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F-16設計者、F-35が駄作な理由を語る
2014.06.19 11:30【GIZMODO】

F-16戦闘機を共同設計したレジェンド、Pierre Sprey氏が「F-35は駄作だ」と言ってます。

F-35は本当に生まれつきどうしようもない飛行機だ、構想そのものバカなんだ、動けないし、運べないし、丸見えだし、どうせその場凌ぎだから何度も何度もヘマするだろう、まったく忌むべきことだ、というんですね。

言われてみればF-35って、何度も何度も飛行禁止になってる気もしますね。1兆ドルの駄作、か…。

動画でどうぞ。

AAA THE F-35 IS A LEMON PIERRE SPREY (RUNAWAY FIGHTER) FIFTH ESTATE EXTENDED INTERVW

(訳)

F-35は、ありえないほど愚かな空軍の誇大広告のために生まれた。

そのミッションは、空軍が「ハイ・ロー・ミックス」と呼ぶ配備の半分を受け持つことだ。恐ろしく高価で恐ろしく”ケーパブル”なF-22が1機あって(ハイ)、残りの雑用はもっと安く大量に買える汎用機がやる(ロー)、このローを受け持つのがF-35、という発想。

だがね、この「ハイ・ロー・ミックス」という発想からして、そもそも空軍がPRのため考えたでっち上げなんだ。大体、70年代からあるんだから。よくこんなに長くもったもんだと思うよ(笑)。

70年代、空軍の花型はF-15だった。エンジン2基、あの時代では質・サイズともに最高、重量5万ポンド弱、巨大レーダー…空軍が思いつく派手な装備は全部盛りさ。デカくて高価な飛行機をつくること、それが彼らの求めてるものだった。

Boyd空軍大佐とは開発に向けて話し合いを持ったが、あまりにもジャンクがてんこ盛りだったので、われわれは辞退した。

そのうちお役所仕事のゴリラがいろいろ地下でうごめいて、ほんでできたのがF16だ。サイズも半分、コストも半分、もっともっとハードな飛行機ね。

(聞き手「F-35を駄作と呼んでおられたようですが」)

おう言ったとも。だって駄作だから。あれは生まれつきどうしようもない飛行機だ。なぜなら、バカな発想から生まれた飛行機だからね。

マルチミッションの飛行機つくろうと考えた時点でもう終わってる。クロスサポートでしょ、空対空でしょ、ディープ・インターディクション・ボミング(後方地域への阻止爆撃)でしょ、それもこれも積めって、そんなの絶対ムリ、できっこない。何度も何度も失敗するのは目に見えてる。

(聞き手「戦闘能力は?」)

空戦ではまったく戦えない。マヌーバできんからな。

(聞き手「地上部隊の支援機としてはどうですか?」)

ダメダメ。あんなちっこい翼じゃ長く飛べない。めちゃ燃費悪いから1時間か、せいぜいもって1時間半だ。

(聞き手「じゃあ何に使えるんですか?」)

なんにも使えん。だから駄作って言ったろ。しょうもない爆撃機なんだよあいつは。

(聞き手「ステルス性は?」)

あのね、まず最初に言っておきたいんだが、「ステルス」っていうのはでっち上げなんよ。隠れないんだから。レーダーは1942年にできた、ブリテンの戦いのときのレーダー、あれで世界中のステルス戦闘機は現代のものまで含め、すべて検知できる。(以下、例外のことも少し触れる)

(聞き手「つまりなんですか、ひどい飛行機だと。戦闘もだめ、地上兵力も守れない、ロクでもない爆撃機で、メーカーがどう言おうと断じてステルスではないと、そう仰るんですね?」)

正解(7:29)。よくぞまとめてくれた(笑)。

(聞き手「なら、なぜこんなもの作ったんですか?」)

金じゃよ。金をつかうこと、それがこの飛行機のミッションだ。米議会からロッキードに金を送る。それがこの飛行機の真のミッションなのさ。


image: U.S. Air Force photo by Jim Hazeltine

Casey Chan - Gizmodo SPLOID[原文
(satomi)
http://foxtrotalpha.jalopnik.com/pierre-spreys-anti-f-35-diatribe-is-half-brilliant-and-1592445665
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かつて、F-111という優れた戦闘爆撃機があった。開発は1958年に空軍がF-105の後継として使用する最高速度マッハ2.5以上の複座戦闘攻撃機を計画した。同時期、アメリカ海軍は長距離空対空ミサイルを装備する艦隊防空用戦闘機開発を計画していた。この両計画に目をつけたマクナマラ国防長官はコスト削減のため計画の統合を命ずる。その命を受けた空海軍は共通部分についての検討を行うこととした。ロバート・マクナマラ国防長官の開発費、及び維持費の削減という狙いを強く反映し、アメリカ空軍とアメリカ海軍で共通の機体を使用させる事から空軍型のA型と艦上戦闘機型のB型の2機種の開発を目指したのであった。

空軍と海軍の異なる二つの要求を同時に満たそうとしたため、機体重量は予定をはるかに超えてしまった。海軍はテストを実施したものの、既にこの時点で採用の意思を失っていた。ジェネラル・ダイナミクス側はたびたび重量軽減を行ったが要求仕様を満たすに至らず、一方の海軍側は一切の妥協を行わなかった。帯に短したすきに長しであった。空軍も海軍も使える戦闘機を目指しても、結局は中途半端となってしまった典型的例といえよう。マルチロール戦闘機の開発が如何に困難かの典型である。

その代わりF -111の場合は戦闘爆撃機としては、非常に成功した。兵器の搭載量は11t、航続距離:約4,700km(最大搭載量、内部燃料のみ)と、2010年まで豪空軍で使われた。


F - 35は、アメリカのF-16、A-10、F/A-18、AV-8B、およびイギリスのホーカー・シドレー ハリアー、カナダのCF-18などを含む、多種類な戦術航空機を代替する新型機の開発を目的とした「統合打撃戦闘機計画」という一機でなんでもしようとするから、全部が中途半端になってなんにも使えない戦闘機になってしまっている可能性が高い。

空の戦いでは先に敵を発見した側が圧倒的な優位となる。これは航空機同士の戦闘が始まった第1次世界大戦から現代に至るまで変わっていない鉄則だ。
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レーダーが開発されるまでは敵を発見するのはパイロットの肉眼であったのに対し、現代戦では生身の目では見通せない遠距離であっても、レーダーによって敵機の位置を確認できる。第2次世界大戦以降、各国はレーダーの性能を向上させることにしのぎを削ってきたが、F35Aの最大の売り物はそのステルス性能で、どの角度からレーダー波を浴びても反射面積が最小限に抑えられるフォルムになっている。ステルス戦闘機F22ラプターの場合、「レーダーに映るのは小鳥程度の面積」だとされており、F22の実績をベースに設計され、機体サイズもより小さいF35Aのステルス性能がそれを下回ることはないとみられている。
だが、カウンターステルス技術も日進月歩となっているので、Pierre Sprey氏の言うようにステルスなんて名ばかりで詐欺であったらF-35はとんでもないことになる。
航空自衛隊におけるF35に求められる性能は迎撃ミッションである。飛行性能はすべてが明らかになっているわけではないが、F35Aは最高速度がマッハ1.6、航続距離は約2200キロとされている。航空自衛隊の現用主力機であるF15Jは最大速度マッハ2.5、航続距離約4600キロ、既に退役を始めているF4EJ改戦闘機でも最大速度マッハ2.2、航続距離約2900キロと、いずれの数値もF35Aは下回っている。これは致命的だ。
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ステルス戦闘機は機体を「クリーン」な状態で運用できるように搭載兵器を収するウエポンベイ(兵器倉)を機内に設けているが、F35Aはそのウエポンベイの容量に余裕がなく、ステルス戦闘機としての運用に制約がある。 F-22は、機体下部に2カ所、機体の左右側面に1カ所ずつ、計4カ所のウエポンベイがあり、空対空ミッションの場合、F22はAIM9短距離空対空ミサイルを機体側面のウエポンベイに1基ずつ計2基、AIM120C中距離空対空ミサイルを下部ウエポンベイに3基ずつの計6基搭載できる。

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これに対し、F35Aのウエポンベイは機体下部の2カ所しかない。初期量産型の場合、各ウエポンベイに2つずつの兵装ラックが設けられているが、機体中心線に対し内側のラックはAIM120C中距離空対空ミサイルの専用、外側ラックは2000ポンド級までの爆弾など対地攻撃兵器の搭載用で、その他の兵器を携行したければ、主翼と胴体下にある計7カ所のハードポイント露出して搭載するしかない。

航空自衛隊がF35Aを配備する場合、領空侵犯機への対処が主要な任務となるが、短距離ミサイルの90式空対空誘導弾(AAM3)、04式空対空誘導弾(AAM5)、中距離ミサイル99式空対空誘導弾(AAM4)などの国産装備を搭載できるようにしなければならないのだが、現行の仕様では、短距離空対空ミサイルをウエポンベイに搭載することはできず、主翼下につり下げることになっている。これでは、ステルス性能が低下するだけでなく、速度や機動性にも大きく影響する。主要任務で売り物のステルス性能が限定されるようでは、航空自衛隊がF35Aを導入する意味がない。
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迎撃ミッションには短距離空対空ミサイルが必須、ウエポンベイの改造だけではなく、火器管制システムのソフトウエアを書き換えるなど、大掛かりな改修が必要で、費用はそれなりにかかる。

今後、F35のウエポンベイの改良を進め、ラックの追加や改良により、最終的には合計で短距離空対空ミサイル4基、中距離空対空ミサイル8基を搭載できる仕様にする計画だというが・・・・。今後追加の費用がどれだけかかるか・・・F-35のコンセプトは大失敗であることは明らかだ。

しかし、開発開始から10年以上過ぎた今、F35は将来の主力戦闘機として位置づけられており、計画中止ができないところまできている。オーストラリア、英国、カナダ、デンマーク、イタリア、オランダ、ノルウェー、トルコの8か国がF35の開発計画に参加し、この他、イスラエル、日本、韓国、シンガポールも導入を決定しており、米国もF35を提供すると約束しているので、米国はF-35計画を中止に出来ないのである。

米国や同盟国ではF35の代替になり得る機種に投資しておらず、F35以外の選択肢がない。唯一日本においてATD-Xの実験を踏まえたF-3(i3ファイター)計画しかない。F-3(i3ファイター)の登場は米国も期待しているところだ。”i3ファイター”は国際共同開発となると私は読んでいる、F-3(i3ファイター)は一刻も早く実用化を目指すべきかと思う。
”F-2”を共同開発をした時はエンジンなど技術的に米国に頼らざるを得なかった点を突っ込まれ、共同開発とならざるを得なかった。だが、F-3(i3ファイター)の場合米国には存在ない独自の要素技術を多く組込む予定で、エンジンも新機軸を盛り込んだ開発を進めている。従って国際共同開発となっても我国の主導となるはずだ。