
天皇陛下 「生前退位」のご意向
【産経ニュース】2016.7.13 20:07
天皇陛下が、天皇の位を生前に皇太子さまに譲る「生前退位」の意向を宮内庁関係者に伝えられていることが13日、分かった。数年内に退位する考えで、宮内庁は、天皇陛下ご自身が国民に向けて考えを伝えられる方向で調整を進めている。ここ数年の天皇皇后両陛下の精力的な活動は本当に頭が下がる。東日本大震災、熊本地震、神戸淡路大震災の被災者の皆様への慰問、そして戦没者のみなさんへの慰霊の旅、そして数えきれない公務の数々。2020年の東京オリンピックまで是非とも在位していただきたいのだが、82歳のご高齢を考えれば、退位をしていただいて、ごゆっくりさせてあげたい。私は生前退位をご希望される陛下のご意志を実現させてあげたいと思います。
天皇陛下は82歳になられる。ご健康面では、平成23年に気管支肺炎のため入院し、翌24年には心臓のバイパス手術を受けられている。
ところで、いったい誰がこの重大な情報をこの時期にリークしたのか?
少なくとも陛下や宮内庁関係者ではない。
この情報に乗じて、陛下のご意向は、安倍政権の「憲法改正」を防止するためだという頓珍漢な説も飛び出している。憲法改正よりも皇室典範改正の方が優先されるため?2018年の衆院任期満了までに憲法改正発議ができなくなるという見解のようだ。
陛下が自らリークするはずもなく、宮内庁も、根回しが済んでいない状況でリークするわけもない。考えられるのは、陛下のご意志を漏れ聞く宮内庁詰の護憲系のマスコミ記者ではないか?陛下の体調を心配してではない、憲法改正阻止の嫌がらせだろう。・・・その後政府関係者からとのことだが、尚更改憲阻止ではなく、皇室典範の改正をする為に、改憲を発議するのではないかと思う。
「憲法第一条 (天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。)」「憲法第二条(第二条 皇位は、世襲のものであつて、国会の議決した皇室典範の定めるところにより、これを継承する。)」とあるので、皇位継承のルールを変えるには皇室典範を改正する為、憲法1条2条と併せて皇室典範の改正をするとなれば、憲法改正の発議の大義名分が立つ!
陛下のお体を考えれば日本国民が憲法改正に票を投じるというシナリオだろう。
思考が止まっている護憲派には出来ない戦略だ、天皇陛下のご意志を尊重しつつ、憲法改正は遂に動き出したと思う。
数年内とのご意志は、2020年東京オリンピックの歳、陛下は86歳、東京でオリンピックが開催されるということは、全世界の各国元首や来賓が来日し、天皇としての仕事は急激に増える為、とても接待役ををこなしきれないと、ご自身で感じてのことであろう。
陛下のご年齢を鑑みれば、皇室典範の改正が迫っているので、憲法改正について足早に議論を進めていくいい口実になる。
仮に憲法改正を先に発議したならば、安保法制を制定しただけで戦争法案などと言い出す馬鹿共が、戦争憲法とでも言いだしてまた国会周辺で、数万人が日本国民の総意だと勘違いして大騒ぎするであろう。
現在の国際情勢を鑑みれば、悠長に憲法改正議論などしている暇など無い。早期に憲法改正を決着させるる妙案ではないか!なんて安倍総理とそのブレーン達は頭がいいのだろう!感心してしまう。
このニュースが出ると宮内庁が否定していた
天皇陛下「退位」意向宮内庁は否定
【毎日新聞】2016年7月13日 23時39分
宮内庁の山本信一郎次長は13日、天皇陛下が生前退位の意向を示されたことについて「そのような事実は一切ない」と否定した。皇室典範の改正に陛下が何らかの言及をしたことがあるかどうかについては「お立場上、陛下は制度について話されることは差し控えてこられた。これからもそれは変わらない」と述べた。【山田奈緒】ところが単に山本次長に知らされていなかっただけだったのだ・・・・
<生前退位意向>5月から検討加速 宮内庁幹部ら5人
【毎日新聞】7月14日(木)15時0分配信
明治時代以降初となる天皇の「生前退位」に関し、天皇陛下のご意向を受け、宮内庁の一部の幹部が水面下で検討を進めていたことが分かった。今年5月半ばから会合を重ねて検討が本格化。首相官邸にも連絡してすり合わせてきた。こうした動きは内々に進められてきたが、天皇制に関する転換点であることを踏まえ、今後、公表のタイミングを計り、広く国民の理解を図る考えだ。なんと哀れな山本次長・・・・・
宮内庁関係者によると、検討を進めていたのは、風岡典之長官ら「オモテ」と呼ばれる同庁の官庁機構トップ2人と、「オク」と呼ばれ、陛下の私的活動も支える侍従職のトップ2人。皇室制度に詳しいOB1人が加わり、皇室制度の重要事項について検討。「4+1」会合とも呼ばれている。
陛下は7年前から、皇太子さま、秋篠宮さまと3人でお会いする機会を月1回程度設けてきた。この中で、今後の皇室に関する話題も出ることがあったという。
「4+1」会合はそれを受けて開かれることもあり、5月半ばから、早朝に会合を行うなど活動が加速。生前退位に伴う手続きの検討とみられ、午前8時過ぎに同庁長官室に集まることもあった。頻繁に会合を重ね、皇室典範の改正や新法、元号の問題、退位後の呼称なども検討。結果を首相官邸の杉田和博官房副長官とすり合わせ、方向性が定まったことについては両陛下に河相周夫侍従長らが報告してきた。
最近では、両陛下が静養のため神奈川県の葉山御用邸に出発した今月11日の前日にも報告しており、風岡長官は参院選の最中にも官邸に足を運んでいた。【大久保和夫、高島博之】
ところで、生前退位となれば、平成の次の元号が変わることになる。天皇陛下が退位されて皇太子さまが新たな天皇として即位されるタイミングで平成から次の元号に変わることになる。次の元号となるが、慶応、明治、大正、昭和、平成のアルファベットの略K・M・T・H以外になる。ABCDEFG、IJ,L,NOPQR,UVWXYZで始まる言葉となる。
一説には、ネットで未来人と称する人達が予言した「安始」「安久」が次の年号になると書き込んでいる。その可能性もあるような気がします。
まあ、当らずしも遠からず、四書五経にある二文字が新年号となるが、AはAnswerのAだから・・・・よくA などと使用するから用ないかもしれない。