戦術海底ネットワーク網(TUNA)
【DARPA】Mr. Shelby Sullivan

TUNA(Tactical Undersea Network Architectures)プログラムは、競合する環境で戦術的データネットワーク接続を一時的に復元するための新しい光ファイバベースの技術オプションと設計を開発し、実証することを目指しています。TUNAは現在、システム設計、小型光ファイバケーブルシステム、およびブイノードの3つの技術分野でコンセプトと技術開発を重視した初期段階にあります。

システム設計者は、軍事戦術データネットワークを迅速に展開可能な一時的海底ネットワークに統合する、新しいシステムアーキテクチャ設計を開発することを目指しています。小型光ファイバーケーブルシステムのパフォーマーは、少なくとも30日間海洋での展開と操作が可能な軽量で浮力のない無給電光ファイバー技術を開発しようとしています。ブイ・ノードのパフォーマーは、迅速に配置可能なブイ・ノード設計およびコンポーネント技術を開発することを任されている。

DARPAは、統合されたエンドツーエンドシステムを実装し、実験室環境、シミュレーション、および海洋でのデモでこのシステムをテストおよび評価する第2段階を計画しています。

DARPAは、戦術的なネットワークが利用できない場合の接続性を確保するために、一時的な水中の光ファイバー通信ネットワークを開発するプログラムの第1段階の開発を完了した。

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伝統的な戦術データリンクが利用できないときに一時的な通信ネットワークを可能にする海底光ファイババックボーンを備えたTUNAアーキテクチャを示すアーティストのコンセプト。
DARPAのTUNA(Tactical Undersea Network Architecture)プログラムは、初期段階を完了し、伝統的な戦術的ネットワークがオフラインでノックされたり、他の方法では利用できなくなった場合の接続を復元するためのコンセプトと技術の開発に成功しました。プログラムは次の段階に入り、海のシステムのプロトタイプのデモンストレーションが必要になります。

TUNAは、海底光ファイババックボーンを介して競合する環境で無線周波数(RF)戦術データネットワークを一時的に復元するための、新規の光ファイバベースの技術オプションと設計を開発し、実証することを目指しています。このコンセプトには、例えば、航空機や船舶から落とされたRFネットワークノードブイを、薄い水中光ファイバケーブルを介して接続することが含まれます。非常に細い直径の光ファイバケーブルは、主要な通信手段が復元されるまで、不可欠な接続性を提供するのに十分なほど長い、大まかな海洋環境で30日間持続するように設計されています。


DARPAのStrategic Technology Officeのプログラムマネージャー、ジョン・カンプ(John Kamp)は次のように述べています。「このプログラムのフェーズ1には、海底建築を行うために必要な独自のファイバーケーブルとブイコンポーネント技術のモデリング、シミュレーション、海洋テストが成功しました。「チームは、海洋の圧力、塩水、電流に耐えることができる強く、髪が薄く、浮遊している光ファイバーケーブルを設計することができ、また新規発電概念を開発することができました。

Tactical Undersea Network Architecture (TUNA) - Phase 1 Completed

海上で浮遊ブイノードに電力を供給することは、特定の課題を提示する。プログラムの第1段階では、ワシントン大学アプライド・フィジックス・ラボ(APL)が、波動から電気を発生させる自己展開(WEBS)という独自の概念を開発しました。WEBSシステムは、船舶または航空機から配備できるシリンダーに適合するように設計されています。

今や第2段階と最終段階に入ったこのプログラムは、総合的なエンドツーエンドシステムの設計と実装を進めるとともに、このシステムを実験室と海上でのデモンストレーションでテストして評価しています。TUNAコンセプトのテストケースとして、チームは米国と連合軍の航空機、船舶、陸上車両が使用する共通の戦術データネットワークであるLink 16を使用しています。

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さすが、アメリカ国防高等研究計画局 DARPAだ!

近年中国の航空宇宙戦略には米軍の衛星を先制攻撃し、米軍の耳目を塞ぐ戦術が練られている。それに対し、対衛星防衛も検討されているが、万が一通信網が遮断されたことを想定し、水中光ファイバーネットワークTUNA(Tactical Undersea Network Architectures)を緊急構築するというのだ。

中国は宇宙においては通信衛星の撃墜を検討し、AWACSや空中給油機の撃墜を目指す戦略を準備している。ある意味米軍は臨戦態勢を着々と整えていると思う。

中国は宇宙空間における自国の攻撃力を高めている
【Sputnik News】2015年10月22日 04:29 

米議会の諮問機関「米中経済安全保障調査委員会(USCC)」は、新たな報告書の中で、中国の宇宙空間探査プログラムの詳細を発表した。

ワシントン・ポスト紙に掲載されたUSCCの報告書によると、中国は米国の人工衛星を破壊したり、その活動を困難にする様々な種類の兵器を開発している。報告書の中では、次のように述べられている‐
「中国は、宇宙空間における自国の攻撃力を高めている。そこには、対衛星攻撃(ASAT)ミサイル、軌道対衛星システム、衛星を妨害するための地上設備、エネルギー兵器が含まれている。また中国は宇宙空間で、自国の核兵器を使用することもできる」。なお中国側は今のところ、USCCの報告書についてコメントしていない。

USCCの報告書によると、中国は低軌道および高軌道で人工衛星を破壊するためのミサイル2種類を開発している。うち一つはSC-19ミサイルで、同ミサイルは2007年1月に初めて発射され、中国の老朽化した気象衛星の破壊に成功した。なお宇宙空間には、この破壊された気象衛星の破片が約3000個も漂った。中国はその後、米国や一連の国々の激しい反応を恐れ、自国の対衛星プログラム開発に関する情報を秘密にした。

専門家たちによると、中国が開発している人工衛星は、敵の人工衛星に近づき、そのシステムをレーザー兵器で麻痺させ、破壊あるいはロボットを使って捕捉することができるという。
2008年、中国の商業衛星が国際宇宙ステーション(ISS)に接近した。なおこれについては事前に通知されていなかった。米国は、これは人工衛星を攻撃する可能性についてのテストだったとして、中国を非難した。
USCCは、中国人民解放軍は、対衛星兵器の使用を、核兵器の使用と同じくらい重要だと考えている、と主張している。報告書では、「中国人民解放軍は、米国の地球規模における機動的な活動にとって、衛星システムは極めて重要な意味を持っていると考えている」と指摘されている。

The real purpose behind China's mysterious J-20 combat jet
中国の謎の多いJ-20戦闘機の真の目的 【三十六時通信】/訳
【businessinsider】Alex Lockie Jan. 24, 2017, 12:42 PM 

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    China's Chengdu J-20. Times ASI via Flickr                                                                             F-35が日本に配備されたとき、アメリカ海兵隊は歯に衣着せず、「F-35Bの到着は日本防衛と太平洋の地域安全への貢献を具体的にあらわしている」と言った。

中国が南シナ海で人工島を建造し、そこにレーダー前哨基地やミサイルランチャーを配備するにつれて、アメリカ及びアメリカ同盟諸国と、中国との緊張関係は、年々着実に増加しつづけてきた。南シナ海は年間5兆ドルにも及ぶ貿易の輸送船が通過する需要な交通ルートである。

アメリカと中国が間接的に争っている一つの分野に、戦闘航空機がある。

2016年11月に、中国は成都J-20をデビューさせた。J-20は大きく、いくらかの部分でF-22ラプターと対照をなすステルスジェット戦闘機である。しかし、専門家によると、J-20は戦闘機ではなく、ドッグファイト用の機種でもなく、ステルスでもなく、まったくF-22やF-35の同類のものではないという。

オーストラリア戦略政策研究所の上級アナリストであるマルコム・ディビスによれば、J-20は「基本的にF-35とは違った種類の航空機である」という。

ディビスは、J-20の特徴として「高速で、航続距離が長く、(アメリカの第五世代機のような)ステルス機では全くなく、しかも(中国は)アメリカ第五世代機のようなステルス性能を明らかに重視していない」と評論している。ディビスによると、J-20は「戦闘機でなく、迎撃機であり攻撃機である」とし、J-20はアメリカの戦闘機と空対空戦で戦うことは求められていないという。

代わりに、「決定的に重要な意味を持つAWACSや空中給油機のような航空サポートシステムなら中国は攻撃可能であると認識しており、そのためアメリカのAWACSや空中給油機は任務を果たせないと考えている」とディビスは言う。「もしもアメリカの空中給油機を撤退させることができれば、F-35や他のプラットフォームは、攻撃目標に到達できないので十分な任務を果たせなくなる」
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Cpl。ブライアンバーデット/米国海兵隊
空中給油機による給油がなくては、F-35のようなアメリカ戦闘機の航続距離は大幅に限定されてしまう。

退役したアメリカ空軍のディビッド・デプチューラ元中将は、11月のディフェンス&エアロスペース・レポートで、J-20について同様の評価をしている。

「J-20は特にF-22とは事情が異なっており、その設計を見て分析すれば、J-20の低視認性は全周囲(オールアスペクト)ではなく、かなり顕著に前方からの低視認機であろうと思われる。J-20は、ドッグファイト用の機種ではない」デプチューラは言った。「しかし、率直に言うと、最大の懸念はJ-20が長距離兵器を搭載するように設計されていることだ」

ステルス性能とドッグファイト能力がないことで、代わりにJ-20は特定の比較的脆弱な目標用に焦点を合わせてある。非常にステルス能力の高い戦闘機を配備しているアメリカと違って、中国は全周囲でレーダーを避ける航空機をつくりだす経験を欠いている。
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Chinese Military Review
ステルス能力をJ-20にまとめようとする試みにおいて、中国は深刻な過失を犯した、とロッキード・マーチンの研究主幹は言った。

「多くの写真を見ると、J-20の設計者が低視認性設計の全ての概念を完全には理解していないことは明白だ」研究主幹は、低視認性もしくはステルスの設計に関して言った。

代わりに、長距離を飛び長距離ミサイルを使用して、F-35やF-22をサポートするような空中給油機やレーダー航空機を攻撃するときに、J-20の正面からの幾分のステルス性能は役にたつ。

「中国は、単にこれまで使用していたものの改良だけにとどまらず、新しい領域へと進む新時代に入ろうとしている」デプチューラは中国のJ-20のコンセプトについて言った。
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Screenshot via hindu judaic/YouTube
けれども、J-20はまだまだ本当の力を発揮するには時間のかかる、これからの航空機であろう。

2016年11月に、英国王立研究所の航空戦を専門とする研究員であるジャスティン・ブロンクは中国航空ショーは展示見せ物にすぎないと言った。

航空ショーのJ-20は、戦闘即応態勢にあるどころではなく、「まだ計測・制御用機器を備えている可能性がある」、もしくは「能力をモニターするセンサーを備えている航空機である」と、彼は言った。

元F-35とF-22のパイロットであったデイビッド・バーク中佐もまた、中国の進歩に疑問を感じ、「第五世代機の効果的な全体のプラットフォームをつくるのは、本当に、本当に、本当に難しい」と言った。

明らかになりつつあるF-35のようなアメリカの能力に対抗するには、アメリカの潜在的な敵は懸命な努力をしてきたと、決してJ-20を恐れることなくベルケは言う。

「もしも我々が(F-35やF-22)でしているようなことが妥当でなく、有効でなければ、敵はそれに対抗しようとすることに気を使うことはなかっただろう」ベルケは言った。