野田がTPP参加を表明した。一応私は評価する・・・問題だらけではあるが・・・・
TPPに参加すると日本は対米隷属を強いられる、TPP参加は国家の滅亡であると幕末の攘夷運動を髣髴されるTPP反対派がネット上で席捲し多数派のような気がする。私のようなTPP反対派に意見するブロガーは少数派であると思う。
TPPの問題を安全保障の観点から考えることをTPP反対派は避けているように見える。日米安保 日米同盟は、東アジアの安全保障環境を安定させてきた。
普天間基地問題で鳩山首相が初めて知った、「抑止力」という日米安保の意義を反TPPと叫ぶ方々は理解しているのだろうか?
反TPPを叫び、普天間基地問題は米軍が撤退せよという左翼は、抑止力が邪魔な中国のエージェントであり国賊であるが、彼らの主張は一応一貫性がある。
沖縄問題では、鳩山を非国民馬鹿呼ばわりして沖縄に我慢してもらうしかないと言っておきながら、TPP反対を叫ぶネットウヨや保守層の一部は理解ができない。筋が通らないではないか!
日米安保条約・日米同盟は、皇室の存在同様日本の最も根幹を成す制度でもある。
普天間基地問題は沖縄県民にも不信感を抱かせたが、同じく米国に対しても同様に不信感を与えているのである。
米国とて一枚岩ではなく、日本同様にTPPに日本が参加することが望ましいとする人たちもあれば反対の人もいる。もちろん米国の一般市民はまるで関心はない。
TPPを米国の陰謀だと叫ぶ人たちの人格を疑う。TPPの参加は米国の陰謀ではなく、TPPを行わないと米国も生き残れないのである。連日書いているが欧米人はルール作りから喧嘩が始まっていると考えているのであって、ルールを平気で破ることはしない。だからその交渉に参加することに意義があるのである。ちなみに中国人は取り決めたルールを守らないから中国側につくことは絶対してはいけないのである。
TPP反対論者は、パパブッシュ政権時代の日米構造協議や、クリントン政権時代の日米包括経済協議を想起し、日本の経済構造を米国の都合のいいように変えるための交渉になると警戒していることには私も理解する。
だが、日本も米国も当時の勢いはもはやない。米国は世界の成長地域であるアジアでの影響力を維持するうえで、日本という同盟国を欺く必然性はないと思う。互いに助け合わないと膨張する中国を封じ込めることはできない。中国を封じ込めなくては日本の生存は危ない。日本はインドやロシアとも将来同盟を視野に置くべきではないか?ASEAN+6-中国も悪くはないだろう。もし私が組むとしたらAPEC-中国+インドだろう。要は対中包囲網だ。
TPP9カ国の中に中国・韓国はない。反対論者は中国が将来TPPに参加することになれば安全保障とまるで関係がないと言うだろう。そうだろうか?
TPPは法の支配、民主主義、人権の尊重、グローバルーコモンズ、知的財産の保護を含む自由で公正な貿易・投資ルールといった制度的基盤の整備が必要だ、中国の参加を事実上締め出している。もし中国が参加できるとしたら中国共産党の一党独裁が終焉を迎えた後だ。
アメリカは4年ごとの国防政策見直し(QDR:クワドレニアル ディフェンス レビュー The 2010 Quadrennial Defense Review)という戦略文書を出している。
「これからの我らの敵は中国であり、中国海軍の太平洋進出は防がないといけない。そのためには日米安保条約、米韓合同軍事同盟ほど大切なものはない」と書かれている。
昨年のの尖閣沖衝突事件の日本の驚くべき弱腰対応を見て、急遽原子力空母ジョージーワシントンが参加した黄海で韓国との合同軍事演習を始めた。
しかも、その直後に今度は日本海で空母ミニッツを派遣して海上自衛隊との合同訓練をやり中国へ圧力をかけた。
米国からすれば日本は頼りない同盟国なのである、米国が空母を2隻を派遣したのは1996年の台湾海峡危機以来です。あの時は空母ニミッツを持ってきて、それで1997年以後初めて台湾海峡で空母2隻による武装パトロールをやりました。それで中国は諦めたのです。
中国や北朝鮮の前面に米軍が割り込んできたのは、日本の弱みに乗じて手を出したら「俺が相手だ!」という意思表示である。加えて陸空海合わせて18000名の実兵が参加した。おそらくベトナム戦争後では初ではないだろうか?通常の共同訓練では2000~3000程度です。
その証拠にその後、ネット上で話題となった本年6月の中国船大挙来襲もなかった。北朝鮮もノドンを撃たなかった。3.11震災後のトモダチ作戦は単なる救援作業ではない!全軍を災害救援に割いている自衛隊の隙間を狙って、どさくさ紛れに尖閣諸島に中国を占領することや北朝鮮が暴発することをけん制していたのである。
尖閣事件から3.11にかけ米軍の存在日米安保条約のありがたさを私は感じ感謝しているが、TPP反対派の人間はそんなことすら知らないのではないか?感謝などしたことがないのだろう。
私はTPPに賛成というより、TPP反対と叫ぶ人達に反対であることに気がついた。
TPPを反対する心理の奥に潜在的な反米意識、鎖国回帰願望、被害妄想を感じ、日本人としての気概が感じられないのである。
TPPに反対することは、日米安保条約を将来米国が破棄するリスクを何等考慮していないと私は思うのです。米国経済の凋落は米軍の減退に伴い引き続き「世界の警察官」を全うするに足る戦力を維持することができない。日本のことしか考えずただTPP反対と叫ぶ人達は同盟国の米国などどうでもいいとしか考えていない。
日本がTPPに参加しなかった場合は米国が2014年に作成するQDRがどうなるか容易に想像がつく、米国の防衛線は日本から更に後退することになり日米安保条約が破棄される可能性がある。シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランド4か国と新たに加盟を表明しているオーストラリア、ペルー、アメリカ、ベトナム、マレーシアさえ防衛できればいいのである。米国経済が衰退すれば中国から見た第一列島線を米国は破棄し後退するのは必至である。
TPP反対派には日米が共栄しようという意識がなく、自分のことしか考えない視野の狭い人達にしか私には思えない。しかもTPP反対を叫ぶ人達の多くはあつかましくも日米安保維持を考えている人間が多数派のような気がしてならない。これでは思考回路が無茶苦茶ではないか?
日米安保を破棄した場合日本は中華帝国の隷属国となるか、独自に軍備を増強し核兵器を持つ戦略を立てねばならない。
この国際情勢のなか、現在の民主党の野田政権のような内閣が続くのであれば、米軍が撤退し、日米同盟がなくなれば日本は独立国として生存できる見通しは暗くなる。自民党もTPPに反対、次の選挙では公明党との連携を維持すると言っている。これではもはや自民党も期待できない。
TPPに反対する諸君、君たちの意見は小さな視野でいけばTPPは問題だらけで、ごもっともなことも多いが、安全保障と天秤をかけた時、TPP反対と言っていいものかよくよく考えるべきだ。
TPP反対と叫ぶ前に憲法改正の方が重要ではないでしょうか!TPPでこれだけ反対するのなら早く憲法改正の気運を醸成すべきではないか!
日本が独立国として生きていく為には憲法9条を改正し、米国と対等な関係を築かない限りTPPも日本の交渉もけして賛成派も反対派も満足に足るものにはならないだろう。TPPに限らず現憲法下での軍事力を背景に持たない外交交渉など有利に展開出来るわけがない。
私は、TPPの交渉如何では、場合によっては日本はTPPに参加しなくてもいいと思っている。そうすれば、民主党を政権を終らせることもできる。TPPに間に合わないのであれば日本は、憲法を改正した後、日米が基軸となる新たな枠組みを日本が各国と協議するべきではないか?
もしくは、日本とインドでその枠組みを作れば米国も参加したくなるはずである。日本主導の外交も可能であろう。ASEANは華僑が経済を牛耳っている国が多くまずはインドかもしれない。
TPPに反対する人達の主張を読む限り、そこまでの視野を持っているとはとても思えない。
TPPに反対する人達は、攘夷攘夷と叫び鎖国維持を主張した幕末の武士にしか見えない。彼らも国際情勢の視野が広げた後には攘夷を叫ばず富国強兵と言い出したのである。TPP反対派は依然世界が見えていない攘夷派の武士と同じである。
西南の役にあたって出来たこの軍歌をTPP反対派の皆さんに贈ります。

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