防衛省は23日、中国が「防空識別圏」を設定したと発表した沖縄県・尖閣諸島付近の上空を、中国の情報収集機が飛行し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)したと発表した。領空侵犯はなかったが、同省は警戒監視を強化している。 

 中国が尖閣諸島(沖縄県)を含む空域に防空識別圏を設定し、飛行の事前通告を求めた問題で、自衛隊機と海上保安庁の航空機が、この空域を中国への通告なしで飛行したことが28日わかった。緊急発進(スクランブル)など中国側の反応はなかったという。

中国国防省は、防空識別圏に関する指示に従わない航空機には、中国軍などが緊急措置を取る方針を23日に発表していた。海保は飛行した日時や機数は「運用上支障がある」として明らかにしていないが、同日以降に通常業務の一環として東シナ海を飛行した。

また、防衛省関係者によると、自衛隊機も従来通りの哨戒活動などを変えておらず、28日までに中国が設定した防空識別圏内を飛行した。
中国が防空識別圏の設定を宣言した。2月に中国軍の羅援少将が設定を提案していたが、その時点では軍上層部は羅援の提案を無視していた。それが何故この時期に採用されたかと言えば、16日、17日と二日連続でロシアの空軍機が沖縄に接近するという事件があったからだろう。
この二日とも中国軍機がロシア機に対応する形で沖縄に接近しており、その飛行経路は今回設定した防空識別圏と重なるのである。実は12日にロシアのプーチン大統領はベトナムを訪問しており、ロシアの最新戦闘機の供与について話し合われたという。
今のベトナムにとって最大の脅威は中国であるから、この露越の動きはどうみても対中包囲網の形成である。その上でロシア軍機の東シナ海進出である。中国は反射的に防空識別圏の設定を宣言したのであろう。要するにロシアを牽制したのである。

しかし中国が防空識別圏を設定するとなれば、中国が領有を主張している台湾や尖閣、そして韓国の一部も含まれることになる。設定を宣言した23日、中国の情報収集機が飛行し、そこは日本の防空識別圏でもあるから、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し中国機に接近し監視した。
言うまでもなく中国から見ると中国の防空識別圏を日本の戦闘機が飛行しているわけだから、中国の戦闘機が緊急発進して日本の戦闘機に接近して監視しなくてはならない。ところが中国の戦闘機は緊急発進しなかった。
そもそも防空識別圏とは戦闘機が緊急発進する範囲を指す。戦闘機が緊急発進しない防空識別圏など何らの実効性を持たない、言わば絵に描いた餅でしかない。それを見た米軍はB52爆撃機を飛行させ、やはり中国戦闘機は発進せず、中国が宣言した防空識別圏は八方破れの陣となった。

おそらく航空自衛隊のF15が緊急発進したのを見て中国空軍の戦闘パイロットは二の足を踏んだのであろう。中国にはJ10やJ11などF15に一応対抗できる機種はある。しかし稼働率が異様に低く墜落率が驚くほど高いと言われる。当然訓練も儘ならず、パイロットの練度も低い。
一口にいえば、空自のF15が出撃した瞬間に中国空軍は敗北したのである。中国が防空識別圏を設定したとの報を受けても動揺せず通常の手続きに従って緊急発進した空自のパイロットや現場指揮官の勇気は称賛に値する。
これが民主党政権だったら、岡田幹事長みたいのが、中国を刺激するなとか言って緊急発進を中止させたに相違なく、そうなれば中国の防空識別圏は公式に承認されたものとなり、中国空軍は台湾、尖閣、韓国に勢力を広げていた。安倍政権は東アジアを救ったとも言えるであろう。

中国の制服のトップ、軍事副主席の許其亮は空軍出身である。中国の権力闘争は昨今いよいよ激化しているから、許は責任を問われて失脚するかもしれない。失脚を免れるためには失敗を糊塗していよいよ強硬策に出ることも考えられる。たとえば1996年に台湾近くに軍事演習と称してミサイルを次々に打ち込んだが、形勢挽回、窮余の一策として有り得る。
東アジア戦争の第1ラウンドに我々は勝利したが、戦いはまだ終わってはいないのである。
中国はここまで日本を脅せば自衛隊や海上保安庁は尖閣上空から消える可能性が高いと計算していたのだろう。おそらく民主党政権であればそうなったはずである。中国漁船の体当たり事件すら時の首相菅直人は犯罪人を釈放したどころか証拠の動画を公表しなかったくらいだから、自民党政権といいえども自衛隊機も飛行を控えるだろうと予測したのだろう。
ところが航空自衛隊は米軍のB-52の飛行より前に既に中国ADIZ設定当日に無視してスクランブルしていたのだ。ケネディ大使が「日本政府の迅速な対応を称賛する」と言っていた意味が分かった!よく情報を見れば既にネット上でそのことは公表されていた・・・ 
 岸田文雄外相は25日夕、東日本大震災の被災地を訪問中のケネディ駐日米大使と、中国の防空識別圏設定に関して電話で会談した。ケネディ大使は「中国の一方的行為に対する日本政府の迅速な対応を称賛する」と述べた。 
問題はスクランブル発進をした時間と中国が防空識別圏を発表した時間はどっちが早いかだが、中国は防空識別圏を発表にあわせ哨戒機を飛ばしたのだから、航空自衛隊の現場に、この重要な決定について伝わっていたのか?少々疑念もあるが、自衛隊GJ!
米軍は侮れないと思っていたら、自衛隊はまるで無視して海上保安庁の飛行機まで中国のADIZをまるで無視していたのだ。
【ソウル=貝瀬秋彦】韓国国防省の報道官は25日、中国が設定した防空識別圏が、中韓がともに管轄権を主張する岩礁、離於島(イオド)(韓国名)の上空も含んでいることについて「中国は防空識別圏を一方的に設定しており、(中国に)通報せずに我々の航空機を通過させる方針だ」と述べた。

また、識別圏内を通過する韓国の航空機に中国側が緊急防御措置をとる可能性に関して、「こうした状況が発生すれば、それは挑発だ」と牽制(けんせい)した。

韓国外交省と国防省は同日、中国の防空識別圏が韓国の防空識別圏と一部重なることについて、在韓中国大使館の担当者を呼んで遺憾の意を伝えた。韓国側は28日にソウルで開かれる中国との国防次官級による戦略対話で、この問題を協議する方針だ。


張り子の虎、眠れる獅子・・・所詮中国は金豚程度・・・
そのうち自衛隊機に挑戦すると思う。2001年に発生した海南島事件のような現場の暴発による交戦事態はいつ起きてもおかしくはない。
中国は墓穴を掘ったようだ!日本の防空識別圏はもともと米軍が作ったもので、米軍の」もので自衛隊も使う空域にすぎないんだ。 だから日本に喧嘩を売ったつもりが本物のヤクザに喧嘩をうったようなもの、今更ゴメンナサイは無い!

朝鮮の「無慈悲な鉄槌」のように言葉の脅しが過ぎて防空識別圏だと主張しはじめた中共が間抜け。 さあ、引けばメンツ丸潰れ、戦えばボロ負け・・・・

外交防衛問題は、相手の挑発に乗った方が負けであり、しびれを切らして中国は尖閣に対して手を打ってきました。世界中から中国が予想だにしなかった反発を食らって孤立してしまったことに気が付き、防空識別圏を中国が設定してなぜ悪いと中国の報道官が涙目で語っていた。中華思想に毒された中国人は度しがたい。他国に相談せずに日本と米軍が使う防空識別圏にかかるしADIZを設定すれば宣戦布告に等しい。しかも、スクランブル能力すらないのに広大な面積の防空識別圏を設定したのは、日本や米国を舐めていたせいである。

日本の防空識別圏はもともと1969年米軍が設定したもので、韓国やソ連が不法占領している竹島と北方領土は日本の防空識別圏にはいれなかったが、尖閣諸島の領土問題は当時存在しなかったので防空識別圏に組み入れた。

米軍は、竹島や北方領土には関与しない可能性はあるが、中国の防空識別圏には在日米軍の訓練場も含まれているからアメリカは第三者でいられない。尖閣諸島については沖縄の米軍基地を維持し米軍のプレゼンスを維持する為に中国が防空識別圏を取り下げるまで対峙するであろう。

自衛隊・海上保安庁に続き米軍はB52を飛行させましたが、中国軍は何も出来なかった。スクランブル出来るような軍事インフラもなく、IL-76輸送機をベースにした早期警戒管制機KJ-2000(空警2000)も数機しかなく警戒能力がない。中国のJ10やJ11と言った戦闘機も洋上の自衛隊機まで飛ばす能力もあるのか疑問だ

【北京・石原聖】中国国防省は29日夜、中国空軍が同日午前、外国軍機が沖縄県・尖閣諸島を含めて中国が設定した防空識別圏に進入したため緊急発進(スクランブル)したと発表した。中国空軍の申進科報道官の説明によると、米軍の偵察機2機と、自衛隊の偵察機や戦闘機延べ10機を確認したとしている。23日に中国が設定して以降、スクランブルは初めて。ただ、防衛省幹部は「特異事象は確認していない」と否定している。

発表によると、緊急発進したのは「スホイ30」「殲(せん)11」など主力戦闘機。最初にどの航空機に緊急発進したのかや無線警告の有無などについては、いずれも明らかにしていない。

識別圏は公空なのに中国は事前通報を義務づけた。公空で中国の領空のような強制力を持たせる設定の仕方は無効だとして、日米韓は通常の警戒監視を実施している。これに対抗する形で、中国は28日から、識別圏のパトロールを開始。さらに29日、申報道官は「海軍もパトロールに参加している」と述べたうえで「有効に監視しコントロールしている」と主張した。事実であれば、空中衝突が発生する危険性が現実味を帯びたことになる。一方、日本政府関係者は29日夜、「スクランブルを受けたという報告は聞いていない」と、中国の発表を疑問視。防衛省幹部も「相手にするような話ではない」と述べた。
これで中国のADIZ設定が国内向けの宣伝目的が主であることが見透かされた。
第一スクランブルはそれなりのインフラシステムやノウハウがなければできない。
日本はあたりまえのように国籍不明機が防空識別圏に接近した段階でスクランブルをしているが、中国にはできない芸当なのかもしれない。

米国はB52を飛ばしてきて、中国がスクランブル出来るような体制でない事がばらされてしまった。ちょうど沖縄の近海では日米の合同演習が行われていましたが、中国がどのように出て来るか監視していたのだろう。これは偶然ではなく航空自衛隊の現場の幹部たちは近いうちに中国が防空識別圏を設定する事を予想していた。

中国は、シリア問題で赤っ恥をかき、イランに譲歩したオバマ大統領の弱腰外交を見て増長したのだろう。米国の国策はかつてモンロー主義という孤立政策であった。中国は米国がモンロー主義に先祖帰りして米国は内向きになると予想したのだろう。米軍はイラクや中東から撤退しつつあり、ここで凄めばアジアからも引き揚げると読んでいたのだろう。

中国は国際法を守らず強引に力の外交を推し進めている。公海上における自由な船の航行や航空機の飛行が、中国によって制限される事態は国際常識に反した行為であり、世界中から袋叩き似合うのは当然だ。パックスアメリカーナを切り崩すことを米国は容認しない。

余りにも世界中からコケにされ、スクランブルをしたかのような嘘発表をせざるをおえない状況に至ったのだろう。

こうなると、自衛隊機に中国機が偶然遭遇出来た場合、嬉しさのあまりつい機関砲を発射してしまうかもしれません。南海島事件では済まされない、日中間で偶発的交戦が発生するのは時間の問題と私は思います。



【青山繁晴】防空識別圏で米中開戦の予感 オマケ 猪瀬知事終焉 2013.11.27
 キャロライン・ケネディ駐日米大使は27日、東京都内のホテルで講演、日本は「(アジア)地域で最も重要な同盟国だ」と強調、フィリピンの台風被害で米軍と自衛隊が協力して支援に当たったことを高く評価した。国家安全保障会議(日本版NSC)創設関連法が成立したことを支持、中国が沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海上空に防空識別圏を設定したことを「安全を損ねる」と批判した。
大使のスピーチは就任後初めて。講演は非営利団体の日米協会と在日米国商工会議所の共催で、約600人を前に実施した。
ケネディ大使は25、26両日に初の地方視察で東日本大震災で被災した宮城、岩手両県を訪問。村井嘉浩宮城県知事との会談では「米政府は決して被災者のことを忘れていない」と述べ、被災地支援を続けていく意向を示した。同県南三陸町の仮設住宅も訪れた。
ケネディ大使は15日に来日し20日に安倍晋三首相と初会談。21日には横田基地(東京都福生市など)の在日米軍司令部も訪れた。



2013.11.28 21:19 
【ワシントン=青木伸行】中国が東シナ海上空に防空識別圏を設定した狙いや日米両国の対応のあり方について、ケビン・メア元米国務省日本部長に聞いた。

防空識別圏の設定は挑発的であり、傲慢だ。人民解放軍から出た考えだろう。中国は東・南シナ海の覇権を狙っている。日本を攻撃するつもりはないだろうが、日本を威嚇できれば東シナ海の覇権という目標を達成できると思っている。
だからこそ米国も日本も絶対に中国と融和すべきでない。日本ははっきりと、中国の脅威に対処する覚悟があると示す必要がある。
米政府では直ちにケリー国務長官やヘーゲル国防長官らが一斉に非難し、B52爆撃機も防空識別圏を飛行した。尖閣諸島(沖縄県石垣市)の上空もだ。中国は恐らく、そうした米政府の対応を予想しておらず、誤算だったに違いない。これは臆測だが中国は、最近オバマ政権は弱くなったからあまり反発しないだろう、と思っていたかもしれない。
オバマ政権が素早く反応したことは良かった。日米共同で中国に対処する覚悟があると、示したことになるからだ。米政府は、尖閣諸島が日米安全保障条約第5条の適用対象であり、日本の施政下にある尖閣諸島の現状を、中国が一方的に変更しようとすれば反対するということを、はっきりさせている。これは中国が誤解しないようにだ。
しかし、残念ながら中国は米国と日本、日米安保体制を試している。どのくらいまで日米を押せるか、ということをだ。だから防空識別圏も設定した。
日米が一緒に対処するのは当たり前のことで、米国も寄与し防衛する。そうしなければ、米国は信頼を失い、日本との同盟ばかりでなく、米国のすべての同盟関係が駄目になる。