29日金曜日第5世代 のロシア空軍の新型ステルス戦闘機「PAK FA」が初飛行しました。

外見はF22+YF23+Su27を3で割ったものに、「PAK FA」計画に資金を出したインドの国産戦闘機LCA(テジャス:Tejas)の香りがちょっとする”ラプタースキー”!
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「PAK FA」

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F22

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YF23

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Su27

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LCA

遂に1981年Fー117ナイトホークが初飛行して以来、29年目にして米国以外の国でステルス戦闘機が初飛行したことになる。

これで、F-22の供与を渋った米国の態度が軟化する可能性がある・・・わけないか。この際沖縄の普天間基地移転とF22供与をバーター取引したいところだが・・・現実は厳しいだろう。

F-35は9ヵ国が参画する国際共同プログラム故に、多国間共同開発という制約により、F-35は日本でのライセンス生産は事実上不可能。よくても国内での最終組み立ての実施にとどまるとの見方が関係者の間で有力である。完成機の購入が前提では日本の航空戦闘機産業が崩壊してしまう。

2012: ・F-35(米) 運用開始 ・韓国導入予定
2013: ・心神(ATD-X日)初飛行 F-35米空軍運用開始
2015: ・PAK FA(T-50露)運用開始?
2020: ・J-XX(中) 運用開始? 
2025: ・F-15J(日) 退役開始

いっそのこと、日本はF-35ではなく「PAK FA」を買うぞと米国にプレッシャーを掛けるのも一興だろう。

やがて「PAK FA」がインド空軍に供与されるということは、中国と国境を接するインドとロシアが導入する「PAK FA」の仮想敵は中国のステルス機JXXということになるが、日印露で「PAK FA」による中国包囲も面白い。

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JXX

しかし、日本の判断は甘かった、元CIA職員のゲーツ国防長官こそが、F-22導入を妨害する元凶と読み、FX決定を先送りしてしまった。オバマ政権で留任し、しかもオバマ政権中の交代はなさそうである。FXが正式に決まらないとこのままではアジア最強を誇る航空自衛隊がやがて2流空軍になってしまうかもしれない。

米国が、F22供与に難色を示すかは、いくつか訳がある、ゲーツは対日関係や東アジアのパワーバランスよりは、金食い虫のF-22の一掃に命をかけてしまった。米国も当初計画どおり700機のF-22を配備したならば、ここまで神経質にはならなかったであろう。たった182機しか生産できなかった虎の子戦闘機。これを同盟国とはいえ日本に50機も揃えられてはたまったものではない。また、先のFSX導入問題では、米国側は最後にやられたと思っている。下記部分にあるように、以外と思うだろうが、日米ともに、FSX(F2)開発の勝者は最後は日本側が得をしたという。

米国はこれを踏まえているのだ。また、日本側も虎の子の計画をつい最近まで隠匿し続けていた。
p56~57
FSX騒動について、日本では「虎の子」の国産技術である複合材の一体成型翼などを一方的に米側に奪取されたとの印象が今でも強い。だが、当時FSX開発にかかわった航空エンジニアたちの間では、今でも「あれは実質的に日本の『勝ち』だった」という声が意外に多い。

「何といってもあのプロセスを通じて、F16という戦闘機の技術を手に入れた。次に、その技術をべースにして完全に書き換えた『国産化』に成功した。さらに複合材やコンピューター制御技術を実用化することもできた……」

FSX開発に関与した技術研究本部OBの一人は当時をそう振り返る。実際、紛争がひと段落した後、米空軍と密接な関係にあることで知られる米有カシンクタンク、ランド研究所がまとめた報告書でも「FSX開発では日本が『最もおいしい所』を持っていった、と記されていた」(技本OB)という。

技本が密かに高機動研究機を開発継続しているらしいことは知っていたが、その後どうなったか10年以上まったくニュースが無かった。2003年頃三菱重工社員が設計図の一部が入ったかばんを電車に置き忘れ紛失した事件が発覚。この事件で、まだ計画が継続していることを知って安堵したことがある。2006年にいきなりTRDIのホームページに心神のモックアップ写真が掲載され時は衝撃だった!いきなり見慣れない写真が載り、これが例の高機動研究機だと解るまでに十秒以上かかった。

この機体が21世紀のゼロ戦になるか否かはまだわからない。

p251~253
戦闘機開発で世界のトツプを走る米国が英国などと共同開発した最新の第五世代戦闘機F35の場合、その総開発費は約四兆円と言われる。日本がなお、次期主力戦闘機「FX]の候補として未練を持つF22は三兆円。これより少し落ちる金額としてはフランスが単独で開発した四.五世代機「ラフアール」の一・八兆円や、欧州数カ国が共同開発したユーロファイターの九千億円などがあると言われる。その金額はいずれも防衛関係者の間で囁かれる推定だが、日米共同開発機となつた現行のF2支援戦闘機(FSX)に日本が投じた「約三千億円」(技術研究本部関係者)という数字をはるかに上回ることだけは確かである。

だが、2009年時点で防衡省の技術研究本部が「心神」関連の予算として計上しているのわずか394億円。このうち、2009年度分として財務省が付けた「査定」は僅か85億円にすぎない。

F35やF22の例を踏まえれば、防衛省・自衛隊として本格的に自前の第五世代戦闘機を開発する場合、その数字が一気に「百倍以上」(防衛省幹部)に膨れ上がることも避。そうしたことを踏まえて、自衛隊トップの指揮官となった折木は航空自衛隊、そして防衛省技術研究本部にその「覚悟」の度合いを尋ねたのである。

その名前通り、「心神」はあくまでも日の丸ステルス技術など最新鋭の戦闘機技術を「実証」するための研究用機体であり、実際に国産戦闘機として開発する場合は「一から設計をやり直す」(技術研究本部関係者)ことになる可能性が高い。

その際、搭載するエンジンをすでに13年の歳月をかけている現行の5トン級エンジン「XF5」とするのか、あるいはそれをべースにして新たに開発する「13トン級」の国産エンジンにするのか、それとも米英両国の有カエンジン・メーカーに外注するのかといった点も含め、「心神」の将来像に関する多くの課題についてはいまだ政治の明確な判断も下らず、「手つかず」の状態が続いているのが現状だ。

平成25年2013年をメドに防衛省の技術研究本部が製造する先進技術実証機「心神」の機数も予算制約の観点から「わずか1機」(防衛省中堅幹部)に過ぎない。しかし、それは日本が戦後初めてジェット戦闘機の分野において要素技術というべースの部分から開発を許された「X」機として大きな意義を持つ。

先述しているように「現代のゼロ戦」と期待を集めたF2(FSX)ですら、最終モデル直前のプロトタイプ(Y)機(=YF2)から開発せざるを得なかったことを考えれば、「心神」が踏み出す一歩は、日本のジェット戦闘機開発の歴史において重要な足跡を残すことになるのである。

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F-22J

F22を、航空自衛隊では「できれば二飛行大隊、最低でも一飛行大隊は確保したい(約20機~50機)」導入したい意向だった。

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ATD-X心神

p260
7月10日には米ワシントン・ポスト紙がF22について米国防総省が行った非公表のテスト結果を報じ、整備に多くの時間と多額の費用を要すると指摘した。この中で・同紙はF22が1時間の実戦飛行のために30時間以上の整備を必要とし、かつ一時間当たりの「飛行コスト」は44,000ドル(約400万円以上になるというデータを詳しく紹介している。これを追いかけるかのように米国防総省の報道官は同月15五日の会見で「日本やその他の国にとって、輸出仕様のF22は非常に高価だ。次世代戦闘機F35の開発に(米国と)ともに費用をかけたほうが、資金のよりよい使い方だ一と断言。報道官の発言には、ポスト紙の報道に信憑性を加える狙いが込められているのは誰の目にも明らかだった。
「これは我々にとっても深刻な問題なのだ……」
F-22の1時間の飛行コストが400万円とは、高すぎる。「PAK FA」は、いったいコストはどれくらいなのであろう?
p263~264
敵地攻撃能力も有するF22を20機、短距離離陸垂直着陸(STOLV)も可能なマルチ・ロール・ファイター(多目的戦闘機)のF35を50機。そのF35を甲板に数機搭載できる軽空母群、そして核弾頭装着も可能な巡航ミサイルを搭載した原子力潜水艦……。

二十一世紀のわが国を取り巻く安全保障環境を考えた場合、多くの安保専門家や政府関係者が水面下で口にする「理想」の防街装備群の数々。残念ながら、その中に日の丸ステルス戦闘機「心神」の名前は入っていない。

仮にエンジンから自前でやるとなった場合、その開発総額はエンジンだけで二兆円、機体に二千億円、アビオニクス関連に三千億円などの資金がかかり、F2をはるかに上回る開発予算となる。厳しい国家財政運営の中で一層の緊縮が求められる防衛予算の中にあって、将来の「有力装備候補」や、F22をはじめとする外国製第五世代機を押しのけ、「心神」が日本の空に羽ばたくまでの道のりはなお相当に険しい。

一方で、21世紀中盤には主流となる「ステルス戦争」を勝ち抜くためには自前のステルス技術だけでなく、独白の「カウンター・ステルス披術」(防衛省技術研究本部の山崎剛美技術開発官=航空機担当)を育てて行かなければならない。

「気が付いたら、やられていた」という恐怖のシナリオが現実のものとなりかねないステルス戦争において、防衛ネットワーク・システムや特殊センサーを随時開発し、いかに敵ステルス技術を「無力化」するか。

その能力を日本が身に付けるための「先兵(備え)」としての役割を先進技術実証機「心神」が負っていることの重みはこれから先、増していくことになるだろう。

第二次世界大戦以来、多くの曲折を経ながら日本の中で脈々と生き続けてきた「ゼロの遺伝子」を受け継く存在は一体、いつこの世の中に産声をあげるのか。

その答えはまだ、誰にもわからない。

ロシアの第五世代戦闘機「PAK FA」が初飛行した今、日本国民は腹をくくらなくてはならない。

【防衛省、次期戦闘機F35採用へ 約40機の導入想定(AFP)】
http://blog.yahoo.co.jp/ddogs38/folder/451272.html/