中国がヘリ空母建造決定か 香港誌、垂直離着陸機も開発中

2012.5.31 23:32 中国
 中国系香港誌、鏡報は31日までに、中国海軍がこのほどヘリコプター搭載型の特殊空母を建造することを決めたと報じた。消息筋の話として伝えた。ヘリ空母から離着陸できる垂直離着陸型の戦闘機も開発中という。

同誌によると、ヘリ空母はヘリを使った対潜水艦任務などが目的で、排水量2万トンと4万トンの2タイプを造る計画。中国海軍は、さまざまな「挑戦」に対応するため、ヘリ空母を含めた「バランスの取れた艦隊」の編成を計画している。

そのために中国海軍は(1)空母を中心とした攻撃力(2)ヘリ空母など多様な艦艇で組織した作戦拠点(3)巡航ミサイル搭載の原子力潜水艦などによる海上突撃力(4)戦略核を搭載した原潜-を備えることが目標という。(共同)
尖閣諸島侵略にむけ中国はLHD強襲揚陸艦を決定したとの報道が流れている。
スクラップとして売られた空母ワリヤーグは計画通りのスピードが出ずスキージャンプ発艦も出来なければ、着陸フックもない、しかも搭載する戦闘機すら完成してないハリボテだが、ヘリ空母兼強襲揚陸艦は真の脅威になるかもしれない。
だが、垂直離着陸戦闘機はそう簡単にコピーできないだろう。 中国のハッカーがF-35Bの機密データをハッキングしたそうだが、F-35B自体失敗するかもしれないし完成もしていない。F-35Bにそっくりな外観のハコができても第五世代戦闘機は戦闘機としてのデータリンクやソフトが重要で、F-35Bはそのソフト開発に苦しんでいるようだ。
CGを視る限り固定翼機は搭載していない。だが上陸用のヘリコプターとホバークラフトは尖閣諸島にとって脅威となる。

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『艦船知識 』(2010)の記事では、081型はワスプ級と同サイズ(約4万トン)で、同じ能力(最大で40機ほどのヘリコプターの搭載と1,000名ほどの人員輸送が可能)だと見積もられている。ただし、固定翼機を運用する設備はないとされる。

中国系香港誌、鏡報の記事にある垂直離着陸型戦闘機搭載は誤報のような気がしますが、ASIAN DEFENCE を検索していると中国のステルス重攻撃ヘリコプターを発見した・・・・F-35Bに対抗する中国の海軍機とのことだが、ひょっとしてこの機体をさしているのだろうか? 一見して実用性はまるでないように思う、またとても戦闘機として運用できる品物ではないと思う。推進は尾部についたプロペラだが中央ローターをヘリコプターのように推進力として利用できそうになく、なんとなく夏休みの宿題のような空想の産物にに見えてしかたない。


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中国無人ステルスドローン
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下の写真は何度も見たが、上の写真のように紛いなりにも飛行試験をしているのには驚いた・・・中国は来るべき米中衝突=世界VS中国戦争に備えて戦争準備をしているようにしか見えない。
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Type71崑崙山型大型ドック型揚陸艦071型船坞登陆舰

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排水量2万トン、兵員500~800名、水陸両用戦闘車両15~20輌エアクッション艇はおおすみの倍の4隻搭載されている。ヘリは2~4機搭載される。

現時点での中国の揚陸戦力は2個師団ほど。尖閣諸島や南シナ海の小島を占有することくらいのことはできるかもしれないが、台湾への上陸作戦を行うには圧倒的に不足している。

従来中国沿岸から離れた珊瑚島などへの作戦は困難で、東アジアを離れた長距離遠征作戦や人道支援活動・災害救援活動といったことが作戦が不可能であった。中国初のドッグ型大型輸送艦「崑崙山」が登場して以降、海賊対処任務のためにアデン湾に派遣されるなど遠洋作戦能力を持つようになった。作戦では「崑崙山」は、ロケット弾発射機と12.7mm機関銃用ポッドを装備したZ-8とZ-9ヘリを搭載し、海上警備にあたった。海賊対策の作戦に参加するなどし、中国は遠洋での揚陸能力を飛躍的に向上した。

071型崑崙山の同型艦は2隻が就役し1隻が建造中の3隻だが将来配備しそうだと予想されている強襲揚陸艦に関し、米・印・台湾の専門家の間で一致を見ている数字は、071型×6隻、081型×3隻である。

が、9隻の揚陸艦をもってしても、南海艦隊の2個海兵旅団のうちの1旅団(4,500~6,000人)を揚陸するに過ぎない。

Type81型の35~40機の回転翼機を保有していると見られるが、CGを見ると対潜戦のためのZ-9とKa-28に加え戦闘ヘリコプターWZ-10(武直-10)が確認され輸送用のヘリZ-8は15機にすぎないようで、強襲揚陸戦力としては全く不十分である。

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WZ-10(武直-10)戦闘ヘリコプター
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Z-8輸送ヘリコプター

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Z-8艦載輸送ヘリコプター
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Z-9対潜ヘリコプター

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Ka-28対潜ヘリコプター

Type71型崑崙山」や「Type81型」だけでは台湾侵攻に用いるには圧倒的小数である。対潜機を多数搭載するのは米国の攻撃型潜水艦に極めて脆弱で、10隻に満たない揚陸艦で、1個海兵旅団を輸送し橋頭堡を築いても、継続的な作戦行動をとれるとは思わない。また、台湾海峡のような狭い海峡で台湾の高速戦闘艇や対艦巡航ミサイルにさらされる。

中国軍の近代化は、台湾占領作戦を主眼としているが、大型揚陸艦の任務は、陸上配備ヘリの戦闘行動半径を超えた遠洋の強襲揚陸作戦であり当然尖閣諸島も強襲揚陸艦の作戦目的である。

日本は尖閣諸島を防衛するには22DDHの次は下記固定翼機搭載の空母を実現するのが望ましい。消費税増税反対と言ってはいるが・・・空母を作れば財政が破綻するなぁ
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