終わらない戦い、トランプ陣営が起こした訴訟の中身
過剰に登録された有権者、大量の死亡者も投票?
【JBpress】2020.11.11(水)古森 義久 

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大統領選で不正が行われたと主張するトランプ氏の顧問弁護士ルディ・ジュリアーニ氏(2020年11月7日、写真:ロイター/アフロ)

(古森 義久:産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授)

 米国大統領選挙がついに終幕を迎えた。長く険しい戦いだった。私自身の長年の現地取材では、大統領選というのはマラソンとボクシングを組み合わせたような苛酷な闘争だと感じることがよくあった。候補者たちが長い距離を走りながら、互いに殴り合い、傷つけ合うからだ。

 2020年の大統領選の戦いは、とくに熾烈だった。異常なほどと言ってもよい。新型コロナウイルスの大感染が米国全土を襲うという、かつてない環境下の選挙だったことに加え、ドナルド・トランプという型破りの現職大統領への民主党側の敵意に満ちた攻撃は尋常ではなかった。対抗するトランプ大統領も、自らがコロナウイルスに感染しながらも激しい反撃に出るという、これまた異様な展開だった。

無視できないトランプ陣営の抗議の動き

 さてその選挙の投票から1週間が過ぎた11月10日現在、開票結果は公式には確定していない。

 米国の主要メディアはバイデン氏の勝利を報じ、バイデン氏自身も全米に向けて勝利宣言の声明を出した。これまでの総得票数、各州の選挙人の獲得数のいずれもバイデン氏がトランプ大統領を上回っているのだから、「バイデン勝利」と報じられるのは自然の流れと言える。

しかし、なおトランプ大統領は敗北を認めていない。選挙の投票や開票には大規模な不正があったとして一連の訴訟を起こした。同大統領を支持してきた共和党としても、上院の重鎮のミッチ・マコーネル議員やリンゼイ・グラハム議員らが徹底抗戦を呼びかけている。

 このトランプ陣営の動きは無視できない。いかにバイデン勝利と広く報じられても、厳密には公式の得票確定はまだである。選挙に不正の疑惑があれば、その疑惑を正当な手続きによって晴らす必要がある。それは民主主義の原則に照らし合わせれば不可欠な作業であり、疑惑が晴らされてこそ初めて結果が確定する。

 ではトランプ陣営の抗議の訴えはどんな内容であり、どれほどの信憑性があるのだろうか。

大量の死亡者が有権者に?

 11月8日、大統領の主任弁護士であるルディ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長が記者会見でトランプ陣営の公式の立場を説明した。


 会見の場所はペンシルベニア州のピッツバーグ市だった。トランプ陣営からすると、不正な投票や開票が行われた疑いが同州で最も濃く、同州の選挙人20という規模からしても、その結果の修正は選挙全体の結果を変えるだけの重みを有するという。

 ジュリアーニ氏の報告を主体とするトランプ陣営の不正追及の主張は、以下のような骨子である。

・保守系の全米規模の人権主張団体「ジュディシャル・ウォッチ」は選挙時の調査で、ミシガン州、ニューメキシコ州、コロラド州など計29州の352郡で、国政調査での有権年齢住民数よりも有権登録者数が約180万人も多いことを確認した。その過剰分は不正な登録の疑いがある。

・ネバダ州ラスベガス地区の郵便投票の署名確認は約60万票のうち20万票が機械だけで行われたが、機械での検査は全体で40%ほどの確度しかないことが立証された。また共和党系組織は、ネバダ州からすでに州外に移転した有権者約9000人の州内での「投票」を確認した。

・アリゾナ州では、民主党系の選挙管理者たちが投票者の投票記入に特定のペンを使うことを指示したのは「記入された字が不明瞭となり、管理者が民主党側に有利に解釈できるようになる」として、共和党系団体が訴訟を起こした。同時に、同州内の開票所の多くで共和党側の立会人が開票作業への接近を阻まれたことにも、抗議の訴訟がなされた。

・保守系の市民団体「公共利益法律財団」は、ペンシルベニア州での有権者資格の調査により、少なくとも約2万1000人がすでに死亡したにもかかわらず登録有権者となっていたことを発見し、訴訟を起こした。

・ペンシルベニア州では、投票日を過ぎた後に到着した郵便投票を本人投票分と混ぜて開票作業をしていた州当局に対して、共和党側の訴えにより連邦最高裁のサムエル・アリト判事が票の混合を停止する命令を出した。票の混合は、郵便投票の無資格票が有資格とみなされる比率を高めることになるという。

・ペンシルベニア州の郵便局員数人が、投函の期日遅れの郵便投票を消印の不当操作などにより有効にみせかけることを上司から指示されていた。その大多数がバイデン票だったとみられる。そのなかの一部の郵便局員が共和党側の調査に応じて証言し、訴訟につながった。

 以上のような動きのなかで、トランプ陣営はとくに全米29州で合計180万と目される「幽霊有権者」の状況を掴み、同時に、選挙結果全体をなお左右しかねないペンシルベニア州での調査に焦点を絞るという。

 ジュリアーニ氏らは、バイデン氏が4万6000票のリードを保ったままなお最終確定できないペンシルベニア州での不正の追及に力を入れることを表明した。トランプ陣営は、ほかにジョージア州、アリゾナ州、ウィスコンシン州など僅差の州での投票、開票の正当性も綿密に調査するとしている。

 果たしてトランプ陣営のこうした選挙結果への抗議がどこまで実を結ぶのか。見通しはまったく不透明であるが、トランプ陣営の活動はまだ当分の間続くということだ。

私は、トランプ大統領の勝利を疑って止まない。


これは、ブッシュとゴアの大統領選挙の時のような僅差の集計ミスという次元ではない。
アメリカ建国以来の大規模な集団犯罪が起きているのである。

私がSNSを通して知り得た情報が本当であるならば、民主党やメディアとSNSにロシア、中国といった勢力も入り乱れての選挙の不正であり、自由と民主主義がこれほど侮辱されていると感じざるをえない。

非常に残念なことにトランプ大統領を嫌う米国の有権者とトランプを熱狂的に支持する有権者それぞれ存在しており、双方とも譲れないほどの対立が激化している。

私はトランプ大統領に勝利してほしい。私のようにトランプ応援団だったはずの識者の多くが、なぜか、バイデン勝利止む無しといったお通夜である。

本当にそうなのか?

トランプ大統領の顧問弁護士であり、トランプ陣営の本丸である元NY市長ジュリアーニ氏は戦っている。バイデン勝利と思っている元トランプ応援団の諸先生方よ、ジュリアーニ氏を見て、どう思う。私は
ジュリアーニ氏を強く強く支持します。

2020米大統領選挙は、米国の有権者による米国の選挙であるから、私達日本人は単なる傍観者でしかない。我々は傍観者であるから、割り切って、世紀の大逆転のドラマを見ていると考えれば、最高に楽しいエンターテイメント、リアリティショーだ。にちろんホストはトランプ大統領だ。

たいがい盛り上がるドラマは、最初はどんどん盛り上がり期待が最高潮になったが、突然暗転し絶望的になって、もはやこれまでか・・・となったら次に、大逆転の予感がでて、最後は大逆転となって、悪を懲らしめ大勝利!というのが全米No1のドラマシリーズや、エンターテイメント小説の典型的パターンではないか?

最高に気分が悪かった、バイデン勝利宣言の中継、次々にトランプを見捨てる識者達・・・
孤立無援のトランプ大統領となった時から私は、この神の筋書きのドラマだと思うようになってきた。そして今はとてもエキサイティングで楽しくなってきた。

次々に絶望の中から光が見えてきている。

ジュリアーニ氏は、まず、ペンシルバニア(選挙人20人)、ミシガン(選挙人16人)から順番に取り返す戦略だ。

ペンシルバニアはバイデン氏0.7%4.5万票差でリードとなっている。
だが、保守系の最高裁判事の1人サミュエル・アリート判事は11月6日の時点で、ペンシルバニア州の開票所に11月3日午後8時以降に到着した投票用紙は、別途分離して保管するよう指示を出しました。開票した場合も別途で記録し、期限内に受け取った用紙と混ぜないように、命令をだしている。

本来ペンシルバニア州の法律では、投票日の午後8時前の票のみが有効とされていました。
ところが投票日の3日前に投票日の3日以内の郵便投票も有効とし合算するという司法動議を提出し、ペンシルバニア高等裁判所で4対3で可決したた。だが、米国憲法では、権限は州議会にあり、州議会が可決しなければ法律として効力がない。ペンシルバニア州議会は共和党が多数派を占めており、州議会にかけられる前に、民主党知事トム・ウルフ知事は選挙日の午後8時以降の票の集計を強行した。

その結果、トランプ大統領が大幅な大差でリードしていたのが、逆転され、大手マスコミがペンシルバニアはバイデンが勝利したと報道し、結果大統領選挙はバイデンが勝利の既成事実報道が行われ、バイデンが勝利宣言をするという凶行が行われたのである。

それゆえ、アリート判事の3日午後8時以降の票を分離しろという命令の意味は大きい。囲碁や、オセロゲームのような大逆転につながる決定的布石の一手なのだ。

3日午後8時以降の票が州の法律に従い無効である。ペンシルベニアの裁判所で無効でないと却下されても、最高裁では無効と判断が下りる可能性がものすごく高い。

州法の期限3日午後8時の段階ではトランプ大統領は70万票リードしていた、最高裁まで争えば、ペンシルバニア州はトランプ大統領の逆転となる。

また、
州法の期限3日午後8時より前とされる票の中には、郵便局の偽造によるものが混ざっている。

このことは、下記動画で、勇気ある元退役軍人で郵便局員リチャード・ホプキンス氏が内部告発を行っている。


なお、
郵便局員リチャード・ホプキンス氏は今は元郵便局員である。郵便局は彼を解雇している。

リチャード・ホプキンス氏の内部告発は共和党シンディーグラム上院議員がバー法務長官に捜査要請を行い、法務長官は捜査を発表。

米郵便公社は
ホプキンス氏は話を捏造していた、嘘を認めて宣誓供述書にサインまでしていると反論。それを受けCNNは内部告発は捏造だと報道する。汚すぎる!これに対しホプキンス氏は撤回などしていないと動画で抗議!この報道の前ホプキンス氏は、連邦捜査官に尋問を受けた。その内容をホプキンス氏は録音しており動画で公開した。

連邦捜査官曰く、「君のおかげでクレージーな状況になる。上院議員も、法務省も関係している。君の話を変更したい。君の心をコントロールしたい。君を怖がらせる。」と、捜査員は不正選挙を操作しに来たはずなのに、不正を糺すのではなく、尋問ではなく脅迫を行った。 

私は怒りを感じる!

次にミシガン州。11/11午前9時現在14万6123票バイデン氏がリードしている。

突然バイデンの票だけが朝の4時過ぎに突然増えた例事件の詳細が分かってきた。

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大統領選挙日の翌日11月4日午前4時30分ミシガン州ウェイン郡で、何万も封印されていない投票用紙が、州外のナンバープレートのついた車で運ばれてきた。
運ばれてきたのは全部バイデン票であった。
これは、嘘をつくと偽証罪となる宣誓供述書にサインした選挙監視員のアンドルーシット氏の証言によれば、
午前4時30分数万票が持ち込まれ8つの長いテーブルに並べられた。
これらの箱は、他のとは違い部屋の後ろから持ちこまれた。他の票と同じように開票を始めたが、シット氏は全てバイデンの票であることに気が付いた。

同時にシット氏は、他の監視員が
午前4時30分より少し前に州外のナンバープレートのついた車がTCF(開票所)に到着し箱を下したとの話を聞いたと証言。
シット氏の証言は11月9日に提出された訴状に書かれた6つの宣誓供述書の1つに書かれている。更に訴状によれば、投票所の職員は署名のミスマッチを無視し、遅れて届いた票に前日の日付を付け、開票するよう指示されたともある。

選挙職員は彼が居た部屋の窓を段ボールで覆いシット氏の入室を拒否したとのことです。
他の宣誓供述書によれば、その票に書いてある氏名は有権者ファイル(QVF)に載っておらず、投票日直前に登録した補足ファイルにも載っていなかった、とのことです。

デトロイトの監視員ロバートクッシュマン氏の宣誓供述書によれば、幾つかの集計掲示板で、コンピューターのオペレーターが数千の投票用紙に名前と住所を手作業でQVFシステムに打ち込むのを見た。クシュマン氏が身元不明で未確認の人たちの票を集計することの妥当性を糺したところ、選挙管理委員の人間が郡の管理事務所が調べて許可を出したと言った。
しかも、開票作業員達はそれらの票の有権者の誕生日をすべて1900年1月1日と入力していた。更に同じ誕生日であることに
クシュマン氏が異議を唱えたところ、選挙事務所からの指示だとも言われた。TCFセンターでは不誠実・不規則・そして詐欺的なことが行われたと宣誓供述している。

別の選挙監視員 ダニエル・グスタフソン氏の証言、デトロイトのセンターに届けられた票上部が開かれ、封印がなかった。票が入ったボックスには出所を示す印も識別も全くなかったと証言しています。

そして、ジョージア。上院議員ジョージア州の上院議員選挙の再選が1/5となった。
ジョージア州でどのような結果となるか待たれますが、2議席(補選とあわせ)中1議席取れば共和党の勝ち。2議席とも共和党になれば48対52となる。これが重要!そして最後の不確定要素である。

大統領選挙は現在バイデンが0.2%1.2万票差でリードだが・・・11/11共和党の州務長官最集計を手動で数えると発表があった。

これでジョージアもトランプ大統領が逆転するだろう!

それでも駄目なら10日の記事にも書いた、
133年前の法律The Electoral Count Act,選挙人法が生きてくる。


選挙人法では選挙人を投票日から35日以内に票の集計が終わらない場合、州議会が選挙人を選ぶことになっている。

35日目は12月8日。この日までに各州の選挙人を選ばなければならないが、不正や再集計で決まらなかったら、州議会が選挙人を選ぶことになる。

現在もめているジョージア州、ペンシルバニア州、ウィスコンシン州、アリゾナ州、ミシガン州は共和党が州議会の過半数を占めている。ところが、ペンシルバニア州、ウィスコンシン州、ミシガン州は州知事が民主党なので決まらないかもしれない。

そうなると、2021年1月上下院で決める。

副大統領は上院、大統領は下院が決めることになっているが、正し下院は州ごと1票である。州ごとの数では共和党が多く、2021年トランプ大統領2期目となる。

それまで、トランプ大統領陣営は各州で訴訟や再集計を要求していればいいのだ!

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この、トランプジュニアの力強い演説を聞け!FOXやWSJまでもバイデン勝利を報道する中、堂々とした演説!トランプは負けていない。

トランプの勝利を信じて止まない私は、最高にエキサイティングな2020米大統領選挙を味わい尽くしている!最高に楽しいエンターテイメントだ!

早めに諦めた元応援団の上念さんやケントさんチャンネルクララの渡瀬 裕哉さん
や、奥山真司さん、後々言い訳・・・例の上念さんの縮小団の謝罪会見と同じでいいので、今から期待しています。(笑)

追伸 13日現在、上念氏はじめ何人かは日和ってまだわからないかもとか言いだした。まあ、それでいいけど(笑)