

初の国産ジェット旅客機MRJが大空に羽ばたいた。YS11が50年前に離陸して、半世紀、生産が終了して40年・・・・その間の空白は長かった・・・
日本のモノづくりはすべての分野で世界を凌駕してきたのが伝統である。日本が本気で旅客機を製造したならば、世界を席巻する日本車のように航空機の世界市場においても台風の目となるのは間違いないだろう。 国産ジェット旅客機の開発計画はこれまで幾度となく挫折と再起を繰り返し、ここに実を結んだのだが、納入時期は予定は何度も延期された。現在当初より4年も遅れている。いい加減な仕事ではない証拠だと私は理解している。安全より納入スケジュールが優先されれば、最近騒動のマンション基礎工事偽装問題と同じになってしまうので、4年の遅延は安全の為にやむを得ない措置だと思う。
MRJの量産化は、わが国モノ作り産業の悲願だ。日本が誇る中小企業一社一社の部品が三菱飛行機に結集した「ものづくり日本」の力を示したものだ。
国産ジェット旅客機の部品およそ100万個の一つ一つには池井戸潤の下町ロケットのようなドラマがおそらくあっただろう。そう思うと胸が熱くなる。
MRJには、座席数が76席と88席の2つのタイプがあって、このうち主力となる88席の機体のカタログ価格は4730万ドル(日本円にして57億円余り)となっている。
ライバルはブラジルのエンブラエルE-JetカナダのボンバルディアCRJ-700、ロシアのスーホイSSJ-100である。(中国もARJ-21を2008年初飛行したしたようだが未だ6機生産しただけ)国内の地方都市や日本と東南アジア諸国を結ぶ短中距離路線での利用を想定している。燃費性能が従来型に比べて2割ほど向上し、CO2の排出も大きく低減させたという。
三菱航空機がMRJで参入を目指す小型の旅客機「リージョナルジェット」は、大都市と地方を結ぶ路線での利用が想定され、今後20年で5千機以上の新規需要が見込まれている。燃費のよさなどを武器に、三菱はマーケットの半分を受注したいと考え最終的には2000~3500機を量産する目標だ。
すでにMRJには内外で400機超の注文が寄せられているが日米を除くと欧州や新興国にはまだ食い込んでいない。リージョナルジェット市場で確固たる地位を築くのは間違いないと思う。
だが・・・・間違いなく性能はNo1だと思うが、他のメードインジャパン製品と同じく欧州や新興国のマーケットを獲得できるかどうかがMRJが成功するか否の鍵になると思う。
ところで・・・延期になっているATDXの初飛行はいったいいつになるのだろう?

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