
巡航ミサイルは空母の艦載機が行ってきた敵地攻撃を行うことが可能であり、以前航空母艦を撃沈するには航空母艦ではないと撃沈することが不可能と考えられていたが、長距離・極超音速・命中精度が進歩した現在、航空母艦は対艦ミサイルや魚雷の餌食でしかならない。一方潜水艦は清閑性能が進化し、静かに深く長く潜水することが出来るようになり、水上艦が潜水艦を探知撃沈することが年々難しくなりつつあります。
現代海戦においては潜水艦が最強という話 2016/12/4(日) 午後 9:47
現代の潜水艦戦は1958年に描かれた、Uボートと米駆逐艦の戦い「眼下の敵」のように駆逐艦と潜水艦が知力を尽くして対等に戦う力関係ではなくなっている。
圧倒的に潜水艦が静穏化し、深く長く潜水可能となり、ホーミング魚雷を持つようになり、潜水艦が有利となった。特に原子力潜水艦登場後は、潜水艦側が決定的に有利となってしまったようだ。対潜哨戒機P-3Cの登場後は、水上艦、対潜ヘリと組み、発見可能となり、ハンター側が綱を引き戻したが、潜水艦側も一段と閑静化してP-3Cでも発見しにくくなりつつある。
現在の潜水艦は魚雷が長射程化、雷跡が残らないなど高性能化しており、警戒範囲は非常に広くなっている。たとえ水上艦船が被雷しても、雷撃した潜水艦の位置を特定することが難しい。
昔は、潜水艦の位置がほぼ点で把握できましたが、現在は存在圏という面(エリア)でしか把握できていません。
昔は、潜水艦の位置がほぼ点で把握できましたが、現在は存在圏という面(エリア)でしか把握できていません。
現代の潜水艦は複数の魚雷を同時に誘導できるので、反撃されたら、水上艦は逃げ去るしかない。対潜哨戒機は、パッシブ捜索が主ですが、近距離に味方の水上艦がいては、実行不能ですし、ヘリはアクティブソーナーを使用するため、水上艦以上に探知距離が限られます。通常型潜水艦は海底で着座したら発見は極めて難しいし、静穏なモーターで、数ノットで動いても潜水艦存在圏は毎時間存在圏は倍増し、発見は極めて困難だ。
現代の海上戦においては、潜水艦に勝るものは潜水艦しかなく、次の近代海戦では潜水艦対潜水艦の戦いになる可能性が高い。現代海戦において潜水艦が最強である。
【アメリカ合衆国】

オハイオ級原子力潜水艦はアメリカ海軍が現在保有する唯一の戦略ミサイル原子力潜水艦(SSBN)である。西側諸国で最大の排水量を誇る潜水艦であり、また全長と弾道ミサイル搭載数は現役の潜水艦で最大である。
米海軍第4世代の戦略原潜で、1981~1997年に18隻就役した。当初1~8番艦はトライデントC4 SLBM (射程7,400キロ)、9番艦以降はトライデントD5 SLBM (射程12,000キロ)を搭載していた。後に1~4番艦はSLBMを撤去してトマホークSLCM搭載艦に改造され,5~8番艦はSLBMをD5に換装した。
原子力戦略ミサイル潜水艦として最古なのが5番艦のHenry M. JacksonSSBN-730、就役は1984年である。オハイオ級の設計寿命は42年だから、同艦は2027年には寿命を迎え、以後同級は漸次退役時期を迎えることになる。

船体は単殼式で、中央部にミサイル区画を置き、その前方に発令所、居住区画、魚雷発射管室を、後方に原子炉区画および機械室を配している。したがってセイルは船体のかなり前方に位置する。主機は原子力蒸気タービンで、原子炉1基、蒸気タービン2基。出力60、000馬力、1軸、水中速力24ノット、乗員155名。原子炉は加圧水型のS8Gで、炉心寿命は15年である。
水中排水量19,000トン,全長170.7メートル、水中速力24ノットで,兵装はトライデントD5 SLBM24基(ただしミサイルを格納しているのは20基で,4基は使用されていない)、533ミリ魚雷発射管4門。潜航深度最大300m程度?
原子力巡航ミサイル潜水艦 改良型オハイオ級潜水艦

原子力巡航ミサイル潜水艦「オハイオ」Ohio級
オハイオ級戦略原潜の1~4番艦として就役したが、SLBMを撤去し、発射筒24基のうち22基をトマホークSLCM 7連装VLSとしたタイプ。1基のVLSに7発のトマホーク巡航ミサイルを収めた複数円形収納筒(MAC)へ換装し、残る2基の発射管を、乗艦する特殊作戦要員に使用されるロック・アウト・チェンバーに交換している。これにより最大154発のトマホーク巡航ミサイルを搭載できるだけでなく、MACからは艦の「目となり耳となる」遠隔操縦の可能な無人飛行体(UAV)や無人水中航行体(UUV)を発進させて、艦に前進展開命令・管理センターとしての機能を持たせる事が可能となる。トマホークの最大収納数154発は、水上艦でのもっとも大きな搭載量をもつタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の最大搭載可能数である122発を上回る。
特殊部隊66名分の居住区とその装備品格納スベースも備えている。また特殊部隊発進用のSDV(SwimmerDelivery vehicle)2隻を収めるDDS(Dry DeckShelter)2基を搭載することもできる。水中排水量、全長,主機はオハイオ級戦略原潜と同じ。水中速力は25ノットで,兵装はトマホークSLCM用7連装VLS22基,533ミリ魚雷発射管4門。

原子力弾道ミサイル潜水艦 コロンビア級潜水艦(オハイオ級後継艦)
Columbia class submarine

★米海軍の次期戦略ミサイル潜水艦コロンビア級はこんな姿になる
【航空宇宙ビジネス短信・T2:】2017年 1月 11日
(略)
オハイオ級核ミサイル潜水艦の後継艦は2080年代まで供用される。その役目は米本土への大量第一撃核攻撃を未然に防止することにある。
海軍は新型核弾道ミサイル搭載潜水艦SSBNの初期建造と試作を開始しており、海中に大量の抑止力を展開し世界平和を維持する姿勢を堅持する。
オハイオ級後継艦(ORP)建造事業は2021年に建造開始の予定。要求性能・技術仕様の準備、初期試作作業はすでにジェネラル・ダイナミクスのエレクトリック・ボート事業部が着手している。
全長560フィートで16発のトライデントIID5ミサイルを搭載する44フィート長の発射管を備えたORPはステルスとハイテクの核抑止力として世界の海中で哨戒する設定だ。
「供用期間を42年に設定し、2080年代まで運用することで生存性が高く信頼性の高い抑止力が実現します」とデイヴィッド・ゴギンス大佐オハイオ級後継艦建造事業主管は2016年のScout Warrior取材に発言していた。
この新型潜水艦はコロンビア級と命名され一号艦は2028年に完成し、実戦哨戒航海は2031年に開始すると大佐は述べている。最終的に12隻を建造運用し、供用は2040年代から2080年代に及ぶ。
戦略核抑止体制の維持
海軍の説明ではオハイオ級後継艦の任務はあくまでも核抑止力だという。詳細設計は2017年に完了する予定だ。新型潜水艦は核戦争の場合に第二次攻撃(報復核攻撃)を確実に行う手段となる。
12隻建造で現在のオハイオ級ミサイル潜水艦14隻と交替させるのは新型潜水艦の原子炉が改良され性能が向上するためと海軍は説明している。
このためコロンビア級は現在よりも展開回数が増え、途中での燃料交換は不要になり、42年間連続供用が可能となる。
「原子炉中核部の耐用年数が伸びて、途中での燃料交換は不要になりました。これで12隻のSSBNで現在14隻で行っているのと同じプレゼンスを維持できます。これだけでライフサイクル換算で400億ドルの費用節約になります。二隻少なくて済むことも大きく効果を上げています」(ゴギンス大佐)
エレクトリック・ボートは海軍と初期試作作業を進めており、ミサイル発射管と艦体を接続している。一体型発射管艦体構造により艦体と溶接し、最終建造の前に主要構造部品を製造する能力を評価することが目標だ。
2012年にジェネラル・ダイナミクスのエレクトリック・ボート事業部へ5カ年18.5億ドル相当の研究開発契約が発効した。契約ではコスト低減とともに建造効率の向上の実現に奨励策が講じられている。
英米両国はミサイル格納部分の共通化で協力し部品を共同購入する7.7億ドル相当の契約をエレクトリック・ボートと交わしている。米案ではORPは12隻で各16発搭載し、英国は12発のミサイルを搭載する4隻を建造する。
次世代技術の採用
コロンビア級には新技術も盛り込まれるが多くはヴァージニア級からの流用だ。攻撃型潜水艦で実証済みの装備を使いコロンビア級は最新技術を導入しつつ開発費用を節約できるとゴギンス大佐は説明。
特筆すべきはヴァージニア級で採用済みのフライバイワイヤ操艦システムと大開口アレイソナーだろう。
従来のソナーは維持費用が高い欠点があったが、大開口艦首アレイは性能が高いがライフサイクル費用は低くなると大佐は説明。「送受波器、聴音機ともに艦の供用期間を通じて交換せずに使えますので運用コストも保守コストも低く押さえられます」
ヴァージニア級攻撃型潜水艦の戦闘システムもコロンビア級に採用される。「電子監視手段」、潜望鏡、無線交信装置とコンピューターでシステムを構成する。(ゴギンス大佐)
コロンビア級では自動操艦のためフライバイワイヤ航行システムがこれもヴァージニア級から採用される。「操舵員はコンピュータに針路と深度を入力するだけでコンピュータのアルゴリズムで両方を維持できます」
またコロンビア級のシャフトは10年から12年の供用に耐える設計で艦の計画保全と同期させるとゴギンス大佐は説明。現在のシャフトは長くても8年というところだという。
コロンビア級にはヴァージニア級の次世代通信装置、アンテナ、マストが導入される。かつての潜望鏡はカメラマストになっており光ファイバーで艦内へつなぎ、潜望鏡の下に立たなくても艦外が見られる。
また新型電気モーターが推進用に導入され推進効率が上がり、戦術面で優位性が上がるとゴギンス大佐は期待する。
議会では特別予算を編成し、国家海中配備抑止力基金の詳細について議会では審議が進んでいる。コロンビア級に特別に設けた予算で海軍は12隻を建造し2085年以降も供用したい考えだ。
初号艦は124億ドルとの試算がある。うち48億ドルは初回の技術開発コストで艦の単独での建造費用は76億ドルと海軍は説明している。.二号艦からは2010年ドル価格換算で単価49億ドルでの建造を海軍は期待している。■

本格的に運用を開始するのは2031年とされている。オハイオ級戦略ミサイル潜水艦で最古なのが5番艦のSSBN-730Henry M. Jacksonの設計寿命42年(2026年)には間に合わないことになる。ただし後継艦の整備数は12隻だから、SSBN戦力の減勢を先に考えているのかもしれない。また新型艦のSLBM発射筒数も16基しかないので、ミサイルの合計数は20×14=280発から12×16=192発へと大幅に減少する。
なお本級は運用期間は42年ですので、(その間に戦略抑止パトロールを124回実施する計画)年1隻12年で建造した場合、2031+12+42=2086 おそらく2086年まで運用される計算となる。
すでに設計作業は進められており、公表されている主要目は、排水量 水上:不明t、水中:20,810t 全長 170.99m 全幅 13.1m 吃水 不明 潜航深度 最大300m程度?とオハイオ級と同程度である。
船体も単殻式だが,使用鋼材はHY-80高張力鋼だけでなくHY-100も使用される。主機は原子力ターボ・エレクトリック、原子炉は加圧水型のSIB 1基。炉心寿命は船体の設計寿命と同じ42年なので燃料交換の必要はないが、出力などもオハイオ級とそれほど変わらない。推進器は電気推進ポンプジェットを採用、艦尾の縦横舵はX舵となる。乗員はオハイオ級と同じ155名。
兵装は前述のようにトライデントD5 SLBMの発射筒16基で、その他は不明、ソナーは大開口艦首(LAB)アレイ・ソナーBQQ-10ほか。これらは専用品の新規開発ではなく、後述のヴァージニアvirginia級SSNなどで採用されているものを流用し、開発・建造費の低減に努めるようだ。ミサイル搭載数がオハイオ級より少ないのに排水量がやや大きいのは、将来のマージンを見込んでいるためという。建造費の高騰も予想されているが、本級の建造にはコスト削減も重要な項目となっている。
原子力攻撃潜水艦 ロサンゼルス級(Los Angeles class submarine)
アメリカ海軍の攻撃型原子力潜水艦。1972年-1995年の23年間にわたって改同型艦を含めると62隻が建造された。これは、原潜史上、単一のクラスとして最大の配備数および最長の建造期間の記録である。
本級は、段階的な改良を施されつつ建造されている。公式には、SSN-688-718のフライトI、719-725、32番艦以降750のフライトIIトマホーク巡航ミサイル用VLSの追加、40番艦以降が潜舵が移設(セイル側面から艦首かつ引込み式)した751-773のフライトIII の3ブロックに分けられる。フライトIII は改ロサンゼルス級と呼ばれる。

全長 109.73m 全幅 10.1m
排水量(水上/水中/予備浮力)
SSN-688-699(6,080t/6,927t/13.9%)~SSN-751-770(6,300t/7,147t/13.4%)
最大速力 (水上/水中):不明/31ノット 潜航深度 457m
乗員 127-133名(士官12-13名、下士官兵115-120名)
兵装 Mk 67 533mm水圧式魚雷発射管4基
・Mk 48 魚雷/• サブロック UUM/ サブ・ハープーン USM/ トマホーク SLCM/• 各種機雷 弾薬庫容量:22基分(+発射管装填分)
・トマホーク SLCM用VLS(フライトII/III) 12基

ソ連が開発したアクラ級潜水艦が、ロサンゼルス級潜水艦と同等の清閑性を有し、性能を上回るようになった。アクラ級を発見したロサンゼルス級潜水艦が、アクラ級を追跡するも、途中でロストする事態になりました。水中探知網SOSUS網ともかいくぐってしまったのです。一度発見した潜水艦をロスしたということは、相手に攻撃のチャンスを可能となり、敗北の可能性を意味します。米海軍は、チタン合金のアクラ級の性能すべてを凌駕する最新の潜水艦シーウルフの開発を行いました。

排水量 水上:7,460t水中:9,150t
全長 107.6m 全幅 12.2m 吃水 10.67m
機関 原子力ギアード・タービン推進(52,000 shp)WEC S6W型加圧水型原子炉1基 蒸気タービン 2基WEC 2次推進モーター 1基 ポンプジェットスクリュープロペラ 1軸
最大速力(水上/水中):不明/35~39ノット
潜航深度 610m
乗員 133名(士官12名、下士官兵121名)
兵装 660mmエア・タービン駆動水圧式Mk69魚雷発射管
• Mk 48 魚雷 /ハープーン USM /トマホーク SLCM/各種機雷/ 弾庫容量: 52基分
非常に高い性能を有する艦で合計29隻を建造する計画であったが、冷戦の終結とともに必要性は失われた。コストが21億ドル(アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の約2倍)に高騰し、技術的問題等も有り、建造計画は大きく縮小され、3隻となり、より廉価判のNSSN (New Attack Submarine) が計画され、バージニア級原子力潜水艦に発展し引き継がれた。
シーウルフ級は高価であるため量産は不可能と考えられ、シーウルフ級より性能を若干落とし価格を下げた安価な潜水艦でロサンゼルス級を代替することが計画され、計画名もセンチュリオンと名付けられた。これがバージニア級の原点となる。センチュリオンは冷戦時にはそれほど注目されていなかったが、冷戦終結に伴う予算縮小が現実化するにつれ注目されることとなり、1992年には計画名がNSSN (New Attack Submarine) へ変更され本格的な開発が開始された。
NSSNは、静粛性はシーウルフ級並ながらロサンゼルス級より一回り小さい船体で、速力をはじめとした能力も若干低下させた潜水艦が予定されていた。だが、後に沿岸浅海域からの陸上攻撃能力を重視したアメリカ海軍の新戦略である「from the sea」に基づく陸上攻撃能力の向上やSEAL輸送能力の付与などにより、最終的には静粛性はシーウルフ級並、その他の面はロサンゼルス級以上シーウルフ級以下の性能を持つ潜水艦となった。結果として価格も高騰してしまい、調達性が低下してしまったが、現在13隻が就役し、3隻(14~16番艦)が進水し、更に2隻(17・18番艦)が建造が開始され、28番艦まで予算化されています。
今のところ30隻程度建造される見込みである。
排水量 水中:7,800t 全長 114.8m 全幅 10.4m 吃水 9.3m 予備浮力
機関 原子力ギアード・タービン推進(40,000 shp)GE S9G型加圧水型原子炉1基
蒸気タービン 2基 スクリュープロペラ 1軸 電池
速力 公表値:水中25ノット/推定値:水中34ノット
最大潜航深度 488m
乗員 134名
兵装 533mm水圧式魚雷発射管
• Mk 48 魚雷 / ハープーン USM / 各種機雷 / 弾庫容量: 38基分
無人潜水艇の使用も可能 4基 / トマホーク SLCM用VLS 12基
【ロシア】
ロシアは原潜38隻、在来型潜水艦21隻を保有しており、隻数的には世界第3位の潜水艦保有国である。 しかし、隻数二位の中国の原潜数は9隻(通常動力53隻合計62隻)であり、実質的には米国に次ぐ2位の潜水艦大国である。
原潜の大半はソ連時代に建造されたもので、最新鋭SSBNボレイ型は3隻が就役したものの未だパトロール活動していないとの情報があり、ソ連崩壊後の建造の空白期があったことが響いている。原子力戦略ミサイル潜水艦は6隻のデルタDeltaⅣ型、4隻のデルタⅢ型が主力である。最も若いものでも艦齢25年を過ぎて、海上核抑止能力が不十分となっている。在来型潜水艦も21隻中18隻が艦齢22年以上のキロ型である。
次の主力攻撃型原潜のヤーセン型潜水艦は、資金不足から計画全数の建造が危ぶまれている。また、在来型潜水艦ではラダLada型の開発に失敗し、カリーナKalina型を2018年に起工するとされており、当面は基本的な設計が古いキロ型に依存せざるを得ない。
ボレイ型はロシアの第4世代の新型戦略原潜で、従来の戦略原潜の2~3倍の能力を持つと言われている。3隻が就役し、5隻が建造中である。
排水量(水上)14,720 t 排水量(水中)24,000 t
全長 170m 全幅 13.5m 全高 ? 吃水 9.0m
推進機関 OK-650V加圧水型原子炉(PWR)200MW ×2基 蒸気タービン×1基
ディーゼル発電機×2基2.5MW モーター4.1MW
乗員 107名 (うち士官55名)
速力 水上:15ノット 水中:25ノット 最大潜航深度 380-450m 作戦可能日数 40日
武装: 3M14ブラヴァー(SS-NX-32)SLBM発射筒×16基
SS-N-16 ヴォドパート対潜ミサイル 533mm魚雷発射管×6門
1981~89年に6隻就役した世界最大の戦略原潜。出現時、水中排水量26,925トン、全長171.5メートルと、その巨大な潜水艦に私は驚倒させられた。SLBMはSS-N-20(射程8,250キロ)20基。2~6番艦はすでに退役し、1番艦現在名 Dmitriy Donskoyだけが、R-30ブラヴァSLBMの実験艦として現役はとどまっている。
排水量 浮上時: 23,200–24,500 t 潜航時: 33,800–48,000 t
長さ 171.5 m 幅 23 m 吃水 12 m
推進器 OK-650 加圧水型原子炉2基, それぞれ190 MW (254,800 hp)2 × VV-型蒸気タービン, それぞれ37 MW (49,600 hp) 2軸推進 7枚羽根スクリュー
速力 浮上時22.22ノット、潜航時27ノット 潜航深度 400 m
航海日数 180日間潜航 乗員 163人
兵装 9K38 イグラ SAM 1基 /650mm魚雷発射管 2基 / RPK-7 Vodopad AShM / 65K型 魚雷 /533mm魚雷発射管 4基 /• RPK-2 Viyuga巡航ミサイル 53型魚雷 D-19発射装置 / RSM-52 SLBM 20基

プロイェクト667BDR(デルタIII)型は1976年から1981年にかけて就役した。-667BDR型はそれまでの667型とは異なり搭載しているミサイルはMIRV式のR-29R/RSM-50(SS-N-18)となっており、それまでに比べて攻撃力が大きくなっている。全部で14隻が建造された。
1993年春に発表された「艦艇整備10ヵ年計画」では、戦略原潜はプロイェクト941型(“タイフーン”級)と667BDRM型のみを残し、本型も含めた他のクラスは全て退役させる方針であったが、結局、維持コストの嵩む941型を早期退役させ、1990年代前半までに順次オーバーホールを済ませていた本型は残される事になった。なお北方艦隊所属のK-129は1990年代に潜水艇母艦に改造され、KS-129となった(デルタIIIストレッチ型)。
財政難などの理由により順次除籍され、現在は北方艦隊に特務原潜KS-129、太平洋艦隊には3隻が在籍し、運用されている[1]。太平洋艦隊所属艦は、行動不能状態にあると報じられているが、時々、宗谷海峡を浮上航行する姿が海上自衛隊によって目撃されており、尚も健在であると見られる。2004年11月、同艦隊のK-223「ポドリスク」で、タンクへの過剰水圧のため飲料水タンクが爆発するという事故が起き、翌年、修理のため沿海州に向かう姿が宗谷海峡で目撃された。K-433「スヴャトイ・ゲオルギー・ポベドノーセツ」は、2004年以降、毎年オホーツク海で弾道ミサイルの試射を行っており、2006年9月10日にも、千島列島のシムシル島沖でR-29Rミサイルを発射している。
全長:155m 全幅:11.7m 吃水:8.7m
水上排水量:8,940t 水中排水量:10,600t 機関:VM-4SG型加圧水型原子炉×2基/蒸気タービン×2基/プロペラ×2 出力:60,000馬力
最高速力:水上14kt(km/h)、水中25kt(km/h)
乗員:130名
兵装 533mm(21inch)魚雷発射管×4基(計18発搭載)406mm魚雷発射管×2基
D-9Rミサイル発射管×16、R-29R(RSM-50)ミサイル

1985年から1990年にかけて就役した。667BDR型よりもかなり大型化されているが、その分は、静粛性の向上に充てられた。搭載しているミサイルは当初R-29RM/RSM-54(SS-N-23)であり、2007年以降改良型のR-29RMUシネワ(Синева)が順次搭載されている。当初は12隻建造される予定であったが、ソビエト連邦崩壊により、竣工したのは7番艦までに留まり、続いて建造中だった8、9番艦の工事は中止された。竣工した7隻は、全艦運用中である。
1990年代には財政難により定期修理が中断し、一部の艦は戦略任務に就けない状態が続いたが、2000年以降は順次、改装工事が行われるようになり、これによって艦齢は35年に延長されている。ただしK-64は戦略任務から外され、BS-411の後継の特務原潜に改造中であり、今後、戦略任務に就くのは6隻となる。
水上排水量11,740t、水中排水量18,200t、水中速力26ノット、最大潜航深度400m
兵装、16基の潜水艦弾道ミサイルと4門の魚雷発射管で構成。乗組員は135名。
オスカーI(ロシア名949型潜水艦)
ソ連海軍第3世代の巡航ミサイル原潜(SSGN)であり、大射程のP-700「グラニート」(SS-N-19「シップレック」)対艦ミサイルを24発という極めて強力な対水上打撃力を備えている。
P-700 グラニート(御影石)
ミサイル直径 0.85 m ミサイル全長 10 m ミサイル重量 6,980 kg
弾頭 500 kt核弾頭 または750 kg通常HE
射程 700 km (核弾頭型)/550 km (通常弾型)
推進方式 固体燃料ロケット・ブースター+ラムジェット・サステナー
誘導方式 中途航程: INS+指令 終末航程: IRH+ARH
飛翔速度 6,500 km/h
オスカーI(ロシア名949型潜水艦)

改良型のオスカーⅡ(ロシア名949A型潜水艦)

大型の対艦ミサイルSS-N-19を24基、両舷に抱えるような格好で装備したミサイル原潜。原型であるⅠ型2隻を含めて。1980~1996年に13隻建造されたが。2000年8月クルクスを事故で失い。5隻が退役している。水中排水量18,594トン、全長154メートル、主機原子力蒸気タービン、水中速力28ノットで、兵装はSS-N-19USM24基、650ミリ魚雷発射管2門、533ミリ魚雷発射管4門。
ロシア名(885号計画「ヤーセン」型潜水艦)

ソ連時代の原潜整備は、SLBMを搭載するSSBN、巡航ミサイルを主兵装とするSSGN、対潜・対艦任務のSSNの3本立てだった。現時点におけるその最終発達型が、オスカーOscar型SSGNとアクラAkula型SSNで、両者を統合した後継艦として1985年から開発の始まったのがヤーセンyasen型(885型)である。
1番艦セヴェロドヴィンスクSeverodvinskの起工は1995年だが、前出のボレイ型同様、進水は15年後の2010年で、就役は2014年1月となった。続く2番艦カザンは 2017年進水の予定で、これを含め5隻が建造中である。
排水量 9,500 t(水上)13,800 t(水中)全長 119 m 全幅 13.5 m 吃水 9.4 m 予備浮力 ?
機関 KPM 加圧水型原子炉(PWR)(出力195MW)1基 GT3A蒸気タービン(出力43,000hp(31.6MW))2基 DG-300型ディーゼル発電機(各出力2,000kW)2基(5,400馬力)引き込み式補助推進モーター 2基(各出力560馬力) ポンプジェット方式7翼スキュードプロペラ 1軸推進 電池
最大速力 20ノット(水上、17ノット説有)
28ノット(水中)~35ノット以上(水中限界)潜航深度 600m
乗員 80-85(うち士官30名)
探索装置 MGK-700「アヤクス」水中聴音器
艦首アクティブ/パッシブ両用大型球状ソーナー 船体側面パッシブ・ソーナー・アレイ 曳航式パッシブ・ソーナー・アレイ 「ツカン」航跡自動追尾システム
武装 533mm魚雷発射管×8門(艦首)魚雷/対潜ミサイル×30本または機雷60個 オーニクス対艦ミサイル3連装垂直発射機- 8基(24発)
原子力攻撃潜水艦ヴィクターⅢ型 671RTM型潜水艦(シチューカ)
ヴィクター型は1967〜1992年の間に、改良を加えられながら合計48隻が就役し、冷戦期のソヴィエト海軍潜水艦隊の中核をなす艦型として活躍した。
ヴィクターⅠ型は1967年~1974年16隻、ヴィクターⅡ型1972年~1975年7隻、ヴィクターⅢ型は1978年~1992年にかけて26隻がそれぞれ建造され、8隻が依然現役。
ヴィクター型潜水艦の最終発展型。VA-111シュクヴァール水中ミサイルおよびRK-55グラナート(NATOコードネームSS-N-21サンプソン)巡航ミサイルの2種の新兵器の搭載、4翼二重反転プロペラの導入ほかによる静粛性の向上、コンピューターの導入、またソヴィエトの攻撃型原潜では初の曳航式ソナー・アレイ装備などが、主要な改善点である。以後のソビエト(ロシア)原潜(アクラ型)、シエラ型)の特徴となる艦尾縦舵上の巨大なソナー・アレイ収納ポッドは、この型ではじめて導入されたものである。
全長:107m 全幅:10.8m 吃水:7.66m 水上排水量:4,877t 水中排水量:7,889t
機関:VM-4P型加圧水型原子炉×2基/OK-300型蒸気タービン×1基 馬力:31,000hp
最高速力:水上18kt(33.3km/h)、水中30kt(55.5km/h)運用深度:350m
乗員:100名
兵装:533mm魚雷発射管×4、650mm魚雷発射管×2 - 魚雷(核魚雷含む)、対潜ミサイルおよび巡航ミサイル×24、または機雷×46
原子力攻撃潜水艦 シエラⅠ型・Ⅱ型( Sierra class submarine)
ロシア名:シエラⅠ型 945型潜水艦(バラクーダ)、Ⅱ型945A型潜水艦(コンドル)
当初はヴィクター3型型原潜の後継、船体はチタン合金で作られており、強度が大きいので最大水深750mの深深度潜航ができるという特徴を有するほか、磁気探知が困難になる利点がある。また、船殻に吸音タイルを用いているので秘匿性に優れている。
全長:107m 全幅:12.2m 吃水:8.8m
水上排水量:6,300t 水中排水量:8,200t
機関:ОК-650加圧水型原子炉×1基/蒸気タービン×1基 馬力:50,000hp
最高速力:水上18kt(33.3km/h)、水中36kt(66.6km/h)
運用深度:500~600m
乗員:60名
兵装:533mm魚雷発射管×4基・650mm魚雷発射管×2(魚雷、沈底機雷、対潜ミサイル(SS-N-16「スタリオン」)、対空ミサイル(SA-N-5「グレイル」・SA-N-11「グレムリン」)

全長:111m前後 全幅:12.2m前後 吃水:8.8m前後
水上排水量:6,470t 水中排水量:10,400t
機関:ОК-650加圧水型原子炉×1基/蒸気タービン×1基 馬力:50,000hp
最高速力:水上14kt(26km/h)、水中33kt(61km/h)
運用深度:750m
乗員:100名
兵装:533mm魚雷発射管×6基(魚雷、沈底機雷、対潜ミサイルRPK-6「ウェテル」(SS-N-16「スタリオン」)、対空ミサイル(9K32「ストレーラ2」(SA-N-5「グレイル」)・9K34「ストレーラ3」(SA-N-11「グレムリン」))
原子力攻撃潜水艦アクラ型( Akula-class submarine)
アクラ1型 (971型潜水艦)アクラ2型 (09710型潜水艦)
アクラ型は1986年にソ連海軍に配備された攻撃型原子力潜水艦 (SSN) である。チタン製船殻を採用したアルファ型は目を見張る高性能を誇ったが、水中放射雑音が大きかった。その後に就役したシエラ型は、静粛性も向上しており、当初ソ連海軍は、シエラ型をヴィクター型の後継として大量建造しようとした。が、チタンは極めて高価なうえ工作が難しく、建造できる造船所も限られており、量産は不可能と判明した。そこで、シエラ型の設計を流用し鋼製船殻(100kgs/mm2)によって経済性を確保した新型艦971型として1977年から開発が始まった。
同型艦20隻Ⅰ型7隻、Ⅰ型改型5隻、Ⅱ型7隻、Ⅲ型1隻 (うち現役5隻、退役4隻、オーバーホール中3隻、インドへリース1、リース検討中保管2隻、建造中止3隻、計画2隻)、

要目
排水量 水上:AkulaIとAkulaI改8,140トンAkulaⅡ8,450トンAkulaⅢ8,470トン 水中:AkulaIとAkulaI改12,770トンAkulaⅡ13,400トンAkulaⅢ13,800トン
長さ 108.0 - 111.7 m 幅 13.6 m 吃水 9.7 m
原子炉 OK-650B/OK-650M加圧水式原子炉 (190 MW)×1基 主機関OK-7蒸気タービン×1基
OK-2タービン発電機 (2,000 kW)×2基 低速電動機 (410 shp)×2基
推進器 7翼式スクリュープロペラ×1基 出力 43,000馬力
速力 水上航行時:11,6ノット 潜行時:33ノット航海日数 100日
潜航深度 保障深度 - 450m 最大深度 - 550m 圧壊深度 - 600-660m
乗員 73人
兵装 ・650mm魚雷発射管×4基 533mm魚雷発射管×4基 533mm外装式魚雷発射管×6基?
キロ級は言わずと知れた、ロシアの通常動力潜水艦のベストセラーである。
自国沿岸で対潜警戒任務を行う目的で計画された。搭載したミサイルにより水上艦や地上目標も攻撃できる。最初の艦が就役したのは1982年で、以来59隻 (現役52隻、退役6隻、沈没1隻)、建造中6隻 運用国はロシア海軍(20隻) インド海軍(9隻) イラン海軍(3隻) インドネシア海軍/ ポーランド海軍 / ルーマニア海軍 (各1隻) アルジェリア海軍 (4隻) 中国人民解放軍海軍 (12隻) ベトナム人民海軍 (4隻)
静粛性が高いのも大きな特長である。特にロシア海軍の純正のキロ型は非常に静粛性に優れ、外殻の外側は1枚0.8m四方のゴム製吸音タイルで覆われており、探信音の反響軽減と、船体内部からの騒音遮蔽に効果が見込まれている。
877型の改良型の636型は、エンジンの出力を向上させたターボディーゼル機関に換装している。これによりフル充電の時間を約20分程度短縮することに成功している。また推進用プロペラを6翼から7翼ハイスキュード型に変更しており、これにより推進モーターの回転数を半分に抑え騒音レベルを低減している。
要目
排水量 水上: 2,300-2,350 t 水中: 3,000-3,950 t (満載時)
長さ 70.0 - 74.0 m 吃水 6.5 m
速力 水上: 10-12 ノット 水中: 17-25 ノット
航続距離 シュノーケル使用時: 7ノットで6,000-7,500マイル
潜行時: 3ノットで400マイル 全速時: 21ノットで12.7マイル
航海日数 45日潜航深度 240 m (運用時) 300 m (最深)
乗員 52名
兵装 6/553 mm 魚雷発射管 魚雷18本 機雷24基
SA-N-8 Gremlin8機、またはSA-N-10 Gimlet 地対空ミサイル8機 (輸出用には対空兵器は装備されていない可能性がある)





















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