イメージ 1古田博司     日本の政治学者・歴史学者。筑波大学人文社会科学研究科教授。専門は政治思想・東洋政治思想史・北朝鮮政治・韓国社会論・朝鮮中世史・思想教化研究。神奈川県横浜市出身。韓国滞在が長く、その体験と研究を下地にした韓国論を複数出版している。著者に『悲しみに笑う韓国』『朝鮮民族を読み解く』『新しい神の国』『日本文明圏の覚醒』『「紙の本」はかく語りき』(以上、筑摩書房)、『東アジアの思想風景』(岩波書店)、『東アジア「反日」トライアングル』(文春新書)、『東アジア・イデオロギーを超えて』(新書館)など多数。

否韓三原則 韓国に対して教えず、助けず、かかわらず」の「否韓三原則」を提唱している

日韓歴史共同研究をご存じだろうか?2002年から2010年まで2回にわたり日本と韓国が共同で行った歴史研究のことである。

日韓で歴史の共同研究をするという話を聞いたとき、やっても無駄であり困ったことだと思った。下手に日本の左翼の学者が共同研究にかかわって、韓国のファンタジーの歴史を受け入れたら、朝鮮人の妄想が歴史となってしまっては歴史を愚弄することになると思った。

私の危惧は杞憂に終わった。日韓の議論は噛み合わず平行線で終わった。日本側の学者がまともな学者で気骨のある人達で本当によかった。もし、ここで韓国側の妄想を受け入れていたら、第二の河野談話になってしまうところであった。古田博司教授はその第一期と二期にかかわった胆力と気骨がある学者であった。私は正しい歴史を守ってくれたことに対し、心から御礼を言いたい。

それにしても、何と過激なタイトルであろうか!韓国を「醜い」と断言してしまいます。確かに醜く汚ない。だがそこまで断言できる程に、古田教授の朝鮮の知識は韓国人学者より深い。
日韓両国の超えられない政治課題を民間に「丸投げ」の形で委託された日韓歴史共同研究は、そもそもの立ち上がりから政治の手段だった。

このための埋めがたい溝は第2期研究でより明白になった。
政治的には「緩衝地帯」、学会間ではお互いを知る意味はあるものの、「歴史」の共通認識形成にはほど遠い現実が浮き彫りとなった。 

教科書小グループ新設は平成17年6月の小泉純一郎首相と盧武鉉大統領の首脳会談で決まった。
小泉氏の靖国神社参拝で冷却した日韓関係修復に向けた日本側の配慮の色彩が濃かった。 

安倍晋三政権でスタートした第2期。
安倍氏は韓国側の狙いは承知の上で、主力委員に「がんばって闘ってください」とエールを送り、「健全な議論」に期待を表明していた。 

しかし韓国側は、日本の歴史教科書を「日本の近代史を帝国主義の侵略と戦争を擁護し正当化する立場」(金度亨延世大教授)とひとくくりにし、採択率約0・4%の扶桑社「新しい歴史教科書」などを過半数以上の採択率の東京書籍の教科書と同等に扱い、「右翼」「軍国主義」などの用語で攻撃した。  

一部には『日本の教科書は戦争の拡大過程と占領地の事情についても記述している』(鄭在貞ソウル市立大教授)などと、バランスをとろうとした韓国側委員もあったが、「従軍慰安婦」と「(女子)挺身隊」と混同したままの『重大な欠陥を有した論文』もあり、大半の議論は平行線。

このため『2年半にもわたる「歴史共同研究」を行いながら…はっきりした点がある。それは日韓の歴史教科書共同研究が不毛だったということである』(山室建徳帝京大准教授)と書いた委員もいたほどだ。 

教科書小グループ幹事の古田博司筑波大教授は「韓国側のサンプリングは恣意(しい)的。
当初から善玉・悪玉史観があり、それに合わせて資料を張り付けた観が否めない。日本側は多くの資料からの帰納的研究を目指したが、議論は全くかみ合わなかった」と総括した。 

一方、植民地時代を含む19世紀中盤から現代までの近現代をあつかった第3分科会の日本側委員は「今年は日韓併合100年。植民地時代は35年だが、日韓にはその後の65年、日々新たに積み重ねた歴史がある。今研究では近代をトータルにみようと、共存の65年に文化や女性、人の動きといった違う視覚からのアプローチを試みた」と述べる。 

だが、このテーマ設定に加え、韓国側は近現代分科会でも日本の教科書記述を扱うべきだと主張するなど紛糾。委員の一人は「文化的なテーマ設定に韓国側はことごとく反対し、議論は“格闘技”だった」と振り返った。 

産経msnニュース 2010.3.23 19:35 
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100323/plc1003231938012-n1.htm
研究会の様子は次のようだった。日韓の意見が対立した時に、日本側が「資料をご覧になってください」と言うと、韓国側は立ち上がって「韓国に対する愛情はないのか!」と怒鳴り、日本側がもう一度「資料を見てくれ」と言うと、韓国側は再び「研究者としての良心はあるのか!」と怒鳴る。韓国側は、民族的感情を満足させるストーリーがまずあって、それに都合のいい資料を貼り付けてくるだけである。
ただし、当研究が不成功に終わった主な原因として、委員の1人である木村幹は「政治的意図の介在」「共同研究の制度的不備」「対立を解決する為の手段の準備不足(全会一致か多数決かという基本的なルールさえ存在しなかった)」の3点を挙げている。

 まえがき  ―― 「隣国のかたち」 3
P3-5
 朝鮮半島をイタリア半島に比す人がいる、が、両者は非常に違っている。

イタリア半島は北部にアルプス山脈という要害かおり、自然に守られている。ゆえに、カルタゴのハンニバルやフランスのナポレオンは、イタリア遠征の折、この苛酷な山をまず越えなければならなかった。

朝鮮半島は、北の日本海側こそ峨々たる山が隆起しているが、黄海側は北から南に平地がつづき丘のような小山はあるものの、ほぼ平坦である。つまり半島西側は、まったく無防備であり、祖国を守ることができない。遼の契丹族も、清の女真族も、数日で首都を抜いた。そのたびに、王は民を捨て輿に乗って逃げ出したのである。

朝鮮戦争時、南の李承晩大統領は漢江大橋を爆破し、民衆を置き去りにし先に後方へ退避した。北の金日成首相は敗走を垂ね、彭徳懐将軍(当時、中国人民義勇軍総司令)に軍を放り出して退いた。

この国の地政学的な特徴が作り上げた心性は、無防備で楽天的な民衆と、無責任で他者転嫁型の支配層にわかれる。民衆は支配層に伝統的な不信感を抱き、その無念を「藍」として歌い、支配層は無力で無責任であることを隠蔽するため、過度に威圧的、強権的かつ差別的である。知識層は支配層の一翼を担うが、ゼノフォビア(外国人嫌い)である一方、現実の弱者を自覚した時には度を越して事大的かつ卑屈になる。

朝鮮半島情勢が流動化して以来、四十年間朝鮮研究に携わってきた私は、最近、朝鮮が好きか嫌いかという質問をよく受けるようになった。もちろん、民衆は好きだが、支配層、知識層は大嫌いである。前者は、「率直・単純・端的・直人・きんきら・のびやか・あっけらかん」だが、後者は、「ウソつき・ほら吹き・卑劣・ごますり・ふまじめ・エラそうな・見栄っ張り」である。好きになれるわけがない。

もう一つ、多い質問が、朴正煕大統領は親日だったのに、娘の朴槿恵大統領はどうしてあんなに反日なのか、というものである。答えは、朴止煕氏は国外では親日だったが、国内では反日だった。日本の援助がほしかったので使い分けていたのだ。

朴槿恵女史は、中国が助けてくれると思い込んでいるので、日本にまったく気を使わない。

そのまま国内の反日が外にも反日として出てくる。親子の似た点は、威圧的かつ強権的であること。別に血脈によるのではない。朝鮮の為政者は多かれ少なかれ、この傾向をもつ。ただ二人ともこれが強いことは確かである。

中国もそうだが、韓国・北朝鮮が専門の大学の先生方は、あまり本当のことを言わない。言うと、嫌いになる人々が増え、学ぶ学生や大学院生も減り、自分の首を絞めることになるからである。                                                                            さらに海を越えて、現地の知識層に嫌われると、共同研究の機会もなくなり、研究費もガタ落ちになる。支配層にまで嫌われると、人国を拒否されたり、図書館での資料閲覧を断られたりする。果ては大使館や出先機関の情報員に付きまとわれる。こうなると研究に支障が生じる。だから悪いことを言わない。優しくゴマカシの解釈をする癖がついてしまう。                                                                             そして心のなかでは、彼らに同情したつもりで、精神の平衡をたもつ。

以下略
なるほど!日本の朝鮮や中国専門の大学教授の先生方々の多くは、研究した結果本当は朝鮮や中国が嫌いになるという。
>あまり本当のことを言わない。言うと、嫌いになる人々が増え、学ぶ学生や大学院生も減り、自分の首を絞めることになるからである。                   そりゃそうだ、私も朝鮮史を知れば知るほど嫌悪感が募る。ところが朝鮮史が生業となった場合、本当のことを言うと、朝鮮史を学ぼうと言う学生が減ってしまい自分の首をしめてしまうのだ。 
>さらに海を越えて、現地の知識層に嫌われると、共同研究の機会もなくなり、研究費もガタ落ちになる。支配層にまで嫌われると、人国を拒否されたり、図書館での資料閲覧を断られたりする。果ては大使館や出先機関の情報員に付きまとわれる。こうなると研究に支障が生じる。だから悪いことを言わない。優しくゴマカシの解釈をする癖がついてしまう。                                      
なるほど、古田先生は入国を拒否されたり、付きまとわれたり研究に支障を受けているのでしょう。呉善花さんら韓国にとって好まらざる言動をした有名人国会議員の入国拒否を平気でする、およそ近代民主主義国家とは異質の国である。

第1章あの、朝鮮民族とりき合う方法
韓国との歴史共同研究は怒鳴り合いの論争 21
戦争とは武器を使ってする戦争だけが戦争ではない。武器を使わない戦争は外交であるが、日韓歴史共同研究は外交であり戦争であった。会議は怒鳴りあい。
韓国側が歴史的事実を曲げて嘘をつく⇒日本側は「嘘をつくんじゃない!」と怒鳴る⇒韓国側は「良心は無いのか!」「愛情わないのかという!」
ある訳ないじゃん!
韓国人はウソをつくのがあたりまえ 23
p25
日韓のやりとりから次のようなことが言える。
日本人は嘘はつかない。しかし不正直である。全部の教科書をしっかりと調べていくけれど、会議をわざと長々としたりする。他方、韓国人はその逆で、嘘つきだけど、正直である。始めから狙い撃ちにすることは決まっているけれど、それを隠さないから結局不正直な我々に負けてしまう。
中国人も同様である。嘘という概念が我々日本人と違い、彼らにとっては嘘というのは「さらに多くの利益を確保するための虚偽の申告」(坂東忠信『通訳捜査官』経済界、二〇〇八年)に過ぎない。嘘だという自覚がない。だから嘘なんかいくらだってつくわけである。ここが非常に難しいところで、不正直だけど嘘はつかない日本人と、正直だけど嘘をつく韓国人や中国人とは絶対に合わない。
朝鮮民族とつき合うには、つき合いたい人だけつき合えば良いと私は考えている。
やってみたい人だけやってみればいいのであって、合わない人は合わない。
韓国人にはストレートに伝えるしかない 26
韓国人にはこんなことを言ったら相手に失礼かななんて思ったらいけない。     相手の欠点も思ったことを正直に言った方が巧く関係が築ける。

平気でウソをつくがハッタリである 29
      「全面肯定反転畳み返し」で攻める 31
      相手の嫌がることをやれ 34
      「ウソをつくんじゃない」と繰り返せ 36
      文化・習慣のまったく違う国と認識する 39
      生理的嫌悪感を無理に否定しない 41
      北朝鮮とはさらにつき合いにくい 42
      朝鮮半島はガタガタ 44
      核をもって北が南を脅す 45
      愛国ではなく反日のナショナリズム 46
第2章 いまや「正続性の奴隷」と化す韓国
      韓国人特有の行動パターン 53
      言いつけるイガンヂル゜ワールド 55
      中韓腐れ縁の長い歴史 57
      中韓の「正しさ」の押しつけ 60
      歴史に学んでしくじる民族 62
      正統性闘争が反日に化ける 64
      朝鮮朱子学が文化破壊を招いた 66
      殺しあう学者、棄てられた民 68
      反日運動の根源は何か 70
      韓国人の正統性コンプレックス 73
      韓国とかかわらない方法も考えておく 75
第3章朝鮮民族の復讐のカタルシス
      拉致も竹島支配も復讐のつもり 81
      「反日のうねり」が盛り上がらなくなってきた 82
      植民地化された「失政」を決して認めない 83
      「チャングム」は史実の改竃 85
      歴史教科書に国内批判も出始めた韓国 86
      増殖する韓国の「自尊史観」 88
      世界史的視点で見る朝鮮半島 89
      著しく発展の遅れた半島の李朝 92
      国家の正統性確立に苦しむ韓国 94
      無責任極まりない歴代朝鮮の為政者たち 95
      史実書きかえは韓国のほうが困る 97
      史実書きかえを支援した日本の左派学者たち 98
      教育の改悪で韓国の若者はアメリカヘ脱出 100
      戦後のとさくさに紛れて竹島を奪取 101
      日本は不正直な対応をやめるべき 103
      アジアの中の中韓の特殊性が見えた事件 104
      「ウソも通ればめっけ物」の世界 106
      国を捨てた「独立運動家」を英雄とあがめる 108
      中韓と北の「悪」はとどまるところを知らない 109
      日本軍と戦わない屈折が反日に 111
      中共軍は日本軍と戦わず延安に敗走しただけ 112
      韓国国民に知られたら困ることばかり 114
      北朝鮮のバッファしゾーンの価値がゼロ以下に 115
      朝鮮半島を再びバッファしゾーンにする 117
      棚ぼた式独立国家の劣等感 119
      韓国の民族主義史観が外国によって打ち砕かれた 121
      最後は中国が助けてくれると思い込んでいる国 122
第4章東アジア贖罪意識から目を覚ませ
      反省しない非道徳な中国 127
      孔子のような聖人では執政できない国 129
      すでに道徳を失った人たち 130
      殴られても聡るキョンシーと化した左派リベラル 132
      国家総動員体制化の中国に警戒すべき 134
      漁船衝突事件が平和の幻想を砕いた 137
      中華文明は一度滅んでいた 138
      中華にひれ伏さなかったモンゴル人 139
      独裁国家群のツナミをはね返せ 141
      東アジアの平和は終わった 144
      「助け、裏切り、恨まず」の中朝関係は終ったのか 146
      若き指導者の空騒ぎと派閥闘争 148
      張成沢一派粛清事件の波紋 150
      中国の北朝鮮離れ? 151
      もうアジア主義者の反発するネタは消えた 153
      退行しダークサイドに落ちる韓国 155
      格差の拡大と左翼の台頭 158
      韓国の初な左翼たち 160
      東アジアを見るコツ 163
第5章鋭い直観で東アジアを見よ
      唯名論と実念論の国がある 167
      中韓首脳会談は「日本外し」でなく「北朝鮮外し」 169
      マスコミはなぜ「日本外し」でバカ騒ぎするのか 172
      中韓では領土だと思ったモノが領土 174
      中国の威を借りて日本を徹底侮辱する韓国 176
      水戸黄門はいつから在日韓国人が作っているのか 178
      中韓の下町のおばちゃんは日本が大好き 180
      生理的嫌悪を隠す市民派たち 183
      韓流ドラマが国民の嫌悪感を潜在化した 184
      マルクスの荒唐無稽な学説を信じた人たち 187
      「李朝はまるで平安の藤原時代のようだ」 190
      儒教は韓国の恥辱そのもの 191
      李朝には荘園台帳の一冊もなかった 193
      長年の朝鮮研究から得た直観 195

 あとがき 198




執筆中