現実味帯びてきたトランプ氏の大逆転、3つの必勝シナリオ 泥仕合の大統領選 【ZAKZAK】2016.11.06
米メディアはこれまで、クリントン氏優勢との見方が大半だった。しかし、投票が近づいた10月下旬、クリントン氏の私用メール問題について米連邦捜査局(FBI)が捜査再開を明らかにしたことで、風向きが変わった。世論調査によっては、トランプ氏がリードする結果もあり、予断を許さない情勢になったのだ。
トランプ氏が大統領選で当選するとしたら、どんなケースが考えられるのか。米国政治に詳しい福井県立大の島田洋一教授が想定するのは、(1)連邦最高裁判事の人事問題をアピールして、トランプ氏から離れた保守派の支持を取り込む(2)私用メール問題でクリントン氏が窮地に陥る(3)あってはならないが、イスラム系移民によるテロが起きた場合-の3つだ。
■(1)最高裁人事
まず最高裁をめぐっては現在、リベラル派4人、保守派4人の判事で構成されている。本来は9人だが、保守派の判事が今年2月に急死。オバマ政権と共和党との軋轢(あつれき)で空席のままとなっているのだ。
最高裁判事は終身制のため、仮に50歳前後の新判事が選ばれた場合、数十年にわたって務める可能性がある。島田氏は「クリントン氏が大統領になると、進歩派主導の最高裁になる。トランプ氏は『私が選ぶ判事と、クリントン氏が選ぶ判事のどちらに数十年やらせますか』と、もっとアピールするべきだろう」と語る。
現に共和党候補の指名争いで最後までトランプ氏と争ったテッド・クルーズ上院議員は9月、トランプ氏支持を表明した。その背景には、クリントン氏を勝たせれば、リベラルな連邦最高裁判事を任命するなど、オバマ路線が継承されることになると判断したというのだ。
■(2)メール問題
メール問題では、クリントン氏のメールの内容が今後明らかになるなかで「露骨に賄賂を要求しているような内容のものだったら刑事事件になる可能性がある」と島田氏。
■(3)移民テロ
さらに、テロに関しては、「あってはならないことだが、仮にシリアから入ってきた難民などからテロを実行する人間が出てきたら、『クリントン氏はこういうリスクのある人を入れようとしている』ということで、数ポイントは(トランプ氏支持に)動くのではないか」とみる。
現実的な情勢としては、クリントン氏がやや有利といい、島田氏は「米国の選挙のプロは激戦区のペンシルベニア、オハイオ、フロリダの3つの州が大事だとみている。トランプ氏はこの3つを全部取らないといけないし、取れば勝てる」と話す。
クリントン氏の問題に加え、トランプ氏のセクハラ疑惑も取り沙汰され、「泥仕合」となった大統領選。最後まで情勢は流動的のようだ。
投票間近 トランプ氏が差を縮めて選挙人200人の大台 CNNが獲得予想 【産経ニュース】2016.11.5 09:49
民主党寄りのCNNの調査でこれだと・・・トランプ逆転か?だが依然選挙人の数ではヒラリー有利なのだ。スイングステートの大票田であるオハイオ、ノースカロライナ、フロリダをすべてトランプが取ったとしても、ネバダかアリゾナを落とせばヒラリー大統領となってしまうので、トランプは依然厳しい。【ワシントン=加納宏幸】米CNNテレビは4日、米大統領選の大統領選挙人(計538、過半数270)獲得予想を更新し、先行する民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(69)と共和党のドナルド・トランプ氏(70)の差が縮まったと伝えた。クリントン氏が270人を割り、トランプ氏は200人の大台に乗せた。
CNNは各種世論調査に陣営への取材などを加味して予想を発表した。10月28日に連邦捜査局(FBI)がクリントン氏の私用メール問題で捜査の再開を公表する前の同月27日に発表された予想と比べると、クリントン氏は272人から268人に減らし、トランプ氏は179人から204人に増やした。これによって、両者の差は93人から64人に縮まった。
10月の予想でクリントン氏が優勢だったニューハンプシャー(4)は今回、新たに激戦州になった。また、激戦州だったオハイオ(18)、ユタ(6)、勝者総取り方式をとらないメーン第2選挙区(1)がトランプ氏優勢となり、クリントン氏側に有利な形で予想が動いた州はなかった。
激戦州はニューハンプシャーのほか大票田のフロリダ(29)、ノースカロライナ(15)、アリゾナ(11)、ネバダ(6)、勝者総取りではないネブラスカ第2選挙区(1)の計66人となっている。
クリントン氏はニューハンプシャーを押さえれば過半数に届くが、トランプ氏は全勝する必要がある。
第四コーナーを回った最後の直線でトランプが逆転しそうな勢いというよりヒラリーが失速しているのだから、最後写真判定となる可能性は高くなったような気がする。
トランプの大逆転の末に大統領となった場合、世界秩序は一時的に大混乱となるかもしれない。既にマーケットは先週トランプ大統領を想定し始めた!
政治経験のないトランプ氏では米経済政策の不確実性が増すとして米国株安を招き、東京市場に波及、短期的に日本株にマイナスの影響が出るだろう。為替もリスク回避で円高ドル安が急速に進行し、100円を突破し90円台前半まで円高が進むだろう。一方、クリントンが勝たとしても、円安ドル安政策を進めるとの見方もあり、結局為替市場では円高が進む可能性が高いだろう。
トランプ大統領となれば日米安全保障条約の破棄や日本の核武装容認まで示唆しており、戦後の世界秩序や東アジアのパワーバランスが、根本から変わる可能性がある。もし、トランプ大統領が誕生したならば日本は覚悟を決めて憲法改正とCSM
(Conventional Strike Missile)非核ミサイルを対中国抑止力として開発配備を検討するべきだろう。
トランプだろうとヒラリーだろうと日本は現実を受け入れるべきだが、どちらになっても史上最低で不人気な大統領が誕生するだけなので、どうでも良いのだが、ここにきて私もちょっとばかりこわいもの見たさも手伝って、トランプ大統領が見たくなってきた・・・
2016/11/6(日) 午後 11:51
2016/11/9(水) 午後 5:12
2016/11/10(木) 午後 11:53
2016/11/11(金) 午後 11:41
2016/11/12(土) 午前 11:44
トランプ大統領誕生に思う その5 米国は解体するか?トランプはクリントン財団の巨悪を暴くだろう 2016/11/9(水) 午後 5:12
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