
ロシア新型ミサイル「ジルコン」がマッハ8を達成 マスコミ報道
【SPUTNIK】2017年04月16日 06:49
ロシアの超音速対艦ミサイル「ジルコン(ロシア語読みはツィルコン)」は実験段階でマッハ8に達した。4月15日、ロシアのRTテレビが軍産複合体内の消息筋からの情報として報じた。その弾頭
スプートニク日本
「ジルコン」のスピードは行進でマッハ8に達したことが確認されている。
「ジルコン」はミサイルの多目的垂直発射システム「3S-14」からの発射を想定して作られている。「ジルコン」の軍備は2018年に予定されている。
Zircon(ジルコン)/ロシア名3M22 Tsirkon(Циркон)は、2020年代の実用化を目指し、ロシア軍によって開発中の極超音速対艦ミサイルである。
その速度はなんとマッハ8、悔しいが、日本が開発したXASM-3を大きく上回る。
射程は約1000KmエンジンはスクラムジェットでMー8とは当に未踏域である。M-8とは時速8575km分速143km秒速2.38kmである。
もし、AWACSや衛星からの支援情報を受けられない海域でイージス艦の高さ20mに設置されたSPY-1レーダーの水平線はおよそ25km、 もし水面ギリギリを飛行するシースキミングでM-8であった場合、発見から応戦するのに10数秒しか時間がないのである。
発見し、応戦するには人間の判断では遅すぎる為、有事の際は常時自動的に応戦するようプログラミングするしかないであろう。発見と同時に迎撃ミサイル、艦砲、CIWS/SeaRAMのすべてを集中しなければ迎撃は不可能だと思われます。
対弾道ミサイル迎撃用のPAC-3は大気圏に突入した秒速7キロの弾道ミサイルを迎撃することが可能であるので、技術的にはZircon極超音速対艦ミサイルを日米の技術で迎撃できなくはないが、もし複雑に動いた場合は迎撃が困難かもしれない。
しかし、大気圏内を極超音速で飛行するのにちょこちょこ動くこともむずかしいだろう。その射程1000kmすべてシースキミングで飛行することはないだろう。
発射直後は大気が希薄な超高空を飛行し、最終誘導がロックオンした段階で目標に向かって突入、可能性としてだが最後の20~50km程度は水面ギリギリ飛行するかもしれない。そうでなければミサイル自体が目標をロスしてしまう。
ロシアのZircon極超音速対艦ミサイルを迎撃するキーポイントは、迎撃ミサイルの射程と情報リンクではないかと思う。発射直前の発射母体を攻撃するとともに、発射直後に迎撃に動けばそれだけ迎撃の可能性が高まる。
開発中の電磁砲レールガンでの迎撃が2030年代には可能となるが、日本では現在03式中SAM改の艦載型「新型対空誘導弾」を開発中であるので、艦載型「新型対空誘導弾」での迎撃について考察したい。

03式中SAM改はおよそ射程は50〜60km、超音速巡行ミサイルを迎撃する能力を持っている。ご存じのように03式中SAM改は元々海自用に試作されたXRIM-4艦対空ミサイルであったが、海自が米海軍との兵器の共用化の観点から米海軍と共用のRIM-162ESSMを採用したため、不採用となったものを、陸自が採用したミサイルなのである。
更に元を辿ればXRIM-4の誘導システムはアクティブレーザーホーミングのAAM-4Bの地対空ミサイルなのだ。
AAM-4Bは、言わずと知れた日本が誇る世界最高性能のAAMであるが、「新型対空誘導弾」のシーカーは打ちっ放し可能なアクティブレーザーホーミングのAAM-4Bの系列となる。
AAM-4Bと03式中SAM改、それに「新型対空誘導弾」は、翼の形状や配置はかなり異なる。


「新型対空誘導弾」の射程は不明だが、世界の艦船等には射程50Km超と推定している。その根拠は「新型対空誘導弾」のベースとなる03式中SAM改の射程が50km超でその元となった海上自衛隊がXRIM-4であったからだ。XRIM-4を不採用とし、採用したのがRIM-162ESSM対空ミサイルで、この射程が50キロ級なのだから、それを大幅に上回るスペックがなければ、わざわざ開発するわけがない。
アクティブ・レーダー誘導の空対空ミサイルから発展した地対空・艦対空ミサイルという点では、発展の経緯はAMRAAMとSM-6と同じである。
SM-6のスペック(射程240~460 km 射高34,000 m)から推定すると、「新型対空誘導弾」が50km程度の訳がない。ちなみに日本版AMRAAMのAAM-4Bの射程はカタログスペック100km+で実際最大能力推定140~150kmである。
「新型対空誘導弾」が、このESSMと併用されるものとなるのであれば、射程50kmのESSMを上回り、SM-2と同程度の最大射程160km級の可能性がある。
今のところ、米海軍が配備を進めているSM-6ミサイルを海上自衛隊が導入を検討しているニュースは聞こえていない。ちょっと飛躍して考えると、「新型対空誘導弾」はSM-2後継SM-6代替えと検討しているかもしれない。
もしそうならば「新型対空誘導弾」をさらに発展させ「新型対空誘導弾」ブロックⅡでは射程400Km級


・・・・こうなると妄想の領域、笑われてしまいますね(笑)。
妄想ついでに、射程500km級最大迎撃高度500kmの能力があれば、SM-3で打ち損じた弾道ミサイルを最終フェーズでも迎撃することが出来るかもしれない。
ESSMは中間段階ではデータリンクにより目標情報をアップデートし、終末段階はセミ・アクティブ・レーダー誘導で、発射艦のレーダーにより目標を照射する必要かおる。 しかし「新型対空誘導弾」は終末段階でアクティブ・レーダー誘導を行なうため、発射艦は目標照射の必要がない。中間段階で目標情報アップデートを行なうので、完全な「ファイア&フォーゲット」ではないが、目標照射の必要がない分、同時多目標対処も容易になるものと考えられる。
また、統合化ネットワーク化を進める陸海空自衛隊は、早期警戒機など他のプラットフォームや米海軍のリンク16/22とネットワーク化を進めている。
CEC(協同交戦能力)のような高精度の目標情報が得られ、そのデータで「新型対空誘導弾」の中間アップデートが行なえるならば、米海軍のNIFC-CAと同様に、発射艦のレーダー探知範囲外の目標に対する迎撃可能となるだろう。そうなれば「新型対空誘導弾」は、米海軍のSM-6ミサイルほどの射程ではないとしても、100km~200kmの可能性がある。
「新型対空誘導弾」の基となる陸上自衛隊の03式中SAM改は、2015年夏にアメリカのニュー・メキシコ州ホワイト・サンズ試射場で、標的機に対する迎撃テストを行ない、10発発射して全弾10発が標的を撃墜し、米軍関係者を驚かせている。
1発は、超低空を超音速で飛行する巡航ミサイルの模擬標的GQM-163コヨーテを撃墜している。では、マッハ8の極超音速対艦ミサイルはどうか?迎撃することはけっして不可能ではない思うが、実際に試してみないことには不明だ。
場合によっては中SAM改の現行システムでは迎撃が出来ないこともあり得るが、秒速7km(マッハ25)で突入してくる弾道弾をPAC3では迎撃可能であるのだから、「新型対空誘導弾」でマッハ8のZirconを目標とした迎撃システムを作ろうと思えば、技術的に可能であると思われます。もちろん、中SAM改を更に改良すればZirconを迎撃することは十分可能と思われます。
ESSMと「新型対空誘導弾」の使い分けがどうなるのか、単に射程の長短で使い分けるのか、それとも誘導方式なのかは不明である。 ESSMよりも射程が伸びるであろうから、汎用護衛艦”あきづき”型や”あさひ”型、新型護衛艦30DEXに搭載されれば、自衛艦隊の対空能力が飛躍的に向上することになるのだが・・・Zircon極超音速対艦ミサイルは難敵である。
「新型対空誘導弾」が導入されると、海上自衛隊の対空ミサイルは射程の短い方から、SeaRAMブロックⅡ(400 m〜15 km)、ESSM(50km)、「新型対空誘導弾」(100~160km)、SM-2(160km)、SM-3ブロック1A(射程1200km/上昇限度500km)、SM-3ブロックⅡA(射程2000km超/上昇限度2000km超)の6種類ということになる。
米海軍のイージス艦の場合,ベースライン9装備艦ではESSMも運用が可能になり、SM-6やSM-2とともに重層的な対空能力を持つようになっており、海上自衛隊のイージス護衛艦も“あたご”型が近代化改修によりベースライン9となり、「27DDG」2隻もベースライン9を装備するが、これらの艦がESSMもしくは「新型対空誘導弾」を運用するかどうかについては現時点では明らかになっていない。
SM-2ミサイルは現在生産をすでにを終了している。米海軍では外国FMS調達用追加生産とともに、既存のSM-2を改良し、アクティブ・レーダー・シーカーを装備することを計画しているという。これでSM-2の終末誘導がセミ・アクティブ・レーダー誘導からアクティブ・レーダー誘導に変更されれば、SM-2がNIFC-CAにも適応できるようになることも考えられる。
新型の「新型対空誘導弾」は中国のなんちゃってステルス戦闘機は一般戦闘機と同様に迎撃可能であろう。「新型対空誘導弾」はESSMとSM-2後継として海自におけるSM-6相当の艦対空誘導弾として、Zircon極超音速対艦ミサイルと対峙することになる可能性が強い。
現在ATAL防衛装備庁では射程300~400km級の新型空対空誘導弾 長距離高速空対空ミサイルJNAAM(ジョイント・ニュー・エアトゥエア・ミサイル)(XAAM-6?)も開発中である。
長距離高速空対空ミサイルJNAAM(ジョイント・ニュー・エアトゥエア・ミサイル)(XAAM-6?) 2017/1/16(月) 午後 11:52
海自の「新型対空誘導弾」と空自のJNAAMはロシアのZircon極超音速対艦ミサイルを迎撃する能力がMustの能力となるだろう。



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