橋下徹率いる大阪維新の会が日本維新の会となっていよいよ国政に進出するという。
私は堺屋太一氏を尊敬している。堺屋太一氏が橋下徹を買っいるから橋下徹を応援したいと思っている。元財務官僚・経済学者高橋洋一氏も信頼している。橋元徹も嫌いではない。
だが、肝心の候補が東国原英夫前宮崎県知事・中田宏前横浜市長・山田宏前東京都杉並区長だという・・・・そのうえに現在犬猿の仲の河村たかし名古屋市長、大村愛知県知事も加わるかもしれないという。
東国原英夫前宮崎県知事・中田宏前横浜市長・山田宏前杉並区長の候補が目玉ではいかがなものか?これが私の結論だ。
更に失望したのは維新の会はみんなの党と連携せずみんなの党から国会議員3人小熊慎司、上野宏史、桜内文城各参院議員が合流するという・・・その他に民主党の松野頼久、石関貴史、水戸将史、自民党の松浪健太衆の計7人が参加するという。
東国原は宮崎県知事としては適任であったろう。全国的に知名度の低い宮崎に耳目を集めさせ地域経済を活性化したことは評価できる。首長自ら自県のセールスマンに徹することの重要性が再認識できたと思う。
だが、単にタレントとしての知名度を利用したに過ぎず、それ以上でもそれ以下でもないだろう。国会で東国原が外交や国防について正しい認識を持てるか不安である。いっそのこと師匠のビートたけし氏に出馬してもらいたいくらいだ。
横浜市民である私にとっては中田宏なんか問題外だ!横浜開港150周年イベントY150の大失敗で敵前逃亡した男だ。横浜に多大な損害を与え国政に参加するなど思い上がっているのではないか?彼の言動はいちいち癇に障る。
保守派の山田宏氏は評価したい反面全面的に信頼していない。思想は問題ない!教育問題・歴史認識問題にも熱心で、学校校庭を芝生にしたことは素晴らしい!また杉並区独自に教員を採用し養成する「杉並師範館」を開設し日教組と対峙したり南京事件は無かったといった歴史観は大いに評価したい。
だが、社会人を経験せず京都大学→松下政経塾→日本新党→国会議員という経歴は野田佳彦、樽床伸二、前原誠司、中田宏らと似通っているのが気に入らん。
また所属政党が、新自由クラブ→自由民主党→日本新党→新進党→無所属→日本創新党→維新の会というのもちょっと節操無さ過ぎるような気がします・・・・
保守を貫き通すなら日本創新党のまま出るか前回支持していただいた維新政党新風から出るべきであろう。中田宏も言うに及ばず!その点が山田氏を評価できないのである!
そして、いくつか私の考えと違う。レジ袋課税有料化は安易なエコ運動に弾みをつけさせた。レジ袋は石油精製で最後に残ったカスを有効利用しているという認識に欠けている。また、杉並区のみ住民基本台帳ネットワークへの接続を拒否(現在は選択制に移行中)は理解できない。
私は、道州制以外「みんなの党」の主張に賛同している。ゆえに、最近はみんなの党を支持しているが、みんなの党の小熊慎司、上野宏史、桜内文城の3参院議員が維新の会に合流するという。この3名は比例代表だという。わたしは、みんなの党に投票したが、この3名に投票したのではない、みんなの党を脱党するのはあまりに身勝手すぎる。
絶対に国政に送ってはならないと思うのは民主党の松野頼久である。TPPに反対する民主党議員の勉強会「TPPを慎重に考える会」を発足させ、その幹事長である。TPPに絶対反対なら維新の会に合流すべきではない!己の利益の為には信念を捨て去るような人間はろくな人間ではない!
橋下の言うように国会議員は多すぎる。半減はよく言った。だがそれは同時に身内を失業させることを意味する。民主党のマニフェストと同様に言うのは易しだが実現可能性が低い!
今回の維新の会から選挙に出るということは、国民が民主党に嫌悪感を抱き、自民党にも三行半を突きつけていることを考えれば、新に国会議員になりたい人間にとって千載一遇のチャンスだ!日本新党ブーム、小泉チルドレン、小沢ガールズ・・・そして今回の維新の会、簡単に国会議員になれる特急券なわけだ。
その特急券で国会議員を目指す人間・・・・中には有能な人間もいるだろうが、所詮ろくでもない人間だろう!小泉チルドレンも片山さつきぐらいなもので・・・同期の杉村太蔵は・・・・・(溜息)
だが・・・・奴は国会議員を辞めたからよかった。何とかチルドレンは所詮軽薄な杉村太蔵程度の人間に思える。・・・小沢ガールズ例えば青木愛や谷亮子などが国会議員になれたように、今回の維新の会でも大量に似たような人種が国会に送り込まれるのである・・・・(溜息)
新人ばかり数を揃えて与党になられても・・・・・民主党の二の舞い。官僚様を抑えこむ事は難しいだろう。
まず第一に橋下が国政に出ないことに無理がある。大阪市長を途中で投げ出せないのはよくわかる。橋下徹が大阪市長という重要な業務を担いながら、国政政党の党首もつとめるなど無理である。現実的な方法として私が期待していたのはみんなの党の渡辺喜美代表と連携して、渡辺喜美に国政を任せるべきである!
日本維新の会は次期衆院選で政治の行方を左右しかねない議席数を獲得する可能性もある。国政への重い責任がある。本人がやる気でも無理である!気持ちはわかるが「二足のわらじ」でやられても国民が困るだけである!
リンクで貼ったが、首相になれば李明博の竹島上陸など外交・安全保障、経済、教育、産業の振興、さらには災害などの国家的な緊急案件を、瞬時に政治判断を求められる。 国政上の諸課題への対応を二足のわらじでできるわけがない!
党本部は大阪に置くという。重要案件について橋下に相談するとなると、国会はなにも決断できないことになる。ましてトップダウン型のスタイルである橋下氏は国会議員団と亀裂を作って崩壊するのが見え見えである。
第一国会の党首討論はどうするのか?国会議員でなければ国会に出れないではないか!
もし第一党となった場合、大阪市長兼日本国首相は憲法上許されるのか?
首相にならないのであれば、日本国首相が大阪市長の家来となるのか?
今からでも遅くはない、国政に進出するのであればみんなの党と連携すべきだ。国政は渡辺喜美に託すなりすべきではないか?理想主義に走り現実が見えない維新の会には期待できない!結果は見えている。
民主党は言うに及ばず自民党も既成政党には期待できない。橋下徹が渡辺喜美とタッグを組まない限り、混迷する日本はますます混迷するばかりではないだろうか?橋下にも期待できなくなってしまった。
もうこうなれば本当に維新を起こして国会を一旦閉鎖すべきではないか!
永田町も霞ヶ関も一旦閉鎖してJALやJRのように腐った部分を完全に切り取らない限り日本の再生は難しい気がします。

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