ちなみに、ネット上に数日前からこの写真を見かけます。
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2011年ケリー上院議員(当時)夫妻とアサド大統領夫妻が会食している写真がネット上で流布されています。ケリー上院議員はアサドを寛大だと称賛していた!らしい。
Senator John Kerry, his wife, Syrian President Bahar al-Assad and his wife, in Damascus 2011. "Kerry praised Assad later in 2011 as being a "very generous" man."

シリア攻撃で最も鷹派と目されているケリー国務長官だが、まあ、赤っ恥もいいところだ(笑)。一説にはこの写真一枚ででイギリス下院が否決したとのジョークなの本当なのかわからない話が飛んでいます。

反政府側は大きく分けて3つのグループに分かれる。1元正規軍兵士が中心となった自由シリア軍、2.クルド人グループ、3.原理主義者グループ+アルカイダ系外人傭兵部隊。アフガンやイラクで国民を虐殺することに躊躇しないのは3のアルカイダ系外人傭兵部隊である。ここ数カ月、政府軍が毒ガスを自国民に使うかもしれないと情報操作していると思われる組織が一番怪しい。

毒ガス自体取り扱いは難しく、特定の地域を確実に攻撃できるものではない。政府軍も、1.2もさすがに自国民に対して毒ガスの使用は何のメリットがないどころか自分側の人間も殺傷してしまうおそれがあるので使用する可能性は低い。反政府組織は一枚岩ではなく、化学兵器がキリスト教徒だけに向けられたとは報道されてない。


オバマは愚かにも政府軍が使用したという誤った情報をつかまされて、攻撃すると言ってしまったのである。ここで、取り消すと攻撃を支持したトルコ・サウジ・イスラエルに面子がた立たなくなり、この問題は化学兵器使用という非人道的行為に対する国際社会の一致した対応という大義ではなく、今や米国大統領の権威と信頼性の維持という小事に矮小化されてしまった。

まあ、そこまではオバマが愚かだということで済む。数十発巡航ミサイルでも政府軍の空軍基地にでも打ち込めば終わりだ。オバマは結果としてアルカイダを助けたバカな大統領で済む。

ケリー国務長官の言動を追うと、オバマを豹変させたのはケリーではなかろうかと疑っている。ケリー国務長官の異常な開戦意欲は何だろうと考えれば、中国の漁夫の利がくっきり見えてくる。

最近、日本寄りの発言をするようになってきたこともあり、親中派とはいえケリーも
国務長官ともまれば米国の国益は守るのかと思っていたのだが・・・・・

ケリーは米国における中国利権のボス・キシンジャーの後釜を狙っているのだろうかと疑わしくなる。

米国は対中包囲網を着々と完成させつつあるが、何とか米国と手を握りつつあるロシアを米国から引き戻したい中国にとっては、シリアカードは今のところ効いている。

折角イラクから撤退して経済が回復に向かいつつある米国の足を引っ張って戦争をさせる。⇒国力が疲弊し、アジアでの米国のプレゼンスが減る。⇒尖閣問題が発生しても米軍は手一杯で二正面作戦を取り難くくなる。⇒尖閣は日本単独なら侵略できる。

対中包囲網が弱くなる。

もし、米国がシリアに介入したならば、中東のパワーバランスが一気に崩れ、収拾困難となる可能性を秘めているのだ。一番得する国を考えると中国だということになる。

ケリー国務長官がしていることは、中国を利するばかりで米国にとっては折角回復してきた景気の腰の骨を折るばかりか、リスクばかり高くなり明らかに国益に反する。


今回の毒ガス兵器は、政府側ではなく、反政府側の聖戦を叫ぶアルカイダ系グループの犯行が最も疑わしいが、もしかすると、アルカイダと中国は反米で結ばれているかもしれない・・・ 人権馬鹿オバマの弱点を中国が乾坤一擲、起死回生の策略を仕掛けてきた可能性があると疑ってしまう。

以上証拠は何もないが、誰が一番得するかを突き詰めて考えれば、中国を疑ってしかるべきだろう。一歩間違えるとケリーは中国への利敵行為のように見えるのだが・・・・私の思い込みだろうか?

半年もすれば真相は見えてくるだろう。





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