

F35B導入、いずも「空母化」 防衛大綱など骨子公表
【産経ニュース】2018.12.11 18:26
政府は11日、新たな防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」と、平成31~35年度の「中期防衛力整備計画」の骨子案を公表した。F35B最新鋭ステルス戦闘機の導入や、「いずも」型護衛艦を事実上の空母とする改修を行う方針を示した。18日の閣議決定を目指す。
次期防衛大綱を協議する自民、公明両党の会合で示した。骨子案ではF35Bを念頭に、短距離滑走で離陸と垂直着陸が可能な「STOVL機」の導入を明記。F35Bを艦上で運用するため、いずも型の改修も実施する。自公両党も大筋で了承した。
2030年代に退役を迎えるF2戦闘機の後継については「日本主導の開発に早期に着手」する。近代化改修に適さないF15戦闘機に代わり、F35A戦闘機を増勢する方針も示した。
宇宙・サイバー・電磁波など「新たな領域」での能力獲得にも乗り出す。人員を優先的に充当した上で、それぞれの領域の専門部隊を新編。サイバー空間については「相手の利用を妨げる能力」の強化を掲げ、サイバー反撃能力の保有を盛り込んだ。
敵基地攻撃にも使える長射程の「スタンドオフ防衛能力」や、弾道・巡航ミサイルを迎撃する「総合ミサイル防空能力」の整備も特記した。早期警戒機「E2D」には、敵ミサイルや航空機の位置情報をリアルタイムで共有する「共同交戦能力(CEC)」を初搭載する。周辺海域の警戒監視能力を強化するため、海中を自動航行して情報収集する水中ドローン(無人潜水機)の研究開発も進める。
政府は11日に開かれた「安全保障と防衛力に関する懇談会で、月内に取りまとめる新しい防衛大綱の骨子案を示した。我が国を取り巻く新たな安全保障環境の下、今後の我が国の防衛の在り方について、日本の防衛力のあり方を定める「防衛計画の大綱」(防衛大綱)がまもなく発表される。
中国について「国際社会の安全保障上の強い懸念」と名指しした。今後の防衛力強化策として、最新鋭ステルス戦闘機F35Bや空母の導入を念頭に、短距離離陸・垂直着陸機の運用を可能とする措置を記載した。
防衛大綱とは、10年程度の期間を念頭に、日本の防衛力の基本方針、自衛隊の定員や装備などを規定するものだ。
年末に策定される新しい防衛大綱では「いずも空母化」「F35B導入」「サイバー」「宇宙」「電磁波」「イージス・アショア」「F-2後継機の日本主導の開発」「F-15JのMSIPの改良」「長射程巡航ミサイル」等が予想されています。
昨年の今頃の危機感と比べ、北朝鮮へ対する危機感が薄まった感があるが、日本にとって、なにも状況はかわっていない。2016年以来、3度の核実験を強行し米朝首脳会談において、金正恩が朝鮮半島の完全なる非核化に向けた意思を文書の形で約束したが、現実に核の脅威がなくなったわけではない。わが国を射程に収めた中距離弾道ミサイル「ノドン」を数百発保有し、実戦配備したままである。
北朝鮮が核攻撃を行った場合、東京だけで800万人の死者が出る、という推計がある。イージスアショアは一部に批判はあるものの、高額でも抑止力として必要だと思う。
わが国は現在、イージス艦による弾道ミサイル防衛と、地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」による最終防衛体制をとっているが、個人的には中SAM改をより進化させ、日本版THAADにすべきとも思っています。
ただ、イージスアショアは必要だが、いづも空母化F-35Bなど高額防衛装備品にお金をかけ示威的に見せる「ショーウィンドウ型の軍事力」で、日本は装備を重ね続けるべきでしょうか?
わたしは、ただのミリオタで単純な個人的趣味でいけば、日本の空母保有は悲願で、慶賀のいたりですが・・・いずも空母化F-35B導入よりすべきことは他にあると思っています。
新装備に巨額の費用を投じることで、その他の装備品や修理にかかる予算が抑えられてしまう。一方で、新装備は買った手前、使わないと会計検査院も「稼働率が低い」と迫るわけで、後始末も担わされる。
高額な防衛装備品を導入すると、ほかの防衛予算を圧迫している現状をなんとかすべきだと思います。さらに、予備弾の備蓄があまりにも無さ過ぎる現況を防衛予算を増やしなんとかすべきです。
防衛関係費は隊員の給与や食事のための「人件・糧食費」と、装備品の修理・整備・調達、隊員の教育訓練、施設整備などの「物件費」の2つに大別される。安倍政権で防衛関係費は毎年増大してはいますが、依然自衛隊員はトイレットペーパーですら自費での購入するというトンデモな世界だそうです。
既存の装備品の取得や修理にかかる予算を抑えて導入するのではなく、他にしわ寄せがいかないよう、導入分に見合った予算の純増で対応すべきことだと私は思います。

防衛大綱骨子案、垂直着陸機の保有提唱 「中国は強い懸念」
【ロイター】2018年12月11日 / 14:00
[東京 11日 ロイター] - 政府は11日に開かれた「安全保障と防衛力に関する懇談会(座長:日本商工会議所の三村明夫会頭)」で、月内に取りまとめる新しい防衛大綱の骨子案を示した。中国について「国際社会の安全保障上の強い懸念」と名指しした。今後の防衛力強化策として、最新鋭ステルス戦闘機F35Bや空母の導入を念頭に、短距離離陸・垂直着陸機の運用を可能とする措置を記載した。
日本を取り巻く安保環境について「既存の秩序の不確実性が増大」しているとし、中国の台頭と相対的な米国の地盤沈下への対応の必要性を示唆した。技術革新により、戦闘の形態が従来の「陸・海・空」に加え「宇宙・サイバー・電磁波」を組み合わせた形に変貌している点も強調した。
日米安保体制は「安全保障の基軸」と改めて強調。同時に「在日米軍再編の着実な推進」も盛り込み、「普天間飛行場の移設を含む施策で沖縄の負担軽減を図る」とした。
ミサイル防空能力について「わが国の対応能力のあり方について引き続き検討のうえ、必要な措置を講ずる」とした。
少子高齢化による自衛隊の人手不足に対応し「無人化・省人化の推進、生活・勤務環境の改善」も強調している。
今月末に纏められる防衛大綱に向けて、いずも型護衛艦2隻を改修しF-35Bを運用できる能力が追加されることに関して、F-35Bは常に登載はしないという運用が行われると報じられています。
報道によれば空母化ではなく「多用途運用護衛艦」化ですね。「多用途運用護衛艦」という言い方もいかがなものでしょうか?確かにヘリとSTOVL機を運用するので、多用途運用で、護衛艦=軍艦という意味であれば、読んで字のごとくですが、憲法を改正しないかぎり、堂々と航空母艦と名乗れないのでしょうかね。
英空母クイーンエリザベスでは常時艦載機を載せそうですが、米強襲揚陸艦は、常に艦載機を載せて運用しているわけではない。わが国においても、F-35Bを滑走路のない離島などF-35Bステルス戦闘機の導入を航空自衛隊が検討している。
その為”いずも型”が「多用途運用護衛艦」と名乗る理由も理解できるが、冷静に考えるとF-35Bを押し付けられた航空自衛隊は、F-35Bをスクランブル機に使用するのだろうか?航空自衛隊の主任務は、防空迎撃であり、年々増加するスクランブル回数(平成29年は平成28より減少)に対応するにはF-35Bを例外とするほど空自に余裕があるとは思えない。STOVL機を迎撃機にするのは・・・いかがなものでしょう?
F-35Bは、F-35Aより航続距離が短くなり、航空基地からのスクランブルに垂直離着陸能力はまったく不要です。
F-35Bの増加は日本の防空能力の低下にも繋がります。正式に決まる防衛大綱を見てから判断しようかとは思いますが、F-35Bの導入で、日本の防空能力の低下を強く憂います。
また、空母化して、対潜ヘリを下して運用すれば、対潜水艦作戦に支障をきたす。
仮に空母ではなく、洋上基地的に使うとしたら、燃料や弾薬庫は十分に確保されているのか?先日一般開放で乗艦して思ったのだが、いずもは対潜へり搭載護衛艦であって、空母ではない。空母として運用するには小さすぎる。
F-35Bを意地でも積みたいのなら、4~5万トン級の専用空母が必要だ。その際F-35BではなくF-35Cにすべきである。

【外交安保取材】決断迫られるF2後継機の開発方針 「日本主導」が現実的選択肢か 【産経ニュース】2018.11.19 01:00政治政策
2030(平成42)年代に退役を迎える航空自衛隊のF2戦闘機の後継について、防衛省が決断のときを迎えている。年末に策定する新たな「中期防衛力整備計画(中期防)」にF2後継機の方針を明記するが、その決断は日本の安全保障に死活的な影響を与える。
防衛省はF2後継機の開発方針として、国産▽国際共同開発▽既存機の改修-を選択肢として検討を進めている。岩屋毅防衛相(61)は選定のポイントとして、(1)将来の航空優勢の確保に必要な能力(2)次世代の技術を適用できるだけの拡張性(3)改修の自由度(4)国内企業の関与(5)現実的なコスト-の5条件を挙げた。
結論からいうと、この5条件をバランス良く満たす解は国際共同開発しかない。それも、他国の政府や企業任せではなく、日本が主導する形での共同開発だ。
「航空優勢確保に必要な能力」は、戦闘機としての制空能力そのものだ。敵の脅威を排除するには、陸海空自衛隊が連携して対処する必要がある。その前提となるのが航空優勢の確保だ。
具体的には、F2後継機には敵に見つからないステルス技術、逆に敵を先に見つける高性能レーダー、電子戦技術、高性能小型エンジンなどが求められる。日本は、先進技術実証機「X2」などでこれらの技術を高いレベルで実証している。開発を決断すれば、すぐにでも着手できる状況にある。この点で、国産か日本主導での共同開発が選択肢となる。
「拡張性」と「改修の自由度」も、他国主導となる既存機の改修では対応できない可能性が高い。戦闘機の技術は日々進歩し、装備や能力は常にアップデートしていくのが基本だ。しかし、他国が主導する共同開発では、技術開示の範囲は限定的となる。日本の戦闘機でありながら、能力向上や改修がままならないという事態が生じる。
「国内企業の関与」は、いうまでもなく国産か日本主導の共同開発でしか実現できない。日本はこれまでF2戦闘機を米国と共同開発したほか、F4やF15戦闘機などのライセンス生産を通じて戦闘機に関する技術を蓄積してきた。
しかし、現在は三菱重工がF35Aの最終組み立てを担うにとどまる。F2後継機が他国主導となれば、日本は向こう数十年間、本格的な戦闘機開発から遠ざかることになる。そうなれば、国内企業の戦闘機事業からの撤退が相次ぐのは必至だろう。
国内防衛産業からは「F2の開発に携わったほぼ全ての人材が2020(平成32)年には退職を迎える。彼らの雇用を延長し、技術を伝承するには同年の開発着手がタイムリミットだ。そのことを、年末の中期防で明確に示してもらいたい」との声が上がる。
「現実的なコスト」はどうか。純粋な国産開発となれば、数兆円といわれる費用を日本が全て負担することになり、現実的とはいえない。ただ、既存機の改修であればコストが低く済むわけではない。有力案として浮上した米軍のF22戦闘機の改修案も、「国産並みのコスト」(防衛省関係者)がかかる公算が大きく、見送った。他国と共同開発をすることで、費用分担をはかれる。日本企業が主導すれば、装備のプラットフォーム化や量産効果などでコストを削ることも期待できる。
防衛省は「5条件」を考慮し、開発方法を決めるが、省内の一部には判断を中期防に明記しない「先送り論」もはびこっている。F2後継機に求める能力や開発費用などの情報収集が十分ではないことなどを理由としているが、無責任の極みというほかない。
F2後継機の方針は安保上の喫緊の課題で、中国などの軍備増強を踏まえれば足踏みをしている余裕はない。多くの国民の関心事でもある。岩屋氏は10月の入閣直後で難しい判断となるが、F2後継機のあるべき方向性を、政治の責任として明確に示してもらいたい。
(政治部 石鍋圭)
今後、イージス・アショアやイージス艦・護衛艦、中SAM改部隊と統合運用が効率的にされるのであれば、戦闘機の新たな形として評価されるかもしれない。
やはり日本の空を守るには、真打ちであるF-3将来戦闘機の登場が待たれる。
F-35は最前線にいて、後衛のミサイルキャリアー化したF-15MJもしくは最前線の無人機からAAMやASMを発射する役割に特化するであろうが、F-3将来戦闘機は単独でF-35とF15ミサイルキャリアーの役をこなし、制空権を確保する最後の砦となると思う。そして日本の防衛航空産業の最後の砦でもあるだろう。
電磁波攻撃装備 「新たな領域」で防衛力を構築
「多次元統合防衛力」 防衛大綱、与党に提示
電磁波攻撃装備 「新たな領域」で防衛力を構築
【産経ニュース】2018.12.11
防衛省による電磁波攻撃装備の導入方針が11日、明らかになった。宇宙・サイバー・電磁波は陸海空という従来の領域を越えた「新たな領域」と位置づけられる。政府が防衛計画の大綱改定で各領域を横断的に活用した防衛力を構築することに主眼を置くのは、人体にたとえれば「目」と「神経」をめぐる攻防を見据えたものだ。
「ウサデン」。防衛省・自衛隊では宇宙・サイバー・電磁波の頭文字をとり略称し、一元的に扱う。新防衛大綱では人工衛星への攻撃を防ぐ宇宙部隊創設とサイバー防衛強化も掲げる。防衛省が9月にまとめた報告書では中露両国の衛星攻撃兵器と電磁波攻撃能力の脅威を指摘し、サイバー攻撃では中露に加え北朝鮮の能力強化も明記した。
新たな領域を一元的に扱うのは中朝露の軍事的な動向を平素から正確に把握し、動向を自衛隊の司令部や部隊へ即座に伝え、部隊と装備を的確に運用するためだ。相手の攻撃で、この一連の流れに齟齬が生じれば自衛隊は機能しなくなる。
具体的には、動向を監視するレーダーや情報収集衛星は自衛隊の「目」で、相手の電磁波攻撃でレーダーが機能しなくなったり、衛星破壊兵器で無力化されたりする恐れがある。目で得た情報を司令部や部隊に伝える情報通信ネットワークは「神経」にあたり、電磁波妨害やサイバー攻撃で遮断される危険性がある。破壊や電磁波妨害で衛星利用測位システム(GPS)と通信衛星が麻(ま)痺(ひ)すれば自衛隊の部隊運用で重要な指揮・統制は壊滅しかねない。
これらの事態が現実となれば司令部という「頭脳」も働かず、戦闘機や艦艇などの「手足」も動かせない。情報収集・警戒監視・偵察で相手の位置を把握し、GPSとネットワークも駆使して目標に命中させる衛星誘導爆弾に代表される戦闘は20年前から米軍が主導してきた「(情報)ネットワーク中心の戦い」と呼ばれ、自衛隊も採り入れてきた。
だが、その強みが相手の妨害により一瞬で弱みとなる時代に入った。
新たな領域の攻防はその後の戦いの優劣を決め、生殺与奪の権を左右する。自衛隊の機能を守るには「相手の機能を妨害することも不可欠」(政府高官)とされ、電磁波領域では一定の攻撃的装備の導入に踏み切る。(半沢尚久)
「ウサデン」宇宙・サイバー・電波、なんだか秋葉原か大分県宇佐市(宇佐神宮で有名)にある家電量販店のようなネーミングセンスは、いやはや・・・・。従来ならSpace・Cyber・Electromagnetic Waveの頭文字をとって、SCEW とでも略していたので逆に新鮮にも思える。
産経新聞の挿絵のソースは防衛装備庁か防衛省発表と思えるが、絵から判断する限り、EA18-GではなくC-2を改造した機体になりそうです。C-2改造電波攻撃機はEC-2もしくはEAC-2とでも呼ばれるのであろうか?EC-2と呼ぶと、E-2Cと紛らわしいかもしれないので、Special Electronic Installation Attack EAC-2と呼ぶことを推薦します。
TOKYO EXPRESSさん情報では
「防衛装備庁(ATLA= Acquisition, Technology and Logistic Agency)では「次期電波情報収集機」と呼んでいるが、「RC—2」あるいは「C-2EB」などの名前で2019年度までに4機程度を完成、配備する模様だ。」とありますが、電波攻撃機は「RC—2」あるいは「C-2EB」と呼ばれる電波情報収集および電子戦演習機とは別物の機体になると思います。
さて、陸自の電磁波攻撃装備なのですが・・・・そのシルエットは、東宝特撮映画作品に登場し、ゴジラ映画などに登場する架空の防衛装備 メーサー殺獣光線車に見えるのは私だけでしょうか?

90式メーサー殺獣光線車 出典 ameblo.jp https://middle-edge.jp/articles/zPwWs
防衛装備庁技術シンポジウム2018 その4 高出力レーザー/高出力マイクロ波/電磁パルス/レールガン 2018/12/4(火) 午後 11:57


具体的には高出力マイクロ波を、対象物のアンテナや電磁的隙間等から侵入させ、電子機器を故障、破壊させるるのだが、 その電子機器への電磁波侵入は
FrontDoor Coupling と Back Door Coupling の2つに分類される。フロントドアとはアンテナからの侵入のことをいう。バックドアは電磁的な隙間外部との接続信号ライン、電源ライン等からの侵入のことをいう。電子機器を壊す指標である電界強度は前者で 2kV/m、後者で 15kV/m といわれています。
従来 のミサイルや火砲による防御に対して、瞬間対処 が可能であり、弾数の制約がなく、低コストである 等の利点を有する。
ATLAでも高効率かつ小型化が可能な新型電子管増幅器を研究開発しており高出力マイクロ波瞬間対処が可能なアクティブ・フェーズドアレイ (APA)から高出力マイクロ波を送信し、高エネルギー防空対兵器の開発研究が行われている。
限定的ながらF-22やEA-18GにはHPMを照射する能力があるとされています。
F-2後継機やEA-18G新電子戦機、将来の護衛艦にはその能力を付加し、将来的にはICBMも破壊できるレベルになると期待されている。
「多次元統合防衛力」 防衛大綱、与党に提示
【日本経済新聞 電子版】2018/12/13 9:45
政府は13日、防衛計画の大綱(防衛大綱)の基本概念を「多次元統合防衛力」とする方針を固めた。宇宙、サイバー、電磁波を扱う電子戦の能力を高め、陸海空の自衛隊が一体で対処する統合運用を進めることを意味する。2019~23年度の中期防衛力整備計画(中期防)の予算総額は27兆4700億円とする。がっかりだ!
与党ワーキングチーム(WT)は13日午後、政府が提示した大綱と中期防の最終案を了承した。
大綱では多次元統合防衛力について、13年に策定した現大綱の「統合機動防衛力」に代わる概念となる。陸海空の統合運用では「領域横断作戦」の重要性を強調する。
中期防は5年間の防衛装備品の取得計画を定める。予算総額は27兆4700億円で過去最大。コスト削減努力で25兆5000億円規模に抑える。新規購入する戦闘機などの装備品の取得枠を設け、17兆1700億円を上限に設定した。
中期防の決定に合わせ、すでに配備しているF35Aと今後導入するF35Bを合計で105機買い増す方針も打ち出す。Bは短い滑走で離陸して垂直着陸ができる。内訳はA型63機、B型は42機とする。F35は将来的に147機体制になる。
大綱には護衛艦「いずも」を改修する事実上の「空母」化も盛り込む。いずもの甲板を戦闘機が離着陸できるよう改修する。戦闘機を常時搭載しない、と与党は文書で確認する。政府が戦後掲げてきた専守防衛を逸脱しないと強調する狙いだ。搭載する戦闘機として想定するのはF35Bだ。
弾道ミサイルなどの発射前に敵の拠点を攻撃する「敵基地攻撃能力」は明文化を見送る。




大綱では多次元統合防衛力について、13年に策定した現大綱の「統合機動防衛力」に代わる概念となる。陸海空の統合運用では「領域横断作戦」の重要性を強調する。
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