『Millennium-1ドラゴン・タトゥーの女 スティーグ・ラーソン/著』最高の推理小説だ!
2011/6/7(火) 午前 2:34 http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/35136390.html
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より続き
「ドラゴン・タトゥーの女」を読み終えた時点で「火と戯れる女」と「眠れる女と狂卓の騎士」はどうせ続編で「ドラゴン・タトゥーの女」を越えることはないだろうと思いながらページをめくった。

とんでもない!「ドラゴン・タトゥーの女」はイントロダクションにすぎなかった!「火と戯れる女」と「眠れる女と狂卓の騎士」の3部作はひとつの物語として最高のエンターテイメント作品である。
とにかく、すごいすごい。この4日間私は「火と戯れる女」と「眠れる女と狂卓の騎士」に没頭してしまった。これほど読ませる小説は年に1冊あるかないかだ。いやめったに出合わない!それもそのはず世界40カ国でシリーズ合計が6000万部が売れているという。(これは調べる度に増えている!公式サイト参照[http://www.stieglarsson.se])これはスウェーデンの国民文学となるだろう。日本で言えば・・・いや私の独断と偏見だが司馬遼太郎の「竜馬がゆく」「坂の上の雲」に匹敵する国民小説ではなかろうか!とにかくこんなにも読みこた応えがあるとは思わなかった!
残念ながら日本での知名度はいまひとつ。まだお読みになってないかたは騙されたと思って是非是非読んで下さい!翻訳もなかなか悪くありません。想像を超える出来にあなたは感動すること間違いナシです。
詳しいストリーをこのブロブで書きたいのですが、ストリー展開の面白さは想像を越える展開で・・・・読んでいない方に申し訳なくて書けませんが・・・・ちょっとだけ。
第一部『ミレニアム-1 ドラゴン・タトゥーの女』はどちらかというと、ジャーナリストのミカエル・ブルムクヴィストの物語でしたが第二部『ミレニアム-2 火と戯れる女』からは天才ハッカーのリスベツト・サランデルの物語です。サランデルは「雑誌ミレニアム」が嗅ぎまわった人身売買事件に絡み、偶然殺人事件の容疑者として指名手配されてしまうのです。
殺人事件を振り出しにミレニアムの発行人ミカエルとリスベヅトの謎解きが始まる。
謎だったリスベツトの出自が少しづつ明らかになるにつれ、見え隠れする国家権力の影、それががいったい何であるのか、読者にはなかなか明かされない。
二人の謎解きとがもそうだが、リスベットが凄腕のハッカーであるうえに、アスペルガー症候群で画像記憶能力を有している超能力が痛快です。更にリスベットが敏捷な運動神経の持ち主の一種のスーパーヒロインに成長していくのである。
リスベットが「義務教育すら修了していない、無能力者」とか、「頭がかなりおかしく、すぐに暴力に走る傾向のある女」と言われていることが人為的な策謀であることが徐々に解明されて行く。
いかに物語といえこれほどまでの意志が強い女性を描いた作品があっただろうか?彼女は世界を敵に回しても戦い抜く強い意志に強く胸を打つ。華奢な身体の孤独な少女が戦ってきた過去にはとても胸を打たれる。ジブリ映画に登場するヒロインとは若干異質だが意志の強い女性といった点では共通するものがある。
そして衝撃的な展開・・・・ そして「火と戯れる女」は衝撃的展開はジェットコースターのようだ。
「眠れる女と狂卓の騎士」では墓穴に崩れ落ちたリスペットが・・・・
救急ヘリで運ばれ、一命をとりとめるものの、リズペットは囚われの身になり、ハッキングをするパソコンすらない。

第三部では公安警察内部の秘密組織、通称"班"が表に動き出して、非合法的な駄燃活動を画策しはじめる…。
秘密組織が捜査活動をいかに分断させるのか、どのようにリスベツトの裁判を進めるのか、どのようにすれぱ優位に持ち込めるのかといったことを考えて、政治と国家権力と司法の各所にネットワークを作り、悪の公安別班を懲らしめる計画も平行して進められたのだが・・・・意外な方向へと向かうからだ。ちょっと水戸黄門的だが正義は勝つ、公安別班を公安当局も巻き込んだ狂卓の騎士達が痛快に追い詰めるのだ!。
また法廷劇も用意されている。ミカエルの妹の弁護士アニカ・ジャンニー二が法廷に立ち、胸がすく展開も用意されている。少女時代からの宿敵ともいっていい邪悪な精神科医との対決も用意されている。ハードボイルド小説も風味もある。DV人身売買・・・本格ミステリ、ハードポイルド、サイコ・スリラー、スパイ小説、政治、心理学が絡まり、迫力に富んでいる。国家に尽す意味を考えたり、資本主義の矛盾、ジャーナリズムの抱える問題点、人身売買、強制売春といった杜会的なテーマを正面も巧みにちりばめられている。
最後は復讐劇だが、リスベットが単たる被害者にとどまらず、巨大な敵と戦うヒロインに成長し、彼女の味方が次々と増え、最後は勝利する痛快な物語である。
残念ながら著者スティーグ・ラーソンはこの3部作を残し急逝してしまったので今のところこれ以上この物語の先は読めない。
だが、行方不明のリスベツトの妹、リスベツトのジブラルタルの資産運用会社・・・次の物語の伏線は沢山張ってあり、次の物語に期待するエンディングだった・・・
なんと、スティーグ・ラーソンのパソコンには第四部が残っているという!
そして第五部はスティーグ・ラーソンパートナーだったエヴァ・ガブリエルソンが書くことを表明している・・・
第四部は第五部と第六部のイントロダクションだという。そして最終的には十部構成だという・・・・
スティーグ・ラーソンの永年のパートナー エヴァ・ガブリエルソンは正式に結婚しなかったそのため、ラーソンの兄と父と骨肉の争いをしていて一時期は第四部以降お蔵入りして永遠に我々の眼にふれない可能性もあったらしい。
ところが、来年公開でハリウッドで映画化される(スウェーデンでは映画化され日本で公開済み)ハリウッド映画となると金のなる木だ!第四部はほぼ完成していて、第五部六部は あらすじと構成は残っているらしい・・・一部情報だと パソコンに残っているのが第五部であるとの情報もあるが・・・読みたい!
ちなみのに第四部はカナダの北極圏での話しらしい。おそらくリスベツトのジブラルタルの資産運用会社がからんでくるのではないでしょうか?
新しい悪党の登場とスウェーデンを離れ国際的な物語になるらしい。リスペットサランデルは、世界を旅していることが記されているので2部3部では沢山の伏線が張られている。おそらくカリブの島の年下の学生も、ジブラルタルで寝たドイツのビジネスマンもリスペットサランデルと寝た男達はいずれ意外なところで再登場する予感が満載である・・・・(Ddog私見)
でも、この世の中にはまだ日本語による第四部は存在しない。もし出版されたらのなら訳者のヘレンハメル美穂さん岩澤雅利さん頑張ってください!期待しています!

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