



三菱重工業株式会社(小牧南工場)で製造中の先進技術実証機の機体塗装が終了しました。
機体は技本カラーである、白・赤を基調としています。
現在は、各種の地上試験等を行っています。
(撮影:平成26年5月8日)


国産ステルス実証機ATD-X三菱重工小牧南工場でロールアウト 【FlyTeam ニュース】2014/07/12 22:00 -
三菱重工の小牧南工場で製造されていた先進技術実証機(ATD-X:Advanced Technological Demonstrator-X)が、2014年7月12日に放映されたTBS系「報道特集」でロールアウトの様子が紹介されました。ATD-Xは「心神」としても知られた開発で、2014年中に初飛行を予定しているものです。
ATD-Xの開発ではステルス性能、ベクタード・スラストを使用した高機動性が重視されています。このうち、高機動性の実現を目指し、IHIが開発を手がけている実証エンジンXF5-1に設置された推力偏向パドルは「機密」の理由から実際の機体に装備された部分は、映像にぼかしが入りました。
夏季休暇のハワイでTBSの報道特集で国産ステルス機開発 実証機ATD-Xの特集を放映されると知たが、放送日が帰国前の7/12であった為 切歯扼腕(せっしやくわん) 非常にくやしく思った。
幸いなことに動画をYouTubeにアップしてくれた方がいたので番組を見ることができました。
2012年3/28三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所飛島工場で鋲打ち式。

2013年の8月の段階で機体の強度試験の準備中で大凡出来上がっていた。

ATD-Xがローアウトするのかと心待ちにしていたが、報道は無く、先に6/18 2ch
【軍事】ATD-X(心神)ついに姿を現すという板で下記画像が流失していた。

5月8日にローアウトしていたのなら、我々納税者の貴重な血税をつかっているのだから、報道各社を使って公に報道すべきでであると思う。
この番組で、完成した機体を見れたことは感慨無量であった。機密性が高い情報については既にTRDIのホームページ等で公開されている。だが画像で確認できて、たいへん有難かった。

シュミレーターのコックピットディスプレイ画像も映っていたが・・・試験機とシュミレーターでは異なるのであろう。

ATD-Xはもともと高運動性能試験機として開発が始まっているので、新エンジンXF-5と三次元パドルの飛行実証がその製作意義がある。また、新しい画期的な複合素材を使っているので、実機による試験飛行が必要となり、また、AWACSやレーダーサイトからの観測でどう見えるかなどのステルス性の研究、カウンターステルス(ステルス機を発見する)技術の研究の為、将来戦闘機を開発するにはATD-Xの製作は必要不可欠となる。ただのステルス性の研究では将来戦闘機とは根本的に機体形状が異なるので意味がない。
先進技術実証機の研究 エンジン地上試験 【TRDI】2014.05
航空装備研究所では、先進技術実証機に搭載する実証エンジン(XF5-1)の機能性能を確認するための試験を実施しています。報道特集でも絶賛されていたXF5-1エンジンだが、F-22に搭載されている世界最高性能エンジンP&WF119と比べて遜色がない。
XF5-1は、国産初の本格的なアフタバーナ付低バイパス比ターボファンエンジンであり、その重量に対する推力の比率(推重比)は世界トップレベルを達成しています。
本試験においては、札幌試験場のエンジン高空性能試験装置を使用して、先進技術実証機の飛行高度や速度等により異なるエンジン入口の気流の状態を模擬し、XF5-1の定常性能、過渡性能、空中再始動特性等の確認を実施しています。
今後も、先進技術実証機の初飛行を目指して、試験を継続します。
エンジン高空性能試験装置に搭載された実証エンジン(XF5-1)
アフターバーナ作動状況【動画】
wikiによれば
XF-5-1
全長: 3m
直径: 0.6m
乾燥重量: 644kg
推力:
49 kN (約5t、アフターバーナー使用時)
タービン入口温度: 1,600℃
推力重量比: 8:1
P&WF119
全長: 16フィート11インチ (5.16m)[2]
直径: ~46 インチ (1.168 m)
乾燥重量: 3,900 ポンド (1770 kg)[3]
性能
推力: 35,000ポンド (155.7kN) ( アフターバーナー使用時)
推力重量比: 7.95(9:1)
アフターバーナー使用時の最大推力は35,000lb(155.7kN)
推力重量比(すいりょくじゅうりょうひ)とは、瞬間推力の(地球の表面での)重量に対する比率である。
高度0mの水面上の重力加速度を9.80665m/s²とした場合
推力/乾燥重量×9.80665の数式となる
XF-5-1
49kN/644kg×9.807=0.746kN/N=7.5N/N=7.5
P&WF119
155.7kN/1770 kg×9.807=0.862kN/N=8.6N/N=8.6
以上の数値が正しいと思うのだが、7.5対8.6 確かに遜色がない。
ちなみに
F-15最新型のF-100-PW229で T/W=7.6
SR-71のJ58エンジン T/W=5.319
コンコルドのジェットエンジンでT/W=5.434
日本のXF-5-1エンジンは米のP&WF119エンジンの1/3程度の大きさで、ほぼ匹敵するパワーを搾り出しているともいえる。
しかしこの高性能のエンジンも次世代戦闘機が国際共同開発となった場合、日本製のエンジンが無駄になりかねない。

日本は今後2017年までに国産戦闘機開発にするか共同開発にするか決定される。
防衛省はステルス技術と強力な戦闘機用エンジンに的を絞り基盤固 め、次世代戦闘機F-3を2027年ごろに生産を開始を狙っている。
IHIが推力15トンの実証エンジンを開発する予定である。一方、三菱重工はすでに機体技術の実証用縮小機をATD-Xであり、防衛省は2014年に初飛行を実施する予定だ。
新世代戦闘機は2017年(平成29年)に開始され、試作型の初飛行を2024年ないし2025年と想定するのが防衛省案である。量産開始を2027年とし、三菱重工業製F-2と2030年代半ばで交代する。
ボーイングF-15Jを2030年代後半で交替する予定だ。F-15は機齢が増えるが必要な改修を加えることで防空の主力として残る。
F-3を200機 生産と想定し、その前にF-35を配備する。日本はF-35合計42機の導入を決定済みで、ある。一方、米海軍・米空軍は第六世代新型戦闘機の配備開始を2030年から2035年と仮決定しており、米海軍はF/A-XX、米空軍はF-Xの呼称を使っている。
F-35ポンコツ戦闘機の後継を日米共に2030年前後を想定している。これは、もう日米さらに英国、場合によっては欧州各国を巻き込んだ共同開発となる可能性がある。
ATD-XはFS-X(F-2)が純国産戦闘機開発を阻まれた怨念が開発の出発であるので、米国の介入は極力避けたいところだが、将来型戦闘航空機の開発コストは膨大であり、共同開発は避けられない可能性が高い。
コラム:最新鋭ステルス戦闘機「F35」の宿命的欠陥
【ロイター】2014年 07月 16日 12:36 JST
David Axe [14日 ロイター] - 6月23日に米フロリダ州の空軍基地で出火事故を起こした最新鋭ステルス戦闘機「F35」。米国防総省は、エンジンの追加検査が完了するまで全機を飛行停止としたが、今回の事故は、数千機に上る米軍の戦闘機が確実には飛べなくなる事態さえ予感させるものだ。
公平のために記すと、米国防総省は戦闘機が事故や故障を起こした際、原因の究明と問題の解決のため、一時的な飛行停止はこれまでも通常運用として行ってきた。しかし、今回の事故には真に懸念すべき理由がある。F35が戦闘には不向きであることを示しかねない設計上の深刻な欠陥を映し出しているかもしれないからだ。
まず第一に、ロッキード・マーチン製のF35は単純に言って、あまり成功を収めているとは言えない。米国防総省は2007年以降、少なくとも13回はF35の一時飛行停止を余儀なくされた。その多くはプラット・アンド・ホイットニーが製造する「F135」エンジンが原因で、特に、エンジンのタービン翼が問題となってきた。一次飛行停止の期間は、長くても2─3週間程度だった。
オランダの航空宇宙専門家で、戦闘機情報サイトのJSFニュースの編集者であるヨハン・ベーダー氏は「エンジンの同じ個所で問題が繰り返されていることは、F135エンジンの深刻な設計上かつ構造上の問題を示しているかもしれない」と述べた。
プラット・アンド・ホイットニーは度重なる不具合に終止符を打とうと、F135エンジンの全面的な再設計をすでに行っている。しかし、エンジニアにできることは限りがある。F35の開発初期段階でエンジンの問題は議論を呼んだが、米国防総省は双発エンジンではなく単発エンジンを選んだ。単発を採用することでコスト低下には寄与するかもしれない。しかし、F35のケースでは、その決断は「自滅」だと言わざるを得ない。
なぜなら、F35は基本設計に空軍と海兵隊、海軍の要望を取り入れた結果、構造が複雑になっているからだ。航空機の設計では、複雑さは重量に直結する。F35の重量は燃料満載時は35トンと、単発戦闘機としては極めて重い。
対照的に、従来の「F15」戦闘機は重量40トンだが、エンジンは双発だ。F35は速度と操縦性を保つため、F135エンジンに戦闘機史上最大の推進力が求められる。
そうした推進力を実現すれば、エンジン部品には過度なストレスがかかるため、F35が高い頻度でエンジントラブルに見舞われるのも驚くには当たらない。そして、たとえ史上最大の推進力を生むエンジンを積んだとしても、F35は「鈍重」な戦闘機だ。ワシントンの非営利組織「政府監督プロジェクト」で軍改革について研究するウィンスロー·ウィーラー氏は、F35を「重くて動力不足の失敗作」と呼ぶ。
米軍と密接な関係があるシンクタンク「ランド研究所」のアナリスト2人は2008年、F35の戦闘能力を分析する目的で、コンピューターを使って中国との空中戦をシミュレーションした。結果は衝撃的な内容だった。
同仮想演習に関する報告書を執筆したジョン・スティリオン氏とハロルド・スコット・パーデュー氏は、「F35は二重の欠陥がある」と指摘し、「曲がれず、上昇できず、動けない」と警告していた。
とはいえ、F35は米軍史上で最も多く使われる戦闘機になるべく歩を進めている。F35は、空軍と海兵隊が使う現行戦闘機のほぼすべてを置き換え、海軍では「F/A18」戦闘機を補完する位置づけとなる。米国防総省は、向こう数十年でF35を約2400機導入する計画。その費用は総額4000億ドル(約40兆7000億円)だ。
好むと好まざるとにかかわらず、F35は米国の空軍力の未来を担う。他の選択肢も限られている。開発がスタートした1990年代以降、ロッキード・マーチンのエンジニアたちは設計に多くの時間を費やした。仮に新たな戦闘機にこれから取り掛かるとすれば、国防総省は10年以上は待たされることになるだろう。その間、他の国に戦闘機の設計で先を越されるかもしれない。ロシアと中国、日本はいずれも新型ステルス戦闘機の開発を進めている。
基本的な設計的欠陥は今後数十年にわたり、F35を苦しめる可能性がある。それはつまり、米国の国家安全保障が危機にさらされる可能性もあるということに他ならない。
AFPのリンクにもあるように5月23日に起きたエンジンの発火など度重なるトラブルで、英ファンボロー航空ショーに不参加となったようにF-35がポンコツであることはもはや明確、早期の次世代戦闘機の開発が望まれている。
なのにだ・・・
F35の追加取得検討も 防衛相「価格低下なら」
【msn産経】2014.07.09
【フォートワース共同】小野寺五典防衛相は8日(日本時間9日)、航空自衛隊の次期主力戦闘機F35を42機配備する現行計画について、調達価格次第で、追加取得を検討することもあり得るとの考えを表明した。「1機当たりのコストが下がれば、(調達)機数を考えることも重要だ」と述べた。訪問先の米南部テキサス州フォートワースで、F35の製造工場を視察後、記者団に語った。
F35はレーダーに探知されにくい高度なステルス性能を持つ最新鋭戦闘機。老朽化しているF4戦闘機の後継機と位置付けられている。防衛省や空自では、約200機を保有するF15戦闘機のうち、旧型で改修の対象とならない約100機の代替機選定も課題として浮上している。F35の追加取得分を旧型のF15の後継とすることが小野寺氏の念頭にある。
度重なるトラブルで価格高騰の可能性が高いことを考えると価格が低下するとは思えない。F-35の追加配備はもしかしたらリップサービスではないか?
F-35を追加するくらいならF-15Jのうち改修の対象とならないF-15JPre-MSIP機約100機を改修する方がコストパフォーマンスはたかいであろう。処理能力向上型セントラルコンピューターへの換装(CP-1075/AYK→CP-1075A/AYK)とAAM-4搭載のための火器管制装置の性能向上に向けた電気配線の追加すればよいではないか!
F-35を追加するくらいならF-15Jのうち改修の対象とならないF-15JPre-MSIP機約100機を改修する方がコストパフォーマンスはたかいであろう。処理能力向上型セントラルコンピューターへの換装(CP-1075/AYK→CP-1075A/AYK)とAAM-4搭載のための火器管制装置の性能向上に向けた電気配線の追加すればよいではないか!
防衛装備の輸出初承認 新原則米にミサイル部品
紛争国流出「リスク低い」 【日経新聞2014.7.18(金)】
政府は17日、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)の閣僚会合を開き、4月に決めた防衛装備移転三原則のもとで初めてとなる防衛装備の輸出と共同研究を承認した。いずれもミサイル部品で、三菱重工業による米国への輸出と、三菱電機の技術を使った英国との共同研究が第1弾となる。防衛産業大手が多い米英と連携を深め、国内防衛産業の底上げをねらう。
米国に輸出するのは地対空ミサイル「パトリオット2(PAC2)」の部品。
標的を追尾する赤外線シーガーに組み込む「シーガー・ジャイロ」でミサイルの姿勢を調整できる。米防衛大手レイセオンのライセンスでPAC2を生産している三菱重工業が部品を作り、米国に輸出。米国はこの部品を使ったPAC2をカタールに輸出する。
審査では同盟国の米国は 「装備品の適正管理の確実性は高い」と評価。米国へ
の部品輸出に加え、米国からカタールヘの完成品輸出も認めた。カタールについては「親米国で紛争に使われるリスクは低い」としている。
英国とは三菱電機の半導体技術を使い、ミサイルの精度を高める技術を共同研
究する。英防衛大手MBDAが仏独など5力国と開発中のF35戦闘機用のミサイル「ミーティア」が対象になる。
MBDAのミサイル関連技術と三菱電機のセンサー技術を組み合わせたシミュレーションをする計画で部品のやりとりはないという。現時点では研究にとどまり装備化か前提の開発ではないことから容認した。
共同研究を含む国際共同開発・生産への日本企業の参画については旧三原則の
もと、2011年の官房長官談話で認めている。今回は三菱電機が「きわめて機微な技術を使う」 (防衛省幹部)ため、新原則に基づいて改めて可否を判断した。共同開発する場合は再度、承認が必要になる。
新原則は紛争当事国への移転を禁じている。米英カタールは今は紛争当事国でないが、カタールはイラクやシリアなど紛争地域を抱える中東にある。パレスチナとの紛争が続くイスラエルへの米国からのPAC2輸出の可能性も防衛省は 「(第三国移転は)米国の適正な管理のもとに進められる」と否定していない。
F35戦闘機は共同開発する米英豪などのほか、日本、韓国、イスラエルを含めた
12力国が導入予定。配備は総計3000機超の見込みで、F35用ミサイルが各国がかかわる紛争で使われることもないとはいえない。
政府は実際に装備品を使う第三国や企業に最終的な用途について誓約書を求め
たり、装備品の内部管理体制を文書で確認したりするなど紛争国への流出防止を
徹底する。



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