でも月着陸船がはっきりと確認できるものとなっている。

  NASAではLROが最終観測高度に達した場合は、今回、公開したものの2~3倍の解像度の映像が撮影可能だと述べており、近く、更に高解像度の映像が公開される見通し。

アメリカには、キリスト教原理主義者が多数存在し、進化論と同じくアポロの月面着陸は聖書を汚すものとして敵視する人々がいます。そういった人々が様々な角度でいちゃもんをつけてきましたが、世間で流布されている捏造とされる証拠はdiscoveryチャンネルの怪しい伝説で尽く捏造ではないことが実証されました。

【discoveryチャンネルの怪しい伝説】
http://japan.discovery.com/episode/index.php?eid1=871639&eid2=000000
番組を見た私の感想については、阿修羅の掲示板に書き込んであります。
http://www.asyura2.com/09/idletalk35/msg/589.html
痛快!爽快!すっきり!すっきり!アポロ計画陰謀論者の説を実験して陰謀論者を木っ端微塵してしまった。番組では、陰謀論者が根拠とする五つの説を実験しました。

①光源が一つなのに影の方向が違う説。これは地面の傾斜の角度が異なりますので、初めから解っておりました。実は私、絵を描く趣味がございまして、高校、大学時代は美術部でよくスケッチをしてましたので、気がついておりました。番組では陰謀論者が根拠とする写真を光源を一つで見事に再現実験に成功しています。ジオラマセットと模型を作り撮影した写真では影の方向が違って見えました。

②着陸した月着陸船から降りる宇宙飛行士は影になっているので、宇宙飛行士がくっきり写るわけが無いという説。これも①同様複数光源説でしたが、月表面が反射した反射光で、宇宙飛行士がくっきり写る実験を模型を使い、同じ写真を撮影するのに成功しました。影の宇宙船から降りる人形の宇宙飛行士を光源が一つでNASAの元の写真とそっくりそのまま再現できました。陰謀論者は自分の狭い視界、乏しい経験を元に思考していることがよく解ります。

③真空で水の無い月面の砂の上にくっきり足跡が残るわけが無いという陰謀論者の説でした。巨大な真空チェンバーで、月の砂を再現した砂を敷き、原始的な実験装置でブーツを砂の上に置くと、くっきり足跡が残りました。
地球上の砂は風雨に曝されているので、表面が丸く、水分が無ければ足跡を残す事ができませんでしたが、真空中で砂の表面が尖っている砂では、見事に足跡が残りました。

④真空中、星条旗がはためいたように見える有名な映像実験。同じく巨大真空チェンバーで空気が有る状態で、旗を揺らし、真空状態で揺らした映像を比較しました。
驚く事に、真空中の旗は、空気が有る状態と異なり、アポロの星条旗のような動きをするのでした。理由は簡単、空気が無く、星条旗を止める空気摩擦が存在しないからだ。
実験映像を見れば一目瞭然でした。

⑤月面の飛行士達の映像は、通常速度で撮影したものをスローモーションで再生しているにすぎない説です。実験を見ました。苦労して同じ動きをしてスローで再生しても、あのように滑らかな動きは不可能で、ならばワイヤーでつり、1/6の重力で再現して見せたのですが、NASAの映像を再現する事が出来ませんでした。ならばというので、飛行機で上昇下降を繰り返し無重力体験が出来るゼロG社の飛行機を使い、1/6の重力で再現すると、天井が低くそっくりそのままは不可能であったが、通常のスピードの撮影で、十分に似たような動きとなった。スローモーション説はありえないことを再現しました。

最後に天文台で、月に実際にレーザーポインターを照射し、反射鏡が無い地点と、反射鏡への照射とそれぞれの場合を実際に観ると、無い地点では、全く光の反応が返ってこなかったが、プリズムがある辺りへ照射すると反射鏡から光が返ってきたことが実験で証明されました。

陰謀論なんて皆そんなもんだ!が奴らの脳みそでは、だから地上でも撮影できるんだぐらいの屁理屈が予想されるが、もし地上で撮影していたのなら、逆に陰謀論者に突っ込まれるような旗がハタメイテ見えるなんてシナリオを書かなかったろう。

月で旗を動かし初めて真空中での旗の動きがわかるというもの、人為的なシナリオなら、そんな微細なことに気がつくわけが無い。
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ターミネーター2の液体金属アンドロイドT-1000

自分を折り畳む折り紙マシン:「プログラム可能な素材」の研究 【wiredvision】
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Photo credit: 米国防総省国防高等研究計画庁(DARPA)
http://wiredvision.jp/news/200906/2009060822.html
米国防総省の過激な科学部門である国防高等研究計画庁(DARPA)の基準からしても、このプロジェクトは現実離れしているように思える。「セルフ・アセンブルを行なう、あるいは変形し、機能を果たした後、ばらばらになる」よう命じることが可能な素材、というのだ。

だが、DARPAが支援する複数の研究チームが、この信じられない目標に向かって前進している、と『Signal』誌のHenry Kenyon氏は報告している。

DARPAの『Programmable Matter』(プログラム可能な素材)プロジェクトは、第2段階に入って5カ月になる。来春早々には第2段階が終了する見込みだ。第2段階が終了すれば、研究者たちは、「一連の構成要素から、特定の大きさや形状の3次元固体を4〜5個組み立てる」予定だ。

このプロジェクトは将来、「気候に合わせて変形する航空機や、地上用の変形型車両、変形型制服、狭い開口部を水銀のように通り抜けて、洞窟や掩蔽壕に侵入する『柔軟な』ロボット」などにつながる可能性がある。兵士は、形を成さないどろどろした物質が入った容器に手を突っ込み、カスタムメードの道具や「汎用スペア部品」を注文できるようになるかもしれない。

ハーバード大学のあるチームは、折り畳まれてあらゆる形状に変化できる、一種の「一般的ルービックキューブ」の開発に取り組んでいる。

大きな合成DNA鎖に指令を与え、結びついて「分子の『ベルクロ』[マジックテープの商標]」を形成しようとしている研究チームもある。

マサチューセッツ工科大学(MIT)のグループは、『自分を折り畳む折り紙』マシンを開発中だ。「内蔵のアクチュエイターとデータを使って、特別なシート材料を折りたたむ……これらのマシンは、最先端の数学定理を用いて自分自身を折り畳み、三次元のあらゆる物体に変化する」。

一方、プログラム可能な素材に関する数多くの研究を独自に行なってきた(日本語版記事)米Intel社研究部門は、初歩的段階のかなり先を見据えている。Intel社研究部門によれば、同社の素材は将来、「人や物質の形状や外見をリアルタイムで模倣し、オリジナルが移動すれば、複製も移動する」ことができるようになるという。「これらの三次元モデルは、ホログラムではなく物理的実体だ。オリジナルが一緒に部屋にいるかのように、複製に触れたり、やりとりしたりできる」
[以下の動画は、Intel社のdynamic physical renderingコンセプトを紹介するもの。電磁気を使って合体・変形する群行動の微小ロボットや、フラットなシリコンを集積させて直径数百ミクロンの3D物体を作る研究などについての日本語版過去記事はこちら]http://wiredvision.jp/news/200803/2008030722.html


ターミネーター2のT-1000というよりは

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トランスフォーマー・・・
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ゲッターロボの方がイメージに近いかもしれない。

米国防総省国防高等研究計画庁(DARPA)[ http://www.darpa.mil/]は、これに留まらない。視覚的に見えない戦車だとか兵士とか、無人ロボット自動車の競技会を開いたり、まだまだ凄い研究をしている。時々ネタ探しに訪れるのだが、DARPは100年先のSFの世界に近い研究をしている。

先日も紹介した潜水艦から発進する無人戦闘機やら、下のDARPが研究している動画BIG DOG(四足歩行運搬ロボット)はなど感動モノだ。

Boston Dynamics (DARPA) BIGDOG Robot
<DARPA組織図>
http://www.darpa.mil/Docs/OrgChart.pdf
DARPAは幾つかの局に別れ、それぞれ驚くべき研究に従事している。
 防衛科学局( DSO ) http://www.darpa.mil/dso
情報処理技術局( IPTO ) http://www.darpa.mil/offices.html
マイクロテクノロジー局( MTO ) http://www.darpa.mil/mto/
戦略技術局( STO ) http://www.darpa.mil/sto/
戦術技術局( TTO ) http://www.darpa.mil/tto/
画像がついているものは自動翻訳と原文を読み比べながら読んでみましたが・・・1日かかります。研究の一つ一つがSFチックで目が点になります。皆様も一度自動翻訳を頼りにDARPAのHPにアクセスしてみて下さい。

しかし、日本も負けていない!

【ホンダ脳インターフェイス】脳血流と脳波のハイブリッド
http://autos.yahoo.co.jp/news/detail/0/122963/
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考えるだけでロボットを制御するBMI技術(2009)。BMIの脳計測装置とASIMO
ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン(HRI-JP)、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、島津製作所の3社は3月31日、人間の思考を脳情報から直接読み取り、機械にコマンドを送るBMI(ブレイン・マシン・インターフェース)に関する新技術を発表した。

今回の新技術の注目点は2つ。まずは思考を読み取るための基礎情報となる脳情報の抽出・解析技術、スパースネス・アルゴリズム。このアルゴリズムはスペクトルアナライザーの一種で、極めて高度なもの。

あえて簡単に説明すると、脳内の血液の流れと脳波の2つの脳情報をスキャンし、両者のイメージの中から特定思考のときに浮かび上がる特徴を効率よく抽出して判定するというしくみだ。

ホンダとATRは2006年、人間の脳血流の変化から思考を読み取り、考えるだけでグー、チョキ、パーのコマンドをロボットに送ることができるBMI技術を発表していたが、今回は脳血流と脳波のハイブリッドに進化した。

脳血流の測定は脳のどの部位に変化が起こっているかということを読み取るのにはとても有用だが、反応が表れるタイムラグが大きく、詳細な変化もわからなかった。それに対し、脳波は脳のどの部位が反応しているかはわからないが、細かい反応の変化が顕著に表れ、しかもリアルタイムである。両者を併用してデータの相互補完を行うことで、より的確で素早い思考の読み取りが可能となったという。

もう一つは、測定される人間の行動の自由がある程度確保されていること。脳血流の読み取りにNIRS(近赤外光分光装置)、脳波の読み取りにEEG(脳波計)を用いているが、センシングに島津製作所のアイデアが生かされ、頭部にセンサーを装着した状態でも一応動き回ることが可能である。コンピュータはまだ大がかりなものだが、無線通信などの技術を併用すればケーブルレスにすることは可能な段階に到達しているとみられる。
(レスポンス 井元康一郎)
夢を映像化!?脳内画像を脳活動から再現【MSN産経】
http://sankei.jp.msn.com/science/science/081211/scn0812110201000-n1.htm
人が目で見て認識している視覚情報を、脳活動を調べることで読み取り、コンピューターで画像として再現することに国際電気通信基礎技術研究所[http://www.atr.co.jp/html/topics/press_081211_j.html](ATR、京都府)などの研究チームが初めて成功した。まだ単純な図形や文字で成功した段階だが、将来は夢を映画のように再現できる可能性もあるという。11日付の米科学誌「ニューロン」に発表した。
 物を見たときの視覚情報は、大脳の後ろにある視覚野という領域で処理される。研究チームは被験者に白黒の画像を見せ、視覚野の血流の変化を磁気共鳴画像装置(MRI)で計測。脳の活動パターンから効率よく画像を解読するプログラムを開発した。
 実験で使った画像は小さなマス目を縦横10個ずつ並べたもので、四角形や十字、アルファベットなど11種類。被験者が画像を見てから4秒後に、ほぼ原画に近い画像をコンピューターで再現できた。また、見ているままの状態を動画で再生することにも成功。再現精度は個人差があるが、カラー化も原理的には可能という。
 夢を見ているときや、頭の中で映像をイメージしているときも、視覚野は活動すると考えられている。ATR脳情報研究所の神谷之康室長は「夢を読み取って画像化することも、荒唐無稽(むけい)なことではない。医療での患者の心理状態の把握、新たな芸術や情報伝達の手段などに応用できるかもしれない」と話している。
 人が見ているものを脳活動から解読する試みでは、「縦じまか横じまか」といった単純な判別は可能だったが、見ているもの自体を画像として読み取ることはできなかった。
国際電気通信基礎技術研究所http://www.atr.co.jp/html/topics/press_081211_j.html

夢を映像化 成功!
なんだか、「凄い!」と思った新科学技術と思ったニュースを列挙してみましたが、日本やアメリカでやっている基礎研究は、いかに新興国の中国や韓国が背伸びしても、まだ、届きそうもない底辺の広さと深さを誇っています。21世紀の未来は20世紀に想像していたより凄い事になりそうだ。

米国や日本がが衰退し崩壊すると思い込み頭が凝り固まっている人は私のレスを読みさらにDARPAのホームページを隅々読ん下さい。どう思われます?

エコ環境技術も、先進国が希望を託す未来技術だが、先進国経済が追い詰められれば追い詰められるほど、なんだか想像もできない凄い技術革新が起きる可能性がありそうです。

日米の科学の懐の深さを知ると、未来に対し明るい微かな希望を持つことができそうです。
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【機動戦士ガンダム:「台場に立つ」18メートルの雄姿現す】
http://mainichi.jp/enta/mantan/graph/anime/20090609_2/?inb=yt
これはちょっと違うか・・・・
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