
三胴船(トリマランtrimaran)型護衛艦 三胴船模型
日米両政府が来年度からの新型戦闘艦の共同研究に向け最終調整に入ったことが23日、分かった。「三胴船」と呼ばれる船体の研究で、構造に関する試験データを共有し研究を効率化するのが狙い。実用化のメドが立てば開発に移り、海上自衛隊の艦艇として平成30年代後半に導入することを想定。三胴船型は多様な任務に活用でき、中国を抑止する「動的防衛協力」の象徴と位置づける。


3000t弱のインデペンスより大型になる見込みです。

将来護衛艦コンセプトモデル
UUV技術は、港湾・沿岸のゲリラ・特殊部隊の侵入監視及び攻撃予防等を安全かつ効率的に実施するため、水中を自律で行動し、各種搭載センサーによる周辺の知覚や目標の識別、判断、通信、攻撃等を可能とし、他のUUVを含む各種プラットフォームとのネットワーク化による能力の飛躍的向上を可能とするUUVを実現する技術です。
USV技術は、武装工作船等対処や島しょ部侵略対処において各種搭載センサーにより洋上からの監視、偵察等の情報収集を行うため遠隔操縦、自律航行が可能で高速かつ高い耐航性を有するUSVを実現する技術です。



特徴無人航走体(UUV:Unmanned Underwater Vehicle と USV:Unmanned Surface Vehicle)を連携させ、水中情報を効率的に取得することで、、警戒監視や機雷対処等に対する無人航走体の適用範囲を拡大するとともに、ゼロカジュアルティ(兵士の犠牲の極小化)に寄与する将来の無人機システムを構築するものである。概要本研究は、UUV及びUSV単独航走における障害物回避などの自律航走のみならず、これまで困難であったUUVで取得した音響画像データ等の水中情報を、離隔した支援船等へのリアルタイムデータ伝送をUUVと協調して並列航走させたUSVを経由することにより実現することを目指すものである。並列航走は、より通信範囲の広い測位・制御用音響通信機を用い、相対位置の計測と互いの位置・針路等の情報共有を行うことで、通信範囲は狭いが高速のデータ用音響通信機の通信範囲内に保持しつつ航走を行い、並列航走中のデータ伝送を実現する。


25DDイメージ図ではあきづき型に似た艦型であるが、FCS-3が艦橋部に一まとめになり煙突は中央線上に並ぶ。艦橋構造物前方のVLSは16セルと半減し、ミサイルの搭載数が減少していると見られる。対空戦闘システムはICWI (間欠連続波照射)を省くなど個艦防衛程度の能力しか有さない。一方で次の様な新機軸が装備される。低燃費の新型推進形式 COGLAG(電気推進とガスタービン推進を組み合わせた複合型の推進形式)を採用している。
諸外国の潜水艦の高性能化及び静粛化に対応するため、対潜探知能力を向上する。対潜探知能力の向上については潜望鏡の探知能力を向上させた水上レーダーと、発信と受信を異なる艦船が行うことで、より高い精度を発揮するマルチスタティックソナーの搭載が主眼とされている。
VLSセル半減の理由は、表向き対潜重視汎用型と言われていますが、あくまでも個人的推測の域を出ていませんがセル半減にもかかわらずSeaRAMミサイルも搭載されなかったこと、COGLAG(電気推進とガスタービン推進)を採用しているなどを考えると、25DD(5000トン型)は高出力レーザーシステムを搭載する最初の艦となるのではないだろうか?

海上自衛隊では、国産第1号の初代「おやしお」から始まり、最新型の「そうりゅう」型潜水艦に至るまで約50隻の潜水艦を建造してきた。
船型だけを見ても昭和31年から41年にかけて戦前の船型がベースとなっている水中航走重視型といえる初代「おやしお」型、「はやしお」型、「おおしお」型が建造され、その後昭和42年からは水中での高速力を重視した涙滴型船型を採用した「うずしお」型、「ゆうしお」型、「はるしお」型が次々と建造された。更に平成5年からは部分単殻構造を採用した葉巻型船型となり現在に至っている。
その間鋼材、溶接技術等の進歩による潜航深度の増大、電池の性能向上、AIP機関の装備等による潜航持続時間の延伸、TASS及び側面アレイの装備、処理速度の向上等によるソーナー捜索・探知攻撃能力の向上、機器の低雑音化、制振合金、制振材の採用等による水中放射雑音の低減といった技術的進歩を経てきている。
わが国の潜水艦はその時々の作戦様相に応じて運用者の要求を考慮しつつ、様々な最新の技術アイテムを取り込み進化し続けてきており、その変遷の方向性を一言で言い表すならば、より強く、より長く、より静かにといえるのではないだろうか。

通常動力潜水艦技術において、「そうりゅう」型は世界最高水準にある。
そうりゅうの次の次世代型はより長く潜航可能となり より静かになり、限定的な水域(東シナ海)であれば中国の騒音をまき散らす原子力潜水艦は敵ではなく、赤子の手をひねるように撃沈可能であろう。
策源地攻撃議論がより深化して日本が策源地攻撃力を保有可能となれば、巡航ミサイルの搭載も視野に入ってくるのではないであろうか?


ポストそうりゅう型28SS(平成28年度計画32年度就役)
水中排水量は約4700トン(基準排水最約3500トン)
船型は、より洗練された葉巻型船型で、水中持続性(長時間沿航)と静粛性/対ソナー・ステルス性の近代化向上が追求される。
しかし、潜水艦は、水上艦にはない隠密性を武器とするものの、本来、固有の長距離水中探知力(ソナー)と長魚雷の絶大な破壌力(一発で大型艦を撃破)を最大の武器とする攻撃兵器である。相手に探知されない能力に腐心するばかりでは、将来の戦場では戦闘力不足をきたすに違いない。攻撃力の飛躍も必要と思われる。
【次世代潜水艦用新技術の研究・開発】
●次世代潜水艦システム(Modering& Simulation Tool for Submarine Design )、日本語のままでは正体不明だが、その内容は英文に表されている。つまり、新たな潜水艦を設計・建造する前段階において、潜水艦の最も費用対効果に適った効率的な姿を導き出す(最適化を図る)ためのモデリング/シミュレーションーツール(ソフト)の開発事業である。 これにより、次世代の潜水艦に要求される潜航迎度や隠密性等のきまざIな性能、また搭紋装備品(ソナー、燃科電池等)の各々の能力等を組み合わせ、限られた排水最や経費のなかで最大限に要水性能を具現化し最適化が図られるのである。
●次世代潜水艦用AIPシステム
AIPシステムの水中持続力(艮時間潜航)延伸を目的とした開発事業で、発電効率か高く、小型化が期侍できる潜水艦用燃料電池AIPシステムの実用化を斬たに目指している
●潜水艦用新型主蓄電池
自動車用の開放型燃料電池〔大気中の酸素を利用し、水などの廃棄物は路上に放出〕ではなく、閉鎖循環型(水素・酸素等をすべて艦内に貯蔵し循環させる)となる。
その仕組みは、液体酸素貯蔵容器と水素貯蔵容器(水素吸蔵合金)からの配管により供給された、純粋酸素と純粋水素を加湿して燃科電池スタックに流し、電気化学反応により発電を行なう。 燃科電池から発生する余剰の熱は、熱交換器と冷却水循環システムで回収する。
●シュノーケル発電システム
大容量リチウムイオン二次電池を開発し主蓄電池にする事業である。鉛蓄電池の欠点は、重量・容積が大きく、取り扱いが煩雑、かつシュノーケル充電時間(潜航中の潜水艦が海面に出したシュノーケルから空気を取り入れ、ディーゼル発電により
艦内の主畜電池の充電を行なう時間)が長いことで、リチウムイオン電池の利点はその反対ということになろう。
特に蓄電池の二倍以上の高エネルギー密度(重量容積あたりの発生エネルギー量)と、一・五倍以上の充放電能力が魅力となっている。 問題は、潜水艦用としての安全性(発熱対策)や耐衝撃性であったが、これは技術的に解決の見通しが立てられたようだが、高いコストだけがハードルとして残っている。
ただ、これは民間リチウムイオン電池でも同様で、量産によるコスト低減を行なうしかない。 言うまでもなく、ハイブリッド車に見られるように日本のリチウムイオン電池の技術は世界一である。この新型主蓄電池の搭蔵により、潜水艦の披探知防止能力(潜航時間が良くなり敵に発見されない)や運勣性能が向上し、水中持続力の延伸、攻撃同避能力の増進、あるいは保守整備性も高くなる。
とりわけ主蓄電池がリチウムイオンとなることで、低速艮距離(長時間)潜航能力を燃科電池方式AIPに任せ、攻撃・回避運動に必要な高速能力を商性能リチウムイオン二次電池に高いレベルで分担するシステムが確立されよう。
●被探知防止・耐衝撃潜水艦構造
●次世代潜水艦用ソナー・システム/●潜水艦用新魚雷(G‐RX6長魚雷)
次世代潜水艦の攻撃力を拡張する新型ソナーと長魚雷の開発
次世代潜水艦用ソナー・システムは、将来的な潜水艦の水中捜索能力の向上や静粛化・音響ステルス化に対処するため、あるいは沿岸海域の浅海での自艦の行動能力を高めるため、探知能力と情報処理能力を発達させたシステムの開発が求められている。
簡単に言えば、敵潜水艦を出し抜いて先制探知できる遠距離探知ソナーである。次世代潜水艦には、艦首アレイ・ソナー、側而アレイ・ソナー、曳航アレイ・ソナー、逆探アレイ・ソナー(敵ソナー探信音の捕捉)に加え、浅海域の行動を助けるための障害物監脱アレイ・ソナー(機雷の探知)、広帯域送波アレイ・ソナーが搭硯され、全周の正確な測的が町能な統合型水測システムを構築する。
まず艦首アレイ・ソナーには、正面に広い開口面を持ち、水平方向のみならず垂直方向にも指向性の鋭いビーム(雑音の影響を受けにくく精密探知可能)を形成できるコンフォーマル型ソナーが開発される。
今まではシリンドリカル(円柱状)にハイドロフォン・アレイ(海中の音を感知する音響素子昨)を配列していたのだが、これを、艦首の形に沿って馬蹄形に大きく広げたコンフォーマル型とすることにより、開口面が拡大され、目標に対し多数のアレイを配列可能となったのである。アクティプ/パッシプーソナーの両機能而で、高性能化が図られよう。
側面アレイーソナーには、従来の圧電素子のハイドロフォン・アレイではなく、光ファイバー・ハイドロフォン・アレイが採用される。これは音波の圧力でなく、光の干渉効果により音を感知するアレイで、圧電素子に比べて、小型軽量化、低電力化が可能であり、しかも電磁ノイズ(潜水艦内の電子機器から出る電磁波の干渉)の彫響も受けない。アレイを船体横に長く配置すれば、非常に精度が高く探知距離の人きな側面ソナーが開発できると言うことだ。
新型の曳航アレイ・ソナーに期待するのは、より遠距離目標の先制探知を極吸周波領域で図るためのソナーで、そのためには音響測定艦川以上に長い曳航アレイが求められ「そうりゅう」型の積むZQQ‐7ソナー・システムの側面アレイと曳航アレイは、能力的に従前のものから進歩していないと言われており、次世代潜水艦用ソナー・システムでは、将来に向けた新技術への挑戦が必要であろう。
この事業は、二度に分けて継続されており、一度目は平成一八年度から平成二一年度で、経費総額は約三九億円(一二四億円に減額)。二度目は平成二一年度から平成二六年度で、経費総額は約九九億円により研究試作・試験を行なう予定となっている。なお広帯域送波アレイ・ソナーは、敵潜水艦を攻撃する最後の手段として敵を探知する時に使うソナーで、異なる音波数帯の周波を送波して測的するアクティブ・ソナーである。
逆に、敵の高性能なソナーによる探知を防止するため、次世代潜水艦では、被探知防止・耐衝撃潜水艦構造が開発される。
深海の非常に高い水圧や水中爆発に対する耐衝撃性を強くするには、基本的に耐圧船殼を強固に厚くすればよい。
特に日本の潜水艦の耐圧船殼には、世界最高の耐力(引張り、圧縮に対する強さ)と靭性(粘り強さ)を誇る高張力鋼のNS110鋼付(耐カHokgfymm9が使われている)
しかし耐圧船般を厚くすると、艦内の機器から発生する振動が船殼を通して海中に伝播しやすくなってしまう(あるいは艦外の衝撃波も艦内に伝播する)。そこで、強固な耐圧船殼(内殼)の上に緩衝機構を用いた浮き床構造等を適用することにより、水中放射雑音の低減による被探知性能の向上を実現し、併せて耐衝撃特性の向上も両立達成しようと開発がなされている。
さらにこの開発では、低椎音化を図ったプロペラ推進器も造られるという。未だに日本では、プロペラをシユランウドで囲んだ潜水檻用ボンプージェット(プロパルサー方式推進器)を実用化していないが、この方式は、推進効率を増進するだけでなく、静粛性の向上にも大きな効袈が期侍できる。一三枚ブレードのポンプージェットは、「そうりゅう」型などが使う七枚ブレードのスキユード・ブロペーフよりも二〇デシベルの騒音軽減になるとされている。
この事業は、平成一九年度からI.六年度に、経費総額約五一億円により研究試作・試験を行なう予定となっている。
いよいよ89式長魚雷の後継となる潜水艦用新魚雷(G-RX6長魚雷)が、次世代潜水艦の主武器として開発される。狙いは、魚雷防御手段(音響デコイやジャマー)に馴されず、静粛化・音響ステルス化した潜水艦、あるいは深海域から浅海域に潜む日原でも精確に探知可能な、水上艦/潜水艦を一発で破壊できる、高速・長距離胱走長魚雷である。この贅沢な望みを叶えるためご三種類の技術が研究開発されている。
一つがアクティブ磁気近接起爆装置、一つが音響画像センサー、一つが魚雷用動力装置である。アクティブ磁気近接起爆装置は、魚雷防御手段の無力化を図る仕組みで、航走中の魚雷が磁気センサーにより海中に磁場を発生させ、その磁場の乱れを険知して目標を捕捉し、最適のタイミンで起爆 以下略
日本経済新聞 2013年2月17日(日曜日)
防衛省はオーストラリア海軍の新型潜水艦開発に関して、海上自衛隊の潜水艦の技術を供与する検討に入った。オーストラリア海軍は保有する6隻の潜水艦の老朽化に伴い、新たに12隻配備する方針で、動力機関などの技術が対象に浮上している。日本としては海洋活動が活発な中国海軍の動きを踏まえアジア太平洋でオーストラリアとの連携を強める狙いがある。
潜水艦は隠密性が最大の特徴で、技術の秘匿性が高い。日本政府は2011年に武器輸出三原則を緩和し、日本の安全保障に資する国際共同開発・生産を可能にした。今回の技術供与の検討はその一環だ。
日本とオーストラリアは12年9月の防衛相会談で、装備技術協力を中心とした防衛協力を進める方針を確認。オーストラリア側は日本の最新鋭潜水艦「そうりゅう」型への関心が高いという。
従来の潜水艦はある程度潜航したら、浮上して大気を取り込んで推進力を得ていた。だが「そうりゅう」型は、大気に頼らず動力を得る「AIP(非大気依存推進)機関」を採用。浮上せずに長時間の潜航が可能となる。原子力潜水艦よりも動力音が静かだという特徴もある。
AIP機関は日本やドイツ、スウェーデンなどが保有している。技術開発に参画した企業との契約上、情報開示には制約があるといい、防衛省はオーストラリアへの供与の可否も含め情報・技術の範囲を精査している。
水上艦及び潜水艦に装備し、欺瞞及び妨害によって、攻撃してくるホーミング魚雷から自艦を防御するシステムです。
19DDあきづき型から搭載がはじまりました。
水中グライダー型UUVは、プロペラ等の推進器をもたず、潜入・浮上等時に水を機体内に注排水し、浮力や重心を調整することで姿勢制御しながら移動するため、省エネルギーで静粛性に優れ、長期の運用を期待することができます。



絶対にF-35Bをやオプスレイを搭載しないと言う報道は正しいだろうか?
中国が信用せず F-35Bが搭載されたCG を描いている。中国の過剰な反応と笑えるだろうか?
ヘリだけで運用するには過剰に巨大であり、側面エレベーターを備えるからには純粋にヘリコプター しか運用しないと言う当局の発表の方こそ疑うべきではないであろう。

中国は22DDHにF-35Bを将来搭載すると警戒していますが、戦略的にはありえないのだが、多少期待したい。

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