日本「命がけ」の追加量的緩和…韓国経済打撃は避けられない


「日本政策担当者、米国の利上げ前の最後のチャンスであるという認識」 

円相場、ドル=130円に行くかも…ウォン円為替レート、年末900ウォンの見通し 

韓国経済、輸出競争力の弱体化など打撃…政策当局も「負担」 


日本銀行(BOJ)が31日、市場の予想を超える大規模な追加量的緩和政策を発表した。対米ドル円相場は110円を超え、ドル対比ウォン為替レートも13.05ウォンも急騰するなど市場が大きく揺れた。 

専門家は、円相場がドル当り120~130円まで行く可能性もあり、100円当たりのウォンの為替レートは年末に900ウォン台まで落ちるものと見ている。この日の午後3時基準では963.57ウォンだ。円安は当然、輸出など私たちの経済に打撃を与えかねない。日本企業がこれまでに、円安にもかかわらず輸出単価を引き下げないため、収益だけ増えたが、今は輸出単価の引き下げによる市場シェアの拡大に乗り出しかねないという見通しも出ている。 

「日本は今回が最後のチャンス、米国の金利引き上げとなると追従せざるを得ない」 

日本は第2四半期のGDP(国内総生産)成長率が前期比6.8%(年率ベース)減少し、付加的な景気刺激策を準備していた。景気が良くない上、構造改革などアベノミクスの成果はまだ遅々として進まないためだ。 

消費者物価上昇率は、消費税率引き上げの効果を除けば、まだ1%水準である。 BOJは昨年4月、デフレ脱出のための「2年以内にもとの物価上昇率2%達成」という目標を持って無制限の量的緩和に突入した。しかし、期限が6ヶ月も残っていない時点で、もとの物価上昇率が目標値の半分の水準にとどまり、追加量的緩和の必要性が浮き彫りにされたものである。 BOJはこの日、大規模な追加量的緩和の背景の一つとして指摘したのも、国際原油価格の下落などにより、物価下落圧力が大きくなったということだった。 

ユン・ドクリョン対外経済政策研究院(KIEP)研究委員は「日本政策担当者たちに会ってみると、「目的の結果が出るまで量的緩和をしなければならない」という具合に死活をかけてやらなければならないコンセンサスがある」と雰囲気を伝えた。ユン委員は「米国が金利を引き上げ始めると、日本でも投資資金の流出を恐れて、逆に戻るのは難しい」とし「米国が金利を上げる前に、早く勝負をかけなければならないという考えのようだ」と評価した。 

ドル円為替レート120~130円行くかも…ウォン円為替レートは年末900ウォン台まで落ちそうだ 

この日の円相場は110円を突破した。午後3時20分現在、ドル=110.87円で前日のニューヨーク市場終値比1.65円上昇した。アジア各国の通貨の為替レートも、このような円相場の上昇に合わせて急騰を見せた。ドルに比べ、ウォン相場は前日より13.05ウォンも急騰した1068.5ウォンで取引を終えた。今年ウォン円為替レートは去る9月、950ウォン台に落ちたが、米ドル高で再び1000ウォン水準に上がった後、現在は960ウォン台まで再び低下した。 

ユン・ドクリョン委員は「日本は景気が回復するまで量的緩和をするという立場であるだけに、円の為替レートがドル当り120~130円を超えることもある」と展望した。ハン・サンワン現代経済研究院本部長は、「ドルに対する円相場が、円安に行く目的はまだ強気の状態」とし「このような不均衡を見ればウォン円為替レートは、今年末900ウォン近くまで下がるだろう」と述べた。ハン本部長は、「来年には円ドル為替レートが110~115円まで行くだろうし、ウォンは1000~1040ウォンで動くものと見ている」とし「こうなれば、来年にはウォン円為替レートは、800ウォン台付近に行くこともある」と展望した。ドル比で円相場は安に向かってウォンは高に行くだろうという見通しである。 

韓国経済、輸出競争力など、打撃は避けられない…政策当局も「負担」 

日本の追加量的緩和は、私たちの経済に打撃を与えかねない。すぐに日本と競合する韓国の輸出製品の価格競争力が落ちることになる。ベ・ミングンLG経済研究院責任研究員は、「これまで円の価値が落ちても、日本企業各社は、輸出単価を引き下げず、収益性を高める戦略に行ったが,円相場が1ドル=110円を超えれば、今回は単価を引き下げて市場占有率を高めかねない」とし、「日本企業の選択に応じて、そのような影響が来ることがあり、これにより、我が国の企業は、圧迫を受けるだろう」と述べた。 

ハン・サンワン本部長は、「米国の景気が回復しているというが、これに対する受益よりも円安による被害がより大きくなるだろう」とし「米国経済が良いのは、シェールガスへの投資などの影響が大きいが、これは私たちの輸出に大きな影響を与えないだろうし、むしろ円安で韓国の輸出が打撃受けるの規模の方が大きくなるだろう」と説明した。 

政府と韓国銀行も日本の追加量的緩和に負担を感じるしかない。特に、今年第3四半期の輸出は前期比2.6%減少した。純輸出の成長寄与度は第1四半期の1.2%、第2四半期の0.4%から第3四半期の-1.0%に大幅に低下した。政府としては、輸出中小企業のための為替ヘッジサポートなどミクロ的な対策以外にこれといったことがない。韓銀としては今年に入って8月と10月二回の基準金利を引き下げた状態でも、私たちの経済の回復傾向が遅々として進まなければ、再び金利を引き下げなければならない雰囲気が拡散する恐れがある。


ChosunBiz
http://goo.gl/Y8WoFk
日銀追加緩和は、輸出依存型の韓国経済にとって致命的なダメージとなるであろう。
韓国経済とはGDPの約7割をサムソン・現代自動車など十大財閥企業が占めており、なかでもサムスンはその2割に達する。

そのサムソンと、現代自動車が揺れている。

現代自動車は、韓国を代表する自動車メーカーで、自動車生産台数はホンダよりも多くなっており、急激な生産台数増加には成功している。現代自動車のブランドロゴは、ホンダによく似ているうえに、韓国企業のマーケティングは日本企業の成りすましで成長してきた。

だがこのところ、ストライキの頻発や雨漏りによるリコールなどの問題が噴出している。にもかかわらず、1兆円という法外な資金で本社ビル建設を創業者一族が独断で決めてしまい、これでは今後会社の存続を危ぶまれてもおかしくはない。

現代自動車の取締役会、1兆円の土地購入を価格知らずに承認
【WSJ】2014 年 10 月 13 日 14:54 JST 更新


現代自動車の取締役会が9月、ソウル市内での土地購入計画について話し合うために招集された際、5人の社外取締役は詳細な情報を求めた。

ある社外取締役は「本当にこの土地が必要なのか。現代はなぜ価格の高い江南区で土地を買おうとしているのか」とし、「ほかに選択肢はないのか」と尋ねた。

社内取締役たちは、約30の関連企業を一つ屋根の下に集めて効率化を図る必要があると答えた。現代は、ブランドイメージを高めるためにこの新しい場所で自動車テーマパークを造るのだ、と説明した。

彼らが言わなかったことが一つある。土地の値段だ。

評価額の3倍の100億ドル(1兆0700億円)という価格が明らかになったのは、9人の取締役会が全会一致で購入を承認したあとだった。この数字は契約が行われたあとに公表された。

会議に出席したある社外取締役は「取締役たちは社外取締役に承認させようと必死だった。現代にとってこの土地は単なる投資ではなく、同社が失うわけにはいかないものだった」、「価格は問題ではなかった」と話した。

「チェボル」と呼ばれる韓国の財閥が企業の意思決定方式を変えようとしている物言う投資家の怒りを買うことは珍しいことではない。

投資家は以前から、一般に創業者一族が企業グループ間の株式持ち合いで支配している多くの財閥における透明性と外部監視の欠如に不満を抱いている。財閥のトップらは通常、資本投下など企業の主要な決定において権力を振るう。                                                                                                           
 現代自動車の株価の推移
http://si.wsj.net/public/resources/images/AM-BF663_SKCHAE_D_20141012135105.jpg 現代の土地購入が発表されたあと、これを無駄遣いと判断した投資家たちは同社株を投げ売りした。現代とその傘下企業である起亜自動車と現代モービスの株価は、発表後の数日間にいずれも10%以上急落した。この下落で3社合わせた時価総額は、この土地の値段以上に縮小した。

漢城大学の教授で、企業統治改善を求めるグループ「経済改革に向けた団結」のエグゼクティブディレクター、キム・サンジョ氏は「これは韓国の弱い企業統治と社外取締役のいい加減な監視の典型的な例だ」と話した。上記3社の少数株主(株式数は非公開)である同グループは、取締役会の議事録を入手した。

議事録によると、鄭夢九会長はこの会議には出席していなかった。社外取締役によれば、同会長は数年前から個人的にこの土地購入計画を推していたが、これを取締役会の議題にしたことはなかった。

キム氏は「取締役会はわずか30分間の話し合いでこのように重要な案件を承認した。これは会議が形式だけのものであることを意味している」と語った。

現代は同社の意思決定プロセスや鄭夢九会長の行動についてのコメントを拒否した。会長自身のコメントも得られていない。

キム氏は、こうしたことは韓国財閥で典型的に見られるものだとしている。

通常、学者や弁護士、元政府当局者がなる社外取締役は、創業一族や企業幹部らで構成する委員会によって選任されることから、企業オーナーの要求に沿った動きを取る傾向があるという。キム氏は、株主が社外取締役を評価し、株価下落につながる決定について彼らに責任を持たせるようなシステムを提案している。

アジア第4の規模の韓国経済においては財閥が重要な役割を果たしてきた。1950―53年の朝鮮戦争からの復興を急いだ政府は、産業拡大の青写真を描き、経済急成長に寄与した大企業を融資保証などの形で優遇した。

西江大学のナム・スンイル経済学教授は、同族経営企業の構造には、危機を乗り切るための難しい問題での迅速な意思決定やオーナーによる長期投資といったメリットがあると述べた。

しかし、観測筋は、弱い企業統治を背景に韓国は1997―98年のアジア金融危機で最も脆弱だったと指摘した。大宇グループやその他10社は97年から99年の間に破たんした。政府は98年に、取締役のほぼ半分を社外取締役とし、外部からの監視を強化するよう企業に命じた。

CLSAとアジア・コーポレート・ガバナンス協会が先ごろ行ったアジアの944社を対象にした企業統治に関する調査では、韓国企業のスコア低下が最も大きかった。これはグループ内取引の増加と貧弱な情報開示によるものだ。

現代やサムスン電子などの韓国企業は世界的に名前が知られているが、その株価収益率(PER)は他の国の同業企業に比べてはるかに低い。韓国証券取引所によると、韓国総合株価指数の昨年の倍率は10.9倍で、米国での17.4倍、日本の14.7倍、香港の15.8倍を下回った。

朴槿恵政権は財閥の影響力を抑制するため、その所有形態を簡素化する財閥に税制優遇措置を取っている。政府は今年7月、新たな株式持ち合いを禁じたが、既存の構造には対処していない。

ガバナンス向上センターの研究員チェ・イーバエ氏は「朴政権発足後の数カ月は、大統領は財閥に厳しい姿勢を取っているように見えたが大きな変化は見られない」とし、「率直に言って、これまでに財閥改革で成功した政権は記憶にない」と語った
サムスン電子が10月7日に発表した今年7~9月期の業績が、韓国社会に衝撃を与えている。

報道によると、営業利益は4兆1000億ウォンと、前年同期比で59.6%の大幅減、4~6月期と比較しても42.9%の減となった。四半期ベースで営業利益が5兆ウォンを下回るのは2011年10~12月期以来。売上高も前年同期比20.4%減の47兆ウォンだった。
連結営業利益が2四半期連続で減益になった。サムソン電子は二期連続赤字となり、主力のスマホ事業が安価な中国製スマホに圧倒され始めた構造的危機だ。2013年10~12月期に営業減益になったときは2年ぶりとはいえ、一時的なマイナスとの見方もあったが、今回の減益でサムスンの業績が下振れしていることは間違いない。

近年、韓国経済が躍進したと言われているが、実際はサムスン、現代自動車の業績であって、韓国経済全体が好調というわけではない、錯覚していただけだ。

 サムスン電子の業績がなければ韓国経済は昨年マイナス成長を記録していたといわれるほど、国の経済全体に占めるサムスン電子の影響力は大きい。

スマホ分野は、中国企業が「低価格スマホ」を武器にサムスンを激しく追い上げており、同時に薄利多売のマーケットとなりつつある。サムスンは営業利益の6~7割を稼ぎ出すといわれるスマホの「次」が見えておらず、豊富な資金力を活用しても、現時点で業績が再び急上昇することは考えられない。

【Newsweek Novembar4 2014】IS SAMSUNG LOSIG ITS EDGE?
驕れるサムスン久しからず?

[経済]「模倣」で手にした繁栄に浸り戦略も技術革新も後回しにする
ぬるま湯のツケが回つてきた

スマートフォンの「ギャラクシー」で知られるサムスン電子、そしてサムスングループは、好調が続いていた韓国経済を象徴する存在だ。いや、ある意味サムスンは韓国経済そのものと言っていいかもしれない。サムスングループの売上高は、韓国のGDPの約2割を占める。

韓国経済の屋台骨であり、スマホやタブレット市場で長らくアップルと双壁をなしてきたサムスンに対し、アナリストたちは2年ほど前から「警告」を繰り返してきた。中国企業との競争激化で、経営的に苦戦を強いられる、という見通しだ。

ただサムスンの経営は低調になったかと思うと盛り返す、というサイクルを繰り返してきた。このため、来るべき危機を叫ぶアナリストらは、時にまるで「オオカミ少年」のように見られてきた。

ところが、オオカミ少年はオオカミ少年ではなかった。彼らの「警告」がついに現実になったのだ。

サムスン電子は今月初め、今年第3四半期(7~9月)の収支報告の公表を前に、「投資家の混乱をなくすため」として異例の声明を発表。営業利益が前年同期比で60%近くも悪化する、という見込みを明らかにした。

ニュースは世界中の市場をあっという間に駆け巡り、7月から続く株価の低迷にさらに拍車を掛けた。

これまでサムスンといえば、アップルの・IPhoneと共に、ギャラクシーの新型機種発表が世界中の注目を集めてきた企業だった。それが今では、業績悪化がどこまで進むのかが最大の関心事になっている。

「マイナス60%」が明らかにされる2ヵ月前、あるアナリストがその衝撃を半ば予言していた。

サムスンが7月に開いた今年第2四半期の収支報告会で、香港の投資会社CLSAのアナリスト、マット・エバンスはサムスンの重役たちに、「あなたたちの商品ラインアップは、一般的に陳腐とい手印象を持たれている」と指摘した。

思いがけない言葉だ。最高のハイエンドとまでいかなくとも、サムスンのスマホは・iPhoneと並び最先端をいく製品。そのラインアップが「陳腐」と評された。画期的な新機能が盛り込まれるわけでもなく、いわば「行き着くところまで行き着いた」ギャラクシーと、相変わらすの高価格製品の販売の重点を置く手法に、将来を不安視する声だったのかもしれない。

「警告」を裏付ける業績

実際、第2四半期の営業成績は、エバンスの指摘を裏付けるものでしかなかった。営業利益は前年を25%近くも下回り、売り上げも市場の予想より2兆ウォン(約2000億円)低かった。その結果が9年ぶりとなる減収減益だ。

アナリストらはこの時、繰り返し新製品の特長や中国市場での価格戦略についての質問を浴びせた。特に中国市場での価格戦略は、サムスンが生き残るかどうかの試金石になっているからだ。

新製品や価格戦略に関する情報は企業にとって「機密」であり、発表前に詳しい内容を公表できないことはアナリストらも承知の上。それでも彼らが迫ったのは、経営陣へのいらたちや将来への不安ゆえだろう。ここ数年、中国企業との競争激化が指摘されてきたにもかかわらず、サムスンは迫りくる危機をあまりに軽視しているように見えた。

サムスン側は、今後も新商品を投人する計画があることや、競争力のある価格帯の製品を準備していることを強調した。しかし、それからわずか2ヵ月後に発表されたのが「マイナス60%」だった。

ITに詳しいジャーナリストのティムーホーンヤックは、出荷ほではサムスンの優位は続くとみている。それでも、「中国メーカーが手頃な価格のスマホでサムスンのシェアを奪う一方で、高機能製品では最新の・iPhoneが優位な状態にある。

サムスンが利益を失うのは驚きではない」と、指摘する。なぜ、サムスンは魅力的な新製品や画期的な経営戦略を公表できないのか。

アップルとの問で繰り広げられた訴訟合戦を見ても分かるとおり、「模倣文化」がその理由の1つだろう。ギャラクシーは、しょせんiPhoneのまねにすぎない。サムスンはこれまで、iPhoneやソニーのウォークマンのような、独創性があふれる製品を造るまでには至っていない。

それだけではない。サムスンが足元をぐらつかせているのは、模倣で手にした一時の成功体験に酔いしれ、過去と同じ手法にしがみついて次の一手を出さなかったからだ。そしてサムスンがふらつく姿は、韓国経済そのものに重なる。

スマホが経済の屋台骨

00年代初め、IT産業の勃興とともに韓国経済は躍進を始めた。半導体事業で時の企業となっていたサムスン電子は、携帯電話事業を拡大。サムスンを筆頭とする韓国IT企業のブランドカは一気に高まり、韓国製品は世界市場を席巻した。リーマンーショックによる景気悪化が世界中に広がった08年以降も、韓国経済は好調な状態を保ってきた。

しかし、その実態は必ずしも健全と言えない。1つのグループ企業の売上高が世界14位の国のGDPの2割を占め、さらにそのグループ企業の屋台骨がスマホだけ、という状況はやはりいびつだ。

成功体験にあぐらをかいた多くの財閥企業は、新たな投資に資金を回さずその利益を内部留保として「貯金箱」の中にしまい込んできた、97年のアジア通貨危機の経験で、投資よりも「保身」への関心が高まったからだ。

巨額の内部留保が膨れ上がる一方で、設備投資を怠れば新しい雇用は生まれない。そのせいで、韓国経済は見た目の好調さとは裏腹に、実質的には10%以上ともいわれる高い失業率にあえいでいる。

サムスンがそう評されてしまったように、韓国経済もまた、新たな投資や戦略を欠くまま、過去の成功体験を繰り返している。いわば、ぬるま湯に入ったまま過去の貯金を使って暮らすようなもの。ぬるま湯がいつか冷え切り、寒風にさらされる日が来るのは明らかだ。

韓国経済に詳しいアジア経済研究所の奥田聡客貝研究員は、こう指摘する。「リーマンーショック後に韓国経済が世界に先駆けて景気回復したことが韓国に一種の高揚感をもたらした」。しかし、「今からすれば、設備拡充や雇用増加を伴わなかった業績回復は持続力に乏しく、あの高揚感は根拠に乏しかったと言わざるを得ない」。

その姿は、バブルに踊った20年以上前の日本経済にもどこか似ている。それを危惧したのか、韓国の崔炅煥経済副首相は今年7月、国会でこう発言した。「日本の「失われた20年」の時に見られた現象が、韓国でも見られてきた」

サムスンが今後も投資家を失望させ続ければ、韓国経済はサムスン発の「失われた20年」に突入するかもしれない。

飼川祐輔(本誌記者)
韓国経済の現状は元々あまりうまくいっていない。そのことが誰の目にも明らかになったのは、世界経済フォーフム(WEF)が9月に発表した世界競争カランキングだった。
韓国の順位は昨年、12年の19位から25位に落ちていたが、今回はさらに後退して26位。辛うじて中国(28位)は上回ったものの、シンガポール(2位)や日本(6位)、香港(7位)、台湾(14位)といったアジア経済の優等生には大きく引き離されている。

深刻な問題は、 韓国にとって最大の輸出相手国である中国経済の成長が鈍化しつつあることで、韓国の対中輸出も5月以降は減少し 、輸出市場が縮小している。最大の貿易相手国である中国との関係は、その典型といえる。 中国向けに原材料などを輸出していた韓国企業は直接的に中国経済の鈍化の影響を被っている。
韓国は32ヵ月連続で貿易黒字を記録してきたが、現在は対中貿易で輸入額が輸出額を上回り貿易赤字だ。 
 
サムソンや現代自動車に限らず、韓国を支える「3大産業」携帯電話、造船、自動車において、「売上高の伸び」と「営業利益率」が大幅に下振れしている。

また、14年上半期における造船業の売上高は前年同期比0.9%減になった。売上高の減少とともに営業利益率も年々低下しており、14年上半期はついに-3.6%と営業赤字に転落した。現代重工業グループやサムスン重工業も営業赤字になった。                 
韓国企業は今、中国の製造業者の挑戦に直向している。石油化学製品やITの分野で中国企業が競争力を高めた結果、韓国勢の市場占有率は下がっている。
中韓自由貿易協定が予定どおり年内に妥結すれば、中短期的にはある程度のプラスを見込めるだろう。しかし、それも永遠には続かない。  
            
輸出企業の長期的展望を大幅に改善するためには慎重な規制緩和が必要だが、セウォル号沈没事故を受けて、官民の癒着を排除することに追われしまい、結果として規制緩和が遅れている。
[ソウル 6日 ロイター] - 韓国の朴槿恵大統領は6日、円安は輸出企業の収益を圧迫する恐れがあるとの認識を示した。政策を担当する側近らとの協議での発言を大統領府が発表した。

大統領が為替相場に言及するのは異例。

大統領は「(世界的に不透明感が強まっているため)株式市場を含む国内の資本市場ではボラティリティが高まっており、輸出企業の利益が円安のために悪化する恐れがある」と述べた。

目先の利益しか考えられない韓国にとって、次の成長分野などいまのところ見当たらない。このタイミングでの日銀追加緩和、それに伴う円安ドル高は、日本企業と競合する分野が多い韓国輸出企業が総崩れとなり韓国経済にとどめを刺すであろう。
もう一つ韓国の息の根を止めるのが10月29日、麻生太郎財務相が衆議院財務金融委員会で、来年2月に期限を迎える日韓の通貨スワップの延長について、「韓国から申し出がないと継続する意味がない。申し出があればその段階で検討する」と語ったことだろう。
[東京 29日 ロイター] - 麻生太郎財務相は29日午前の衆議院財務金融委員会で、来年2月に期限を迎える日韓通貨スワップの延長について、「韓国から申し出がないと継続する意味がない。申し出があればその段階で検討する」と語った。

山田賢司委員(自民)の質問に答えた。

日韓の通貨スワップの資金枠は現在100億ドルとなっている。

(石田仁志)

これで、韓国が裏から延長を懇願しても、延長が決まったら、日本側が頼んだと自国民に言い訳することが出来なくなる。もし通貨スワップの延長が仮にあった場合、韓国政府が「申し出」たことになる。 麻生太郎も策士である。これで韓国が沈めば麻生太郎の2度目の総理の目があるかもしれない。
南スーダンに展開するPKO(国連平和維持活動)で陸上自衛隊が、超法規的に窮状の韓国軍に対し銃弾1万発を提供し、後に韓国軍が返却した件で、韓国政府は国内世論に配慮して謝意を表明しないところか、当初は日本に弾薬提供を要請した事実すら認めていなかった。恩を仇で返す国である。いつまでも甘い顔はできない。近い将来韓国経済が緊急事態があった場合、日本は資金を供給しない。
安倍政権になり、韓国に対し助けない、教えない、関わらない」悲韓三原則が守られていると思う。韓国は同盟国米国の同盟国であるが、もはや日本は同盟国として韓国を扱わないようになりだした。何か経済的危機があったら日本が韓国を助けてもらえると甘えている韓国政府および韓国国民には、ここまで日本国民を怒らせればどうなるか、後々取り返しがつかないことをしたと、「恨」を感じていただきたいと思うばかりです。