國民新聞・平成23年01月31日の記事(その1) 

◆中国軍トップ 「十年以内に日本を核攻撃」

 この十年以内に核攻撃で日本などを消滅させ、中国人が世界人口の中で大きな比率を占め、人類の進化の過程で有利な位置を占めるやうにする―。
この驚嘆すべき発言は、中国国防大学院長の朱成虎少将のもの。         (略)                                             「人口増加により資源が欠乏し戦争が勃発した後、一部の人口が消耗して均衡が保つ」と。その人類の歴史の発展の中で「中国は後手に回って討たれるよりは、主導的に討つて出る方がいい。核戦争は人口問題解決に最も有効だ。中国は全力で核戦争を行う準備を整えるべきと決めつけ、「大切なのは、我が中国がこの競争において機先を制し、他国・他民族の人口をできるだけ減少させるやう努めるとともに、自国の人間が数多く生き延びるようにする」と述べた。
「愚かな計画出産政策を放棄して、できるだけ多くの子供を産み、計画的に周辺諸国に浸透させる。周辺諸国への密入国を人民に奨励する」と中国人の人口膨張を推進する。
さらに、攻撃対象として日本などの.国々を挙げている。その方法として、「機が熟したら、果敢に猛烈な勢いで、全面的な核攻撃を発動し、相手が反撃に出る前に、その人口の大部分を消滅させるよう努める」と言い、最後に、「中華民族が手に入れるのは世界全体である」と締括る。                    (略)
今年も中国の動静を厳しく見張つていかなければならない一年になつた。
山田惠久

この元ネタは2005年に既に流れてた朱成虎少将発言ニュースですよね?
最初に知ったのは軍事評論家=佐藤守のブログ    

2005-07-21 危険な中国軍将官たちの発言

で、あったが下記ブログがまとまりが良かったので紹介
中国、ミサイル増強について近隣諸国に説明する必要               =米国防長官(2005/10/20)
「米国のラムズフェルド国防長官(US Defence Secretary Donald Rumsfeld)は、訪中最終日の20日、中国はミサイル増強について近隣諸国に明確に説明する必要があるとの考えを明らかにした。軍事科学院で述べた。 同長官は、米国防総省は中国が弾道ミサイルを増強して世界の大半を射程に収めようとしていると確信している、との認識を示した。 その上で、「中国がこのように戦略的な攻撃能力を増強していることが、懸念の原因になっている。その結果、この地域に関心を持つ多くの国が、中国の意図に疑問を抱くようになっている」と述べた。」

北からも西からもミサイルが「実際に」飛んできてるんだから、日本としては、大問題ですがな。

Rich Lowry(リッチ・ロウリー)氏の論文(略)
「…冷戦の後、この同盟関係は崩壊に向かっているように見えた。日本は第一次湾岸戦争の際には経済的援助のみを提供し、1993年~1994年にかけての北朝鮮との対決ではアメリカへの情報・輸送協力を拒否した。クリントン主義者達は、その間、安全保障問題を放り出し、貿易問題で日本を苛め倒す事に執着した。 しかし数発のミサイルほど神経を集中させるものはなかった。1996年、中国は台湾へ向けて弾道ミサイルのテストを行い、数発が日本の航路付近に着弾した。この事件が、日本は「周辺有事」の際アメリカに輸送支援を行うと誓約し、米日同盟は「日本周辺有事」を含むと規定する米日宣言へ導いた。この「有事」とは台湾に関して起こりうる紛争をも含んでいる、として中国は文字通り悲鳴を上げた。2年後、北朝鮮は日本北部を越すミサイルを発射し、これはミサイル防御システムに関するアメリカとの協力に対する日本側の興味をかきたてる事になった」
「中国は、いわゆる「総合国力」(経済成長、軍事力、外交的影響力)とやらを追い求めている。中国の真の国家的関心は、無意味に日本の反感を買っているわけではない。しかし、現在の中国政治制度の実態は、他にどうにもしようがない事を示している。中国政府はその正当性をナショナリズムに依存しており、そのため、過去の残虐行為の為に人気のない日本を痛めつける以外に方法がないのだ。他の独裁政治と同様に、中国政府はその抑圧を正当化する為に外部の脅威を強調する必要がある」
                                                中国軍部高官・朱成虎少将 国防大学でのスピーチ(2005/07/06) 
「我々は先制核攻撃により中国以外の人口を 減らすと共に自民族を温存させる事に力を注ぐべきで、この核戦争後に 百年余りの屈辱に満ちた歴史を清算し 未来永劫にこの地球を支配するようになるだろう。」  

中国軍部高官・朱成虎少将 国防大学内部の会議上で講演(2005/07/06) 
「世界人口の総数はすでに地球資源と生態環境の許容能力を超えており、これを解決するために戦争、疫病或いは飢饉などの手段を用いて大量に人口を消滅させ、人類を引き続き生存させるべきである。 このためのひとつとして、中国政府は全力で核兵器の開発に取り組んでおり、十年以内には地球上の半数以上の人口を消滅させるだけの核兵器を装備することが可能である。」

中国軍部高官の核攻撃発言で、国際社会に波紋 (2005/07/18)
「中国外務省は、朱成虎氏の発言は個人の観点であると弁明したが、中国政府の立場ではないと表明することをしなかった。同時に中国外務省は声明文を発表、「中国は台湾の独立を絶対に容認しない、中国国家の分裂を促すあらゆる行動を許さない」と強調した。
~略~
ワシントン・タイムズ紙17日付けの報道によると、米国国防省のある高官は、「朱成虎氏の発言は、おそらく事前に中国高層部の許可を得た、中国政府の見解を代表するものだろう。戦争計画の一部を無意識に漏らした可能性もある。この発言の意図は、アジア国家にアメリカの軍事力を恐れていないことをアピールするものだろう」と分析した」


米議会、核攻撃発言の撤回と朱成虎少將の免職を求める (2005/07/22)
「中国の軍部高官朱成虎少將の核攻撃の衝撃発言に、米下院は、20日修正案を通過し、中国政府に発言の撤回と朱成虎少將の免職を求める態度を示した。この修正案の発起人、共和党議員タンクレータ氏は「中国政府に、武力紛争ではなく平和方式で台湾問題を解決するとの保証を求めていくべきである」と述べた。
~略~
いったん米国が台湾海峡での武力紛争に介入した場合、「我々は、西安より東の都市が全部壊滅することを惜しまない。その代わり、米国も数百の都市が犠牲になる覚悟をしなければならない」と、中国の強硬姿勢を示唆した。
~略~
専門家らは「中国は自由に見解を述べる国柄ではない、軍部の高官に対する言論規制はもっと厳しいものである、核兵器使用問題で、今まで、中国政府は北朝鮮を利用して、国際社会を脅迫し続けてきたが、今回の朱成虎氏の発言は、決して個人的な見解ではなく、中国政府は仮面を外して、赤裸々な大胆行動に出たと受け止めるべきである」と分析した。
~略~
中国の有名な民主活動家・魏京生氏は「中国共産党は、目的達成のために手段を選ばないという卑劣な一面がある。いま中国社会には、各種の不安定要素が隠されており、政権を延命するために国民の注意を転換させ、結束力を強化する必要がある。中国政府は、対台湾戦争がこれらの目的を達成させる一番よい手段と考えている可能性がある。情報筋によると、今中国の軍事産業は大量の武器製造の注文を受けている。近く戦争が起こるとの噂も流れている」と暴露した」


ネットにリークされた、中共軍部の危険思想 (2005/08/26)
2005年4月23日、「博訊」という中国語のネットに、中共中央軍事委員会副主席、国務委員で国防部部長・遅浩田上将による「演説」という形で掲載された。
「演説」の抜粋

「どのような事態に直面しても、我々は党と国、そして国家の未来のために前進するのみであり、そのためには困難を乗り越え、犠牲はやむを得ないのである。人口の半分以上が死に絶えてもまた再生できるが、もし党が無くなれば、すべてがなくなり、永遠になくなるのだ!」
~略~
「どのような事態になっても、我々、中国共産党は、決して歴史の舞台から引き下がらない!我々は、歴史の舞台から退くよりも、あえて世界中の人民を道ずれに自決する道を選ぶ。“核の束縛”という論理があるではないか?つまり、核があるから、世界の安全は保たれており、死ぬときは皆一緒、という論理である。私の考えでは、党の運命は世界の運命と共にある、という束縛があると思う。もし我々、中共がなくなれば、中国がなくなり、そして世界も終わる、ということである」
~略~
「2億人ものアメリカ人を殺すことは、確かに残酷なことだ。しかし、それは中国の世紀を迎え、そして中国が世界をリードする道を辿るステップに過ぎない。 ~略~ 我々は中国人を守り、党の生命を死守するであろう。なぜならば、我々は中国人であり、党のメンバーであるからである。中共に入党したその日から、党の生命は全てのものの上に立つのである!」

なんだ、国民新聞山田惠久氏の記事は2005年の朱成虎少将発言そのものじゃんか・・・有名な朱成虎少将発言の旧聞が最新ニュースのごとく流れているのはいかがなものか?また、ろくに調べ転載するブログもありますが・・・同じ保守系ログとして恥ずかしい。もう少し保守系のブロガー諸君のレベルアップを望みます。

でも、このニュースから6年、約束の10年まであと4年。確かに中共暴発の危険性は高まっています。6年前は単なる極端な軍人の妄想にすぎないとまだどこか安易に考えていた。だが、2011年に読む朱成虎少将発言はリアリティがあり、危機感を感じてしまいます。また、石平氏の最新記事を読むと、日本は呑気に政争している暇はない。

毛沢東の狂気が蘇る時民族滅亡の脅威              最近、中国の国内メディアで、「毛沢東」にまつわるいくつかの興味深い記事が見つかった。
1つは、人民日報社の自社サイトである「人民網」が1月17日に掲載した記事で、1957年11月に毛沢東がソ連で開かれた社会主義陣営の各国首脳会議に参加したときのエピソードを紹介したものである。記事によると、毛沢東はこの会議で、当時のソ連共産党フルシチョフ第一書記の提唱する「西側との平和的共存論」に猛烈に反発して次のような過激な「核戦争論」をぶち上げたという。

 「われわれは西側諸国と話し合いすることは何もない。武力をもって彼らを打ち破ればよいのだ。核戦争になっても別に構わない。世界に27億人がいる。半分が死んでも後の半分が残る。中国の人口は6億だが半分が消えてもなお3億がいる。われわれは一体何を恐れるのだろうか」と。

毛沢東のこの「核戦争演説」が終わったとき、在席の各国首脳はいっせいに凍りついて言葉も出なかったという。さすがの共産党指導者たちも、「世界人口の半分が死んでも構わない」という毛沢東の暴論に「圧倒」されて閉口したようである                                                 毛沢東という狂気の政治指導者の暴虐さをよく知っている中国の知識人なら、この発言を聞いても別に驚かないのだが、筆者の私が興味深く思ったのはむしろ、人の命を何とも思わない共産党指導者の異常さを露呈し、党のイメージダウンにつながるであろうこの「問題発言」が、他ならぬ共産党機関紙の人民日報社の自社サイトで暴かれたことである。                          (略)
毛沢東の「核戦争演説」といい朱成虎少将発言といい、中国人と人類ははたして共存できるのであろうか?とても疑問である。