2014年国内マクロ政策を左右する「3つの数字」
【ロイター】2013年 12月 26日 17:24 JST
田巻 一彦
[東京 26日] -2014年の国内マクロ政策は、3つの数字が与える影響力に大きく左右されると予想する。その3つとは、消費税率、株価、内閣支持率だ。
消費税率の引き上げで名目の物価が2%程度押し上げられる一方、賃金があまり上がらないと堅調な個人消費に水を差されるリスクが出てくる。それを見越して海外勢が利益確定の日本株売りを出せば、株価が予想外に下がる場面も出てくる。株価が下がってマインドが悪化すれば、内閣支持率が下がり、安倍晋三政権に動揺が走り、追加緩和や財政出動、10%への消費税引き上げの延期などを政策メニューに上げる可能性が高まるだろう。
<来年の物価上昇率、名目3%台の波紋>
まず、消費税率の8%への引き上げが、来年の日本経済にとって最大のかく乱要因になると予想される。政府・日銀は駆け込み需要やその後の反動減は、住宅ローン減税の拡充など政策対応で、かなり抑制できるとみているようだ。
しかし、実際には自動車販売などに駆け込み需要の兆しがみえ、4月以降の反動が一部で懸念されている。また、非耐久財については、消費税分の上乗せで値上げが相次ぎ、個人消費を冷え込ませるのではないかという予想も出てきている。
3%の消費増税で消費者物価指数(CPI)は2%ポイント押し上げられると見られているが、そこに日銀の異次元緩和の効果で上がってきたもともとの物価上昇率が「オン」される。4月は1.1%─1.2%程度の上昇が予想され、名目の物価上昇率は3%台になる公算が大きい。
東海東京証券・チーフエコノミスト、斎藤満氏は「1997年には2%の引き上げで景気が大きく落ち込んだが、今回は3%の税率引き上げで、限界的な影響は97年当時の5割り増しとなる分、影響は大きくなる」と予想する。
また、民間エコノミストの間では、国内総生産(GDP)を2013年度に0.7%ポイント押し上げる一方、14年度には同規模の反動減があるというのが、平均的な予想のようだ。「山」と「谷」の差が仮に1.4%程度になったとすると、やはり「消費税のがけ」は決して小さくないと言えるのではないか。
<うわさされる海外勢の日本株利食い売り>
ギャップが生じるところ、マーケットでは「商機」が発生するというのが、過去の経験から得られる教訓だ。特に大きな機動性を発揮する米系ファンドなどの海外投資家の一部は、日本経済のギャップが発生する前に、それまで手にしていた利益の確定を図る公算が大きい。
その動きが表面化した場合、日経平均.N225が想定外の下落を始めるというシナリオも非現実的と退けられないだろう。
株価の変動が、個人や企業経営者のマインドに大きな影響を与えてきたというのは、この1年間の日本経済を振り返れば、だれでも認めざるを得ないのではないか。大幅に下げた時のインパクトは無視できない。
<株価に影響受けやすい内閣支持率>
株価が下がると、これまで50%を超える高率を概ね維持してきた内閣支持率にも波及する展開が予想される。おりしも26日には安倍晋三首相が靖国神社に参拝し、中韓両国が強く反発。米国からも「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動をとったことに失望している」とのコメントが出て、外交面では四面楚歌に陥りつつある。
日中関係の緊張感と中国内での反日ムードが高まれば、足元で盛り返してきた日本製自動車の販売にも影響が出かねず、経済面でのマイナスが目立ってくれば、株価と支持率の両面で逆風が吹きかねないだろう。
このように消費税を起点にしたマイナスのインパクトは、大方の予想を覆して大きな影響を与える可能性がある。
安倍首相は日経新聞とのインタビューで、新成長戦略を来年6月にまとめる方針を示したが、市場では「そんなのんびりしたテンポでは、失望を誘うのではないか」(外資系証券の関係者)との声が、早くも出ている。
<金融緩和の成功体験>
この1年の実績を振り返れば、日銀の異次元緩和の間接的な効果で、円安と株高が進み、日本経済に対する内外の見方が劇的に変化したことが「成功体験」として、安倍政権に認識されていると思われる。
ピンチが予見されるなら、そのカードをもう1回、引いてみようという気持ちに傾いたとしても不思議ではないだろう。
また、追加緩和を検討せざるを得ないほどの大きな影響が出てしまった場合、2015年10月の10%への再引き上げが「困難」と判断される可能性も出てくる。消費税率の再引き上げと追加財政出動の組み合わせという妥協策が、政府・与党内で検討されるシナリオが浮上することもあるだろう。
このように消費税率と株価、内閣支持率は、来年のマクロ政策の先行きに深くかかわっていくと予想する。この3つの数字が絡み合って、2014年も金融政策と財政出動の「追加」という展開になっている公算が大きいのではないかと予想する。
子(ね)は繁栄、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、卯(うさぎ)は跳ねる、 辰(たつ) 巳(み)天井、午(うま)しりさがり、未(ひつじ)辛抱、申(さる) 酉(とり) 騒ぐ、戌(いぬ)笑い、 亥(い)固まる
2014年の干支は甲午(きのえうま、こうご)である。
2014年は午(うま)年。十二支の相場格言は「辰巳天井、午尻下がり…」と言われ、実際、午年の株価は寅年と並んで、午(うま)年は相場格言に尻下がりと詠まれるほどひどい年が多い。ただ、景気は寅年が最悪であるに対して、午年は底入れ後であることが多い。 同じく寅年もパフォーマンスが悪いが、両年共に米中間選挙の年に当たり、ドル安になりやすいことが背景かもしれない。ただ、翌年を見据えた買場となることが多い。
午年の酷い相場の代表例は、1990年が巳年1989年大天井からの下落開始、2002年が辰年2000年のITバブルの天井からITバブル崩壊過程で暴落。1954年は1953年スターリン暴落後の余波で底這い、1966年は証券不況の余波(凍結株の放出)で尻下がり。
出来事では2002年に日朝首脳会談とサッカーW杯日韓共催、1990年に東西ドイツ統一と国際的な歩みよりも。金融面では1882年に日本銀行営業開始、2002年銀行保有株購入と日銀にイベントが多い年だ。
だが、いまのところ、正月から五月に向かって株価は上昇しそうな勢いであるから、辰巳天井でなくなれば、午(うま)尻下がりにはならなくて済む。
近年東京証券取引所は干支に関係ない外国人がその取引の60%が占められている・・・・気やすめか?・・・・
あまりよろしくない。
では甲(きのえ、西暦末尾が4の年)はどうか? 過去の甲で特記されるのは1964年東京五輪。新幹線などが整備された。世界的にも1904年シベリア鉄道全通、1914年パナマ運河開通とインフラの完成が多いが、両年は日露開戦、第一次大戦開戦の年。その後も1954年ビキニ環礁被爆事件、1974年石油乱高下、1984年イランが外国船を攻撃、1994年メキシコ危機、2004年自衛隊イラクで多国籍軍参加と、エネルギー問題や地政学的不安がつきまとう年である。
近年堅調。ジュグラー波がシフト、かつてはひどい年が多かったが、近年は好調。 10年の設備投資サイクルが日本で変わってきたことが背景。 2014年は1994年や2004年と同じ位相ということができ、堅調が期待できる。
漢字 ‘甲’と‘午’ の解釈 ~ 一字で顕す妙を探る>1894年の明治“甲午”の年は云うまでもなく、日清戦争開戦であった。
(略)
‘甲’の原義
‘甲’は種を覆っている固い殻の象形文字である。つまり種の外皮だ。だから漢字語源では、明らかに種とは別の意としている。
種を卵に置き換えてみよう。非常に固い殻で護っている卵の中身は、蛇なのか鶴なのか分からない。つまり、‘甲’の原義は実体を封じ込める意。即ち外見からは、中身を絶対に識別させない意である。
機が熟した種 若しくは卵が、生命体の姿を現すまでの過程を、漢字‘甲’を用いて後世に遺したと想う。新たな命が生まれたのは確かだが、未だ、海のものか山のものか判別できなかったからだろう。
漢字語源では、「干支」が“十干”の第一位として‘甲’を当てたのは、漢字発生から相当遅れた時代と解析している。古人の優れた知恵の結晶だろう。
十年を一単位として、時代の趣は変わる。その始まりの年が‘甲’。それが、「甲ははじめとも訓(よ)む」になったと想う。
前の時代(十年)とは全く異なる時代に入ったと、‘甲’の漢字を使い、区切りと云うか節目を付けたのだろう。
ここで‘甲’の原義を感覚で捉えて想像した、御時世の動きを簡述する。
世の中、新たな十年が始まる年である。当然、前の十年(一時代)とはガラリと様相が変わり、前の時代には通用していたものが通用しなくなると、‘甲’の漢字から読み取れる。
なにしろ、中身が封じ込まれているのだから、始まった新たな時代(十年)が、どのような動きになるかは分からない。
必然的に世の中の動きは、手探りになるだろう。それぞれの国、そして人々は利己を図る思惑で動き、御時世は千差万別の行動を受け入れる。
行動が正なのか邪なのかを問わずに受け入れるので、御時世は糸が絡み合った状態に陥るだろう。これが‘甲’の年の特徴だろう。
‘午’の原義
‘午’は杵の象形文字。両人がキネを交互に上下させ米をつく象形で杵を表している。‘午’に立心偏を付けた「忤」は、さからう そむく の意から‘午’は さからう とも解されている。
古人が“十二支”の七番目に‘午’を用いたのも後世である点から、この さからう の解義は些か本筋より外れていると想う。
漢字‘午’を漢字語源では、「つらぬく つきとおすなり」と極めて強い意としている。これが‘午’の原義である。
おそらく古人は“十二支”の折り返し点の七番目に、激しい動きが起きている経験則から、極めて強い意を秘めた‘午’の漢字を当てたのだろう。
そして分かり易いように、象形文字として強い力が働く有様を、「杵」の漢字に託したのではなかろうか。
漢字語源に、「杵を上下してつくことによって、堅い米がやわらくつきならされる。」と、その有様を丁寧に書いてある。
では、何故やわらくすると云う表現をするのか?それは‘午’の基本義が「かみ合う」であるからだ。同義語に「牙」 「互」の漢字がある。
「かみ合う」は、かみ合った姿を示すのであって、争いの?みあうではない。
この‘午’の基本義「かみ合う」をキーにして、‘午’=(うまの年)の世の中が、どのように動くかを想像する。
同義語の「牙」の原義は、二本の柱を完全に繋ぐには、柱に切りこみを入れ接合さす。かみ合わせる為に、疵のない柱を切る意を現す漢字。かみ合わせる為の強引な作業だ。
杵で堅い米をやわらかくして、如何様にも使えるようにする作業と酷似している。
‘午’は“十二支”の後半に入る年。この‘午’を使った慣用語の午前と午後の状態は全く異なるように、後半の六年は前半と違った状況下に置かれる。これを「‘子’から生長した動きが‘巳’にて已(や)む」と古人は伝えている。
しかし、‘子’から始まった“十二支”は、目的を抱いた一本の流れである。それを貫くには、後半に適した状況を作り出せねばならぬ。
それが「かみ合う」・・・世の中を適合さす動きである。この為の行動は非常に激しく、極めて強い力を要する。それを現した漢字が‘午’である。
なにしろ、世の中の流れを変える動きだ。‘午’の年は与えられた使命を果たす為に、行程の後半入りを機にギヤ・チェンジをして、持てる力を全て出しきるだろう。
そうなれば、今までの慣習 既成観念は大きく揺さぶられ、世の中は騒然となる。
この動きを、前半の流れに胡座をかいていた層にとっては、そむく さからう と受け取るだろう。
‘甲’と‘午’の組み合わせ ~ “甲午”(コウゴ)の黙示録。
六十年を周期に変化する御時世。その変遷ぶりを具象化した「干支」が後半に入る年を、“甲午”の漢字二字で黙示している。
“癸巳”で現す六十年周期の前半を通過した前年と、全く違う顔に御時世はなるだろう。極めて重要な動きをする年と想像する。
新しい時代(十年)の幕開けだが、始まりの年‘甲’は、どのような動きになるかを明らかにしていない。謂わば来る者は拒まずの年である。千差万別の願望と云うか欲望が相乱れる一年間になる訳だ。
これに輪をかけるのが、“十二支”の‘午’と云う動きである。‘午’は‘甲’と違って明快な目標を持っている。その達成の為に猛進する一年である。
全てを受け入れる幹(干)、ギヤを入れ替えてスピードを増す枝(支)。六十年に一度の“甲午”の年は、好き放題にしなさいと云っているのだから、否が応でも世の中は激しく動く。
1834年の天保“甲午”の年は、「天保の改革」を老中が施行。これが幕末の始まりであった。
1894年の明治“甲午”の年は云うまでもなく、日清戦争開戦であった。以降、急速にこの国は軍事国家の道を駆け上る。
1954年の昭和“甲午”の年は民主党の結党で、民主国家の礎が確立される。東通工(今のソニー)の、トランジスター開発が以降の経済大国に繋がる。
これらは、主だった出来事の一つに過ぎないが“甲午”の年は、人間の行動が目立つ。
そう、“甲午”の年は人間の本性があからさまに、発揮される年である。
従来の踏襲を望む者、新しい枠作りを企てる者、その他様々な人間の行動を受け入れる年と云っても、過言では無いだろう。
好き放題の動きが起きる“甲午”の年。当然、人々の通念 目標はバラバラになる。共通するのは、国 企業 個人全ての目標が利益である事。
したがって、あちらこちらで衝突が頻発し世の中は騒然となる。そして従来の協定 約束などは、反古同然となる。
所謂、乱世だ。
周期六十年の御時世が、円熟の後半三十年に足を踏み入れる最初の年は、このような情景になっているだろう。
以上が“甲午”の二字を用いて古人が黙示してくれた御時世が、繰り広げる具象の一端である。
>所謂、乱世だ。
120年前日清戦争であったか・・・なんという巡りあわせだろう。干支の上では尖閣諸島で日米同盟Vs中国軍との衝突が起きかねない。
執筆中

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