「人間を動かすのはお金」「金さえ借りればどんな企業も買収できる」。ライブドア元社長の堀江貴文被告(38)の粉飾決算事件での有罪が確定する見通しとなった。一時は時代の寵児となったが、最高裁は厳しく断罪。堀江氏らによる「市場万能主義」の流れにもその後、ブレーキがかかった。
ライブドアが上場していた東証マザーズなどの新興市場は、ライブドア事件の影響で長期低迷に陥っており、依然としてその「後遺症」は癒えていない。
堀江被告が掲げた米国流市場主義に対しては、経済界で賛否の議論が巻き起こり、国内企業の経営方針に少なからず影響を与えた。
SMBC日興証券の河田剛・国際市場分析部部長は「自由競争の中ではルールを守ることが前提なのに堀江被告は一線を越えてしまった。ただ、企業が資金を効率的に使うなど、市場を意識した経営はやはり不可避だ」と話している。
 
いわゆる「ライブドア事件」で証券取引法違反に問われたホリエモンこと堀江貴文の実刑が確定した。
 
山一証券や日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)、カネボウの粉飾決算事件はいずれも執行猶予付きの判決。なぜ、堀江さんだけが実刑なのか? との問いに対し、
「日興コーディアルなど、ライブドア以降、証券取引法違反として課徴金処分を受けている会社は結構あります。僕は粉飾だとは思っていませんが、仮にわれわれが粉飾決算だったとしても、同じ規模やそれ以上の事案が課徴金処分で、経営陣の責任が問われていない。その中で僕だけ実刑というのは、不公平。ただ、世の中の真理は不公平なので、それはそれでしようがないかなとも思います。世の中は不条理で満ちている。僕ができることは、不公平であることを世の中に問うていくことです」
 「ライブドアは生きている上場企業で、株主が15万~20万いるような会社をいきなり強制捜査するのは異例だし、うちしかない。カネボウも山一証券も(事件当時は)つぶれた会社だから。僕はよく、『事件を起こした』といわれますが、起こしたつもりも違法行為をしたつもりもありません」
 「こんなことをして、一体誰が得をするのか。株式市場がずたずたになり、個人投資家は離れていった。われわれをつぶすことで日本経済に影響を与えるということは、おそらく検察も予想していたんじゃないでしょうか。これでいいのか、考えてほしい。われわれをつぶすのはいいが、周りに迷惑かけるなよ、と。ただ、もう遅いですけど」
 
だそうだ・・・・。
 
ひとこと「ふざけんな!」と言いたい。
 
あきらかに、自分がしたことをわかっていない。ライブドア事件が日本の株式市場の発展と熟成悪影響を及ぼし、非常に大きな傷を与えたことを自覚していないににはあきれ返る。しかも、検察に問題があったとはいえ、検察のせいにしていることは言語道断。
 
 ベンチャー市場=いかがわしい印象を作られるのに、ほりえもんのはたした役割は大きい。ベンチャー企業を敬遠する機運を作ったのはほりえもん自身だ。
 
東京証券取引所のマザーズ指数は、事件が起きた06年1月からほぼ一貫して下がり続け、現在までに8割強も下落した。企業の新規株式公開は同年の188社から10年には22社へと大きく減った。優秀な学生がリスクをとる起業を避け、大手企業への就職を希望する傾向も強まってしまっている。それを検察のせいにする神経がわからない。
 
日本の社会と証券市場の発展を阻害したのは検察ではなく、ホリエモン自分自身である。「稼ぐが勝ち」「金で買えないものはない」と新自由主義を悪解釈した拝金主義的妄言を連発していた人間が何を言うか!まったく反省がない。
 
「証券市場の公正性を害する悪質な犯行」として、粉飾決算事件としては「きわめて異例の」懲役二年六カ月の実刑判決を受けた。この判決が「異例」の実刑になったのは、明らかに、ホリエモンが一貫して無罪を主張し、警察・検察・裁判所を含めて、「世間」に謝罪しなかったからである。

一般に日本の刑事裁判では、無罪を主張して黙秘権を行使したりすると、それが「反省していない」「改俊の情がない」証拠とみなされて、かえって重い刑罰を科せられることが多い。これでは「権利」としての黙秘権の意味がまったくないに等しいのだが、「世間」では黙秘権という「権利の行使」は、謝罪と「ゆるし」という「世間」のルールに反する行為となるのである。
 
日本においては、犯罪者の謝罪と「ゆるし」は、害された「世間」という共同体との関係を修復する行為とみなされる。処罰がミソギとみなされるのも、それが「世間」という共同体との関係を修復する行為と考えられるからである。それゆえ、日本の検察官は、「なるべく刑務所には入れない、入れてもすぐに出す」という「ゆるし」の原理にもとづき、被疑者にたいして、真筆な反省をもとめ、真撃な謝罪をもとめる。
 
日本の検察も思い上がった事件を起こし、絶大な信頼をしていた日本国民としては非常に残念だが、日本の検察官が、「起訴便宜主義」として自由にその裁量権を行使できるのは、刑事司法をとりまく広い「世間」が、それを支持している、いや支持していた?からである。
 
証拠捏造事件後も、「世間」には「大岡裁き」のような司法官僚にたいする信頼があり、検察官にはそうした「世聞」の空気を読むことが期待されているのだ。 
 
日本社会の習慣として、法律よりも前に「世間」に謝罪し、「世間」の「ゆるし」を得る必要があるが、彼は謝罪を行っていない。

元外務省主任分析官の佐藤優氏や元衆院議員の鈴木宗男氏、元通産省の村木厚子氏と同様に、三権分立を超えた検察というモンスターに自分も嵌められたと主張しているが厚かましい!
 
起訴された人間全員「私は佐藤優氏鈴木宗男氏村木厚子氏と同じく検察に嵌められた」と言ったら同情されると思っているようだが、世間様に謝っていないホリエモンは同情を得れるはずもなく、「世間」知らずなだけだ。
 
ホリエモンは、東大を中退した秀才ではあるが、結局世間とか、日本人の心情を理解することが出来ないのである。社会経験というものを知らない残念な人間なのである。

この男が無罪を主張しているのだから反省しないのは当然とのご意見はあると思う。でも、日本の社会では悪くなくとも相手が不快になった事をまず謝り、そこからが話し合いすることが普通だ。それが世間を知る大人の日本人の普通の対応だ。

日本人は折れるところは折れるが、案外その反面自分の信念は皆曲げていないことが多い。面従腹背、肉を切らせて骨を折ることが多い。だが、全面対決よりは妥協が優先され今日の日本社会がある。その副産物が世間と言われるものかもしれません。

欧米のようにDead or Alive 、謝罪をしないがゆえに妥協より対決が優先される。その結果がこれだ・・・

日本の世間というものも煩わしいものだが、私は米国の訴訟社会よりは居心地がいい。米国より弱肉強食賄賂社会の中国より日本人は皆幸せだ!

ホリエモン曰く、日本では夢や希望がないから今後中国で企業する者が増えるという。賄賂社会、超弱肉強食社会の中国はヒルズ族(死語)にとっては馴染めるであろう。

中国で企業したい者は中国で企業すればいい。日本には中国で企業したい者を止める法律などはじめからない。

ホリエモンも刑が満了したら、中国へ移住すればいいではないか!誰も止めません。
どうぞ!どうぞ!日本から出てってくれ!

九州出身のホリエモンは日本を去る前に是非ともこの幻のCMを見るがいい!
ここに集まった善良な九州人達を!日本は素晴らしいじゃないか!



合理的に考えたら鹿児島から博多まで250Km約3時間撮影して3分のCMに収まる確率は1/60 合理的に考えたら自分は写らない・・・でも皆沿線に集まったからこそこのCMは完成したのだ。ホリエモン君人間はすべて合理的に考える人間ばかりではない、特に日本人はそうかもしれない。でも、日本はこんなに素晴らしいんだ・・・