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F35選定に向け調査費 次期主力戦闘機、概算要求に最大10億円  【MSN産経】 2010.8.8 01:30

次期主力戦闘機(FX)の機種選定をめぐり、防衛省は7日、平成23年度予算案の概算要求に初めて調査費を計上する方向で最終調整に入った。米英などが共同開発中のF35ライトニング2の技術情報について、米政府に開示を求める費用として最大で約10億円の計上を想定。21年度に調達を開始する当初予定から大幅に遅れているFX問題は、F35の選定に向け、大きく動き出す。

 米国が多国間で共同開発する装備品について、日本が有償軍事援助(FMS)契約で米側に情報開示を求めるのは初めて。ただ、米国以外の国が日本優遇に難色を示す恐れもある。また、米軍普天間飛行場(沖縄県宜(ぎ)野(の)湾(わん)市)移設問題で日米同盟がきしむなか、曲折も予想される。

 F35は最新鋭の第5世代機。航空自衛隊のF4の後継を決めるFXの候補としては、ほかに米国のFA18E/F、欧州共同開発のユーロファイターが残っているが、ともに第4世代機。レーダーに捕捉されにくいステルス性において第5世代機が格段に優れている。

 このため、空自にはF35導入を求める声が強い。共同開発に参加していない韓国が今秋にもF35の情報開示を請求するとされ、日本が出遅れることへの懸念もあり、調査費計上にカジを切った。

 年末に改定する防衛力整備の基本方針「防衛計画の大綱」と、来年度から5年間の「中期防衛力整備計画」の検討過程でも、F35を軸に機種選定作業を加速させる。F35の技術情報が開示されれば、ステルス性や装備などを精査し、導入の是非を最終判断する。

 ただ、F35の開発は遅れており、導入時期は不透明。それまでの間、国内の戦闘機の生産・技術基盤維持のため、国内に生産ラインが残るF2戦闘機の追加調達も引き続き検討する。

F35ライトニング2 米、英、オランダ、イタリアなど9カ国が共同開発中。機体設計やシステム統合といった主要な開発は米ロッキード・マーチン社が担当した。ステルス性に加え、敵の戦闘機の位置などの情報を集約するコンピューターシステムの向上により、戦闘能力が高い。2006年に初飛行したが、開発の遅れで米空軍の配備開始は予定より2年遅い2015年にずれ込む見通し。
7月26日読売新聞が、2011年予算で、FXを見送りにするという記事を出した。
 【もはや末期的、FXを決定できない日本人】
 
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/32853490.html

『読売新聞のスクープは幸運にも誤報となるかもしれません。』以上予想していたが、どうも誤報になる可能性が高い。だが、この産経新聞の記事とて100%信じられない。F-35の調達日程はどう考えても間に合わない。そこでF-2再生産だが、F-2に99式空対空誘導弾(AAM-4)搭載能力を付与し、J/APG-1の探知距離の大幅な延伸と同時目標対処能力の向上したならば、4.5世代機に改造したならば、なにも無理してF-35を調達する必要は無い。
 
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ひょっとすると、FSXで米国に振り回され学習した手法をとるのではないか?
F-35は導入する予定だが、間に合わないので、つなぎとしてF-2改を採用しますと、米国側を納得させる作戦ではなかろうか?
 
本来F-2は迎撃任務を主任務としない支援戦闘機であったが、米軍三沢基地のワイルド・ウィーゼル(防空制圧部隊)、の撤退が予想され、本格的な策源地攻撃能力を保有しない自衛隊にあって、マルチロールファイター(多用途戦闘攻撃機)としての進化を求められており、長い航続距離と大きな兵装搭載量を持つ本機が、反撃戦術の中核を担うことになるのはほぼ確実で、F-2はF-Xに選定されなくても必然的に改良型に進化する必然性がある。
 
現在、TRDIで本機の機能向上を研究されている。
 
 
 
平成22年度予算で初めて「F-2空対空戦闘能力の向上」名義で1機の改修予算と4機分の改修部品購入予算が計上された。改修作業はIRAN(定期点検修理)時に実施され、専用の指令送信装置(J/ARG-1)などの必用コンポーネンツが追加される。本機がAIM-120の既存モデルやR-77等のミサイルと比較して優れた射程距離、追尾・撃破性能、ECCM性能、巡航ミサイル対処能力を持つAAM-4を運用できるようになることで、他国の第4.5世代戦闘機に対抗し得る対空攻撃能力を獲得することが期待されている。 
 
また、対地・対艦攻撃能力の向上も図られており、調達年度によって製品の仕様に多少の相違がみられるが、後年調達機では調達段階から進歩する搭載装備品に合わせた機能強化が行われている。平成16年度以降発注の23機には、JDAMGPS誘導爆弾)搭載能力が、そのうち平成17年度以降発注の18機には、外装型赤外線前方監視装置 J/AAQ-2の搭載能力も合わせて調達段階から付与されている。また平成21年度と平成22年度には、平成15年度以前に調達された本機にJDAM搭載能力を付与させるために、「F-2へのJDAM機能の付加」名義の改修部品購入予算が合わせて47機分計上されている。47機分はあくまでも部品購入予算なので、改修予算は別途後年に予算化されることになる。

さらなる本機の能力向上のための研究開発も進行中であり、新空対艦誘導弾(XASM-3)の開発、自衛隊デジタル戦闘システム(JDCS(F))の開発、3次元高精度方探システムの研究、FCSレーダーの高機能化、等の研究開発が進められている。
 
 http://www.tokyovalley.com/yahoo_blog/article/article.gifF-2改で、最も中心となるのがF-2搭載のJ/APG-1の視程(探知距離)の大幅な延伸と同時目標対処能力の向上だ。
 
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J/APG-1火器管制レーダー
 
J/APG-1火器管制レーダーの視程(探知距離)だが、射程100Km前後の99式空対空誘導弾(AAM-4)に対処できないので、視程は100Km程度であろう。だが、開発当初F-2の空戦能力は付随的なものとされていたので、あえてF-15に搭載しているレーダーAPG-63以上の能力を考えていなかったのがその理由であったかもしれない。
 
改良型にしたならば、99式空対空誘導弾(AAM-4)が搭載可能となる。GaN(窒化ガリウム)素子を使用しているかは不明だが、大幅に視程が向上し100Km以上となるはずだ、現在TRDI(防衛庁技術研究本部)は、AAM-4改を開発中で、およそ射程は1.4倍となる。となれば、F-2の改造J/APG-1は、140Km射程のミサイルを搭載するであろう。そうなると、視程200Km以上の能力がほしい。ちなみに第4世代戦闘機F-18EFのレーダーAN/APG-79は200Km級であるので、それを上回る能力は付与される可能性がある。

(レーダー視程の推定はJane's Avionics 2008-2009より)
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99式空対空誘導弾(AAM-4)
アクティブレーダー誘導と指令・慣性誘導を併用し、指令・慣性誘導の必要ない射程であれば撃ち放し能力を持ち、ミサイルを発射後に誘導することも可能。また、AIM-120が対航空機戦に主眼を置くため、近接信管で弾頭を炸裂させればよいのに対し、航空自衛隊が求めるAAM-4では、対艦・対地巡航ミサイルの迎撃も重要視している。このため、射程延伸のために弾体がAIM-120に比べて大型であり、射程はAIM-7に比べて2倍近く延びていると推測され、攻撃力増強のため炸薬量が増やされているとされている。
ECCM(電波妨害排除)能力・多目標同時射撃能力などが、AIM-120を上回っているようである。防衛省の平成13年度の政策評価書によると、AIM-120-Bと比べても、スタンドオフ・レンジ能力では1割以上上回っているという。特に命中率は高く、テストの際には目標をほぼ確実に直撃したため、近接信管のテストができずに開発に苦労したという逸話がある。
ライセンス生産したAIM-7に比べると、優秀な民生技術を大幅に取り入れて性能を向上させたのと同時にコストダウンしたらしく、AIM-7よりも安い。
しかしながら、この誘導弾はF-15に搭載することを前提とされて開発されたため(後にF-2への搭載にも対応)、F-Xの候補に挙がっているF-22やF-35のウェポンベイにサイズの関係上搭載することが難しく、ステルス性を維持した状態で99式空対空誘導弾を運用することはできない
小松基地でAAM講習が行われる際には、視認性を良くする為にAAM-4が着色されることがある。
開発/生産メーカー: 三菱電機 全長: 3,667 mm 直径: 203 mm 翼幅: 800 mm 重量: 222 kg 最大射程(公表値): 非公開(おそらくは100 km前後) 最大速度: マッハ 4 - 5 価格: 8,000万円以上
技術研究本部で、平成14年度から平成20年度まで、AAM-4の横行目標対処能力の向上による攻撃範囲の拡大、巡航ミサイル対処能力の向上、スタンドオフ・レンジと自立誘導距離の延伸による母機の残存性の向上、ECCM能力の向上による対妨害性の向上、及び数百万円の価格低減を目的に、99式空対空誘導弾(改)の開発が行われた。
AAM-4改はAAM-4と比べてスタンドオフ・レンジで1.2倍、自立誘導距離で1.4倍、AIM-120C-7と比べてスタンドオフ・レンジで僅かに、自立誘導距離で1.4倍の能力がある。AAM-4改はF-15近代化改修機を中心とした戦闘機部隊に随時配備される。
99式空対空誘導弾(AAM-4)F-22やF-35のウェポンベイにサイズの関係上搭載することが難しく、ステルス性を維持した状態で99式空対空誘導弾を運用することはできない
となれば、ますます、F-35を導入する理由が無くなる。
F-35のウェポンベイに主力AAMが入らないのであれば、F-35のステルス性能はってしまう。それならばAMRAAM=AIM-120-A/B(推定射程75Km)ミサイルとF-35セットならばという議論になると思いますが、改良型のAIM120-C(推定射程105Km)AIM-120-D(推定射程180Km) 99式空対空誘導弾(改)(推定射程140Km) ではある。CもDも開発中で、日本に供与される保証も無い。
 
おそらく、産経新聞のこの記事も100%あてにはならないが、FXの予算はつくと思われます。日本の航空防衛産業を維持するためには、F-2改もしくはユーロファイターでつなぎ、将来F-15の後継機種として、”ATD-X心神改”第6世代無人戦闘機で日本の航空産業界は、世界No1戦闘機の悲願を達成したいのだろう。

政府は航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の最有力候補と位置付けるF35の開発の遅れを踏まえ、暫定措置として現有の主力戦闘機F15の改修継続か2011年度で生産終了予定だったF2の追加調達で対応する方針を固めた。この関連経費は12年度の予算に盛り込む見通しだ。複数の政府関係者が7日、明らかにした。
 FXは老朽化により10年代から順次廃棄を始めるF4の後継機で、04年に閣議決定された中期防衛力整備計画(05~09年度)に7機の調達を明記。08年春までに選定を終え、09年度からの予算計上を想定していた。
 当初は、レーダーに捕捉されにくいステルス機能と超音速巡航能力、高度な機動性を備えた最新鋭戦闘機F22の導入を模索。だが米側は輸出を禁じ、生産中止も表明した。次善の策として、同様にステルス機能を持つF35の導入を目指しているものの、試作エンジンの損傷など開発段階でトラブルが相次ぎ、国際共同開発の中心である米国での配備も遅れている。
 政府はこのため、11年度予算でのF35調達経費計上は困難と判断した。
(共同)
共同通信の情報の方が正しいだろう
http://www.uniqlo.jp/uniqlock/swf/blog_small.swf?user_id=Bo4uxIuSX6BfwXZC