F-2後継機 FX次期戦闘機(F-3)


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https://www.mod.go.jp/j/policy/defense/nextfighter/index.html
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《F-3開発》日本の次期戦闘機(日/英/伊)共同開発となる第6世代機「GCAP」開発

三カ国合同戦闘機GCAP(Global Combat Air Programme、グローバル戦闘航空プログラム)

次期戦闘機の開発
「航空優勢」の確保は我が国の防衛のための諸作戦を実施する上での大前提であり、我が国防衛にとって不可欠のいわば「公共財」としての性格を有するものです。
 このため、戦闘機が我が国の周辺空域に迅速に展開し、より遠方で、侵攻してくる敵の航空機やミサイルによる航空攻撃に対処できる態勢を整えることが極めて重要です。
 このような戦闘機の重要性に鑑み、各国とも戦闘機の開発等に注力しており、周辺国でも第4世代、第5世代の戦闘機の増加や第5世代機の開発などが進んでいます。
 こうした中で、将来にわたって我が国の「航空優勢」を確保するためには、

いずれの国においても実現されていない新たな戦い方を実現でき、
将来にわたり、適時適切な能力向上のための改修を加えることができ、
さらに、高い即応性等を確保できる国内基盤を有する
 次期戦闘機を、我が国主導で開発していくことが必要不可欠です。

 防衛省は、英国・イタリアとともに、三か国の技術を結集し、コスト・リスクを分担しながら、将来の航空優勢を担保する優れた戦闘機を開発してまいります。

航空優勢と戦闘機の役割
 「航空優勢」とは、武力攻撃が発生した場合に、味方の航空機が大規模な妨害を受けることなく諸作戦を遂行できる状態のことであり、これを確保することにより、その空域下で海上作戦や陸上作戦の効果的な遂行が可能となります。
 仮に「航空優勢」を失えば、敵の航空機やミサイルなどにより、飛行中の航空機はもとより、地上ミサイル部隊や航行中のイージス艦、さらには港湾や飛行場も攻撃を受け、艦船や航空機の運用自体が困難となります。
 このように、「航空優勢」は我が国の防衛のための諸作戦を実施する上での大前提であり、我が国の防衛にとって不可欠のいわば「公共財」としての性格を有します。
 このため、戦闘機が我が国周辺空域に迅速に展開し、より遠方で、敵の航空機やミサイルによる航空攻撃に対処できる態勢を整えることが、極めて重要です。このような戦闘機の重要性に鑑み、各国とも戦闘機の開発や購入に注力しています。
 上記のように、各種の防衛作戦にとって死活的に重要な、いわば「公共財」とも言うべき「航空優勢」の確保を完全に他国へ依存することは、作戦遂行のイニシアティヴの喪失につながることを踏まえ、我が国においても戦闘機製造基盤を確保しつつ、主体的な我が国防衛を可能とする能力の高い戦闘機部隊の整備に注力していきます。


グローバル戦闘航空プログラムに関する共同首脳声明
日本、イタリア及び英国の首脳として、我々は法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を擁護することにコミットする。これらの原則が脅かされ、脅威や侵略行為が増大している昨今、かかる秩序を堅持する重要性はかつてないほど高まっている。我々の民主主義、経済及び安全を守り、地域の安定を守ることはこれまで以上に重要であるため、信頼に足る抑止力により裏打ちされ強化された、強固な安全保障・防衛パートナーシップが必要である。
我々3か国には、自由、民主主義、人権、法の支配といった共通の価値に基づく、長年にわたる緊密な関係がある。本日、我々は、深化する3か国間のパートナーシップを更に進める、2035年までに次世代戦闘機を共同開発するという壮大な事業である「グローバル戦闘航空プログラム(Global Combat Air Programme (GCAP))」を発表する。
我々は、GCAP を通じ、長年にわたる我々の防衛協力関係を一層拡大する。GCAP は我々の高度な防衛力及び技術的優位を加速させるとともに、我々の防衛協力、科学技術協力、統合されたサプライチェーンを深化させ、また、我々の防衛産業基盤を一層強化する。
このプログラムは、より広範な経済的、産業的利益をもたらし、日本、イタリア及び英国の雇用や暮らしを支えるものである。また、このプログラムは、デジタル設計や先進的な製造プロセスに関する研究開発への投資を引き付け、高度な技能を持つ次世代の技術者や専門家に対して機会を提供する。平等なパートナーシップの精神で協働することにより、我々は、人及び技術に対する投資のコストや利益を分かち合う。重要なことは、このプログラムが、3か国全てが将来にわたり最先端の戦闘航空能力を設計、配備、改修することができるという独立した能力を支えることである。
このプログラムは、まさにその本質として、我々の同盟国やパートナー国を念頭において設計されてきたものである。我々がこのプログラムに冠した「グローバル」という名称は、米国、北大西洋条約機構(NATO)、欧州やインド太平洋を含む全世界のパートナーとの将来的な相互運用性を反映したものであり、そのコンセプトは、この共同開発の中心となる。々は、この戦闘機が、複数の領域を横断して機能する、より幅広い戦闘航空システムの中心的存在になるという希望を共有している。
我々は、GCAP 及びこのプログラムを通じた協力関係が、今後数十年にわたって世界の安全、安定及び繁栄の礎となることを期待する。

日英同盟が正式に失効してからちょうど100年後の2023年1月、日本と英国は「日英部隊間協力円滑化協定」に署名し、準同盟国となった。

 その「新日英同盟」の象徴が、2022年12月9日に日英伊が合意した次期戦闘機の共同開発と言えよう。共通の機体を開発し、2035年までに初号機の配備を目指すと3カ国の政府首脳が発表した。戦闘機を共同開発することには、運命を共にする覚悟が求められるであり。この覚悟こそが同盟の証、現在の日英は100年前とは逆の方向、つまり関係強化の方向に進んでいる。

日本が米国以外と武器を共同開発するのは初めて。航空自衛隊「F2」の後継機を開発するに当たり当初は米国のとの共同開発だったが、既に第6世代戦闘機の開発が終了し米国は日本からの技術収集に興味を無くし、日本も十分な技術移転が見込めそうにないことから私が観測するところでは、実は日米共同開発は行き詰っていた。同時期、英国が主導してイタリアも参画する「ユーロファイター」後継機の開発事業テンペスト計画との計画を統合することにした。日米共同開発と違い3か国共同開発では安全保障環境の変化に合わせて各国が自由に改修できる。

日本の防衛省は、「F35」やユーロファイターよりも優れた戦闘機をより安く、より効率的に開発できると狙いを説明。経済波及効果も期待できるとしている。焦点の費用と仕事量の分担は2023年以降に詰めるがまた一悶着ありそうである。

3か国共同開発のF-2後継機 FX次期戦闘機(F-3)は英国イタリアだけでなくF35の後継機として世界中に売れると思います。キャッチコピーはもちろんZero fighter in the 21st century

将来中距離空対空誘導弾(JNAAM)
将来中距離空対空誘導弾(JNAAM)はMBDA社ミーティアAAMに日本のAAM-4Bのシーカーを搭載し2024年に完成予定だ。
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将来中距離空対空誘導弾(JNAAM)


F-2後継機 FX次期戦闘機(F-3)と将来中距離空対空誘導弾(JNAAM)はF-2後継機 FX次期戦闘機(F-3)の高性能センサーシステムとしてを共同開発セット販売となるだろう

将来中距離空対空誘導弾となっているが、視界外射程の空対空ミサイル(BVRAAM; Beyond-Visual-Range Air-to-air Missile)非公式ながら長距離空対空ミサイルである。

JNAAMの想定スペック

 ・分類:有視界外空対空ミサイ 
 ・実戦配備:2024年(令和6年)開発終了予定
 ・製造:MBDA/BAE+三菱電機 
 ・弾頭:HE破片効果爆発型
 ・誘導方式 中途航程:INS+COLOS( 慣性・指令誘導 )                  終末航程: アクティブ・レーダー・ホーミング(Active Rader Homing, ARH)
 ・ミサイル直径 17.8cm
 ・ミサイル全長 365cm
 ・ミサイル全幅 48cm(ミーティア推定全幅55cmの制御翼を20%短くした場合の推定)
 ・ミサイル重量 185kg?
 ・推進方式:ダクテッドロケット
 ・射程:公式100km+、非公式推定射程300km~400km
 ・速度:マッハ4~5
無人戦闘機 ウイングマン
F-2後継機 FX次期戦闘機(F-3)を採用したならば将来中距離空対空誘導弾(JNAAM)と無人戦闘機 ウイングマンな当然セットとなる。
第六世代戦闘機の定義をするならば、ステルスが最低条件の第五世代戦闘機の条件をクリアーして、無人機によるウイングマン編隊であると思う。
その無人機も日英伊3か国共同開発になると思う






日本の防衛産業の未来の鍵を握るのはF-2後継機 FX次期戦闘機(F-3)であることに間違いない日本には営業能力は無いが百戦錬磨の英国とイタリアがパートナーとなったことは何より心強い。日米共同開発の場合米国は輸出の邪魔をしかねない。
  FX次期戦闘機(F-3)の競合相手はF35と独仏の次期戦闘機(NGF)、米国の次世代戦闘機NGADと思うが、次世代戦闘機NGADはF22のように輸出しないかもしれない。

超音速対艦ミサイル「ASM-3A」/ASM-3


ASM-3は、防衛装備庁が開発した超音速飛翔の空対艦ミサイル。開発中はXASM-3と呼称されていた。 
速度マッハ3(ASM-3A)マッハ5ASM-3(改)(XASM-3-E )
射程: 推定300キロ以上(ASM-3A)400km以上(XASM-3-E )
ミサイル全長: 6.0m
ミサイル直径: 0.35m
ミサイル重量: 940kg
推進方式: インテグラル・ロケット・ラムジェット(ASM-3A)
        : スクラムジェットエンジンASM-3(改)(XASM-3-E )


西側諸国には長射程の超音速対艦ミサイルは存在しない。
中国海軍は音速以上の対艦ミサイルの迎撃能力は無い。
対中国海軍用の切り札になるだろう。