12/9 水戸芸術館で、デイヴィッド・シュリグリー展を体験してきた。
現代アートのマニアックなアーティストを大胆に紹介する水戸芸術館だが、今回のイベントもかなりヤバイ!
ヤバイとは、私の世代(1963年生まれ)でのニュアンス「危険や不都合な状況が予測されるさま。あぶない。」ではなく、平成末の若者の間で使われる「最高である」「 すごくいい」の中間のヤバイのニュアンスが適当な言葉だろう。
●2017年 10月 14日 (土曜日) – 2018年 01月 21日 (日曜日)
ブラックユーモアが特徴の作品で知られる英国人現代美術家、デイヴィッド・シュリグリーによる日本初の大規模個展が水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催されます。
シュリグリーは、日常の場面を軽妙に描写したドローイングをはじめ、アニメーション、立体、写真などさまざまな手法で制作したアイロニカルな作品で国際的に高い評価を得ています。身近な題材を扱った作品は、美術とポップカルチャーの領域を軽やかに横断し、著名なミュージシャンやファッション・ブランドとコラボレーションを行なう一方、マンガやパブリックアートでも注目され、幅広い層から人気を博しています。
「Lose Your Mind(ルーズ・ユア・マインド)」という本展のタイトルは、「気が狂う」などを意味する熟語の命令形にあたります。正気を失うよう促す挑発的なタイトルには、シュリグリー作品に通底する独特のユーモアが現れているといえるでしょう。水戸芸術館とブリティッシュ・カウンシルのパートナーシップにより開催する本展では、人気の高いドローイングを圧倒的なボリュームで展示するほか、思わず笑いがこぼれるアニメーション映像から、剥製の彫刻、芸術を揶揄するコンセプチュアルな作品まで、シュリグリーの多様な活動を国内で初めて包括的に紹介します。さらに、2016年秋からロンドンのトラファルガー広場で展示され話題を呼んでいるパブリックアート「リアリー・グッド」のバルーン版を制作し、世界に先駆けて初公開します。英国特有といえるダークなユーモアで彩られたデイヴィッド・シュリグリーの世界をぜひお楽しみください。
開催概要
展覧会名:デイヴィッド・シュリグリー「ルーズ・ユア・マインド―ようこそダークなせかいへ」
会場:水戸芸術館 現代美術ギャラリー
開催日:2017年10月14日(土)~2018年1月21日(日)
開館時間:9:30-18:00(入場時間は17:30まで)
休館日:月曜日、年末年始(2017年12月27日(水)~2018年1月3日(水))、1月9日(火)
※ただし2018年1月8日(月・祝)開館
入場料:一般800 円、前売・団体(20名以上)600円/中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
主催:公益財団法人水戸市芸術振興財団
特別協力:ブリティッシュ・カウンシル
助成:グレイトブリテン・ササカワ財団
協力:アサヒグループホールディングス(株)、YUMIKO CHIBA ASSOCIATES
企画:竹久侑(水戸芸術館現代美術センター)、カトリーナ・シュワルツ、クレア・フィーリー(ともにブリティッシュ・カウンシル)
デイヴィッド・シュリグリー
英国人現代美術家。1968年イングランド北部マックルズフィールドに生まれ、グラスゴー・スクール・オブ・アート(スコットランド)で学び、現在はイングランド南部のブライトン在住。英国人もしくは英国在住作家に贈られる名声高いターナー賞に2013年にノミネートされ、2016年には英国で最も重要なパブリックアートのひとつとされる「第4の台座」プロジェクト(ロンドン、トラファルガー広場)に、異様に長い親指を突き立てて「いいね」のしぐさを示す7メートルのブロンズ彫刻「リアリー・グッド」が選出され、話題を呼んでいる。シュリグリーは、イギリス人特有のブラックユーモアを取り込んだ作品で知られ、とくに日々の生活を題材にしたウィットに富んだドローイングが人気を博し、雑誌やTシャツ、バッジ、グリーティングカードなど商品に起用されることも多い。現代美術の分野で国際的に評価される一方で、大衆文化においてもマンガや本を通してカルト的な人気を誇る稀有な美術家と言われる。デイヴィッド・シュリグリー氏の見た目は、アングロサクソン系の白人の悪ガキが、そのまんま歳をとった感じだ。人は見かけが100%の典型で、見かけ通りで写真を見て笑ってしまった。まあ、良い意味で言えば、少年の心を忘れない芸術家ともいえる。
まあ、この手の現代アートのイベントに行くと、こんなのは糞だと思う展覧会と、まあえらそうだが、そう語かぁ・・・と感心する現代アートの展覧会もある。最悪なのは「わざわざノコノコ出掛けた自分がバカだった、時間と金を返せ!」と、嫌悪感を感じるものもある。まあ、ほとんどの場合作品を貶(けな)しに現代アートの展覧会に出かける私の精神状態もけっして健全ではない。
まれに、いたく感動する現代アートもあるから出かけるのだが、デイヴィッド・シュリグリー氏の展覧会は、「こいつばかだねー!」と、楽しめた展覧会だった。
私の精神状態がちょっと不機嫌だと、一歩間違うと、ぜんぜん楽しめない粗大ごみ的な作品群だったが、まあ、あまりにバカバカしい内容と、比較的寛容なこころが強い日だったようで、「まったくバカだね〜」と笑ってしまい、結果、デイヴィッド・シュリグリー氏の意図に乗っかることができた展覧会でした。
日本では1975~1976年東京12チャンネルで放映され、私も熱心に視ていましたが、
デイヴィッド・シュリグリーは21世紀のモンティパイソンであると例えるとわかりやすい。





1 展覧会
2 Death Gate


3 I AM A PERSON


「デイヴィッド・シュリグリー: ルーズ・ユア・マインド」の展示風景、












デイヴィッド・シュリグリー「アーティスト」2014
©Courtesy: Artist and Stephen Friedman Gallery, London
撮影:NGV Photographic Services
撮影:NGV Photographic Services







私は、たまたま水戸出身で横浜に住むアートファンであるので、水戸芸術館の試みを高く評価している。だが、私の愚妻を含め、水戸芸術館のスタッフである実妹とその夫、大学時代の一部の美術部員の友人以外、現代アートに興味を持つた人に出会ったことがない。
日本においては、現代アートはマイノリティであり、マニアックな存在だ。だが日本のアートシーンにおいて人気がないのは当然だと思う。
豊かな自然に恵まれ、繊細な美意識を持つ日本人にとっては、現代アートを芸術の一種だと思うので、現代アートは美しくないから人気が無くて当然だ。わざわざ水戸芸術館に出掛ける人種は一部のマニア以外は、スノップな成金か嘘つきだ。
現代アートをは、近代までの「美術」と違い、性的刷り込み、退廃的で暴力的、抽象的、概念的な現代アートは必ずしも美しくない。むしろ外に置いたり、野さらしにすれば単なる、粗大ごみか、産業廃棄物だ。
小便器にサインしただけの「泉」(1917)に代表されるマルセル・デュシャンのレディメイドは、アート以降、現代アートはもはや美術ではなく哲学もしくは屁理屈がまかり通っている。
現代アーティストは作品を作るのは感性ではなく、他のアーティストの差別化、ガラクタを拾ってきて、選択し、命名し、新たな価値を与えることであり、鑑賞者も有りもしない意味を勝手に理解し、勝手に感動して、他者にその素晴らしさを語ることが目的となり、アーチストより鑑賞者の方がぬしろ作品の作り手のような気がします。
優れた鑑賞者が優れた解釈することによって、作品は初めて完成されるのかもしれません。
しかしながら、アーティストとも言う自己中の妄想家は、スノップで見栄っ張りの鑑賞者に時としてかなりのインパクトを与えることもある。それはそれで素晴らしいのだが、共感するにはかなりハードルが高い。
かつては視覚・感覚的に斬新であった、ピカソや岡本太郎は、いまや古典となりつつある。芸術の表現が、もはや古典となった。彼らが使用した伝統的な絵の具とキャンパス、陶磁器などは、現代アートにおいてはハイテクを駆使した、ITやレーザーなどハイテクを使ったアート作品が生まれている。私はこの広義の(ハイテク)現代アートの方をむしろもっと評価を上げるべきだと思う。
だが、狭義の現代アートは、どちらかと言えば古典的なゴミや日用品を並び替え、素人を参加させ、アートだと強弁していると思う。
単なる粗大ゴミを作家が勝手な思い込みから、思想、知的なメッセージだと意味づけする。鑑賞者に様々なことを想像、想起、連想させることができれば、有難い現代アートに化けるのである。製作者はペテン師と呼ばれず、アーティストと呼ばれ、粗大ごみは作品と呼ばれるのである。
日本のデイヴィッド・シュリグリー達
デイヴィッド・シュリグリー氏のアート作品が世界的に評価されるのであれば、ネットで評判の日本人による教科書の落書き作品は、アート作品として評価してもいいのではないか?ブラックユーモアなら、間違いなくシュリグリー氏を遥かに凌駕している。
ひょっとすると億は言い過ぎだが、100万円単位で取引されてもおかしくはない。
などから
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