イスラム国、「日本にとって悪夢の始まり」 後藤さん殺害動画
【AFP】2015年02月01日 08:56 発信地:ベイルート/レバノン
【2月1日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は日本時間1日早朝、拘束していたジャーナリストの後藤健二(Kenji Goto)さんを殺害したとする動画をインターネットに公開した。
この動画では、イスラム国が殺害を予告していたヨルダン軍戦闘機パイロットについては言及されていない。
動画には、山を背景にオレンジ色の服を着てひざまずいた後藤さんと、その横にナイフを持って立つ覆面をした黒ずくめの男が映っていた。男は日本政府を非難して後藤さんを殺害すると話した。
男は英国風の英語を話しており、イスラム国がこれまでに公開していた人質殺害動画に登場した戦闘員と同一人物だとみられる。
後藤さんが着ていたオレンジ色の服は、キューバのグアンタナモ湾(Guantanamo Bay)にある米軍基地施設の収容者が着せられているものと似ている。過去の同様の動画でも殺害された人質たちは同じような服を着ていた。
黒ずくめの男は安倍晋三(Shinzo Abe)首相を名指しして、後藤さんの死は日本政府の「向こう見ずな決断」の結果であり、「日本にとって悪夢の始まり」になると述べた。
この短時間の動画は、切断された頭部が載せられたオレンジ色の服を着た遺体の画像で終わる。
米国家安全保障会議(National Security Council、NSC)のバーナデット・ミーハン(Bernadette Meehan)報道官は、米政府は人質の殺害を強く非難するとともに、動画の信ぴょう性の確認を進めていると述べた。(c)AFP/Sara HUSSEIN
後藤さん殺害とみられる動画投稿、安倍首相「テロに屈しない」
【ロイター】2015年 02月 1日 10:08 JST
[東京 1日 ロイター] - 過激派組織「イスラム国」が日本人ジャーナリスト、後藤健二さん(47)を拘束していた事件で、犯行グループが1日午前5時過ぎ、後藤さんを殺害したとみられる動画をインターネット上に投稿した。
安倍晋三首相は午前6時40分から記者団に対し「非道、卑劣極まりないテロ行為に強い憤りを覚える」と述べた。中谷元防衛相によると、警視庁は映像の男性が後藤さん本人である信ぴょう性が高いと判断している。
自民、公明両党は同日午前、与党対策本部の会合を開き、在留邦人の保護と国内のテロ対策を徹底するよう政府に求める方針を取りまとめた。
安倍首相は「ご家族のご心痛を思うと言葉もない。政府として全力で対応してきたが、まことに痛恨の極みだ」と述べた。その上で「非道、卑劣極まりないテロ行為に強い怒りを覚える。テロリストたちを決して許さない。その罪を償わさせるため国際社会と連携していく」との方針を示した。
さらに「日本がテロに屈することは決してない。食糧支援、医療支援といった人道支援をさらに拡充する」と明言。「テロと戦う国際社会において、日本としての責任を毅然として果たしていく」との決意を示した。
また、今後とも国内外の日本人の安全に万全を期していく考えを示した。
菅義偉官房長官は同日午前6時、臨時に会見し、イスラム国に拘束されている後藤健二さんが殺害されたとみられる画像がインターネット上に投稿されたことに対し、卑劣なテロ行為であり、断固として非難すると述べた。
そのうえで「直ちに内閣危機管理監、国家安全保障局長に対し、関係省庁と連携して情報収集を始め、しっかり対応にあたるよう指示した。関係閣僚会議も速やかに開催する」と述べた。
同日午前7時過ぎから同会議が開催され、終了後に中谷防衛相は、警視庁外事課から、投稿された映像の男性が後藤健二さん本人である信ぴょう性が高いとの報告を受けたことを明らかにした。
投稿された動画では、安倍首相に対し「勝ち目のない戦争に参加するという日本の決定のせいで、このナイフは後藤健二を殺害するだけでなく、さらなる日本人の殺りくを引き起こすことになる」とのメッセージを盛り込んだ。
中谷防衛相は「このようなメッセージが出た以上、海外含めすべての日本人の安全に対応しなければならない」との認識を示した。
共同通信によると、与党の対策本部では、在外邦人の安全確認と国内のテロ対策徹底の必要性が議論され、政府にその徹底を要請することになった。公明党の井上義久幹事長は「テロ対策をしっかり取らなければならない」と語った。
岸田文雄外相は、記者団に対し、全在外公館に対し、在留邦人の安全に万全を期すよう指示する方針を明らかにした。
一方、オバマ米大統領は31日(米東部時間)、イスラム国による後藤さんの「凶悪な殺害」を非難した。そのうえで米国はイスラム国撲滅に向けた行動を継続するとの方針を示した。ホワイトハウスが大統領の声明を公表した。
大統領は「米国はイスラム国による後藤さんの凶悪な殺害を非難する。米国は、同盟国やパートナーとともに、イスラム国を弱体化させ、最終的には撲滅すべく、引き続き断固とした措置をとる」と強調した。
日本はテロに屈しない!
今回、後藤健二氏まで犠牲となってしまったのが残念でならない。覚悟はしていたが最悪の結末だった。
奥さんと、二人のお子さん次女三女、前々妻との間に生まれた長女その他関係者の皆様には非常に残念な結果となってしまったが、後藤氏は最後まで立派であったと、我々日本人の記憶に残った。
今回の日本政府の対応は間違っていなかった。非難すべきはテロしストであり、朝日新聞のようにまるで死刑囚を開放ししなかったヨルダン政府の対応を非難するようなことは、まともな日本人はけっしてしない。ヨルダン政府もきっと懸命に交渉したはずだ。私は、一日本市民として、ヨルダン政府には感謝を伝えたい、そして朝日新聞と言う日本の一部馬鹿新聞が不適切な表現を使ったことを日本人として恥じ、朝日新聞に代わって謝りたい。日本人とヨルダンとの信頼関係はきっとこれからも変わらないことを伝えたい。
共産党:政権批判に委員長叱責、池内議員「不適切で削除」
【毎日新聞】2015年01月26日 19時34分
◇イスラム国拘束で政権対応をツイッターで批判…共産党の志位委員長のまとも過ぎる対応に爽快な感じがした。
共産党の志位和夫委員長は26日の記者会見で、同党議員が「イスラム国」によるとみられる日本人人質事件の政権対応をツイッターで批判したことについて「政府が全力を挙げて取り組んでいる最中にああいう発信をするのは不適切だ」との見解を示した。
同党の池内沙織衆院議員(比例東京ブロック)がツイッター上で25日に「国の内外で命を軽んじ続ける安倍政権」などとつぶやいたが、志位氏の発言を受けて削除し「不適切と考え削除した。お詫(わ)びします」と謝罪した。
野党各党は政府の対応を見守る姿勢だが、生活の党の小沢一郎代表が25日放送のNHK番組で「安倍さんがあっち(中東)まで行き宣戦布告とも言えるような話をした。日本も敵と捉えられてもしょうがない」と批判している。【田所柳子】
後藤氏は「何があっても僕の責任だ」とビデオに残して行った。政府もきっと頑張っていたと思う。政府は昼夜を問わずに通常国会が始まったばかりにもかかわらず、懸命に対応していたと思う。今、政府を責めても後藤氏は生きて戻っては来ない。
共産党池内参議院議員や、民主党徳永エリ参院議員、元官房副長官補の柳澤協二氏、そして売国奴の山本太郎参議院議員、小沢一郎衆議院議員が、自分達の発言がテロリストに利することを知ってか知らずか意図的か安倍政権を批判するコメントをした。日本人2人をなんとか解放したかった。だが、身代金を支払えば、次のテロの資金を与え新たな犠牲者を生むことにつながる。安倍首相の難民問題を抱える中東諸国の支援表明を批判する人は、テロリストの「恐怖感を与え、人を操ろう」という狙いにはまってしまった愚かな人間なのだ!
責められるべきはテロリストたちだ。今、後藤氏が死亡したことを利用して安倍政権を非難することは、テロリストに迎合する行為だ。それは死んだ後藤氏が一番いやがる行為のはずだ。
今回の事件で思ったのだが、日本のバカッター達いや無意識の結果愛国者達の クソコラ攻撃がテロリストには堪えたようだった。
日本人は敬虔なイスラム教徒とテロリストを区別して攻撃したことが素晴らしかった。フランスの風刺新聞シャルレがイスラム教徒やアッラーやモハメッドを題材になんとも下品で、笑えない漫画であったのに対し日本のクソコラは、最初から一定の線引きを秩序正しく行われていた!バカッターといえども日本人であり、誇らしい感じがした。

テロリストが一番嫌がるのは、テロリストとイスラム教徒に明確な境界線が引かれることだろう。敬虔なイスラム教徒はISISに嫌悪感を抱き始めている。
アメリカNYでも同時多発テロの直後、イスラム教徒すべてがテロリストであるといった風潮が米国内にあったようだが、今の日本ではそんなバカはほとんどいない。
日本は自由な信仰と宗教が憲法で守られている国でり、国民も関わらない限り、他宗教には寛容だ。日本人はテロリストと敬虔なイスラム教徒の方々が全く別であることをしっかりと理解している、今後日本ではイスラム教徒が謂れなき迫害を受けることはないことを示し、テロリストと敬虔なイスラム教徒の分離をするであろう。
テロリストの行動は「恐怖させる」ことを目的としている。テロリストの行動原理は、自分をかまってほしい、為に相手を攻撃し、要は自分を認めてほしいだけだ。
相手にする必要はない。日本人は敬虔なイスラム教徒と連帯することで、テロリストを追い詰めるであろう。
日本にとって悪夢の始まりとの一方的な声明がなされた!日本人を対象にした新たなテロ事件、日本人に対する殺害を警告するメッセージも含まれており、テロリストの入国阻止、水際作戦をしっかり行う必要がある。
安倍政権は昨年7月、集団的自衛権の行使を可能性にする憲法解釈の変更を閣議決定した。①日本の存立が脅かされ、国民の生命、自由と幸福の追求権が根底から覆される明白な危険がある、②日本の存立を全うし、国民を守るために他に適当な手段がない、③必要最小限の実力行使にとどまる──の3条件を満たせば武力行使をできるとした。
政府はこの閣議決定にもとづき、実際に自衛隊が動けるよう新しい安保法案を作成中。1月末に始まる通常国会に提出する予定にしている。次、日本人に危害が加えられた時、自衛隊の特殊部隊を派遣することも視野に入れるべきではないだろうか!
後藤健二さんのご冥福を祈る。
「夫を誇りに思う」 妻が英支援団体通じ声明 【産経】2015.2.2 00:48
後藤健二さんの妻は1日、英国のジャーナリスト支援団体を通じて声明を出した。内容は以下の通り
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健二が死亡したとの知らせを受け、私と家族は打ちのめされています。彼は私の愛する夫であり、かわいい2人の子供の父親だっただけではなく、親や兄弟がいて、世界中には多くの友人がいました。
大きな喪失感を覚える一方で、私はイラクやソマリア、シリアのような紛争地域で人々の苦境を伝え続けた夫を誇りに思っています。彼は戦争の悲惨さを伝えるため、とくに子供たちの目を通して市井の人々に与える影響に光をあてることに情熱を傾けました。
この非常に厳しい数カ月に、私や家族を支援してくださった方々に感謝を申し上げます。
いまは家族にとってとても苦しい時であることはおわかりいただけると思います。メディアの皆様には私たちのプライバシーを尊重し、夫の死を受け入れられるまでの時間を与えて下さるようお願い致します。

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