
2011.7.1 00:46
【ワシントン=犬塚陽介】共和、民主両政権で国防総省トップを務め、イラクやアフガニスタンでの戦争で指導力を発揮したゲーツ国防長官の退任式典が30日、国防総省で開かれた。オバマ大統領は「米国史上最高の国防長官の一人だ」と功績をたたえた。
ゲーツ国防長官は2006年12月、ブッシュ前政権で国防長官に就任。オバマ大統領の強い要請で異例の留任を決意し、イラクでの戦闘任務の終了、アフガニスタンの駐留米軍の撤退決定などで大統領を支えた。
オバマ大統領はゲーツ長官を「謙虚な愛国者であり、良識と礼節の人だ」とたたえ、文民最高位の大統領自由勲章を授与した。
事前に勲章授与を知らされていなかったゲーツ長官は、国際テロ組織アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者の襲撃作戦にかけ、大統領は「秘密作戦がうまくなっている」と謝意を述べて笑いを誘った。
2011.6.4 01:31
【シンガポール=青木伸行】アジア安全保障会議に出席のため、シンガポールを訪問中のゲーツ米国防長官は3日、中国の梁光烈国防相と会談し、中国の軍事力増強と覇権拡大に対する脅威認識を背景に、両国の安全保障対話などを強化する必要性を表明した。①まもなく退任F-22Jを葬り去ったゲーツは凄腕国防長官だったのか?その1
会談でゲーツ氏は、両国の軍事分野における関係が、より前向きなものとなるよう期待感を示した。梁氏は「関係は改善されている」と応じた。
米国の対中脅威認識として、南沙、西沙諸島の領有権が争われている南シナ海や東シナ海で、海洋権益拡大へ向けた中国海軍の活動が活発化している現状がある。会談でゲーツ氏は、南シナ海の領有権問題などに言及し、懸念を伝えたもようだ。
米国防総省によると、シンガポールへの機中でゲーツ氏は同行記者団に「中国は、アジアにおける活動の自由と影響力の拡大をもたらす軍事力を、構築しようとしている」と指摘。「そのことが、中国との戦略的対話が重要だと考える理由だ」と説明している。
ゲーツ氏は4日に、アジア安全保障会議で演説するが、今回の目的の一つは、東南アジア諸国などに対し、米国防予算の削減によって、アジア・太平洋地域における米軍のプレゼンスが低減することはない、とのメッセージを送ることにあるという。中国を強く牽(けん)制(せい)し、東南アジア諸国を米国につなぎとめる狙いがあるとみられている。
ロバートゲーツ前国防長官は優秀な国防長官であったと私も思う。前任のラムズフェルド氏があまりにも評判が悪かったせいもあるかもしれませんが、無駄な軍事予算(F-22の削減は失政だと思う)を削減しペンタゴンをスリム化し、イラクからの撤退を成功させ、アフガン撤退の筋道を作ったことは大統領より最高の国防長官の一人として大統領自由勲章を受賞することに異議がない。また軍人個人を一人の人間として扱う姿勢は軍からの信頼を増し私も尊敬する。
私はゲーツを中国のエージェントではないかと疑ったこともあったが、ゲーツ氏は東アジア情勢、特に中国の膨張と脅威の増大に関して認識と予測が甘かったのであろう。
昨年のCOP15を中国がかき回し、日本を抜いて世界第2位のGNPになった頃あたりから米国は中国を責任を持った大国=ステークホルダーするべく誘導することを諦め、明らかに抑止/対決姿勢に傾いてきている。一時日本が危惧した米中G2政策ももはやまったく見かけなくなった。

しかしゲーツ氏はF-22配備を750機から187機に大幅に削減した。過剰な軍事削減は米軍の実力を削ぎ、米国をモンロー政策(孤立主義)に戻らせてしまう恐れがある。更に日本がFXとして導入を要望したにもかかわらず輸出に待ったをかけたことだ。強大化する中国を抑止するにはやはりF-22を日本に配備すべきであろう。
2007年米国はG2政策上中国に配慮してF-22の日本供与を中止した。F-22を日本に導入すると東アジアの軍事バランスを崩しかねないと判断したのだ。(今は逆だ)。またイージスシステムの機密漏洩という大失態を自衛隊が犯してしまった。時の首相ルーピー鳩山が沖縄基地移転問題をこじらせ、日米関係を破壊していた時期でありこの決定もやむを得ないと私は思った。
だがF-22の予算をカットし、生産中止を決定した2009年当時と、東アジア情勢は尖閣諸島沖衝突事件や南シナ海の緊張など大幅に緊張が高まっているなど大きく情勢が違う。 また高価なF-22の代用補完として比較的廉価なF-35を充てようとしたが、開発が不調を極め延期に告ぐ延期、さらに予算が高騰してしまいF-22を生産中止にしてF-35にする意味がなくなってきている。
また中国のなんちゃってステルス戦闘機J-20中華らぷたーの初飛行が予想より大幅に早まったこと。ロシア戦闘機パクファT-50の初飛行など情勢は変った。
米国内にもF-22再生産論が出始めてきています。ゲーツ氏が在任中はF-22の生産再開はさすがに言い出しにくかったろうが、ゲーツ氏の退任でF-22生産再開の可能性が出てくるのではないだろうか?
日本はFXとして米国からF-22の調達を断られた後、F-4の耐用年数が切れFX決定が喫緊の問題に関わらずFXをF-35・タイフーン・F-18のどれにも決定せず、のらりくらりとしている。FXの機種決定を先送りを繰り返しているのは憶測の域を出ませんが、ゲーツ長官退任を待ってF-22生産の再開することをアーミテージ氏と密約しているのではないかと疑念を持っています。
私の憶測の根拠としては第二次アーミテージレポート(副題:日米同盟:2020年に向けアジアを正しく方向つける)の存在だ。
2007年2月に政策シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)において再度超党派による政策提言報告「第二次アーミテージ・レポート」(正式名称:"The U.S.-Japan Alliance: Getting Asia Right through 2020")を作成・発表された。日米同盟を英米のような緊密な同盟関係へと変化させ、東アジアの地域秩序の中で台頭する中国を穏健な形で秩序の中に取り込むインセンティブとすることなどを提言したものだ。
※ 米国は、できる限り早期に、日本にF22の一個飛行中隊を配備すべきである。米国は、日本の航空自衛隊が、F18E/F、F22、F35、さらに(あるいは)現有F15の改良機を含め、 米国の保有する最も先進的な戦闘機システムを入手することを保障するよう努めるべきである。
※ 米日の政府対政府、軍対軍の関係が改善するとともに、われわれはより緊密な国防産業間の協力も打ち立てるべきである。米国への軍事関連輸出の道を開くという日本の決意は、ますます高価となっている国防装備の開発・維持・製造の効率を高め、相互運用性を向上させる機会をもたらしている。政府間の機密情報の秘密保持のための包括的な協定を結ぶことは、この方向での重要な一歩である。さらに米国と日本は、公開可能性の問題を話し合うためのフォーラムを発展させるべきである。
とはいえ予算の削減が厳しい中でF-22復活は厳しい。
せめて日本向けだけでも復活してもらいたいものだ。
日本のFXはタイフーンに仮決定すればよい、それを覆すのはF-22の供与のみとすれば米国も考えるだろう。タイフーンが採用となればF-XXはAT-DX心神の発達型国産戦闘機となる公算が高くなり。FXXのマーケットを米国は失う。米国はマーケットを失いたくないはずだ・・・
2011.3.9 23:16
【ワシントン=佐々木類】米英などが共同開発中でレーダーに捕捉されにくい第5世代のステルス戦闘機「F35ライトニングII」をめぐる米政府内の迷走が止まらない。調達価格が当初予定を倍近く上回るなど開発に手間取っているためだ。中国がステルス性の戦闘機「J20」の試作に成功したとされることも焦りの背景にある。米国内では、高コストを理由に製造中止となったF22ラプター復活論まで登場、F35導入を検討中の日本政府の選定作業にも影響を与えそうだ。
「今後2年間で性能、コストを軌道修正できなければ開発を中止すべきだ」
ゲーツ国防長官は最近の議会証言でたびたびこう述べ、F35の開発遅れと高コスト化に懸念を表明した。
そもそも、日本などが導入を渇望していたF22の製造を中止したのは、1機当たりの調達価格が約1億4千万ドル(約112億円)とF35の1機約5千万ドル(当初見積もり価格)の3倍に上ったためだ。
にもかかわらず、F22復活論が出てきたのは、F35の開発に手間取り、総額が約3820億ドルに達し、調達価格も1機当たり約1億6千万ドルとF22を上回ることが判明したためだ。
ゲーツ国防長官は最近の議会証言でたびたびこう述べ、F35の開発遅れと高コスト化に懸念を表明した。
そもそも、日本などが導入を渇望していたF22の製造を中止したのは、1機当たりの調達価格が約1億4千万ドル(約112億円)とF35の1機約5千万ドル(当初見積もり価格)の3倍に上ったためだ。
にもかかわらず、F22復活論が出てきたのは、F35の開発に手間取り、総額が約3820億ドルに達し、調達価格も1機当たり約1億6千万ドルとF22を上回ることが判明したためだ。
【ワシントン=犬塚陽介】共和、民主両政権で国防総省トップを務め、イラクやアフガニスタンでの戦争で指導力を発揮したゲーツ国防長官の退任式典が30日、国防総省で開かれた。オバマ大統領は「米国史上最高の国防長官の一人だ」と功績をたたえた。
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