こんな本が売られていることの方が驚異だ!真に受ける人間が存在するということだ。日本人の学力が低下し、ものの道理や科学的基礎知識を持っていない層が形成され存在することを意味する。

こんな本に金を払う奴がいること自体、日本の危機だ!教育行政の失敗、教育崩壊の結果で相当ヤバイ!

中丸薫女史は、私が軽蔑しているトンデモ本作者の一人である。
たいそうなタイトルの本だが、駄菓子屋の麩菓子のごとく中身が何もない。

しかも、例えが古いが、この麩菓子には発癌性物質チクロで甘くコーティングしているので、有り難がって食べていると癌になりそうである。

この本を読むというほどのものではない、眺める・・30分も眺めると最後のページになってしまった。

この手の、トンデモ本の共通する特徴として、活字のフォントが大きく、ふだん本を読まない層にとっては読みやすい。小学校高学年の本と同じ活字を使っている。

昨日までブログにUPしていたハードカバー本『「甦る零戦」副題:国産戦闘機VS.F22の攻防 春原剛 著(新潮社)』の場合一行42~44字で18列でおよそ1ページに780字相当分だが、本書の場合一行40字の15列の600字相当で、更に大きなフォントでのタイトル改行等の頻度も加味すると感覚としておよそ一般の本に比べ1ページ約3割弱活字が少ない。

実際、10~20ページほど字数を数えて平均してみたほうが正確だが、目視で比べてみれば一目瞭然なのでしません。異論がある方は数えてみてください。

このオバサンちょっと前まで明治天皇の孫を詐称していたので、私も皇族関係者かと勘違いしていた。

ところが、実父は孫文の支援者で有名な大陸浪人・大日本国粋会第三代総裁で大アジア主義者の堀川辰吉郎だった!明治の大帝のご落胤などではない!噂では堀川辰吉郎は井上馨と京都の芸者の間にできた息子で、中丸はその娘だという!

明治の元勲 井上馨(初代外務大臣)の孫でもご立派な家系なのだから、井上馨の孫を語ればいいものを、明治の大帝の孫=昭和天皇の”はとこ”=今上天皇の親族(5親等)を語るのは、いくら右翼の巨魁の娘とはいえ畏れ多すぎる!


【『頭山満と近代日本』大川周明著、中島岳志編・解説を読む】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/8254857.html

中丸の母は、中国での難民救済事業に携わった中島成子。昭和12年北京紫禁城内で生まれ、生後間もなく松村正之北京大学教授夫妻に預けられ、中学まで松村夫妻の故郷である山梨県甲府市に移住、けして愛に恵まれた家庭環境には育っていなかった。そして高校時代はマルクスかぶれ、コロンビア大学に留学してジャーナリストとして歩んだのが彼女の半生である。

最近まで明治天皇の孫を詐称していた彼女の自出や経歴は心理学の治験対象者としてみると興味深い。
プライドとコンプレックス、幼少期のトラウマ・・・

私が支店営業をしていた時分、自称皇族の中小企業のオヤジや、大金持ちだった実家が没落した医者の奥さんなど、沢山の中丸薫似の人達相手に商売をしてきた。あまりお近づきになりたくない人種である。

本書の中身?

紹介するほどの中身もない、下記URLの目次を参照すれば十分
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAY66850/

1995年グラハム・ハンコック著の「神々の指紋」が出版され600万部の大ベストセラーとなった。
悲しいかな私も買ってしまった一人だが、その中に初めてマヤ歴は2012年で終っている話を読んだ。

当時、70年代に出回ったノストラダムスの終末予言では、1999年核戦争による世界の終末が予言されていた為、ソビエトが崩壊したので、もはやノストラダムスの大予言は誰もありえないと思い出した頃だった。2012年は次のネタとして出回り始めるというのも面白い話だ。

そして、1999年あれほど大騒ぎをしたノストラダムスの大予言は見事に大外れをした。

神々の指紋で紹介されたマヤ歴によれば、世界の終末は2012年12月22日(土)だそうだ。
年末の忙しい週末に迷惑な話ですが、日本時間だと日本は23日(日)天皇誕生日ですね。

【マヤ13神占い:マヤ文明とは】
http://www.maya13.net/what/

おそらく、中丸女史は11月に映画「2012」が封切られることを聞きつけ、映画宣伝に便乗し本を売って印税を稼ごうと考えたのだろう。本書を昨年9月に出版、実に商売上手である!

【映画:2012】
http://www.sonypictures.jp/movies/2012/

本書は現在中丸女史が関心がある話題が盛りだくさんである。かねてから自分が主張していたユダヤの陰謀話そっちのけで、「2012年に世界が終る霊的な示唆がアメリカを世界恐慌へ向かわせ、ドルと米国債が紙屑になる」ような勝手な妄想がてんこ盛りです。

WSJ誌にも載った、米国分裂論やら、食糧問題やら、ネイティブアメリカンのホピ族の方々との交流話、武士道、憲法9条の話題、高次の魂は輪廻転生して今日本で生まれているという、スピリチャルなお話も大好きのようです。

私も、愛国主義者ですので、日本が世界に尊敬される国になることは大賛成です。

経済問題は「政府紙幣発行」で一挙解決!とまあ、ツイッターの呟き程度の解決策も提示され、いやはや問題意識は幅広く、ありとあらゆる事を呟いております。

おそらく本書は、普段活字を読まない方々に読みやすいように、できるだけ簡単に書いている。その為、論理的根拠をほとんど省いております。なんとお優しい!

大事な事を忘れていました、中丸薫女史が、本のカバーの見開きに大切なメッセージを書いておられました。紹介します。

非常事態に対する用意を
2012年12月のアセンションに向かつて、
地球は本当に大変な時期に入ります
フォトン・ベルトに地球が接近し、突入する時には、
最低12日間は強烈な電磁場によって電気も通信も
すべてがストップすると考えられています
個人個人では、少なくとも2週間分くらいの、
家族全員分の水や保存飲料、携帯式のガス調理器具、
救急用品、常備薬など、災害対策になるような
非常用品を十分に準備しなければなりません。
・・・・だそうです。

我々日本人は震災に備え、けっこう備えているほうですが・・・

中丸さんは、本書P143~144に書いてある、フォトン・ベルトのことをとても心配しているようだ。

2012年12月の大転換とは
●フォトン・ベルトとアセンション
本書を手にされた皆さんの中に、2012年のアセンションについての情報がまだ十分に届いていない方がいらっしゃるかもしれません。

そんな方のために、ここで簡単に、これまでに2012年のアセンションについてわかっていることをまとめておきます。

2012年12月22日に起こること、それは、宇宙空間に存在するフォトン・ベルトに地球を含む太陽系がまるごと突入する、ということです。

フォトンとは、「光子」のことで光エネルギーです。フォトンが巨大なベルト状になって宇宙空問に集中しているものをフォトン・ベルトと呼んでいます。

1961年、ドイツ人のポール・オットー・ヘッセ博士がプレアデス星団付近で発見しました。
1991年に、アメリカのロバート・スタンレー博士がやはり同じ位置にフォトン・ベルトの存在を確認しました。

スタンレー博士は、「この濃密な電磁波の雲フォトン・ベルトは、われわれの銀河系の中心から放射され、太陽系の惑星は、1万1000年ごとに、この部分に突入し、2000年かけて通過、2万6000年かけて周回する軌道を持っている」と発表しています。

地球も、私たちの身体も、元素によって構成され、その元素は、電子や原子核などからなる原子でできています。

そのため、フォトン.ベルトの高次元の電磁エネルギーは、地球にも人間にも影響を与えます。その影響は、まだ予測がつきませんが、さまざまな情報で、地球と人間が、現在の三次元から五次元に移行する、ということが伝わってきています。

これを「次元上昇:アセンション」といいます。

フォトン.ベルトの影響は、すでに起こりはじめていて、地球での磁気の変動などが、例えば、多数のクジラが海岸に乗り上げてしまうといった結果となっているのではないかとも考えられています。

太陽の黒点の活動も、2012年に活発な時期のピークを迎えるのではないかと見られ、宇宙規模の変動が起ることが予測されているのです。

まったく、児童小説「空気のなくなる日」に登場する校長先生のように博愛精神がおつよいようだ(笑)

【空気のなくなる日】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%B0%97%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%97%A5
<ヒントとなった実話とあらすじ>
1910年、ハレー彗星の接近が間近に迫った時、欧米各国ではこの世の終焉が訪れるという噂が飛び交い、パニックとなったといわれる。フランスの天文学者で作家のカミーユ・フラマリオンの説などを信じて、彗星がもたらす有毒なガスを防ぐためのマスクや携帯用酸素吸入器かが売れたという。

日本では、同年5月19日の『大阪朝日新聞』が「フレンマリオン氏」の説として、「尾の内に含まれる水素が地球の空気中に存在する酸素と化合すれば、人類は皆窒息して死滅する」と報じた。

本作は、こうした流言飛語にもとづいて庶民たちがそれぞれに生き残るために工夫し、あるいはこれを利用して一儲けしようとする姿を描いた。

彗星が接近する「その年の7月28日」に5分間だけ「地球上から空気がなくなってしまうそうだという」「ばかばかしいうわさ」について、回顧調で語られている。この噂について、最初は、だれも信じなかったが、校長先生が県庁の役人もその噂を信じているらしいと言い出すと、学校や村中が大騒ぎになる。まず、子どもたちに5分間呼吸しない訓練をしようとする。しかし、それが不可能であるとわかると、自転車のチューブや氷ぶくろに空気をためておき、それを彗星の接近時の5分間に吸うという方法が見いだされた。しかし、多くの需要が集まり、1円20銭だった氷ぶくろが何百倍にも高騰してしまい、貧乏な農家が多いこの村では、地主の子ども以外の生徒はだれひとりチューブや氷ぶくろを買えなかった。



中丸氏は、血統、経歴、思想、発言すべてにおいて中共のエージェント若しくは無意識の協力者である可能性が高いと私は睨んでます。