1月28日午前7時43分ごろ、富士五湖直下を震源とするM5・4の地震が発生し、最大震度5弱を観測した。2011年3月15日3.11東日本大震災の直後に発生した震度6強(M6.7)以来の富士山を震源とした大きな地震となった。

私は自宅で朝風呂から出た直後に地震に遭遇した。地震に対しここもとナーバスな気持ちになっていたので一瞬首都直下地震か?と身構えたが直ぐに揺れが収まり一安心したのだが・・・。富士山直下の震源と知って湯冷めもしないのに寒気を感じてしまった。皆様も同じであろうか?
3.11後、頻発する地震が引き金となって富士山が爆発する可能性は風説とかデマと考えるのではなくそろそろ大きなリスクとして備えるべきと思う。富士山は宝永の大噴火から約300年が経過し、いつ噴火してもおかしくはないと思う。
新幹線や東名・第二東名高速が遮断される事態を考えた準備も必要になる。ただ、地震と違い噴火には十分な予兆があるので噴火直前であれば十分に予知は可能である。もし富士山が爆発したのであれば、とても、財政再建だなどと言っている暇がない。国債の日銀引き受けで凌ぐべきと思う。

特に必要以上に世間に恐れとか不安を煽るような煽動記事に対しては厳しく批判を書かせていただいている。例えば放射能や福島原発事故に関する過剰な反応は手厳しく批判を加えています。
我が家から富士山の山頂部分は見えるのだが、冠雪部分しか見えない。だが、28日の地震の前から2chはじめネットで話題となっていたが、暖冬といったわけではなく寒さが厳しい今年の冬にもかかわらず、下記写真の如く驚くべき事に12月から比べ1月の富士の冠雪が極端に少なくなっている。
1983年富士山は爆発しなかったが、1983年10月3日に三宅島が噴火し。
原子力発電所は所詮人間の手で作り出したもの、完全にコントロールできると言い切ることはできませんが、地震や津波と異なり、ある程度人間の手でコントロールが可能ではないかと考えています。
しかし、首都圏直下型地震や富士山の爆発の危険に関しては不安・と懸念を抱く。
原子力発電と異なり、人間の力ではどうにもできないものである。
無知で無学な者達や自民党除名⇒野田内閣総務大臣政務官⇒現国民新党の衆議院議員で人間として失格の浜田和幸がデマを流す地震兵器など笑止千万、現役の議員が国会で答弁するなど日本も終わりである。
浜田らが言う地震兵器は地震のメカニズムとか富士山の噴火と言った地球が46億年かけて繰り返してきた営みを否定するに等しい。太古の昔、自然災害に不安を感じる民衆は地震や噴火などは人智を越えた神の罰とか祟りの類と考えた。地震兵器だと主張する人間は21世紀になっても同じ精神構造のまま進化していないのである。浜田和幸はじめ無知無学な陰謀論者は富士山が爆発しても地震兵器だと言うに違いない。
【Ddogのプログレッシブな日々】2011年3月16日
専門家が“富士山”噴火を警戒!28日朝“震度5弱”は予兆か 【ZAKZAK】
2012.01.28
気象庁は同日午前会見を開き、この地震について「富士山の活動とは関係ない」との見解を示したが、大地震の後に火山が噴火した例は決して珍しくない。1707年の宝永地震(M8・6)の49日後には富士山が大噴火し、江戸にも大量の火山灰が降った。
「マグマだまりの中の炭酸ガスが発泡し、地中での上昇を繰り返して地上に一気に吹き上がる現象が噴火。地震の揺れがマグマだまりを刺激することになり、影響が心配です」と危惧するのは千葉大大学院理学研究科の津久井雅志准教授だ。
マグマ活動の研究を行う東京大学地震研究所の武尾実教授も、「富士山のマグマだまりは地下10キロ以内に1つ、15キロより深い場所に1つ。少なくとも2つあるといわれています。噴火発生前には地震が頻発する傾向にあり、警戒が必要です」と指摘する。
昨年3月15日には、同じく富士山近郊の静岡県東部で深さ14キロの地点を震源とするM6・4の地震が発生している。今回の地震とは震源地の位置こそ異なるが、気象庁関係者は、「すでに日本は地震活動期に入っている。M9の東北地方太平洋沖地震によって活発となったプレートの動きが富士山の火山活動に影響を及ぼしている可能性が高い」とも。今回の地震で、300年もの間、火山活動が鳴りをひそめている富士山の“目覚め”を危惧する声が広がるのは間違いなさそうだ。
上記の記事は間違いである。1854年安政の大地震の後、噴火には至らなかったが幕末~大正時代まで山頂より発する噴気が確認されており、噴気による影響で山頂部分の積雪を融かしたと記録されている。






富士山頂の気温のグラフを見る限り昨年よりおよそ5度気温が上昇しているように見える。
これは、地表が温められているのだろうか?
富士山頂気温グラフ
2011年10月~12月分

富士山の冠雪の少なさは富士山爆発の予兆の一つのような気がしてならない。
こういった現象は1983年9月に富士山が爆発すると1982年に世の中を騒がせた本を出版した元気象予報官 相楽正俊(1999年没)を思い出す。相楽氏が生きていれば、1月28日の地震は泣いて喜んだであろう。
世間を騒がしただけの相楽正俊氏は、噴火の周期性と噴火のタイミングが巨大台風の低気圧が爆発を誘発するといった乏しい根拠を富士山爆発の根拠としたのが問題であった。だが、富士山の爆発の危険性を世に問い、富士山爆発といえば相楽氏を思い出す。
1983年富士山は爆発しなかったが、1983年10月3日に三宅島が噴火し。伊豆大島は1986年11月15~23日にかけての大噴火、翌1987年11月16~18日にも噴火した。
1989年7月13日の伊東沖の海底火山噴火。(手石海丘噴火)
2003年9月26日、気象庁は富士山の東北東斜面(山梨県側)の標高約1530メートル付近に地面の陥没と、ごく弱い噴気を見つけたと発表した。
これらの位置関係を図にすると左図のようになる。
ご覧になって分かるように噴火地点は次第に北上している。
伊豆大島、伊東沖を結んだ直線の延長線上に存在する山こそ富士山なのである。
また、1990年代前半、富士五湖のひとつ河口湖では原因不明の気泡

が数多く目撃され報告されていたのである。
次の噴火は、火口から北東斜面に要注意」のようである。
「ここ40年間の地震活動は、まさに火口から北東側にかけて集中しているように見える」といい、「 西暦800年以降の噴火歴をたどり、その規則性から判断すると、北東斜面よりの噴火の可能性が一番高い」のだと言うのだ。
今回の震源地は北側の富士五湖の真下だという。偶然の一致ではない。
北東斜面というのは富士山の成長過程を考えると、なるほどと思える位置でもあるのだ。
富士山は下記図のように複数の層構造になっている。

宝永の噴火は1707年 徳川綱吉の時代、関東一円に大量の火山灰を降らせて農業に大きな被害を与えたが、次の富士山の爆発の程度がどのようなものになるかは予想がつかない。
宝永大噴火以降の活動
宝永大噴火後、富士山では大規模な火山活動は無かったが、江戸時代晩期から、昭和中期にかけて、山頂火口南東縁の荒巻と呼ばれる場所を中心に噴気活動が存在した。この活動は1854年の安政東海地震をきっかけに始まったと言われており、明治、大正、昭和中期に掛けての期間、荒巻を中心とした一帯で明白な噴気活動が存在した事が、測候所の記録や登山客の証言として残されている。
この噴気活動は明治中期から大正にかけて、荒巻を中心に場所を変えつつ活発に活動していたとされる。活動は昭和に入って低下し始めたが、1957年の気象庁の調査においても50℃の温度を記録していた。その後1960年代には活動は終息し、現在山頂付近には噴気活動は認められていない。
しかしながら、噴気活動終了後も山頂火口や宝永火口付近で地熱が観測されたとの記録も存在する。以上のように、富士山がつい近年まで噴気という火山活動の諸形態の一つを続けていたという事実は、富士山が現在も息づいている活火山である事の証拠である。
安政の大地震の後のように地震や噴気は発するものの大噴火に至らないケースもある。
宝永大噴火後、富士山では大規模な火山活動は無かったが、江戸時代晩期から、昭和中期にかけて、山頂火口南東縁の荒巻と呼ばれる場所を中心に噴気活動が存在した。この活動は1854年の安政東海地震をきっかけに始まったと言われており、明治、大正、昭和中期に掛けての期間、荒巻を中心とした一帯で明白な噴気活動が存在した事が、測候所の記録や登山客の証言として残されている。
この噴気活動は明治中期から大正にかけて、荒巻を中心に場所を変えつつ活発に活動していたとされる。活動は昭和に入って低下し始めたが、1957年の気象庁の調査においても50℃の温度を記録していた。その後1960年代には活動は終息し、現在山頂付近には噴気活動は認められていない。
しかしながら、噴気活動終了後も山頂火口や宝永火口付近で地熱が観測されたとの記録も存在する。以上のように、富士山がつい近年まで噴気という火山活動の諸形態の一つを続けていたという事実は、富士山が現在も息づいている活火山である事の証拠である。
相楽正俊氏がは富士山の山の半分が吹き飛ぶ大爆発が起き、関東一円が壊滅すると煽ったから問題で、富士山の地質構造からすれば相楽氏が煽った富士山大爆発のような惨状になる根拠はないであろう。だが、関東一円に大量の降灰があり、関東と関西が遮断され、経済活動に著しい障害が起きると予想し、事前に対応策を準備しておくべきであると思う。
リニア新幹線も、山梨側を通るのであれば富士山爆発のリスクも考慮すべき課題であるし開業予定の2020年もいかなることとなるものか?
なお、我が家では横浜で多摩川水系を水道水として利用しています。大量の降灰は水道に影響するのではないかと危惧しており、水道水を蓄えるポリタンクだけは用意してあります。



コメント