渡辺氏出馬で熱帯びる…石原氏「都民の選択の問題」

外食大手「ワタミ」会長の渡辺美樹氏(51)が名乗りをあげ、一気に熱を帯び始めた東京都知事選。前宮崎県知事の東国原英夫氏(53)も15日、講演の中で「可能性はゼロではない」と含みを持たせるなど、都知事選出馬をめぐる動きが活発化してきた。だが、足元の都議会で沈黙が続いている。同日の都議会の代表質問でも、各政党から石原慎太郎知事(78)の進退に関する質問はなし。都議会各党が、政局や政党事情に縛られ、態度を明確にできない苦悩が改めて浮き彫りとなった格好だ。
4期16年「長いねぇ」
「いいんじゃない。開かれた東京、開かれた日本だから。いろんな人が出て、いろんな意見を言うことで、あとは都民の選択の問題だと思います」
 代表質問を終えた石原知事は、渡辺氏の出馬表明について、報道陣の質問にこう答えた。
 渡辺氏が出馬会見で「4期16年はいかんせん長い」と発言したことについては「長いねぇ」と笑い飛ばす余裕もみせた。
 石原知事3期目の最後となる今回の都議会。代表質問では進退を迫る質疑が注目された。だが、第一党の民主は、知事の進退には触れずじまい。選挙の争点となることが予想される築地市場(中央区)の移転問題について、「(大半の市場関係者の合意がなければ)極めて厳しい対応をせざるを得ない」と来年度予算案での修正を突きつけるのが精いっぱいだった。

民主に相乗り論も
 関係者によると、代表質問の前に行われた民主都議の総会では、幹部の一人から「石原知事か、東国原前宮崎県知事という究極の選択なら、石原知事への相乗りもあっていいのではないか」とする発言も飛び出たとされる。
 「知事与党」の自民、公明からも進退に関する質問はなかった。自民の代表質問は、これまでの石原知事の財政政策を評価し、「わが党とともに手を携えてきた…」などと友好関係のアピールに懸命。
 自民都連の幹部らが水面下で出馬を“打診”しているうえ、石原知事の長男で、自民党の石原伸晃都連会長も出馬を要請することを表明。自民党系の「都各種団体協議会」が出馬要請を決めるなど、「4選出馬」に向けた動きを加速させている。
議会終盤に進退か
 肝心の石原知事は10日の会見でも、「誰がどう言おうと左右されない」と従来の姿勢を変えていない。
 14日には、尖閣ビデオ流出事件について、一色正春・元海上保安官の講演に参加。その夜には、港区内の料理店で国民新党の亀井静香代表らとの意見交換の場に出席するなど精力的に動いた。知事は亀井代表との会談を、「非常に不穏な、政府転覆の計画だったよ」と思わせぶりに話したが、自らの進退に関しては、都議会終盤での表明が有力とみられている。
 知事選をめぐっては、共産党政策委員長で前参院議員の小池晃氏(50)がすでに立候補を表明。民主党からは蓮舫行政刷新担当相(43)の名前などが取り沙汰されている。
外食大手「ワタミ」会長の渡辺美樹氏(51)が15日、4月の東京都知事選に無所属で出馬することを正式に表明した。渡辺氏は我が母校明大商学部卒である。
 
間違いなく若手経営者のなかで一つ頭抜きん出た人物である。いずれ政治へ進出するのではないかと思っていた。
  
都知事選には、「そのまんま東」こと東国原元宮崎県知事が出馬の動きがあり、非常に不愉快に思っていた。東国原氏が残した実績として宮崎県の知名度UPや振興といった面は否定しない、東国原氏は宮崎県知事をやっていればよいのだ。はたして都知事としての能力があるか否かは大いに疑問だ。都知事となって後も「東京バナナ」を売り込んでいるしか能がなかったら洒落にならない。 
 
石原知事が東京都知事選に4選を目指して出馬するかが注目されている。石原現都知事は日本では数少ない真の政治家の一人だと思う。石原氏、渡辺氏とも是非国政で辣腕をふるってもらいたいのだが、場合によっては両者が都知事選挙で激突する。個人的には避けて欲しいと思っている。なによりももったいない。
 
私は石原都知事は4期目出馬しないと思う。もし仮に渡辺氏が首長になったのなら、石原氏が辣腕を振るい改革した東京都政の後継として申し分ないだろう。石原都知事も内心そう思っているにちがいない。石原都知事には是非国政に戻って、腐りきった霞ヶ関と永田町で大鉈を振るって欲しいものだ。
 
やはり都知事選挙といえば前回2007年の外山恒一氏の政見放送だ・・・
今回も立候補するならば、ぜひ前回を上回る演説を聴いてみたいものだ。
 
 
 
 

なぜ「飛び降りろ」と叱咤できたのか:ワタミ会長 渡邉美樹

解決!「きつく言えない、嫌われる、反発される」悩み

たとえばビルの8階とか9階で会議をしているとき、「いますぐ、ここから飛び降りろ!」と平気で言います。
http://president.jp.reuters.com/uploads/2010/08/20/fs_100913_watami.jpgあえていいます。人は叱るのでなく、褒めて育てるべきです。褒めることで、自発的に仕事をするように仕向けるのです。ただ、どこかで叱るという行為を差し挟まないと、方向性を定めることができません。叱ることで、あんたの範囲はここからここまでだよ、ということをわからせるのです。

「叱る」という行為は、最も難しいコミュニケーションの一つです。核家族化が進み、子供の数が減り、社会に揉まれていない人が増えています。家族が少ないのでお爺ちゃんやお婆ちゃん、お兄さん、お姉さんとのコミュニケーションが取れていない。そのせいか、うちの若い子(従業員)を見ていても、部下を叱るのが下手ですね。

ぴしりと叱る前に「こんな叱り方をしたらリーダーとして嫌われてしまうんじゃないか」と不安になる。それを含めて、叱る前にいろいろと考えすぎてしまうのではないかと思います。

一方で、いまの子は叱られることにも慣れていません。「ごめんなさい」と言えない子が多いんです。謝るところから次の自分のステップが始まるのに、ごめんなさいを言わずに自分を守ろうとするから、次のステップに移れない。その意味で、彼らは損をしていると思いますよ。会社にとっても大きなマイナスです。

――サービス業は「人材教育がすべて」といわれる。渡邉美樹氏は徒手空拳から居酒屋経営を始め、従業員4000人のワタミグループを築き上げた。最も重要な「叱る」局面では、どのような極意を発揮したのか。

僕は叱ることについて2つの原則を持っています。一つは「心のままに」。その場できちんと、思ったことを表現するということです。
もう一つは「冷静に」。感情で怒ることはありません。「この人、感情で言っているだけじゃん」と思えば、相手は心の扉を閉ざしてしまいます。だから叱る理由をきちんと伝えるのです。

これらは矛盾しているようですが、この2つを同時に満たさなければ、叱ることはできないと思います。

 

好きでなければ叱る資格なし

たとえばビルの8階とか9階で会議をしているとき、「いますぐ、ここから飛び降りろ!」と平気で言います。本当に飛び降りたやつがいなくてよかったなと思いますけれど(笑)、これはその場で、心のままに叱るからです。
それと同時に、叱る理由をきちんと言葉にしなければいけません。たとえば「お客様のクレームから逃げた」「徹底して原因追求をしていない」とか。これを僕は許しません。

最近もこんなことがありました。ワタミグループはつねに、地域の方々に必要とされる店をつくりたいと考えています。にもかかわらず、地域の方からのクレームが増えているのです。

我々はチェーン店なので店長が交代します。そのときに、商店会の取り決めだとかお祭りへの協賛といったことを、新しい店長がきちんと引き継いでいないというのです。

「店長交代のときに商店会長のところへ挨拶に行っているか? そのときに話を聞いていればクレームなんかこないぞ。最近は自分の店を守ればいいと考えているやつが多い。でも商店会の方々との付き合いも、広い意味では店を守ることだ。仕事の範囲が、サラリーマン化しているんじゃないのか!」
僕は先日の経営会議で、こんなふうに雷を落としてきました。