村上春樹の短編に「象の消滅」という物語があった。
町の郊外にあった動物園が経営難を理由に閉鎖された。そのとき町が動物園から町有財産として無料でひきとった象が飼育員とともに、逃走したのではなく、忽然消滅したというなんともシュールな物語なのだが、現実の日本においても、日本のリベラルは民進党とともに忽然と消滅した・・・
新党「希望の党」代表の小池百合子東京都知事は29日の記者会見で、希望の党からの出馬を望む民進党の立候補予定者の絞り込みについて、「リベラル派を『大量虐殺』するのか」と問われ、「(リベラル派が)排除されないということはない。排除する」と言い切った。その上で、小池氏は「安全保障、憲法観といった根幹部分で一致していることが、政党構成員としての必要最低限」と重ねて強調した。

民進党の前原誠司代表は28日午後の両院議員総会で、希望者が小池百合子都知事が代表を務める国政新党「希望の党」に合流する案を示した。民進党としての公認候補は擁立せず、小池旋風に屈服し、事実上の「解党」となる。ただ、小池氏側は「丸抱え」を拒否しており、「憲法改正」や「現実的な安全保障政策」を“踏み絵”にしそうだ。どうやら、民進党の左派グループ20-30人が「粛清」されそうだ。

「しっかりと公認を取れるように努力する」

前原氏は28日午前、執行役員会でこう語った。

これに先立つ常任幹事会でも、前原氏は「もう一度、政権交代可能な二大政党をつくりたいとの思いだ」と述べ、小池新党との合流について理解を求めた。

前原氏は1日に民進党代表に就任したばかりだが、一度も国政選挙で戦うことなく、小池氏に「民進党を売り渡す」ことを選んだ。

民進党のベテラン議員は27日、小池新党との合流について「行くなら全員で合流だ」と語り、「丸抱え」を求めた。

ところが、この期待は見事に裏切られた。

小池氏は同日夜、BSフジ「LIVE プライムニュース」に生出演し、「党と党で手を組むことは考えていない」「仲間として戦えるか議員一人一人ずつ決めさせてもらう」と断言したのだ。

防衛相を経験し、現実的な安全保障政策を掲げる小池氏は番組のなかで、「リアルな安全保障が必要で、希望の党で戦いたい人は(安全保障関連法の廃止方針を)どこまで真にリセットできるか」とも語った。

小池新党は「しがらみのない政治」「寛容な保守」を掲げ、集団的自衛権の限定的行使を認める「安全保障関連法」を当然のこととして受け入れ、「憲法改正」にも前向きだ。

民進党には、旧社会党や社民党から合流した左派グループも多く、20-30人ぐらいの議員が「宗旨変え」「踏み絵」を迫られることになる。

旧社会党出身で、左派グループのドン、赤松広隆元衆院副議長は28日、「どう対応していいのか、困惑している」と語った。

「史上最悪の宰相」こと菅直人元首相も27日のブログに、「小池氏の掲げる(原発ゼロの)公約に賛成です」と書き込み、すり寄ったが、合流は厳しいとみられる。

また、安保法の衆院採決の際にプラカードを掲げて猛反対した玉木雄一郎前幹事長代理や、辻元清美元役員室長、大串博志元政調会長、宮崎岳志氏、泉健太氏らは、自らの過去の政治的言動を「総括」した上で、小池氏の審判を仰ぐことになりそうだ。

枝野幸男元官房長官も、小池新党から公認を“希望”しても、認められるかどうか微妙だ。
いや~、面白いものを見せてもらっている。
このところ、消費税増税を肯定した安倍首相を批判する記事を書いたが、まさか衆議院解散で、こんなに面白いドタバタ劇が見れるとはおもわなかった。こんなに面白いものを見せてもらって安倍首相に感謝しなくてはならない。

私は民進党が選挙後に消滅するのではないかと予想していたが、まさか選挙前になくなるとは思わなかった。

近来稀なるドタバタ喜劇を見ているようで、笑いが止らない。

蓮舫が、都知事選挙で罵倒しまくった、小池百合子の靴を果たして舐めるのか?

まだ、小池が蓮舫を受け入れるかどうかわからないが、憔悴しきった蓮舫の姿は、溜飲が下がる(笑)
蓮舫が、あの、イライラさせられる金切り声を上げていた頃、私は耐えられなくらい不愉快な気分にさせられたことを思い出すとと、因果応報だと思う。


日本では二大政党政治は無理だと知らしめた民主党改め民進党は消滅し、日本からリベラル政党が消滅する事態となった。パヨク(左翼)にとっては、絶望的な状況だ。 つい数日前、駅前で「安倍政権は追い詰められた!野党が結束して安倍政治を終わらせよう!」と絶叫していた神奈川ネットワークの左翼老人達は今頃心臓まひで、病院に担ぎ込まれているではなかろうか?(爆)

自称リベラルの民進党左派議員らの心境は、韓国のセウォル号の可哀そうな高校生と同じだろう。臨時船長前原が舵をとった民進号に留まったばかりに、船長が義務も果たさず、救助船希望の党号に救助もされずに沈んでしまうのだ・・・・

パニックになって、泣き叫んでいるにちがいない。あまりに哀れで、私はお経を唱えて供養をしてあげるしかできない。

観自在菩薩・行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色・・・・It's been a hard day's night・・・

「改憲阻止!」「安保法制反対!」と絶叫していた老人達や日本のリベラルを支持する人達は、民進党公認候補が擁立されていないため、投票する候補が、無所属で戦うことになる切り捨てられた民進左派議員と共産党か崩壊寸前の社民、自由しかいないのだ。

1人区では民進左派議員や共産党は議席を獲得できるところはまずないだろう。比例区では左翼票を集め共産は伸びるかもしれないが、民進左派議員はリベラル新党でも作らない限り、救われない。仮に新党を結成しても、皆が上位に入りたいから、短期間で巧く調整せきるわけがない、どちらにせよ護憲派議員は更に少数派となる。

前原代表は、無所属出馬との報道、あの代表選はいったい何だったのか?

「改憲阻止!」「安保法制反対!」のプラカードを掲げた議員らは、宗旨替えするのか?小選挙区で勝てそうな人は極一部だが、旧民進議員は希望の党比例の上位に入れないだろう。

どうやら、しばき隊は参議院議員の有田芳生の大混乱で、ブチきれているそうだが、クズ同士勝手に喧嘩でもしていればいい。トロイの木馬作戦だとかぬかす有田芳生が希望の党に入れるわけがない。ば~か

左翼が投票先がないと発狂しているようだが、無所属となる民進左派議員、共産・社民に投票すればいいだろう。だが、民主主義の制度の中で、民意を示そうとしても、ほとんどが死票となるのが確実で、自分達の意見が民主主義によって封殺されるのだから、大笑いだ。

まあ、我々サイレントマジョリティからすれば、日本のリベラル派はまったく寛容ではなく、自分達に都合悪い意見をヘイトだとかネットウヨと一方的に決めつけ、反日反国家的言動が過ぎる発言や行動が目に余る。

北朝鮮のミサイルがボンボン発射され、日本の国土、国民の生命と財産を至誠を持って守ろうと尽力する安倍首相に対し、安倍は独裁主義者でヒトラーだとか、安倍政治を終わりにしようだとか、道理に合わないデモをしていたのだから・・・邪魔をするなと、お天道様から罰せられたのだ。当然の報いである。

苦しい浪人期間を経て「さぁ、解散だ!」と準備をしていた落選し浪人していた民進党の候補たちも、本当に青天の霹靂で、お気の毒様である。おそらく、大半の候補者が護憲反安保法制を辻説法していただろうから、希望の党にいれてくれるかどうかも分からない。 

どうも解せないのは小沢一郎は希望の党に合流するのか?
旧社会党系の民進議員を受け入れないのに、小沢一郎は、小沢率いる2009年の訪中団で時の国家主席胡錦濤に向かって、「わたしは人民解放軍の野戦軍司令官」と発言した売国奴だ!

小沢は、安保関連法を「違憲立法を許すならば戦前の昭和史を繰り返すことになる」と批判し、同法廃止を目指す野党による「国民連合政府」構想の必要性で共産党と共闘してい売国奴だ。「安保法制賛成」「非共産」の希望の党の理念と矛盾している。

前原と小池は、1993年に細川政権が誕生したときの日本新党の同窓生である。そして、小池百合子は、新進党から自由党まで、小沢一郎とともに歩んだ。小池百合子は自民とより右側であるので、保守としては本来歓迎すべき政治家ではあるが、残念ながら中身はない。新党ブームの魁である日本新党出身だけあって、ブームやイメージづくりはうまい。「共通の敵」をつくり、大衆を煽るのは上手いだけで、真の保守は小池百合子を支持しないだろう。

小沢一郎は政治的信条が無く、政治的都合手右へ左に平気で主張を変える政治家として最低な奴だ!その中身のない小沢一郎が、中身のない希望の党(小池が女性初の首相になる以外政治目標がない)に合流するかもしれないって・・・最低だろう!

希望の党は大ブームになるか? 小池氏奇襲で民進党巻き込み、消費増税凍結で政権と差別化 【ZAKZAK】高橋洋一 日本の解き方 2017.9.29

28日解散の衆院選について、筆者は以前のコラムで、小池新党の準備の遅れを指摘した。実は、小池百合子東京都知事が新党にどのように関与するかさえ、最近時点まで煮詰まっていなかった。

そうした中で、25日午後2時半、ついに小池氏が記者会見し、新党の党名を「希望の党」として、党代表に就任すると発表した。安倍晋三首相が同日午後6時に衆院解散を表明する前、ギリギリのタイミングでの新党スタートとなったが、ここにきて民進党と合流する動きもあり、大きな風が吹く可能性が出てきた。

これまでマスコミなどでは「小池新党」といわれながら、小池氏の関与がすっきりしていなかったが、これまでの議論をリセットして新党を立ち上げ、小池氏が代表に就任することとなった。

現状は「希望の党」立ち上げと代表就任にとどまっているが、選挙へのインパクトを最大限にするために、小池氏が衆院選に出馬し、後継候補を都知事にするという、衆院選と都知事選のダブル選の可能性もありそうだ。

その政策をみると、「改革保守」ということで、日本維新の会によく似ている。政治では「しがらみのない政治」「議員定数・議員報酬の縮減」「行政改革:徹底した情報公開」「真の地方分権の確立」など、維新が使っているフレーズもある。

経済では「消費税対応 実感できる景気回復の実現」「ポストアベノミクスにかわる成長戦略 不動産の有効活用 AI 金融」なども維新の政策とダブる。しかも、憲法改正も含まれており、まさに、改革保守で改憲を主張している。

政策はすぐ作れるだろうが、参加者の人選はすぐにはできない。当初のメンバーは一定の知名度はあるが新味はなかった。そこで、小池氏が前面に出てきたのだろう。

それにしても、小池氏は、安倍首相の会見の直前という良いタイミングで、それにかぶせる形で新党誕生をアピールできた。しかも、国民の関心が高い消費税については、記者会見では「対応」とややぼやかしていたものの、景気回復を実感できることが先だと、増税凍結を示唆していたようだ。

その後の安倍首相の会見では、消費増税を前提としてその使いみちを変えるということを解散理由の一つに掲げていたので、小池氏は選挙戦でも消費増税の凍結を訴えてくるのではないか。

外交・安保では、おそらく希望の党と安倍政権とでは大きな論戦にはならないとみられ、消費増税や教育、規制緩和といった経済分野で差別化していくのだろう。

小池氏が先頭に立ち、組織を持つ民進党などが合流すれば、都市部に数多くいる改革保守層に加え、全国的なブームとなることもありえる。

小池氏の奇襲によって、もはや何があってもおかしくない情勢になってきた。
(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

将来日本初の女性首相は小池百合子かと思っていた、自民党の小池百合子であれば、私は望ましいとおもってもいた。だが、もし1年ちょっとで、仮に都知事を辞めたとしたら、日本の首相として相応しくない。

これでは、都民や小池を信じ都民ファーストの会に入った人達を見捨てることになり、人道にあらず、道理にかなわない。自己都合で短期間で都知事を投げ出したのなら、人として、都知事として、社会の秩序を保つため礼節に欠ける。

もしここで都知事を辞めて、国政に転身し、将来仮に、首相となることがあっても、正しい判断を下せる能力がない人物として首相として信頼することは適わない。彼女の優先事項は国民の幸せではなく、己の野望の現実化だと思わせてしまっている。

我々保守側の人間は、五徳 「仁・義・礼・智・信」を欠く人物であると認識したならば、絶対に政治家としては、認めない。おそらく、都知事を辞めると、マイナスイメージになるので、辞めないだろう。だが、もし小沢が希望の党に合流したならば、保守は拒絶反応を示すだろうから、それほそブームにはならないのではないか?

私の住む街は、神奈川8区なのだが、前の選挙では自民党の福田峰之議員に票を投じた。だが、10月22日には希望の党の福田峰之議員に投票することはないであろう。だいいち希望の党は江田憲司と福田峰之どちらを公認するのか見ものである。まあ、常識的に考えれば、福田は比例に転出なのだろうが・・・・自民党の刺客が楽しみである。
民進党は9月28日の両院議員総会で、東京都の小池百合子知事が代表を務める「希望の党」に合流することを決めた。民進党は政党として衆議院選挙に届け出ず、今まで出した公認も取り消し、議員は離党して希望の党に公認申請を行う。公認するかどうかは、希望の党が決めるという。

これは実質的には解党である。今週できたばかりの新党に、かつて政権を担った党が吸収されるというのは、常識では考えられない。私も最初はマスコミの勇み足だと思ったが、結果的には両院議員総会で了承された。何がこの急転回をもたらしたのだろうか?

「身売り」せざるをえなかった民進党

今年の東京都議会選挙では、彼女の「都民ファースト」が、自民党も上回る第一党になった。彼女には政策も行政手腕もないが、「改革」のイメージだけはあるからだ。

「安倍はヒトラーだ」などという人がいるが、安倍首相はヒトラーとは逆のコンセンサスを重視する政治家だ。小池氏のようにイメージだけで売り込むポピュリストは、日本では橋下徹氏ぐらいだが、彼には「大阪都構想」という目的がそれなりにあった。

ところが小池氏は、何をしたいのか分からない。「エコ」のイメージで売り込み、いつも緑のスーツを着ているが、豊洲市場の移転問題では「ゼロリスク」を主張して、都政は迷走を続けた。このとき石原慎太郎元知事を悪役に仕立て上げ、都議会で吊し上げた。

これがいま世界的に流行しているポピュリズムである。ヒトラーからトランプ大統領に至るまで、そのパターンはよく似ている:中身はないが、イメージづくりはうまい。組織は弱いが「共通の敵」をつくる。大衆をバカにして、意味不明のバズワードを振りまく。

こういう「世界標準」のポピュリストは日本にはあまりいなかった。小池氏は東京では成功したが、それだけでは国政政党にはなれない。今回の「身売り」を持ちかけたのがどっちだったのかは不明だが、民進党にはそうするしかない事情があった。

鍵を握る政党交付金150億円

2009年の民主党には今の希望の党以上の勢いがあり、具体的な「マニフェスト」もあったが、民主党政権が崩壊したあと国民の信頼は失われ、「民進党」と名前を変えたが、政党支持率は8%程度という状況が続いてきた。

このまま選挙になると、小選挙区では生き残れない。かといって共産党を含めた「野党4党共闘」では、政権を取る展望はまったくない。したがって政権交代を目指すなら、民進党が保守・中道勢力と連携するしかないことは分かっていた。

前原誠司氏も今年の代表選挙でそういう方針を打ち出したが、党内には異論も多い。地方には共産党を含む野党共闘で勝てる民進党候補もいて、候補者調整も始まっていた。それを否定しても、民進党の「右」のパートナーがいない状況では動けなかった。

そこに現れたのが希望の党である。中身がないことは最初から分かっていたが、マスコミは中身より派手な入れ物に集まる。今年8月の段階で、前原氏は「いま解散したら小池新党は衆議院で40~50議席取る」と読んでいた。90議席そこそこの民進党が生き残るには、これしかないと考えていたようだ。

希望の党の弱点は、カネである。候補者は「希望の塾」に4000人が集まったが、全国の小選挙区にすべて候補を立てて戦うには100億円以上の資金が必要だ。他方、民進党に交付された政党交付金は今年87億円。今まで蓄えた資産も含めて、約150億円あるという。人気はあるがカネのない小池新党と、カネはあるが人気のない民進党がともに生き残る手段が、両者の合併だった。

ここまでは早い時期に、両党が合意したと思われる。企業買収なら、実績も資金もある民進党が存続会社になり、希望の党を吸収合併するのが常識だが、そこに大きな障害があった。民進党の左派である。

小池氏の「レバレッジ」で左派を切り捨てる

前原氏と小池氏は、1993年に細川政権が誕生したときの日本新党の同窓生である。当時は社会党が、連立与党で最大の抵抗勢力だった。特に村山富市委員長になってから小沢一郎氏との対立がひどくなり、細川首相の辞任後の連立離脱騒動で政権は空中分解した。

小池氏はその後も新進党から自由党まで、小沢氏とともに歩んだ。思想的には安倍首相より「右」ともいえるが、前原氏とそう大きな違いはない。特に憲法や安全保障については、安倍首相と小池氏と前原氏の立場はほぼ同じだ。

ところが国会では「安保法制反対」の野党が不毛な論戦を繰り返してきた。ここで左派を切ると、民進党が分裂するおそれが強い。この状況で左派を切る方法は、企業のリストラを考えればいい。

老舗の中堅企業A社が赤字部門を切りたいが、「人員整理する」というと労使問題になってしまう。こういうとき使われるのが企業買収(LBO)である。A社はバブルで株価の上がっている投資ファンドB社と合併するが、このとき存続会社をB社にする。

B社には経営内容は分からないが、どの部門が赤字かはA社の経営者は知っているので、それをB社に教え、B社はA社の赤字部門を売却する。このとき労働組合がA社の経営陣に抗議しても、存続会社はB社なので、どうにもならない。

ここでA社を民進党、B社を希望の党に置き換えてみると、今回の「身売り」の意味が分かる。小池氏は「民進党と丸ごと合併はしない」といい、議員を一人ひとり選別するという。この基準は「憲法と安全保障」なので、左派は希望の党に入れないだろう。

つまり前原氏は、小池氏という「レバレッジ」を使って左派を切ったのだ。民進党の中では「憲法改正」も「安保法制容認」もタブーだが、小池氏はそれを踏み絵にできる。彼女に選別させれば、足手まといだった左派を一挙に「リセット」できる。

民進党は消滅するが、前原氏は「民進党は過渡的な政党だ」と割り切っている。政党はしょせん入れ物であり、政権を取るためには消滅してもかまわない。ただ正式に「解党」すると政党交付金を返還しなければならないので、彼がひとり党に残るという。

これは民進党執行部や両院議員総会で意外にあっさり了承されたので、彼個人の考えではなく、執行部の方針だろう。この奇抜な手法を思いついたのが誰かは分からないが、小池氏と前原氏に共通するのは小沢氏との関係である。

こういうきわどい「一発逆転」は小沢氏がよく使った手法だが、細川内閣以外はすべて失敗した。今回の「吸収合併」も吉と出るか凶と出るかはまだ分からないが、少なくとも日本の歴史には前例のない政治的イノベーションであることは間違いない。

ところで、一体リベラルとは何か?リベラルとはリベラリズムの略で、近代主義の一つの保守主義と相対する思想で、その歴史的起源は、伝統的宗教に凝り固まった保守的考え方を「啓蒙」し、宗教的対立を「寛容」の精神で納めようという思想だった。

近代ヨーロッパにおける啓蒙とは、理性によって因習や迷信を打破、その抑圧から人間を解放する思想運動。寛容は、宗教改革で始まったカトリックとプロテスタントやピューリタンの血なまぐさい戦争を終わらせるための共存の思想として、成立した。秘密結社とされるフリーメーソンの成立と根本は同じである。

;私がリベラルを嫌悪するのは、啓蒙主義が独善的で、常に上から目線である点である。リベラルは、その啓蒙主義がネイティブアメリカンを虐殺排除することにより、アメリカ合衆国を成立させた。リベラル啓蒙主義は社会主義、共産主義へと続いて展開した。啓蒙主義は、社会主義政権下、理性の独断化、絶対化に陥り、ソ連のスターリンによる強制収容所国家や、中国では3000万人とも5000万人とも犠牲者がでたとされる毛沢東の大躍進運動・文化大革命を招いた。

社会主義は立憲民主主義の伝統のない国や社会に理想主義であるリベラリズムを無理矢理押しつけても、かえって圧政と混乱を招くだけだ。

中世も近代も経験したことがないアジア・アフリカの国々は、リベラルの考え方で、民主選挙をするとたちまち腐敗し、独裁が生まれる。アフリカの「民主主義国家」や、アメリカがリベラルデモクラシーの理想を持ち込んだイラクの惨状を見れば、この事実は否定できない。

世界中で失敗を重ねる、リベラルな政治体制では社会が壊れていくだけだと私は思う。それぞれの民族が培った異なる伝統や文化を持つ社会にあった保守的な思想こそが、リベラルな間違った社会を糺せるのではないかと思う。

リベラル主義は、イラク戦争後欧州で蔓延し、米国のイラクへの干渉を非難し、米国内でも他国への内政干渉をよしとしないかんがえ方が、増えだした。世界のあちこちで起きている悲劇の原因になっている。
寛容の精神を説くリベラリズムは口当たりがいいが、それは欺瞞でしかない。なぜなら、正義には絶対的な基準があるからだ。

正義の基準の一つとして、自分が受け入れられないことを相手に課してはならないというルールがある。自分と相手の立場を反転させて、それでも許容できることだけを相手に要求できるのだ。典型的例はヘイトスピーチではないだろうか?日本のリベラルは保守派への反論として、最近バカの一つ覚えのように反ヘイトスピーチを振り回す。保守の側からみれば、リベラルの方こそ非寛容なヘイトスピーチをしているようにしか見えない。

日本のリベラルに対して私がみっともな嫌悪する点は、ダブルスタンダードを使ったご都合主義である。ヘイトスピーチもそうであるが、日本の核武装の議論(因みに私は反対の立場)については、議論すら許さないのに、旧ソ連・中国の核武装は平和な核兵器だと許し、北朝鮮の核武装に対して大きな反対をしていない。戦争反対とデモをするのであれば、国会を囲むのではなく、朝鮮総連や中国大使館にするのが筋である。

従軍慰安婦問題や福島原発事故の誤報で批判されている朝日や毎日新聞は、この典型的なダブルスタンダードなのだ。「リベラルが、言っていることとやっていることが違う」という、ダブルスタンダードは、ネットの発達により、大手メディアが情報を独占し、情報操作が可能であった頃までは、ごまかし通す事ができたが、ネットの発達は、日本のリベラルの主張そのものが矛盾だらけであることを白日のもとに曝すようになった。日本のリベラルは、遂に自壊すべくして自壊しはじめたのだ。そして、烏合の衆、民進党が事実上解党したのだ。

日本のリベラルの中枢でもある大手メディアは、「もりかけ」で安倍政権を追いこんだと言っているが、何を勘違いしてる❗追い込まれたのは、報道しない自由というものが存在し、偏向報道で、国民を欺き続けてきたという事実を曝されたリベラルメディアとリベラル側なのである。

日本の”リベラル”は明らかに「異形の思想」に成り果てている。世界基準で見れば「異形の思想」で、従軍慰安婦問題や憲法改正の議論を通じてその矛盾が明らかになってきた。米国や欧州のリベラルも、ドイツ人の偽善的リベラル理想主義は、欧州を混乱と無秩序な惨状に陥れた。米国のリベラルの基地がい沙汰も酷いのだが、どちらもそれでも愛国主義ではある点が救われる。だが、日本のリベラルだけは、自国政府が最も邪悪な存在だという意識を持ち続けている。戦後教育のなせる業か、日本のリベラルとは、反日思想と共鳴しやすいのだ。世界的には似非リベラルと言えるかもしれません。

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まっとうなリベラリズムの学者がもしいたとするならば、メディアに頻繁に登場してもよさそうだが、ほぼ見たことがない。学者ではないが、先日ワイドショーのスッキリを首になった評論家の宇野常寛を注目している。反日的な発言も多少はあるが、リベラルだが面白い奴だ。もっとも本人は自分がリベラルだとは考えていないかも知れませんがね。

日本に本当にリベラルな学者が存在しているのであれば、現実的な問題に沈黙を守っていることがずっと不思議だったが、やはりほとんど存在しないのであろう。

戦争責任から天皇制まで反日主義に凝り固まる似非リベラルの影に隠れ、もしかしたら、真のリベラルで優秀な学者や、その支持者は生息しているかもしれない。だが、それは最早リベラルと呼ばないかもしれない。我々国民の多くは、日本の似非リベラルのきれいごとに、辟易している。

ある意味で、百合子ママは天才なのかもしれない。彼女の言動は一貫しており、決して騙したわけではないと思う。だが、希望的観測で、動き一人相撲で民進党は勝手に一人で、転けたのである。彼女の流れを見抜く眼力と、政界で磨いた手練手管は超一流、名人の域に達しているのかもしれません。

スナックみどりの百合子ママの営業トークを真に受けて、その気になってしまった、札付きの悪の反日組の新しい組長前原は、実は間抜けな男だった。身ぐるみ剥がされ、ブリーフ一丁と黒靴下の恥ずかしい格好で、路上に放り出されたようなもの、バカな男の無様な格好は滑稽過ぎる

溺れるものは藁をも掴むものなのだ。民進党の解党は日本の似非リベラルの終焉を象徴する画期的な慶事かもしれない。

意図してはないと思うが、結果として、安倍首相と小池百合子の連携で、日本からリベラルという病が消滅することになり、日本の政界もやっと成長することができるかもしれない。

豊洲市場問題に思う  2016/9/13(火) 午前 8:00 

2016/7/30(土) 午後 10:15 

お笑い鳥越劇場 有楽町前演説編  2016/7/24(日) 午後 2:55 



どんぐりコロコロの替え歌で、
政党コロコロ

政党コロコロ総選挙♪
小池に嵌ってさあ大変♪
枝野がでてきてこんにちは♪
パヨちゃんいっしょに
協力しましょう♪

政党コロコロよろこんで♪
しばらく小池とあそんだが♪
やっぱり、憲法が恋しいと♪
みどりのおばさんを
こまらせた♪